JPH02255015A - きのこ栽培方法及びこれに用いる培地改良材 - Google Patents
きのこ栽培方法及びこれに用いる培地改良材Info
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- JPH02255015A JPH02255015A JP1074447A JP7444789A JPH02255015A JP H02255015 A JPH02255015 A JP H02255015A JP 1074447 A JP1074447 A JP 1074447A JP 7444789 A JP7444789 A JP 7444789A JP H02255015 A JPH02255015 A JP H02255015A
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Landscapes
- Mushroom Cultivation (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はきのこの栽培方法およびこの栽培方法で用いる
培地改良材に関する。
培地改良材に関する。
(背景技術)
きのこの人工栽培においては、通常、おが屑に米糠など
の栄養源を体積比で20〜40%混合し、加水して水分
率62%前後に調整した培地を作製し、この培地をポリ
プロピレン瓶などに充填して培養基としており、この培
養基に各種のきのこ菌を植え付け、菌糸培養する方法が
一般的である。
の栄養源を体積比で20〜40%混合し、加水して水分
率62%前後に調整した培地を作製し、この培地をポリ
プロピレン瓶などに充填して培養基としており、この培
養基に各種のきのこ菌を植え付け、菌糸培養する方法が
一般的である。
この培養時における菌糸の生長度合いが、その後の子実
体の形成、きのこの発生生長を決定する大きな要因であ
る。したがって、生産現場においては、培地の作製に十
分な注意をはらう必要がある。
体の形成、きのこの発生生長を決定する大きな要因であ
る。したがって、生産現場においては、培地の作製に十
分な注意をはらう必要がある。
培地を改良する試みとしては、従来のおが屑および米糠
に、高タンパクの栄養材等の各種添加材を加えたり、保
水性を高めるために吸水性のよいおが屑を用いたりする
等のいろいろな方法がなされている。豆腐、豆乳を製造
する際に副生ずる「おから」を培地改良材として加える
方法もその一つである。「おから」は米糠などと比較し
てタンパク質成分に富む等、高栄養源であることか・ら
培地の成分として利用されているものである。
に、高タンパクの栄養材等の各種添加材を加えたり、保
水性を高めるために吸水性のよいおが屑を用いたりする
等のいろいろな方法がなされている。豆腐、豆乳を製造
する際に副生ずる「おから」を培地改良材として加える
方法もその一つである。「おから」は米糠などと比較し
てタンパク質成分に富む等、高栄養源であることか・ら
培地の成分として利用されているものである。
しかし、単に「おから」を培地に加えただけでは、良好
な培養基とはならない。「おから」を培地材として加え
たことによって、栄養源の面では改善されても、保水性
が悪くなったり、培養基が固く詰まってしまって通気性
が悪くなったりする等の悪影響も生じる場合があるから
である。
な培養基とはならない。「おから」を培地材として加え
たことによって、栄養源の面では改善されても、保水性
が悪くなったり、培養基が固く詰まってしまって通気性
が悪くなったりする等の悪影響も生じる場合があるから
である。
本発明は、上記きのこ栽培における問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、きのこを成
育させるうえで重要な培養基の状態を的確に把握管理し
て、良品のきのこを確実にかつ効率よく生産することの
