JPH02233B2 - - Google Patents
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- JPH02233B2 JPH02233B2 JP59263675A JP26367584A JPH02233B2 JP H02233 B2 JPH02233 B2 JP H02233B2 JP 59263675 A JP59263675 A JP 59263675A JP 26367584 A JP26367584 A JP 26367584A JP H02233 B2 JPH02233 B2 JP H02233B2
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- gear
- planetary
- sun gear
- carrier
- shaft
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 23
- 230000010349 pulsation Effects 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
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- Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)
- Structure Of Transmissions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、自転車に装備する変速機として適し
ている自転車用無段変速装置に関するものであ
る。
ている自転車用無段変速装置に関するものであ
る。
(従来の技術)
この種の無段変速装置としては、例えば特開昭
54−93754号公報に開示されたものがある。
54−93754号公報に開示されたものがある。
(発明が解決しようとする問題点)
この無段変速装置は遊星歯車装置を利用して増
速するものであり、その増速比は遊星歯車の径
と、太陽歯車の径の比によつて定まり、また伝動
力は遊星歯車の使用個数が多い程脈動が小さくな
るという性質がある。
速するものであり、その増速比は遊星歯車の径
と、太陽歯車の径の比によつて定まり、また伝動
力は遊星歯車の使用個数が多い程脈動が小さくな
るという性質がある。
しかしながら前記無段変速機のように同一平面
上にすべての遊星歯車と太陽歯車を配置する場合
は第8図a,b,cに示すように、遊星歯車Pの
個数を多くすれば、太陽歯車Sの径が大きくなる
ため増速比が小さくなり、また遊星歯車Pの径を
太陽歯車Sの径に比して大きくして増速比を大に
すれば、遊星歯車Pの個数が少なくなつて脈動が
大きくなるという問題点がある。
上にすべての遊星歯車と太陽歯車を配置する場合
は第8図a,b,cに示すように、遊星歯車Pの
個数を多くすれば、太陽歯車Sの径が大きくなる
ため増速比が小さくなり、また遊星歯車Pの径を
太陽歯車Sの径に比して大きくして増速比を大に
すれば、遊星歯車Pの個数が少なくなつて脈動が
大きくなるという問題点がある。
また上述の従来装置の太陽歯車と遊星歯車の軸
間隔は固定されているため、太陽歯車と遊星歯車
との噛合部にバツクラツシユが存在する結果、そ
れが増速伝動時の駆動遊星歯車の移り変り時に、
伝動系中に振動および騒音を発生する原因になつ
ていた。
間隔は固定されているため、太陽歯車と遊星歯車
との噛合部にバツクラツシユが存在する結果、そ
れが増速伝動時の駆動遊星歯車の移り変り時に、
伝動系中に振動および騒音を発生する原因になつ
ていた。
本発明は上述の問題点を解決するためになされ
たもので、遊星歯車による増速装置を二段に配置
することにより、第1太陽歯車の径を遊星歯車の
径に対して大きくすると共に、遊星歯車の個数を
多くして伝動力の脈動を小さくする上に、増速比
を大きくとれるようにし、さらに第1太陽歯車と
遊星歯車とを常に圧接して噛合させることによ
り、バツクラツシユに起因する伝動系中の振動お
よび騒音を除去することを目的とするものであ
る。
たもので、遊星歯車による増速装置を二段に配置
することにより、第1太陽歯車の径を遊星歯車の
径に対して大きくすると共に、遊星歯車の個数を
多くして伝動力の脈動を小さくする上に、増速比
