JPH02247225A - ポリベンゾビスオキサゾール前駆物質の製造方法 - Google Patents

ポリベンゾビスオキサゾール前駆物質の製造方法

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JPH02247225A
JPH02247225A JP6816389A JP6816389A JPH02247225A JP H02247225 A JPH02247225 A JP H02247225A JP 6816389 A JP6816389 A JP 6816389A JP 6816389 A JP6816389 A JP 6816389A JP H02247225 A JPH02247225 A JP H02247225A
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aromatic
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polybenzobisoxazole
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dicarboxylic acid
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JP6816389A
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Hideo Nishino
英雄 西野
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、耐熱性、機械的性質、耐薬品性、電気的性質
等に優れた剛直芳香族ポリマーであるポリベンゾビスオ
キサゾールの前駆物質を製造する方法に関する。
〔従来の技術〕
近年、剛直芳香族ポリマーは、その優れた耐熱性、機械
的性質、耐薬品性、電気的性質などの点から、電子材料
、構造材料として注目されるようになってきている。
これらの剛直芳香族ポリマーは、一般にまず前駆物質を
合成し、次いでその閉環反応を行うことにより製造され
る。閉環反応後は分子構造が剛直となるため、有機溶媒
への溶解はほとんど不可能である。そのため前駆物質の
段階で溶解し、成形加工した後、閉環反応を行う方法が
一般に採用されている。
これらの剛直芳香族ポリマーの中で、特にポリベンゾオ
キサゾールは、優れた機械的強度、耐熱性、耐薬品性等
を有するために、高強度高耐熱性エンジニアリングプラ
スチックとして注目されるようになった。このポリベン
ゾオキサゾールの場合も、まずジアミン化合物とジカル
ボン酸ジハライドとの反応によってポリアミド(前駆物
質)を作成し、これを環化反応させる。方法が行われて
いる。ところが、ジアミン化合物の反応性が低いため、
高分子量のポリアミド(前駆物質)が得られないという
問題がある。そこで、ジアミン化合物の反応性を向上さ
せるため、種々の試みがなされた。
特開昭62−283124号公報は、 (式中、R1は1価の有機珪素基、R2は水素又は1価
のを機珪素基、Xは2価の有機基を示す。)で表わされ
る芳香族ジアミンと、 (式中、Rは2価の芳香族基、Yはハロゲンを示す、) で表される芳香族ジカルボン酸ジハライドとを有機溶媒
中で反応させて、高分子量の で表わされる芳香族ポリアミド(前駆物質)を製造する
方法を開示している。得られた芳香族ポリアミド(前駆
物質)は、脱水環化反応させることにより、 で表されるポリベンゾオキサゾールとなる(特開昭62
−283127号)。
また、シリル化2.4−ジアミノフェノールと芳香族ジ
カルボン酸クロリドから、高分子量のポリヒドロキシア
ミド を合成し、次いで脱水環化反応させて、ポリベンゾオキ
サゾール を製造する方法も提案されている(田中祐二等「シリル
化2.4−ジアミノフェノールと芳香族ジカルボン酸ク
