JPH0222499Y2 - - Google Patents

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JPH0222499Y2
JPH0222499Y2 JP18280184U JP18280184U JPH0222499Y2 JP H0222499 Y2 JPH0222499 Y2 JP H0222499Y2 JP 18280184 U JP18280184 U JP 18280184U JP 18280184 U JP18280184 U JP 18280184U JP H0222499 Y2 JPH0222499 Y2 JP H0222499Y2
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coil spring
rigidity
disk
clutch disk
low
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、主として車両用摩擦クラツチのクラ
ツチデイスクに係り、特にトーシヨンコイルスプ
リングを使用した形式のクラツチデイスクに関す
るものである。
(従来の技術) 一般のクラツチデイスクは、デイスクハブのフ
ランジ部とその両側に配置されたデイスクプレー
ト及びサブデイスクプレートとの間に、これらの
相対的な角変位によつて圧縮方向に弾性変形する
トーシヨンコイルスプリングあるいはトーシヨン
ゴムが組込まれた構成となつている。つまり、ク
ラツチデイスクはそのトーシヨンコイルスプリン
グやトーシヨンゴムの弾性変形によつて、車両駆
動系のトルク変動や振動を吸収する機能を果して
いるのである。
そして、近年では車両駆動系の諸現象に対処す
るために、例えば第5図で示すようにクラツチデ
イスクの特性を多段階に設定する傾向にある。こ
の第5図のAで示す領域は、横軸にとつたクラツ
チデイスクの角変位量(捩り角)に対し、縦軸に
とつた捩り剛性(捩りトルク)を低く抑え、かつ
ヒステリシス特性をも低く抑えている。これは例
えば車両のアイドリング運転時における駆動系の
振動を効果的に抑制する領域である。
(考案が解決しようとする問題点) 従来のクラツチデイスクにおいて、エンジンの
始動直後のように変速機ケース内の油温が低く、
その粘性によつて各歯車の回転に対する抵抗が大
きい状態では、クラツチデイスクの上述した捩り
角が大きくなる。この結果、クラツチデイスクの
要求特性としては、第5図のAで示す低捩り剛性
でかつ低ヒステリシスの領域内に収めるべき場合
であつても、第5図のBで示す領域に達する場合
がある。したがつて、このエンジンの始動直後の
ような状況下では、クラツチデイスクに所期の要
求特性を発揮させることが困難となるといつた問
題を生じる。
(問題点を解決するための手段) 上記の問題点を解決するために、本考案は次の
ように構成している。すなわち、第1図において
クラツチデイスクハブ1のフランジ部2と、デイ
スクプレート6及びサブデイスクプレート7との
相対的な角変位によつて圧縮されるトーシヨンコ
イルスプリング20を、低剛性用コイルスプリン
グ22と高剛性用コイルスプリング23との組合
わせによる二重構造としている。そして、両コイ
ルスプリング22,23のうち、少なくとも高剛
性用コイルスプリング23をその雰囲気温度が一
定値以下にあるときにのみ機能する形状記憶記憶
合金製としている。
(作用) 上記の構成において、クラツチデイスクの雰囲
気温度が一定値を越えているときには、上記の低
剛性用コイルスプリング22のみがトーシヨンコ
イルスプリング20として機能し、クラツチデイ
スクの雰囲気温度が一定値以下に下がると、前記
形状記憶合金製の高剛性用コイルスプリング23
がトーシヨンコイルスプリング20として機能す
る。したがつて、上記の雰囲気温度が低く、変速
機ケース内の潤滑油の粘性による回転抵抗が大き
いときには、クラツチデイスクとしては高い捩り
剛性を発揮し、エンジン始動直後のアイドリング
運転時のような場合でもクラツチデイスクの特性
を例えば第5図のAで示す要求範囲に収めること
が可能となる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に従つて具体的に
説明する。
まず、クラツチデイスクの半分を一部破断によ
つて表わした第1図及びこの第1図の−線断
面図を表わした第2図において、クラツチデイス
