JPH0222763B2 - - Google Patents
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- JPH0222763B2 JPH0222763B2 JP56180704A JP18070481A JPH0222763B2 JP H0222763 B2 JPH0222763 B2 JP H0222763B2 JP 56180704 A JP56180704 A JP 56180704A JP 18070481 A JP18070481 A JP 18070481A JP H0222763 B2 JPH0222763 B2 JP H0222763B2
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- polymer
- solvent
- butadiene
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- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Description
本発明は、溶媒不溶分を含有する1−アセトキ
シ−1,3−ブタジエン(以下1−ABDと記す)
の重合体または共重合体(以下(共)重合体と記
す)の組成物に関する。 1−ABDの(共)重合体は、極性基を有する
共役ジエンの(共)重合体であり新しい高分子材
料として各種の展開が考えられるが、1−ABD
の(共)重合体を接着剤、塗料などとして使用す
ることを考慮すると、他材料との接着強度をあげ
ることが必要である。 本発明者らは、エマルジヨン状態で使用する接
着剤、途料などとして適した重合体を製造するべ
く鋭意検討を進めた結果、1−アセトキシ−1,
3−ブタジエンの重合体または1−アセトキシ−
1,3−ブタジエン10重量%以上とこれと共重合
可能な単量体90重量%以下との共重合体であつ
て、1−アセトキシ−1,3−ブタジエンと極性
基を含むモノマー単位の総含量が70重量%以上の
場合は溶媒としてアセトンを用い、1−アセトキ
シ−1,3−ブタジエン含量が70重量%未満の場
合はトルエンを用いて、溶解したときの溶媒不溶
分10〜99重量%、およびかかる溶解時の溶媒可溶
分であつて、その数平均分子量が8000以上である
成分90〜1重量%、からなることを特徴とする1
−アセトキシ−1,3−ブタジエンの重合体組成
物が接着剤、塗料として用いたとき極めて大きな
接着性と耐油性とを有し、かつ成膜性もよいこと
を見いだし、かかる知見に基づいて本発明を達成
した。 すなわち本発明は、1−アセトキシ−1,3−
ブタジエンの重合体または1−アセトキシ−1,
3−ブタジエン10重量%以上とこれと共重合可能
な単量体90重量%以下との共重合体であつて、1
−アセトキシ−1,3−ブタジエンと極性基を含
むモノマー単位の総含量が70重量%以上の場合は
溶媒としてアセトンを用い、1−アセトキシ−
1,3−ブタジエン含量が70重量%未満の場合は
トルエンを用いて、溶解したときの溶媒不溶分10
〜99重量%、好ましくは30〜99重量%、およびか
かる溶解時の溶媒可溶分であつて、その数平均分
子量が8000以上である成分90〜1重量%、からな
ることを特徴とする1−アセトキシ−1,3−ブ
タジエンの重合体組成物を提供するものである。 次に本発明を詳細に説明する。 本発明の1−ABDの(共)重合体組成物の製
造に用いられるモノマーである1−ABDはパラ
ジウムなどの貴金属触媒の存在下でブタジエンを
アセトキシ化して得るか、クロトンアルデヒドを
無水酢酸およびアルカリ金属の酢酸塩の存在下で
加熱することによつて製造することができる。こ
れらの方法によつて得られた1−ABDはシス体
とトランス体との混合物であるが、本発明の
(共)重合体のモノマーとしてはシス体またはト
ランス体単独でもこれらの混合物であつてもよ
い。また重合に不都合とならない程度の不純物を
