JPH0227073B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0227073B2 JPH0227073B2 JP58227272A JP22727283A JPH0227073B2 JP H0227073 B2 JPH0227073 B2 JP H0227073B2 JP 58227272 A JP58227272 A JP 58227272A JP 22727283 A JP22727283 A JP 22727283A JP H0227073 B2 JPH0227073 B2 JP H0227073B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- welding
- arc
- aluminum
- power source
- materials
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K9/00—Arc welding or cutting
- B23K9/23—Arc welding or cutting taking account of the properties of the materials to be welded
- B23K9/232—Arc welding or cutting taking account of the properties of the materials to be welded of different metals
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Plasma & Fusion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Arc Welding In General (AREA)
Description
本発明は、アーク溶接によるアルミ・チタン接
合方法に係り、特にアーク溶接によるアルミニウ
ム(Al)材料とチタニウム(Ti)材料の異種金
属同士の接合に際して、溶接割れや融合不良のな
い健全な接合部を与え得る接合方法に関するもの
である。 従来から、母材としてAl材料とTi材料の2種
を用い、それら異種の母材を互いに接合せしめる
に際して、アーク溶接にて代表される溶融溶接手
法は、その適用が極めて困難であると考えられて
いる。けだし、溶融溶接によつて、Al材料とTi
材料との溶接部にAl−Ti系の脆弱な合金層が形
成され、そこに溶接割れや融合不良等の欠陥を生
じ、充分な溶接強度の接合部が得られないからで
ある。 このため、Al材料とTi材料の接合は、専らボ
ルト接合等による機械的な接合や、圧延、爆発圧
接、抵抗溶接等にて行なわれているが、何れの接
合手法においても、多くの問題を内在しているの
である。例えば、ボルト等による機械的な接合手
法においては、その接合部がリーク・タイトでな
いこと、熱、電気伝導性が悪いこと、重ね継手に
限られること等の問題があり、またAl材料とTi
材料とを重ね合わせて圧延することにより、その
重ね合わせ部を圧着せしめる接合手法にあつて
は、当然のことながら圧延設備が必要となり、こ
のため現場で実施することが出来ないという問題
の他、板材等に限られ、形状寸法に制限がある等
の問題が内在している。また、爆発圧接手法にあ
つても、特殊な設備が必要であり、このため現場
で実施することが出来ず、簡便でなく、更には板
材等に限られ、形状寸法に制限がある等の問題を
内在しており、更には抵抗溶接手法にあつても、
同様に、形状寸法に制限がある他、特殊な設備
(例えばシーム溶接装置等)が必要であり、また
溶接部に脆弱な金属間化合物が生成する等の問題
を内在しているのである。 本発明は、かかる事情に鑑みて為されたもので
あつて、その主要なる目的は、従来より困難視さ
れていたアーク溶接によるAl材料とTi材料の異
種金属同士の有効な接合手法を提供することにあ
り、また他の目的とするところは、かかる異種金
属同士の接合に際して、溶接割れや融合不良のな
い健全な接合部を与え得る接合手法を提供するこ
とにある。 そして、本発明にあつては、このような目的を
達成するために、母材としてAl材料とTi材料の
2種を用い、これら異種の母材をアーク溶接手法
にて互いに接合せしめるに際して、シールド・ガ
スとしてアルゴンを用い、且つ溶接棒または電極
ワイヤとして、Al材料若しくはその合金、リン