クハブ1の外周にはフランジ部2が一体に形成さ
れており、このフランジ部2の両側にはデイスク
プレート6及びサブデイスクプレート7がそれぞ
れ配置されている。これら両デイスクプレート
6,7は、フランジ部2の外周にその円周方向に
沿つて複数個形成された切欠部5の箇所におい
て、ストツパーピン8によつて互いに結合されて
いる。そして、これら両デイスクプレート6,7
と、クラツチデイスクハブ1のフランジ部2と
は、上記ストツパーピン8外周とフランジ部2の
切欠部5両内周縁との間の隙間の範囲で相対的な
角変位が可能である。
上記デイスクプレート6の外周には、その円周
方向に沿つて複数枚のデイスクスプリング9がリ
ベツト10によつてそれぞれ固定されている。さ
らに、これらデイスクスプリング9の両側にはフ
エーシング11が、このデイスクスプリング9に
対してリベツト12によつて固定されている。
また、上記クラツチデイスクハブ1のフランジ
部2には、二種類の窓3,4が円周方向に沿つて
それぞれ複数個形成されており、かつこれらの窓
3,4と対応する箇所において上記の両デイスク
プレート6,7にもそれぞれ窓が形成されている
(第2図参照)。このフランジ部2の各窓3,4に
はトーシヨンコイルスプリング20及びトーシヨ
ンゴム25が、このフランジ部2と両デイスクプ
レート6,7との上述した相対的な角変位によつ
て圧縮方向の作用を受けるようにそれぞれ組込ま
れている。このトーシヨンゴム25については、
通常よく知られているように円筒状に形成された
ゴム本体27の両端面に金属製のシート26を固
定した構造となつている。そして、これら両シー
ト26がフランジ部2における窓4の内周縁と、
これに対応位置する両デイスクプレート6,7の
窓の内周縁との間でゴム本体27を圧縮させる方
向の作用力を受けるのである。
一方、上記のトーシヨンコイルスプリング20
については、第1図の要部を拡大して表わした第
3図からも明らかなように、フランジ部2の窓3
内周縁と、これに対応位置する両デイスクプレー
ト6,7の窓の内周縁との間で圧縮方向の作用力
を受ける一対のシート21を有する点では前記ト
ーシヨンゴム25の場合と同様である。しかし、
このトーシヨンコイルスプリング20は、ばね定
数の小さい低剛性用コイルスプリング22と、こ
れよりばね定数の大きい高剛性用コイルスプリン
グ23とを二重に組合わせて上記シート21の間
に介在させた構成となつている。
これら両コイルスプリング22,23のうち、
低剛性用コイルスプリング22は常に両シート2
1の間で弾発力を発揮する通常のコイルスプリン
グが使用されている。これに対して高剛性用コイ
ルスプリング23は形状記憶合金製であつて、ク
ラツチデイスク周辺の雰囲気温度が一定値を越え
ているときには、第3図で示すように収縮して両
シート21の間で弾発力を発揮しない状態にあ
る。そして、この雰囲気温度が一定値以下に下が
つたときの高剛性用コイルスプリング23は、第
4図で示すように伸びて低剛性用コイルスプリン
グ22と共にシート21の間で弾発力を発揮する
ように設定されている。したがつて、クラツチデ
イスクの雰囲気温度が一定値以下にあるとき、ト
ーシヨンコイルスプリング20としてはこれを構
成する低剛性用コイルスプリング22と高剛性用
コイルスプリング23とが共に両シート21の間
で弾発力を発揮するのである。
上記のように構成したクラツチデイスクにおい
て、クラツチデイスクハブ1とフエーシング11
との間のトルク変動等によつてフランジ部2と両
デイスクプレート6,7の間に相対的な角変位が
生じると、トーシヨンコイルスプリング20及び
トーシヨンゴム25が順次段階的に圧縮される。
これによつて、トーシヨンコイルスプリング20
及びトーシヨンゴム25のばね定数やヒステリシ
ス特性に基づき、クラツチデイスクとしては第5
図で示すように多段の捩り特性を発揮する。そし
て、車両の通常走行時には第5図のAで示す低い
捩り剛性で、低いヒステリシスに設定された領域
が頻繁に使用される。
さて、エンジンの始動直後のように歯車変速機
ケース内の油温が低く、その粘性による回転抵抗
が大きいときには、第5図の横軸で示すクラツチ
デイスクの捩り角(フランジ部2と両デイスクプ
レート6,7との相対的な角変位)が大きくな
る。この結果、クラツチデイスクとしては第5図
のAで示す領域の特性を発揮させるべき場合で
も、Bで示す特性となつてしまう場合がある。
ところで、変速機ケース内の油温はクラツチハ