ロリドからの芳香族ポリアミド−ベンゾオキサゾールの
合成」、日本化学会(秋)、1987年)。
〔発明が解決しようとする課題〕
特開昭62−283124号公報に開示されている方法
では、2価の有機基Xを介してベンゼン環が結合した構
造の芳香族ジアミンを用いているので、得られるポリマ
ーの剛直性は必ずしも十分ではない。
また、公報には明示されていないが、このような芳香族
ジアミンのシリル化剤として従来から用いられているの
はトリメチルシリルクロリドであり、これによりアミン
基及びヒドロキシ基がシリル化されているものと考えら
れる。なお、シリル化2゜4−ジアミノフェノールを使
用する方法でも、トリメチルシリルクロリドが用いられ
ている。
しかしながら、本発明の目的とするポリベンゾビスオキ
サゾールの前駆物質を製造するのに用いる芳香族ジアミ
ノジヒドロキシ化合物の場合、2つのアミノ基及びヒド
ロキシル基がベンゼン環に結合しているために、立体障
害が著しく大きく、従来のトリメチルシリルクロリドの
ようなシリル化剤ではほとんどシリル化できないことが
わかった。
一方、シリル化2,4−ジアミノフェノールを使用する
場合は、ヒドロキシル基が1つしかないため、得られた
前駆物質を閉環させることにより得られるポリベンゾオ
キサゾールの繰り返し単位中に含まれるオキサゾール環
の数が1個で、分子構造の対称性が悪く、剛直性も劣る
。そのため耐熱性、機械的性質等に優れたポリベンゾオ
キサゾールを得ることができない。
従って本発明の目的は、分子内環化反応によって、耐熱
性、機械的性質、耐薬品性などに優れた剛直芳香族ポリ
マーとなるポリベンゾビスオキサゾールの高分子量前駆
物質を高収率で製造する方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者は、上記課題を解決すべく種々研究の結果、芳
香族ジアミノジヒドロキシ化合物のアミノ基及びヒドロ
キシル基をあらかじめシリル化した後、芳香族ジカルボ
ン酸ジハライドと反応させることにより、分子構造の対
称性、剛直性が良好なポリベンゾビスオキサゾールとす
ることのできる高分子量の前駆物質を容易に得ることが
できることを発見し、本発明に想到した。
すなわち、本発明のポリベンゾビスオキサゾール前駆物
質の製造方法は、芳香族ジアミノジヒドロキシ化合物と
芳香族ジカルボン酸ジハライドとから下記一般式: (ただし、式中Arは置換又は無置換の芳香族残基であ
る。) で表される繰り返し単位を有するポリベンゾビスオキサ
ゾール前駆物質を製造するもので、前記芳香族ジアミノ
ジヒドロキシ化合物のアミノ基及びヒドロキシル基をあ
らかじめシリル化した後、芳香族ジカルボン酸ジハライ
ドと反応させることを特徴とする。
本発明を以下詳細に説明する。
本発明において使用する芳香族ジアミノジヒドロキシ化
合物は、下記一般式: %式% が好適に用いられる。
また、本発明において使用する芳香族ジカルボン酸ジハ
ライドは下記一般式: により示すように、ベンゼン環の両側に、それぞれアミ
ノ基及びヒドロキシル基を有する化合物である。このベ
ンゼン環はCj2等の置換基を有したものでもよい。ま
た、両側のアミノ基及びヒドロキシル基の位置関係はベ
ンゼン環を中心として左右対称でも点対称でもよい。す
なわち、以下の2通りの構造があり、 (ただし、Arは置換又は無置換の芳香族残基であり、
Xはハロゲン基である。)により示される。
芳香族残基静は、ベンゼン環に限らず、ナフタレン環、
アンスラセン環等でもよく、またビフェニル等のように
2つ以上のベンゼン環が結合したものでもよい。さらに
、芳香族残基Arにはハロゲン、低級アルキル基、低級
アルコキシル基、又はフェニル基等の置換基を付加し得
る。このような置換基を導入することによって反応性、
溶媒への溶解性が向上する。
このような芳香族ジカルボン酸ジハライドの例としては
、イソフタル酸ジクロリド、テレフタル酸ジクロリド、
4,4′−ビフェニルジカルボン酸ジクロリド、ビフェ
