JPH02250937A - グレー発色アルミニウム合金 - Google Patents
グレー発色アルミニウム合金Info
- Publication number
- JPH02250937A JPH02250937A JP6998989A JP6998989A JPH02250937A JP H02250937 A JPH02250937 A JP H02250937A JP 6998989 A JP6998989 A JP 6998989A JP 6998989 A JP6998989 A JP 6998989A JP H02250937 A JPH02250937 A JP H02250937A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alloy
- color
- gray
- tone
- effect
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
- Extrusion Of Metal (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
(産業上の利用分野)
本発明は、Feを発色の主成分とするグレー発色アルミ
ニウム合金に係り、さらに詳しくは、陽極酸化処理によ
って色むらのない青味を帯びた濃いグレーに均一に発色
し、しかも押出し性と共に強度、耐食性に優れる時効硬
化型のアルミニウム合金に関し、特に押出し成形後のア
ルミニウム形材を陽極酸化処理の段階でグレーに発色さ
せるのに利用されるグレー発色アルミニウム合金に関す
るものである。 (従来の技術) サツシ材、パネル材、門扉等の建築用材料などのアルミ
ニウム製品では、種々の色調のものが要望されており、
グレーに対する強い要求もある。 グレーでは、淡いものや赤味、黄味を帯びたものよりむ
しろ、青味の強い色調、濃い色調のものが特に強く要望
されている。 従来、アルミニウム合金に表面処理を施し、着色させる
方法には、−数的合金を用いて色調に応じた特殊な浴組
成、処理条件を適用することによって目的とする色調を
得る方法、および自然発色する合金を用いて陽極酸化処
理によってそれぞれの色調を得る方法が知られている。 (発明が解決しようとする課題) しかし、上記方法のうち、−数的な合金を用いる前者の
方法では、グレーの中でも無彩色や濃い色調に仕上げる
ことが非常に難かしい。 一方、陽極酸化処理による自然発色を利用する後者の方
法は、一般に耐候性、耐食性に富んでいるため、近年建
築用材料等への使用が多くなってきている。しかし、添
加合金元素の種類や量、熱処理方法、陽極酸化処理方法
等によって、陽極酸化皮膜処理後の色調が変化するため
、色調の均一化や合金としての各種特性と希望する色調
とのバランス調整など合金成分設計が一般に難かしい。 すなわち、AM中に発色成分としてSiを添加したAl
−5i系合金、あるいはこれにMgを添加して時効硬化
型合金としたA文−31−Mg系合金では、陽極酸化処
理によってグレーに発色することが知られているが、濃
い色調のグレーを得るには合金中のSi含有量を高くせ
ねばならず、81最の増加は合金の耐食性、耐候性を阻
害する。さらに、これら系の合金は陽極酸化処理によっ
て黄味、赤味あ強いグレーに発色し、要望の強い青味を
帯びたすっきりしたグレーの色調が得られない等の課題
があった。 また、発色成分としてFeを添加したAl−Fe系合金
では、硫酸溶液中での通常のアルマイト処理によって青
味を帯びた濃いグレーの色調が得られるが、An−Fe
系合金は時効硬化しないタイプである上に、この系の発
色要素となる金属間化合物は不安定で、その分布状態や
粒径を均一にコントロールすることが困難なため、色む
らが発生しやすいという課題があった。 なお、時効硬化型合金であるAll −Mg−3i系合
金にFeを発色成分として添加した場合には、目的とす
る濃い色調のグレーが得られないばかりか、Feの添加
によって時効硬化性が劣化し、熱処理後も十分な強度が
得られないと懸念されていたため、実用化された例はな
い。 これは、Feは発色要素であるAl16 Feを形成す
るよりもAn−Fe−3i系の金属間化合物を形成し易
いため、Feを添加しても発色要素のAM6 Feはあ
まり形成されない上、硬化要素であるMg2Siをも減
少させる結果、色調はほとんど改善されず、しかも強度
が劣化するものと考えられているからである。 (発明の目的) 本発明は、従来のグレー発色アルミニウム合金の上記課
題を解決すべくなされたものであって、その目的とする