できるきのこの栽培方法および、この栽培方法に用いて
好適な培地改良材を提供しようとするものである。
れたものであり、その目的とするところは、きのこを成
育させるうえで重要な培養基の状態を的確に把握管理し
て、良品のきのこを確実にかつ効率よく生産することの
できるきのこの栽培方法および、この栽培方法に用いて
好適な培地改良材を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段)
本発明は上記目的を達成するため、次の構成を備える。
すなわち、おが屑、米糠等の粉体状の培養基を用いて栽
培を行うきのこの栽培方法において、前記培養基内の空
間量が栽培容器の容積に対して45〜60%になるよう
に培養基の水分量および固形分量を管理して栽培するこ
とを特徴とする。また、この栽培方法において用いる培
地改良材としては、含有される水分率を6%程度にまで
乾燥させて成る乾燥おからが効果的に用いられる。
培を行うきのこの栽培方法において、前記培養基内の空
間量が栽培容器の容積に対して45〜60%になるよう
に培養基の水分量および固形分量を管理して栽培するこ
とを特徴とする。また、この栽培方法において用いる培
地改良材としては、含有される水分率を6%程度にまで
乾燥させて成る乾燥おからが効果的に用いられる。
(発明の概要)
きのこの成長度合いや収穫量は、培養基として用いる培
地材の組成によって、また、培地の水分率、培地の充填
量、詰めかた等によって種々変化することが知られてい
る。このため、生産現場においては、 1、おが屑の種類とその堆積期間、 2゜投入する栄養源の種類と量、 3、培地の水分率、 4、充填する培養基の重量 を管理指標として作業している。
地材の組成によって、また、培地の水分率、培地の充填
量、詰めかた等によって種々変化することが知られてい
る。このため、生産現場においては、 1、おが屑の種類とその堆積期間、 2゜投入する栄養源の種類と量、 3、培地の水分率、 4、充填する培養基の重量 を管理指標として作業している。
ところが、これら従来の管理指標は培養基の状態を正確
に表現していないものであって、培地の相違によるきの
この成育状態を比較したりする場合には、培養基の状態
をより正確に表現しなくてはならない。
に表現していないものであって、培地の相違によるきの
この成育状態を比較したりする場合には、培養基の状態
をより正確に表現しなくてはならない。
そこで、本発明者は、後述するように、培養基の状態を
規定する指標として培養基(個々の栽培瓶)内に含まれ
る水分の絶対量が重要であり、培養基の水分量および空
間量等を正確に算出し、この指標に基づいて培地を管理
する方法がきのこ栽培においてきわめて適切であること
を見出した。
規定する指標として培養基(個々の栽培瓶)内に含まれ
る水分の絶対量が重要であり、培養基の水分量および空
間量等を正確に算出し、この指標に基づいて培地を管理
する方法がきのこ栽培においてきわめて適切であること
を見出した。
すなわち、従来は栽培瓶に詰める培地の水分率をたとえ
ば62%に調製した場合は、栽培瓶に詰めた状態でこれ
を均等とみているが、この培地でも、培地を充填した状
態で瓶重量が550gの場合と600gの場合とでは、
当然、培養基(栽培瓶)内に存在する水分の絶対量は異
なってくる。
ば62%に調製した場合は、栽培瓶に詰めた状態でこれ
を均等とみているが、この培地でも、培地を充填した状
態で瓶重量が550gの場合と600gの場合とでは、
当然、培養基(栽培瓶)内に存在する水分の絶対量は異
なってくる。
きのこ栽培では、培養基が乾燥したりすることが問題と
なる場合があるが、培養基の乾燥の問題は実際は培養基
(栽培瓶)内にどれだけの量の水があるかによっている
もので、同じ水分率の培地を詰めた場合でも栽培瓶内(
培養基)により多くの水分がはいっているものは乾きに
くくなるのである。
