JPH0224245B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0224245B2 JPH0224245B2 JP62046550A JP4655087A JPH0224245B2 JP H0224245 B2 JPH0224245 B2 JP H0224245B2 JP 62046550 A JP62046550 A JP 62046550A JP 4655087 A JP4655087 A JP 4655087A JP H0224245 B2 JPH0224245 B2 JP H0224245B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- camphor
- insect repellent
- dimethyl fumarate
- present
- cyclohexanone oxime
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は新規な昇華性防虫剤組成物に関するも
のである。さらに詳しくいえば、本発明は、人体
に対する安全性が高く、かつ繊維害虫に対する摂
食阻害活性に優れる上に、その効果の持続性にも
優れた安価な実用的昇華性防虫剤組成物に関する
ものである。 従来の技術 従来、衣料用害虫に対する防虫剤としては、ナ
フタリン、シヨウノウ、p−ジクロロベンゼンな
どが用いられており、なかでも殺虫効果が強くて
安価であるという点で、p−ジクロロベンゼンが
最も広く用いられている。 しかしながら、p−ジクロロベンゼンは有機塩
素系薬剤の1種であつて、生物体内に蓄積し害を
与えるおそれがあり、その使用については規制さ
れる方向にある。すでに、繊維加工の防虫処理剤
である有機塩素系薬剤のアルドリン、テルドリン
は、その使用が禁止されている。 したがつて、近年、p−ジクロロベンゼンに代
る人体に無害な防虫剤あるいは忌避剤の開発研究
が広く行われ、多くの新しい化合物や組合せ薬剤
などが提案されている。例えばトリイソプロピル
−s−トリオキサン又はトリ第三ブチル−s−ト
リオキサンとリナロール、アネトール、メントー
ル、ケイ皮アルデヒド、チモール、オイゲノール
又はこれらの誘導体との組合せを有効成分とした
羊毛用防虫剤(特開昭50−24436号公報)、エーテ
ル結合を有する炭素数10個の環式化合物を有効成
分とする防虫剤(特開昭52−110823号公報)、ア
ダマンタン、昇華性炭化水素及び昇華性又は揮発
性を有する極性化合物を配合して成る昇華性防虫
剤(特開昭53−121936号公報)、ナフタリンとチ
モールとの組合せを有効成分とする防虫剤(特開
昭53−109938号公報)、ナフタリンと2−イソプ
ロピル−5−メチルフエノールとの組合せを有効
成分とする衣料用防虫剤(特開昭54−32620号公
報)、アセトキシムを主成分とする衣料用防虫剤
(特開昭54−101425号公報)、α−位に分枝を有す
る炭素鎖などの置換基をもつた芳香族化合物を活
性成分として含有している防虫剤(特開昭54−
110321号公報)、l−カルボンを有効成分とする
芳香性防虫剤(特開昭55−19229号公報)などが
提案されている。 しかしながら、これらの防虫剤はいずれもp−
ジクロロベンゼンに比べると高価であるとか、そ
の防虫効果が著しく劣るとか、あるいは揮発性が
大きいため持続性が乏しいとか、または経時変化
が著しいなどの欠点を有し、実用上十分満足しう
るものとはいえない。 他方、カンフアーは、最も古くから使用されて
きた防虫剤であつて、安全性が高く、特に和服用
防虫剤として、高いニーズを有しているが、衣料
害虫に対する摂食阻害効力がp−ジクロロベンゼ
ンなどに比べて低いという問題がある。したがつ
て、該カンフアーの防虫効力を強めるための共力
剤が、これまで種々検討されてきた。この共力剤
の中で特にジフエニル(日本特許第1262399号)
及びジヒドロ酢酸(日本特許第1247229号)は、
カンフアーに対する共力防虫効果が大きく、優れ
た共力剤であるが、前者は、カンフアーとの融点