含んでいても何ら差し支えない。 また1−ABDと共重合可能なモノマーとして
は、共役ジエン、エチレン性不飽和化合物などを
挙げることができる。共役ジエンとしては特に限
定されるものではないが、重合性から炭素数4〜
6の共役ジエンが好ましく、その中でもブタジエ
ン、イソプレン、ピペリレン、クロロプレンが特
に好ましい。エチレン性不飽和化合物としては、
炭素数2〜5のオレフインが好ましく重合性から
みてエチレンが特に好ましい。またアクリル酸、
メタクリル酸およびこれらのエステル類が広義の
エチレン性不飽和化合物に含まれるが、特にアク
リル酸およびメタクリル酸の炭素数1〜12のアル
キルエステル、すなわちメチルエステルからラウ
リルエステルまでが好ましく、その中でもメチ
ル、エチル、プロピル、n−ブチル、sec−ブチ
ル、t−ブチル、2−エチルヘキシルおよびヒド
ロキシエチルエステルが、重合性からみて特に好
ましい。その他のエチレン性不飽和化合物として
重合性の点で好ましいものとしては、スチレン、
酢酸ビニル、アクリロニトリル、メタアクリロニ
トリル、アリルアセテート、メタアリルアセテー
ト、アクリルアミド、メタクリルアミドが挙げら
れる。これらの共重合モノマーは、1種のみを1
−ABDと共重合させても良いが、2種以上を組
みあわせて共重合させることもできる。これらの
共重合モノマーと1−ABDとの好ましい共重合
組成は1−ABDの(共)重合体の接着性などの
特徴を生かすために1−ABDが10〜99.9重量%
の範囲であるが、それぞれのモノマーの特徴を生
かすためには共重合させるモノマーそれぞれが1
重量%〜90重量%の範囲にするのが好ましく、さ
らに5重量%〜80重量%が共重合させるモノマー
の特徴がさらに明らかになる点で好ましく、20重
量%〜70重量%が一層好ましい。 また、1−ABDの(共)重合体組成物の溶媒
可溶分の数平均分子量が8000以上、好ましくは
22000以上で極めて優れた接着性と耐油性を示す。 本発明の(共)重合体組成物は、例えば1−
ABD単独あるいはこれと共重合モノマーを界面
活性剤、ラジカル重合開始剤、連鎖移動剤などを
用い乳化もしくは懸濁重合することによつて得ら
れる。 界面活性剤としては、アニオン性、カチオン性
および/またはノニオン性界面活性剤を使用する
ことができる。アニオン性界面活性剤としては、
例えば高級アルコールの硫酸エステル、アルキル
ベンゼンスルフオン酸塩、脂肪族スルフオン酸
塩、ナフタレンスルフオン酸ホルマリン縮合物な
どが挙げられる。カチオン性界面活性剤として
は、第4級アンモニウム塩またはアルキルアミン
塩などが挙げられる。またノニオン性界面活性剤
としては、ポリエチレングリコールのアルキルエ
ステル型、アルキルエーテル型、アルキルフエニ
ルエーテル型などが挙げられる。また保護コロイ
ドとしてのポリビニルアルコールなどの使用も可
能である。 ラジカル重合開始剤としては、過硫酸ナトリウ
ム、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウムなどの
水溶性ラジカル重合開始剤、過酸化ベンゾイル、
アゾビスイソブチロニトリルなどの油溶性ラジカ
ル重合開始剤を挙げることができる。またレドツ
クス系ラジカル重合開始剤を用いることもでき
る。 連鎖移動剤としては、ターシヤリードデシルメ
ルカプタン、四塩化炭素などを挙げることがで
き、必要に応じ加えられる。さらにキレート剤、
無機塩なども用いることができる。 重合を高温、特に50〜100℃において行うと、
重合率が低い状態から生成(共)重合体の溶媒不
溶化が進行し、1−ABDの(共)重合体中組成
物に溶媒に不溶な成分が存在することとなる。こ
の1−ABD(共)重合体組成物の溶媒不溶化は、
重合温度が高いほど、かつラジカル重合開始剤濃
度が高いほどおこり易く、50〜100℃で重合する
と任意の溶媒不溶分を含有する1−ABDの(共)
重合体組成物を製造することができる。また溶媒
不溶分の少ない1−ABDの(共)重合体組成物
は、レドツクス系ラジカル重合開始剤の存在下、