なる場合があるが、培養基の乾燥の問題は実際は培養基
(栽培瓶)内にどれだけの量の水があるかによっている
もので、同じ水分率の培地を詰めた場合でも栽培瓶内(
培養基)により多くの水分がはいっているものは乾きに
くくなるのである。
本発明者は、培養基(栽培瓶)の状態を表現するために
、培養基の状態を ■水分量 ■固形分量 ■空間量 に分解してとらえ、これらを培養基(栽培瓶)の容量に
たいする占有率(%)で表現するようにした。
、培養基の状態を ■水分量 ■固形分量 ■空間量 に分解してとらえ、これらを培養基(栽培瓶)の容量に
たいする占有率(%)で表現するようにした。
きのこの成育条件としては、培養基を形成している培地
の組成筈ももちろん問題となるのであるが、培地として
はおが屑と米糠からなる平均的な培地を想定しておく。
の組成筈ももちろん問題となるのであるが、培地として
はおが屑と米糠からなる平均的な培地を想定しておく。
水分量、固形分量、空間量を算出する方法を以下に示す
。
。
たとえば、850ccの栽培瓶に、米糠100gを配合
した培地を培地水分率を62%として、瓶重量(培地を
含む) 600.、になるように詰めた場合。
した培地を培地水分率を62%として、瓶重量(培地を
含む) 600.、になるように詰めた場合。
■ 水分量= (600g−肌重量64g) X水分率
(62/100)332.32cc 占有率= (332,32/850) = 39%■
固形分の重量= 600g−64g−332g = 2
04ga、固形分重量中の米糠の重量(米糠水分13%
)100gX (1,0O−13)/10100=8b
、固形分重量中のおが屑重量=204g−87g= 1
17gC1培養基内の米糠の体積(米糠比重1.4)8
7/1. ’!= 62. Ice d、培養基内のおが屑の体積(おが屑比重1.1)=
117/1.1 = 106.4cce、培養基内の固
形分の体積= 62.1cc÷106.4cc168、
5cc f、培養基内の固形分体積占有率 = (168,5cc/850) X 100 = 1
9.8%■ 培養基内の空間量 =850cc−332cc (水分量) −168,5
cc (固形分体積) = 349.5cc a、培養基内の空間占有率= (349,5cc/85
0)X10041.1% 以上の4算によって、この培養基は、栽培瓶の容積に対
する占有率として水分量39X、固形分量19.8%、
空間量41.1%であることがわかる。
(62/100)332.32cc 占有率= (332,32/850) = 39%■
固形分の重量= 600g−64g−332g = 2
04ga、固形分重量中の米糠の重量(米糠水分13%
)100gX (1,0O−13)/10100=8b
、固形分重量中のおが屑重量=204g−87g= 1
17gC1培養基内の米糠の体積(米糠比重1.4)8
7/1. ’!= 62. Ice d、培養基内のおが屑の体積(おが屑比重1.1)=
117/1.1 = 106.4cce、培養基内の固
形分の体積= 62.1cc÷106.4cc168、
5cc f、培養基内の固形分体積占有率 = (168,5cc/850) X 100 = 1
9.8%■ 培養基内の空間量 =850cc−332cc (水分量) −168,5
cc (固形分体積) = 349.5cc a、培養基内の空間占有率= (349,5cc/85
0)X10041.1% 以上の4算によって、この培養基は、栽培瓶の容積に対
する占有率として水分量39X、固形分量19.8%、
空間量41.1%であることがわかる。
また、850ccの栽培瓶に、米@j[100gを配合
した培地を培地水分率65%で、総体で610gになる
ように詰めた場合は、同様に計算すると、水分量41.
7%、固形分量18.4%、空間量39.9%となる。
した培地を培地水分率65%で、総体で610gになる
ように詰めた場合は、同様に計算すると、水分量41.