を大きくとれるようにし、さらに第1太陽歯車と
遊星歯車とを常に圧接して噛合させることによ
り、バツクラツシユに起因する伝動系中の振動お
よび騒音を除去することを目的とするものであ
る。
(問題点を解決するための手段)
上述の問題点を解決するため本発明において
は、入力部材によつて回転駆動されるキヤリヤを
偏心調整自在とし、このキヤリヤに偏心軸と内部
に一方向クラツチを有する複数の遊星歯車を配設
すると共に、これらの遊星歯車と弾接する第1太
陽歯車を設け、この第1太陽歯車に軸支した遊星
歯車を入力部材と一体的に形成した内歯歯車と噛
合すると共に、この遊星歯車と噛合する第2太陽
歯車を出力部材として自転車用無段変速装置を構
成する。
は、入力部材によつて回転駆動されるキヤリヤを
偏心調整自在とし、このキヤリヤに偏心軸と内部
に一方向クラツチを有する複数の遊星歯車を配設
すると共に、これらの遊星歯車と弾接する第1太
陽歯車を設け、この第1太陽歯車に軸支した遊星
歯車を入力部材と一体的に形成した内歯歯車と噛
合すると共に、この遊星歯車と噛合する第2太陽
歯車を出力部材として自転車用無段変速装置を構
成する。
(作 用)
上述のように本発明装置は、第1太陽歯車と第
2太陽歯車による遊星歯車を使用した増速装置
を、その伝動系中に二段に配置したから、第1太
陽歯車の径を遊星歯車の径に対して大きくすると
共に、遊星歯車の使用個数を多くすることによ
り、伝動力の脈動を小さくすることができる上
に、自転車として充分な増速比を容易に得ること
ができる。
2太陽歯車による遊星歯車を使用した増速装置
を、その伝動系中に二段に配置したから、第1太
陽歯車の径を遊星歯車の径に対して大きくすると
共に、遊星歯車の使用個数を多くすることによ
り、伝動力の脈動を小さくすることができる上
に、自転車として充分な増速比を容易に得ること
ができる。
また本発明装置の第1太陽歯車と遊星歯車と
は、ばね力によつて常に圧接して噛合するように
したから、バツクラツシユがなくなる結果、伝動
系中に発生する振動および騒音を除去することが
できる。
は、ばね力によつて常に圧接して噛合するように
したから、バツクラツシユがなくなる結果、伝動
系中に発生する振動および騒音を除去することが
できる。
(実施例)
以下図面について本発明の実施例を説明する。
図中1は自転車フレームのメインパイプ、2は
立パイプ、3はチエンステー、4はハンガラツ
グ、5はクランク軸、6はクランク軸5に嵌着す
るクランクアーム、7はそのロツクナツトであ
る。また8は後輪、9は後輪ハブ軸、10(第5
図参照)は後輪ハブ、11は後輪用スプロケツ
ト、12はロツクナツト、13はクランクギヤ、
14はチエンである。
立パイプ、3はチエンステー、4はハンガラツ
グ、5はクランク軸、6はクランク軸5に嵌着す
るクランクアーム、7はそのロツクナツトであ
る。また8は後輪、9は後輪ハブ軸、10(第5
図参照)は後輪ハブ、11は後輪用スプロケツ
ト、12はロツクナツト、13はクランクギヤ、
14はチエンである。
第1図〜第4図は本発明装置を自転車のクラン
ク軸5に装備する第1実施例を示すもので、本実
施例においては、大径の外歯歯車15aと小径の
内歯歯車15bを有する円板形状の入力円板15
を入力部材であるクランクアーム6に固着し、中
空円板形状の固定ケース16を第2図に示すよう
に、クランク軸5の中心O1に対して固定ケース
16の中心O2をl1だけ偏心させてブラケツト17
を介してフーム(チエンステー3)に固定して設
け、この固定ケース16内に環状のキヤリヤ枠1
8を回動自在に設ける。すなわち19はキヤリヤ
枠18に巻き掛けた操作ワイヤーで、このワイヤ
ー19を移動させることにより、キヤリヤ枠18
を回動させるようにする。
ク軸5に装備する第1実施例を示すもので、本実
施例においては、大径の外歯歯車15aと小径の
内歯歯車15bを有する円板形状の入力円板15
を入力部材であるクランクアーム6に固着し、中
空円板形状の固定ケース16を第2図に示すよう
に、クランク軸5の中心O1に対して固定ケース
16の中心O2をl1だけ偏心させてブラケツト17
を介してフーム(チエンステー3)に固定して設
け、この固定ケース16内に環状のキヤリヤ枠1
8を回動自在に設ける。すなわち19はキヤリヤ
枠18に巻き掛けた操作ワイヤーで、このワイヤ
ー19を移動させることにより、キヤリヤ枠18