ウジング内の温度、つまりクラツチデイスクの雰
囲気温度に大きく影響を与えるものである。そし
て、本実施例ではこの雰囲気温度が一定値以下に
あるときには、すでに述べたように前記トーシヨ
ンコイルスプリング20を構成する形状記憶合金
製の高剛性用コイルスプリング23が、第3図で
示す状態から第4図で示す状態に変形して、低剛
性用コイルスプリング22と共にトーシヨンコイ
ルスプリング20としての機能を果す。したがつ
て、変速機ケース内の潤滑油の粘性による回転抵
抗が大きいときには、クラツチデイスクとしては
高い捩り剛性を発揮することとなる。これによつ
て、エンジン始動直後のアイドリング運転時のよ
うな場合でもクラツチデイスクの特性を例えば第
5図のAで示す要求範囲に収めることが可能とな
る。
なお、上記の実施例においては高剛性用コイル
スプリング23のみを形状記憶合金製としたもの
であるが、コスト的な制約を無視した場合には低
剛性用コイルスプリング22も形状記憶合金製と
することも可能である。すなわち、クラツチデイ
スクの雰囲気温度が一定値を越えた状態にあると
きには、第3図で示す状態と同様に低剛性用コイ
ルスプリング22のみを機能させ、雰囲気温度が
一定値以下になつたときには低剛性用コイルスプ
リング22を収縮させて、代りに高剛性用コイル
スプリング23を機能させるように設定するので
ある。この場合、クラツチデイスクの雰囲気温度
が高温であるか低温であるかによつて、低剛性用
コイルスプリング22と高剛性用コイルスプリン
グ23とを交互に機能させるものであるから、ク
ラツチデイスクの捩り剛性をそれぞれの状況に応
じて細かく設定することが可能となる。
(考案の効果) 以上のように本考案は、クラツチデイスクのト
ーシヨンコイルスプリングを低剛性用コイルスプ
リングと高剛性用コイルスプリングとの組合わせ
による二重構造とし、かつ少なくとも高剛性用コ
イルスプリングをその雰囲気温度が一定値以下に
あるときにのみ機能する形状記憶合金製としたこ
とにより、例えばエンジンの始動直後のように変
速機ケース内の油温が低く、その粘性による回転
抵抗が大きいときには、上記の高剛性用コイルス
プリングを機能させて高温時よりも大きい捩り剛
性を発揮させることができる。これにより、エン
ジン始動直後のアイドリグ運転時等においても、
クラツチデイスクとしての所期の要求特性を得る
ことができ、しかもクラツチデイスクの雰囲気温
度の変化の応じて適正な特性が得られるような調
整も容易に実施できるといつた利点を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はクラツ
チデイスクの半分を示した一部破断平面図、第2
図は第1図の−線断面図、第3図は第1図の
主要部を表わした断面図、第4図はクラツチデイ
スクの雰囲気温度が低温状態にあるときの状態を
第3図との対応によつて表わした断面図、第5図
はクラツチデイスクの捩り角と捩りトルクとの関
連を表わした特性図である。 1……クラツチデイスクハブ、2……フランジ
部、6……デイスクプレート、7……サブデイス
クプレート、20……トーシヨンコイルスプリン
グ、22……低剛性用コイルスプリング、23…
…高剛性用コイルスプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クラツチデイスクハブのフランジン部と、その
    両側に配置されたデイスクプレート及びサブデイ
    スクプレートとの間に、これらの相対的な角変位
    によつて圧縮方向に弾性変形するトーシヨンコイ
    ルスプリングを組込んでなるクラツチデイスクで
    あつて、前記トーシヨンコイルスプリングを低剛
    性用コイルスプリングと高剛性用コイルスプリン
    グとの組合わせによる二重構造とし、かつ少なく
    とも高剛性用コイルスプリングをその雰囲気温度
    が一定値以下にあるときにのみ機能するような形
    状記憶合金製としたことを特徴とするクラツチデ
    イスク。
JP18280184U 1984-11-30 1984-11-30 Expired JPH0222499Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP18280184U JPH0222499Y2 (ja) 1984-11-30 1984-11-30

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