通常−10〜20℃で乳化もしくは懸濁重合すること
により得ることができるが、たとえば反応率が70
%をこえた段階で長時間重合を維持し、重合率を
上昇させることにより、任意の溶媒不溶分を含有
する1−ABDの(共)重合体組成物を製造する
こともできる。 本発明の1−ABDの(共)重合体組成物は、
溶媒不溶分を含有し、溶媒可溶分の数平均分子量
が高いために、1−ABDの(共)重合体そのも
のの有するガラス、木材、紙などへの接着強度が
極めて高められ、かつ耐油性を有するものであ
り、エマルジヨン状態で使用する接着剤、塗料な
どとして好適な(共)重合体組成物である。 なお本明細書で記述する溶媒不溶分は、1−
ABDの(共)重合体の組成において、1−ABD
と極性基を含むモノマー単位の総量が70重量%以
上の場合はアセトンを溶媒とし、70重量%未満の
場合はトルエンを溶媒とし、このようにして決め
た溶媒1000重量部に1−ABDの(共)重合体1
重量部を導入し、30℃、24時間浸せき、かくはん
したのち、200メツシユの金あみでろ過した時の
金あみ上に残留した(共)重合体量を測定して求
めたものである。また溶媒可溶分の数平均分子量
は、上記溶媒不溶分をろ別した後の1−ABDの
(共)重合体を適当な溶媒、たとえばアセトン、
テトラヒドロフランなどに溶解して、GPCによ
りポリスチレンを標準サンプルとして測定したも
のである。 以下実施例により、本発明を一層具体的に説明
する。 〔実施例 1〕 容量500c.c.のガラス製耐圧ビンに窒素下、1−
ABDを100g、ドデシルベンゼンスルフオン酸ナ
トリウム6g、水200g、エチレンジアミン四酢
酸ナトリウム0.1g、硫酸第1鉄0.1g、ナトリウ
ムホルムアルデヒドスルホキシレート0.1g、パ
ラメンタンヒドロペルオキシド2.0gを仕込み、
15℃で40時間反応させた。その後N,N−ジエチ
ルヒドロキシルアミン1.0gを入れて重合を停止
させた。これにより凝固物のないエマルジヨンが
得られ、重合率は99.9%であつた。このエマルジ
ヨン100gを1のメタノール中に滴下し重合体
を析出させ、メタノールで充分洗浄したのち乾燥
した。この重合体1gを1000gのアセトンにい
れ、30℃、24時間、マグネチツクスターラーで撹
拌し、200メツシユの金網でろ過した。重合体の
アセトン可溶分は、65.7%であり、不溶分は34.3
重量%であつた。このアセトン可溶分の数平均分
子量は203000であつた。 〔比較例 1〕 実施例1において、パラメンタンヒドロペルオ
キシドを1.0gとし10℃で15時間重合させた以外
は実施例1と同様に重合した。このもののアセト
ン不溶分は0.2重量%であり、可溶分は98.8%で、
アセトン可溶分の数平均分子量は230000であつ
た。 〔実施例 2〕 容量500c.c.のガラス製耐圧ビンに窒素下、1−
ABDを100g、ドデシルベンゼンスルフオン酸ナ
トリウム6g、水200g、ターシヤリードデシル
メルカプタン0.1g、硫酸水素ナトリウム0.2g、
過硫酸カリウム0.2gを仕込み60℃で9時間反応
させた。その後N,N−ジエチルヒドロキシルア
ミン0.5gを入れて反応を停止させた。重合率
97.7%であり、実施例1と同様にしてアセトン不
溶分およびアセトン可溶分の数平均分子量を調べ
たところ、それぞれ88.3重量%および130000であ
つた。 〔実施例 3〕 実施例2において、過硫酸カリウムの代わりに
アゾビスイソブチロニトリルを1.0g用い、75℃
で9時間重合させた以外は実施例2と同様に重合
した。重合率96%で、この重合体のアセトン不溶
分およびアセトン可溶分の数平均分子量は、それ
ぞれ88.7重量%および132000であつた。 〔実施例 4〕 実施例1〜3および比較例1で得たエマルジヨ
ンを真空下、固形分45重量%に濃縮し、これらの
エマルジヨンをガラス板に100g/m2の割合で塗
布し、ガラス板どうしをはりあわせ、50℃で真空
下、8時間乾燥したのち、テンシロンで圧縮せん