降下が大きくて、両者を混合して長く放置する
と、室温においても液化して汚染を生じるという
問題があるし、後者は、液化の点では問題ない
が、現在工業薬品として入手できる高純度品で
も、淡黄色に着色している上に分子内にα,β−
不飽和カルボニル基が存在するため、長期間保存
する場合に変質するという問題がある。 発明が解決しようとする問題点 本発明は、このような事情のもとで、人体に対
する安全性が高く、かつ繊維害虫に対する摂食阻
害活性に優れる上に、長期間にわたつて変質せ
ず、効果の持続性に優れた安価な実用的昇華性防
虫剤組成物を提供することを目的としてなされた
ものである。 問題点を解決するための手段 本発明者は、前記の優れた性質を有する実用的
な防虫剤組成物を開発するために鋭意研究を重ね
た結果、カンフアーは、無臭、無毒性の結晶で、
かつ比較的融点が高い上に、繊維害虫に対する食
害抑制効果に優れているフマル酸ジメチルを組み
合わせ、これに共力剤としてシクロヘキサノンオ
キシムやジフエニレンオキシドやp−ヒドロキシ
安息香酸エステルを加えることにより、殺虫力が
著しく増強され、その目的を達成しうることを見
い出し、この知見に基づいて本発明を完成するに
至つた。 すなわち、本発明は、(A)カンフアーと(B)フマル
酸ジメチルと(C)シクロヘキサノンオキシム、ジフ
エニレンオキシド及びp−ヒドロキシ安息香酸エ
ステルの中から選ばれた少なくとも1種との組合
せを有効成分とする昇華性防虫剤組成物を提供す
るものである。 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明組成物において、(B)成分として用いられ
るフマル酸ジメチルは、融点102℃、沸点193℃/
760mmHgの無色結晶状固体で、ラツトに対する急
性経口毒性LD50値は2240mg/Kg、ウサギに対す
る皮膚毒性LD50値は1250mg/Kgであつて、安全
性が高く、かつ安定な化合物である。このもの
は、例えばフマル酸とメチルアルコールとをエス
テル化触媒の存在下に反応させることにより、容
易に製造することができる。 このフマル酸ジメチルは、繊維害虫に対する食
害抑制効果に優れているが、殺虫力が若干弱いと
いう欠点を有している。したがつて、本発明組成
物においては、カンフアーとの組合せにおける殺
虫力をさらに高めるために、共力剤として(C)成
分、すなわち、シクロヘキサノンオキシム、ジフ
エニレンオキシド及びp−ヒドロキシ安息香酸エ
ステルの中から選ばれた少なくとも1種が用いら
れる。 該シクロヘキサノンオキシムは融点89〜91℃、
沸点206〜210℃の白色結晶で、シクロヘキサノン
をオキシム化することにより容易に製造すること
ができる。また、この物質は6−ナイロンの原料
でもあり、極めて安価に入手しうる化合物であ
る。このシクロヘキサノンオキシムは、その蒸気
の殺虫作用は実質的にないが、前記のカンフアー
及びフマル酸ジメチルの混合物と組み合わせた場
合、その殺虫効果を著しく増強する。 一方、ジフエニレンオキシドは融点86℃、沸点
287℃の無色結晶で、代謝活性化の有無にもかか
わらず、突然変異原性は認められず、またラツト
に対する急性経口毒性LD50値は雌雄とも10g/
Kg以上であつて、安全性が高く、かつ安定な化合
物である。このものは、フラン誘導体でタール中
に存在し、例えばタール重油を脱晶、脱酸、脱塩
したのち、蒸留することにより得ることができ
る。 このジフエニレンオキシドは、その蒸気の殺虫
作用はほとんどないが、前記のカンフアー及びフ
マル酸ジメチルの混合物と組み合わせた場合、そ
の殺虫効果を著しく増強する。 さらに、p−ヒドロキシ安息香酸エステルは、
従来食品の防腐、防カビ剤として使用されてい
て、安全性の確認された化合物である。このエス
テル類としては融点及び蒸気圧の点などからメチ
ルエステル、エチルエステル、n−プロピルエス
テルが好ましい。これら低級エステル類の融点と
毒性を第1表に示す。
のである。さらに詳しくいえば、本発明は、人体
に対する安全性が高く、かつ繊維害虫に対する摂