ところは、Feを発色の主成分とし陽極酸化処理によっ
て色むらのない青味を帯びた濃いグレーに均一に発色す
ると共に、押出し性9強度、耐食・耐候性に優れた時効
硬化型のアルミニウム合金を提供することにある。
ニウム合金に係り、さらに詳しくは、陽極酸化処理によ
って色むらのない青味を帯びた濃いグレーに均一に発色
し、しかも押出し性と共に強度、耐食性に優れる時効硬
化型のアルミニウム合金に関し、特に押出し成形後のア
ルミニウム形材を陽極酸化処理の段階でグレーに発色さ
せるのに利用されるグレー発色アルミニウム合金に関す
るものである。 (従来の技術) サツシ材、パネル材、門扉等の建築用材料などのアルミ
ニウム製品では、種々の色調のものが要望されており、
グレーに対する強い要求もある。 グレーでは、淡いものや赤味、黄味を帯びたものよりむ
しろ、青味の強い色調、濃い色調のものが特に強く要望
されている。 従来、アルミニウム合金に表面処理を施し、着色させる
方法には、−数的合金を用いて色調に応じた特殊な浴組
成、処理条件を適用することによって目的とする色調を
得る方法、および自然発色する合金を用いて陽極酸化処
理によってそれぞれの色調を得る方法が知られている。 (発明が解決しようとする課題) しかし、上記方法のうち、−数的な合金を用いる前者の
方法では、グレーの中でも無彩色や濃い色調に仕上げる
ことが非常に難かしい。 一方、陽極酸化処理による自然発色を利用する後者の方
法は、一般に耐候性、耐食性に富んでいるため、近年建
築用材料等への使用が多くなってきている。しかし、添
加合金元素の種類や量、熱処理方法、陽極酸化処理方法
等によって、陽極酸化皮膜処理後の色調が変化するため
、色調の均一化や合金としての各種特性と希望する色調
とのバランス調整など合金成分設計が一般に難かしい。 すなわち、AM中に発色成分としてSiを添加したAl
−5i系合金、あるいはこれにMgを添加して時効硬化
型合金としたA文−31−Mg系合金では、陽極酸化処
理によってグレーに発色することが知られているが、濃
い色調のグレーを得るには合金中のSi含有量を高くせ
ねばならず、81最の増加は合金の耐食性、耐候性を阻
害する。さらに、これら系の合金は陽極酸化処理によっ
て黄味、赤味あ強いグレーに発色し、要望の強い青味を
帯びたすっきりしたグレーの色調が得られない等の課題
があった。 また、発色成分としてFeを添加したAl−Fe系合金
では、硫酸溶液中での通常のアルマイト処理によって青
味を帯びた濃いグレーの色調が得られるが、An−Fe
系合金は時効硬化しないタイプである上に、この系の発
色要素となる金属間化合物は不安定で、その分布状態や
粒径を均一にコントロールすることが困難なため、色む
らが発生しやすいという課題があった。 なお、時効硬化型合金であるAll −Mg−3i系合
金にFeを発色成分として添加した場合には、目的とす
る濃い色調のグレーが得られないばかりか、Feの添加
によって時効硬化性が劣化し、熱処理後も十分な強度が
得られないと懸念されていたため、実用化された例はな
い。 これは、Feは発色要素であるAl16 Feを形成す
るよりもAn−Fe−3i系の金属間化合物を形成し易
いため、Feを添加しても発色要素のAM6 Feはあ
まり形成されない上、硬化要素であるMg2Siをも減
少させる結果、色調はほとんど改善されず、しかも強度
が劣化するものと考えられているからである。 (発明の目的) 本発明は、従来のグレー発色アルミニウム合金の上記課
題を解決すべくなされたものであって、その目的とする
ところは、Feを発色の主成分とし陽極酸化処理によっ
て色むらのない青味を帯びた濃いグレーに均一に発色す
ると共に、押出し性9強度、耐食・耐候性に優れた時効
硬化型のアルミニウム合金を提供することにある。
(課題を解決するための手段)
本発明者は、上記目的を達成するため、合金成分、熱処
理方法等が陽極酸化処理による発色の色調やその安定性
、均一性さらには押出し性1時効硬化性等に与える影響
について鋭意検討した結果、目的とする赤味、黄味のな
い無彩色もしくは青味を帯びた濃いグレーの色調を得る
には、Feを主発色成分として用いることが最も有効で
あり、An−Fe系合金の非熱処理性と色むら発生の問
題点については、AM−Fe系合金にStおよびMgを
特定量添加することによって時効硬化性を与えることが
でき、ざらにNiを添加することによってAl−Fe系
合金の発色むらを解消できるという全く新しい知見を得
るに到った。また、必要に応じてCoおよび/またはC
uを特定量検力■することによって、−層青味の強い色
調や濃いグレーの色調が得られ、発色の安定性も増すこ
とをも見出した。 本発明に係るグレー発色アルミニウム合金は上記の知見
に基づくものであって、重量%で、Fe:0.80〜2
.2%、Si:0.40〜1.2%、Mg:0.25〜
0.7%、Ni:0.05〜1.0%、さらに必要に応
じてCo:0.05〜1.0%および/またはCu:0
.05〜1.0%を含有し、残部Aiおよび不可避的不
純物からなることを特徴としている。 以下に、本発明に係るグレー発色アルミニウム合金の成
分値(重量%)の限定理由等について述べる。 Fe:0.80〜2.2% Feは、An6 FeおよびAn−Fe−3i系の金属
間化合物を形成し、陽極酸化処理によってグレーに発色
する主要素であるが、O,aO%未満ではグレーの色調
が得られず、逆に2.2%を超えた場合には押出し性が
劣化するばかりでなく、時効硬化性が劣化し、時効処理
後の強度が低下して6063合金に匹敵する強度が得ら
れない。 Si:0.40〜1.2% Stは、時効硬化要忍であるMg2Siを形成すると共
に単体のSfにより強度を増す効果があり、0.40%
未満では6063合金と同等の強度が得られず、1.2
%を超えると押出し性が阻害されると共に、陽極酸化処
理に際してStによる自然発色効果で、黄味の強い色調
となり、目的とする青味を帯びた濃いグレーの色調が得
られなくなる。 Mg:0.25〜0.7% Mgは前述のSiと共に所定の強度を得るのに必要であ
るが、0.25%未満ではその効果が期待できず、0.
7%を超えると押出し性を劣化させる。 なお、陽極酸化処理による色調に及ぼすMgの影響は比
較的少ない。 Ni:0.05〜1.0% Nfは、添加によってさらに青味の強い色調、濃いグレ
ーの色調が色むらなく、安定して得られる効果があるの
で必須成分として合金中に添加するが、0.05%未満
ではその効果がなく、1.0%を超えると効果が飽和し
、それ以上の添加効果がない。 なお、Niはその他の成分組成が上記の範囲内であるな
らば5時効硬化性に及ぼす負の影響がほとんどなく、前
記範囲で添加しても、時効硬化処理後の引張強さ、耐力
はNi無添加のものにくらべて低くなることはなく、む
しろNi添加量に応じて引張強さ、耐力がわずかに上昇
する傾向がある。 Co:0.05〜1.0% Coは、陽極酸化処理後の発色色調に対して、Niと同
様の添加効果を有し、必要に応じて添加することにより
、より濃いグレー色調で且つ青味の強いグレー色調が得
られる。 また、Coは、時効硬化性に対する負の影響が少なく、
添加しても時効硬化処理後の強度の低下をもたらさない
、なお、Coは0.05%未満では添加の効果がなく、
1゜0%を超えると効果が飽和し、それ以上の添加効果
がない。 Cu:0.05〜1.0% Fe、St、Mg、Niが前述の組成範囲である合金に
対してさらにCuを添加すると陽極酸化処理後のグレー
発色色調はより濃いグレーになり、色相では黄味を帯び
た色調となる。また、Cuを添加することにより、時効
硬化処理後の引張強さ、耐力が上昇する。従って、Fe
、St。 Mg、Niが前述の組成である合金にCuを添加するこ
とによって、色調および機械的性質の微調整が可能とな
る。 なお、Cuは0.05%未満ではその添加効果がなく、
1%を超えると著しく耐食性が阻害される。 本発明合金は上記の組成を有するものであるが、その他
の成分としてTiあるいはZrを添加することができる
。すなわちTiやZrは鋳塊の結晶粒を微細化する働き
があり、ビレットから押出した形材を陽極酸化処理した
際の色調をより均一にする効果があるので必要に応じて
0.O1〜0.2%程度添加してもよい。 以下に、本発明合金の特性についてさらに詳しく述べる
。 本発明合金は、時効硬化性を有しない、Feを主発色成
分とする従来のAn−Fe系合金に、時効硬化性と発色
の安定性、均一性を付与したものであって、A1−Fe
系合金にMgと、従来のA文−Mg−St系合金例えば
6063合金より多くのSiを添加することによってM
g2Siを形成せしめてこれを時効硬化要素とし、Fe
の存在下でALL−Fe−3i系金金属化合物の形成に
よって不足するMg2Siを形成するためのSi量およ
び遊離Si量を、前述した条目の31で補ったものと言
うことができる。 すなわち、本発明合金はFeを主発色成分とするグレー
発色合金では始めて時効硬化を可能としたものであって
、人工時効処理を施すことによって6063合金並みの
強度を得ることができる。また、前述のようにMg2S
iを硬化要素としているため押出し性に優れ、加工時の