を回動させるようにする。
またこのキヤリヤ枠18には、キヤリヤ枠18
の外周面が形成する円の中心O2(第2図参照)に
対してl2だけ偏心させた点O3を中心とする円形の
内周段部18aを設けると共に、キヤリヤ枠18
の外周面と同心の内周段部18b(第1,3図参
照)を設け、この内周段部18bに、前記入力円
板15の外歯歯車15aと第3図に示すように噛
合するリング状の内歯歯車20をボールベアリン
グ21を介して回転自在に設け、また別の内周段
部18a内に、両側板を一体に連結してなる環状
のキヤリヤ22をボールベアリング23を介して
回転自在に設け、このキヤリヤ22と同心に、か
つキヤリヤ22と一体に形成したリング状の外歯
歯車22aを第3図に示すように、前記内歯歯車
20と噛合させる。
の外周面が形成する円の中心O2(第2図参照)に
対してl2だけ偏心させた点O3を中心とする円形の
内周段部18aを設けると共に、キヤリヤ枠18
の外周面と同心の内周段部18b(第1,3図参
照)を設け、この内周段部18bに、前記入力円
板15の外歯歯車15aと第3図に示すように噛
合するリング状の内歯歯車20をボールベアリン
グ21を介して回転自在に設け、また別の内周段
部18a内に、両側板を一体に連結してなる環状
のキヤリヤ22をボールベアリング23を介して
回転自在に設け、このキヤリヤ22と同心に、か
つキヤリヤ22と一体に形成したリング状の外歯
歯車22aを第3図に示すように、前記内歯歯車
20と噛合させる。
またクランク軸5にベアリング24を介して軸
筒25を回転自在に嵌合し、この軸筒25の外側
のクランクアーム6側に小径の第2太陽歯車26
を一体に形成すると共に、軸筒25の内側にクラ
ンクギ13を固着し、軸筒25の外周にベアリン
グ27を介して大径の第1太陽歯車28を回転自
在に嵌装する。なお29は軸筒25の鍔部と前記
固定ケース16の内側壁部との間に介装したボー
ルベアリング、30は入力円板15の外周部と固
定ケース16の外側壁部との間に介装したボール
ベアリングである。
筒25を回転自在に嵌合し、この軸筒25の外側
のクランクアーム6側に小径の第2太陽歯車26
を一体に形成すると共に、軸筒25の内側にクラ
ンクギ13を固着し、軸筒25の外周にベアリン
グ27を介して大径の第1太陽歯車28を回転自
在に嵌装する。なお29は軸筒25の鍔部と前記
固定ケース16の内側壁部との間に介装したボー
ルベアリング、30は入力円板15の外周部と固
定ケース16の外側壁部との間に介装したボール
ベアリングである。
また前記キヤリヤ22の側面の同一円周上に複
数(本実施例では7個)の軸31を円周等分位置
にそれぞれクランク軸5と平行に設け、これらの
軸31にそれぞれ円形の偏心遊星核32を軸31
に対して偏心して設け、各偏心遊星核32の外周
部に一方向クラツチ33を介してリング状の遊星
歯車34を一方向にのみ回転できるように嵌装す
る。
数(本実施例では7個)の軸31を円周等分位置
にそれぞれクランク軸5と平行に設け、これらの
軸31にそれぞれ円形の偏心遊星核32を軸31
に対して偏心して設け、各偏心遊星核32の外周
部に一方向クラツチ33を介してリング状の遊星
歯車34を一方向にのみ回転できるように嵌装す
る。
この一方向クラツク33はどのような形式のも
のでもよいが、本実施例では第2図に示すよう
に、リング状の遊星歯車34の内周面にラチエツ
ト33aを形成すると共に、偏心遊星核32にラ
チエツト33aと噛合して一方向の回転のみを阻
止する爪33bを設けて、図示しないばねによつ
て爪33bがラチエツト33aと噛合するように
付勢してある。
のでもよいが、本実施例では第2図に示すよう
に、リング状の遊星歯車34の内周面にラチエツ
ト33aを形成すると共に、偏心遊星核32にラ
チエツト33aと噛合して一方向の回転のみを阻
止する爪33bを設けて、図示しないばねによつ
て爪33bがラチエツト33aと噛合するように
付勢してある。
また前記各偏心遊星核32の一側面(本実施例
では内側面)の軸31から適当間隔をおいて軸3
1と平行な揺動ピン35を第2図に示すようにキ
ヤリヤ22の抜き窓22bを介して外部に突設
し、これら各揺動ピン35をリング状ばね36に
より外包することにより、そのばね力によつて各
遊星歯車34を第1太陽歯車28に常に圧接して
噛合させるようにする。
