JPH0224274B2 - - Google Patents

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JPH0224274B2
JPH0224274B2 JP7083382A JP7083382A JPH0224274B2 JP H0224274 B2 JPH0224274 B2 JP H0224274B2 JP 7083382 A JP7083382 A JP 7083382A JP 7083382 A JP7083382 A JP 7083382A JP H0224274 B2 JPH0224274 B2 JP H0224274B2
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JP
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compound
acid
ether
ethyl
general formula
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JP7083382A
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JPS58188872A (ja
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Masahiro Hirama
Mitsuko Uei
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Suntory Ltd
Original Assignee
Suntory Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は一般式(1)で表わされる血中コレステロ
ール低下剤の有用中間体である新規化合物、及び
その製造法に関するものである。 (式中R1及びR2は、それぞれ、水素原子又は
t―ブチルジメチルシリル基などのシリルエーテ
ル基を表わし、R3はメチル、エチル、イソプロ
ピル、n―プロピル、sec―ブチル、n―ブチル
基などの低級アルキル基を表わす) 〔従来技術〕 HMG―CoA還元酵素の競合的阻害剤であり、
血中コレステロールを低下させる作用が顕著であ
るコンパクチン(ML―236B)は の構造を有する化合物であり、血中コレステロー
ル低下剤としての開発が行われている物質であ
る。 そして、この化合物の合成法も種々研究され発
表されている。 例えば、C.J.SihらJ.Am.Chem.Soc.,103,
6538(1981)等 しかるに、これらの合成法においてはその収
率、合成操作等の点において未だ十分とはいえな
い。 〔発明の目的〕 そこで本発明者らは、コンパクチンのより効率
の良い合成法について鋭意研究を行つたところ、
文献未知の新規化合物である前記一般式(1)を有す
るオクタヒドロナフタレン誘導体を経由してコン
パクチンを合成する新規合成法を見い出し、その
方法がより効率の良い方法であることが判つた。 そして、前記一般式(1)を有する化合物は前述の
如くコンパクチンの中間体として有用であるのみ
ならず、コンパクチンと同一骨格を有するメビノ
リン、メビノリツクアシド等の中間体としても、
きわめて重要な化合物であることを見い出し本発
明を完成した。 〔本発明の構成〕 本発明は前記一般式(1)を有する新規化合物並び
に同化合物を一般式(2) (式中R3は前記と同一意義を有する)を有す
る化合物を酸処理して製造する方法である。 本発明の一般式(1)に含まれる化合物は下記化合
物があげられる。 1 3―R―ヒドロキシ―7―〔2R―メチル―
5S―ヒドロキシ―8S―(2S―メチル)ブチリ
ルオキシ〕1S,2,4aS,5,6,7,8,
8aR―オクタヒドロナフチルヘプタン―5S―オ
リド (一般式(1)においてR1,=R2=H,R3=S―
secブチル) 2 3―R―t―ブチルジメチルシロキシ―7―
(2R―メチル―5S―ヒドロキシ―8S―(2S―
メチル)ブチリルオキシ)1S,2,4aS,5,
6,7,8,8aR―オクタヒドロナフチルヘプ
タン―5S―オリド (一般式(1)においてR1がt―ブチルジメチル
シリル、R2がH,R3=7―secブチル) 本発明の式(1)を有する化合物は、前記式(2)を有