ニルエーテル−4,4′−ジカルボン酸ジクロリド、ベ
ンゾフェノン−4,4′−ジカルボン酸ジクロリド、ベ
ンゾスルホン−4,4′−ジカルボン酸ジクロリド、2
−クロロテレフタル酸クロリド、2−フルオロテレフタ
ル酸クロリド、2−メチルテレフタル酸クロリド、2−
メトキシテレフタル酸クロリド、2−フェニルテレフタ
ル酸クロリドなどが挙げられ、特にテレフタル酸ジクロ
リド及びその誘導体が好適に用いられる。また、これら
の芳香族ジカルボン酸ジクロリドは、単独で用いても、
あるいは2種以上混合して用いてもよい。
芳香族ジアミノジヒドロキシ化合物のアミノ基及びヒド
ロキシル基をシリル化するには、該化合物又はその塩、
特に塩酸塩を、有機溶媒中で、窒素含有シリル化剤を用
いて、80〜140°Cで6〜18時間処理する。
このようなシリル化反応に有効な窒素含有シリル化剤と
しては、ヘキサメチルジシラザン、N、N−ジエチルア
ミノトリメチルシラン、N、N−ジエチルアミノトリメ
チルシラン、N、0−ビス(トリメチルシリル)カーバ
メート、N−1−リメチルシリルイミダゾール等が挙げ
られる。
またシリル化反応を行う有機溶媒として、テトラヒドラ
フラン、四塩化炭素、N、N−ジメチルアセトアミド等
を用いることができるが、有機溶媒を省略することもで
きる。シリル化温度が80°Cより低いと、反応性が十
分でなく、また140°Cより高いとアミン塩酸塩の分
解が起こり、好ましくない。
本発明において、シリル化芳香族ジアミノジヒドロキシ
化合物と芳香族ジカルボン酸ジハライドとの反応は、有
機溶媒中、実質的に無水の条件下で、使用する溶媒によ
り多少異なるが、−15〜85°Cにて2〜20時間行
えばよい。反応温度が一15°C未満であると、反応性
が十分でなく、また85°Cを超えると上記反応物の酸
化が起こるおそれがある。
シリル化芳香族ジアミノジヒドロキシ化合物と芳香族ジ
カルボン酸ジハライドは、それぞれ等モル量ずつ配合す
ると、高分子量のポリベンゾビスオキサゾール前駆物質
を容易に得ることができる。
なお、ここで用いられる有機溶媒としては、例えばN、
N−ジメチルホルムアミド、N、N−ジメチルアセトア
ミド、N−メチル−2−ピロリドン等のアミド系溶媒、
ピリジン等の芳香族アミン系溶媒、ジメチルスルホキシ
ド、テトラメチルスルホン等のイオウ系溶媒、ベンゼン
、トルエン、アニソール、ジフェニルエーテル、ニトロ
ベンゼン、ベンゾニトリル等のベンゼン系溶媒、テトラ
ヒドロフラン、1.4−ジオキサン等のエーテル系溶媒
、クロロホルム、トリクロルエタン、四塩化炭素等のハ
ロゲン化炭化水素などの中性溶媒(aprotic 5
olvent)を挙げることができる。
この反応により、シリル化芳香族ジアミノジヒドロキシ
化合物と芳香族ジカルボン酸ジハライドとが下記反応式
に示すように縮重合する。
−Me3Sfに (ただし、式中Arは芳香族残基、Xばハロゲン、Me
はメチル基を表わす。) 次いで、メチルアルコール等のアルコール中で数時間撹
拌し、アルコール洗浄を繰り返すことによって、下記反
応式に例示するように脱シリル化処理を施す。
かくして、本発明のポリベンゾビスオキサゾール前駆物
質が得られる。
以上の条件で重合反応を行うことにより、閉環反応を起
こすことなく大きな重合度を有するポリベンゾビスオキ
サゾール前駆物質が得られる。前駆物質の分子量(Mw
)は10,000〜so、 ooo程度である。
得られたポリベンゾビスオキサゾール前駆物質は、公知
の方法により洗浄及び乾燥する。
このポリベンゾビスオキサゾール前駆物質は、高分子量
のものでもN−メチル−2−ピロリドン、N。
N−ジメチルアセトアミド、N、N−ジメチルフォルム
アミド等の有機溶剤に可溶であり、フィルム等の形状に
容易に成形加工することができる。
本発明の方法によって製造されたポリベンゾビスオキサ
ゾール前駆物質は、以下に示すように熱処理により閉環
して剛直芳香族ポリマーであるポリベンゾビスオキサゾ