7%、固形分量18.4%、空間量39.9%となる。
従来の目視による感覚では、後者の培養基のほうが固形
分量が少ないことかられかるように、後者の培養基のほ
うが空間量が増加しているようにみえるが、上記の計算
結果は、後者の培養基では固形分量が減少する以上に水
分量が増え、結果として空間量が減少することを示して
いる。このように、栽培瓶中の培養基に含まれる空間量
等のデータは正しく数値化することによってはじめて的
確に把握することができる。
分量が少ないことかられかるように、後者の培養基のほ
うが空間量が増加しているようにみえるが、上記の計算
結果は、後者の培養基では固形分量が減少する以上に水
分量が増え、結果として空間量が減少することを示して
いる。このように、栽培瓶中の培養基に含まれる空間量
等のデータは正しく数値化することによってはじめて的
確に把握することができる。
上記のようにして、培養基の水分量、固形分量、空間量
を数値化する方法であれば、栽培瓶の容量が大小相違し
ても、また、栽培瓶の形状が異なるものであっても正確
に培養基の状態を表現することができ、培養基の状態を
相互に比較することが的確になされることになる。そし
て、このように培養基の状態を定量的に正確に把握する
ことによって、はじめて、培養基の水分量等を変えた場
合にきのこの成育状態がどのように変化するかも比較検
討でき、これによって栽培にもっとも適した培地を知る
こと、また、もっとも栽培に適した培地を作製すること
が確実にできるようになる。
を数値化する方法であれば、栽培瓶の容量が大小相違し
ても、また、栽培瓶の形状が異なるものであっても正確
に培養基の状態を表現することができ、培養基の状態を
相互に比較することが的確になされることになる。そし
て、このように培養基の状態を定量的に正確に把握する
ことによって、はじめて、培養基の水分量等を変えた場
合にきのこの成育状態がどのように変化するかも比較検
討でき、これによって栽培にもっとも適した培地を知る
こと、また、もっとも栽培に適した培地を作製すること
が確実にできるようになる。
表1および表2は、実際にきのこを栽培している生産者
について培養基の状態を調査し、培養基によって平均収
量、A級比率(良品の比率)がどのように相違するかを
調べた結果である。
について培養基の状態を調査し、培養基によって平均収
量、A級比率(良品の比率)がどのように相違するかを
調べた結果である。
A級比率、培養基の平均水分量(栽培瓶容積に占める水
分%)、培養時の加湿状況を示す。加湿の欄は加湿装置
を使用していたかどうかを調査した結果で、たとえば1
00%とあるのは、当該対象区ではすべて加湿装置を用
いていたということである。
分%)、培養時の加湿状況を示す。加湿の欄は加湿装置
を使用していたかどうかを調査した結果で、たとえば1
00%とあるのは、当該対象区ではすべて加湿装置を用
いていたということである。
表1はえのき茸、表2ははんしめじについての調査結果
である。表で空間量とあるのは、前述した方法で算出し
た培養基の空間量(栽培瓶の容積に占める空間の割合%
)である。表では平均収量、」二記の調査結果は、培養
基内(栽培瓶内)の空間量が大きいほど収Pe量が多く
なる傾向にあること、また、培養基内の水分量が少ない
ほど収穫量が多くなる傾向にあることを示している。な
お、水分量が少ない場合は培養室中の加湿コントロール
が必要となっている。
である。表で空間量とあるのは、前述した方法で算出し
た培養基の空間量(栽培瓶の容積に占める空間の割合%
)である。表では平均収量、」二記の調査結果は、培養
基内(栽培瓶内)の空間量が大きいほど収Pe量が多く
なる傾向にあること、また、培養基内の水分量が少ない
ほど収穫量が多くなる傾向にあることを示している。な
お、水分量が少ない場合は培養室中の加湿コントロール
が必要となっている。
そこで、本発明者は、培養基の種類によってどの程度の
空間量を保持することが可能かを調べるため、後述する
A−B、C3種の培地をサンプルとして選びそれぞれの
限界空間量を実験して得た。
空間量を保持することが可能かを調べるため、後述する
A−B、C3種の培地をサンプルとして選びそれぞれの
限界空間量を実験して得た。
限界空間量とは、培地の水分率をある値に規定した際に
、培養基(栽培瓶)内に保持できる最大空間量である。
、培養基(栽培瓶)内に保持できる最大空間量である。