する化合物を酸処理することにより製造すること
が出来る。 式(2)を有する化合物としては 1 2,2―ジメチル―4R―〔2―{2R―メチ
ル―5S―t―ブチルジメチルシロキシ―8S―
(2S―メチルブチリル)オキシ}1S,2,4aS,
5,6,7,8,8aR―オクタヒドロナフチ
ル〕エチル―6S―メトキシカルボニルメチル
―1,3―ジオキサン (式(2)においてR3がS―sec―ブチル) この一般式(2)を有する化合物を酸処理すると容
易に一般式(1)を有する化合物になる。 本発明の酸処理とは、1,3―ジオールとプロ
ペンにより形成している1,3―ジオキサン環を
例えば、p―トルエンスルホン酸、フツ化水素
酸、塩酸などの酸と処理することにより1,3―
ジオール体とし、次いで脱メタノールによりラク
トン環を形成することと共に、オクタヒドロナフ
タレン環上のシリルエーテル基を加水分解するこ
とである。 一般的なシリルエーテルの加水分解はフツ化物
により効率よく進行することが判つている。 ジオキサン環をラクトン環に変換し、且つシリ
ルエーテルをアルコールにするには両者に働くフ
ツ化水素酸が好ましく、47%フツ化水素酸と処理
することにより一般式(1)を有する化合物が製造出
来る。 本発明の方法の出発物質である、前記一般式(2)
を有する化合物は新規化合物であり、次の如くし
て製造することができる。 2,2―ジメチル―4R―(3―オキソ)プロ
ピル―6S―(2―ベンジルオキシ)エチル―1,
3―ジオキサン(3)と 2―オキソ―5S―t―ブチルジメチルシロキ
シデカ―6E,8E―ジエニルホスン酸ジメチル(4)
とを 金属ヒドリド、例えばリチウムヒドリド、又は
ナトリウムヒドリド存在下縮合させることにより
トリエノン体(5)としたのち、溶媒中加熱すると環
化反応が起り8―オキソヒドロナフタレン化合物
(6)とする。加熱溶媒としてはクロルベンゼン、ト
ルエン、キシレン、ジオキサンが好ましい。次い
で還元剤を用い立体選択的に還元することにより
(7)に変換する。還元剤としてはトリ―sec―ブチ
ルヒドロホウ酸カリウム、トリ―sec―ブチルヒ
ドロホウ酸リチウムが好ましい。 コンパクチンを合成するには(7)のオクタヒドロ
ナフタレン環上へC5カルボン酸ユニツトの導入
が必要になる。(7)と2S―メチル酪酸酸無水物又
は2S―メチル酪酸酸塩化物などのアシル化剤を
ピリジン存在下作用さすと目的とする側鎖を有す
2,2―ジメチル―4〔2―(2―メチル―5―
t―ブチルジメチルシロキシ―8―アシロキシ)、
1,2,4a,5,6,7,8,8a―オクタヒド
ロナフチル〕エチル―6―(2―ベンジルオキ
シ)エチル1,3―ジオキサン(8)に変換される。 なお、2S―メチル酪酸酸無水物、酸塩化物の
代りに他の酸無水物、酸塩化物を用いると、容易
に他のアシル基が導入出来る。例えば無水酢酸を
用いると酢酸基が、プロピオニルクロリドを用い
るとプロピオン酸基が導入される。この(8)に二重
結合に対し不活性を還元、例えば液体アンモニア
中金属ナトリウム、液体アンモニア中金属リチウ
ムを用いベンジル基を還元しアルコール体(9)と
し、次いで一級アルコールを酸化しカルボン酸に
する。酸化は一般によく用いられているクロム酸
―ピリジン系が好適である。このカルボン酸(10)に
対し例えばジアゾメタン、チオニルクロリド―メ
タノール等の一般的なエステル化剤と処理するこ
とによつて本発明の原料物質である2,2―ジメ
チル―4R〔2―{2R―メチル―5S―t―ブチル
ジメチルシロキシ―8S―(2S―アシロキシ)}
1S,2,4aS,5,6,7,8,8aR―オクタヒ
ドロナフチル〕エチル―6S―メトキシカルボニ
ルメメチル―1,3―ジオキサン(2)が得られる。 本物質を得る方法を工程図で示すと次の通りで
ある。 なお本発明の原料である2,2―ジメチル―
4R〔2―{2R―メチル―5S―t―ブチルジメチ
ルシロキシ―8S―(2S―メチルブチリル)オキ
シ}1S,2,4a,5,6,7,8,8aR―オクタ
ヒドロナフチル〕エチル―6S―メトキシカルボ
ニルメチル―1,3―ジオキサン(2a)の製造
例を下記に示す。 製造例 132mgの水素化ナトリウム50%オイルサスペン
ジヨンを20mlの無水テトラヒドロフラン(THF)
中で窒素雰囲気下に0℃にて撹拌しておく。そこ