ールを生ずる。この際の熱処理は、350〜470 ’
Cで10〜30分間不活性ガス下に保持すればよい。ま
た、昇温速度は20″C/分前後が適当である。
〔作 用〕
本発明によれば、芳香族ジアミノジヒドロキシ化合物を
用いているため、繰り返し単位中に含まれるオキサゾー
ル環の数が2個となり、分子構造の対称性、剛直性が良
好で、耐熱性、機械的性質等に優れたポリベンゾビスオ
キサゾールとすることのできる前駆物質を提供すること
ができる。
また、芳香族ジアミノジヒドロキシ化合物を窒素含有シ
リル化剤によりシリル化した後で、芳香族ジカルボン酸
ジハライドと反応させるから、該ジアミノジヒドロキシ
化合物の反応性が向上し、高分子量のポリベンゾビスオ
キサゾール前駆物質が得られる。
〔実施例〕
本発明を以下の実施例によりさらに詳細に説明する。
実新LfLL (1) N、N’ 、O,O’ −テトラメチルシリル
−4,6−ジアミツー1,3−ベンゼンジオールの合成
4.6−ジアミノ−1,3−ジヒドロキシベンゼン12
1.1gを、ヘキサメチルジシラザン150gと共に2
00戚のナス型フラスコに入れて、約12時間還流反応
させ、常圧蒸留に続いて減圧蒸留を行ない、84.8 
gのN、N’ 、O,O’−テトラメチルシリル−4,
6−ジアミツー1.3−ベンゼンジオール(沸点147
〜148°C(0,9mmHg)、融点67.5〜68
.0’C)を得た。なお収率は34.9%であった。
なお、元素分析、’H−NMR分析(CDCl2゜法、
日本電子■製C,X270により測定]及び赤外線スペ
クトル分析(KBr法、パーキンエルマー社製 175
0型により測定〕の結果は次の通りであった。
元素分析:Cl8H4゜N、 O,Si。
’Fl−NMR(CDi 3) : δ0.23 (S
、  18H,N5iCH+)、0.26  (S、〜
18H,0SiCII+)3.2  (S、  2H,
Nll5i)、6.15〜6.27(m、2)1.芳香
族)赤外線スペクトル分析(KBr)  : 1260
.850゜760cm−’ (SiCH,) (2)ポリ(p−フェニレンベンゾビスオキサゾール)
前駆物質の合成 上記(1)で調製したN、N’ 、0.0’−テトラメ
チルシリル−4,6−ジアミツー13−ベンゼンジオー
ル2.1486 gを十分に乾燥し、アルゴン(純度9
9.99%、水分2 ppm以下)で置換した100a
i!の4つロフラスコに入れ、さらに10dのN−メチ
ル−2−ピロリドン(純度99.5%以上、水分0.0
099%)を加えて、−5°Cで約1時間かけて溶解さ
せた。次いで、これに塩化テレフタロイル(純度99.
1%、水分0.086%)1゜0175gを加え、アル
ゴン雰囲気下で、−5℃にて、メカニカルスターラによ
り200rpmの速度で撹拌しながら、約6時間反応さ
せた。
生成した語調な赤ワイン色の透明液を約500dのメチ
ルアルコールに投入して数時間撹拌し、メチルアルコー
ル洗浄を繰り返した後、エチルアルコール洗浄を行い、
真空下で乾燥させた。得られた生成物を赤外線スペクト
ル及び”C−NMRにより分析した結果、第1図及び第
2図に示すチャートが得られた。第1図は、赤外線スペ
クトルのチャートであり、3310cm−’付近にアミ
ドのN−Hと0−Hに基づくと考えられる吸収が、また
1650C!l−’付近にはC=0に基づく吸収が認め
られた。さらに、第2図は” C−NMRのチャートで
あり、171.5pp園にC=Oに基づくピークが、ま
た153ρpI11にはOH基が結合しているベンゼン
環のCによるピークが観測された。なお、赤外線スペク
トル分析は、KBr法を用い、パーキンエルマー社製1
750型によって測定し、’ ”C−NMR分析は、日
本電子製GX270によッテ、25°C(DDzSOa
中でTMSを規準物質として測定した。
これにより、生成物が下記構造式の繰り返し単位を有す
るポリベンゾオキサゾール前駆物質であることが確認さ