生産性が高く、極めて使用しやすい合金となっている。 また、本発明合金はStの添加によってFeを主発色成
分としながら色むらが発生しにくく、色調の安定性にも
優れたものとなっているが、これはA文6Feの生成と
ともにA文−Fe−3t系金金属化合物の生成も1色調
の均一性、安定性の改善に寄与しているものと考えられ
る。 なお、鋳造された本発明アルミニウム合金ビレットの均
質化熱処理温度については、400℃未満では均質化の
効果が不十分であり、色むら欠陥の発生が顕著となり、
550℃超過では発色要素であるAjL6FeがAl3
Feに変化するためグレーの色調が得られなくなる。し
たがって、均質化熱処理は400℃以上550℃以下の
温度範囲で行うのが望ましく、さらには450℃以上で
行うのが色調の均一性の点でより好ましい。 なお、本発明に係る合金による押出し形材を表面処理す
るにあたっては、脱脂、エツチング。 スマット除去を常法に従って行い、陽極酸化処理も硫酸
浴など通常使用されている方法によって行うものであり
、処理条件に格別の限定はない。 (実施例) 以下に、実施例と比較例によって本発明の優位性をさら
に具体的に示す。 第1表に示す各組成のアルミニウム合金を鋳造速度10
0mm/minで160mm系のビレットに鋳造し、5
00℃XIO時間の均質化熱処理を施した後、470℃
でC型形状の建材用型材に押出し加工した0次いで19
0℃×2.5時間の人工時効処理を施し、脱脂9.エツ
チング、スマット除去を常法に従って行ない、20℃の
130g/又硫酸浴中で、電流密度1.50A/dm’
で50分間陽極酸化処理を行うことによって約20Bm
の厚さの皮膜を形成させてその色調を、スガ試験機製測
色色差計を用いて測定し、JIS Z8729に規足
されるL 個およびb 値で表記した。 ここで比較合金GおよびHについても本発明合金A−F
と同様の方法で陽極酸化処理を施し、同様に色調を測定
した。 なおL 値は明度を表わすものでL mが高いものが白
であり、L 値が低くなる程黒いものを表わす、また、
b 値については色相を表わし、b8値の高いものは黄
色を、逆に低いものは青いことを表わすもので、b 値
が0に近い程無彩色に近いことを表わす。 この結果は第1図に示すとおりで、本発明で特定した範
囲内の成分を有する本発明合金A−Fでは無彩色に近い
濃いグレーに発色し、特にNiを段階的に含有させた本
発明合金A、B、Cでは、Ni量が増加するに従って青
味の強い濃いグレーに発色した。 また、B合金にさらにCu10.20wt%添加したE
合金では、色の濃淡においてはB合金よりさらに濃いグ
レーに発色したが、色相に関してはb 値が高くなり、
Cuの添加により黄味を帯びる傾向が確認された。 さらに、B合金にCoを0.20wt%添加したD合金
およびB合金にCo、Cuをそれぞれ0.20wt%添
加したF合金はB合金よりさらに濃く青いグレーに発色
した。 これに対し、一般に鉄系化合物を安定化するとされてい
るMnを添加した比較合金Hは、著しく淡いグレーで、
しかも黄味の強い色調となった。 第2表は、陽極酸化処理を施した前記試料と同一の鋳造
、均質化熱処理、押出9人工時効処理工程により得らえ
た各試料の機械的性質を示すものである。 U \ この表から判るように、Ni量が増加するにつれて引張
強さ、耐力は低下することなく、むしろ上昇する傾向を
示している。また、B合金にCuを添加したE合金では
、人工時効処理後の引張強さおよび耐力がB合金のそれ
らより約2kgf/mm’高い値が得られた。 以上のように、本発明合金A−Fはいずれも建築用等に
よく用いられる6063合金形材のT5材と同等の機械
的性質が得られることが確認された。 なお、これら本発明合金の耐食性はいずれも良好であり
、A−F合金はいずれもJIS H8601(アルミ
ニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化皮膜)における
KL2を満足することを確認した。
理方法等が陽極酸化処理による発色の色調やその安定性
、均一性さらには押出し性1時効硬化性等に与える影響
について鋭意検討した結果、目的とする赤味、黄味のな
い無彩色もしくは青味を帯びた濃いグレーの色調を得る
には、Feを主発色成分として用いることが最も有効で
あり、An−Fe系合金の非熱処理性と色むら発生の問
題点については、AM−Fe系合金にStおよびMgを
特定量添加することによって時効硬化性を与えることが
でき、ざらにNiを添加することによってAl−Fe系
合金の発色むらを解消できるという全く新しい知見を得
るに到った。また、必要に応じてCoおよび/またはC
uを特定量検力■することによって、−層青味の強い色
調や濃いグレーの色調が得られ、発色の安定性も増すこ
とをも見出した。 本発明に係るグレー発色アルミニウム合金は上記の知見
に基づくものであって、重量%で、Fe:0.80〜2
.2%、Si:0.40〜1.2%、Mg:0.25〜
0.7%、Ni:0.05〜1.0%、さらに必要に応
じてCo:0.05〜1.0%および/またはCu:0
.05〜1.0%を含有し、残部Aiおよび不可避的不
純物からなることを特徴としている。 以下に、本発明に係るグレー発色アルミニウム合金の成
分値(重量%)の限定理由等について述べる。 Fe:0.80〜2.2% Feは、An6 FeおよびAn−Fe−3i系の金属
間化合物を形成し、陽極酸化処理によってグレーに発色
する主要素であるが、O,aO%未満ではグレーの色調
が得られず、逆に2.2%を超えた場合には押出し性が
劣化するばかりでなく、時効硬化性が劣化し、時効処理
後の強度が低下して6063合金に匹敵する強度が得ら
れない。 Si:0.40〜1.2% Stは、時効硬化要忍であるMg2Siを形成すると共
に単体のSfにより強度を増す効果があり、0.40%
未満では6063合金と同等の強度が得られず、1.2
%を超えると押出し性が阻害されると共に、陽極酸化処
理に際してStによる自然発色効果で、黄味の強い色調
となり、目的とする青味を帯びた濃いグレーの色調が得
られなくなる。 Mg:0.25〜0.7% Mgは前述のSiと共に所定の強度を得るのに必要であ
るが、0.25%未満ではその効果が期待できず、0.
7%を超えると押出し性を劣化させる。 なお、陽極酸化処理による色調に及ぼすMgの影響は比
較的少ない。 Ni:0.05〜1.0% Nfは、添加によってさらに青味の強い色調、濃いグレ
ーの色調が色むらなく、安定して得られる効果があるの
で必須成分として合金中に添加するが、0.05%未満
ではその効果がなく、1.0%を超えると効果が飽和し
、それ以上の添加効果がない。 なお、Niはその他の成分組成が上記の範囲内であるな
らば5時効硬化性に及ぼす負の影響がほとんどなく、前
記範囲で添加しても、時効硬化処理後の引張強さ、耐力
はNi無添加のものにくらべて低くなることはなく、む
しろNi添加量に応じて引張強さ、耐力がわずかに上昇
する傾向がある。 Co:0.05〜1.0% Coは、陽極酸化処理後の発色色調に対して、Niと同
様の添加効果を有し、必要に応じて添加することにより
、より濃いグレー色調で且つ青味の強いグレー色調が得
られる。 また、Coは、時効硬化性に対する負の影響が少なく、
添加しても時効硬化処理後の強度の低下をもたらさない
、なお、Coは0.05%未満では添加の効果がなく、
1゜0%を超えると効果が飽和し、それ以上の添加効果
がない。 Cu:0.05〜1.0% Fe、St、Mg、Niが前述の組成範囲である合金に
対してさらにCuを添加すると陽極酸化処理後のグレー
発色色調はより濃いグレーになり、色相では黄味を帯び
た色調となる。また、Cuを添加することにより、時効
硬化処理後の引張強さ、耐力が上昇する。従って、Fe
、St。 Mg、Niが前述の組成である合金にCuを添加するこ
とによって、色調および機械的性質の微調整が可能とな
る。 なお、Cuは0.05%未満ではその添加効果がなく、
1%を超えると著しく耐食性が阻害される。 本発明合金は上記の組成を有するものであるが、その他
の成分としてTiあるいはZrを添加することができる
。すなわちTiやZrは鋳塊の結晶粒を微細化する働き
があり、ビレットから押出した形材を陽極酸化処理した
際の色調をより均一にする効果があるので必要に応じて
0.O1〜0.2%程度添加してもよい。 以下に、本発明合金の特性についてさらに詳しく述べる
。 本発明合金は、時効硬化性を有しない、Feを主発色成
分とする従来のAn−Fe系合金に、時効硬化性と発色
の安定性、均一性を付与したものであって、A1−Fe
系合金にMgと、従来のA文−Mg−St系合金例えば
6063合金より多くのSiを添加することによってM
g2Siを形成せしめてこれを時効硬化要素とし、Fe
の存在下でALL−Fe−3i系金金属化合物の形成に
よって不足するMg2Siを形成するためのSi量およ
び遊離Si量を、前述した条目の31で補ったものと言
うことができる。 すなわち、本発明合金はFeを主発色成分とするグレー
発色合金では始めて時効硬化を可能としたものであって
、人工時効処理を施すことによって6063合金並みの
強度を得ることができる。また、前述のようにMg2S
