JPH0225858B2 - - Google Patents
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- JPH0225858B2 JPH0225858B2 JP56049156A JP4915681A JPH0225858B2 JP H0225858 B2 JPH0225858 B2 JP H0225858B2 JP 56049156 A JP56049156 A JP 56049156A JP 4915681 A JP4915681 A JP 4915681A JP H0225858 B2 JPH0225858 B2 JP H0225858B2
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- Japan
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- emulsion
- vinyl acetate
- cationic
- cement
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- Polymerisation Methods In General (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
本発明は接着性を向上するセメント組成物に関
するものである。詳しくはカチオン化ポリビニル
アルコールを安定剤としたエマルジヨンをセメン
トに添加し、水と混練してなるセメント組成物に
関するものである。 従来、エチレン−酢酸ビニルエマルジヨン、ア
クリル系エマルジヨン、スチレン−ブタジエンラ
テツクス等をセメントに混和し、旧いコンクリー
トと新しいコンクリートとの接着、コンクリート
に対するタイルの接着、コンクリートに対する外
壁塗料の接着等に使用されている。 また合成樹脂エマルジヨンをセメントに混練す
れば、曲げ強度、圧縮強度、接着力等が改善され
ることは以前から知られている。例えば酢酸ビニ
ルエマルジヨンに関しては、J.M.Geist等のInd.
Eng.Chem第45巻、第759〜767頁(1953)、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体エマルジヨンに関して
はフランス特許第1455910号(1966)、アクリルエ
マルジヨンに関しては特公昭42−20078等に見ら
れるように確かにセメント製品としての改質効果
は見られる。しかし、エマルジヨンをセメントに
混入した場合は著しく高価となるため構造体とし
て使用するよりは、プライマーとして、接着剤の
目的で使用される事が多い。事実、その特性が認
められ、年々これらの分野の使用量が増加してい
る。その中でもエチレン酢酸ビニルエマルジヨン
はポリビニルアルコールを保護コロイドとする安
定なエマルジヨンを製造し得るために、ポリビニ
ルアルコールがセメントと親和し、徐々に化学結
合を生じ易い事を生かして最近、広汎に利用され
ている。すなわち、ポリビニルアルコールを保護
コロイドとする酢酸ビニル系エマルジヨン、特に
エチレン−酢酸ビニルエマルジヨンは他の合成樹
脂エマルジヨンに比べてセメントと良好に混和
し、保水性を増し、かつセメントと化学結合を
徐々に形成するためコンクリートまたはモルタル
と結合力が大きく、タイル、無機充填剤の多い該
壁塗料に対しても比較的強い結合力を発揮する。
そこで種々のポリビニルアルコールを検討した結
果安定剤であるポリビニルアルコールをカチオン
性にすれば、さらにコンクリートまたはモルタル
との結合力が増し、タイル、無機充填剤の多い塗
料に対して極めて大きい結合力を発揮する事がわ
かり、本発明に到達した。 本発明の目的は作業性良好でコンクリート、モ
ルタル、タイル鋼板、無機充填材料等に対して高
接着性のセメントモルタルを提供することにあ
る。すなわち、カチオン性ポリビニルアルコール
のエマルジヨンをセメントと混和する事によつ
て、圧縮強度、曲げ強度、耐候性、耐摩耗性、耐
衝撃強度、接着力などポリビニルアルコール安定
剤特有の良好な性質を示し、特に接着力に関して
カチオン性であるためセメントに対する付着力化
学結合力が著しく増大する。これは安定剤を単に
カチオン性にしたのでは接着力は余り増大せず、
カチオン性とポリビニルアルコールの特性の両者
を備えている事がこのようなすぐれた性質をもた
らす事になつたものと思う。 すなわち、分子内にカチオン基を含有する変性
ポリビニルアルコールを安定剤とした酢酸ビニル
或いは酢酸ビニル共重合体エマルジヨンをセメン
トに混練してなるセメント組成物である。 該変性ポリビニルアルコールとは酢酸ビニルと
カチオン性を賦与する重合性不飽和化合物との共
重合体を完全ケン化或いは部分ケン化して得られ
るものであつて、ケン化度は60〜100モル%のも
のをいう。また該共重合体の重合度は、保護コロ
イドとして有効な300〜3000の範囲のものである。
また酢酸ビニルと共重合するカチオン性の重合性
不飽和化合物とは
するものである。詳しくはカチオン化ポリビニル
アルコールを安定剤としたエマルジヨンをセメン
トに添加し、水と混練してなるセメント組成物に
関するものである。 従来、エチレン−酢酸ビニルエマルジヨン、ア
クリル系エマルジヨン、スチレン−ブタジエンラ
テツクス等をセメントに混和し、旧いコンクリー
トと新しいコンクリートとの接着、コンクリート
に対するタイルの接着、コンクリートに対する外
壁塗料の接着等に使用されている。 また合成樹脂エマルジヨンをセメントに混練す
れば、曲げ強度、圧縮強度、接着力等が改善され
ることは以前から知られている。例えば酢酸ビニ
ルエマルジヨンに関しては、J.M.Geist等のInd.
