JPH02235740A - 紙容器用板紙素材、その製造法、及びその板紙素材を用いた紙容器 - Google Patents
紙容器用板紙素材、その製造法、及びその板紙素材を用いた紙容器Info
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- JPH02235740A JPH02235740A JP5841189A JP5841189A JPH02235740A JP H02235740 A JPH02235740 A JP H02235740A JP 5841189 A JP5841189 A JP 5841189A JP 5841189 A JP5841189 A JP 5841189A JP H02235740 A JPH02235740 A JP H02235740A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、紙容器の成形に用いられる板紙素材、その板
紙素材によって成形された紙容器,板紙素材の製法に関
するものである。
紙素材によって成形された紙容器,板紙素材の製法に関
するものである。
(従来の技術)
紙容器は、紙をベースとして、その表裏両面にポリエチ
レン又はポリプロピレン等の熱可塑性合成樹脂を積層し
、或いはアルミ箔層を加えて、外部の空気、液体に対す
るバリアー性、及び内容物に対する密閉性を付与した板
紙素材を用いて、成形されたものである。今日、牛乳、
果汁、酒、醤油、米等各種の食品の容器として、広く実
用化されており、その内容物の種類は食品に限らず広く
日用品にまで広がりつつある。
レン又はポリプロピレン等の熱可塑性合成樹脂を積層し
、或いはアルミ箔層を加えて、外部の空気、液体に対す
るバリアー性、及び内容物に対する密閉性を付与した板
紙素材を用いて、成形されたものである。今日、牛乳、
果汁、酒、醤油、米等各種の食品の容器として、広く実
用化されており、その内容物の種類は食品に限らず広く
日用品にまで広がりつつある。
(発明が解決しようとする課題)
紙容器には、成形時のヒートシール性や紙容器自体の経
済性を考慮して、ポリエチレンやポリプロピレンが使用
されている。ところが、これらの合成樹脂は油脂臭とい
われる独特の臭気を持っているために、これらを積層し
た板紙素材で造られた紙容器にも、若干の臭気が存在す
る。このために、微妙な味覚やフレイバーを大事にする
飲食物の場合には、臭気によって商品価値が損なわれる
ことにもなりかねない。特に、ホットベンダーによって
販売される場合の保温状態での長期間の保存、或いは電
子レンジで調理される場合の短時間の強い加熱は、紙容
器からの臭気を一層顕著にすることが多い。
済性を考慮して、ポリエチレンやポリプロピレンが使用
されている。ところが、これらの合成樹脂は油脂臭とい
われる独特の臭気を持っているために、これらを積層し
た板紙素材で造られた紙容器にも、若干の臭気が存在す
る。このために、微妙な味覚やフレイバーを大事にする
飲食物の場合には、臭気によって商品価値が損なわれる
ことにもなりかねない。特に、ホットベンダーによって
販売される場合の保温状態での長期間の保存、或いは電
子レンジで調理される場合の短時間の強い加熱は、紙容
器からの臭気を一層顕著にすることが多い。
こうした臭気を防ぐ方法としては、基本的に、臭気の発
生自体を止める方法、臭気の発生源を密封状態にする方
法、臭気の転移のみを防ぐ方法が考えられる。第1の方
法は新たな素材の開発を含む困難な問題を抱えており、
第2の方法は無臭の素材による密閉を要するのでコスト
高、板紙素材の厚みの増加を招いてしまう。