に上記β―ケトホスホネート〔4〕822mgの無水
THF5ml溶液を滴加した。更に1.5時間室温で撹
拌した後、0℃に冷却した。この溶液に、0℃に
冷却した、645mgの前記アルデヒド〔3〕の無水
THF5ml溶液を撹拌下にす速く加えた。0℃にて
5分撹拌後、室温にて10分撹拌した。 塩化アンモニウム飽和水溶液をゆつくり滴加し
た後、エーテルで抽出した。乾燥(MgSO4)後、
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフイーにて
精製した。1.034gの2,2―ジメチル―4R―
(5―オキソ―8S―t―ブチルジメチルシロキ
シ)トリデカ―3E,9E,11E―トリエニル―6S
―(2―ベンジルオキシ)エチル―1,3―ジオ
キサン〔5〕を得た(収率86%)。 物 性 性状:無色油状物質 旋光度:〔α〕24 D―0.42(C2.1,CHCl3) IR(フイルム,cm-1):2930,2860,1698,
1676,1634,1383,1260,1200,1103,
993,838,780 NMR(360MHz,C6D6):δ0.12(S,6H),1.03
(s,9H),1.32(s,3H),1.53(s,
3H),1.58(br d,J=7Hz,3H),1.0―
1.88(m,6H),1.92―2.16(m,4H),2.45
―2.67(m,2H),3.47(m,2H),3.59
(ddd,J=9,8.5,5Hz,1H),3.93
(m,1H),4.29(q,J=6Hz,1H),
4,36(d,J=12Hz,1H),4.38(d,J
=12Hz,1H),5.54(m,2H),6.01(br
dd,J=15,11Hz,1H),6.07(dt,J=
15.8,1.5Hz,1H),6.22(dd,J=15.3,
10.5Hz,1H),6.79(dt,J=15.8,7.0Hz,
1H),7.1―7.36(m,5H). 元素分析:C34H54SiO5 計算値C:71.53%,H:9.53% 実測値C:71.21%,H:9.64% 0.997gの上記ジオキサン〔5〕を、窒素雰囲
気下に、580mlのクロルベンゼン中で、82時間加
熱還流した。溶媒を留去後、残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフイーにて精製し、279mgの2,
2―ジメチル―4R―〔2―(2R―メチル―5S―
t―ブチルジメチルシロキシ―8―オキソ)1S,
2,4aS,5,6,7,8,8aR―オクタヒドロ
ナフチル〕エチル―6S―(2―ベンジルオキシ)
エチル―1,3―ジオキサン〔6〕を得た。(収
率28%) 物 性 性状:無色油状物質 旋光度:〔α〕20 D+37.4゜(C0.61,CHCl3) IR(フイルム,cm-1):2950,2860,1720,
1260,1200,1102,1088,995,838,780,
737,700 1H―NMR(C6D6):δ―0.04(s,3H),0.00
(s,3H),0.94(s,9H),0.96(d,J=
7Hz,3H),0.8―2.15(m,12H),1.35
(s,3H),1.52(s,3H),2.25(qt,J=
0,5Hz,1H),2.44(tt,J=12,3.5Hz,
1H),2.60(ddd,J=14,12,6Hz,
1H),3.08(t,j=11.5Hz,1H),3.47
(m,1H),3.50(br s,1H),3.60(m,
2H),3.96(m,1H),4.34(d,J=12Hz,
1H),4.38(d,J=12Hz,1H),5.23
(ddd,J=10.0,1.8,1.2Hz,1H),5.70
(ddd,J=10.0,5.2,2.7Hz,1H),7.10
=7.35(m,5H). 元素分析:C34H54O5Si 計算値 C:71.53%,H:9.53% 実測値 C:71.56%,H:9.51% 77mgの上記化合物〔6〕を1mlの無水THFに
溶かし、0.270mlの1Mのトリ―sec―ブチルヒド
ロホウ酸カリウム/THF溶液を室温で加え、更
に窒素雰囲気下室温にて1時間30分撹拌した。メ
タノールを加えて加剰の試薬を分解した後、エー
テルで希釈し、塩化アンモニウム飽和水溶液で洗
浄した。乾燥(MgSO4)溶媒留去後、シリカゲ
ルの分取薄層クロマトグラフイーにて精製し、68
mgの2,2―ジメチル―4R―〔2―(2R―メチ