銅ろう、または20%(重量基準。以下同じ)以上
のAl材料を含む銀合金を用いる一方、直流正極
性電源若しくは交流電源によるTIGアークまたは
直流逆極性電源によるMIGアークを熱源とする
ことにより、かかるAl材料側部分及び溶接棒若
しくは電極ワイヤのみを溶融せしめ、該Al材料
に接合される前記Ti材料側部分の溶融を実質的
に惹起させることなく、それら両材料を接合せし
めるようにしたのである。 このように、本発明にあつては、溶接電源とし
て所定の電源を用いたTIGアーク若しくはMIG
アークを熱源として溶接操作を行なうものであ
り、しかもその際、溶接部を大気と遮断して保護
するシールド・ガスとしてアルゴン(Ar)を選
択し、更には溶加材としての溶接棒若しくは電極
ワイヤに、Al材料若しくはその合金、リン銅ろ
う、または20%(重量)以上のAlを含む銀−ア
ルミニウム合金からなる特定の溶加材材質を用い
たところに、その著しい特徴があり、このような
溶接電源、熱源、シールド・ガス、及び溶接棒若
しくは電極ワイヤの特定の組合せにより、初め
て、Al母材側及び溶接棒(電極ワイヤ)のみを
溶融せしめ、Ti母材側を殆ど溶融させることな
く、両者を接合せしめ、以てそこに健全な接合部
を形成し得たのである。 なお、第1図及び第2図には、それぞれ上述し
た本発明の具体的な一例が示されている。 まず、第1図には、本発明に従うTIGアーク溶
接の具体的な一例が示されており、そこにおい
て、1は、Al合金母材であり、2はTi母材であ
る。そして、この両母材1,2の接合部となる突
合わせ部に対して、アーク5が、トーチ7の電極
6と母材1,2との間に発生せしめられる。この
電極6と母材1,2との間に発生せしめられるア
ーク5は、溶接電源Pとして直流正極性電源
(DCSP)若しくは交流電源(AC)を用い、母材
1,2とトーチ7(電極6)との間に所定の電圧
を印加せしめることによつて惹起されるものであ
る。 また、このように発生せしめられたアーク5の
アーク熱により溶融せしめられる溶接棒4として
は、A1000台の純Al系、若しくはA5356BYの如
きAl−Mg系、A4043BYの如きAl−Si系、
A7N11BYの如きAl−Zn−Mg系等のAl合金、リ
ン銅ろう(BCuP系)、または20%以上Al−80%
以下のAg合金からなる特定の材料が用いられて
いる。 さらに、Al合金母材1とTi母材2との接合部
を大気から遮断するように、アーク5を取り巻い
て、その周囲には、トーチ7からシールド・ガス
としてのArガス8が噴出せしめられるようにな
つている。なお、このシールド・ガスとして、
Arガスに代えて公知のHe(ヘリウム)ガスを用
いた場合には、Al合金母材1とTi母材2との接
合部において、Al−Ti系の脆弱な合金層の形成
が多くなり、健全な接合部の形成は望み難いので
ある。 そして、このようなアーク溶接手法によつて、
Al合金母材1側及び溶接棒4のみが溶融され、
Ti母材2側は殆ど溶融されることなく、両母材
1と2が接合せしめられるのであり、それら母材
1,2の接合部に形成された溶接金属3は、Al
母材1と溶接棒4とが混合した組成となるのであ
る。従つて、このように形成された溶接金属3に
は、Ti母材2が溶融せしめられて、その成分が
混入せしめられることがないところから、そこに
Al−Ti系の脆弱な合金層が形成されることはな
く、以て溶接割れや融合不良のない健全な接合部
と為し得るのである。 また、第2図は、本発明に従うMIGアーク溶
接の具体的な一例を示すものであつて、そこにお
いて、溶接電源Pとして使用されるものは直流逆
極性(DCRP)のものであつて、これ以外の電源
の選択は避けなければならない。また、この
MIGアーク溶接における溶加材としての電極ワ
イヤ16は、トーチ7の電極を兼ねるものであつ
て、この電極ワイヤ16と母材1,2との間に、
直流逆極性電源Pにて所定の電圧が印加せしめら
れることにより、アーク5がそれらの間に発生せ
しめられ、またかかるアーク5の周囲を取り囲む
ように、トーチ7より、溶接部を大気からシール
ドするためのArガス8が吹き出させられるよう
になつているのである。 このような第2図の如き構成の溶接手法におい
ても、Al合金母材1とTi母材2との結合部に形
成される溶接金属3は、第1図に示されるよう
に、Al合金母材1と電極ワイヤ16との混合さ
れた組成を呈し、Ti母材2の成分が溶融、混入
することが殆どないところから、溶接割れや融合
不良のない健全な接合部が得られることとなつた