生自体を止める方法、臭気の発生源を密封状態にする方
法、臭気の転移のみを防ぐ方法が考えられる。第1の方
法は新たな素材の開発を含む困難な問題を抱えており、
第2の方法は無臭の素材による密閉を要するのでコスト
高、板紙素材の厚みの増加を招いてしまう。
従って、本発明は第3の方法に属するものであって、紙
容器の利点である組立時のヒートシール性と保存時のガ
スバリアー性を損なうことなく、上記の臭気の問題につ
いては、飲食物等の内容物に対して臭気が転移するのを
防止することを目的としている。
容器の利点である組立時のヒートシール性と保存時のガ
スバリアー性を損なうことなく、上記の臭気の問題につ
いては、飲食物等の内容物に対して臭気が転移するのを
防止することを目的としている。
(課題を解決するための手段)
本発明は、紙を基材として、少なくともその表裏両面に
熱可塑性合成樹脂層が積層されている紙容器用の板紙に
おいて、組立て時に紙容器内面側に位置する紙基材裏面
側の合成樹脂層が2層以上であって、その中の最外層以
外の層中に脱臭剤を含有させたことを特徴とする紙容器
用の板紙素材を第1項発明とし、上記の板紙素材を用い
た紙容器を第2項発明とし、更に、紙基材の両面に熱可
塑性合成樹脂層を形成するに当り、少なくとも紙容器内
面側となる面に対して、脱臭剤を含有する合成樹脂と脱
臭剤を含有しない合成樹脂とを、何れも溶融状態で且つ
後者の樹脂を最外層となるように上側にして、Tダイか
ら2層のフィルム状に押出し、圧着することを特徴とす
る板紙素材の製造法を第3項発明とする。
熱可塑性合成樹脂層が積層されている紙容器用の板紙に
おいて、組立て時に紙容器内面側に位置する紙基材裏面
側の合成樹脂層が2層以上であって、その中の最外層以
外の層中に脱臭剤を含有させたことを特徴とする紙容器
用の板紙素材を第1項発明とし、上記の板紙素材を用い
た紙容器を第2項発明とし、更に、紙基材の両面に熱可
塑性合成樹脂層を形成するに当り、少なくとも紙容器内
面側となる面に対して、脱臭剤を含有する合成樹脂と脱
臭剤を含有しない合成樹脂とを、何れも溶融状態で且つ
後者の樹脂を最外層となるように上側にして、Tダイか
ら2層のフィルム状に押出し、圧着することを特徴とす
る板紙素材の製造法を第3項発明とする。
板紙素材の積層構造中で、裏面側、つまり紙容器を組立
てたときに内容物側にくる内面側には、少なくとも2層
以上の樹脂層を設け、脱臭剤は、その中の最外層を避け
て、最外層から紙基材に向かって1層目或いは2層目以
上の層中に含有させる。
てたときに内容物側にくる内面側には、少なくとも2層
以上の樹脂層を設け、脱臭剤は、その中の最外層を避け
て、最外層から紙基材に向かって1層目或いは2層目以
上の層中に含有させる。
本発明で使用する脱臭剤は、物理的吸着機構を有し、2
00〜350℃程度の対熱性を有するものである。脱臭
剤の具体例としては、活性炭系、ゼオライト系、クリス
トバライト系、シリカ質系、チタニア系、牛骨粉(燐酸
カルシウム)系を挙げることができる。これらの脱臭剤
は、平均粒径1〜10μm程度であることが望ましい。
00〜350℃程度の対熱性を有するものである。脱臭
剤の具体例としては、活性炭系、ゼオライト系、クリス
トバライト系、シリカ質系、チタニア系、牛骨粉(燐酸
カルシウム)系を挙げることができる。これらの脱臭剤
は、平均粒径1〜10μm程度であることが望ましい。
脱臭剤を含有させるべき樹脂層の厚さが50μm以内で
あれば、10μm以上の脱臭剤は樹脂層の膜割れ現象を
引起こし、ガスバリア性を低下させてしまう恐れがある
。また、1μm以下では細かいために、樹脂中に含有さ
せる際に二次凝集を起こす恐れがある。