Eng.Chem第45巻、第759〜767頁(1953)、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体エマルジヨンに関して
はフランス特許第1455910号(1966)、アクリルエ
マルジヨンに関しては特公昭42−20078等に見ら
れるように確かにセメント製品としての改質効果
は見られる。しかし、エマルジヨンをセメントに
混入した場合は著しく高価となるため構造体とし
て使用するよりは、プライマーとして、接着剤の
目的で使用される事が多い。事実、その特性が認
められ、年々これらの分野の使用量が増加してい
る。その中でもエチレン酢酸ビニルエマルジヨン
はポリビニルアルコールを保護コロイドとする安
定なエマルジヨンを製造し得るために、ポリビニ
ルアルコールがセメントと親和し、徐々に化学結
合を生じ易い事を生かして最近、広汎に利用され
ている。すなわち、ポリビニルアルコールを保護
コロイドとする酢酸ビニル系エマルジヨン、特に
エチレン−酢酸ビニルエマルジヨンは他の合成樹
脂エマルジヨンに比べてセメントと良好に混和
し、保水性を増し、かつセメントと化学結合を
徐々に形成するためコンクリートまたはモルタル
と結合力が大きく、タイル、無機充填剤の多い該
壁塗料に対しても比較的強い結合力を発揮する。
そこで種々のポリビニルアルコールを検討した結
果安定剤であるポリビニルアルコールをカチオン
性にすれば、さらにコンクリートまたはモルタル
との結合力が増し、タイル、無機充填剤の多い塗
料に対して極めて大きい結合力を発揮する事がわ
かり、本発明に到達した。 本発明の目的は作業性良好でコンクリート、モ
ルタル、タイル鋼板、無機充填材料等に対して高
接着性のセメントモルタルを提供することにあ
る。すなわち、カチオン性ポリビニルアルコール
のエマルジヨンをセメントと混和する事によつ
て、圧縮強度、曲げ強度、耐候性、耐摩耗性、耐
衝撃強度、接着力などポリビニルアルコール安定
剤特有の良好な性質を示し、特に接着力に関して
カチオン性であるためセメントに対する付着力化
学結合力が著しく増大する。これは安定剤を単に
カチオン性にしたのでは接着力は余り増大せず、
カチオン性とポリビニルアルコールの特性の両者
を備えている事がこのようなすぐれた性質をもた
らす事になつたものと思う。 すなわち、分子内にカチオン基を含有する変性
ポリビニルアルコールを安定剤とした酢酸ビニル
或いは酢酸ビニル共重合体エマルジヨンをセメン
トに混練してなるセメント組成物である。 該変性ポリビニルアルコールとは酢酸ビニルと
カチオン性を賦与する重合性不飽和化合物との共
重合体を完全ケン化或いは部分ケン化して得られ
るものであつて、ケン化度は60〜100モル%のも
のをいう。また該共重合体の重合度は、保護コロ
イドとして有効な300〜3000の範囲のものである。
また酢酸ビニルと共重合するカチオン性の重合性
不飽和化合物とは
【式】
(R1、R2、R3はH、または低分子アルキル基ま
たはフエニル基、R4は低級アルキル基、Y-はア
ニオン)である。 具体的には、1−ビニルイミダゾール、1−ビ
ニル−2−メチルイミダゾール、1−ビニル−2
−エチルイミダゾール、1−ビニル−2−フエニ
ルイミダゾール、1−ビニル−2,3−ジメチル
イミダゾール、1−ビニル−2,4,5−トリメ
チルイミダゾールなどのイミダゾールの四級化塩
である。これらカチオン性不飽和化合物の共重合
組成は0.01〜10.0モル%であるが望ましく0.2〜
6.0モル%である。0.01モル%以下ではエマルジ
ヨンにした場合のカチオン性が失なわれるし、10
モル%以上では安定なエマルジヨンを製造する事
が困難となる。その他これらカチオン性ポリビニ
ルアルコールでエーテル化、エステル化、アセタ
ール化などの変性化物またはエチレンプロピレ
ン、アクリルアミド、メチルメタアクリレート、