のである。 因みに、かかる本発明の効果は、以下の実施例
において、更に明白に示されているところであ
る。 まず、第1表には、第1図に示されたTIGアー
ク溶接の具体例において電源として直流正極性
TIGを用い、またシールド・ガスとして、Arガ
スを12/分の割合でトーチ7から吹き出させつ
つ、各種材質の溶接棒4を用いてアーク溶接操作
を行なつた結果が示されている。
合方法に係り、特にアーク溶接によるアルミニウ
ム(Al)材料とチタニウム(Ti)材料の異種金
属同士の接合に際して、溶接割れや融合不良のな
い健全な接合部を与え得る接合方法に関するもの
である。 従来から、母材としてAl材料とTi材料の2種
を用い、それら異種の母材を互いに接合せしめる
に際して、アーク溶接にて代表される溶融溶接手
法は、その適用が極めて困難であると考えられて
いる。けだし、溶融溶接によつて、Al材料とTi
材料との溶接部にAl−Ti系の脆弱な合金層が形
成され、そこに溶接割れや融合不良等の欠陥を生
じ、充分な溶接強度の接合部が得られないからで
ある。 このため、Al材料とTi材料の接合は、専らボ
ルト接合等による機械的な接合や、圧延、爆発圧
接、抵抗溶接等にて行なわれているが、何れの接
合手法においても、多くの問題を内在しているの
である。例えば、ボルト等による機械的な接合手
法においては、その接合部がリーク・タイトでな
いこと、熱、電気伝導性が悪いこと、重ね継手に
限られること等の問題があり、またAl材料とTi
材料とを重ね合わせて圧延することにより、その
重ね合わせ部を圧着せしめる接合手法にあつて
は、当然のことながら圧延設備が必要となり、こ
のため現場で実施することが出来ないという問題
の他、板材等に限られ、形状寸法に制限がある等
の問題が内在している。また、爆発圧接手法にあ
つても、特殊な設備が必要であり、このため現場
で実施することが出来ず、簡便でなく、更には板
材等に限られ、形状寸法に制限がある等の問題を
内在しており、更には抵抗溶接手法にあつても、
同様に、形状寸法に制限がある他、特殊な設備
(例えばシーム溶接装置等)が必要であり、また
溶接部に脆弱な金属間化合物が生成する等の問題
を内在しているのである。 本発明は、かかる事情に鑑みて為されたもので
あつて、その主要なる目的は、従来より困難視さ
れていたアーク溶接によるAl材料とTi材料の異
種金属同士の有効な接合手法を提供することにあ
り、また他の目的とするところは、かかる異種金
属同士の接合に際して、溶接割れや融合不良のな
い健全な接合部を与え得る接合手法を提供するこ
とにある。 そして、本発明にあつては、このような目的を
達成するために、母材としてAl材料とTi材料の
2種を用い、これら異種の母材をアーク溶接手法
にて互いに接合せしめるに際して、シールド・ガ
スとしてアルゴンを用い、且つ溶接棒または電極
ワイヤとして、Al材料若しくはその合金、リン
銅ろう、または20%(重量基準。以下同じ)以上
のAl材料を含む銀合金を用いる一方、直流正極
性電源若しくは交流電源によるTIGアークまたは
直流逆極性電源によるMIGアークを熱源とする
ことにより、かかるAl材料側部分及び溶接棒若
しくは電極ワイヤのみを溶融せしめ、該Al材料
に接合される前記Ti材料側部分の溶融を実質的
に惹起させることなく、それら両材料を接合せし
めるようにしたのである。 このように、本発明にあつては、溶接電源とし
て所定の電源を用いたTIGアーク若しくはMIG
アークを熱源として溶接操作を行なうものであ
り、しかもその際、溶接部を大気と遮断して保護
するシールド・ガスとしてアルゴン(Ar)を選
択し、更には溶加材としての溶接棒若しくは電極
ワイヤに、Al材料若しくはその合金、リン銅ろ
う、または20%(重量)以上のAlを含む銀−ア
ルミニウム合金からなる特定の溶加材材質を用い
たところに、その著しい特徴があり、このような
溶接電源、熱源、シールド・ガス、及び溶接棒若
しくは電極ワイヤの特定の組合せにより、初め
て、Al母材側及び溶接棒(電極ワイヤ)のみを
溶融せしめ、Ti母材側を殆ど溶融させることな
く、両者を接合せしめ、以てそこに健全な接合部
を形成し得たのである。 なお、第1図及び第2図には、それぞれ上述し
た本発明の具体的な一例が示されている。 まず、第1図には、本発明に従うTIGアーク溶
接の具体的な一例が示されており、そこにおい
て、1は、Al合金母材であり、2はTi母材であ
る。そして、この両母材1,2の接合部となる突
合わせ部に対して、アーク5が、トーチ7の電極