あれば、10μm以上の脱臭剤は樹脂層の膜割れ現象を
引起こし、ガスバリア性を低下させてしまう恐れがある
。また、1μm以下では細かいために、樹脂中に含有さ
せる際に二次凝集を起こす恐れがある。
脱臭剤の含有量は、脱臭剤の種類、含有させる樹脂層の
厚さ、積層状態にもよるが、含有させる樹脂層全体の0
.05〜30重量%程度とする。
厚さ、積層状態にもよるが、含有させる樹脂層全体の0
.05〜30重量%程度とする。
本発明の紙基材は、天然紙、合成紙或いは混抄紙のいず
れでも良いが、紙容器の製造時の折込み、組立て等製造
作業の適性、及び容器形状の安定性からすると、坪量3
0〜5 0 0 glrd1特に150〜4 5 0
glrd程度が好ましい。
れでも良いが、紙容器の製造時の折込み、組立て等製造
作業の適性、及び容器形状の安定性からすると、坪量3
0〜5 0 0 glrd1特に150〜4 5 0
glrd程度が好ましい。
また、紙基材に積層する熱可塑性合成樹脂としては、ポ
リエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂の他
に、ポリエステル、ポリウレタン、ポリ塩化ビニリデン
、ポリエチレンビニルアルコール、ポリアクリルニトリ
ル、アイオノマー、ポリ塩化三フッ化エチレン、アクリ
ルーエチレン共重合体、ポリアミド、ポリスチレン、エ
チレン・酢酸ビニル共重合体等の各種樹脂を適宜組合わ
せて用いることができる。上記の合成樹脂の中、ポリ塩
化ビニリデン、ポリエチレンビニルアルコル、ポリエス
テル、ポリアクリルニトリルは、バリアー性が優れてい
るので、浸透性の強い内容物の容器に適している。
リエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂の他
に、ポリエステル、ポリウレタン、ポリ塩化ビニリデン
、ポリエチレンビニルアルコール、ポリアクリルニトリ
ル、アイオノマー、ポリ塩化三フッ化エチレン、アクリ
ルーエチレン共重合体、ポリアミド、ポリスチレン、エ
チレン・酢酸ビニル共重合体等の各種樹脂を適宜組合わ
せて用いることができる。上記の合成樹脂の中、ポリ塩
化ビニリデン、ポリエチレンビニルアルコル、ポリエス
テル、ポリアクリルニトリルは、バリアー性が優れてい
るので、浸透性の強い内容物の容器に適している。
電子レンジ加熱用の食品の紙容器を例に捕れば、合成樹
脂層を2層にして、紙基材l9接する側に脱臭剤含有の
ポリエチレン層を設け、耐熱性の良好なポリエステルや
ポリウレタンを最外層にすると、合成樹脂層と紙基材と
の接着性が良好で、耐熱性、食品フレーバー保持特性の
良好な紙容器が得られる。なお、高度のガスバリアー性
が要求されたり、浸透性の高い内容物を収納する場合に
は、アルミニウム箔を積層中の1層とすると良い。 本
発明に係る板紙素材の製造例を、合成樹脂層を2層に積
層する場合について示せば、Tダイを使う方法が有利で
あって、脱臭剤を含む樹脂と、これを含まない樹脂とを
、いずれも溶融状態で2層のフィルム状にして、Tダイ
から押出して紙基材の上面に圧着するのであるが、この
時に脱臭剤を含む合成樹脂層を下側として紙基材に接す
るようにして積層する。また、合成樹脂層を3層以上と
する場合には、3層以上の押出しが可能なTダイを使用
しても良いが、予め合成樹脂を積層した紙基材を使用し
て、その上面にTダイから押出した合成樹脂を圧着する
こともできる。上記の他に、押出機で製造されたフィル
ムどうしを接着剤を使用して、或いはドライラミネー夕
を使用して、貼合わせても良いがTダイ法に比べて効率
が劣る。
脂層を2層にして、紙基材l9接する側に脱臭剤含有の
ポリエチレン層を設け、耐熱性の良好なポリエステルや
ポリウレタンを最外層にすると、合成樹脂層と紙基材と
の接着性が良好で、耐熱性、食品フレーバー保持特性の
良好な紙容器が得られる。なお、高度のガスバリアー性
が要求されたり、浸透性の高い内容物を収納する場合に
は、アルミニウム箔を積層中の1層とすると良い。 本
発明に係る板紙素材の製造例を、合成樹脂層を2層に積
層する場合について示せば、Tダイを使う方法が有利で
あって、脱臭剤を含む樹脂と、これを含まない樹脂とを
、いずれも溶融状態で2層のフィルム状にして、Tダイ
から押出して紙基材の上面に圧着するのであるが、この
時に脱臭剤を含む合成樹脂層を下側として紙基材に接す
るようにして積層する。また、合成樹脂層を3層以上と
する場合には、3層以上の押出しが可能なTダイを使用
しても良いが、予め合成樹脂を積層した紙基材を使用し
て、その上面にTダイから押出した合成樹脂を圧着する
こともできる。上記の他に、押出機で製造されたフィル
ムどうしを接着剤を使用して、或いはドライラミネー夕
を使用して、貼合わせても良いがTダイ法に比べて効率
が劣る。
(作用)
本発明においては、合成樹脂に固有の臭気を脱臭剤で吸
着し、食品の味覚、フレーバーを損なうことなく、長期
に保存し、或いは加熱処理することが可能な紙容器を提
供することができるのであるが、本発明の構成上最も重
要なことは、この脱臭剤を含有させる合成樹脂層の位置
である。即ち、本発明においては、必ず合成樹脂層を2
層以上として、且つその中の紙基材に接する層中に脱臭
剤を含有させなければならない。
着し、食品の味覚、フレーバーを損なうことなく、長期
に保存し、或いは加熱処理することが可能な紙容器を提
供することができるのであるが、本発明の構成上最も重
要なことは、この脱臭剤を含有させる合成樹脂層の位置
である。即ち、本発明においては、必ず合成樹脂層を2
層以上として、且つその中の紙基材に接する層中に脱臭
剤を含有させなければならない。
このように構成することによって、脱臭剤は、それ自身
が含有されている合成樹脂層の臭気を始めとして、その
合成樹脂層に隣接する合成樹脂層の臭気をも吸着するこ
とが可能となり、その一方において、内容物との間には
少なくとも最外層の合成樹脂を介しているので、脱臭剤
の吸着力によって内容物たる食品の固有の味覚やフレー
バーが損なわれることがない。
が含有されている合成樹脂層の臭気を始めとして、その
合成樹脂層に隣接する合成樹脂層の臭気をも吸着するこ
とが可能となり、その一方において、内容物との間には
少なくとも最外層の合成樹脂を介しているので、脱臭剤
の吸着力によって内容物たる食品の固有の味覚やフレー
バーが損なわれることがない。
(実施例)
以下、図面に示す実施例に従って、本発明を説明する。
第1図は、構造の簡単な紙容器用板紙素材の積層構造を
示す説明図であって、紙基材1は天然パルプを抄紙して
得られた天然紙であって、その表面側、つまり容器外面
側となる面には、脱臭剤を含有しないポリエチレン層2
が積層されている。紙基材1の裏面側、つまり容器内面
側となる面には、脱臭剤を含有するポリエチレン層3が
設けられ、更に、ポリエチレン層3の上面には、脱臭剤
を含有しないポリエチレン層4が積層されており、紙容
器が成形された後には、このポリエチレン層4が内容物
と直接に接する層となる。
示す説明図であって、紙基材1は天然パルプを抄紙して
得られた天然紙であって、その表面側、つまり容器外面
側となる面には、脱臭剤を含有しないポリエチレン層2
が積層されている。紙基材1の裏面側、つまり容器内面
側となる面には、脱臭剤を含有するポリエチレン層3が
設けられ、更に、ポリエチレン層3の上面には、脱臭剤
を含有しないポリエチレン層4が積層されており、紙容
器が成形された後には、このポリエチレン層4が内容物
と直接に接する層となる。
従って、この実施例に係る紙容器は、脱臭剤含有のポリ
エチレン層3においては、この層自身のポリエチレンか
ら生じる臭気は脱臭剤によって吸収される。また、内容
物と接するポリエチレン層4から生じる臭気についても
、大半,が隣接するポリエチレン層3中の脱臭剤に吸収
されるので、その臭気が内容物10に転移する余地は小
さくなる。
エチレン層3においては、この層自身のポリエチレンか
ら生じる臭気は脱臭剤によって吸収される。また、内容
物と接するポリエチレン層4から生じる臭気についても
、大半,が隣接するポリエチレン層3中の脱臭剤に吸収
されるので、その臭気が内容物10に転移する余地は小
さくなる。
尚、上記第1図に示した板紙素材の具体的な製造例を説
明すれば、次のようになる。先ず、天然紙からなる紙基
材1の片側表面上に、Tダイから溶融状態の低密度ポリ
エチレンをフィルム状に押出し圧着して、30μmの層
2を形成した。この層2が固化した後、紙基材1を反転
させて層2が設けられていない面を上向きにした。一方
、溶融状態の低密度ポリエチレン90重量%に対して1
0重量%の活性炭粉末を混練したものと、活性炭粉末を
含有しない低密度ポリエチレンとを、前記紙基材1の上
面に、前者の樹脂が下になるようにTダイから2層のフ
ィルム状に押出し圧着した。
明すれば、次のようになる。先ず、天然紙からなる紙基
材1の片側表面上に、Tダイから溶融状態の低密度ポリ
エチレンをフィルム状に押出し圧着して、30μmの層
2を形成した。この層2が固化した後、紙基材1を反転
させて層2が設けられていない面を上向きにした。一方
、溶融状態の低密度ポリエチレン90重量%に対して1
0重量%の活性炭粉末を混練したものと、活性炭粉末を
含有しない低密度ポリエチレンとを、前記紙基材1の上
面に、前者の樹脂が下になるようにTダイから2層のフ
ィルム状に押出し圧着した。
活性炭粉末含有のポリエチレン層3の厚さは30μm、
活性炭粉末を含有しないポリエチレン層4の厚さは40
μmであった。
活性炭粉末を含有しないポリエチレン層4の厚さは40
μmであった。
次に、上記の板紙素材を用いて、30μmの低密度ポリ
エチレン2の面を紙容器の外面側になるようにして、所
定の方法で折込み、2 5 0 mlの日本酒(特級)
を充填した後密封して、切妻形頂部の酒容り紙容器を製
造した。この紙容器を常温で1月保存した後に開封し、
紙容器自体の樹脂臭と日本酒の香りとを官能的に観察し
た。樹脂臭は紙容器、日本酒の何れにも感じられず、日
本酒の香りは紙容器詰めしなかったものと全く変わると
ころがなかった。なお、活性炭粉末を混練したことによ
るポリエチレン層3の接着強度のについても、不都合は
見られなかった。
エチレン2の面を紙容器の外面側になるようにして、所
定の方法で折込み、2 5 0 mlの日本酒(特級)
を充填した後密封して、切妻形頂部の酒容り紙容器を製
造した。この紙容器を常温で1月保存した後に開封し、
紙容器自体の樹脂臭と日本酒の香りとを官能的に観察し
た。樹脂臭は紙容器、日本酒の何れにも感じられず、日
本酒の香りは紙容器詰めしなかったものと全く変わると
ころがなかった。なお、活性炭粉末を混練したことによ
るポリエチレン層3の接着強度のについても、不都合は
見られなかった。
第2図は、別の実施例に係る板紙素材の積層構造の説明
図であって、紙基材11の表面側、つまり容器外面側と
なる面には脱臭剤を含まないポリエチレン層!2が積層
されており、一方、紙基材11の裏面側には、ポリエチ
レン層l3、アイオノマー層14、アルミニウム箔層l
5、アイオノマ一層16、脱臭剤を含むポリエチレン層
l7、及び内容物10と接する紙容器最内面のポリエチ
レン層18が順次積層されている。上記の積層構造にお
いて、アルミニウム箔層15は、板紙素材のバリアー性
を向上させるためのものであって、アイオノマー層14
、l6は、上記アルミニウム箔層15とポリエチレン層
13、脱臭剤を含むポリエチレン層l7との間の熱融着
剤として機能する。
図であって、紙基材11の表面側、つまり容器外面側と
なる面には脱臭剤を含まないポリエチレン層!2が積層
されており、一方、紙基材11の裏面側には、ポリエチ
レン層l3、アイオノマー層14、アルミニウム箔層l
5、アイオノマ一層16、脱臭剤を含むポリエチレン層
l7、及び内容物10と接する紙容器最内面のポリエチ
レン層18が順次積層されている。上記の積層構造にお
いて、アルミニウム箔層15は、板紙素材のバリアー性
を向上させるためのものであって、アイオノマー層14
、l6は、上記アルミニウム箔層15とポリエチレン層
13、脱臭剤を含むポリエチレン層l7との間の熱融着
剤として機能する。
この実施例においても、脱臭剤は、紙基材11と紙容器
最内面側のポリエチレン層18との間にある樹脂層中に
含有されている。特にアルミニウム箔層l5が内容物1
0に対する臭気移行のバリアとなることも考慮すれば、
このアルミニウム箔層l5よりも紙容器外面側にある樹
脂層の臭気が内容物10に影響することはないので、ア
イオノマー樹脂層16、ポリエチレン層l7、及び最内
のポリエチレン層18のみを臭気対策の対象とし、且つ
内容物10に接する最内層と避けるとともに、熱融着能
力を低下させる恐れのあるアイオノマー層16を避けて
、ポリエチレン層l7中に脱臭剤を含有させている。
最内面側のポリエチレン層18との間にある樹脂層中に
含有されている。特にアルミニウム箔層l5が内容物1
0に対する臭気移行のバリアとなることも考慮すれば、
このアルミニウム箔層l5よりも紙容器外面側にある樹
脂層の臭気が内容物10に影響することはないので、ア
イオノマー樹脂層16、ポリエチレン層l7、及び最内
のポリエチレン層18のみを臭気対策の対象とし、且つ
内容物10に接する最内層と避けるとともに、熱融着能
力を低下させる恐れのあるアイオノマー層16を避けて
、ポリエチレン層l7中に脱臭剤を含有させている。
第3図は、別の実施例を示す板紙素材の積層構造の説明
図である。この第3図に示された実施例では、紙基材2
1の紙容器表面側には、脱臭剤を含有するポリエチレン
層22、脱臭剤を含有しないポリエチレン層23を順次
積層され、一方、紙容器裏面側には脱臭剤を含有するポ
リエチレン層24、脱臭剤を含有しないポリエチレン層
25、変性ポリエチレン系接着剤層26、ポリエステル
フィルム27、変性ポリエチレン系接着剤層28、脱臭
剤を含有するポリエチレン層29、及び脱臭剤を含有し
ないポリエチレン層30が順次積層されている。
図である。この第3図に示された実施例では、紙基材2
1の紙容器表面側には、脱臭剤を含有するポリエチレン
層22、脱臭剤を含有しないポリエチレン層23を順次
積層され、一方、紙容器裏面側には脱臭剤を含有するポ
リエチレン層24、脱臭剤を含有しないポリエチレン層
25、変性ポリエチレン系接着剤層26、ポリエステル
フィルム27、変性ポリエチレン系接着剤層28、脱臭
剤を含有するポリエチレン層29、及び脱臭剤を含有し
ないポリエチレン層30が順次積層されている。
この実施例では、アルミニウム箔層に変えて同様にバリ
ア性のあるポリエステルフィルム27を使用すると共に
、3つの層に脱臭剤を含有させることで紙容器全体から
の樹脂臭の除去を可能にしている。
ア性のあるポリエステルフィルム27を使用すると共に
、3つの層に脱臭剤を含有させることで紙容器全体から
の樹脂臭の除去を可能にしている。
(発明の効果)
本発明に係る紙容器用板紙素材は、組立て時に紙容器内
面側に位置する合成樹脂層を2層以上として、その最外
層以外の層中に脱臭剤を含有させたので、紙容器の板紙
素材として使用したときに、ポリエチレン層の樹脂臭が
活性炭粉末に吸着されるので、樹脂臭のない紙容器が得
られる。一方、内容物は、活性炭粉末を含有する層と直
接的に接触しないので、その内容物に固有の香りやフレ
イバーを損なう恐れがなく、しかも樹脂臭が内容物に転
移する恐れもない。
面側に位置する合成樹脂層を2層以上として、その最外
層以外の層中に脱臭剤を含有させたので、紙容器の板紙
素材として使用したときに、ポリエチレン層の樹脂臭が
活性炭粉末に吸着されるので、樹脂臭のない紙容器が得
られる。一方、内容物は、活性炭粉末を含有する層と直
接的に接触しないので、その内容物に固有の香りやフレ
イバーを損なう恐れがなく、しかも樹脂臭が内容物に転
移する恐れもない。
また、本発明に係る板紙素材の製造法は、2層押出しを
使うものであるから、脱臭剤の含有に起因する若干の溶
融接着力低下を全く問題とすることなく、各層間の良好
な接着性が得られ、完全密閉性に優れた紙容器を製造す
ることができる。
使うものであるから、脱臭剤の含有に起因する若干の溶
融接着力低下を全く問題とすることなく、各層間の良好
な接着性が得られ、完全密閉性に優れた紙容器を製造す
ることができる。
第1図、第2図及び第3図は、何れも本発明の各種実施
例に係る紙容器用板紙素材の積層構造を示す説明図であ
る。 1、11、21・・・・・・紙基材、 2、l2、22・・・・・・外面ポリエチレン層、3、
17、23、24、29・・・・・・脱臭剤含有ポリエ
チレン層、 4、l3、18、25、30・・・・・・ポリエチレン
層、15・・・・・・アルミニウム箔層、 27・・・・・・ポリエステル層。
例に係る紙容器用板紙素材の積層構造を示す説明図であ
る。 1、11、21・・・・・・紙基材、 2、l2、22・・・・・・外面ポリエチレン層、3、
17、23、24、29・・・・・・脱臭剤含有ポリエ
チレン層、 4、l3、18、25、30・・・・・・ポリエチレン
層、15・・・・・・アルミニウム箔層、 27・・・・・・ポリエステル層。
Claims (3)
- (1)紙を基材として、少なくともその表裏両面に熱可
塑性合成樹脂層が積層されている紙容器用の板紙におい
て、組立て時に紙容器内面側に位置する紙基材裏面側の
合成樹脂層が2層以上であって、その最外層以外の層中
に脱臭剤を含有させたことを特徴とする紙容器用の板紙
素材。 - (2)第1項記載の板紙素材を用いて組立てられた紙容
器。 - (3)紙基材の両面に熱可塑性合成樹脂層を形成するに
当り、少なくとも紙容器内面側となる面に対して、脱臭
剤を含有する合成樹脂と脱臭剤を含有しない合成樹脂と
を、何れも溶融状態で且つ後者の樹脂を最外層となるよ
うに上側にして、Tダイから2層のフィルム状に押出し
、圧着することを特徴とする板紙素材の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1058411A JP2564644B2 (ja) | 1989-03-10 | 1989-03-10 | 紙容器用板紙素材、その製造法、及びその板紙素材を用いた紙容器 |
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