では内側面)の軸31から適当間隔をおいて軸3
1と平行な揺動ピン35を第2図に示すようにキ
ヤリヤ22の抜き窓22bを介して外部に突設
し、これら各揺動ピン35をリング状ばね36に
より外包することにより、そのばね力によつて各
遊星歯車34を第1太陽歯車28に常に圧接して
噛合させるようにする。
また第1太陽歯車28の外側面の同一円周上に
複数(本実施例では4個)の軸37をクランク軸
5と平行に円周等分位置に設け、これらの軸37
に前記入力円板15の内歯歯車15bと噛合する
と共に、第2太陽歯車26と噛合する遊星歯車3
8を回転自在に嵌装する。
複数(本実施例では4個)の軸37をクランク軸
5と平行に円周等分位置に設け、これらの軸37
に前記入力円板15の内歯歯車15bと噛合する
と共に、第2太陽歯車26と噛合する遊星歯車3
8を回転自在に嵌装する。
また第5図および第6図は本発明装置を自転車
の後輪ハブ軸9を中心に設けた第2実施例を示す
もので、この場合は入力部材である後輪用スプロ
ケツト11を入力円板15と固着して、ベアリン
グ39により後輪ハブ軸9に回転自在に嵌装する
と共に、第2太陽歯車26と一体の軸筒25を後
輪ハブ10と一体に形成して出力を後輪8に伝え
るようにした点が前記第1実施例と異なつている
のみで、その他の構成は同様であるから、各部に
同一の符号を付して説明は省略する。
の後輪ハブ軸9を中心に設けた第2実施例を示す
もので、この場合は入力部材である後輪用スプロ
ケツト11を入力円板15と固着して、ベアリン
グ39により後輪ハブ軸9に回転自在に嵌装する
と共に、第2太陽歯車26と一体の軸筒25を後
輪ハブ10と一体に形成して出力を後輪8に伝え
るようにした点が前記第1実施例と異なつている
のみで、その他の構成は同様であるから、各部に
同一の符号を付して説明は省略する。
つぎに上述のように構成した本発明装置の作用
を第1実施例を代表として説明する。第1〜3図
はキヤリヤ22の偏心量が最大の状態を示すのも
ので、この状態から操作ワイヤー19を第2図の
矢印Dの方向に操作して、キヤリヤ枠18を矢印
Eの方向に約90゜回動させると、l1=l2とすれば、
第9図に示すようにキヤリヤ22の中心O3がク
ランク軸5の中心O1と一致する。この状態がキ
ヤリヤ22の偏心量が0の状態であり、第2図の
状態がキヤリヤ22の偏心量が最大の状態であ
る。
を第1実施例を代表として説明する。第1〜3図
はキヤリヤ22の偏心量が最大の状態を示すのも
ので、この状態から操作ワイヤー19を第2図の
矢印Dの方向に操作して、キヤリヤ枠18を矢印
Eの方向に約90゜回動させると、l1=l2とすれば、
第9図に示すようにキヤリヤ22の中心O3がク
ランク軸5の中心O1と一致する。この状態がキ
ヤリヤ22の偏心量が0の状態であり、第2図の
状態がキヤリヤ22の偏心量が最大の状態であ
る。
また第9図の偏心量0の状態から第2図の偏心
量最大の状態に戻すには、操作ワイヤー19を前
とは逆方向(第9図の矢印Fの方向)に操作すれ
ばよい。
量最大の状態に戻すには、操作ワイヤー19を前
とは逆方向(第9図の矢印Fの方向)に操作すれ
ばよい。
すなわち操作ワイヤー19を操作することによ
つて、キヤリヤ22のクランク軸5に対する偏心
量を任意の量に無段階に設定することができる。
つて、キヤリヤ22のクランク軸5に対する偏心
量を任意の量に無段階に設定することができる。
つぎに無段変速機構の作用を説明する。
第10図は第9図のキヤリヤ22の偏心量0の
状態におけるクランク軸5と、キヤリヤ22と、
遊星核32の軸31と、揺動ピン35と、リング
状ばね36と、遊星歯車34と、第1太陽歯車2
8との関係を示す説明図である。
状態におけるクランク軸5と、キヤリヤ22と、
遊星核32の軸31と、揺動ピン35と、リング
状ばね36と、遊星歯車34と、第1太陽歯車2
8との関係を示す説明図である。
この状態でクランクアーム6を介してクランク
軸5が第10図の矢印Gの方向に回転すると、第
1図に示すようにクランクアーム6と結合した入
力円板15がクランク軸5と一体に回転し、その
結果、第3図に示すように入力円板15の外歯歯
車15aがリング状の内歯歯車20と噛合してい
るため、この内歯歯車20が回転する。またキヤ
リヤ22と一体の外歯歯車22aが内歯歯車20
と噛合しているためキヤリヤ22がクランク軸5
と共に回転する。このため軸31を介して各遊星
核32および遊星歯車34もキヤリヤ22と共に
回動する。しかしてこの場合遊星核32に突設し
た揺動ピン35はリング状ばね36によつて常に
内方へ押圧されており、この場合キヤリヤ22の
中心と、各軸31および揺動ピン35の中心をそ
れぞれ通る円の中心と、第1太陽歯車28の中心
はすべて同心で合致しているため、クランク軸5
の中心O1と、軸31の中心O4と、揺動ピン35
の中心O5のなす角θはすべての遊星核32にお
いて不変である。したがつてこの場合各遊星核3
2はどの位相においてもキヤリヤ22に対して全
く回転せず、キヤリヤ22と共に公転するのみで
ある。
軸5が第10図の矢印Gの方向に回転すると、第
1図に示すようにクランクアーム6と結合した入
力円板15がクランク軸5と一体に回転し、その
結果、第3図に示すように入力円板15の外歯歯
車15aがリング状の内歯歯車20と噛合してい
るため、この内歯歯車20が回転する。またキヤ
リヤ22と一体の外歯歯車22aが内歯歯車20
と噛合しているためキヤリヤ22がクランク軸5
と共に回転する。このため軸31を介して各遊星
核32および遊星歯車34もキヤリヤ22と共に
回動する。しかしてこの場合遊星核32に突設し
た揺動ピン35はリング状ばね36によつて常に
内方へ押圧されており、この場合キヤリヤ22の
中心と、各軸31および揺動ピン35の中心をそ
れぞれ通る円の中心と、第1太陽歯車28の中心
はすべて同心で合致しているため、クランク軸5
の中心O1と、軸31の中心O4と、揺動ピン35
の中心O5のなす角θはすべての遊星核32にお
いて不変である。したがつてこの場合各遊星核3
2はどの位相においてもキヤリヤ22に対して全
く回転せず、キヤリヤ22と共に公転するのみで
ある。
しかしながら各遊星歯車34は第1太陽歯車2
8とそれぞれ噛合しているため、この第1太陽歯
車28の負荷抵抗によつて各遊星歯車34は第2
図において時計方向に回転しようとするが、この
回転はラチエツト33aと爪33bから成る一方
向クラツチ33の作用によつて阻止される。した
がつて第1太陽歯車28はキヤリヤ22と一体的
に回動する遊星歯車34によつて第9図の矢印H
のようにクランク軸5と一体的に同方向に回転す
る。したがつてこの場合クランク軸5に対する第
1太陽歯車28の変速比は1:1である。
8とそれぞれ噛合しているため、この第1太陽歯
車28の負荷抵抗によつて各遊星歯車34は第2
図において時計方向に回転しようとするが、この
回転はラチエツト33aと爪33bから成る一方
向クラツチ33の作用によつて阻止される。した
がつて第1太陽歯車28はキヤリヤ22と一体的
に回動する遊星歯車34によつて第9図の矢印H
のようにクランク軸5と一体的に同方向に回転す
る。したがつてこの場合クランク軸5に対する第
1太陽歯車28の変速比は1:1である。
また第1太陽歯車28が回転すると、軸37を
介して遊星歯車38も共に公転するが、この遊星
歯車38はクランク軸5と一体に回転している入
力円板15の内歯歯車15bと噛合しているため
自転しないから、各遊星歯車38と噛合している
第2太陽歯車26も結局クランク軸5と一体的に
回転する。したがつてこの場合出力部材であるク
ランクギヤ13もクランク軸5と1:1で回転す
る。
介して遊星歯車38も共に公転するが、この遊星
歯車38はクランク軸5と一体に回転している入
力円板15の内歯歯車15bと噛合しているため
自転しないから、各遊星歯車38と噛合している
第2太陽歯車26も結局クランク軸5と一体的に
回転する。したがつてこの場合出力部材であるク
ランクギヤ13もクランク軸5と1:1で回転す
る。
つぎに変速操作によつて、キヤリヤ22を第
2,11図に示す最大偏心状態にした場合は、ク
ランク軸5の矢印G方向の回転にともなつて、前
述したようにキヤリヤ22が軸5と一体的に回転
し、その結果各遊星核32も軸31と共に回動す
るが、この場合キヤリヤ22が軸5に対して偏心
しており、かつ各揺動ピン35はリング状ばね3
6によつて常に内方へ押圧されているから、各遊
星核32はキヤリヤ22に対しても時々刻々回動
する。
2,11図に示す最大偏心状態にした場合は、ク
ランク軸5の矢印G方向の回転にともなつて、前
述したようにキヤリヤ22が軸5と一体的に回転
し、その結果各遊星核32も軸31と共に回動す
るが、この場合キヤリヤ22が軸5に対して偏心