食阻害活性に優れる上に、その効果の持続性にも
優れた安価な実用的昇華性防虫剤組成物に関する
ものである。 従来の技術 従来、衣料用害虫に対する防虫剤としては、ナ
フタリン、シヨウノウ、p−ジクロロベンゼンな
どが用いられており、なかでも殺虫効果が強くて
安価であるという点で、p−ジクロロベンゼンが
最も広く用いられている。 しかしながら、p−ジクロロベンゼンは有機塩
素系薬剤の1種であつて、生物体内に蓄積し害を
与えるおそれがあり、その使用については規制さ
れる方向にある。すでに、繊維加工の防虫処理剤
である有機塩素系薬剤のアルドリン、テルドリン
は、その使用が禁止されている。 したがつて、近年、p−ジクロロベンゼンに代
る人体に無害な防虫剤あるいは忌避剤の開発研究
が広く行われ、多くの新しい化合物や組合せ薬剤
などが提案されている。例えばトリイソプロピル
−s−トリオキサン又はトリ第三ブチル−s−ト
リオキサンとリナロール、アネトール、メントー
ル、ケイ皮アルデヒド、チモール、オイゲノール
又はこれらの誘導体との組合せを有効成分とした
羊毛用防虫剤(特開昭50−24436号公報)、エーテ
ル結合を有する炭素数10個の環式化合物を有効成
分とする防虫剤(特開昭52−110823号公報)、ア
ダマンタン、昇華性炭化水素及び昇華性又は揮発
性を有する極性化合物を配合して成る昇華性防虫
剤(特開昭53−121936号公報)、ナフタリンとチ
モールとの組合せを有効成分とする防虫剤(特開
昭53−109938号公報)、ナフタリンと2−イソプ
ロピル−5−メチルフエノールとの組合せを有効
成分とする衣料用防虫剤(特開昭54−32620号公
報)、アセトキシムを主成分とする衣料用防虫剤
(特開昭54−101425号公報)、α−位に分枝を有す
る炭素鎖などの置換基をもつた芳香族化合物を活
性成分として含有している防虫剤(特開昭54−
110321号公報)、l−カルボンを有効成分とする
芳香性防虫剤(特開昭55−19229号公報)などが
提案されている。 しかしながら、これらの防虫剤はいずれもp−
ジクロロベンゼンに比べると高価であるとか、そ
の防虫効果が著しく劣るとか、あるいは揮発性が
大きいため持続性が乏しいとか、または経時変化
が著しいなどの欠点を有し、実用上十分満足しう
るものとはいえない。 他方、カンフアーは、最も古くから使用されて
きた防虫剤であつて、安全性が高く、特に和服用
防虫剤として、高いニーズを有しているが、衣料
害虫に対する摂食阻害効力がp−ジクロロベンゼ
ンなどに比べて低いという問題がある。したがつ
て、該カンフアーの防虫効力を強めるための共力
剤が、これまで種々検討されてきた。この共力剤
の中で特にジフエニル(日本特許第1262399号)
及びジヒドロ酢酸(日本特許第1247229号)は、
カンフアーに対する共力防虫効果が大きく、優れ
た共力剤であるが、前者は、カンフアーとの融点
降下が大きくて、両者を混合して長く放置する
と、室温においても液化して汚染を生じるという
問題があるし、後者は、液化の点では問題ない
が、現在工業薬品として入手できる高純度品で
も、淡黄色に着色している上に分子内にα,β−
不飽和カルボニル基が存在するため、長期間保存
する場合に変質するという問題がある。 発明が解決しようとする問題点 本発明は、このような事情のもとで、人体に対
する安全性が高く、かつ繊維害虫に対する摂食阻
害活性に優れる上に、長期間にわたつて変質せ
ず、効果の持続性に優れた安価な実用的昇華性防
虫剤組成物を提供することを目的としてなされた
ものである。 問題点を解決するための手段 本発明者は、前記の優れた性質を有する実用的
な防虫剤組成物を開発するために鋭意研究を重ね
た結果、カンフアーは、無臭、無毒性の結晶で、
かつ比較的融点が高い上に、繊維害虫に対する食
害抑制効果に優れているフマル酸ジメチルを組み
合わせ、これに共力剤としてシクロヘキサノンオ
キシムやジフエニレンオキシドやp−ヒドロキシ
安息香酸エステルを加えることにより、殺虫力が
著しく増強され、その目的を達成しうることを見
い出し、この知見に基づいて本発明を完成するに