ル―5S―t―ブチルジメチルシロキシ―8S―ヒ
ドロキシ)1S,2,4aS,5,6,7,8,8aR
―オクタヒドロナフチル〕エチル―6S―(2―
ベンジルオキシ)エチル―1,3―ジオキサン
〔7〕を得た。 物 性 性状:無色油状物質 旋光度:〔α〕22 D+27.4゜(C1.9,CHCl3) IR(フイルム,cm-1):3470,2930,2860,
1460,1382,1255,1200,1086,1034,
838,778 NMR(CDCl3):δ0.00(3H,s),0.01(3H,
s),0.86(9H,s),0.82(3H,d,J=
7Hz),1.37(3H,s),1.42(3H,s),
0.7―2.6(17H,m),3.56(2H,t,J=
6Hz),3.92(1H,br s),4.11(1H,br
s),3.6―4.2(2H,m),4.50(2H,s),
5.33(1H,d,J=9.8Hz),5.60(1H,
ddd,J=9.8,5,2.5Hz),7.32(5H,br
s). 67.6mgの上記化合物〔7〕を1mlの無水ピリジ
ンに溶かし、2S―メチル酪酸無水物220mgを加え
た。更に4―N,N―ジメチルアミノピリジン29
mgを加えて室温にて20時間撹拌した。エーテルで
希釈後、1N―塩酸、飽和重曹水次いで飽和食塩
水で洗い、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を
留去し、残渣をシリカゲル薄層クロマトグラフイ
ーにて精製し54.2mgの2,2―ジメチル―4R―
〔2―{2R―メチル―5S―t―ブチルジメチルシ
ロキシ―8S―(2S―メチルブチリル)オキシ}
1S,2,4aS,5,6,7,8,8aR―オクタヒ
ドロナフチル〕エチル―6S―(2―ベンジルオ
キシ)エチル―1,3―ジオキサン〔8〕を得
た。(収率70%) なお、この場合、2S―メチル酪酸無水物の代
りに、他の酸無水物を用いると、他のアシル基が
導入される。 物 性 性状:無色油状物質 旋光度:〔α〕20 D+50.5゜(C1.25,CHCl3) IR(フイルム,cm-1):2960,2940,2870,
1738,1387,1262,1200,1187,1082,
1032,841 1H―NMR(360MHz,CDCl3):δ0.02(s,
3H),0.02(s,3H),0.82(d,J=7Hz,
3H),0.86(s,9H),0.90(t,J=7Hz,
3H),1.06(dt,J=13,12Hz,1H),1.13
(d,J=7Hz,3H),1.35(s,3H),
1.41(s,3H),1.15―1.95(m,15H),
2.25(m,1H),2.34(sextet,J=7Hz,
1H),2.39(br d,J=12Hz,1H),3.55
(m,2H),3.72(m,1H),3.95(br s,
1H),4.01(m,1H),4.49(d,J=12Hz,
1H),4.53(d,J=12Hz,1H),5.14(br
s,1H),5.35(br d,J=10Hz,1H),
5.65(ddd,J=10,5,3Hz,1H),7.25
―7.37(m,5H). 高分解能マス:M―CH3(C38H61O6Si) 計算値 641.4234 実測値 641.4216 −78℃でナトリウム片と処理した液体アンモニ
アを蒸留し、−78℃にて凝縮させた。リチウム金
属の小片を約5mlの液体アンモニアに加え、−78
℃にて20分間撹拌した。尚、本実験の操作は全て
窒素雰囲気下にて行なつた。得られた濃紺色の溶
液に、−78℃に冷却しておいた、30.7mgの上記化
合物〔8〕の無水THF溶液1mlを−78℃で速や
かに加えた。この温度で5分撹拌した後、塩化ア
ンモニウム粉末を紺色の色が消えるまで加えた。
冷浴を除いて室温下にアンモニアを蒸散させた。
乾いた残渣に塩化アンモニウム飽和水溶液を加
え、エーテルで抽出した。エーテル層を再度塩化
アンモニウム飽和水で洗浄した後、乾燥
(MgSO4)し、溶媒を留去した。残渣をシリカゲ
ル薄層クロマトグラフイーにて精製し、19.2mgの
2,2―ジメチル―4R―〔2―{2R―メチル―
5S―t―ブチルジメチルシロキシ―8S―(2S―
メチルブチリル)オキシ}1S,2,4aS,5,
6,7,8,8aR―オクタヒドロナフチル〕エチ
ル―6S―(2―ヒドロキシ)エチル―1,3―
ジオキサン