しており、かつ各揺動ピン35はリング状ばね3
6によつて常に内方へ押圧されているから、各遊
星核32はキヤリヤ22に対しても時々刻々回動
する。
すなわちクランク軸5の中心をO1とし、軸3
1の中心をO4とし、揺動ピン35の中心をO5と
すると、O1,O4,O5のなす角θは、第10図の
場合常に一定であるが、第11図の場合はそれぞ
れθ1〜θ7のように変化する。そしてこの場合θ1が
最小で、θ4が最大であり、相互間には θ1<θ2<θ3<θ4の関係が生ずる。
1の中心をO4とし、揺動ピン35の中心をO5と
すると、O1,O4,O5のなす角θは、第10図の
場合常に一定であるが、第11図の場合はそれぞ
れθ1〜θ7のように変化する。そしてこの場合θ1が
最小で、θ4が最大であり、相互間には θ1<θ2<θ3<θ4の関係が生ずる。
すなわちこのθ1〜θ4までの間の遊星歯車34に
は第11図に示す矢印I方向の回転が生ずるた
め、この矢印I方向の回転と、軸5を中心とする
遊星歯車34の矢印J方向の公転によつて、これ
と噛合する第1太陽歯車28を第11図の矢印K
で示すように軸5より増速して回転させる。なお
この場合本実施例では遊星歯車34が7個あるた
め、回転増速域にない歯車34は増速されない
が、前記した一方向クラツチ33の作用によつて
7個の遊星歯車34の中、その時最高の増速域に
ある1個の遊星歯車34のみが第1太陽歯車28
を駆動し、残りの6個の遊星歯車34は、逆にそ
の第1太陽歯車28によつて回転させられるよう
になる。すなわちこの時その遊星歯車34のラチ
エツト33aは爪33bに対してすべつて回転す
ることになる。
は第11図に示す矢印I方向の回転が生ずるた
め、この矢印I方向の回転と、軸5を中心とする
遊星歯車34の矢印J方向の公転によつて、これ
と噛合する第1太陽歯車28を第11図の矢印K
で示すように軸5より増速して回転させる。なお
この場合本実施例では遊星歯車34が7個あるた
め、回転増速域にない歯車34は増速されない
が、前記した一方向クラツチ33の作用によつて
7個の遊星歯車34の中、その時最高の増速域に
ある1個の遊星歯車34のみが第1太陽歯車28
を駆動し、残りの6個の遊星歯車34は、逆にそ
の第1太陽歯車28によつて回転させられるよう
になる。すなわちこの時その遊星歯車34のラチ
エツト33aは爪33bに対してすべつて回転す
ることになる。
第12図は縦座標に増速変速比をとり、横座標
に第1太陽歯車28の回転角度をとつて示した本
発明装置の1組の遊星歯車増速機構による増速特
性を示すものである。
に第1太陽歯車28の回転角度をとつて示した本
発明装置の1組の遊星歯車増速機構による増速特
性を示すものである。
これからわかるように、変速比の変動をできる
だけ小さくするためには、遊星歯車34の使用個
数を多くするするのがよい。本実施例では7個の
遊星歯車34使用しているため、各遊星歯車34
の第1太陽歯車28に対する駆動角度範囲は約
51゜となる。したがつて第12図からみても本実
施例においては、増速中もほとんど脈動のない回
転駆動力を得ることができる。
だけ小さくするためには、遊星歯車34の使用個
数を多くするするのがよい。本実施例では7個の
遊星歯車34使用しているため、各遊星歯車34
の第1太陽歯車28に対する駆動角度範囲は約
51゜となる。したがつて第12図からみても本実
施例においては、増速中もほとんど脈動のない回
転駆動力を得ることができる。
そして上述のように第1太陽歯車28が第2図
の矢印Kのように増速回転すれば、遊星歯車38
の矢印K方向の公転速度が、キヤリヤ22と共に
回転する入力円板15と一体の内歯歯車15bの
矢印L方向の回転速度より大きくなるため、各遊
星歯車38は矢印M方向の自転を生じる結果、こ
れと噛合している第2太陽歯車26を矢印N方向
に、第1太陽歯車28よりもさらに増速して回転
させることになる。したがつて増速比がさらに増
大する。そしてこの回転が軸筒25、クランクギ
ヤ13、チエン14、後輪用スプロケツト11を
介して後輪8(第7図参照)に伝えられる。
の矢印Kのように増速回転すれば、遊星歯車38
の矢印K方向の公転速度が、キヤリヤ22と共に
回転する入力円板15と一体の内歯歯車15bの
矢印L方向の回転速度より大きくなるため、各遊
星歯車38は矢印M方向の自転を生じる結果、こ
れと噛合している第2太陽歯車26を矢印N方向
に、第1太陽歯車28よりもさらに増速して回転
させることになる。したがつて増速比がさらに増
大する。そしてこの回転が軸筒25、クランクギ
ヤ13、チエン14、後輪用スプロケツト11を
介して後輪8(第7図参照)に伝えられる。
また上述の説明では、最小増速比の場合と最大
増速比の場合を説明したが、操作ワイヤー19の
操作によるキヤリヤ枠18の回動操作量を、中間
の任意量に設定することによつて、本発明装置に
よれば、無段階で任意の速度比が得られることは
説明するまでもなく明らかである。
増速比の場合を説明したが、操作ワイヤー19の
操作によるキヤリヤ枠18の回動操作量を、中間
の任意量に設定することによつて、本発明装置に
よれば、無段階で任意の速度比が得られることは
説明するまでもなく明らかである。
(発明の効果)
つぎに本発明装置の効果を説明する。
この種の無段変速装置は遊星歯車装置を利用し
て増速するものであり、その増速比は遊星歯車の
径と、太陽歯車の径の比によつて定まり、また伝
動力は遊星歯車の使用個数が多い程脈動が小さく
なるという性質がある。
て増速するものであり、その増速比は遊星歯車の
径と、太陽歯車の径の比によつて定まり、また伝
動力は遊星歯車の使用個数が多い程脈動が小さく
なるという性質がある。
しかしながら既知の無段変速機のように同一平
面上にすべての遊星歯車と太陽歯車を配置する場
合は第8図a,b,cに示すように、遊星歯車P
の個数を多くすれば、太陽歯車Sの径が大きくな
るため増速比が小さくなり、また遊星歯車Pの径
を太陽歯車Sの径に比して大きくして増速比を大
にすれば、遊星歯車Pの個数が少なくなつて脈動
が大きくなるという問題点があつたが、上述のよ
うに本発明装置は、第1太陽歯車28と第2太陽
歯車26による遊星歯車を使用した増速装置を、
その伝動系中に二段に配置したから、第1太陽歯
車28の径を遊星歯車34の径に対して大きくす
ると共に、遊星歯車34の使用個数を多くするこ
とにより、伝動力の脈動を小さくすることができ
るうえ、自転車として十分な増速比を容易に得る
ことができるというすぐれた効果が得られる。
面上にすべての遊星歯車と太陽歯車を配置する場
合は第8図a,b,cに示すように、遊星歯車P
の個数を多くすれば、太陽歯車Sの径が大きくな
るため増速比が小さくなり、また遊星歯車Pの径
を太陽歯車Sの径に比して大きくして増速比を大
にすれば、遊星歯車Pの個数が少なくなつて脈動
が大きくなるという問題点があつたが、上述のよ
うに本発明装置は、第1太陽歯車28と第2太陽
歯車26による遊星歯車を使用した増速装置を、
その伝動系中に二段に配置したから、第1太陽歯
車28の径を遊星歯車34の径に対して大きくす
ると共に、遊星歯車34の使用個数を多くするこ
とにより、伝動力の脈動を小さくすることができ
るうえ、自転車として十分な増速比を容易に得る
ことができるというすぐれた効果が得られる。
また本発明装置の第1太陽歯車28と遊星歯車
34とは、リング状ばね36のばね力によつて常
に圧接して噛合するようにしたから、バツクラツ
シユがなくなる結果、伝動系中に発生する振動お
よび騒音を除去することができるという効果も得
られる。
34とは、リング状ばね36のばね力によつて常
に圧接して噛合するようにしたから、バツクラツ
シユがなくなる結果、伝動系中に発生する振動お
よび騒音を除去することができるという効果も得
られる。
さらに本実施例のように、キヤリヤ22の両側
板部によつて各偏心遊星核32を支持する軸31
を両持支持にすれば、各偏心遊星核32および遊
星歯車34の支持強度が増大すると共に、装置全
体をコンパクト化できるという効果が得られる。
板部によつて各偏心遊星核32を支持する軸31
を両持支持にすれば、各偏心遊星核32および遊
星歯車34の支持強度が増大すると共に、装置全
体をコンパクト化できるという効果が得られる。
第1図は本発明装置の縦断面図、第2図は第1
図のA―A線による一部断面で示す正面図、第3
図は第1図のB―B線による断面で示す正面図、
第4図は本発明装置を一部切欠して示す斜視図、
第5図は本発明装置を後輪ハブ軸に装備する場合
の実施例を示す縦断面図、第6図は第5図のC―
C線による一部断面で示す正面図、第7図は自転
車の側面図、第8図a,b,cは遊星歯車と太陽
歯車の各種組合せ状態を示す説明図、第9図は第
2図のキヤリヤを偏心量Oにした状態を示す断面
図、第10図および第11図は本発明装置の変速
作用の説明図、第12図は本発明装置による増速
特性図である。 5…クランク軸、6…クランクアーム(入力部
材)、8…後輪、9…後輪ハブ軸、10…後輪ハ
ブ、11…後輪用スプロケツト、13…クランク
ギヤ、14…チエン、15…入力円板、16…固
定ケース、18…キヤリヤ枠、19…操作ワイヤ
ー、20…内歯歯車、22…キヤリヤ、22a…
外歯歯車、25…軸筒、26…第2太陽歯車、2
8…第1太陽歯車、31…軸、32…偏心遊星
核、33…一方向クラツチ、34…遊星歯車、3
5…揺動ピン、36…リング状ばね、37…軸、
38…遊星歯車。
図のA―A線による一部断面で示す正面図、第3
図は第1図のB―B線による断面で示す正面図、
第4図は本発明装置を一部切欠して示す斜視図、
第5図は本発明装置を後輪ハブ軸に装備する場合
の実施例を示す縦断面図、第6図は第5図のC―
C線による一部断面で示す正面図、第7図は自転
車の側面図、第8図a,b,cは遊星歯車と太陽
歯車の各種組合せ状態を示す説明図、第9図は第
2図のキヤリヤを偏心量Oにした状態を示す断面
図、第10図および第11図は本発明装置の変速
作用の説明図、第12図は本発明装置による増速
特性図である。 5…クランク軸、6…クランクアーム(入力部
材)、8…後輪、9…後輪ハブ軸、10…後輪ハ
ブ、11…後輪用スプロケツト、13…クランク
ギヤ、14…チエン、15…入力円板、16…固
定ケース、18…キヤリヤ枠、19…操作ワイヤ
ー、20…内歯歯車、22…キヤリヤ、22a…
外歯歯車、25…軸筒、26…第2太陽歯車、2
8…第1太陽歯車、31…軸、32…偏心遊星
核、33…一方向クラツチ、34…遊星歯車、3
5…揺動ピン、36…リング状ばね、37…軸、
38…遊星歯車。
Claims (1)
- 1 入力部材によつて回転駆動されるキヤリヤを
偏心調整自在とし、このキヤリヤに偏心軸と内部
に一方向クラツチを有する複数の遊星歯車を配設
すると共に、これらの遊星歯車と弾接する第1太
陽歯車を設け、この第1太陽歯車に軸支した遊星
歯車を入力部材と一体的に形成した内歯歯車と噛
合すると共に、この遊星歯車と噛合する第2太陽
歯車を出力部材としたことを特徴とする自転車用
無段変速装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59263675A JPS61143279A (ja) | 1984-12-13 | 1984-12-13 | 自転車用無段変速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59263675A JPS61143279A (ja) | 1984-12-13 | 1984-12-13 | 自転車用無段変速装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61143279A JPS61143279A (ja) | 1986-06-30 |
| JPH02233B2 true JPH02233B2 (ja) | 1990-01-05 |
Family
ID=17392779
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59263675A Granted JPS61143279A (ja) | 1984-12-13 | 1984-12-13 | 自転車用無段変速装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61143279A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023051371A (ja) * | 2021-09-30 | 2023-04-11 | 株式会社シマノ | 人力駆動車用のコンポーネント |
-
1984
- 1984-12-13 JP JP59263675A patent/JPS61143279A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61143279A (ja) | 1986-06-30 |
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