至つた。 すなわち、本発明は、(A)カンフアーと(B)フマル
酸ジメチルと(C)シクロヘキサノンオキシム、ジフ
エニレンオキシド及びp−ヒドロキシ安息香酸エ
ステルの中から選ばれた少なくとも1種との組合
せを有効成分とする昇華性防虫剤組成物を提供す
るものである。 以下、本発明を詳細に説明する。 本発明組成物において、(B)成分として用いられ
るフマル酸ジメチルは、融点102℃、沸点193℃/
760mmHgの無色結晶状固体で、ラツトに対する急
性経口毒性LD50値は2240mg/Kg、ウサギに対す
る皮膚毒性LD50値は1250mg/Kgであつて、安全
性が高く、かつ安定な化合物である。このもの
は、例えばフマル酸とメチルアルコールとをエス
テル化触媒の存在下に反応させることにより、容
易に製造することができる。 このフマル酸ジメチルは、繊維害虫に対する食
害抑制効果に優れているが、殺虫力が若干弱いと
いう欠点を有している。したがつて、本発明組成
物においては、カンフアーとの組合せにおける殺
虫力をさらに高めるために、共力剤として(C)成
分、すなわち、シクロヘキサノンオキシム、ジフ
エニレンオキシド及びp−ヒドロキシ安息香酸エ
ステルの中から選ばれた少なくとも1種が用いら
れる。 該シクロヘキサノンオキシムは融点89〜91℃、
沸点206〜210℃の白色結晶で、シクロヘキサノン
をオキシム化することにより容易に製造すること
ができる。また、この物質は6−ナイロンの原料
でもあり、極めて安価に入手しうる化合物であ
る。このシクロヘキサノンオキシムは、その蒸気
の殺虫作用は実質的にないが、前記のカンフアー
及びフマル酸ジメチルの混合物と組み合わせた場
合、その殺虫効果を著しく増強する。 一方、ジフエニレンオキシドは融点86℃、沸点
287℃の無色結晶で、代謝活性化の有無にもかか
わらず、突然変異原性は認められず、またラツト
に対する急性経口毒性LD50値は雌雄とも10g/
Kg以上であつて、安全性が高く、かつ安定な化合
物である。このものは、フラン誘導体でタール中
に存在し、例えばタール重油を脱晶、脱酸、脱塩
したのち、蒸留することにより得ることができ
る。 このジフエニレンオキシドは、その蒸気の殺虫
作用はほとんどないが、前記のカンフアー及びフ
マル酸ジメチルの混合物と組み合わせた場合、そ
の殺虫効果を著しく増強する。 さらに、p−ヒドロキシ安息香酸エステルは、
従来食品の防腐、防カビ剤として使用されてい
て、安全性の確認された化合物である。このエス
テル類としては融点及び蒸気圧の点などからメチ
ルエステル、エチルエステル、n−プロピルエス
テルが好ましい。これら低級エステル類の融点と
毒性を第1表に示す。
【表】
本発明組成物における前記各成分の配合割合に
ついては、カンフアー及びフマル酸ジメチルの殺
虫効力を増大させ、かつ長期にわたつて殺虫効
果、食害防止効果が得られるような割合であれば
よく、特に制限はないが、通常カンフアー50〜95
重量%、フマル酸ジメチル1〜20重量%及び該共
力剤1〜30重量%の範囲で選ばれる。この範囲を
逸脱すると、本発明の効果が十分に発揮されず好
ましくない。 本発明組成物には、これらの必須成分に加え
て、シリカゲルや塩化カルシウムなどの防湿剤を
含有させることもできる。 また、該組成物は各成分を均質に混合したまま
の状態で用いてもよいし、必要に応じ、打錠法や
溶融固化法などによつて、所望の形状に成形して
用いてもよい。 発明の効果 本発明の昇華性防虫剤組成物は、カンフアー及
びフマル酸ジメチルに、共力剤としてシクロヘキ
サノンオキシムやジフエニレンオキシドやp−ヒ
ドロキシ安息香酸エステルを組み合わせたものを
有効成分とするものであつて、人体に対する安全
性が高く、かつ繊維害虫に対する摂食阻害性に優
れる上に、長期間にわたつて変質せず、効果の持
続性に優れた安価な実用的薬剤である。 この組成物は、繊維害虫に対して、優れた防
虫・殺虫効果を有することから、衣類やカーペツ
トのような絹、羊毛などの繊維製品の防虫や殺虫
に有効であり、また防かび効果も有していること
から、その昇華性を利用し、特に表面処理や内部