〔9〕を得た。(収率73%) 物 性 性状:無色油状物質 旋光度:〔α〕20 D+52.6゜(C1.9,CHCl3) IR(フイルム,cm-1):3440,2950,2930,
2860,1737,1465,1385,1258,1200,
1089,1030,840,778 1H―NMR(CDCl3):δ0.02(6H,s),0.86
(9H,s),0.82(3H,d,J=7Hz),
0.90(3H,t,J=7Hz),1.13(3H,d,
J=6.8Hz),1.37(3H,s),1.45(3H,
s),0.7―2.8(20H,m),3.77(2H,t,
J=5.4Hz),3.96(1H,br s),3.6―4.25
(2H,m),5.15(1H,br s),5.35(1H,
d,J=10.1Hz),5.64(1H,ddd,J=
10.1,5,2.4Hz). 高分解能マス:M―CH3(C31H55O6Si) 計算値 551.3765 実測値 551.3733 0.074mlの無水ピリジンを溶かした無水ジクロ
ルメタン1mlの溶液に、無水クロム酸46mgを加
え、室温にて15分撹拌した。この濃赤色溶液に、
26mgの上記化合物
〔9〕を溶かした無水ジクロル
メタン1mlの溶液を加え、室温で20分撹拌する。
エーテルで希釈し、約10分撹拌した後、フロリシ
ルを通して濾過した。濾液を濃縮しよく減圧下に
乾燥した。残渣に1mlの無水ジメチルホルムアミ
ドと173mgのピリジニウムジクロメートを加え、
室温にて13時間撹拌した。エーテルで希釈後、5
分撹拌した後、セライトを加え、上澄み液が淡黄
色になるまで撹拌を続ける。セライトを通して濾
過し濾液を濃縮した。残渣をメタノールに溶か
し、ジアゾメタンのエーテル溶液を加えてメチル
化した。 溶媒を留去後、シリカゲル薄層クロマトグラフ
イーにて精製し、17.7mgの2,2―ジメチル―
4R―〔2―{2R―メチル―5S―t―ブチルジメ
チルシロキシ―8S―(2S―メチルブチリル)オ
キシ}1S,2,4aS,5,6,7,8,8aR―オ
クタヒドロナフチル〕エチル―6S―メトキシカ
ルボニルメチル―1,3―ジオキサン〔2a〕を
得た。(収率65%) 物 性 性状:無色油状物質 旋光度:〔α〕21 D+57.6゜(C0.63,CHCl3) IR(フイルム,cm-1):2950,2860,1736,
1465,1386,1259,1200,1184,1088,
1028,1010,840,777 1H―NMR(CDCl3):δ0.02(s,6H),0.81
(d,J=7Hz,3H),0.86(s,9H),
0.90(t,J=7Hz,3H),1.13(d,J=
7Hz,3H),1.35(s,3H),1.43(s,
3H),0.7―2.7(m,19H),3.70(s,2H),
3.74(m,1H),3.95(br s,1H),4.27
(m,1H),5.15(br s,1H),5.34(d,
J=10.3Hz,1H),5.66(br d,J=10.3
Hz,1H). 次に本発明の実施例を示す。 〔実施例 1〕 17mgの前記化合物〔2a〕に2mlの47%フツ化
水素酸―アセトニトリル(1:10)混合物を加
え、室温にて1時間5分撹拌した。エーテルで希
釈後、飽和重曹水で洗い、次いで塩化アンモニウ
ム飽和水溶液で洗つた。乾燥(MgSO4)後、濃
縮し、残渣をシリカゲル薄層クロマトグラフイー
にて精製し、更にエーテルから再結晶し、8.0mg
の本発明の化合物の一つである3R―ヒドロキシ
―7―〔2R―メチル―5S―ヒドロキシ―8S―
(2S―メチル)ブチリルオキシ〕1S,2,4aS,
5,6,7,8,8aR―オクタヒドロナフチルヘ
プタン―5R―オリド〔1a〕を得た。(収率68%) 物性:無色結晶 融点:178〜180℃ 旋光度:〔α〕24 D+120.4゜(C=0.8,CHCl3) IR(フイルム,cm-1):3430,2960,2930,
2870,1728,1259,1188,1080,999 1H―NMR(CDCl3):δ0.88(d,J=7Hz,
3H),0.91(t,J=7Hz,3H),1.14(d,
J=7Hz,3H),1.24―1.94(m,15H),
1.97(br.d,J=15Hz,1H),2.2―2.43(m,
2H),253(br.d,J=11Hz,1H),2.62
(ddd,J=17.5,4,2Hz,1H),2.72
(dd,J=17.5,5Hz,1H),4.02(br.s,
1H)4.37(m,1H),4.63(m,1H),5.20
(br.,1H),5.46(br.d,J=10Hz,1H),
5.85(ddd,J=10,5,3Hz,1H) 高分解能マス:M―C5H9O2(C18H26O4) 計算値 306.1828 測定値 306.1821 〔実施例 2〕 8.0mgの実施例1により得られた化合物〔1a〕
を0.3mlの無水ジメチルホルムアミドに溶かし、
8.6mgのイミダゾールを加えた。次いで、7.6mgの
t―ブチルジメチルシリルクロリドを加え、室温
にて14時間撹拌した。混合物をそのままシリカゲ
ル薄層クロマトグラフイーにて精製し、6.4mgの
3位をエーテル化したモノシリルエーテルを得た
(収率63%)。 物 性 性状:無色油状物質 旋光度:〔α〕22 D+120.8゜(C0.6,CHCl3) IR(フイルム,cm-1):3475,2950,2930,
2860,1734,1258,1087,840,783 1H―NMR(360MHz,CDCl3):δ0.07(s,
3H),0.08(s,3H),0.87(s,9H),0.87
(d,J=7Hz,3H),0.90(t,J=7
Hz,3H),1.14(d,J=7Hz,3H),1.24
―1.9(m,15H),2.30(m,1H),2.37
(sextet,J=7Hz,1H),2.53(br d,J
=11Hz,1H),2.55(m,1H),2.60(dd,
J=17,4Hz,1H),4.01(br s,1H),
4.28(quintet,J=3.5Hz,1H),4.60(m,
1H),5.17(br s,1H),5.46(br d,J
=10Hz,1H),5.85(ddd,J=10,5,3
Hz,1H). 〔発明の効果〕 本発明の一般式(1)で示されるオクタヒドロナフ
タレン誘導体は次の如くして、血中コレステロー
ル低下剤として有用なコンパクチンに導くことが
出来る。 実施例2により得られたモノシリル化合物を脱
水剤、このましくは塩化チオニル又はオキシ塩化
リンとピリジンなどの塩基存在下反応させること
により3位がt―ブチルジメチルシリル化された
コンパクチンが得られる。次いでフツ化物、例え
ばフツ化水素酸、テトラアルキルアンモニウムフ
ロリド―酢酸で処理することによりコンパクチン
に変換出来る。 前記モノシリル化合物を原料としたコンパクチ
ンの製造例を次にあげる。 製造例 6.4mgの実施例2により得られたモノシリルエ
ーテルを0.3mlの無水ピリジンに溶かし、0℃に
冷却した。新しく蒸留したばかりの塩化チオニル
をガラスの細いピペツトで1滴加え、0℃で15
分、更に室温で15分撹拌した。少量の氷を加えて
からエーテルと水を加えた。エーテル層を1N―
塩酸と飽和食塩水で洗い、硫酸マグネシウムで乾
燥。溶媒を留去し、残渣を1mlの47%フツ化水素
酸―アセトニトリル(1:10)混合物と室温で30
分撹拌した。エーテルで希釈後、飽和重曹水を塩
化アンモニウム飽和水溶液で洗つた。硫酸マグネ
シウムで乾燥後、濃縮。シリカゲル薄層クロマト
グラフイーにて精製し、エーテルから再結晶し、
2.4mgのML―236B(コンパクチン)を得た。(収
率51%) 融点、〔α〕Dは下記の通りであり、360MHz―
NMR,IR,UV,MS,TLCによつて合成品が
天然品と同一の性状を有することが証明された。 性状:無色結晶 融点:148〜150℃(文献値150〜152℃) 旋光度:〔α〕23 D+286゜(C0.14、アセトン)(文
献
値3283゜)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中R1及びR2は、それぞれ水素原子又はt
    ―ブチルジメチルシリル基を表わし、R3は低級
    アルキル基を表わす。)を有するオクタヒドロナ
    フタレン誘導体。 2 一般式 (式中R3は低級アルキル基を表わす。)を有す
    る化合物を酸処理することを特徴とする一般式 (式R1及びR2はそれぞれ水素原子又はt―ブ
    チルジメチルシリル基を表わし、R3は低級アル
    キル基を表わす。)を有するオクタヒドロナフタ
    レン誘導体の製造法。
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