JPH02270248A - シヤドウマスク用金属薄板及びその製造方法 - Google Patents

シヤドウマスク用金属薄板及びその製造方法

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JPH02270248A
JPH02270248A JP1090191A JP9019189A JPH02270248A JP H02270248 A JPH02270248 A JP H02270248A JP 1090191 A JP1090191 A JP 1090191A JP 9019189 A JP9019189 A JP 9019189A JP H02270248 A JPH02270248 A JP H02270248A
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JP
Japan
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metal
plate
thin
iron
holes
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Pending
Application number
JP1090191A
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English (en)
Inventor
Tadashi Inoue
正 井上
Masayuki Kinoshita
木下 正行
Tomoyoshi Okita
大北 智良
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、カラーテレビの受像管に使用されるシャド
ウマスク用金属薄板およびその製造方法に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
カラーテレビの受像管に使用されるシャドウマスクの材
料は、従来、一般に低炭素のアルミキルド鋼やリムド鋼
等の金属薄板が使用されていた。
しかしながら、このようなアルミキルド鋼等の金属薄板
からなるシャドウマスクには、使用中の熱膨張による変
形のために、シャドウマスクと蛍光面との間の相対的位
置関係がずれて、色ずれが発生する問題があった。
近年、カラーテレビの高品位化に伴ない、上述の色ずれ
の発生が問題になっており、これを防止するために、シ
ャドウマスクの材料として、熱膨張係数の小さい、低熱
膨張性のFe−Ni系インバー合金が注目されている。
しかしながら、インバー合金には、次のような問題があ
る。即ち、シャドウマスクは、熱放散の促進および防錆
のために、その表面上に黒色の酸化膜(以下、黒化膜と
いう)を形成することが必要とされている。しかるに、
インバー合金は、酸化しにくいN1を、30〜45wt
、χ含有しているために、形成された黒化膜が不均一に
なりやす(、そして、その黒色度が不十分であって熱輻
射率が低いために熱放散性に劣り、且つ、金属薄板に対
する密着性が悪く、剥離しやすい。
上述の問題を改善する方法として、例えば次の方法が知
られている。
(1)特開昭60−194059号公報に開示された、
インバー合金の黒化膜の形成を、水蒸気雰囲気中の加熱
炉において行ない、水蒸気の量を制御して、その前段は
酸化力の弱い雰囲気で行ない、その後段は酸化力の強い
雰囲気で行なうことからなる方法(以下、先行技術1と
いう)。
(2)特開昭61−201764号公報に開示された、
インバー合金の黒化膜の形成を、体積で1%以上の酸素
を含む雰囲気中で行なうことからなる方法(以下、先行
技術2という)。
(3)  特開昭61−67754号公報に開示された
、Ni:25〜50wt、χ、希土類元素の少なくとも
1種:20〜5000pplI、残り:Feからなるシ
ャドウマスク用金属薄板(以下、先行技術3という)。
(4)特開昭61−201757号公報に開示された、
Ni:30〜45wt、χ、AZ : 0.30超〜1
. Owt、χ、Si:0、1〜1. Owt、χ、M
n:0、l 〜1. Owt、χ、残り:Feからなる
シャドウマスク用金属″INN(以下、先行技術4とい
う)。
(5)特開昭61−43838号公報に開示された、N
i: 25〜50wt、χ、Mn : 0.8〜10w
t、χ、残り:Feからdるシャドウマスク用金属薄板
(以下、先行技術5という)。
(発明が解決しようとする!IB) 上述の先行技術には、次のような問題がある。
即ち、先行技術!および2においては、黒化膜の形成を
特別の雰囲気下で行なわなければならないために、従来
の黒化処理炉を使用することができな゛い、先行技術3
および4によれば、黒化膜の密着性は改善されるが、そ
の熱輻射率が低く、熱放散性を改善することはできない
、そして、先行技術5によれば、黒化膜の熱放散性は、
ある程度改善されても、従来のアルミキルド鋼からなる
金属薄板と比較すると、依然として熱放散性に劣る。
従って、この発明の目的は、密着性および熱放散性に優
れた黒化膜を容易に形成することができ、且つ、低熱膨
張性を有する、品質の優れた、シャドウマスク用金属薄
板およびその製造方法を堤供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
この発明のシャドウマスク用金属薄板は、基材としての
、Fe−Ni系インバー合金またはFe−N1−Co系
スーパーインバー合金のような低熱膨張性合金からなる
金WA薄板の少なくとも一方の表面上に、片面当り0.
1から10μmの厚さの鉄または鉄合金被膜が形成され
ていることに特徴を有するものである。そして、この発
明のシャドウマスク用金属薄板の製造方法は、基材とし
ての、低熱膨張性合金からなる金属薄板を調製し、次い
で、前記金属薄板に多数の孔を穿設し、次いで、前記多
数の孔が穿設された金属薄板を焼鈍し、次いで、前記焼
鈍された金属薄板を成形し、そして、次いで、前記成形
された金属薄板に黒化膜を形成することにより、シャド
ウマスク用金属薄板を製造する方法における、前記金属
薄板の調製工程、前記金属薄板の調製工程と前記多数の
孔の穿設工程との間、前記多数の孔の穿設工程と前記焼
鈍工程との間、前記焼鈍工程と前記成形工程との間、お
よび、前記成形工程と前記黒化膜の形成工程との間の何
れかにおいて、前記金属薄板の少なくとも一方の表面上
に、片面当り0.1からIoμmの厚さの、鉄または鉄
合金被膜を形成することに特徴を有するものである。
この発明においては、基材として低熱膨張性合金を使用
することが必要である。低熱膨張性合金として、下記第
1表に示す化学成分組成のFe−Ni系インバー合金、
または、下記第2表に示す化学成分組成のFe−Ni−
Co系スーパーインバー合金を使用する。
この発明において、上述した基材としての低熱膨張性合
金からなる金属薄板の少なくとも一方の表面上に、鉄ま
たは鉄合金被膜を形成する理由は。
次の通りである。即ち、鉄または鉄合金被膜の表面上に
黒化膜を形成することにより、形成された黒化膜の性質
は、従来の低炭素アルミキルド鋼からなる金属薄板の表
面に形成された黒化膜の性質に極めて近位したものにな
る。従って、低炭素アルミキルド鋼からなる金属薄板の
表面に形成された黒化膜と同程度に、均一で且つ優れた
密着性および熱放散性を有する黒化膜を形成することが
できる。
鉄または鉄合金被膜の厚さは、金属薄板の片面当り0.
1からl0JFIIの範囲内に限定すべきである。
前記厚さが金属薄板の片面当り0.1 n未満では、シ
ャドウマスクの製造工程中における熱処理時(黒化膜形
成のための熱処理を含む)に、鉄または鉄合金被膜中に
拡散した、金属薄板中のNl量の割合が相対的に多くな
る。この結果、鉄または鉄合金被膜の形成による上述し
た作用に所望の効果を得ることができない、一方、前記
厚さが金属薄板の片面当りlonを超えると、その表面
に形成された黒化膜の密着性が劣化する。黒化膜の密着
性の点から、鉄または鉄合金被膜の好ましい厚さは、金
属薄板の片面当り0.5から3μmの範囲内である。
鉄合金被膜は、下記成分組成からなっていることが必要
である。
−P、 Mn、 NlおよびCoのうちの少なくとも1
つ二0.1〜20wt、χ、および、残り:鉄および不
可避不純物。
合金元素として、p、 Mn、 NiおよびCoのうち
の少なくとも1つを選定した理由は、これらの元素と鉄
との鉄合金の酸化膜即ち黒化膜の熱輻射率が高いからで
ある。 P、 Mn、 NiおよびCoのうちの少なく
とも1つの含有量がQ、1wt、1未満では、上述した
作用に所望の効果が得られない、一方、前記含有量が2
0wt、χを超えても、上述した効果に格別の向上が得
られず、不経済である。
従って、P、 Mn、 NiおよびCoのうちの少なく
とも1つの含有量は、0.1から20wt、χの範囲内
に限定すべきである。熱輻射率の向上の点から、前記元
素の好ましい含有量は、5から15wt、χの範囲内で
ある。
次に、この発明のシャドウマスク用金属薄板の製造方法
について述べる。
所定の化学成分組成を有する低熱膨張性合金を溶製しそ
して鋳造して、低熱膨張性合金のスラブを調製する0次
いで、前記スラブを熱間圧延し、得られた熱延金属板を
冷間圧延しそして焼鈍して、低熱膨張性合金からなる所
定厚さの金属薄板を調製する0次いで、上記により得ら
れた金属薄板に、エツチングによって多数の孔を穿設す
る0次いで、多数の孔が穿設された金属薄板を焼鈍し、
次いで、焼鈍された金属薄板を、所定形状に成形する0
次いで、所定形状に成形された金属薄板に対し黒化処理
を施し、その表面に黒化膜を形成する。
この発明においては、上述の製造工程中の、次の何れか
の工程または工程間において、金R藩板の少なくとも一
方の表面上に、片面当り0.1からlOμmの厚さの、
鉄または鉄合金被膜を形成する。
(1)  所定厚さの金属薄板を調製する工程。
(2)金属薄板を調製する工程と、金属薄板に多数の孔
を穿設する工程との間。
(3)  金属薄板に多数の孔を穿設する工程と、多数
の孔が穿設された金属薄板を焼鈍する工程との間。
(4)多数の孔が穿設された金属薄板の焼鈍工程と、焼
鈍された金属薄板の成形工程との間。
(5)゛  焼鈍された金属薄板の成形工程と、成形さ
れた金属薄板の黒化膜形成工程との間。
金属薄板の少な゛くとも一方の表面上に、鉄または鉄合
金被膜を形成する手段は、電解または無電解による湿式
メツキ、または、真空蒸着による乾式メツキ等、任意の
公知の方法によって行なう。
鉄または鉄合金被膜の形成を、上記(1)の、金属薄板
を調製する工程中において行なう場合には、最終の所定
厚さまで冷間圧延された金属Fiviに、前記被膜を形
成することが好ましい、更に、金属薄板に対する前記被
膜の密着性を向上させるために、前記被膜の形成後、4
00〜600″Cの温度で、前記被膜に対し拡散処理を
施すことが望ましい。
鉄または鉄合金被膜の形成を、上記(3)の、金属薄板
に多数の孔を穿設する工程と、多数の孔が穿設された金
属薄板を焼鈍する工程との間において行なう場合には、
焼鈍により、金属薄板を構成する低熱膨張性合金が前記
被膜中に拡散することを考慮し、前記被膜の厚さを、0
.5〜5nとすることが好ましい。
なお、鉄または鉄合金被膜の形成を、金属薄板に多数の
孔を穿設する工程に先立って行なう場合には、前記多数
の孔をエツジングによって穿設する際における、エツジ
ングを施さない部分を覆うためのレジストおよびエツジ
ングを施すためのフォトマスクの、前記被膜に対する密
着性を良好ならしめるために、前記被膜の表面粗さを、
JISで規定されている最大粗さで1〜5n、中心線平
均粗さで0.2〜0.7nおよび10点平均粗さで1〜
4nとすることが好ましい。
次に、この発明を、実施例により、比較例と対比しなが
ら、更に詳細に説明する。
〔実施例1〕 下記第3表に示す化学成分組成の、低熱膨張性合金であ
るFe −Nl系インバー合金を、真空溶解炉によって
溶製した。
上記のインバー合金を鋳造して、スラブを調製した0次
いで、前記スラブを熱間圧延して、厚さ2.2閣の熱延
金属板を調製した0次いで、前記熱延金属板を冷間圧延
しそして焼鈍して、厚さ0.15μmの金属薄板を調製
した。
このようにして調製された金属薄板に対し、下記第4表
に示す条件でメツキ処理を施し、その両表面上に、本発
明の範囲内の厚さを有する鉄被膜このようにして、鉄被
膜が形成された金属薄板に対し、Hl:15%およびN
、:25%からなる、露点−30°Cの雰囲気で、50
0℃の温度の連続焼鈍炉中において、歪取り焼鈍を施し
た0次いで、歪取り焼鈍が施された金属薄板に対し、塩
化第2鉄によるスプレーエツチングを施して、前記金属
薄板に、孔径150n、ピッチ300μmの多数の孔を
穿設した。
このようにして、多数の孔が穿設された金属薄板に対し
、非酸化性雰囲気中で、1000 ’Cの温度により2
0分間焼鈍を施した0次、いで、焼鈍された金属薄板に
対し、曲率半径800■の曲面プレスにより成形加工を
施した。そして、次いで、成形加工の施された金属薄板
に対し、酸化性雰囲気中で、650℃の温度により30
分間黒化膜形成処理を施し、かくして、第5表に示す本
発明の供試体(以下、本発明供試体という)阻2および
3を調製した。そして、比較のために、鉄被膜の厚さが
本発明の範囲外である、同じく第5表に示す比較用の供
試体(以下、比較用供試体という)石lおよび4を調製
した。
次に、鉄被膜の形成を、金属薄板の歪取り焼鈍工程と、
金属Wi@に多数の孔を穿設する工程との間で行なった
ほかは、本発明供試体磁2と同じ方法により、第5表に
示す本発明供試体阻5〜7、および、鉄被膜の厚さが本
発明の範囲外である比較用供試体磁8を調製した。
次に、鉄被膜の形成を、金属薄板に多数の孔を穿設する
工程と、多数の孔が穿設された金属薄板を焼鈍する工程
との間において、金属薄板の片面のみに行なったほかは
、本発明供試体N112と同じ方法により、第5表に示
す、本発明供試体漱10〜12、および、鉄被膜の厚さ
が本発明の範囲外である比較用供試体Nn9を調製した
次に、鉄被膜の形成を、多数の孔が穿設された金属薄板
の焼鈍工程と、焼鈍された金属薄板の成形工程との間で
行なったほかは、本発明供試体石2と同じ方法により、
第5表に示す、本発明供試体N1113〜15、および
、鉄被膜の厚さが本発明の範囲外である比較用供試体N
1116を調製した。
次に、鉄被膜の形成を、焼鈍された金属薄板の成形工程
と、成形された金属薄板の黒化膜形成工程との間におい
て、金属薄板の片面のみに行なったほかは、本発明供試
体?4a2と同じ方法により、第5表に示す、本発明供
試体階18および19、および、鉄被膜の厚さが本発明
の範囲外である比較用供試体m17を調製した。
上述のようにして調製された本発明供試体および比較用
供試体の各々について、熱放散性を示す熱輻射率、およ
び、黒イヒ膜の密着性を、次に述べるように評価した。
評価の結果を1.第5表に併せて示す。
(1)  熱輻射率 完全に熱を唆収する基準黒体の熱輻射率を1.0とした
場合の、熱輻射の比率によって評価した。
(2)黒化膜密着性 供試体の表面にテープを貼り付け、このようにを調べ、
これを評価した。評価基準は、次の通りである。
O:剥離が全くなく、密着性が極めて良好である。
O:剥離がわずかで、密着性が良好である。
Δ:剥離がある程度あり、密着性がやや不良である。
×:剥離が多く、密着性が不良である。
第  5  表 第5表から明らかなように、鉄被膜の厚さが本発明の範
囲を外れて薄い比較用供試体N[Ll、9および17に
おいては、黒化膜の密着性は良好であるが、熱輻射率は
0.5未満であって低い、鉄被膜の厚さが本発明の範囲
を外れて厚い比較用供試体阻4,8および16において
は、熱輻射率は0.5以上で高いが、黒化膜の密着性は
不良である。
これに対して、本発明供試体N112.3.6,7゜1
0.11,12.13,14,15.18および19に
おいては、何れも、熱輻射率が0.5以上で高く、且つ
、黒化膜の密着性も良好である。
また、金属薄板に多数の孔を穿設する工程に先立、って
、金属薄板に鉄被膜を形成した本発明供試体Nn2,3
,5.6および7においては、エツチングによって穿設
された孔の界面の状態は、鉄被膜を形成しない場合と変
りがなく、金属薄板と鉄被膜との間において、エツチン
グ孔が横方向に広がるサイドエッチは発生しなかった。
更に、金属薄板に多数の孔を穿設した後に、金属薄板に
鉄被膜を形成した本発明供試体ml O。
メツキ層が成長することはなく、メツキ後の孔の精度も
良好であった。
〔実施例2] 金属薄板として、下記第6表に示す化学成分組成の、低
熱膨張性合金であるFe−Ni−Co系インバー合金を
使用したほかは、実施例1の本発明供試体漱2と同じ方
法、即ち、鉄被膜の形成を、金属薄板の調製に次いで、
その両表面に行なう方法により、第7表に示す本発明供
試体?41121を調製した。そして、比較のために、
鉄被膜の厚さが本発明の範囲外である、同じく第7表に
示す比較用供試体阻20および22を調製した。
次に、鉄被膜の形成を、金属薄板の歪取り焼鈍工程と、
金属薄板に多数の孔を穿設する工程との間で行なったほ
かは、本発明供試体漱21と同じ方法により、第7表に
示す本発明供試体Nn23゜24および、鉄被膜の厚さ
が本発明の範囲外である比較用供試体81125を調製
した。
次に、鉄被膜の形成を、金属薄板に多数の孔を穿設する
工程と、多数の孔が穿設された金属薄板を焼鈍する工程
との間において、金属薄板の片面のみに行なったほかは
、本発明供試体Na21と同じ方法により、第7表に示
す本発明供試体1h27゜28、および、鉄被膜の厚さ
が本発明の範囲外である比較用供試体石26を調製した
次に、鉄被膜の形成を、多数の孔が穿設された金属薄板
の焼鈍工程と、焼鈍された金属薄板の成形工程との間で
行なったほかは、本発明供試体阻21と同じ方法により
、第7表に示す、本発明供試体N1129,30を調製
した。
次に、鉄被膜の形成を、焼鈍された金属薄板の成形工程
と、成形された金属薄板の黒化膜形成工程との間におい
て、金属薄板の片面のみに行なったほかは、本発明供試
体阻21と同じ方法により、第7表に示す、本発明供試
体+4162、および、鉄被膜の厚さが本発明の範囲外
である比較用供試体阻31を調製した。
上述のようにして調製された本発明供試体および比較用
供試体の各々について、実施例1と同じ方法により、熱
放散性を示す熱輻射率、および、黒化膜の密着性を評価
した。汁価結果を、第7表に併せて示す。
第  7  表 第7表から明らかなように、鉄被膜の厚さが本発明の範
囲を外れて薄い比較用供試体Nt120゜26および3
1においては、黒化膜の密着性は良好であるが、熱輻射
率は0.5未満であって低い。
鉄被膜の厚さが本発明の範囲1、を外れて厚い比較用供
試体f4a22および25においては、熱輻射率は0.
6以上で高いが、黒化膜の密着性は不良である。
これに対して、本発明供試体N[L21,23゜24.
27.2B、29.30および32においては、熱輻射
率が何れも0.6以上で高く、且つ、黒化膜の密着性も
良好で・ある。
また、金属薄板に多数の孔を穿設する工程に先立って、
金属薄板に鉄被膜を形成した本発明供試体1に21.2
3および24においては、エツチングによって穿設され
た孔の界面の状態は、鉄被膜を形成しない場合と変りが
なく、金属薄板と鉄被膜との間において、エツチング孔
が横方向に広がるサイドエッチは発生しなかった。
更に、金属薄板に多数の孔を穿設した後に、金属薄板に
鉄被膜を形成した本発明供試体患27゜2B、29.3
0および32においては、メツキによる鉄被膜形成後の
孔の界面に、異常にメツキ層が成長することはなく、メ
ツキ後の孔の精度も良好であった。
〔実施例3〕 金属薄板の両表面上に、9.5%P −Feの鉄合金被
膜を形成したほかは、実施例1の本発明供試体N112
と同じ方法により、第8表(1)に示す本発明供試体N
+134,35、および、鉄合金被膜の厚さが本発明の
範囲外である比較用供試体N[L33,36を調製した
。そして、金属薄板の両表面上に、9.5%P−Feの
鉄合金被膜を形成し、被膜形成後、歪取り焼鈍を施さな
かったほかは、実施例1の本発明供試体阻2と同じ方法
により、本発明供試体N1138,39、および、鉄合
金被膜の厚さが本発明の範囲外である比較用供試体Na
37,40を調製した。
金属薄板の両表面上に、10.0%Mn −Feの鉄合
金被膜を形成したほかは、実施例1の本発明供試体患2
と同じ方法により、第8表(1)に示す本発明供試体N
a42.43、および、鉄合金被膜の厚さが本発明の範
囲外である比較用供試体Nl141゜44を調製した。
そして、金属薄板の両表面上に、i o、 o%Mn 
−Peの鉄合金被膜を形成し、被膜形成後、歪取り焼鈍
を施さなかったほかは、実施例1の本発明供試体Na2
と囮し方法により、本発明供試体8I146,47、お
よび、鉄合金被膜の厚さが本発明の範囲外である比較用
供試体Na45,48゜を調製した。
金属薄板の両表面上に、10.5%Ni−Feの鉄合金
被膜を形成したほかは、実施例1の本発明供試体N11
2と同じ方法により、第8表(2)に示す本発明供試体
Na50.51.および、鉄合金被膜の厚さが本発明の
範囲外である比較用供試体Na49゜52を調製した。
そして、金属薄板の両表面上に、1000%Ni−Pa
の鉄合金被膜を形成し、被膜形成後、歪取り焼鈍を施さ
なかったほかは、実施例1の本発明供試体N112と同
じ方法により、本発明供試体?h54,55、および、
鉄合金被膜の厚さが本発明の範囲外である・比較用供試
体Na53,56を調製した。
金属薄板の両表面上に、9.8%Co −Feの鉄合金
被膜を形成したほかは、実施例1の本発明供試体胤2と
同じ方法により、第8表(2)に示す本発明供試体N1
15B、59、および、鉄合金被膜の厚さが本発明の範
囲外である比較用供試体N1157,60を調製した。
そして、金属薄板の両表面上に、9.8%Co −Fe
の鉄合金被膜を形成し、被膜形成後、歪取り焼鈍を施さ
なかったほかは、実施例10本発明供試体阻2と同じ方
法により、本発明供試体m62,63、および、鉄合金
被膜の厚さが本発明の範囲外である比較用供試体Nn6
1,64を調製した。
上述のようにして調製された本発明供試体および比較用
供試体の各々について、実施例1と同じ方法により、熱
放散性を示す熱輻射率、および、黒化膜の密着性を評価
した。評価結果を、第8表(1) (2)に併せて示す
第8表(1) 第8表(2) 第8表(+) (2)から明らかなように、鉄合金被膜
の厚さが本発明の範囲を外れて薄い比較用供試体麹33
.37,41,45,49,53.57および61にお
いては、黒化膜の密着性は良好であるが、熱輻射率は低
い、鉄合金被膜の厚さが本発明の範囲を外れて厚い比較
用供試体N1136.40゜44.4B、52,56.
60および64においては、熱輻射率は高いが、黒化膜
の密着性は不良である。
これに対して、本発明供試体Nn34,35゜3B、3
9,42,43.46.47.50゜51.54,55
.5B、59.62および63においては、熱輻射率が
何れも0.6以上で高く、且つ、黒化膜の密着性も良好
である。また、上述した本発明供試体は、何れも、エツ
チングによって穿設された孔の界面の状態は、鉄合金被
膜を形成しない場合と変りがなく、金属薄板と鉄合金被
膜との間において、エツチング孔が横方向に広がるサイ
ドエッチは発生しなかった。
上述した実施例1.2および3の本発明供試体の黒化処
理性は、従来のアルミキルド鋼の場合とほとんど変らな
かった。
本発明の金IIFiにおいて、金属薄板の一方の表面上
のみに鉄または鉄合金被膜を形成する場合には、ブラウ
ン管にこれを組み込んだときに、電子ビームが直接当た
る面に前記被膜を形成することが、シャドウマスクの熱
輻射能を向上させる上で好ましい。
〔発明の効果〕
以上述べたように、この発明によれば、密着性および熱
放散性に優れた黒化膜を容易に形成することができ、且
つ、低熱膨張性を有する、品質の優れたシャドウマスク
用金属薄板が得られる、工業上有用な効果がもたらされ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基材としての、低熱膨張性合金からなる金属薄板の
    少なくとも一方の表面上に、片面当り0.1から10μ
    mの厚さの鉄被膜が形成されていることを特徴とする、
    シャドウマスク用金属薄板。 2、基材としての、低熱膨張性合金からなる金属薄板の
    少なくとも一方の表面上に、片面当り0.1から10μ
    mの厚さの鉄合金被膜が形成されていることを特徴とす
    る、シャドウマスク用金属薄板。 3、前記鉄合金被膜が、P、Mn、Ni、およびCoの
    うちの少なくとも1つ:0.1〜20wt.%、および
    、残り:鉄および不可避不純物、からなる、請求項2記
    載のシャドウマスク用金属薄板。 4、前記低熱膨張性合金が、Fe−Ni系のインバー合
    金である、請求項1または2記載のシャドウマスク用金
    属薄板。 5、前記低熱膨張性合金が、Fe−Ni−Co系のスー
    パーインバー合金である、請求項1または2記載のシャ
    ドウマスク用金属薄板。 6、基材としての、低熱膨張性合金からなる金属薄板を
    調製し、次いで、前記金属薄板に多数の孔を穿設し、次
    いで、前記多数の孔が穿設された金属薄板を焼鈍し、次
    いで、前記焼鈍された金属薄板を成形し、そして、次い
    で、前記成形された金属薄板に黒化膜を形成することに
    より、シャドウマスク用金属薄板を製造する方法におけ
    る、前記金属薄板を調製する工程で、前記金属薄板の少
    なくとも一方の表面上に、片面当り0.1から10μm
    の厚さの、鉄または鉄合金被膜を形成することを特徴と
    する、シャドウマスク用金属薄板の製造方法。 7、基材としての、低熱膨張性合金からなる金属薄板を
    調製し、次いで、前記金属薄板に多数の孔を穿設し、次
    いで、前記多数の孔が穿設された金属薄板を焼鈍し、次
    いで、前記焼鈍された金属薄板を成形し、そして、次い
    で、前記成形された金属薄板に黒化膜を形成することに
    より、シャドウマスク用金属薄板を製造する方法におけ
    る、前記金属薄板を調製する工程と、前記金属薄板に多
    数の孔を穿設する工程との間で、前記金属薄板の少なく
    とも一方の表面上に、片面当り0.1から10μmの厚
    さの、鉄または鉄合金被膜を形成することを特徴とする
    、シャドウマスク用金属薄板の製造方法。 8、基材としての、低熱膨張性合金からなる金属薄板を
    調製し、次いで、前記金属薄板に多数の孔を穿設し、次
    いで、前記多数の孔が穿設された金属薄板を焼鈍し、次
    いで、前記焼鈍された金属薄板を成形し、そして、次い
    で、前記成形された金属薄板に黒化膜を形成することに
    より、シャドウマスク用金属薄板を製造する方法におけ
    る、前記金属薄板に多数の孔を穿設する工程と、前記多
    数の孔が穿設された金属薄板を焼鈍する工程との間で、
    前記多数の孔が穿設された金属薄板の少なくとも一方の
    表面上に、片面当り0.1から10μmの厚さの、鉄ま
    たは鉄合金被膜を形成することを特徴とする、シャドウ
    マスク用金属薄板の製造方法。 9、基材としての、低熱膨張性合金からなる金属薄板を
    調製し、次いで、前記金属薄板に多数の孔を穿設し、次
    いで、前記多数の孔が穿設された金属薄板を焼鈍し、次
    いで、前記焼鈍された金属薄板を成形し、そして、次い
    で、前記成形された金属薄板に黒化膜を形成することに
    より、シャドウマスク用金属薄板を製造する方法におけ
    る、前記多数の孔が穿設された金属薄板の焼鈍工程と、
    前記焼鈍された金属薄板の成形工程との間で、前記焼鈍
    された金属薄板の少なくとも一方の表面上に、片面当り
    0.1から10μmの厚さの、鉄または鉄合金被膜を形
    成することを特徴とする、シャドウマスク用金属薄板の
    製造方法。10、基材としての、低熱膨張性合金からな
    る金属薄板を調製し、次いで、前記金属薄板に多数の孔
    を穿設し、次いで、前記多数の孔が穿設された金属薄板
    を焼鈍し、次いで、前記焼鈍された金属薄板を成形し、
    そして、次いで、前記成形された金属薄板に黒化膜を形
    成することにより、シャドウマスク用金属薄板を製造す
    る方法における、前記焼鈍された金属薄板の成形工程と
    、前記成形された金属薄板に対する黒化膜形成工程との
    間で、前記成形された金属薄板の少なくとも一方の表面
    上に、片面当り0.1から10μmの厚さの、鉄または
    鉄合金被膜を形成することを特徴とする、シャドウマス
    ク用金属薄板の製造方法。
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