6と母材1,2との間に発生せしめられる。この
電極6と母材1,2との間に発生せしめられるア
ーク5は、溶接電源Pとして直流正極性電源
(DCSP)若しくは交流電源(AC)を用い、母材
1,2とトーチ7(電極6)との間に所定の電圧
を印加せしめることによつて惹起されるものであ
る。 また、このように発生せしめられたアーク5の
アーク熱により溶融せしめられる溶接棒4として
は、A1000台の純Al系、若しくはA5356BYの如
きAl−Mg系、A4043BYの如きAl−Si系、
A7N11BYの如きAl−Zn−Mg系等のAl合金、リ
ン銅ろう(BCuP系)、または20%以上Al−80%
以下のAg合金からなる特定の材料が用いられて
いる。 さらに、Al合金母材1とTi母材2との接合部
を大気から遮断するように、アーク5を取り巻い
て、その周囲には、トーチ7からシールド・ガス
としてのArガス8が噴出せしめられるようにな
つている。なお、このシールド・ガスとして、
Arガスに代えて公知のHe(ヘリウム)ガスを用
いた場合には、Al合金母材1とTi母材2との接
合部において、Al−Ti系の脆弱な合金層の形成
が多くなり、健全な接合部の形成は望み難いので
ある。 そして、このようなアーク溶接手法によつて、
Al合金母材1側及び溶接棒4のみが溶融され、
Ti母材2側は殆ど溶融されることなく、両母材
1と2が接合せしめられるのであり、それら母材
1,2の接合部に形成された溶接金属3は、Al
母材1と溶接棒4とが混合した組成となるのであ
る。従つて、このように形成された溶接金属3に
は、Ti母材2が溶融せしめられて、その成分が
混入せしめられることがないところから、そこに
Al−Ti系の脆弱な合金層が形成されることはな
く、以て溶接割れや融合不良のない健全な接合部
と為し得るのである。 また、第2図は、本発明に従うMIGアーク溶
接の具体的な一例を示すものであつて、そこにお
いて、溶接電源Pとして使用されるものは直流逆
極性(DCRP)のものであつて、これ以外の電源
の選択は避けなければならない。また、この
MIGアーク溶接における溶加材としての電極ワ
イヤ16は、トーチ7の電極を兼ねるものであつ
て、この電極ワイヤ16と母材1,2との間に、
直流逆極性電源Pにて所定の電圧が印加せしめら
れることにより、アーク5がそれらの間に発生せ
しめられ、またかかるアーク5の周囲を取り囲む
ように、トーチ7より、溶接部を大気からシール
ドするためのArガス8が吹き出させられるよう
になつているのである。 このような第2図の如き構成の溶接手法におい
ても、Al合金母材1とTi母材2との結合部に形
成される溶接金属3は、第1図に示されるよう
に、Al合金母材1と電極ワイヤ16との混合さ
れた組成を呈し、Ti母材2の成分が溶融、混入
することが殆どないところから、溶接割れや融合
不良のない健全な接合部が得られることとなつた
のである。 因みに、かかる本発明の効果は、以下の実施例
において、更に明白に示されているところであ
る。 まず、第1表には、第1図に示されたTIGアー
ク溶接の具体例において電源として直流正極性
TIGを用い、またシールド・ガスとして、Arガ
スを12/分の割合でトーチ7から吹き出させつ
つ、各種材質の溶接棒4を用いてアーク溶接操作
を行なつた結果が示されている。
【表】
かかる第1表の結果及び第3図a並びにbに示
す金属組織の断面顕微鏡写真から明らかなよう
に、溶接棒なしのメルトランの場合やTiや、銀
ろう系の溶接棒を用いた場合にあつては、溶接部
にAl−Ti系の脆弱な合金層が形成されて、溶接
割れが惹起され、またZnを含む銀ろうからなる
溶接棒を用いた場合には、Znの蒸発による皮膜
が形成されて、融合不良を生じた。特に、第3図
a及びbから明らかなように、下層のTi母材上
に形成された上層の溶接金属層には、割れの発生
が顕著に認められるのである。 これに対して、本発明に従う溶接棒、すなわち
Al合金、リン銅ろう、20%以上Al−80%以下の
Al−Ag合金を用いた場合には、何れも溶接割れ
や融合不良のない健全な接合部を与えている。 また、下記第2表にその結果を示す実施例にお
いては、上例とは異なり、溶接電源及びシール
ド・ガスの種類を変えて行なわれている。なお、
この実施例においては、溶接棒若しくは電極ワイ
ヤとして、Al合金(A5356−BY若しくはA5356
−WY)からなるものが用いられている。
す金属組織の断面顕微鏡写真から明らかなよう
に、溶接棒なしのメルトランの場合やTiや、銀
ろう系の溶接棒を用いた場合にあつては、溶接部
にAl−Ti系の脆弱な合金層が形成されて、溶接
割れが惹起され、またZnを含む銀ろうからなる
溶接棒を用いた場合には、Znの蒸発による皮膜
が形成されて、融合不良を生じた。特に、第3図
a及びbから明らかなように、下層のTi母材上
に形成された上層の溶接金属層には、割れの発生
が顕著に認められるのである。 これに対して、本発明に従う溶接棒、すなわち
Al合金、リン銅ろう、20%以上Al−80%以下の
Al−Ag合金を用いた場合には、何れも溶接割れ
や融合不良のない健全な接合部を与えている。 また、下記第2表にその結果を示す実施例にお
いては、上例とは異なり、溶接電源及びシール
ド・ガスの種類を変えて行なわれている。なお、
この実施例においては、溶接棒若しくは電極ワイ
ヤとして、Al合金(A5356−BY若しくはA5356
−WY)からなるものが用いられている。
【表】
かかる第2表の結果、並びに第4図及び第5図
に示した顕微鏡写真の比較から明らかなように、
本発明に従つてシールド・ガスとしてArガスを
用いた場合には、割れ等の認められない健全な接
合部が得られるのに対して、Heガスがシール
ド・ガスとして用いられた場合には、脆弱な合金
層が形成され、強度的に弱く、割れ易いものであ
つた。なお、この溶接割れの原因は、Arガスよ
りもHeガスの方が電離電圧が高く、アーク柱の
電位傾度が高くなる結果、高い溶接入熱が供給さ
れ、Ti母材側が溶融され易くなり、Al−Ti系の
脆弱な合金層の形成が多くなるためであると推察
されている。 さらにまた、下記第3表には、本発明方法と比
較方法との対比において、溶接電源、シールド・
ガス、溶接棒等を変えたアーク溶接の結果が示さ
れいる。この第3表の結果より明らかなように、
本発明に従つてAl材料とTi材料をアーク溶接し
て得られる溶接部の強さは、極めて顕著に改善さ
れているのである。
に示した顕微鏡写真の比較から明らかなように、
本発明に従つてシールド・ガスとしてArガスを
用いた場合には、割れ等の認められない健全な接
合部が得られるのに対して、Heガスがシール
ド・ガスとして用いられた場合には、脆弱な合金
層が形成され、強度的に弱く、割れ易いものであ
つた。なお、この溶接割れの原因は、Arガスよ
りもHeガスの方が電離電圧が高く、アーク柱の
電位傾度が高くなる結果、高い溶接入熱が供給さ
れ、Ti母材側が溶融され易くなり、Al−Ti系の
脆弱な合金層の形成が多くなるためであると推察
されている。 さらにまた、下記第3表には、本発明方法と比
較方法との対比において、溶接電源、シールド・
ガス、溶接棒等を変えたアーク溶接の結果が示さ
れいる。この第3表の結果より明らかなように、
本発明に従つてAl材料とTi材料をアーク溶接し
て得られる溶接部の強さは、極めて顕著に改善さ
れているのである。
【表】
このように、本発明は、Al材料とTi材料のア
ーク溶接を、特定の溶接電源を用いたアーク熱源
により行ない、そしてその際シールド・ガスとし
てArガスを用いると共に、溶接棒乃至は電極ワ
イヤとして、Al若しくはその合金、リン銅ろう、
所定のAl−Ag合金よりなる特定の材料を用いる
ことにより、効果的な溶融溶接を行なわしめ、以
て健全な接合部の形成を可能ならしめたものであ
つて、これにより、(1)リーク・タイトな継手が得
られる、(2)熱、電気伝導性が高い継手が得られ
る、(3)簡便なアーク溶接機にて施工出来、特殊な
設備が不用である、(4)現場施工出来る、(5)母材の
形状、寸法に制限がない、(6)フラツクスが不用で
ある等、数々の優れた特徴を発揮せしめ得たもの
であつて、そこに本発明の大きな工業的意義が存
するのである。
ーク溶接を、特定の溶接電源を用いたアーク熱源
により行ない、そしてその際シールド・ガスとし
てArガスを用いると共に、溶接棒乃至は電極ワ
イヤとして、Al若しくはその合金、リン銅ろう、
所定のAl−Ag合金よりなる特定の材料を用いる
ことにより、効果的な溶融溶接を行なわしめ、以
て健全な接合部の形成を可能ならしめたものであ
つて、これにより、(1)リーク・タイトな継手が得
られる、(2)熱、電気伝導性が高い継手が得られ
る、(3)簡便なアーク溶接機にて施工出来、特殊な
設備が不用である、(4)現場施工出来る、(5)母材の
形状、寸法に制限がない、(6)フラツクスが不用で
ある等、数々の優れた特徴を発揮せしめ得たもの
であつて、そこに本発明の大きな工業的意義が存
するのである。
第1図及び第2図はそれぞれ本発明に従うTIG
アーク溶接及びMIGアーク溶接の具体的な一例
を示す説明図であり、第3図a及びbはそれぞれ
メルト・ラン及びチタン溶接棒を用いて得られた
溶接部断面の金属組織を示す断面顕微鏡写真(×
100)であり、第4図及び第5図はそれぞれシー
ルド・ガスとしてArガス及びHeガスを用いた場
合における溶接部の金属組織を示す断面顕微鏡写
真(×100)である。 1:Al合金母材、2:Ti母材、3:溶接金属、
4:溶接棒、5:アーク、6:電極、7:トー
チ、8:Arガス、16:電極ワイヤ、P:溶接
電源。
アーク溶接及びMIGアーク溶接の具体的な一例
を示す説明図であり、第3図a及びbはそれぞれ
メルト・ラン及びチタン溶接棒を用いて得られた
溶接部断面の金属組織を示す断面顕微鏡写真(×
100)であり、第4図及び第5図はそれぞれシー
ルド・ガスとしてArガス及びHeガスを用いた場
合における溶接部の金属組織を示す断面顕微鏡写
真(×100)である。 1:Al合金母材、2:Ti母材、3:溶接金属、
4:溶接棒、5:アーク、6:電極、7:トー
チ、8:Arガス、16:電極ワイヤ、P:溶接
電源。
Claims (1)
- 1 母材としてアルミニウム材料とチタニウム材
料の2種を用い、これら異種の母材をアーク溶接
手法にて互いに接合せしめる方法にして、シール
ド・ガスとしてアルゴンを用い、且つ溶接棒また
は電極ワイヤとして、アルミニウム若しくはその
合金、リン銅ろう、または20%(重量基準)以上
のアルミニウムを含む銀合金を用いる一方、直流
正極性電源若しくは交流電源によるTIGアークま
たは直流逆極性電源によるMIGアークを熱源と
することにより、かかるアルミニウム材料側部分
及び溶接棒若しくは電極ワイヤのみを溶融せし
め、該アルミニウム材料に接合される前記チタニ
ウム材料側部分の溶融を実質的に惹起させること
なく、それら両材料を接合せしめるようにしたこ
とを特徴とするアーク溶接によるアルミ・チタン
接合方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22727283A JPS60118389A (ja) | 1983-12-01 | 1983-12-01 | ア−ク溶接によるアルミ・チタン接合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22727283A JPS60118389A (ja) | 1983-12-01 | 1983-12-01 | ア−ク溶接によるアルミ・チタン接合方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60118389A JPS60118389A (ja) | 1985-06-25 |
| JPH0227073B2 true JPH0227073B2 (ja) | 1990-06-14 |
Family
ID=16858218
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22727283A Granted JPS60118389A (ja) | 1983-12-01 | 1983-12-01 | ア−ク溶接によるアルミ・チタン接合方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60118389A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| WO2007094203A1 (ja) | 2006-02-17 | 2007-08-23 | Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho | 異材接合用フラックスコアードワイヤおよび異材接合方法 |
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Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1983
- 1983-12-01 JP JP22727283A patent/JPS60118389A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60118389A (ja) | 1985-06-25 |
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