処理などの薬剤による直接処理が適さない物体や
場所、例えば食品包装材料、医薬品包装材料、衣
料などの繊維製品、皮革原料及びその製品、農産
物など、あるいは家屋内では戸棚、引出し、押入
れ、浴室、家具内、衣裳ケースなど、屋外では倉
庫、ビニルハウスのような温室などの防かびにも
有用である。 実施例 次に実施例により本発明をさらに詳細に説明す
るが、本発明はこれらの例によつてなんら限定さ
れるものではない。 実施例 1 0.5の広口びんの底にシクロヘキサノンオキ
シム5重量部とフマル酸ジメチル5重量部とカン
フアー90重量部の混合物200mgを置き、その上方
にイガ(Tinea Pellionella L.)幼虫10頭と羊毛
標準試験布を入れたカゴを固定した。次にびんを
密閉し、温度30℃、湿度65%の恒温恒湿庫内に5
日間放置したのち、虫の死亡頭数を数えた。 また、比較のために併行して行つたシクロヘキ
サノンオキシムとフマル酸ジメチルとの混合物、
カンフアーとフマル酸ジメチルとの混合物、フマ
ル酸ジメチル単独、カンフアー単独の測定結果も
第2表中に併せて示した。なお、表中の値は試験
を3回行つて得られた平均値である。
ついては、カンフアー及びフマル酸ジメチルの殺
虫効力を増大させ、かつ長期にわたつて殺虫効
果、食害防止効果が得られるような割合であれば
よく、特に制限はないが、通常カンフアー50〜95
重量%、フマル酸ジメチル1〜20重量%及び該共
力剤1〜30重量%の範囲で選ばれる。この範囲を
逸脱すると、本発明の効果が十分に発揮されず好
ましくない。 本発明組成物には、これらの必須成分に加え
て、シリカゲルや塩化カルシウムなどの防湿剤を
含有させることもできる。 また、該組成物は各成分を均質に混合したまま
の状態で用いてもよいし、必要に応じ、打錠法や
溶融固化法などによつて、所望の形状に成形して
用いてもよい。 発明の効果 本発明の昇華性防虫剤組成物は、カンフアー及
びフマル酸ジメチルに、共力剤としてシクロヘキ
サノンオキシムやジフエニレンオキシドやp−ヒ
ドロキシ安息香酸エステルを組み合わせたものを
有効成分とするものであつて、人体に対する安全
性が高く、かつ繊維害虫に対する摂食阻害性に優
れる上に、長期間にわたつて変質せず、効果の持
続性に優れた安価な実用的薬剤である。 この組成物は、繊維害虫に対して、優れた防
虫・殺虫効果を有することから、衣類やカーペツ
トのような絹、羊毛などの繊維製品の防虫や殺虫
に有効であり、また防かび効果も有していること
から、その昇華性を利用し、特に表面処理や内部
処理などの薬剤による直接処理が適さない物体や
場所、例えば食品包装材料、医薬品包装材料、衣
料などの繊維製品、皮革原料及びその製品、農産
物など、あるいは家屋内では戸棚、引出し、押入
れ、浴室、家具内、衣裳ケースなど、屋外では倉
庫、ビニルハウスのような温室などの防かびにも
有用である。 実施例 次に実施例により本発明をさらに詳細に説明す
るが、本発明はこれらの例によつてなんら限定さ
れるものではない。 実施例 1 0.5の広口びんの底にシクロヘキサノンオキ
シム5重量部とフマル酸ジメチル5重量部とカン
フアー90重量部の混合物200mgを置き、その上方
にイガ(Tinea Pellionella L.)幼虫10頭と羊毛
標準試験布を入れたカゴを固定した。次にびんを
密閉し、温度30℃、湿度65%の恒温恒湿庫内に5
日間放置したのち、虫の死亡頭数を数えた。 また、比較のために併行して行つたシクロヘキ
サノンオキシムとフマル酸ジメチルとの混合物、
カンフアーとフマル酸ジメチルとの混合物、フマ
ル酸ジメチル単独、カンフアー単独の測定結果も
第2表中に併せて示した。なお、表中の値は試験
を3回行つて得られた平均値である。
【表】
【表】
実施例 2
ヒメマルカツオブシムシ(Anthrenus
verbasci L.)幼虫に対して、実施例と同様な方
法でテストを行つた。その結果を第3表に示す。
verbasci L.)幼虫に対して、実施例と同様な方
法でテストを行つた。その結果を第3表に示す。
【表】
【表】
実施例 3