iを硬化要素としているため押出し性に優れ、加工時の
生産性が高く、極めて使用しやすい合金となっている。 また、本発明合金はStの添加によってFeを主発色成
分としながら色むらが発生しにくく、色調の安定性にも
優れたものとなっているが、これはA文6Feの生成と
ともにA文−Fe−3t系金金属化合物の生成も1色調
の均一性、安定性の改善に寄与しているものと考えられ
る。 なお、鋳造された本発明アルミニウム合金ビレットの均
質化熱処理温度については、400℃未満では均質化の
効果が不十分であり、色むら欠陥の発生が顕著となり、
550℃超過では発色要素であるAjL6FeがAl3
Feに変化するためグレーの色調が得られなくなる。し
たがって、均質化熱処理は400℃以上550℃以下の
温度範囲で行うのが望ましく、さらには450℃以上で
行うのが色調の均一性の点でより好ましい。 なお、本発明に係る合金による押出し形材を表面処理す
るにあたっては、脱脂、エツチング。 スマット除去を常法に従って行い、陽極酸化処理も硫酸
浴など通常使用されている方法によって行うものであり
、処理条件に格別の限定はない。 (実施例) 以下に、実施例と比較例によって本発明の優位性をさら
に具体的に示す。 第1表に示す各組成のアルミニウム合金を鋳造速度10
0mm/minで160mm系のビレットに鋳造し、5
00℃XIO時間の均質化熱処理を施した後、470℃
でC型形状の建材用型材に押出し加工した0次いで19
0℃×2.5時間の人工時効処理を施し、脱脂9.エツ
チング、スマット除去を常法に従って行ない、20℃の
130g/又硫酸浴中で、電流密度1.50A/dm’
で50分間陽極酸化処理を行うことによって約20Bm
の厚さの皮膜を形成させてその色調を、スガ試験機製測
色色差計を用いて測定し、JIS Z8729に規足
されるL 個およびb 値で表記した。 ここで比較合金GおよびHについても本発明合金A−F
と同様の方法で陽極酸化処理を施し、同様に色調を測定
した。 なおL 値は明度を表わすものでL mが高いものが白
であり、L 値が低くなる程黒いものを表わす、また、
b 値については色相を表わし、b8値の高いものは黄
色を、逆に低いものは青いことを表わすもので、b 値
が0に近い程無彩色に近いことを表わす。 この結果は第1図に示すとおりで、本発明で特定した範
囲内の成分を有する本発明合金A−Fでは無彩色に近い
濃いグレーに発色し、特にNiを段階的に含有させた本
発明合金A、B、Cでは、Ni量が増加するに従って青
味の強い濃いグレーに発色した。 また、B合金にさらにCu10.20wt%添加したE
合金では、色の濃淡においてはB合金よりさらに濃いグ
レーに発色したが、色相に関してはb 値が高くなり、
Cuの添加により黄味を帯びる傾向が確認された。 さらに、B合金にCoを0.20wt%添加したD合金
およびB合金にCo、Cuをそれぞれ0.20wt%添
加したF合金はB合金よりさらに濃く青いグレーに発色
した。 これに対し、一般に鉄系化合物を安定化するとされてい
るMnを添加した比較合金Hは、著しく淡いグレーで、
しかも黄味の強い色調となった。 第2表は、陽極酸化処理を施した前記試料と同一の鋳造
、均質化熱処理、押出9人工時効処理工程により得らえ
た各試料の機械的性質を示すものである。 U \ この表から判るように、Ni量が増加するにつれて引張
強さ、耐力は低下することなく、むしろ上昇する傾向を
示している。また、B合金にCuを添加したE合金では
、人工時効処理後の引張強さおよび耐力がB合金のそれ
らより約2kgf/mm’高い値が得られた。 以上のように、本発明合金A−Fはいずれも建築用等に
よく用いられる6063合金形材のT5材と同等の機械
的性質が得られることが確認された。 なお、これら本発明合金の耐食性はいずれも良好であり
、A−F合金はいずれもJIS H8601(アルミ
ニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化皮膜)における
KL2を満足することを確認した。
以上説明した様に2本発明に係わるグレー発色アルミニ
ウム合金は、Al−Fe合金に特定範囲のSt、Mgお
よびNiを添加することによって、Feを主発色成分と
する合金に時効硬化性と発色の均一性、安定性を付与す
ると共に、さらに必要に応じてGoおよびCuを単独あ
るいは複合添加することによって、色調と機械的性質を
コントロールできるようにしたものであって1人工時効
処理によって6063合金と同等の強度が得られると共
に押出し性、#食、#候性にすぐれ、陽極酸化処理によ
って無彩色あるいは青味がかった濃いグレーに発色し、
しかも発色むらがなく、均質化熱処理条件や押出し温度
条件等製造条件面でのばらつきに対しても安定した色調
が得られるなど数多くの特長を備えたものであり、建材
用等を中心に広い用途が期待できる。
ウム合金は、Al−Fe合金に特定範囲のSt、Mgお
よびNiを添加することによって、Feを主発色成分と
する合金に時効硬化性と発色の均一性、安定性を付与す
ると共に、さらに必要に応じてGoおよびCuを単独あ
るいは複合添加することによって、色調と機械的性質を
コントロールできるようにしたものであって1人工時効
処理によって6063合金と同等の強度が得られると共
に押出し性、#食、#候性にすぐれ、陽極酸化処理によ
って無彩色あるいは青味がかった濃いグレーに発色し、
しかも発色むらがなく、均質化熱処理条件や押出し温度
条件等製造条件面でのばらつきに対しても安定した色調
が得られるなど数多くの特長を備えたものであり、建材
用等を中心に広い用途が期待できる。
第1図は陽極酸化処理後の色調に及ぼす化学成分組成の
影響を示すグラフである。
影響を示すグラフである。
Claims (4)
- (1)重量%で、Fe:0.80〜2.2%、Si:0
.40〜1.2%、Mg:0.25〜0.7%、Ni:
0.05〜1.0%を含有し、残部Alおよび不可避的
不純物からなることを特徴とするグレー発色アルミニウ
ム合金。 - (2)重量%で、Fe:0.80〜2.2%、Si:0
.40〜1.2%、Mg:0.25〜0.7%、Ni:
0.05〜1.0%、Co:0.05〜1.0%を含有
し、残部Alおよび不可避的不純物からなることを特徴
とするグレー発色アルミニウム合金。 - (3)重量%で、Fe:0.80〜2.2%、Si:0
.40〜1.2%、Mg:0.25〜0.7%、Ni:
0.05〜1.0%、Cu:0.05〜1.0%を含有
し、残部Alおよび不可避的不純物からなることを特徴
とするグレー発色アルミニウム合金。 - (4)重量%で、Fe:0.80〜2.2%、Si:0
.40〜1.2%、Mg:0.25〜0.7%、Ni:
0.05〜1.0%、Co:0.05〜1.0%、Cu
:0.05〜1.0%を含有し、残部Alおよび不可避
的不純物からなることを特徴とするグレー発色アルミニ
ウム合金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1069989A JPH0689430B2 (ja) | 1989-03-22 | 1989-03-22 | 押出用グレー発色アルミニウム合金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1069989A JPH0689430B2 (ja) | 1989-03-22 | 1989-03-22 | 押出用グレー発色アルミニウム合金 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02250937A true JPH02250937A (ja) | 1990-10-08 |
| JPH0689430B2 JPH0689430B2 (ja) | 1994-11-09 |
Family
ID=13418589
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1069989A Expired - Fee Related JPH0689430B2 (ja) | 1989-03-22 | 1989-03-22 | 押出用グレー発色アルミニウム合金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0689430B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20120121456A1 (en) * | 2009-04-03 | 2012-05-17 | Alcan Decin Extrusions Sro | Aa 6xxx aluminium alloy for precision turning |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55161043A (en) * | 1979-06-05 | 1980-12-15 | Sukai Alum Kk | Aluminum alloy for rolling |
| JPS5612301A (en) * | 1979-07-12 | 1981-02-06 | Matsushita Electric Works Ltd | Rat-repelling spray |