れた。
ここで、下記の(a)、[有])の二つのモデル化合物
を合成し、それぞれの13C−NMRスペクトルを測定
した。これと上記生成物の’ ”C−NMRスペクトル
とを比較し、上記の同定が正しいことをさらに確かめた
ポリベンゾビスオキサゾールへの閉環反応次に、得られ
た前駆物質を、N2雰囲気中において20°C/分の昇
温速度で800″Cまで加熱し、熱重量測定及び示差熱
分析を行い、70曲線及び080曲線を得た。それぞれ
第3図及び第4図に示す。第3図の70曲線では、40
0〜600°Cの温度領域において、ポリリン酸法によ
り合成したポリベンゾビスオキサゾールに近い挙動(熱
安定性)を示すことがわかる。
また、第4図の080曲線では370″C近傍で反応が
起きていることがわかる。
上記テストに用いた試料を、500°Cに達した後でI
R分析を行ったところ、C=0による1650cm−’
付近の強い幅広の吸収が1630cm−’のC=Nの鋭
い吸収に変化しているとともに、900〜500 cm
−’の吸収も鋭い環近傍Hによる吸収へ変化していた。
これはポリリン酸法により得られたポリベンゾビスオキ
サゾールのIRスペクトルとほぼ一致していることがわ
かる。これにより、上記前記物質は下記構造式により表
されるポリベンゾビスオキサゾールに閉環していること
が確認できた。
N、N ’ 、0.0’−テトラメチルシリル−46−
ジアミツー1.3−ベンゼンジオールと塩化テレフタロ
イルとを反応物とし、N−メチル−2−ビロリドンヲ溶
媒として、両反応物の濃度をそれぞれ0.5+++ol
e#!とし、実施例1の(2)における反応条件と同様
の条件で反応させた。ここで反応時間を2時間から21
時間までの範囲で変更し、それぞれ所定の反応時間後に
生成物質をメタノール洗浄し、真空乾燥させた。その後
、98%HzSOn中で、生成物質の濃度を0.58/
dとし、30.0°Cにてウベローデ法により粘度を測
定し、生成物質の固有粘度ηinhを求めた。結果を第
5図に示す。
第5図かられかるように、N、N’ 、0.0’−テト
ラメチルシリル−4,6−ジアミツー1.3−ベンゼン
ジオールと塩化テレフタロイルとの反応は、N−メチル
−2〜ピロリドンを溶媒として、−5°Cではほぼ6時
間で完了する。
災施桝主 N、N’ 、0.0’−テトラメチルシリル−4,6−
ジアミツー1.3−ベンゼンジオールと塩化テレフタロ
イルとを反応物とし、N−メチル−2−ピロリドンヲ溶
媒として、両反応物の濃度を0.1〜1.Omol/j
!の範囲で変更し、それぞれアルゴン雰囲気下で、5°
Cにて、メカニカルスターラにより20OrpmO速度
で攪拌しながら、約6時間反応させた。
その後、実施例2と同様に生成物質を洗浄、乾燥し、や
はり同様に粘度を測定した。結果を第6図に示す。
なお、上記反応物質の濃度が0.5a+ol / i!
及び0゜611ol/I!、の合成実験では、極端なワ
イセンベルグ効果が発生し、十分な攪拌ができなかった
。また反応物の濃度が1.Oa+ol/j!の実験では
一部モツマーの析出が観察された。
以上から反応物質の濃度は0.2〜0.9mol/f程
度が適切であると考えられる。
裏嵐医土 N、N ’ 、0.0’−テトラメチルシリル−4,6
−ジアミツー1,3−ベンゼンジオールと塩化テレフタ
ロイルとを出発物質とし、N−メチル−2−ピロリドン
を溶媒とし、ポリベンゾビスオキサゾール前駆物質の合
成反応を、−15°Cから85℃までの温度範囲内で種
々変更して行った。ここで上記の両出発物質の濃度は0
.5mole/ lとし、反応温度以外の条件は実施例
1の(2)の条件と同様にした。
それぞれ、6時間の反応後、生成物質をメタノール洗浄
し、真空乾燥後、98%HzSOa中テ0.5g/d1
の濃度とし、30,0°Cでウベローデ法により粘度を
測定し、固有粘度ηLnbを求めた。結果を第7図に示
す。
第7図かられかるように、−15℃〜85℃の温度範囲
で反応は十分に起こっており、がっ25°C前後が最適
の反応温度であった。
実施■lニエ N、N ’ 、0.0’−テトラメチルシリル−4,6
−ジアミツー1.3−ベンゼンジオールと塩化テレフタ
ロイルとから、第1表に示す溶媒を用いてポリベンゾオ
キサゾール前駆物質を合成した。なお上記両モノマーの
濃度を0.5ttrole/ lとし、5°Cでアルゴ
ン気流中、200rpn+の攪拌をしながら反応させた
6時間の反応後に、30.0℃の98%H,S04中で
それぞれ生成物の濃度を0.5g/d1として、粘度を
測定した。結果を第1表に示す。
第   1   表 第1表に記載した溶媒は、N、N ’ 、0.0’−テ
トラメチルシリル−4,6−ジアミツー1,3−ベンゼ
ンジオールと塩化テレフタロイルとの合成反応において
、反応溶媒として使用することができることがわかった
。特に、N、N−ジメチルアセトアミド、Nメチル−2
−ピロリドン、テトラヒドロフランは優れた反応溶媒で
あることがわかった。
I考1にl 実施例1の(2)で得られたポリ(P−フェニレンベン
ゾビスオキサゾール)前駆物質を室温から800℃まで
20°C/分の速度でN2雰囲気中で熱重量分析を行い
、重量減少開始温度をJIS K7120に従って求め
た(参考例2)。結果を第2表に示す。
次に、室温から800℃まで20℃/分の速度で昇温す
る際に、第2表に示す温度で昇温を一旦止めて、第2表
に示す時間だけその温度に試料を保持した後昇温を再開
して、重量減少開始温度を測定し た。この結果も第2表に合わせて示す。
第    2    表 さらに参考例3〜5の試料については、第2表に示す条
件で一旦昇温を止めてその温度に保持した後に、IRス
ペクトルを測定した。この3つのスペクトルには差異は
なく、少なくとも450°C付近までは昇温速度にほと
んど関係せず、ポリ(P−フェニレンベンゾビスオキサ
ゾール)への熱変換カ起きていると思われる。
裏旌五刊 N、N ’ 、O,O’−テトラメチルシリル−4,6
−ジアミツー1.3−ベンゼンジオール1.0038g
を十分に乾燥し、アルゴンで置換した100−の4つロ
フラスコに入れ、さらに10dのN−メチル−2−ピロ
リドンを加えて、アルゴン雰囲気下で−5’Cで約1時
間かけて溶解させた。次いで、これに塩化イソフタロイ
ル0.4752gを加え、アルゴン雰囲気下で、5°C
にて、メカニカルスターラにより200rpmの速度で
攪拌しながら、約6時間反応させた。
生成した語調な淡いピンク色の透明液を約ioo。
戚のメチルアルコール/水混合液(メチルアルコール:
水=1 : 1)に投入して数時間攪拌し、さらにメチ
ルアルコール/水混合液で洗浄を3回繰り返した後、真
空下で乾燥させた。
得られた生成物質を30.0°CにてN、N−ジメチル
アセトアミド中で濃度0.508g/d1とし、ウベロ
ーデ法により粘度を測定した。結果はη1fih =0
.11d1/gであった。
実施I N、N ’ 、0.O’−テトラメチルシリル−4,6
−ジアミツー1.3−ベンゼンジオール1.7170g
を十分に乾燥し、アルゴンで置換したioo yの4つ
ロフラスコに入れ、さらに8dのN−メチル−2−ピロ
リドンを加えて、アルゴン雰囲気中で一5°Cで約1時
間かけて溶解させた。これに、2−クロロテレフタル酸
クロリド0.9503gを加え、さらに2−クロロテレ
フタル酸クロリドを秤量した容器を洗ったN−メチル−
2−ピロリドン2dを加えた。そして、アルゴン雰囲気
下で、−5°Cにて、メカニカルスターラにより200
rpn+の速度で撹拌しながら、約6時間反応させた。
生成した語調な黄色い透明液を約500 dのメチルア
ルコールに投入して数時間攪拌し、メチルアルコール洗
浄を繰り返した後、エチルアルコール洗浄を行い、真空
下で乾燥させた。
得られた生成物質をトメチル−2−ピロリドンに0.0
95g/Jの濃度に溶解後、30.0°Cでウベローデ
粘度計を用いて粘度の測定を行った。固有粘度η直1.
hは0.43d1/gであった。
1施m N、N ’ 、0.O’−テトラメチルシリル−4,6
−ジアミツー1.3−ベンゼンジオール1.7263g
 と、2−クロロテレフタル酸クロリド0.9577g
を用いて、実施例11と同様の溶媒及び方法で合成を行
った。ただし、反応温度は5℃とした。
生成した語調な黄色い透明液を約500dのメチルアル
コールに投入して数時間攪拌し、メチルアルコール洗浄
を繰り返した後、エチルアルコール洗浄を行い、真空下
で乾燥させた。
得られた生成物質をN−メチル−2−ピロリドンにQ、
110g/(Ifの濃度に溶解後、30.0°Cでウベ
ローデ粘度計を用いて粘度の測定を行った。固有粘度1
inkは0.55dl/gであった。
以上の実施例かられかるように、芳香族ジカルボン酸ジ
ハライドとして、2つの官能基をベンゼン環のメタ位に
有するものでも反応は進行するが、塩化テレフタロイル
及びその誘導体のように、パラ位に官能基を有する芳香
族ジカルボン酸ジハライドを用いるのが特に好ましい。
並支旌l 実施例12で得られた生成物のIRスペクトルを測定し
た。そこでは3400cm−’にアミドのN−Hと0−
1((7)吸収が、1645cm−’ ニC= O(7
)吸収が認メラれた。
またこの生成物の熱重量分析も行った。この測定結果を
参考例1の熱重量分析の結果と比較して考えると、この
生成物(前駆物質)は、はぼ370°Cから550°C
までの間で閉環反応を起こし、ポリベンゾビスオキサゾ
ールを形成すると思われる。
これは同時に測定したDSC曲線の351°Cにおける
吸熱ピークからも支持される。またこのポリベンゾビス
オキサゾールは558°Cで熱分解を開始することが熱
重量分析結果から推定できた。
〔発明の効果〕
本発明の方法によれば、環化反応によって繰り返し単位
中に含まれるオキサゾール環の数が2個で、分子構造の
対称性、開直性が良好であり、耐熱性、機械的特性、耐
薬品性等に優れたポリベンゾビスオキサゾールとするこ
とのできる高分子量の前駆物質を容易に製造することが
できる。
本発明の方法により得られた剛直芳香族ポリマーである
ポリベンゾビスオキサゾールの前駆物質は、有機溶剤に
容易に溶解し、該溶液から任意の形状に成形した後で、
加熱閉環させることにより、所望の形状のポリベンゾビ
スオキサゾールとすることができ、例えば繊維状あるい
はフィルム状のポリベンゾビスオキサゾールも製造する
ことができる。これには前駆物質をまず繊維化又はフィ
ルム化した後に閉環反応を起こしてやればよい。
本発明の方法により得られたポリベンゾビスオキサゾー
ル前駆物質から、環化反応によって得られるポリベンゾ
ビスオキサゾールは、良好な機械的強度、耐熱性、耐溶
剤性等を示すため、自動車部品、航空機部品などのエン
ジニアリングプラスチック材料や電子材料等に利用する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1において得られた前駆物質の赤外線ス
ペクトル分析の結果を示すチャートであり、 第2図はその’ 3C−NMR分析の結果を示すチャー
トであり、 第3図は上記前駆物質の熱重量曲線を示すグラフであり
、 第4図は上記前駆物質のOSC曲線を示すグラフであり
、 第5図は上記前駆物質を合成する際の反応時間と生成物
の粘度との関係を示すグラフであり、第6図は上記前駆
物質を合成する際の反応物質の濃度と生成物質の粘度と
の関係を示すグラフであり、 第7図は上記前駆物質を合成する際の反応温度と生成物
質の粘度との関係を示すグラフである。 第1図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)芳香族ジアミノジヒドロキシ化合物と芳香族ジカ
    ルボン酸ジハライドとから下記一般式:▲数式、化学式
    、表等があります▼ (ただし、式中Arは置換又は無置換の芳香族残基であ
    る。) で表される繰り返し単位を有するポリベンゾビスオキサ
    ゾール前駆物質を製造する方法において、前記芳香族ジ
    アミノジヒドロキシ化合物のアミノ基及びヒドロキシル
    基をあらかじめシリル化した後、芳香族ジカルボン酸ジ
    ハライドと反応させることを特徴とする方法。
  2. (2)請求項1に記載の方法において、前記芳香族ジカ
    ルボン酸ジハライドが、ハロゲン、低級アルキル基、低
    級アルコキシル基、及びフェニル基からなる群から選ば
    れた少なくとも1つの置換基を有することを特徴とする
    方法。
  3. (3)請求項1又は2に記載の方法において、前記シリ
    ル化に窒素含有シリル化剤を用いることを特徴とする方
    法。
  4. (4)請求項1乃至3のいずれかの項に記載の方法にお
    いて、前記シリル化した芳香族ジアミノジヒドロキシ化
    合物と前記芳香族ジカルボン酸ジハライドとの反応を中
    性溶媒中で行うことを特徴とする方法。
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