培養基内の空間量は固形分量を徐々に減少させることに
よって増大するが、固形分量がある程度以下になると、
瓶内で培地が崩れてしまい、培地としての用をなさなく
なる。培地を構成できる限界から最大保持可能な空間量
を求めたものである。
よって増大するが、固形分量がある程度以下になると、
瓶内で培地が崩れてしまい、培地としての用をなさなく
なる。培地を構成できる限界から最大保持可能な空間量
を求めたものである。
第1図はA、B、C3種の培地に対して、それぞれ培地
の水分率を変えたときの、培養基(栽培瓶)内に最大保
持可能な空間量を示し、第2図は850cc瓶に培地を
充填した際の瓶総体の重さを示すもので、培地を詰めた
際、瓶の重さをこれ以上軽量化できない限界点を示すも
のである。第1図において空間量とは前述した培養基全
体に対する空間量を%表示したものであり、横軸は培地
の水分率である。
の水分率を変えたときの、培養基(栽培瓶)内に最大保
持可能な空間量を示し、第2図は850cc瓶に培地を
充填した際の瓶総体の重さを示すもので、培地を詰めた
際、瓶の重さをこれ以上軽量化できない限界点を示すも
のである。第1図において空間量とは前述した培養基全
体に対する空間量を%表示したものであり、横軸は培地
の水分率である。
なお、A、B、Cの3種の培地組成は以下のとおりであ
る。
る。
培地A:おが屑、米糠100g
培地B:おが屑、乾燥おからZOg−米糠80g培地C
:おが屑、通常の培養基用おから20g、米糠80g ここで、乾燥おからとは従来のきのこ栽培に用いられて
いるおからよりもさらに乾燥度を増したものである。
:おが屑、通常の培養基用おから20g、米糠80g ここで、乾燥おからとは従来のきのこ栽培に用いられて
いるおからよりもさらに乾燥度を増したものである。
第1図および第2図の測定結果は、培地Bを充填した培
養基(栽培瓶)では、他とくらべて、はるかに大きな空
間量を保持できることを示す。これは、後述するように
乾燥おからが水分を保持する能力と、それ自体で膨張す
る能力に優れ、これによって培養基内で空間を保持する
力が優れているためである。
養基(栽培瓶)では、他とくらべて、はるかに大きな空
間量を保持できることを示す。これは、後述するように
乾燥おからが水分を保持する能力と、それ自体で膨張す
る能力に優れ、これによって培養基内で空間を保持する
力が優れているためである。
〔試験例1〕
上記Δ、B、C培地を試験対象培養基とし、それぞれの
培養基で最大空間量を保持できるように培地を調製して
、えのき茸およびほんしめしについて栽培試験を行った
。
培養基で最大空間量を保持できるように培地を調製して
、えのき茸およびほんしめしについて栽培試験を行った
。
実験では培養基の水分量として通常の栽培条件において
もっとも良好とおもわれる水分量、えのき茸で35%、
はんしめしで37%に統一して設定し、その条件下で、
各培地について最大の空間量を保持させるようにした。
もっとも良好とおもわれる水分量、えのき茸で35%、
はんしめしで37%に統一して設定し、その条件下で、
各培地について最大の空間量を保持させるようにした。
表3、表4は試験区で用いた、A、B、Cの培養基組
成である。
成である。
表4 (ぼんしめじ)
これら試験区にたいする栽培結果を表5および表6に示
す。
す。
表6(はんしめじ)
これら栽培試験結果から、生産周期を比較してみると、
試験区Bのものでは、他の試験区A、 Cとくらべて、
えのき茸で約2日、ぼんしめじで約17日短縮できると
いう結果が得られた。また、平均収量でも試験区Bのも
のでは、えのき茸で約22%、ぼんしめじで約32′X
増収となることが確認された。
試験区Bのものでは、他の試験区A、 Cとくらべて、
えのき茸で約2日、ぼんしめじで約17日短縮できると
いう結果が得られた。また、平均収量でも試験区Bのも
のでは、えのき茸で約22%、ぼんしめじで約32′X
増収となることが確認された。
表1および表2に示した従来の培養基を用いた栽培例と
比較してみると、上記試験区Bの培養基によれば、収量
で従来の最高の成績と同程度あるいはかなり」二回った
成績となっていることがわかる。すなわち、試験区r3
の培養基を用いた場合の栽培結果はきわめて好成績であ
るといえる。
比較してみると、上記試験区Bの培養基によれば、収量
で従来の最高の成績と同程度あるいはかなり」二回った
成績となっていることがわかる。すなわち、試験区r3
の培養基を用いた場合の栽培結果はきわめて好成績であ
るといえる。
従来、一般のほんしめじ栽培で用いられている培養基の
水分量は40%前後、空間量は38%前後であり、上記
表4に示すものは、これと比較すると空間量がかなり増
大している。上記試験は、培養基内の空間量を大きくす
ることによって、平均収量を大きく向上させ得ることを
示すものである。
水分量は40%前後、空間量は38%前後であり、上記
表4に示すものは、これと比較すると空間量がかなり増
大している。上記試験は、培養基内の空間量を大きくす
ることによって、平均収量を大きく向上させ得ることを
示すものである。
〔試験例2〕
培養基内の空間量を変えることによって、収穫量がどの
ように変化するかをえのき茸について試験した結果を以
下に示す。使用栽培瓶は対照区、試験区とも850cc
瓶で、培養基の水分量を一定にして培地構成した。
ように変化するかをえのき茸について試験した結果を以
下に示す。使用栽培瓶は対照区、試験区とも850cc
瓶で、培養基の水分量を一定にして培地構成した。
対照区は栄養源として米糠100gとし、試験区では米
糠85F、に乾燥おからを8g加え、ともに栄養量が同
じになるように揃えた。対照区の培地構成は;空間量4
3.4%、水分量3746%、固形分量19.0%であ
り、試験区の培地構成は;空間量475%、水分量37
.6X−固形分量14.9%である。
糠85F、に乾燥おからを8g加え、ともに栄養量が同
じになるように揃えた。対照区の培地構成は;空間量4
3.4%、水分量3746%、固形分量19.0%であ
り、試験区の培地構成は;空間量475%、水分量37
.6X−固形分量14.9%である。
表7に栽培結果を示す。
表7(えのき茸)
試験例2の栽培試験結果も、培養基内の空間量を大きく
することによって、前述した栽培例と同様に収量が増大
する等の好結果が得られることを示している。
することによって、前述した栽培例と同様に収量が増大
する等の好結果が得られることを示している。
」二記、各試験例に示すように、空間量を多くするとい
うことは、栽培瓶に充填するおが屑量を減少させて、な
おかつ収量をあげることができるものであって、充填す
る培地量を最小にして最大の収量をあげることができる
というきわめて大きな栽培効率が得られるものである。
うことは、栽培瓶に充填するおが屑量を減少させて、な
おかつ収量をあげることができるものであって、充填す
る培地量を最小にして最大の収量をあげることができる
というきわめて大きな栽培効率が得られるものである。
また、培養基内の空間量を増加させることにより、培養
時に酸素不足となって雑菌が繁殖することに対する抵抗
力が強化でき、栽培時の安全率が高まるという付随した
効果がある。
時に酸素不足となって雑菌が繁殖することに対する抵抗
力が強化でき、栽培時の安全率が高まるという付随した
効果がある。
上記各試験例では、培養基内の空間量を多くとるために
、米糠に乾燥おからを添加したものを用いているが、上
記のように効率的なきのこ栽培を行うためには、培養基
内により多くの空間量を保持できる培地であることが望
ましい。このためには、培養基に使用する培地固形分(
おが屑、米糠等)が、優れた吸水保持力を有し、かつ物
理的支持能力を保持するために優れた膨張性を有するも
のであることが要求される。
、米糠に乾燥おからを添加したものを用いているが、上
記のように効率的なきのこ栽培を行うためには、培養基
内により多くの空間量を保持できる培地であることが望
ましい。このためには、培養基に使用する培地固形分(
おが屑、米糠等)が、優れた吸水保持力を有し、かつ物
理的支持能力を保持するために優れた膨張性を有するも
のであることが要求される。
すなわち、従来、培養基の栄養源として加えられている
米糠に代替する栄養源の条件としては、■、米糠以上の
吸水性があること 2、米糠以上の膨張性を有すること 3、米糠以上にタンパク分を含有することという条件を
もっとも高レベルで備えた物質である。
米糠に代替する栄養源の条件としては、■、米糠以上の
吸水性があること 2、米糠以上の膨張性を有すること 3、米糠以上にタンパク分を含有することという条件を
もっとも高レベルで備えた物質である。
本発明者は種々の物質を比較試験した結果、ある特定の
条件下で乾燥した豆乳しぼりかす(前述した乾燥おから
)が上記条件をみたすものとしてきわめて有効であるこ
とを見出した。
条件下で乾燥した豆乳しぼりかす(前述した乾燥おから
)が上記条件をみたすものとしてきわめて有効であるこ
とを見出した。
この乾燥おからの吸水性等の物性を、従来用いている米
糠および従来一般に用いられているおからと比較すると
以下のようになる。
糠および従来一般に用いられているおからと比較すると
以下のようになる。
■ 吸水性
米糠、一般おから、乾燥おから各試料100gを水に溶
かし、5分間放置した後、晒し布を張った上に移し、5
分間放置した後の各試料の重量を測定して、この重量を
吸水前の重量で除して吸水倍率として得た。
かし、5分間放置した後、晒し布を張った上に移し、5
分間放置した後の各試料の重量を測定して、この重量を
吸水前の重量で除して吸水倍率として得た。
■ 膨張性
各試料に水を加え、水分率を65%に調製し、30cm
の高さからふるいながら自然落下させ、100gあたり
のみかけの体積を測定した。
の高さからふるいながら自然落下させ、100gあたり
のみかけの体積を測定した。
■ タンパク含有量
各試料のタンパク質の含有量は以下のとおりである。
なお、従来一般にきのこ培地用として用いられているお
からの乾燥度(水分率)はおよそ15%であり、上記乾
燥おからの水分率はおよそ6xである。
からの乾燥度(水分率)はおよそ15%であり、上記乾
燥おからの水分率はおよそ6xである。
上記各物性値を比較すると、乾燥おからは米糠にくらべ
て吸水力が約1.9倍、膨張力が3.5倍と非常に高く
なっており、培養基の固形分としておが屑に添加して使
用することにより、空間量を増大させるためにきわめて
有効であることがわかる。
て吸水力が約1.9倍、膨張力が3.5倍と非常に高く
なっており、培養基の固形分としておが屑に添加して使
用することにより、空間量を増大させるためにきわめて
有効であることがわかる。
また、乾燥おからはタンパク含有量も米糠の約17倍も
あり、栄養分としても優れている。
あり、栄養分としても優れている。
また、従来用いられているおからと比べてみても、乾燥
おからは吸水性、膨張性が格段に優れており、これによ
って有効性の相違が確かめられた。
おからは吸水性、膨張性が格段に優れており、これによ
って有効性の相違が確かめられた。
以上から、上記乾燥おからはこれを培地に加えることに
よって培養基(栽培瓶)内に十分な空間量を保持させる
ことができ、培地状態を良好に保つことができて効率的
な栽培を行う培地材としてきわめて有効であることがわ
かる。
よって培養基(栽培瓶)内に十分な空間量を保持させる
ことができ、培地状態を良好に保つことができて効率的
な栽培を行う培地材としてきわめて有効であることがわ
かる。
そして、前述したように、培養基を水分量、固形分量、
空間量の指標によって把握することによって、培養基の
状態を正確に知ることができ、これによってより好適な
栽培条件を設定することが可能になって、さらに効率的
で確実なきのこ栽培を行うことができるようになる。と
くに、今回の指標を管理する方法においては、培養基の
状態を正確に数値化して管理するから、培養基の状態が
常に一定になってばらつきがなくなり、常時良好な状態
で生産を行うことができるという大きな利点がある。ま
た、このように培養基を的確に管理しておくことによっ
て、不良品の発生を防止することができ、安定した生産
を行うことができるという非常に大きな効果がある。
空間量の指標によって把握することによって、培養基の
状態を正確に知ることができ、これによってより好適な
栽培条件を設定することが可能になって、さらに効率的
で確実なきのこ栽培を行うことができるようになる。と
くに、今回の指標を管理する方法においては、培養基の
状態を正確に数値化して管理するから、培養基の状態が
常に一定になってばらつきがなくなり、常時良好な状態
で生産を行うことができるという大きな利点がある。ま
た、このように培養基を的確に管理しておくことによっ
て、不良品の発生を防止することができ、安定した生産
を行うことができるという非常に大きな効果がある。
以上1本発明について好適な実施例を挙げて種々説明し
たが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、
発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得る
のはもちろんのことである。