断を測定した結果、次の通りであつた。
シ−1,3−ブタジエン(以下1−ABDと記す)
の重合体または共重合体(以下(共)重合体と記
す)の組成物に関する。 1−ABDの(共)重合体は、極性基を有する
共役ジエンの(共)重合体であり新しい高分子材
料として各種の展開が考えられるが、1−ABD
の(共)重合体を接着剤、塗料などとして使用す
ることを考慮すると、他材料との接着強度をあげ
ることが必要である。 本発明者らは、エマルジヨン状態で使用する接
着剤、途料などとして適した重合体を製造するべ
く鋭意検討を進めた結果、1−アセトキシ−1,
3−ブタジエンの重合体または1−アセトキシ−
1,3−ブタジエン10重量%以上とこれと共重合
可能な単量体90重量%以下との共重合体であつ
て、1−アセトキシ−1,3−ブタジエンと極性
基を含むモノマー単位の総含量が70重量%以上の
場合は溶媒としてアセトンを用い、1−アセトキ
シ−1,3−ブタジエン含量が70重量%未満の場
合はトルエンを用いて、溶解したときの溶媒不溶
分10〜99重量%、およびかかる溶解時の溶媒可溶
分であつて、その数平均分子量が8000以上である
成分90〜1重量%、からなることを特徴とする1
−アセトキシ−1,3−ブタジエンの重合体組成
物が接着剤、塗料として用いたとき極めて大きな
接着性と耐油性とを有し、かつ成膜性もよいこと
を見いだし、かかる知見に基づいて本発明を達成
した。 すなわち本発明は、1−アセトキシ−1,3−
ブタジエンの重合体または1−アセトキシ−1,
3−ブタジエン10重量%以上とこれと共重合可能
な単量体90重量%以下との共重合体であつて、1
−アセトキシ−1,3−ブタジエンと極性基を含
むモノマー単位の総含量が70重量%以上の場合は
溶媒としてアセトンを用い、1−アセトキシ−
1,3−ブタジエン含量が70重量%未満の場合は
トルエンを用いて、溶解したときの溶媒不溶分10
〜99重量%、好ましくは30〜99重量%、およびか
かる溶解時の溶媒可溶分であつて、その数平均分
子量が8000以上である成分90〜1重量%、からな
ることを特徴とする1−アセトキシ−1,3−ブ
タジエンの重合体組成物を提供するものである。 次に本発明を詳細に説明する。 本発明の1−ABDの(共)重合体組成物の製
造に用いられるモノマーである1−ABDはパラ
ジウムなどの貴金属触媒の存在下でブタジエンを
アセトキシ化して得るか、クロトンアルデヒドを
無水酢酸およびアルカリ金属の酢酸塩の存在下で
加熱することによつて製造することができる。こ
れらの方法によつて得られた1−ABDはシス体
とトランス体との混合物であるが、本発明の
(共)重合体のモノマーとしてはシス体またはト
ランス体単独でもこれらの混合物であつてもよ
い。また重合に不都合とならない程度の不純物を
含んでいても何ら差し支えない。 また1−ABDと共重合可能なモノマーとして
は、共役ジエン、エチレン性不飽和化合物などを
挙げることができる。共役ジエンとしては特に限
定されるものではないが、重合性から炭素数4〜
6の共役ジエンが好ましく、その中でもブタジエ
ン、イソプレン、ピペリレン、クロロプレンが特
に好ましい。エチレン性不飽和化合物としては、
炭素数2〜5のオレフインが好ましく重合性から
みてエチレンが特に好ましい。またアクリル酸、
メタクリル酸およびこれらのエステル類が広義の
エチレン性不飽和化合物に含まれるが、特にアク
リル酸およびメタクリル酸の炭素数1〜12のアル
キルエステル、すなわちメチルエステルからラウ
リルエステルまでが好ましく、その中でもメチ
ル、エチル、プロピル、n−ブチル、sec−ブチ
ル、t−ブチル、2−エチルヘキシルおよびヒド
ロキシエチルエステルが、重合性からみて特に好
ましい。その他のエチレン性不飽和化合物として
重合性の点で好ましいものとしては、スチレン、
酢酸ビニル、アクリロニトリル、メタアクリロニ
トリル、アリルアセテート、メタアリルアセテー
ト、アクリルアミド、メタクリルアミドが挙げら
れる。これらの共重合モノマーは、1種のみを1
−ABDと共重合させても良いが、2種以上を組
みあわせて共重合させることもできる。これらの
共重合モノマーと1−ABDとの好ましい共重合
組成は1−ABDの(共)重合体の接着性などの
特徴を生かすために1−ABDが10〜99.9重量%
の範囲であるが、それぞれのモノマーの特徴を生
かすためには共重合させるモノマーそれぞれが1
重量%〜90重量%の範囲にするのが好ましく、さ
らに5重量%〜80重量%が共重合させるモノマー
の特徴がさらに明らかになる点で好ましく、20重
量%〜70重量%が一層好ましい。 また、1−ABDの(共)重合体組成物の溶媒
可溶分の数平均分子量が8000以上、好ましくは
22000以上で極めて優れた接着性と耐油性を示す。 本発明の(共)重合体組成物は、例えば1−
ABD単独あるいはこれと共重合モノマーを界面
活性剤、ラジカル重合開始剤、連鎖移動剤などを
用い乳化もしくは懸濁重合することによつて得ら
れる。 界面活性剤としては、アニオン性、カチオン性
および/またはノニオン性界面活性剤を使用する
ことができる。アニオン性界面活性剤としては、
例えば高級アルコールの硫酸エステル、アルキル
ベンゼンスルフオン酸塩、脂肪族スルフオン酸
塩、ナフタレンスルフオン酸ホルマリン縮合物な
どが挙げられる。カチオン性界面活性剤として
は、第4級アンモニウム塩またはアルキルアミン
塩などが挙げられる。またノニオン性界面活性剤
としては、ポリエチレングリコールのアルキルエ
ステル型、アルキルエーテル型、アルキルフエニ
ルエーテル型などが挙げられる。また保護コロイ
ドとしてのポリビニルアルコールなどの使用も可
能である。 ラジカル重合開始剤としては、過硫酸ナトリウ
ム、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウムなどの
水溶性ラジカル重合開始剤、過酸化ベンゾイル、
アゾビスイソブチロニトリルなどの油溶性ラジカ
ル重合開始剤を挙げることができる。またレドツ
クス系ラジカル重合開始剤を用いることもでき
る。 連鎖移動剤としては、ターシヤリードデシルメ
ルカプタン、四塩化炭素などを挙げることがで
き、必要に応じ加えられる。さらにキレート剤、
無機塩なども用いることができる。 重合を高温、特に50〜100℃において行うと、
重合率が低い状態から生成(共)重合体の溶媒不
溶化が進行し、1−ABDの(共)重合体中組成
物に溶媒に不溶な成分が存在することとなる。こ
の1−ABD(共)重合体組成物の溶媒不溶化は、
重合温度が高いほど、かつラジカル重合開始剤濃
度が高いほどおこり易く、50〜100℃で重合する
と任意の溶媒不溶分を含有する1−ABDの(共)
重合体組成物を製造することができる。また溶媒
不溶分の少ない1−ABDの(共)重合体組成物
は、レドツクス系ラジカル重合開始剤の存在下、
通常−10〜20℃で乳化もしくは懸濁重合すること
により得ることができるが、たとえば反応率が70
%をこえた段階で長時間重合を維持し、重合率を
上昇させることにより、任意の溶媒不溶分を含有
する1−ABDの(共)重合体組成物を製造する
こともできる。 本発明の1−ABDの(共)重合体組成物は、
溶媒不溶分を含有し、溶媒可溶分の数平均分子量
が高いために、1−ABDの(共)重合体そのも
のの有するガラス、木材、紙などへの接着強度が
極めて高められ、かつ耐油性を有するものであ
り、エマルジヨン状態で使用する接着剤、塗料な
どとして好適な(共)重合体組成物である。 なお本明細書で記述する溶媒不溶分は、1−
ABDの(共)重合体の組成において、1−ABD
と極性基を含むモノマー単位の総量が70重量%以
上の場合はアセトンを溶媒とし、70重量%未満の
場合はトルエンを溶媒とし、このようにして決め
た溶媒1000重量部に1−ABDの(共)重合体1
重量部を導入し、30℃、24時間浸せき、かくはん
したのち、200メツシユの金あみでろ過した時の
金あみ上に残留した(共)重合体量を測定して求
めたものである。また溶媒可溶分の数平均分子量
は、上記溶媒不溶分をろ別した後の1−ABDの
(共)重合体を適当な溶媒、たとえばアセトン、
テトラヒドロフランなどに溶解して、GPCによ
りポリスチレンを標準サンプルとして測定したも
のである。 以下実施例により、本発明を一層具体的に説明
する。 〔実施例 1〕 容量500c.c.のガラス製耐圧ビンに窒素下、1−
ABDを100g、ドデシルベンゼンスルフオン酸ナ
トリウム6g、水200g、エチレンジアミン四酢
酸ナトリウム0.1g、硫酸第1鉄0.1g、ナトリウ
ムホルムアルデヒドスルホキシレート0.1g、パ
ラメンタンヒドロペルオキシド2.0gを仕込み、
15℃で40時間反応させた。その後N,N−ジエチ
ルヒドロキシルアミン1.0gを入れて重合を停止
させた。これにより凝固物のないエマルジヨンが
得られ、重合率は99.9%であつた。このエマルジ
ヨン100gを1のメタノール中に滴下し重合体
を析出させ、メタノールで充分洗浄したのち乾燥
した。この重合体1gを1000gのアセトンにい
れ、30℃、24時間、マグネチツクスターラーで撹
拌し、200メツシユの金網でろ過した。重合体の
アセトン可溶分は、65.7%であり、不溶分は34.3
重量%であつた。このアセトン可溶分の数平均分
子量は203000であつた。 〔比較例 1〕 実施例1において、パラメンタンヒドロペルオ
キシドを1.0gとし10℃で15時間重合させた以外
は実施例1と同様に重合した。このもののアセト
ン不溶分は0.2重量%であり、可溶分は98.8%で、
アセトン可溶分の数平均分子量は230000であつ
た。 〔実施例 2〕 容量500c.c.のガラス製耐圧ビンに窒素下、1−
ABDを100g、ドデシルベンゼンスルフオン酸ナ
トリウム6g、水200g、ターシヤリードデシル
メルカプタン0.1g、硫酸水素ナトリウム0.2g、
過硫酸カリウム0.2gを仕込み60℃で9時間反応
させた。その後N,N−ジエチルヒドロキシルア
ミン0.5gを入れて反応を停止させた。重合率
97.7%であり、実施例1と同様にしてアセトン不
溶分およびアセトン可溶分の数平均分子量を調べ
たところ、それぞれ88.3重量%および130000であ
つた。 〔実施例 3〕 実施例2において、過硫酸カリウムの代わりに
アゾビスイソブチロニトリルを1.0g用い、75℃
で9時間重合させた以外は実施例2と同様に重合
した。重合率96%で、この重合体のアセトン不溶
分およびアセトン可溶分の数平均分子量は、それ
ぞれ88.7重量%および132000であつた。 〔実施例 4〕 実施例1〜3および比較例1で得たエマルジヨ
ンを真空下、固形分45重量%に濃縮し、これらの
エマルジヨンをガラス板に100g/m2の割合で塗
布し、ガラス板どうしをはりあわせ、50℃で真空
下、8時間乾燥したのち、テンシロンで圧縮せん
断を測定した結果、次の通りであつた。
1−ABD70g、スチレン30gとし、パラメン
タンヒドロペルオキシドをラジカル重合開始剤と
し、重合時間を下記のようにして重合した以外は
実施例1と同様にして重合し、共重合体のアセト
ン不溶分およびアセトン可溶分の数平均分子量を
測定した。結果を以下に示す。
タンヒドロペルオキシドをラジカル重合開始剤と
し、重合時間を下記のようにして重合した以外は
実施例1と同様にして重合し、共重合体のアセト
ン不溶分およびアセトン可溶分の数平均分子量を
測定した。結果を以下に示す。
スチレンの代わりにブタジエンを用い、実施例
5と同様に重合した。この共重合体のアセトン不
溶分は49%であり、アセトン可溶分の数平均分子
量は310000であつた。 〔実施例 10〕 実施例4と同様にして実施例5〜9および比較
例2で得た共重合体を用いガラス板を接着し、圧
縮せん断応力を測定した。結果を以下に示す。
5と同様に重合した。この共重合体のアセトン不
溶分は49%であり、アセトン可溶分の数平均分子
量は310000であつた。 〔実施例 10〕 実施例4と同様にして実施例5〜9および比較
例2で得た共重合体を用いガラス板を接着し、圧