ビニルピロリドン等を一部共重合した完全または
部分ケン化ポリビニルアルコールも包含される。 カチオン性ポリビニルアルコールを安定剤とし
て重合して得られるエマルジヨンとは、ラジカル
開始剤で重合し得る不飽和化合物で、例えば酢酸
ビニル、プロピオン酸ビニル、第3級カルボン酸
ビニル(例えばシエル社のVeoVa 10)、ステア
リン酸ビニルなどのビニルエステル、エチレン、
プロピレン、イソブテン、1−ヘキサン等のα−
オレフイン、塩化ビニル、弗化ビニル、塩化ビニ
リデン等のハロゲン化不飽和化合物、ラウリルビ
ニルエーテル、ステアリルビニルエーテルなどの
ビニルエーテル、アクリル酸メチル、アクリル酸
エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸−2エチ
ルヘキシル、メタアクリル酸メチル、メタアクリ
ル酸エチル、マロン酸ジメチル、フマル酸ジエチ
ル、イタコン酸ブチルなどの不飽和有機酸エステ
ル、スチレン、ブタジエン、イソプレン、クロロ
プレン、アクリロニトリル、メタアクリロニトリ
ル、アクリルアミド、N−メチロールアクリルア
ミド、酢酸アリル、硫酸アリル、アリルアルコー
ルなどが挙げられる。この中に酢酸ビニル系エマ
ルジヨン、すなわち酢酸ビニル単独重合体および
酢酸ビニルを主体とする他の共重合性不飽和化合
物との共重合体も含まれる。ここで共重合性不飽
和化合物とは先にあげたラジカル開始剤により重
合し得る不飽和化合物すべてが包含される。 本目的のカチオン性ポリビニルアルコールを安
定剤とするエマルジヨンはカチオン性ポリビニル
アルコールの存在下で重合して得られたものに限
らず、カチオン性ポリビニルアルコールの後添加
によつて得られるものも含まれる。一般に後添加
ポリビニルアルコールのエマルジヨンはフイルム
としての耐水性は劣るが、セメントに混和して使
用する場合は、その効果は殆んど変らず有効であ
る。またカチオン性エマルジヨンの中にノニオン
界面活性剤が含まれる事もあるし、アニオン界面
活性剤も少量であれば何らさしつかえない。予め
カチオン性ポリビニルアルコールの存在下、酢酸
ビニル等重合する場合、ポリビニルアルコールの
量は単量体100部に対して0.3〜20部使用するが、
望ましくは1〜13部である。重合は水溶性ラジカ
ル開始剤の添加によつて開始される。例えば過酸
化水素、過硫酸塩、2−アゾ−ビス(2−メチル
プロパミジニウム)二塩酸塩2−アゾ−ビス−
(2′−イソプロピルイミダゾリニウム)二塩基酸
塩などが使われる。その他重亜硫酸ナトリウム、
ピロ亜硫酸ナトリウム、ナトリウムメタサルフア
イトホルムアルデヒド付加物、酒石酸などの還元
剤、炭酸ナトリウム、リン酸ナトリウムなどの塩
が共存しても良い。重合法としては、ノニオン界
面活性剤またはアニオン性界面活性剤でまず重合
を開始し、途中カチオン性ポリビニルアルコール
を添加して重合を進める方法、カチオン性ポリビ
ニルアルコールのみで重合を開始し、途中カチオ
ン性ポリビニルアルコールを追加したり、または
界面活性剤を追加する方法等がある。 重合温度は30゜〜100℃、好ましくは40゜〜90℃、
重合時のPHは3〜8に保持するのがよい。 本発明のエマルジヨンは殆んどカチオン性を示
す。その粒子がカチオン性であることはゼーター
メーターなどにより測定される電気泳動の観察に
より粒子が陰極側に移動することから知ることが
でき、更に電気泳動速度(移動度)を測定するこ
とにより流動電位(ゼーター電位)を算出するこ
とができる。本発明では安定剤がカチオン性であ
ることと、ポリビニルアルコールであることがセ
メント混和剤の接着性能を向上する上での必須と
なつており、従来のポリビニルアルコールを安定
剤とする酢酸ビニル系エマルジヨンもしくは他の
カチオン性の保護コロイドもしくは界面活性剤を
使用したエマルジヨンと異なる点である。 上記エマルジヨンをセメントに混練する場合セ