| JPS63130742A (ja) * | 1986-11-20 | 1988-06-02 | Sky Alum Co Ltd | 展伸用アルミニウム合金およびその製造方法 |
-
1989
- 1989-03-22 JP JP1069989A patent/JPH0689430B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55161043A (en) * | 1979-06-05 | 1980-12-15 | Sukai Alum Kk | Aluminum alloy for rolling |
| JPS5612301A (en) * | 1979-07-12 | 1981-02-06 | Matsushita Electric Works Ltd | Rat-repelling spray |
| JPS63130742A (ja) * | 1986-11-20 | 1988-06-02 | Sky Alum Co Ltd | 展伸用アルミニウム合金およびその製造方法 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20120121456A1 (en) * | 2009-04-03 | 2012-05-17 | Alcan Decin Extrusions Sro | Aa 6xxx aluminium alloy for precision turning |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0689430B2 (ja) | 1994-11-09 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN105112747B (zh) | 一种7xxx铝合金 | |
| JP2021059784A (ja) | 高い強度及び美的訴求力を有するアルミニウム合金 | |
| JP2011179094A (ja) | アルミニウム合金板およびその製造方法 | |
| CN103732773A (zh) | 高强度铝合金材料及其制造方法 | |
| WO2015022734A1 (ja) | 高強度アルマイト素材用アルミニウム合金板及びその製造方法、並びに高強度アルマイト皮膜付きアルミニウム合金板 | |
| JPH09143602A (ja) | 陽極酸化皮膜が無彩色な淡灰色に発色するアルミニウム合金板 | |
| US4715901A (en) | Architectural product | |
| JPH02250937A (ja) | グレー発色アルミニウム合金 | |
| JP2606469B2 (ja) | 自然発色用アルミニウム合金及びその製造方法 | |
| JP3200523B2 (ja) | グレー発色用時効硬化型アルミニウム合金押出形材及びその製造方法 | |
| JPH01272739A (ja) | 発色用アルミニウム合金 | |
| JPH01152234A (ja) | グレー発色アルミニウム合金 | |
| JPS5830381B2 (ja) | ダイカスト用光輝耐食性Al合金 | |
| JPH07197166A (ja) | グレー発色アルミニウム合金 | |
| JP3846940B2 (ja) | 陽極酸化による発色アルミニウム合金 | |
| JP2612336B2 (ja) | 灰色自然発色アルミニウム合金 | |
| US3793089A (en) | Aluminum sheet | |
| JPH02129335A (ja) | 灰色自然色アルミニウム合金 | |
| JPH0433860B2 (ja) | ||
| JP3305517B2 (ja) | 発色アルミニウム合金、アルミニウム合金材及び帯赤乳白色の陽極酸化皮膜を有するアルミニウム合金材の製造方法 | |
| JPH06340939A (ja) | 黄色味の少ない淡灰色発色用アルミニウム合金 | |
| JPH01272740A (ja) | 発色用アルミニウム合金 | |
| JPH0256417B2 (ja) | ||
| JPH03130342A (ja) | 淡灰色発色用押出アルミニウム合金形材 | |
| JPS5814496B2 (ja) | ダイカスト用光輝耐食性Al合金 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |