JPH0226919A - 低摩擦特性と防汚性に優れた繊維 - Google Patents

低摩擦特性と防汚性に優れた繊維

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JPH0226919A
JPH0226919A JP17737688A JP17737688A JPH0226919A JP H0226919 A JPH0226919 A JP H0226919A JP 17737688 A JP17737688 A JP 17737688A JP 17737688 A JP17737688 A JP 17737688A JP H0226919 A JPH0226919 A JP H0226919A
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Japan
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fiber
fluoropolymer
polymer
fibers
spinning
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JP17737688A
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Hajime Kimura
元 木村
Hiroyasu Kato
博恭 加藤
Toshio Shimizu
清水 寿雄
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、耐摩擦性および防汚効果に優れる繊維に関す
るものである。
[従来の技術] 汎用的繊維素材であるポリエチレンテレフタレート繊維
やナイロン系繊維は、機械的摩擦により容易に摩耗した
りさらに摩擦の程度が甚だしいときは溶融することがあ
り、これら繊維からなる布帛を衣料品として用いるには
、寿命が短く十分なaIirIf1素材であるとは言え
ないものであった。
特に、スポーツ衣料用途に使用されるときには、スライ
ディングのような過激な運動に対しても簡単に穴が開か
ないような工夫が必要であり、また、運動に伴う発汗や
脂肪性分泌物のために、手足、襟など直接皮膚に接触す
る箇所は容易に汚れてしまい、かつ、しみついた汚れが
なかなか落ちないなどの問題点があった。
かかる汎用的繊維素材の有する欠点を改良すべく、これ
までも種々の改良法が提案されている。
例えば、衣料布帛をシリコン系加工剤によって後加工処
理し低摩V!布帛化する方法、あるいは特開昭62−2
57419号公報に示される如く、ポリエステル系繊維
内部に有機ポリシロキサンをブレンド分散せしめること
によって、耐摩擦性を向上せしめる方法などが知られて
いる。しかしながら、前者の方法ではシリコン処理剤は
俊がら導入しているため反復使用に耐えられず、特にク
リニングによって簡単に脱離する。また、後者の方法で
も耐摩擦性の向上効果は小ざく、これら従来方法では限
界がある。ざらに、これらシリコン系物質を用いた場合
では、汚れに対する抵抗性は極めて弱い。
一方、ポリテトラフルオロエチレン(以下、PTFEと
略す)単独からなる繊維は、上記特性を満足するものの
、染色などの手段による着色を施すことは困難で、衣料
用途への展開には限界があるものであった。
さらに、特開昭62−238822M公報には、PTF
Eなどのフッ素系ポリマとポリエチレンテレフタレート
(以下、PETと略す)との混合紡糸繊維について記載
されている。同公報には、PTFEなとの微粒子を混練
して繊維化することは、微粒子を繊維へ均一に分散させ
ることの困難さや、PTFEなどとPETとの親和性の
低さにより繊維の破断を生じることから、不適当である
と説明され、例えばPTFEの共重合体のような熱可塑
性ポリマとPETとを溶融状態でブレンドして混合紡糸
繊維を得ることを提案している。しかし、そのような方
法では、フッ素系ポリマは共重合体にしても通常融点が
約300℃であり、しかも溶融粘度が極めて高いため、
口金からのポリマ吐出が困難であり、たとえポリマを押
し出せたとしてもメルトフラクチャが発生すること、あ
るいは粘度を下げるため紡糸温度を高くするとPETの
分解が大きいことなどの点で製糸が困難であり、実用化
はむずかしいものであった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、上記したような従来技術のもつ各種不都合さ
に鑑み、十分な実用的特性を保持しながら、耐摩擦性お
よび防汚性にも優れているという2面の特性を兼備えた
新規な繊維素材を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] すなわち、本発明の繊維は、次の第一から第四に示す通
りのものである。
第一に、一種類または二種類以上のフッ素系重合体粒子
が実質的に均一に分散されてなり強度が1.5g/d以
上である繊維である。
第二に、下記〔I〕〜〔VI〕に示すポリマ群から選ば
れた、少なくとも一種以上のフッ素系重合体粒子が実質
的に均一に分散されてなり強度が1.5g/d以上であ
る繊維である。
(R=CF3.0Rf) (Rfはパーフルオロアルキル基) (R=F、CI > (R=F、 CI > (R=F、 CI > (R=F、CI > また、第三に、芯鞘構造を有する繊維であり、少なくと
も該鞘成分に一種類または二種類以上のフッ素系重合体
粒子が実質的に均一に分散されてなり強度が2.5g/
d以上である繊維である。
また、第四に、海島構造を有するm維であり、少なくと
も該海成分に一種類または二種類以上のフッ素系重合体
粒子が実質的に均一に分散されてなり強度が2.5g/
d以上である繊維である。
[作用] 以下、さらに詳しく本発明の低摩擦特性と防汚性に優れ
た繊維について説明する。
本発明の繊維は、フッ素系重合体粒子を含有するため、
低摩擦性および防汚性などに非常に大きな効果を発揮す
る。
本発明は、フッ素系重合体から構成されてなる微粒子を
、ポリエステルポリアミドポリアクリロニトリルなどの
繊維形成性汎用ポリマ中に均一に分散させることで低摩
擦特性、防汚性を発現せしめ、かつ実用特性を具備した
繊維を提供せんとするものである。すなわち、もちろん
、ポリテトラフルオロエチレン繊維の製造過程における
、ポリテトラフルオロエチレン粒子をバインダであるア
ルギン酸ソーダなどのポリマ中に分散させた前駆体繊維
とは、目的も構成も異なるものでおり、すなわち、その
ような前駆体繊維はバインダであるポリマ成分を焼成工
程を経て除去してポリテトラフルオロエチレンのみから
なる繊維を得るための中間体であり、しかも、その強度
はせいぜい0゜59/dである。
本発明のl!雑に用いられるフッ素系重合体粒子を形成
する重合体は、単独紡糸繊維の場合、微粒子として繊維
中に均一に分散されて存在するものである。あるいは、
芯鞘型繊維または海島型繊維のごとき複合紡糸繊維の場
合にあっては、主として鞘成分または海成分中に微粒子
として均一に分散されて存在するが、芯成分あるいは島
成分にも該微粒子が含まれていてもよい。なお、ここで
、実質的に均一に分散されて存在する状態とは、たとえ
ば、個々の微粒子が凝集せずに独立して分散されたよう
な状態や、あるいは、微粒子が数個〜数10個寄り集ま
った微粒子群がそれぞれ均一に分散されたような状態を
含み、あるいはざらに、これらの微粒子と微粒子群の2
者が分散されている状態も含むものである。
かかる粒子は、ポリマ組成の異なる粒子の混合物であっ
てもよく、粒子自体を構成する重合体がポリマブレンド
混合物であってもよい。フッ素系重合体が微粒子として
繊維中に存在する場合、該フッ素系重合体とそれを導入
する対象の繊維形成性ポリマとの相溶性が小さいことか
ら、かかる微粒子は繊維中のみならずその一部は表面に
も現れ、低摩擦性および防汚性の効果の発現に寄与する
ざらに、繊維軸方向に連続もしくは不連続な凹凸模様を
繊維表面に形成せしめることで低摩擦性をざらに高める
ことができる。海島型繊維や芯鞘型繊維のような複合型
繊維、その他、クローバ型などの分割型繊維で、外表面
に現れる成分に該フッ素系重合体の微粒子を繊維に導入
しても低摩擦性および防汚性に対し大きな効果を発揮す
る。特に、該フッ素系重合体微粒子を繊維中に導入する
ことで、その一部の微粒子が表面にも露出し、微粒子を
形成するポリマが元来具備する低摩擦特性が、さらに、
摩擦にかかる接触表面積の減少によって顕著に現れる。
また、該フッ素系重合体微粒子が表面付近に存在するた
め、汚れとなる物質を寄せつけにくく仮りに汚れが繊維
表面に吸着されても、表面に露出する該フッ素系重合体
微粒子の存在部分が剥離点となって、汚れ成分が容易に
脱離するものである。
該フッ素系重合体粒子の形状は球、楕円体、多面体、そ
の他ランダム型などがある。粒子1個の大きさは、1μ
以下がよく、好ましくは0.7μ以下、さらに好ましく
は0.4μ以下が適当である。また、本発明の繊維に導
入する複数個のフッ素系重合体粒子の大きさは、揃って
いてもよく、あるいは分布があって必ずしも揃っていな
くてもよい。かかる粒子をポリマ媒体中に分散させる場
合、全微粒子がポリマ中に均一に分散されることが好ま
しいが、部分的に複数の微粒子が二次的に凝集あるいは
接着していてもよい。分散に供する該フッ素系重合体粒
子の、繊維形成性ポリマであるホストポリマに対する割
合は、繊維が単独成分構造かあるいは海島や芯鞘などの
複合構造をとるか否かで異なる。単独紡糸繊維では5〜
5g重量%がよい。5重量%未満では、フッ素系重合体
粒子の繊維表面に占める割合が小さいため、繊維特性の
改良効果は小さく、5g重量%を越えると繊維の引張特
性が低下する。好ましくは、10〜40重量%、さらに
好ましくは15〜30重量%が適当である。また、複合
紡糸繊維では、島成分あるいは鞘成分が補強性成分とし
て作用するため、上記単独紡糸繊維に比べて微粒子の添
加料を増やすことができ、海成分または鞘成分を形成す
るポリマに対する粒子の割合は、5〜70重量%がよい
。5重量%未満では繊維特性の改良効果は小さく、70
重量%を越えると、海成分や島成分を形成するポリマが
脱離しやすくなり適当でない。好ましくは10〜60重
量%、ざらに好ましくは15〜5g重量%が適当である
上記のようにして構成される本発明の繊維は、フッ素系
重合体が、単独紡糸繊維中に実質的に均一に分散されて
なるものは強度が概して1.5g/d以上であり、また
、芯鞘あるいは海島構造繊維の鞘部あるいは海成分に実
質的に均一に分散されてなるものは強度が概して2.5
g/d以上であり、実用的強度を有するものである。
このように本発明では、フッ素系重合体からなる粒子の
添加量は、一般に10重量%以上であり、かかる10重
量%以上の高い添加率で、強度が単独紡糸繊維にあって
1.5g/d以上、複合紡糸繊維にあっては2.5o/
d以上を示し、画期的なものである。このような高い添
加量でありながら高い強度を保持させる上で、本発明で
用いられる微粒子の直径は、上述のように1μ以下好ま
しくは0.7μ以下と小さいものであることが望ましい
のであって、たとえば、従来、ポリテトラフルオロエチ
レン繊維の製造の場合では粒子径が約100μ程度であ
ったこととは大きく相異するものであり、上述のような
直径1μ以下の微粒子を繊維分野で使用することは行な
われることはなかったものである。
本発明でいう粒子を構成するフッ素系重合体としては、
例えば、下記ポリマ群[F]より選ばれるポリマ中の水
素原子がフッ素原子で一部または全部を置換されたもの
を意味するが、これらに限定されるものではない。
ポリマ群[F]:ボリアミド、ポリエステル、ポリイミ
ド、ポリエーテルイミド、ポリアミドイミド、ポリエス
テルイミド、ポリエステルアミド、ポリエーテル、ポリ
エーテルエステル、ポリケトン、ポリエーテルケトン、
ボリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリアクリル酸誘
導体、ポリメタクリル酸誘導体、ポリオレフィン類、ポ
リアセチレン、ポリウレタン、ポリウレア。
これらは、脂肪族鎖状炭素化合物であってよく、あるい
は脂肪族環や芳香族環を有してもよい。その他、フッ素
系高分子化合物として炭素鎖に不飽和結合を有する化合
物や、酸素、硫黄、リン、ケイ素などのへテロ原子を有
する化合物なども用いられる。本発明で好ましく用いら
れるフッ素系重合体の例として、ポリテトラフルオロエ
チレン、ポリトリフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリ
デン、ポリフッ化エチレン、ポリクロロトリフルオロエ
チレン、ポリジクロロジフルオロエチレン、ポリへキサ
フルオロプロピレン、ポリパーフルオロアルキルビニル
エーテル)などのフッ素系ビニル重合体(重合体A群)
が挙げられる。あるいは上記重合体A群のポリマから選
ばれた二種類あるいはそれ以上の組合わせからなる共重
合体(重合体B群)、あるいは重合体A群および/また
は重合体B群から選ばれる一種類あるいはそれ以上のポ
リマとポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジェン
、ポリイソプレンなどのオレフィン系ポリマとの組合わ
せからなる共重合体(重合体C群)などが挙げられる。
さらに、上記A−C群に示される重合体のブレンド混合
物であってもよい。これらポリマの分子量としては、1
000以上が適当である。1000未満では繊維への加
工性が乏しい。好ましくは1万〜100万程度がよい。
また、かかるポリマは部分的に架橋構造を有していても
よい。
これらフッ素系重合体を微粒子の形で導入する対象とな
る繊維形成性ホストポリマとしては、上記ポリマ群[F
]に示すもの以外に、ポリフェニレンスルフィド、ポリ
フェニレンオキシドなどの溶融成型可能なポリマ、ある
いはポリアクリロニトリル、セルロースおよびその誘導
体などの湿式成型可能なポリマ、その他乾式法により成
型されるポリマなどが挙げられる。かくして、フッ素系
重合体からなる粒子を導入したポリマ系を、単独で繊維
化してもよく、あるいは該ポリマ系を海成分もしくは鞘
成分とする海島型もしくは芯鞘型の複合繊維を形成せし
めることができる。このとき、対応する島成分もしくは
芯成分ポリマとしては、上述のポリマの中から同種また
は異種のポリマを選択できるが、加工特性が比較的近似
する系が好ましい。ざらに、芯成分と鞘成分あるいは、
海成分と島成分の接着性が向上するように相溶性のよい
ポリマを選ぶのが適当である。
また、本発明に用いられる粒子を構成するフッ素系重合
体は、下記(I)〜(Vl )に示される中から選ばれ
るものを用いるのが好ましい。また、下記CI)〜(I
V)の共重合体の組成は、特に限定されるものではない
が、X(モル比率)の値は0.2以上であることが好ま
しい。
(R=F、CI > (R=F、CI > (R=F、CI > (R=CF 3 、ORf > (Rfはパーフルオロアルキル基) (R=F、CI > 上記のフッ素系重合体を分散させ、繊維化するに際し、
分散せしめる粉末は、製糸における延伸工程を考えると
微粉末であることが好ましく、粒子径はサブミクロンオ
ーダーかそれ以下であることが好都合である。粒子の形
状は球形、楕円体型など種々のものが用いられる。また
繊維形成性ホストポリマへの、該フッ素系重合体からな
る微粉末の均一分散性を向上せしめるため、エクストル
ーダなどの混練手段を用いて、該フッ素系重合体からな
る微粒子を含む混練型チップを製造した後、紡糸工程に
供するのが好ましい。ざらに好ましくは重合工程にてモ
ノマに該フッ素系重合体からなる微粒子を予め分散せし
めてスラリー状とし、これを重合工程に供して微粒子を
含むチップを製造し紡糸するのがよい。微粒子の均一分
散化を図るため分散剤を併用することもできる。
フッ素系重合体からなる微粒子を繊維中に均一に分散さ
せる単独紡糸方式でも、繊維強度は実用性があるが、繊
維強度を一層高める観点からは、芯鞘型または海島型の
繊維に加工することがざらに好ましい。かかる芯鞘構造
を有する繊維では、芯成分は繊維の補強成分として用い
られ、鞘成分はフッ素系重合体の微粒子がホストポリマ
に均一に分散されている。また、海島構造を有する繊維
では、島成分は繊維の補強成分として用いられ、海成分
はフッ素系重合体の微粒子をホストポリマに均一に分散
せしめたポリマ系である。前述の如く、本発明の繊維は
、フッ素系重合体が、単独紡糸繊維中に実質的に均一に
分散されてなるものは強度が概して1.5g/d以上で
あり、また、芯鞘あるいは海島構造繊維の芯部あるいは
海成分に実質的に均一に分散されてなるものは強度が概
して2.5g/d以上である。
本発明の繊維は、高度の撥油性並びに防汚性を保有し、
特に油脂系汚れに対し効果を発揮する。
このため、衣料素材としてみれば、襟や袖まわりのよう
に身体からの分泌性油脂弁を主成分とする汚れが極めて
付着しにくく、衣服にシミなどのような沈着物が残るこ
とがなくなり、高級品指向の衣料品に展開するのに好都
合である。また、油の付着しやすい機械整備作業などの
作業着素材として用いるのにも最適である。さらに、衣
服などで繊維間隙に浸透した汚れに対しては、従来品に
比ベクリーニングによってその汚れを落とすことは極め
て容易である。また、従来の後処理による防汚剤付与で
はクリーニングによって脱離しやすいのに対し、本発明
の繊維ではクリーニング安定性にも優れる。このため、
ワイシャツ、下着類などの各種衣料用途に広く用いるこ
とができる。
さらに、本発明の繊維は良好な非粘着性を示すものであ
り、このため、汚れが付着しにくいばかりでなく異物の
付着性が低い。しかも、高比重であり海中投下資材用に
も適する。このため漁網、海中投下ロープなどに用いる
とき、防藻効果を発揮する。
また、本発明の繊維は、高度の撥水性を有するものであ
り、このため、衣料用途、特に雨具類に最適である。
また、本発明の繊維は、高度の耐熱性を有するフッ素系
重合体が、繊維表面付近にも存在するため従来の衣料用
繊維に比べ耐熱性が高い。さらに、繊維の摩擦係数が低
いため摩擦熱の発生が少なく、例えば運動用衣料素材と
して用いても摩耗、あるいは溶融による穴あきの発生が
少ない。
また、本発明の繊維は、高度の耐光性を有するフッ素系
重合体が繊維中、特に繊維表面付近に存在するため、従
来の衣料用繊維に比べ耐光性が高い。特にナイロンなど
のポリアミド系繊維素材は耐紫外線安定性が極めて悪く
衣料素材への展開には限界があったが、本発明の、例え
ば芯成分にナイロン系ポリマを、鞘成分にフッ素含有度
の高い重合体粒子を用いることにより実質的にナイロン
繊維の機械特性を保持しながら耐紫外線安定性の高い繊
維を提供することができる。したがって、ポリマの紫外
線による劣化に起因する繊維の黄変、着色は従来の繊維
に比べ小さい。
また、本発明の繊維は、耐薬品性に優れる。このため、
化学実験用作業衣などに用いる素材として最適である。
本発明のl1ivLは、フィラメントであってもよく、
ステープルの形であってもよく、さらに、トウやスライ
バの形にも加工できる。さらに、けん縮を有してもよく
、カードマシンなどにより容易にフェルト、ウェア等に
加工できる。あるいは、織物、編物、不織布などの布帛
に加工することができる。
本発明の繊維を単独で、あるいは他の汎用繊維と混合し
てこれら布帛に加工することもできる。
本発明の繊維は従来法による染色が可能である。
もちろん、顔料などを使い、例えば原着などの手段で染
めることもできる。
本発明のlIi維は、繊度が1デニール以下の極細繊維
にすることも可能で、低摩擦特性、防汚特性、耐熱性な
どの上述の諸特性をやはり発揮できる。
[実施例] 以下、実施例によって本発明をさらに詳しく説明する。
実施例1 ポリエチレンテレフタレート(PET)のチップとPT
FEの微粉末(平均粒子系約0.3μ)を重量百分率に
してPET/PTFEの割合が90/10になるように
エクストルーダ型溶融混煉装置を用いて均一に混合せし
め、紡糸用チップを製造した。このチップを用いて溶融
紡糸した。このとき、紡糸温度は290℃、紡糸速度は
900m/mi nである。得られた巻取糸を90℃で
3゜2倍に延伸した。
延伸糸の単糸繊度は1.9デニール、強度は2゜3 C
I/dであった。
実施例2 ポリエチレンテレフタレート(PET)のチップとPT
FEの微粉末(平均粒子系約0.3μ)を重量百分率に
してPET/PTFEの割合が80/20になるように
エクストルーダ型溶融混煉装置を用いて均一に混合せし
め、紡糸用チップを製造した。この混練ポリマを鞘成分
に、芯成分をPETとして、複合型紡糸機および芯鞘口
金を用い、芯鞘型$1[(芯/硝化が85/15)を製
造した。条件は、紡糸温度290’C1紡糸速度100
0m/mi nである。得られた巻取糸を90℃で4.
2倍に延伸した。
延伸糸の繊度は1.7デニール、強度は3.6g/dで
あった。
実施例3 ナイロン6のチップとPTFEの微粉末(平均粒子系約
0.3μ)を重量百分率にしてN6/PTFEの割合が
80/20になるようにエクストルーダ型溶融混煉装置
を用いて均一に混合せしめ、紡糸用チップを製造した。
この混練ポリマを鞘成分に、芯成分をナイロン6として
、複合型紡糸機および芯鞘口金を用い、芯鞘型繊維(芯
/硝化が90/10)を製造した。条件は、紡糸温度2
70℃、紡糸速度1000m/mi nである。19う
れた巻取糸を5g℃で3.5倍に延伸した。
延伸糸の単糸繊度は2.1デニール、強度は4゜3CI
/dであった。
実施例4 実施例1〜3の各繊維を、「化繊便覧 試験・検査編」
 (日本繊維学会編)に述べられるRoder法に従っ
て摩擦特性を評価した。本方法によって求めた摩擦係数
は、実施例1.2のいずれの繊維も市販のポリエステル
繊維糸(2デニ一ル品)に対し、18%〜34%の値を
示した。また、実施例3の繊維の摩擦係数は、市販のナ
イロン糸(2デニ一ル品)のそれに対し21%であった
実施例5 実施例1〜3の各繊維および上記市販のポリエステル繊
維糸およびナイロン糸を、それぞれ筒編加工した。
これらの布帛を下記組成からなる汚染浴中に10分間浸
漬後取出し風乾した。これらの試料をJIs−1104
5の洗濯堅ろう度試験法に示される、ラウンダオメータ
により、石鹸水溶液(0゜5%)を用いて40℃で30
分間処理し、取出し水洗および風乾した。
この結果、実施例1〜3の各繊維はいずれも、上記市販
のポリエステル繊維糸、ナイロン糸に対して耐汚れ性が
優れていた。
汚染浴組成 カーボン         0.190硫パラ    
      0.75g硬化牛脂         0
.25g精製落花生油       0.25C)四塩
化炭素        400q [発明の効果] 本発明の繊維は、低摩擦性、防汚性に特に優れているも
のである。
ざらに、耐融性、耐熱性、耐紫外線安定性、耐化学薬品
性、防塵性にも優れ、また、高度の撥油性並びに防汚性
を保有し特に油脂系汚れに対し効果を発揮する。
本発明の繊維は、上記のような特性を生かして、ワイシ
ャツ、上着類などの一般衣料用途のみならず、各種スポ
ーツ用衣類、その他、実験衣、作業服などの特殊衣料用
途、靴、鞄等の履物、携行品類、ざらに、フィルタ類、
漁網、海中投下用ローブ、釣り糸、テグスなどの各種産
業用途などにも幅広く展開可能なものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一種類または二種類以上のフッ素系重合体粒子が
    実質的に均一に分散されてなり強度が1.5g/d以上
    である繊維。
  2. (2)下記〔 I 〕〜〔VI〕に示すポリマ群から選ばれ
    た、少なくとも一種以上のフッ素系重合体粒子が実質的
    に均一に分散されてなり強度が1.5g/d以上である
    繊維。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・〔 I 〕 (R=CF_3、ORf) (Rfはパーフルオロアルキル基) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・〔II〕 (R=F、Cl) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・〔III〕 (R=F、Cl) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・〔IV〕 (R=F、Cl) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・〔V〕 (R=F、Cl) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・〔VI〕
  3. (3)芯鞘構造を有する繊維であり、少なくとも該鞘成
    分に一種類または二種類以上のフッ素系重合体粒子が実
    質的に均一に分散されてなり強度が2.5g/d以上で
    ある繊維。(4)海島構造を有する繊維であり、少なく
    とも該海成分に一種類または二種類以上のフッ素系重合
    体粒子が実質的に均一に分散されてなり強度が2.5g
    /d以上である繊維。
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