メントに対して固形分比で1〜50重量%好ましく
は5〜20重量%を用いる。それに、適当量の標準
砂珪砂、炭酸カルシウム、石コウ、ポゾラン、ス
ラグ等の無機フイラーも併用する事ができる。 以下実施例によつて本発明を具体的に説明する
がこれらの実施例は本願発明を何等限定するもの
ではない。 なお、特に断りのない限り、部あるいは%はす
べて重量基準である。 実施例 1 撹拌機、温度計、滴下ロートおよび還流冷却器
を付した反応槽に酢酸ビニル2500部、メタノール
1000部および1−ビニル−2,3−ジメチルイミ
ダゾリニウムクロリド2.2部を仕込み恒温槽内に
据えて撹拌しながら系内を窒素置換した後、内温
を60℃まで上昇させた。この系に2,2′−アゾビ
スイソブチロニトリル3.1部をメタノール71部と
共に添加し重合を開始した。重合時間2時間20分
の間に1−ビニル−2,3−ジメチルイミダゾリ
ニウムクロリド25%メタノール溶液54部を系内の
固形分濃度に応じて滴下した。重合停止時の系内
の固形分濃度は39.5%であつた。常法により系内
に残存する酢酸ビニル単量体を追出した。この共
重合体をケン化し白色の変性PVA粉末を得た。
この変性PVAは1−ビニル−2,3−ジメチル
イミダゾリニウムクロリド単位を0.4モル%含有
し、酢酸ビニル単位のケン化度が80モル%であつ
た。この変性PVAの4%水溶液の20℃における
粘度は22.1cpであつた。 次に撹拌機、温度計、滴下ロートおよび還流冷
却器を付した反応槽中で、上記変性PVA80部を
蒸留水950部に溶解し、撹拌しながら50%酢酸水
溶液によりPHを4.0に調節した。続いて、酢酸ビ
ニル単量体200部を加え60℃に昇温し60%過酸化
水素水溶液6部を添加し、70℃に昇温した。この
温度を保持しながら酢酸ビニル800部を3時間で
連続滴下し乳化重合した。重合開始後1.5時間後
に過酸化水素水溶液4部を添加した。酢酸ビニル
の滴下終了後80℃に昇温し、30分間保持した後室
温まで冷却し、アンモニウム水溶液でPHを6.0に
調節した。かくして得られたカチオン性ポリ酢酸
ビニルエマルジヨンは樹脂濃度50%で25℃におけ
る粘度は450cpであり、機械的安定性、稀釈安定
性に優れており、ゼーターメーターによるゼータ
ー電位は25.9mVであつた。この固形分50%のカ
チオン性エマルジヨンをポルトランドセメント
100部、豊浦標準砂100部に対して30部添加しさら
に水を20部に加えて混練し、20分後、予め製造し
た、セメント−砂が1:2の4週間養生したモル
タル板(40×40mm)に3mmの厚さになるように塗
り、直ちにスレート板、セラミツクおよび鋼板を
貼合せた。3週間標準状態(20℃、65%RH)で
養生後、測定用治具をセツトしオートグラフで引
張速度1mm/minに調節して測定した。結果を表
1に示すが、比較1に比べて明らかに接着性能が
向上する。 比較例 1 実施例1において、変性PVAに代つて変性基
を含まない、ケン化度88モル%、4%水溶液の20
℃における粘度が8.0cpのPVAを用いて実施例1
と同様の操作によりポリ酢酸ビニルエマルジヨン
を製造した。得られたエマルジヨンは樹脂分50%
で25℃におけるブルツクフイールド粘度は80cp、
ゼーター電位は−25.0mVでありアニオン性を示
した。このエマルジヨンについて実施例1と同様
にモルタル混和物の接着性を調べた。結果を表1
に示す。
たはフエニル基、R4は低級アルキル基、Y-はア
ニオン)である。 具体的には、1−ビニルイミダゾール、1−ビ
ニル−2−メチルイミダゾール、1−ビニル−2
−エチルイミダゾール、1−ビニル−2−フエニ
ルイミダゾール、1−ビニル−2,3−ジメチル
イミダゾール、1−ビニル−2,4,5−トリメ
チルイミダゾールなどのイミダゾールの四級化塩
である。これらカチオン性不飽和化合物の共重合