縮せん断応力を測定した。結果を以下に示す。
Claims (1)
- 1 1−アセトキシ−1,3−ブタジエンの重合
体または1−アセトキシ−1,3−ブタジエン10
重量%以上とこれと共重合可能な単量体90重量%
以下との共重合体であつて、1−アセトキシ−
1,3−ブタジエンと極性基を含むモノマー単位
の総含量が70重量%以上の場合は溶媒としてアセ
トンを用い、1−アセトキシ−1,3−ブタジエ
ン含量が70重量%未満の場合はトルエンを用い
て、溶解したときの溶媒不溶分10〜99重量%、お
よびかかる溶解時の溶媒可溶分であつて、その数
平均分子量が8000以上である成分90〜1重量%、
からなることを特徴とする1−アセトキシ−1,
3−ブタジエンの重合体組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18070481A JPS5883012A (ja) | 1981-11-11 | 1981-11-11 | 1―アセトキシ―1,3―ブタジエンの重合体組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18070481A JPS5883012A (ja) | 1981-11-11 | 1981-11-11 | 1―アセトキシ―1,3―ブタジエンの重合体組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5883012A JPS5883012A (ja) | 1983-05-18 |
| JPH0222763B2 true JPH0222763B2 (ja) | 1990-05-21 |
Family
ID=16087851
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18070481A Granted JPS5883012A (ja) | 1981-11-11 | 1981-11-11 | 1―アセトキシ―1,3―ブタジエンの重合体組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5883012A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0444866U (ja) * | 1990-08-09 | 1992-04-16 | ||
| JPH0614819U (ja) * | 1992-07-15 | 1994-02-25 | タカラスタンダード株式会社 | 暖房、温風発生機能組込みユニット |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5694408A (en) * | 1979-12-27 | 1981-07-30 | Kawasaki Steel Corp | Level control method of ore storage tank |
| ZA81708B (en) * | 1980-02-14 | 1982-06-30 | Roussel Uclaf | Triazoloquinazolinone derivatives |
-
1981
- 1981-11-11 JP JP18070481A patent/JPS5883012A/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0444866U (ja) * | 1990-08-09 | 1992-04-16 | ||
| JPH0614819U (ja) * | 1992-07-15 | 1994-02-25 | タカラスタンダード株式会社 | 暖房、温風発生機能組込みユニット |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5883012A (ja) | 1983-05-18 |
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