たが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、
発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得る
のはもちろんのことである。
(発明の効果)
本発明によりば、上述したように、きのこ栽培で用いる
培養基の状態を的確に管理して、従来よりも大きな空間
量にして栽培することによって、きのこの収量を大幅に
増大させることができ、また、生産品のばらつきをなく
して良品を得ることができる。また、空間量を増大させ
ることによって培地の使用量も減少させることができて
きわめて効率的なきのこ栽培を行うことができる。また
、上記乾燥おからを培地の一組成成分として用いること
によって、培養基に含有させる空間量を大幅に増大させ
ることができる等の著効を奏する。
培養基の状態を的確に管理して、従来よりも大きな空間
量にして栽培することによって、きのこの収量を大幅に
増大させることができ、また、生産品のばらつきをなく
して良品を得ることができる。また、空間量を増大させ
ることによって培地の使用量も減少させることができて
きわめて効率的なきのこ栽培を行うことができる。また
、上記乾燥おからを培地の一組成成分として用いること
によって、培養基に含有させる空間量を大幅に増大させ
ることができる等の著効を奏する。
第1図は培地水分率に対する培養基内に保持できる空間
量の限界値を示すグラフ、第2図は境地水分率に対する
瓶総重量の限界値を示すグラフである。
量の限界値を示すグラフ、第2図は境地水分率に対する
瓶総重量の限界値を示すグラフである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、おが屑、米糠等の粉体状の培養基を用いて栽培を行
うきのこの栽培方法において、 前記培養基内の空間量が栽培容器の容積に 対して45〜60%になるように培養基の水分量および
固形分量を管理して栽培することを特徴とするきのこの
栽培方法。 2、請求項1記載のきのこの栽培方法において、培養基
に含有される空間量を増大さすべく培地材の一成分とし
て加えて用いる乾燥おからであって、おからに含有され
る水分率を6%程度にまで乾燥させて成ることを特徴と
する培地改良材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1074447A JPH02255015A (ja) | 1989-03-27 | 1989-03-27 | きのこ栽培方法及びこれに用いる培地改良材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1074447A JPH02255015A (ja) | 1989-03-27 | 1989-03-27 | きのこ栽培方法及びこれに用いる培地改良材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02255015A true JPH02255015A (ja) | 1990-10-15 |
Family
ID=13547501
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1074447A Pending JPH02255015A (ja) | 1989-03-27 | 1989-03-27 | きのこ栽培方法及びこれに用いる培地改良材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02255015A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06217638A (ja) * | 1992-03-09 | 1994-08-09 | Misuzu Raifu:Kk | きのこの栽培方法 |
-
1989
- 1989-03-27 JP JP1074447A patent/JPH02255015A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06217638A (ja) * | 1992-03-09 | 1994-08-09 | Misuzu Raifu:Kk | きのこの栽培方法 |
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