組成は0.01〜10.0モル%であるが望ましく0.2〜
6.0モル%である。0.01モル%以下ではエマルジ
ヨンにした場合のカチオン性が失なわれるし、10
モル%以上では安定なエマルジヨンを製造する事
が困難となる。その他これらカチオン性ポリビニ
ルアルコールでエーテル化、エステル化、アセタ
ール化などの変性化物またはエチレンプロピレ
ン、アクリルアミド、メチルメタアクリレート、
ビニルピロリドン等を一部共重合した完全または
部分ケン化ポリビニルアルコールも包含される。 カチオン性ポリビニルアルコールを安定剤とし
て重合して得られるエマルジヨンとは、ラジカル
開始剤で重合し得る不飽和化合物で、例えば酢酸
ビニル、プロピオン酸ビニル、第3級カルボン酸
ビニル(例えばシエル社のVeoVa 10)、ステア
リン酸ビニルなどのビニルエステル、エチレン、
プロピレン、イソブテン、1−ヘキサン等のα−
オレフイン、塩化ビニル、弗化ビニル、塩化ビニ
リデン等のハロゲン化不飽和化合物、ラウリルビ
ニルエーテル、ステアリルビニルエーテルなどの
ビニルエーテル、アクリル酸メチル、アクリル酸
エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸−2エチ
ルヘキシル、メタアクリル酸メチル、メタアクリ
ル酸エチル、マロン酸ジメチル、フマル酸ジエチ
ル、イタコン酸ブチルなどの不飽和有機酸エステ
ル、スチレン、ブタジエン、イソプレン、クロロ
プレン、アクリロニトリル、メタアクリロニトリ
ル、アクリルアミド、N−メチロールアクリルア
ミド、酢酸アリル、硫酸アリル、アリルアルコー
ルなどが挙げられる。この中に酢酸ビニル系エマ
ルジヨン、すなわち酢酸ビニル単独重合体および
酢酸ビニルを主体とする他の共重合性不飽和化合
物との共重合体も含まれる。ここで共重合性不飽
和化合物とは先にあげたラジカル開始剤により重
合し得る不飽和化合物すべてが包含される。 本目的のカチオン性ポリビニルアルコールを安
定剤とするエマルジヨンはカチオン性ポリビニル
アルコールの存在下で重合して得られたものに限
らず、カチオン性ポリビニルアルコールの後添加
によつて得られるものも含まれる。一般に後添加
ポリビニルアルコールのエマルジヨンはフイルム
としての耐水性は劣るが、セメントに混和して使
用する場合は、その効果は殆んど変らず有効であ
る。またカチオン性エマルジヨンの中にノニオン
界面活性剤が含まれる事もあるし、アニオン界面
活性剤も少量であれば何らさしつかえない。予め
カチオン性ポリビニルアルコールの存在下、酢酸
ビニル等重合する場合、ポリビニルアルコールの
量は単量体100部に対して0.3〜20部使用するが、
望ましくは1〜13部である。重合は水溶性ラジカ
ル開始剤の添加によつて開始される。例えば過酸
化水素、過硫酸塩、2−アゾ−ビス(2−メチル
プロパミジニウム)二塩酸塩2−アゾ−ビス−
(2′−イソプロピルイミダゾリニウム)二塩基酸
塩などが使われる。その他重亜硫酸ナトリウム、
ピロ亜硫酸ナトリウム、ナトリウムメタサルフア
イトホルムアルデヒド付加物、酒石酸などの還元
剤、炭酸ナトリウム、リン酸ナトリウムなどの塩
が共存しても良い。重合法としては、ノニオン界
面活性剤またはアニオン性界面活性剤でまず重合
を開始し、途中カチオン性ポリビニルアルコール
を添加して重合を進める方法、カチオン性ポリビ
ニルアルコールのみで重合を開始し、途中カチオ
ン性ポリビニルアルコールを追加したり、または
界面活性剤を追加する方法等がある。 重合温度は30゜〜100℃、好ましくは40゜〜90℃、
重合時のPHは3〜8に保持するのがよい。 本発明のエマルジヨンは殆んどカチオン性を示
す。その粒子がカチオン性であることはゼーター
メーターなどにより測定される電気泳動の観察に
より粒子が陰極側に移動することから知ることが
でき、更に電気泳動速度(移動度)を測定するこ
