JPH0223877Y2 - - Google Patents

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JPH0223877Y2
JPH0223877Y2 JP4149586U JP4149586U JPH0223877Y2 JP H0223877 Y2 JPH0223877 Y2 JP H0223877Y2 JP 4149586 U JP4149586 U JP 4149586U JP 4149586 U JP4149586 U JP 4149586U JP H0223877 Y2 JPH0223877 Y2 JP H0223877Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はデイスクブレーキ用の摩擦パツドに関
し、特に摩擦材が摩耗限界まで摩耗したとき断線
部が断線するようにした電気式の摩耗検知センサ
を備えた摩擦パツドに関する。
〔従来技術〕
一般に、デイスクブレーキ用の摩擦パツドはブ
レーキに取付けられる裏金と、該裏金の表面に接
着材、加圧成形等の手段によつて固着されてお
り、車輪と共に回転するデイスクと摩擦係合する
ことによつて制動を加えつつ摩耗する摩擦材とか
ら構成されている。そして、該摩擦材の摩耗量が
摩耗限界に達した時には新しい摩擦材と交換する
必要があるため、摩擦パツドには摩擦材が摩耗限
度まで摩耗したことを警報するための摩耗警報装
置が設けられている。
この種摩耗警報装置としては、金属製摩耗警報
片を用いたものの他に、リード線を折曲げて断線
部とし、該断線部を突出させた状態で該リード線
に裏金挿入用の差込部を設けた電気式の摩耗検知
センサを用いたものが知られている。
而して、上述した摩耗検知センサを摩擦パツド
に取付ける方法として、従来技術によれば、裏金
に裏側から表面に貫通する差込穴を設け、リード
線の断線部が摩擦材の摩耗限界面に達するように
差込部を差込穴に差込み、接着剤で固着するよう
にしている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
而して、摩耗検知センサを裏金に固定するため
に接着剤を用いた従来技術は差込穴と差込部との
間隙を接着剤でシールでき、雨水等がリード線の
断線部側に侵入するのを防止できる点で優れてい
るが、制動時の摩擦熱によつて摩擦パツドの温度
は数百度にも達するため、該高熱によつて接着剤
の接着力が劣化し、摩耗検知センサが裏金の差込
穴から抜落ちてしまうという欠点がある。
〔問題点を解決するための手段〕 上述した問題点を解決するために構成された本
考案の手段は、表面に摩擦材が取付けられた裏金
と、該裏金の表面又は裏面のすくなくともいずれ
か一方に設けられた係止部と、該係止部の近傍に
位置し、断線部を前記摩擦材の摩耗限界面まで突
出させて前記裏金の裏面から表面側に挿通された
摩耗検知センサと、該摩耗検知センサを前記裏金
に固定する固定部材からなり、該固定部材は前記
裏金の表面及び裏面に当接し、いずれか一方には
前記係止部に係合する係合部を備えた表側挟持部
及び裏側挟持部と、該裏側挟持部に一体的に形成
され、前記摩耗検知センサを前記裏金に押圧する
センサ押圧部と、前記表側挟持部及び裏側挟持部
を連結する連結部と、該連結部の両端側に形成さ
れ、前記裏金の周面に当接する一対のばね部とか
らなる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づき詳述す
る。
図において、1はデイスクブレーキ用の摩擦パ
ツド、2は該摩擦パツド1を構成する厚板状の裏
金で、該裏金2の左右両端にはブレーキの移動機
構(図示せず)に支持するための上側突片3Aと
下側突片3Bが形成されている。
4,4は各下側突片3B近傍に位置して裏金2
の表面2Aにポンチを打込むことによつて裏面2
Bに突出形成した突状係止部で、該各突状係止部
4を形成するために表面2Aに形成されたポンチ
穴は凹状係止部5になつている。そして、裏金2
の一端側に位置する突状係止部4の側方に位置し
て裏金2の表面2Aから裏面2Bには後述する摩
耗検知センサ9を挿着するための差込穴6が貫通
して形成されている。
7は前記裏金2の表面2Aにモールド法により
加圧形成され、デイスクと摩擦係合することによ
つて制動を与えつつ摩耗する摩擦材で、該摩擦材
7は該表面2Aのほぼ全面にわたつて固着されて
いるが、各凹状係止部5の周囲には摩擦材7は固
着されていない。また、該摩擦材7には前記差込
穴6と同心円状に有底の凹陥部8が形成されてお
り、該凹陥部8の底面8Aは摩擦材7の摩耗限界
面7Aに一致するように形成されている。
9は本実施例に用いる電気式の摩耗検知センサ
で、該摩耗検知センサ9は中間を略U字状に折曲
げ、デイスクに接触することにより断線する断線
部10Aとし、両端はソケツト11に接続したリ
ード線10と、裏金2の差込穴6に挿入される円
柱状の挿入部12A及び裏金2の裏面2Aに当接
するフランジ部12Bからなり、該挿入部12A
の先端面から前記断線部10Aを露出させた状態
で前記リード線10の中間側に固着された合成樹
脂材等からなる挿入栓体12とから構成されてい
る。
次に、13は前記摩耗検知センサ9を裏金2に
固定するための固定部材を示す。14は該固定部
材13を構成し、裏金2の表面2A側に当接する
表側挟持部で、該表側挟持部14は内側に突状に
湾曲して裏金2の表面2Aに当接する表側当接片
14Aと、該表側当接片14Aの上端から幅狭舌
片状に突出形成され、裏金2の凹状係止部5内に
嵌入係合するように内向き湾曲状に折曲げられた
係止片14Bとからなつている。15は前記表側
挟持部14に対向し、裏金2の表面2A側に当接
する裏側挟持部で、該裏側挟持部15は前記表側
挟持部14よりも縦幅及び横幅が広幅に形成され
た方形状をなしており、中央には裏金2の突状係
止部4に嵌合する嵌合穴15Aが形成されてい
る。また、16,16は裏金2の差込穴6に挿入
した挿入栓体12を裏金2に押付けるための上下
一対のセンサ押圧部で、該各センサ押圧部16は
ばね性を与えるための湾曲部16Aを介して裏側
挟持部15から横方向に短冊状に突出形成されて
おり、該センサ押圧部16,16間に長溝状に形
成された切欠部はリード線嵌入部17になつてい
る。
更に、18は前記表側挟持部14と裏側挟持部
15を略L字状に連結する連結部で、該連結部1
8の一側には前記センサ押圧部16と同方向に舌
片状に突出し、かつ基部が若干上向きに折曲げら
れることにより裏金2の周面2Cに圧接するよう
になつた一側ばね部19が形成されている。ま
た、該連結部18の他側には裏側挟持部15に平
行な一対の切込み18A,18Aによつて一側ば
ね部19と同形の他側ばね部20が形成されてお
り、該他側ばね部20も基部が若干上向きに折曲
げられることによつて裏金2の周面2Cに圧接す
るようになつている。
かくして、本実施例における固定部材13は、
表側挟持部14、裏側挟持部15、該裏側挟持部
15に形成した嵌合穴15A、該裏側挟持部15
に一体的に形成された一対のセンサ押圧部16,
16、該センサ押圧部16,16間に形成された
リード線嵌入部17、表側挟持部14と裏側挟持
部15を連結する連結部18及び該連結部18の
両側に形成された一対のばね部19,20とから
構成されており、該固定部材13は板材を折曲げ
形成することによつて全体としてもばね性が与え
られている。
本実施例による摩耗検知センサ付き摩擦パツド
は上述の如く構成されるが、次にその組立て順序
について述べる。
まず、摩耗検知センサ9の挿入栓体12に接着
剤を塗布して裏金2の裏面2B側から差込穴6内
に挿し、該センサ9の断線部10Aが摩擦材7の
摩擦限界面7Aに達するように凹陥部8内に臨ま
せた状態にして該挿入栓体12を裏金2に固着す
る。次に、固定部材13の表側挟持部14と裏側
挟持部15を離間するように押し開いて裏金2に
嵌合し、リード線嵌入部17内にリード線10を
嵌入させながら各センサ押圧部16を裏金2の裏
面2Bから突出している挿入栓体12のフランジ
部12Bに当接させる。そして、両側のばね部1
9,20を裏金2の周面2Cに押付け、該各ばね
部19,20のばね力に抗して固定部材13を裏
金2に更に嵌合させることにより表側挟持部14
の係止片14Bを凹状係止部5に係合させ、一
方、裏側挟持部15の嵌合穴15Aを突出係止部
4に嵌合させることにより、摩耗検知センサ9は
摩擦パツド1に接着剤と固定部材13によつて確
実に固着される。
而して、上述した本実施例によれば、摩耗検知
センサ9の挿入栓体12を裏金2に固定するため
の固定部材13は裏側挟持部15に設けられ、裏
金2の突出係止部4に係合する嵌合穴15Aと、
裏金2の周面2Cに圧接する左、右一対のばね部
19,20とによつて裏金2の裏面2B側では第
12図に示すようにA点、B点、C点の3点で裏
金2に支持するようにしてある。また、裏金2の
表面2A側では前記一対のばね部19,20と、
凹状係止部5に係合した表側挟持部14の係止片
14Bとによつて裏面2Bと同様に3点で支持し
てある。この結果、固定部材13は裏金2に対し
て安定性良く係合することができるから、第13
図に示すように固定部材13が回転して裏金2か
ら外れてしまつたり、該回転の際に各センサ押圧
部16がリード線10を切断する事故は確実に防
止できる。
また本実施例に係る固定部材13はそのばね性
を利用して表側挟持部14は裏金2の凹状係止部
5に係止し、裏側挟持部15は突状係止部4に係
合するように構成したから、組付け専用の治具等
を用いることなく容易に、しかも確実に裏金2に
固定することができる。
更に、本実施例による固定部材13の表側挟持
部14の上端側は幅狭舌片状の係止片14Bに形
成したから、従来の金属製摩耗警報片をかしめ止
めするかしめ部をポンチを用いて突出形成するた
めに裏金2の表面2Aに形成されたポンチ穴を凹
状係止部5として利用することができる。この結
果、本実施例による裏金2には、従来の金属板式
摩耗警報片をかしめ止めするようにした裏金もそ
のまま用いることができ、裏金2の利用性を高め
ることができる。
なお、本実施例では、裏金2の表面2Aには凹
状係止部5を設けると共に固定部材13の表側挟
持部14には該凹状係止部5に嵌入係合する係止
片14Bを形成し、裏金2の裏面2Bには突状係
止部4を突出形成すると共に固定部材13の裏側
挟持部15には該係止部4に係合する嵌合穴15
Aを設けるものとして述べたが、上述の構成とは
逆に裏金2の表面2Aには突状係止部を形成し、
裏面2Bには凹状係止部を形成してもよい。更
に、裏金に貫通孔を穿設して表面及び裏面の両面
側に凹状係止部を形成するようにしてもよいし、
表面又は裏面のいずれか一方にのみ凹状係止部又
は突出係止部を形成して固定部材を固定するよう
にしてもよく、要は、固定部材13を裏金2に対
して3点で支持できる構成であればよい。
また、実施例に述べた摩擦パツド1は左側ブレ
ーキキヤリパ用として例に挙げ、摩耗検知センサ
9用の差込穴6も第1図中左端側に位置して裏金
2に形成するものとして述べたが、摩擦パツド1
が右側ブレーキキヤリパ用であれば、該差込穴6
は第1図中右端側に位置して形成すればよい。
〔考案の効果〕
以上詳述した如く構成される本考案によれば、
摩耗検知センサは裏金に接着剤で固着すると共
に、固定部材で裏金に固定したから、該接着剤の
接着力が制動時の摩擦熱によつて劣化した場合で
も、摩耗検知センサが裏金から抜落ちる事故を確
実に防止でき、摩耗検知センサ付き摩擦パツドの
信頼性を著るしく向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る摩擦パツドを
裏面からみた外観図、第2図は一部を破断した摩
擦パツドの平面図、第3図は本実施例で用いる電
気式摩耗検知センサの全体図、第4図は実施例に
係る固定部材の正面図、第5図は該固定部材の右
側面図、第6図は該固定部材の平面図、第7図は
摩擦パツドに摩耗検知センサを固定部材で固定し
た状態を示す組付け状態図、第8図は第7図の平
面図、第9図は第7図中の−矢示方向拡大断
面図、第10図は第7図中の−矢示方向拡大
断面図、第11図は第9図中のB矢視方向図、第
12図は裏金に対する固定部材の係合状態を示す
説明図、第13図は本実施例の固定部材のセンサ
押圧部がリード線を切断してしまう事態を防止し
うる理由を示す状態説明図である。 2……裏金、2A……表面、2B……裏面、7
……摩擦材、4……突状係止部、9……摩耗検知
センサ、10A……断線部、13……固定部材、
14……表側挟持部、15……裏側挟持部、15
A……嵌合穴(係合部)、16……センサ押圧部、
18……連結部、19,20……ばね部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表面に摩擦材が取付けられた裏金と、該裏金の
    表面又は裏面のすくなくともいずれか一方に設け
    られた係止部と、該係止部の近傍に位置し、断線
    部を前記摩擦材の摩耗限界面まで突出させて前記
    裏金の裏面から表面側に挿通された摩耗検知セン
    サと、該摩耗検知センサを前記裏金に固定する固
    定部材からなり、該固定部材は前記裏金の表面及
    び裏面に当接し、いずれか一方には前記係止部に
    係合する係合部を備えた表側挟持部及び裏側挟持
    部と、該裏側挟持部に一体的に形成され、前記摩
    耗検知センサを前記裏金に押圧するセンサ押圧部
    と、前記表側挟持部及び裏側挟持部を連結する連
    結部と、該連結部の両端側に形成され、前記裏金
    の周面に当接する一対のばね部とから構成してな
    る摩耗検知センサ付き摩擦パツド。
JP4149586U 1986-03-20 1986-03-20 Expired JPH0223877Y2 (ja)

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JPS62153435U JPS62153435U (ja) 1987-09-29
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102575736A (zh) * 2009-09-17 2012-07-11 科恩苏普拉斯特责任有限公司 用于车辆盘式制动器的制动块

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102575736A (zh) * 2009-09-17 2012-07-11 科恩苏普拉斯特责任有限公司 用于车辆盘式制动器的制动块

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JPS62153435U (ja) 1987-09-29

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