1の広口びんの底にシクロヘキサノンオキシ
ム10重量部とフマル酸ジメチル5重量部とカンフ
アー85重量部との混合物400mgを置き、その上方
に10頭当りの平均体重90mgのヒメカツオブシムシ
(Attagenus Piceus Oliv.)幼虫10頭と羊毛標準
試験布を入れたカゴを固定した。次に、びんを密
閉し、温度25℃、湿度65%の恒温恒湿庫内に20日
間放置したのち、虫の死亡頭数を数え、布の食害
量を測定した。 また、比較のために、フマル酸ジメチル単独、
カンフアー単独、フマル酸ジメチルとカンフアー
との混合物のものを同時に試験した。試験は3回
行い、その平均値を第4表に示した。
ム10重量部とフマル酸ジメチル5重量部とカンフ
アー85重量部との混合物400mgを置き、その上方
に10頭当りの平均体重90mgのヒメカツオブシムシ
(Attagenus Piceus Oliv.)幼虫10頭と羊毛標準
試験布を入れたカゴを固定した。次に、びんを密
閉し、温度25℃、湿度65%の恒温恒湿庫内に20日
間放置したのち、虫の死亡頭数を数え、布の食害
量を測定した。 また、比較のために、フマル酸ジメチル単独、
カンフアー単独、フマル酸ジメチルとカンフアー
との混合物のものを同時に試験した。試験は3回
行い、その平均値を第4表に示した。
Claims (1)
- 1 (A)カンフアーと(B)フマル酸ジメチルと(C)シク
ロヘキサノンオキシム、ジフエニレンオキシド及
びp−ヒドロキシ安息香酸エステルの中から選ば
れた少なくとも1種との組合せを有効成分とする
昇華性防虫剤組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62046550A JPS63215603A (ja) | 1987-02-28 | 1987-02-28 | 昇華性防虫剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62046550A JPS63215603A (ja) | 1987-02-28 | 1987-02-28 | 昇華性防虫剤組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63215603A JPS63215603A (ja) | 1988-09-08 |
| JPH0224245B2 true JPH0224245B2 (ja) | 1990-05-29 |
Family
ID=12750425
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62046550A Granted JPS63215603A (ja) | 1987-02-28 | 1987-02-28 | 昇華性防虫剤組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63215603A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7875111B2 (en) * | 2009-03-04 | 2011-01-25 | Troy Corporation | Anti-skinning composition for oil based coating material |
| JP7393210B2 (ja) * | 2019-06-28 | 2023-12-06 | 株式会社Screenホールディングス | 基板処理方法および基板処理装置 |
| TWI756719B (zh) * | 2019-06-28 | 2022-03-01 | 日商斯庫林集團股份有限公司 | 基板處理液 |
-
1987
- 1987-02-28 JP JP62046550A patent/JPS63215603A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63215603A (ja) | 1988-09-08 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |