JPH022487Y2 - - Google Patents
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- JPH022487Y2 JPH022487Y2 JP1985009274U JP927485U JPH022487Y2 JP H022487 Y2 JPH022487 Y2 JP H022487Y2 JP 1985009274 U JP1985009274 U JP 1985009274U JP 927485 U JP927485 U JP 927485U JP H022487 Y2 JPH022487 Y2 JP H022487Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- center
- long material
- spray nozzle
- quenching
- long
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Extrusion Of Metal (AREA)
- Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
- Heat Treatment Of Articles (AREA)
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、押出プレスによつて各種金属材料に
よる長尺材を連続的に押出成形するとともに、こ
の長尺材をプレスを出た直後の搬送ライン上にお
いて、スプレーノズルによる冷却水噴射によつて
急冷するクエンチング装置において、上下左右方
向から長尺材に向つて噴射される冷却水のアンバ
ランスな噴射、吹付けによつて生じる製品冷却後
の曲りを防止するものに関する。
よる長尺材を連続的に押出成形するとともに、こ
の長尺材をプレスを出た直後の搬送ライン上にお
いて、スプレーノズルによる冷却水噴射によつて
急冷するクエンチング装置において、上下左右方
向から長尺材に向つて噴射される冷却水のアンバ
ランスな噴射、吹付けによつて生じる製品冷却後
の曲りを防止するものに関する。
(従来技術)
押出プレスによつて押出成形された金属長尺材
(線、棒材)を、プレスを出た直後において冷却
水噴射によつて急冷するクエンチング装置は、い
うまでもなく周知技術であつて、その構造は次の
ようなものである。本考案実施例を示した第1図
乃至第3図を借用してその概要を述べれば、第
1,2図において、41は図示省略してあるが押
出プレスに接続して設けられるイニシアルテーブ
ル(搬出テーブル)であつて、ローラテーブル形
態とされ、42は冷却水噴射による急冷処理を受
けた長尺材を次工程に移送するためのランアウト
テーブル(搬送テーブル)であり、図示のように
該テーブル42もローラテーブル形態とされ、前
記両テーブル41,42間にクエンチング装置4
3が設置され、従つて押出プレスによつて、例え
ば丸棒状に押出成形された金属長尺材は、イニシ
アルテーブル41をへてクエンチング装置43内
にプラー等を介して移送され、該装置43におい
て冷却水噴射を受けることにより急冷され、処理
済み長尺材は該装置43からランアウトテーブル
42をへて次工程に搬送されることになる。クエ
ンチング装置43は、第1図および第2図に示す
ように、装置全長に亘つて配設される支承ローラ
1とスプレーノズル2とによつて構成される。支
承ローラ1は第3図に示すように、長尺材10と
直交状に、定ピツチ間隔に装置全長に亘つて可回
動に複数個が列設され、従来は固定のローラ架台
に軸架支持するのであり、イニシアルテーブル4
1から送出される長尺材10の周面底部を支承す
ることによつて、プラー等で引張られる長尺材1
0をランアウトテーブル42側に移送するのであ
る。これに対しクエンチ用のスプレーノズル2
は、第1,2図および第3図に示すように、前記
支承ローラ1群上に亘つてその周面底部側を支承
されつつ移動する長尺材10を囲んで、上下、左
右方向に多数のスプレーノズル2群を、長尺材1
0の長手方向に沿つて列設するのである。即ち第
3図で明らかなように、上下方向においては各2
列、左右方向においては各1列のように、所要間
隔下に多数のスプレーノズル2が、何れも長尺材
10の中心に向つて軸対称位置に配設されるので
あり、何れも冷却水供給パイプ44に突出状に設
けられ、該パイプ44は先に述べた支承ローラ1
のローラ架台と一体の支持架構に保持されるので
ある。従つて押出プレスを出た長尺材10は、イ
ニシアルテーブル41をへて支承ローラ1上に亘
つてその周面底部が支承されつつ移動する間に、
各スプレーノズル2群から周面全表に向つて噴射
される冷却水により急冷処理され、ランアウトテ
ーブル42側に移送されることになる。
(線、棒材)を、プレスを出た直後において冷却
水噴射によつて急冷するクエンチング装置は、い
うまでもなく周知技術であつて、その構造は次の
ようなものである。本考案実施例を示した第1図
乃至第3図を借用してその概要を述べれば、第
1,2図において、41は図示省略してあるが押
出プレスに接続して設けられるイニシアルテーブ
ル(搬出テーブル)であつて、ローラテーブル形
態とされ、42は冷却水噴射による急冷処理を受
けた長尺材を次工程に移送するためのランアウト
テーブル(搬送テーブル)であり、図示のように
該テーブル42もローラテーブル形態とされ、前
記両テーブル41,42間にクエンチング装置4
3が設置され、従つて押出プレスによつて、例え
ば丸棒状に押出成形された金属長尺材は、イニシ
アルテーブル41をへてクエンチング装置43内
にプラー等を介して移送され、該装置43におい
て冷却水噴射を受けることにより急冷され、処理
済み長尺材は該装置43からランアウトテーブル
42をへて次工程に搬送されることになる。クエ
ンチング装置43は、第1図および第2図に示す
ように、装置全長に亘つて配設される支承ローラ
1とスプレーノズル2とによつて構成される。支
承ローラ1は第3図に示すように、長尺材10と
直交状に、定ピツチ間隔に装置全長に亘つて可回
動に複数個が列設され、従来は固定のローラ架台
に軸架支持するのであり、イニシアルテーブル4
1から送出される長尺材10の周面底部を支承す
ることによつて、プラー等で引張られる長尺材1
0をランアウトテーブル42側に移送するのであ
る。これに対しクエンチ用のスプレーノズル2
は、第1,2図および第3図に示すように、前記
支承ローラ1群上に亘つてその周面底部側を支承
されつつ移動する長尺材10を囲んで、上下、左
右方向に多数のスプレーノズル2群を、長尺材1
0の長手方向に沿つて列設するのである。即ち第
3図で明らかなように、上下方向においては各2
列、左右方向においては各1列のように、所要間
隔下に多数のスプレーノズル2が、何れも長尺材
10の中心に向つて軸対称位置に配設されるので
あり、何れも冷却水供給パイプ44に突出状に設
けられ、該パイプ44は先に述べた支承ローラ1
のローラ架台と一体の支持架構に保持されるので
ある。従つて押出プレスを出た長尺材10は、イ
ニシアルテーブル41をへて支承ローラ1上に亘
つてその周面底部が支承されつつ移動する間に、
各スプレーノズル2群から周面全表に向つて噴射
される冷却水により急冷処理され、ランアウトテ
ーブル42側に移送されることになる。
(考案が解決しようとする問題点)
従来技術においては、前述のように支承ローラ
1群とスプレーノズル2群とは、何れも装置にお
ける一体のローラ架台乃至架構上に固設され、ノ
ズル位置に対し支承ローラの高さは一定不変であ
るため、長尺材10のサイズ(図例では丸棒材で
ある長尺材10の径)が大小に変つた場合、押出
プレスに接続するイニシアルテーブル41におい
ては、テーブル自体が第1図に示すように、高さ
調整機構4によつて上下方向に調整自在であるた
め、サイズ大小に応じてテーブル41全体を上下
させて即応できるが、クエンチング装置43にお
いて、サイズの変つた長尺材10の周面底部を支
承するために、支承ローラ1の高さをそれに応じ
て調整すれば、スプレーノズル2の位置も一体的
に同時に変り、長尺材10の中心位置に向つて軸
対称位置に予じめ設定したスプレーノズル群の位
置がずれ、このため長尺材10の周面に対するア
ンバランスな冷却、即ち片冷却が生じ、急冷処理
した長尺材が完全に冷却(空冷)した後に、大き
な曲り変形が生じるのである。この片冷却を避け
るため、クエンチング装置43の高さを、そのス
プレーノズル2の軸対称中心が長尺材10の中心
に一致するように調整した場合には、支承ローラ
1の位置が変り、長尺材の自重を支えることがで
きず、長尺材10が前後のテーブル41,42上
に落ちることになつて、矢張りスプレーノズルの
軸対称中心と長尺材中心とが一致しないことにな
り、片冷却が生じることになる。
1群とスプレーノズル2群とは、何れも装置にお
ける一体のローラ架台乃至架構上に固設され、ノ
ズル位置に対し支承ローラの高さは一定不変であ
るため、長尺材10のサイズ(図例では丸棒材で
ある長尺材10の径)が大小に変つた場合、押出
プレスに接続するイニシアルテーブル41におい
ては、テーブル自体が第1図に示すように、高さ
調整機構4によつて上下方向に調整自在であるた
め、サイズ大小に応じてテーブル41全体を上下
させて即応できるが、クエンチング装置43にお
いて、サイズの変つた長尺材10の周面底部を支
承するために、支承ローラ1の高さをそれに応じ
て調整すれば、スプレーノズル2の位置も一体的
に同時に変り、長尺材10の中心位置に向つて軸
対称位置に予じめ設定したスプレーノズル群の位
置がずれ、このため長尺材10の周面に対するア
ンバランスな冷却、即ち片冷却が生じ、急冷処理
した長尺材が完全に冷却(空冷)した後に、大き
な曲り変形が生じるのである。この片冷却を避け
るため、クエンチング装置43の高さを、そのス
プレーノズル2の軸対称中心が長尺材10の中心
に一致するように調整した場合には、支承ローラ
1の位置が変り、長尺材の自重を支えることがで
きず、長尺材10が前後のテーブル41,42上
に落ちることになつて、矢張りスプレーノズルの
軸対称中心と長尺材中心とが一致しないことにな
り、片冷却が生じることになる。
(問題点を解決するための手段)
本考案は、上記のようなクエンチング装置にお
ける長尺材の片冷却を解決するために、長尺材の
大小に応じて、支承ローラの高さおよびクエンチ
ング中の長尺材を水平方向の中心に把持する開閉
自在なセンタリング手段を調整することにより、
スプレーノズルの軸対称中心と長尺材中心とを常
に一致させ、アンバランスな冷却水吹付けによつ
て生じる長尺材の冷却後の曲り変形を防止するよ
うにしたものであり、具体的には、押出プレスを
出て移動する長尺材を囲んでその長さ方向に亘り
上下左右方向に、かつ何れも長尺材中心に向つて
軸対称位置に配置列設される多数のクエンチ用ス
プレーノズル群と、前記長尺材の長さ方向に亘り
その周面底部を支承するとともに、前記スプレー
ノズル群と独立して上下方向に昇降自在に配置列
設される複数個の支承ローラと、前記スプレーノ
ズルと支承ローラとによるクエンチングゾーンの
前後に対置され、かつそのローラ面を長尺材の周
面に向けて相対する一対のガイドローラが、長尺
材の周面に向かつて、シリンダを駆動源とするリ
ンク機構により開閉自在に設けられるセンタリン
グガイドとから成る点にある。
ける長尺材の片冷却を解決するために、長尺材の
大小に応じて、支承ローラの高さおよびクエンチ
ング中の長尺材を水平方向の中心に把持する開閉
自在なセンタリング手段を調整することにより、
スプレーノズルの軸対称中心と長尺材中心とを常
に一致させ、アンバランスな冷却水吹付けによつ
て生じる長尺材の冷却後の曲り変形を防止するよ
うにしたものであり、具体的には、押出プレスを
出て移動する長尺材を囲んでその長さ方向に亘り
上下左右方向に、かつ何れも長尺材中心に向つて
軸対称位置に配置列設される多数のクエンチ用ス
プレーノズル群と、前記長尺材の長さ方向に亘り
その周面底部を支承するとともに、前記スプレー
ノズル群と独立して上下方向に昇降自在に配置列
設される複数個の支承ローラと、前記スプレーノ
ズルと支承ローラとによるクエンチングゾーンの
前後に対置され、かつそのローラ面を長尺材の周
面に向けて相対する一対のガイドローラが、長尺
材の周面に向かつて、シリンダを駆動源とするリ
ンク機構により開閉自在に設けられるセンタリン
グガイドとから成る点にある。
(作用)
本考案の技術的手段によれば、第1,2,3図
に示すように、イニシアルテーブル41とランア
ウトテーブル42間に設置するクエンチング装置
43において、装置全長に亘る長さのローラ架台
5に支承ローラ1を所定間隔下に列設するととも
に、このローラ架台5を設置床面に固設した装置
架台8上に、高さ調整機構4,4を介して上下方
向に昇降自在に設置し、ローラ架台5の昇降を介
して支承ローラ1の全てを任意の高さに調整可能
とし、これに対し支承ローラ1上の長尺材10に
対して冷却水を噴射するスプレーノズル2は、第
3図に示すように、長尺材10を囲んで上下方向
および左右方向に、かつ何れも長尺材中心に向つ
て軸対称位置に配設されるのである。即ち長尺材
10の中心と同心の水平方向(左右方向)には冷
却水供給パイプ44,44を、前記装置架台8の
長手方向両側に固定立設した架構11,11に固
設し、両パイプ44,44の全長に亘り所定間隔
にスプレーノズル2群を対向状に列設し、また長
尺材10の中心と直交する垂直方向(上下方向)
には、上下何れも2本宛の冷却水供給パイプ4
4,44,44,44が、上部のパイプ44は前
記架構11と一体でかつ長尺材10を引張るプラ
ー通過のため、架構11の一方にピン軸12を介
し開閉自在とされる装置カバー3側に保持され、
下部のパイプ44は前記架構11,11を支持し
ている装置架台8側に一体に設けられている冷却
水搬出用の水ジヤケツト6に保持され、これら上
下の冷却水供給パイプ44,44,44,44の
全長に亘り所定間隔にスプレーノズル2,2,
2,2群を対向状に列設するのであり、従つてス
プレーノズル2群の全ては第3図示のように冷却
水噴射位置は固定不変のものとされる。更に本考
案では、前記のような高さ調整自在の支承ローラ
1と固定のスプレーノズル2によるクエンチング
ゾーンの前後において、イニシアルテーブル41
の出口およびランアウトテーブル42の入口に、
押出プレスの中心(押出される長尺材10の中心
と同心である)を挟んで左右1対のガイドローラ
13,13が対置され、両ガイドローラ13,1
3がプレス中心(長尺材中心)に向つて同期開閉
自在に設けられたセンタリングガイド9,9を配
設することによつて、以下のようにして長尺材1
0のサイズが大小に変つた場合でも、その長尺材
10の中心とスプレーノズル2の中心を常に一致
させ、冷却水噴射による急冷処置に際して片冷却
をなくすことが可能となるのである。即ち押出プ
レスより押出された長尺材10をプラー等によつ
て引張り、イニシアルテーブル41をへてクエン
チング装置43およびランアウトテーブル42に
亘つて移動させ、クエンチング装置43における
スプレーノズル2群からの冷却水噴出により、長
尺材10を急冷処理する操作そのものは従来技術
と同様であるが、本考案においては、押出される
長尺材10の中心(押出プレスの中心)に対し
て、軸対称位置に配列した上下、左右方向のスプ
レーノズル2群は固定不動とし、これに対し長尺
材10の周面底部を支承する支承ローラ1群は、
高さ調整機構4によつて昇降自在なローラ架台5
に取付けることにより、その高さ調整自在とした
ので、長尺材10のサイズが大小に変つて、支承
ローラ1群を適宜高さ位置に変化させることによ
つて、長尺材10を常にスプレーノズル2群の中
心に一致させることが確実容易に行なえることに
なる。更にクエンチングゾーンの前後において、
長尺材10を水平方向(左右方向)において、常
にその中心をプレス中心と正しく保持できるセン
タリングガイド9,9が設置されるので、そのプ
レス中心を挟んで左右に位置し、かつプレス中心
に向つて開閉自在な一対のガイドローラ13,1
3によつて、そのローラ面でもつて長尺材10の
周面両側部を接支することにより、その冷却水噴
射によるクエンチング作業中の長尺材10を、常
にプレス中心にセンタリングできるとともに、長
尺材10のサイズ大小の変化にさいしても、両ガ
イドローラ13,13の開閉角度を大小に調整す
ることによつて、その周面両側の保持が確実に維
持でき、これによつて長尺材10のサイズの如何
にかかわらず、全周面よりの均一なクエンチ内容
が得られ、片冷却の発生を解消するのである。第
11図及び第12図A、第12図Bに例示したの
は、かかる長尺材10に対する片冷却によつて生
じる曲り変形を示したものであり、第11図に示
すように、支承ローラ1にその周面底部が支承さ
れた長尺材10の中心O2とスプレーノズル2の
中心O1が図示のように偏心した状態で、スプレ
ーノズル2による冷却水噴射による急冷が行なわ
れると、図示付記のように長尺材10の長手方向
に亘つて、冷却不足による温度の高い部分と冷却
過剰による温度の低い部分がアンバランスに生じ
る。図においてWは支承ローラ1に掛る長尺材の
自重である。このため既知のように、クエンチン
グ中は第12A図に示すような自重を無視した場
合は同図の上段図のような収縮変形が、また自重
を考慮した場合は同図の下段図に示すような収縮
変形が生じ、このためクエンチング後の大気放置
等による空冷後において、第12B図に示すよう
な曲りを生じることになり、同図の上段図は自重
を無視した場合、また下段図は自重を考慮した場
合であり、このような曲り変形の発生は、事後の
製品取扱い上における大きな問題点である。これ
に反し本考案によれば、先に述べたように長尺材
中心とスプレーノズル中心を常に確実に一致させ
るため、そのセンタリングガイド9,9による水
平方向センターの保持と相まつて、第12図Cに
示すように曲り変形を生じない製品を容易に得る
ことが可能である。またガイドローラ13,13
のローラ面でもつて、長尺材10の周面側部を接
支するため、長尺材10の長手方向の搬送がガイ
ドローラ13,13の転動によつて円滑になされ
る。
に示すように、イニシアルテーブル41とランア
ウトテーブル42間に設置するクエンチング装置
43において、装置全長に亘る長さのローラ架台
5に支承ローラ1を所定間隔下に列設するととも
に、このローラ架台5を設置床面に固設した装置
架台8上に、高さ調整機構4,4を介して上下方
向に昇降自在に設置し、ローラ架台5の昇降を介
して支承ローラ1の全てを任意の高さに調整可能
とし、これに対し支承ローラ1上の長尺材10に
対して冷却水を噴射するスプレーノズル2は、第
3図に示すように、長尺材10を囲んで上下方向
および左右方向に、かつ何れも長尺材中心に向つ
て軸対称位置に配設されるのである。即ち長尺材
10の中心と同心の水平方向(左右方向)には冷
却水供給パイプ44,44を、前記装置架台8の
長手方向両側に固定立設した架構11,11に固
設し、両パイプ44,44の全長に亘り所定間隔
にスプレーノズル2群を対向状に列設し、また長
尺材10の中心と直交する垂直方向(上下方向)
には、上下何れも2本宛の冷却水供給パイプ4
4,44,44,44が、上部のパイプ44は前
記架構11と一体でかつ長尺材10を引張るプラ
ー通過のため、架構11の一方にピン軸12を介
し開閉自在とされる装置カバー3側に保持され、
下部のパイプ44は前記架構11,11を支持し
ている装置架台8側に一体に設けられている冷却
水搬出用の水ジヤケツト6に保持され、これら上
下の冷却水供給パイプ44,44,44,44の
全長に亘り所定間隔にスプレーノズル2,2,
2,2群を対向状に列設するのであり、従つてス
プレーノズル2群の全ては第3図示のように冷却
水噴射位置は固定不変のものとされる。更に本考
案では、前記のような高さ調整自在の支承ローラ
1と固定のスプレーノズル2によるクエンチング
ゾーンの前後において、イニシアルテーブル41
の出口およびランアウトテーブル42の入口に、
押出プレスの中心(押出される長尺材10の中心
と同心である)を挟んで左右1対のガイドローラ
13,13が対置され、両ガイドローラ13,1
3がプレス中心(長尺材中心)に向つて同期開閉
自在に設けられたセンタリングガイド9,9を配
設することによつて、以下のようにして長尺材1
0のサイズが大小に変つた場合でも、その長尺材
10の中心とスプレーノズル2の中心を常に一致
させ、冷却水噴射による急冷処置に際して片冷却
をなくすことが可能となるのである。即ち押出プ
レスより押出された長尺材10をプラー等によつ
て引張り、イニシアルテーブル41をへてクエン
チング装置43およびランアウトテーブル42に
亘つて移動させ、クエンチング装置43における
スプレーノズル2群からの冷却水噴出により、長
尺材10を急冷処理する操作そのものは従来技術
と同様であるが、本考案においては、押出される
長尺材10の中心(押出プレスの中心)に対し
て、軸対称位置に配列した上下、左右方向のスプ
レーノズル2群は固定不動とし、これに対し長尺
材10の周面底部を支承する支承ローラ1群は、
高さ調整機構4によつて昇降自在なローラ架台5
に取付けることにより、その高さ調整自在とした
ので、長尺材10のサイズが大小に変つて、支承
ローラ1群を適宜高さ位置に変化させることによ
つて、長尺材10を常にスプレーノズル2群の中
心に一致させることが確実容易に行なえることに
なる。更にクエンチングゾーンの前後において、
長尺材10を水平方向(左右方向)において、常
にその中心をプレス中心と正しく保持できるセン
タリングガイド9,9が設置されるので、そのプ
レス中心を挟んで左右に位置し、かつプレス中心
に向つて開閉自在な一対のガイドローラ13,1
3によつて、そのローラ面でもつて長尺材10の
周面両側部を接支することにより、その冷却水噴
射によるクエンチング作業中の長尺材10を、常
にプレス中心にセンタリングできるとともに、長
尺材10のサイズ大小の変化にさいしても、両ガ
イドローラ13,13の開閉角度を大小に調整す
ることによつて、その周面両側の保持が確実に維
持でき、これによつて長尺材10のサイズの如何
にかかわらず、全周面よりの均一なクエンチ内容
が得られ、片冷却の発生を解消するのである。第
11図及び第12図A、第12図Bに例示したの
は、かかる長尺材10に対する片冷却によつて生
じる曲り変形を示したものであり、第11図に示
すように、支承ローラ1にその周面底部が支承さ
れた長尺材10の中心O2とスプレーノズル2の
中心O1が図示のように偏心した状態で、スプレ
ーノズル2による冷却水噴射による急冷が行なわ
れると、図示付記のように長尺材10の長手方向
に亘つて、冷却不足による温度の高い部分と冷却
過剰による温度の低い部分がアンバランスに生じ
る。図においてWは支承ローラ1に掛る長尺材の
自重である。このため既知のように、クエンチン
グ中は第12A図に示すような自重を無視した場
合は同図の上段図のような収縮変形が、また自重
を考慮した場合は同図の下段図に示すような収縮
変形が生じ、このためクエンチング後の大気放置
等による空冷後において、第12B図に示すよう
な曲りを生じることになり、同図の上段図は自重
を無視した場合、また下段図は自重を考慮した場
合であり、このような曲り変形の発生は、事後の
製品取扱い上における大きな問題点である。これ
に反し本考案によれば、先に述べたように長尺材
中心とスプレーノズル中心を常に確実に一致させ
るため、そのセンタリングガイド9,9による水
平方向センターの保持と相まつて、第12図Cに
示すように曲り変形を生じない製品を容易に得る
ことが可能である。またガイドローラ13,13
のローラ面でもつて、長尺材10の周面側部を接
支するため、長尺材10の長手方向の搬送がガイ
ドローラ13,13の転動によつて円滑になされ
る。
さらにシリンダ34の作動によりリンク機構を
介して両ガイドローラ13,13を開閉する方式
であるため、センタリング時においても、長尺材
10から受ける力に対して柔軟に多少開閉するこ
とができ、緩衝機能を発揮する。またリンク機構
により開閉する方式であるため、センタリングに
際して大きな力を得ることが容易である。
介して両ガイドローラ13,13を開閉する方式
であるため、センタリング時においても、長尺材
10から受ける力に対して柔軟に多少開閉するこ
とができ、緩衝機能を発揮する。またリンク機構
により開閉する方式であるため、センタリングに
際して大きな力を得ることが容易である。
(実施例)
本考案装置の具体的な実施例の1つを第1図乃
至第10図に亘つて説示する。
至第10図に亘つて説示する。
第1,2,3図において、イニシアルテーブル
41及びランアウトテーブル42は、何れもロー
ラテーブルタイプのものであつて、イニシアルテ
ーブル41は固定の架台45上に、例えば昇降シ
リンダ機構等を用いた高さ調整機構4を介して上
下自在に設置され、ランアウトテーブル42は固
定である。両テーブル41,42間に設置される
装置架台8は装置床面上に固設され、該架台8の
長手方向両端の各両側に配設した、例えば昇降シ
リンダ14、同ピストンロツド14a等による高
さ調整機構4を介して、ロール架台5が上下自在
に支持される。ロール架台5は第3図示のように
底壁5aと、底壁5aの長手方向両側に立設した
両側壁5b,5bによる断面樋形の架台であり、
その両側壁5b,5b間に、所定間隔下に支承ロ
ーラ1が軸1a,1aの支架を介し遊転自在に架
設される。また底壁5aの中央部分には冷却水の
排出筒15が開設され、装置架台8側に設けた排
水用の水ジヤケツト6と連通状とされる。装置架
台8における長手方向両側には架構11,11が
固定状に立設され、該架構11,11の上端に冷
却水供給パイプ44,44が装置長手方向に沿つ
て平行に対設され、両パイプ44,44には押出
中心(長尺材10の中心)に向つて軸対称位置
に、何れも多数のスプレーノズル2,2が定間隔
に列設対置されることによつて、長尺材10の周
面両側に冷却水を噴射するようにされる。第3図
において同図向つて右側の架構11に設けたピン
軸12に、装置上面を開閉自在に被蓋する上部カ
バー3が枢支され、該カバー3とこれと対応する
水ジヤケツト6側に、それぞれ2本の冷却水供給
パイプ44,44,44,44が何れも固定状に
架設され、各パイプ44,44,44,44に
は、長尺材10を挟んで上下方向にかつそれぞれ
軸対称位置に、多数のスプレーノズル2群が定間
隔に列設配置され、これによつて長尺材10の周
面上下に冷却水を噴射するようにされる。上部カ
バー3を開閉方式としたのは、長尺材10をプラ
ー等によつて引張る際、プラー通過に支障ないよ
うに、第3図鎖線に示すように開放するためのも
ので、その開閉機構としては、開閉シリンダ7を
用い、該シリンダ7のピストンロツド7aを、ピ
ン軸12に枢支された上部カバー3のリンク16
に連結することによつて行なうようにしてある。
図中、17,17はローラ架台5が昇降する際、
支承ローラ1の軸1aを案内するため、架構1
1,11側に設けたガイド切欠を示している。イ
ニシアルテーブル41の出口およびランアウトテ
ーブル42の入口側に配設する一対の開閉自在な
ガイドローラ13,13によるセンタリングガイ
ド9の構造は、実施例では第4図乃至第10図に
示すような構造を採用する。即ち第4図乃至第7
図において(図例ではテーブル41側のガイド9
について説明するが、テーブル42側のガイド9
も同様である)。テーブル41のフレーム18,
18間に亘つて直交状に架設した取付梁19,1
9間に、両側壁20a,20a底壁20bから成
るU形のガイド本体20を配置し、ガイド本体2
0を取付梁19,19の下面に付設した支持架構
21の挟持部22,22に、本体20における両
側壁20a,20aの外面に突設した挿支部2
3,23を摺動自在に挿支させることによつて保
持させ、前記挟持部22,22挿支部23,23
による支持部分と直交方向の両側壁20a,20
aの一側端に亘つて設けた突部24にネジ軸25
の一端を可回動に連結固定し、ネジ軸25を支持
架構21側に設けたネジ座26に螺挿することに
よつて、該ネジ軸25の回動を介し挿支部23,
23を挟持部22,22内において移動させるこ
とにより、ガイド本体20を第4図、第6図にお
いてフレーム18,18と直交方向に可調整とす
る。これはガイド本体20のセンターを押出プレ
ス中心と一致させるための調整機構であり、27
は調整後の固定用ロツクナツトを示している。前
記ガイド本体20における両側壁20a,20a
の上端中央部間には隔壁28を第4図示のように
設け、該隔壁28によつて距てられた上端の左右
両側には、対称位置に第4図および第8,9図示
のようにピン軸29,29を可回動に貫通挿設
し、該ピン軸29,29に先に述べた一対のガイ
ドローラ13,13を、各軸部30に軸受31を
介して可回動に保持した回動アーム32,32の
各一端を固定するのであり、該アーム32,32
の各外方に向う一端にリンク33,33を突設す
るのである(第10図参照)。
41及びランアウトテーブル42は、何れもロー
ラテーブルタイプのものであつて、イニシアルテ
ーブル41は固定の架台45上に、例えば昇降シ
リンダ機構等を用いた高さ調整機構4を介して上
下自在に設置され、ランアウトテーブル42は固
定である。両テーブル41,42間に設置される
装置架台8は装置床面上に固設され、該架台8の
長手方向両端の各両側に配設した、例えば昇降シ
リンダ14、同ピストンロツド14a等による高
さ調整機構4を介して、ロール架台5が上下自在
に支持される。ロール架台5は第3図示のように
底壁5aと、底壁5aの長手方向両側に立設した
両側壁5b,5bによる断面樋形の架台であり、
その両側壁5b,5b間に、所定間隔下に支承ロ
ーラ1が軸1a,1aの支架を介し遊転自在に架
設される。また底壁5aの中央部分には冷却水の
排出筒15が開設され、装置架台8側に設けた排
水用の水ジヤケツト6と連通状とされる。装置架
台8における長手方向両側には架構11,11が
固定状に立設され、該架構11,11の上端に冷
却水供給パイプ44,44が装置長手方向に沿つ
て平行に対設され、両パイプ44,44には押出
中心(長尺材10の中心)に向つて軸対称位置
に、何れも多数のスプレーノズル2,2が定間隔
に列設対置されることによつて、長尺材10の周
面両側に冷却水を噴射するようにされる。第3図
において同図向つて右側の架構11に設けたピン
軸12に、装置上面を開閉自在に被蓋する上部カ
バー3が枢支され、該カバー3とこれと対応する
水ジヤケツト6側に、それぞれ2本の冷却水供給
パイプ44,44,44,44が何れも固定状に
架設され、各パイプ44,44,44,44に
は、長尺材10を挟んで上下方向にかつそれぞれ
軸対称位置に、多数のスプレーノズル2群が定間
隔に列設配置され、これによつて長尺材10の周
面上下に冷却水を噴射するようにされる。上部カ
バー3を開閉方式としたのは、長尺材10をプラ
ー等によつて引張る際、プラー通過に支障ないよ
うに、第3図鎖線に示すように開放するためのも
ので、その開閉機構としては、開閉シリンダ7を
用い、該シリンダ7のピストンロツド7aを、ピ
ン軸12に枢支された上部カバー3のリンク16
に連結することによつて行なうようにしてある。
図中、17,17はローラ架台5が昇降する際、
支承ローラ1の軸1aを案内するため、架構1
1,11側に設けたガイド切欠を示している。イ
ニシアルテーブル41の出口およびランアウトテ
ーブル42の入口側に配設する一対の開閉自在な
ガイドローラ13,13によるセンタリングガイ
ド9の構造は、実施例では第4図乃至第10図に
示すような構造を採用する。即ち第4図乃至第7
図において(図例ではテーブル41側のガイド9
について説明するが、テーブル42側のガイド9
も同様である)。テーブル41のフレーム18,
18間に亘つて直交状に架設した取付梁19,1
9間に、両側壁20a,20a底壁20bから成
るU形のガイド本体20を配置し、ガイド本体2
0を取付梁19,19の下面に付設した支持架構
21の挟持部22,22に、本体20における両
側壁20a,20aの外面に突設した挿支部2
3,23を摺動自在に挿支させることによつて保
持させ、前記挟持部22,22挿支部23,23
による支持部分と直交方向の両側壁20a,20
aの一側端に亘つて設けた突部24にネジ軸25
の一端を可回動に連結固定し、ネジ軸25を支持
架構21側に設けたネジ座26に螺挿することに
よつて、該ネジ軸25の回動を介し挿支部23,
23を挟持部22,22内において移動させるこ
とにより、ガイド本体20を第4図、第6図にお
いてフレーム18,18と直交方向に可調整とす
る。これはガイド本体20のセンターを押出プレ
ス中心と一致させるための調整機構であり、27
は調整後の固定用ロツクナツトを示している。前
記ガイド本体20における両側壁20a,20a
の上端中央部間には隔壁28を第4図示のように
設け、該隔壁28によつて距てられた上端の左右
両側には、対称位置に第4図および第8,9図示
のようにピン軸29,29を可回動に貫通挿設
し、該ピン軸29,29に先に述べた一対のガイ
ドローラ13,13を、各軸部30に軸受31を
介して可回動に保持した回動アーム32,32の
各一端を固定するのであり、該アーム32,32
の各外方に向う一端にリンク33,33を突設す
るのである(第10図参照)。
ガイド本体20の底壁20bには駆動シリンダ
34を設置するとともに、該シリンダ34のピス
トンロツド34aを側壁20a,20a間に昇降
自在に突出させ、該ピストンロツド34aの上端
に付設した昇降台35の左右両側対称位置に設け
たピン軸36,36に、左右一対のリフトアーム
37,37の各下端を枢支させ、該リフトアーム
37,37の上端を先に述べた回動アーム32,
32の各リンク33,33の各一端にピン軸3
8,38を介して枢支連結するのである。また側
壁20a,20aの上部中央に設けた隔壁28に
は昇降台35の上限位置を規制するストツパ39
が設けられるとともに、ピン軸29,29の各一
端には同期用連動ギヤ40,40が付設され互い
に噛合されるのである。従つてこのセンタリング
ガイド9,9によれば、ネジ軸25の正逆回動に
よつてガイド本体20の中心が、押出プレス中心
と正しく一致するように、本体20を水平左右方
向に移動させて調整するとともに、第4図におい
て実線並びに鎖線でその変化状態を示すように、
駆動シリンダ34のピストンロツド34aを昇降
させることによつて昇降台35を上下させること
により、該昇降台35の両側に設けた一対のリフ
トアーム37,37を同行変位させ、これにより
リンク33,33を介して一対の回動アーム3
2,32を、ピン軸29,29を支点としてプレ
ス中心に向つて開閉回動させることができ、回動
アーム32,32の各上端に付設した一対のガイ
ドローラ13,13を、同期用連動ギヤ40,4
0を介し、任意の開閉角度に調整することがで
き、これによつてガイドローラ13,13間に長
尺材10を、長尺材10のサイズの大小変化にか
かわらず、長尺材10の中心をプレス中心に保持
させつつ、的確に周側両側部を接支、ガイドする
ことができる。図の実線位置で示したローラ1
3,13は、最大径サイズの長尺材10を接支し
た状態を示し、以下ローラ13,13の開放角度
を、昇降台35の移動により順次小さくしてゆく
ことにより、鎖線状態で示される如く、最小径サ
イズの長尺材10を接支できる。先に述べた固定
不動位置に設置されるスプレーノズル2群と、こ
れに対して上下方向に調整自在とされ、従つてノ
ズル2群に対する高さ可変の支承ローラ1群と、
前記センタリングガイド9,9とにより、作用の
項において説示したように、長尺材10はそのサ
イズの大小変化にかかわらず、長尺材10の中心
が常にスプレーノズル2の中心と一致し、かつ水
平方向左右においてもプレス中心とずれない安定
確実な支持下に、スプレーノズル2群による冷却
水噴射が長尺材10の全表面に亘つて均一均等に
行なわれ、片冷却を生じないことになるのであ
る。
34を設置するとともに、該シリンダ34のピス
トンロツド34aを側壁20a,20a間に昇降
自在に突出させ、該ピストンロツド34aの上端
に付設した昇降台35の左右両側対称位置に設け
たピン軸36,36に、左右一対のリフトアーム
37,37の各下端を枢支させ、該リフトアーム
37,37の上端を先に述べた回動アーム32,
32の各リンク33,33の各一端にピン軸3
8,38を介して枢支連結するのである。また側
壁20a,20aの上部中央に設けた隔壁28に
は昇降台35の上限位置を規制するストツパ39
が設けられるとともに、ピン軸29,29の各一
端には同期用連動ギヤ40,40が付設され互い
に噛合されるのである。従つてこのセンタリング
ガイド9,9によれば、ネジ軸25の正逆回動に
よつてガイド本体20の中心が、押出プレス中心
と正しく一致するように、本体20を水平左右方
向に移動させて調整するとともに、第4図におい
て実線並びに鎖線でその変化状態を示すように、
駆動シリンダ34のピストンロツド34aを昇降
させることによつて昇降台35を上下させること
により、該昇降台35の両側に設けた一対のリフ
トアーム37,37を同行変位させ、これにより
リンク33,33を介して一対の回動アーム3
2,32を、ピン軸29,29を支点としてプレ
ス中心に向つて開閉回動させることができ、回動
アーム32,32の各上端に付設した一対のガイ
ドローラ13,13を、同期用連動ギヤ40,4
0を介し、任意の開閉角度に調整することがで
き、これによつてガイドローラ13,13間に長
尺材10を、長尺材10のサイズの大小変化にか
かわらず、長尺材10の中心をプレス中心に保持
させつつ、的確に周側両側部を接支、ガイドする
ことができる。図の実線位置で示したローラ1
3,13は、最大径サイズの長尺材10を接支し
た状態を示し、以下ローラ13,13の開放角度
を、昇降台35の移動により順次小さくしてゆく
ことにより、鎖線状態で示される如く、最小径サ
イズの長尺材10を接支できる。先に述べた固定
不動位置に設置されるスプレーノズル2群と、こ
れに対して上下方向に調整自在とされ、従つてノ
ズル2群に対する高さ可変の支承ローラ1群と、
前記センタリングガイド9,9とにより、作用の
項において説示したように、長尺材10はそのサ
イズの大小変化にかかわらず、長尺材10の中心
が常にスプレーノズル2の中心と一致し、かつ水
平方向左右においてもプレス中心とずれない安定
確実な支持下に、スプレーノズル2群による冷却
水噴射が長尺材10の全表面に亘つて均一均等に
行なわれ、片冷却を生じないことになるのであ
る。
実施例において示した支承ローラ1の上下運動
機構、またセンタリングガイド9における一対の
ガイドローラ13,13の同期開閉運動機構は、
図例のみに限定されることはなく、自由に設計可
能である。
機構、またセンタリングガイド9における一対の
ガイドローラ13,13の同期開閉運動機構は、
図例のみに限定されることはなく、自由に設計可
能である。
(考案の効果)
本考案によれば、従来のクエンチング装置にお
ける片冷却を確実に防止し、長尺材のサイズが大
小に変つても、常に長尺材中心とスプレーノズル
中心とを正しく適合させ、均一均質な冷却内容が
確実、容易に得られる点できわめて有利である。
ける片冷却を確実に防止し、長尺材のサイズが大
小に変つても、常に長尺材中心とスプレーノズル
中心とを正しく適合させ、均一均質な冷却内容が
確実、容易に得られる点できわめて有利である。
特に本考案では、スプレーノズルに対して支承
ローラを高さ調整自在とするとともに、クエンチ
ングゾーンの前後側に開閉自在な一対のガイドロ
ーラによるセンタリングガイドを設けることによ
つて、長尺材をそのプレス中心を通る垂直面、水
平面内において常に安定に同心位置に保つことが
でき、長尺材の偏心、遊動を生じないのであり、
これにより長尺材の急冷処理後において生じる曲
り変形を効果的に抑止でき、必要構造も比較的簡
単で、従来のクエンチング装置に容易に施工でき
る点も有利である。またセンタリングガイドの対
のガイドローラのローラ面を長尺材に接触させて
センタリングを行なつているため、長尺材の長手
方向の移動がガイドローラの転動によつて円滑に
なされ、長尺材表面に傷をつけることがない。さ
らにシリンダの作動によりリンク機構を介して両
ガイドローラを開閉する方式であるため、センタ
リング時においても、長尺材から受ける力に対し
て柔軟に対応でき、即ち多少開閉することがで
き、緩衝機能を発揮することができる。従つて長
尺材がクエンチング装置内で動いたときに、効率
よくセンタリングするのに有利であると共に、こ
の点からも長尺材に対する傷つきが防止できる。
またリンク機構により開閉する方式であるため、
センタリングに際して大きな力を得ることが容易
であるという利点を奏する。
ローラを高さ調整自在とするとともに、クエンチ
ングゾーンの前後側に開閉自在な一対のガイドロ
ーラによるセンタリングガイドを設けることによ
つて、長尺材をそのプレス中心を通る垂直面、水
平面内において常に安定に同心位置に保つことが
でき、長尺材の偏心、遊動を生じないのであり、
これにより長尺材の急冷処理後において生じる曲
り変形を効果的に抑止でき、必要構造も比較的簡
単で、従来のクエンチング装置に容易に施工でき
る点も有利である。またセンタリングガイドの対
のガイドローラのローラ面を長尺材に接触させて
センタリングを行なつているため、長尺材の長手
方向の移動がガイドローラの転動によつて円滑に
なされ、長尺材表面に傷をつけることがない。さ
らにシリンダの作動によりリンク機構を介して両
ガイドローラを開閉する方式であるため、センタ
リング時においても、長尺材から受ける力に対し
て柔軟に対応でき、即ち多少開閉することがで
き、緩衝機能を発揮することができる。従つて長
尺材がクエンチング装置内で動いたときに、効率
よくセンタリングするのに有利であると共に、こ
の点からも長尺材に対する傷つきが防止できる。
またリンク機構により開閉する方式であるため、
センタリングに際して大きな力を得ることが容易
であるという利点を奏する。
第1図は本考案装置実施例の縦断正面図、第2
図は同平面図、第3図は同要部の拡大側断面図、
第4図は同センタリングガイド実施例の縦断正面
図、第5図は同側面図、第6図は同上面図、第7
図は第5図A矢視の底面図、第8図は同第4図B
部の詳細図、第9図は同第4図C−C線断面図、
第10図は同D−D線断面図、第11図、第12
図A、第12図Bおよび第12図Cは、押出長尺
材とノズル中心の関係状態による冷却と曲り変形
の各説明図である。 1……支承ローラ、2……スプレーノズル、3
……上部カバー、4……高さ調整機構、5……ロ
ーラ架台、8……装置架台、9……センタリング
ガイド、10……長尺材、13……ガイドロー
ラ。
図は同平面図、第3図は同要部の拡大側断面図、
第4図は同センタリングガイド実施例の縦断正面
図、第5図は同側面図、第6図は同上面図、第7
図は第5図A矢視の底面図、第8図は同第4図B
部の詳細図、第9図は同第4図C−C線断面図、
第10図は同D−D線断面図、第11図、第12
図A、第12図Bおよび第12図Cは、押出長尺
材とノズル中心の関係状態による冷却と曲り変形
の各説明図である。 1……支承ローラ、2……スプレーノズル、3
……上部カバー、4……高さ調整機構、5……ロ
ーラ架台、8……装置架台、9……センタリング
ガイド、10……長尺材、13……ガイドロー
ラ。
Claims (1)
- 押出プレスを出た金属長尺材をスプレーノズル
群による冷却水噴射を介して急冷するクエンチン
グ装置であつて、移動する前記長尺材を囲んでそ
の長さ方向に亘り上下左右方向に、かつ何れも長
尺材中心に向つて軸対称位置に配置列設される多
数のクエンチ用スプレーノズル群と、前記長尺材
の長さ方向に亘りその周面底部を支承するととも
に、前記スプレーノズル群と独立して上下方向に
昇降自在に配置列設される複数個の支承ローラ
と、前記スプレーノズル群と支承ローラとによる
クエンチングゾーンの前後に対置され、かつその
ローラ面を長尺材の周面に向けて相対する一対の
ガイドローラが、長尺材の周面に向かつて、シリ
ンダを駆動源とするリンク機構により開閉自在に
設けられるセンタリングガイドとから成ることを
特徴とする金属長尺材のクエンチング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985009274U JPH022487Y2 (ja) | 1985-01-25 | 1985-01-25 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985009274U JPH022487Y2 (ja) | 1985-01-25 | 1985-01-25 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61127816U JPS61127816U (ja) | 1986-08-11 |
| JPH022487Y2 true JPH022487Y2 (ja) | 1990-01-22 |
Family
ID=30489334
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985009274U Expired JPH022487Y2 (ja) | 1985-01-25 | 1985-01-25 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH022487Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| PL424249A1 (pl) * | 2018-01-17 | 2019-07-29 | Albatros Aluminium Spółka Z Ograniczoną Odpowiedzialnością | Zespół do chłodzenia profili, zwłaszcza aluminiowych |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2764168B2 (ja) * | 1988-06-13 | 1998-06-11 | トーア・スチール株式会社 | 熱延線材の気水ミスト冷却装置 |
| KR102942010B1 (ko) * | 2023-12-28 | 2026-03-24 | (주)미래인더스 | 알루미늄 압출재의 급랭 장치 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6027524Y2 (ja) * | 1981-03-05 | 1985-08-20 | 宇部興産株式会社 | 押出材の冷却装置 |
| JPS5935297U (ja) * | 1982-08-31 | 1984-03-05 | 三井造船株式会社 | 砕氷船のせん回補助装置 |
-
1985
- 1985-01-25 JP JP1985009274U patent/JPH022487Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| PL424249A1 (pl) * | 2018-01-17 | 2019-07-29 | Albatros Aluminium Spółka Z Ograniczoną Odpowiedzialnością | Zespół do chłodzenia profili, zwłaszcza aluminiowych |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61127816U (ja) | 1986-08-11 |
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