とにより流動電位(ゼーター電位)を算出するこ
とができる。本発明では安定剤がカチオン性であ
ることと、ポリビニルアルコールであることがセ
メント混和剤の接着性能を向上する上での必須と
なつており、従来のポリビニルアルコールを安定
剤とする酢酸ビニル系エマルジヨンもしくは他の
カチオン性の保護コロイドもしくは界面活性剤を
使用したエマルジヨンと異なる点である。 上記エマルジヨンをセメントに混練する場合セ
メントに対して固形分比で1〜50重量%好ましく
は5〜20重量%を用いる。それに、適当量の標準
砂珪砂、炭酸カルシウム、石コウ、ポゾラン、ス
ラグ等の無機フイラーも併用する事ができる。 以下実施例によつて本発明を具体的に説明する
がこれらの実施例は本願発明を何等限定するもの
ではない。 なお、特に断りのない限り、部あるいは%はす
べて重量基準である。 実施例 1 撹拌機、温度計、滴下ロートおよび還流冷却器
を付した反応槽に酢酸ビニル2500部、メタノール
1000部および1−ビニル−2,3−ジメチルイミ
ダゾリニウムクロリド2.2部を仕込み恒温槽内に
据えて撹拌しながら系内を窒素置換した後、内温
を60℃まで上昇させた。この系に2,2′−アゾビ
スイソブチロニトリル3.1部をメタノール71部と
共に添加し重合を開始した。重合時間2時間20分
の間に1−ビニル−2,3−ジメチルイミダゾリ
ニウムクロリド25%メタノール溶液54部を系内の
固形分濃度に応じて滴下した。重合停止時の系内
の固形分濃度は39.5%であつた。常法により系内
に残存する酢酸ビニル単量体を追出した。この共
重合体をケン化し白色の変性PVA粉末を得た。
この変性PVAは1−ビニル−2,3−ジメチル
イミダゾリニウムクロリド単位を0.4モル%含有
し、酢酸ビニル単位のケン化度が80モル%であつ
た。この変性PVAの4%水溶液の20℃における
粘度は22.1cpであつた。 次に撹拌機、温度計、滴下ロートおよび還流冷
却器を付した反応槽中で、上記変性PVA80部を
蒸留水950部に溶解し、撹拌しながら50%酢酸水
溶液によりPHを4.0に調節した。続いて、酢酸ビ
ニル単量体200部を加え60℃に昇温し60%過酸化
水素水溶液6部を添加し、70℃に昇温した。この
温度を保持しながら酢酸ビニル800部を3時間で
連続滴下し乳化重合した。重合開始後1.5時間後
に過酸化水素水溶液4部を添加した。酢酸ビニル
の滴下終了後80℃に昇温し、30分間保持した後室
温まで冷却し、アンモニウム水溶液でPHを6.0に
調節した。かくして得られたカチオン性ポリ酢酸
ビニルエマルジヨンは樹脂濃度50%で25℃におけ
る粘度は450cpであり、機械的安定性、稀釈安定
性に優れており、ゼーターメーターによるゼータ
ー電位は25.9mVであつた。この固形分50%のカ
チオン性エマルジヨンをポルトランドセメント
100部、豊浦標準砂100部に対して30部添加しさら
に水を20部に加えて混練し、20分後、予め製造し
た、セメント−砂が1:2の4週間養生したモル
タル板(40×40mm)に3mmの厚さになるように塗
り、直ちにスレート板、セラミツクおよび鋼板を
貼合せた。3週間標準状態(20℃、65%RH)で
養生後、測定用治具をセツトしオートグラフで引
張速度1mm/minに調節して測定した。結果を表
1に示すが、比較1に比べて明らかに接着性能が
向上する。 比較例 1 実施例1において、変性PVAに代つて変性基
を含まない、ケン化度88モル%、4%水溶液の20
℃における粘度が8.0cpのPVAを用いて実施例1
と同様の操作によりポリ酢酸ビニルエマルジヨン
を製造した。得られたエマルジヨンは樹脂分50%
で25℃におけるブルツクフイールド粘度は80cp、
ゼーター電位は−25.0mVでありアニオン性を示
した。このエマルジヨンについて実施例1と同様
にモルタル混和物の接着性を調べた。結果を表1
に示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下記の一般式 (ここでR1、R2、R3は水素或いは低級アルキル
基またはフエニル基、R4は低級アルキル基、Y-
はアニオンをそれぞれ示す。) で示される共重合単位を含有する変性ポリビニル
アルコールを安定剤とするエマルジヨンをセメン
トに混練してなるセメント組成物。 2 エマルジヨンが酢酸ビニル単独重合体エマル
ジヨンおよび酢酸ビニルと重合性不飽和化合物と
の共重合体エマルジヨンである特許請求の範囲第
1項記載の組成物。 3 重合性不飽和化合物がエチレン、ビニルエス
テル、アクリル酸エステルである特許請求の範囲
第2項記載の組成物。 4 エマルジヨンがカチオン性エマルジヨンであ
る特許請求の範囲第2項記載の組成物。 5 エマルジヨンがエチレン−酢酸ビニル共重合
体エマルジヨンでその共重合体のエチレン含有率
が20〜60モル%である特許請求の範囲第4項記載
の組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4915681A JPS57166351A (en) | 1981-03-31 | 1981-03-31 | Cement composition |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4915681A JPS57166351A (en) | 1981-03-31 | 1981-03-31 | Cement composition |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57166351A JPS57166351A (en) | 1982-10-13 |
| JPH0225858B2 true JPH0225858B2 (ja) | 1990-06-06 |
Family
ID=12823226
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4915681A Granted JPS57166351A (en) | 1981-03-31 | 1981-03-31 | Cement composition |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57166351A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5978963A (ja) * | 1982-10-26 | 1984-05-08 | 電気化学工業株式会社 | 左官用セメント組成物 |
| DE102007024965A1 (de) | 2007-05-30 | 2008-12-04 | Wacker Polymer Systems Gmbh & Co. Kg | Wässrige Zubereitungen polymermodifizierter Abbindebeschleuniger und deren Einsatz im Baubereich |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56129654A (en) * | 1980-03-14 | 1981-10-09 | Nippon Synthetic Chem Ind | Reformed cement composition |
-
1981
- 1981-03-31 JP JP4915681A patent/JPS57166351A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57166351A (en) | 1982-10-13 |
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