JPH0227968B2 - - Google Patents
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- JPH0227968B2 JPH0227968B2 JP58111685A JP11168583A JPH0227968B2 JP H0227968 B2 JPH0227968 B2 JP H0227968B2 JP 58111685 A JP58111685 A JP 58111685A JP 11168583 A JP11168583 A JP 11168583A JP H0227968 B2 JPH0227968 B2 JP H0227968B2
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Description
本発明は即乾性にして耐シヤンプー性(耐洗滌
性の意味)に優れ、染毛後は必ずしも洗髪の必要
がなく、しかも頭皮を傷めることのない染毛用組
成物に係わるものである。 従来、染毛剤としては、(イ)タンニン酸鉄塩、酒
石酸ビスマス塩等の有機金属塩類を含む染毛剤、
(ロ)直接染料、酸性染料、媒染染料等を含み溶媒染
色法を利用する染毛剤、(ハ)酸化染料を含む染毛剤
各品種のものが知られている。しかし、これらの
うち、(イ)の有機金属塩を含む染毛剤はその使用に
当つて染着性を高めるために、通常、還元剤含有
アルカリ液で毛髪を前処理する必要があつて毛髪
および頭皮を著しく損傷させるだけでなく重金属
塩により皮膚障害を起すという欠点がある。ま
た、(ロ)の直接染料等を含む染毛剤は使用法は簡単
であるが、特に、1回の染毛処理では、染着性が
劣り、毛髪を充分濃く染めることができない。し
かも使用時に頭皮を著しく汚染し、その洗い流し
が大変厄介であるという難点がある。さらに(ハ)の
酸化性染料を含む染毛剤は種々の色調が得られ、
充分な染着性を持つので最も普通に用いられるも
のであるが、皮ふ障害、人体内への毒性、アレル
ギー性体質の者には不向きであるなどの欠点があ
り、万人向きの染毛剤とは言えない。 本発明はこれら従来の染毛剤にみられる欠点を
解決するもので、1回の染毛処理で即座に毛髪を
濃く染めることができ、そして数回染毛処理する
と長い間染着力強く染毛可能であつて、その上染
毛後の洗い流しは省略することができ、即乾性で
しかも皮膚障害など人体への有害性を解消した染
毛用組成物を提供するものである。即ち、本発明
は、揮発性の低級アルコール40〜95重量%と、増
粘剤と、染毛助剤と、カーボンブラツクと、トリ
フエニルメタン染料、アゾ染料、キノリン染料、
ザンセン染料、インジゴイド染料及びアントラキ
ノン染料のうち1種あるいは2種以上の染料とを
含み、PH値を1.5から4.5に調整してなることを特
徴とする染毛用組成物を要旨とするものである。 以下、本発明をさらに説明する。本発明の染毛
用組成物に含有される染料としては、トリフエニ
ルメタン染料、アゾ染料、キノリン染料、ザンセ
ン染料、アクリジン染料、アジン染料、オキサジ
ン染料、インジゴイド染料、アントラキノン染
料、スチルベン染料、チアゾール染料、染料等の
1種または2種以上よりなる。これらの染料によ
る染毛では毛髪の損傷を防止するために従来知ら
れる酸性染浴を用いたのでは充分着色できず、施
用に時間をかけて充分染着させるとか、高価な助
剤を用いることが必要でそのあと、頭皮を汚染し
た染料を大量の洗滌水で洗い流さねばならなかつ
た。本発明の染毛用組成物は上記の各種染料を含
むと共に、揮発性の低級アルコール一定量含有せ
しめることによつて高価な助剤を含有させること
なく染料の毛髪への染着性を促進させ(尚、この
染着性促進作用は、後述するように、本発明に含
有されているカーボンブラツクにも起因してい
る)、10〜20分の短時間で毛髪に施用した染料液
を乾燥でき、施用後には洗髪を省略可能で、かつ
即乾性であることが特徴である。ここで揮発性の
低級アルコールとしては人体に無害なアルコール
例えばエタノール、プロパノール、イソプロパノ
ールが挙げられる。また、その量は40〜95重量%
の範囲好ましくは40〜70重量%の範囲であり、こ
の40〜95重量%の含有量とすることにより、染毛
用組成物に速乾性が付与される。それと共に、染
料の溶解性が適度に促進され、その適度に溶解し
た染料とカーボンブラツクとの相互作用によつ
て、染毛用組成物の毛髪への染着性が向上する
(この点は後に詳記する)。更に、染料液が施用中
毛髪から頭皮へたれ落ちて頭皮を汚染することが
低減する。頭皮汚染をより低減するために、増粘
剤が配合される。増粘剤としては、例えば、アル
ギン酸ナトリウム、アラビアゴム、メチルセルロ
ース、オキシエチルセルロース、オキシプロピル
セルロース、カルボキシメチルセルロースのナト
リウム塩のようなセルロース誘導体、ポリアクリ
ル酸のナトリウム塩、ポリメタアクリル酸のナト
リウム塩、ポリアクリル酸エステル、ポリメタア
クリル酸エステルのようなアクリル系重合体の1
種または2種以上が挙げられ、それらは通常2〜
10重量%、好ましくは2〜3重量%の割合で配合
される。また、染色助剤として例えばベンジルア
ルコール、フエニルエチルアルコール、グルコン
酸ラクトン、レブリン酸、尿素、エチレンカーボ
ネート、N−メチル−2−ピロリドン、α−ケト
グルタル酸、γ−ブチロラクトン、プロピオンア
ミド、n−酪酸アミド等が配合され、その配合割
合は通常2〜30重量%好ましくは2〜15重量%の
範囲である。上記の揮発性低級アルコール、増粘
剤、染色助剤とともに、必須成分とされるカーボ
ンブラツクは、優れた被覆力を発揮し得る。即
ち、カーボンブラツクは、1回の染毛処理で毛髪
表面を均一に被覆し、毛髪を濃く染色できる能力
を有する。もし、染毛用組成物中に染色成分とし
て、カーボンブラツクが含有されずに前記アゾ染
料等の染料だけが含有されているならば、染料は
1回の染毛処理では毛髪に余り付着せず毛髪を薄
く染めるだけである。従つて、それによつて毛髪
を濃く染めるためには数回の染毛処理を実施して
染料を毛髪内部に浸透・蓄積する必要があるが、
本発明の染毛用組成物はカーボンブラツクが含有
されているために、1度での染毛処理でも、充分
毛髪を濃く染める。尚、カーボンブラツクは毛髪
表面にスムーズに付着するものの洗髪によつて除
去されやすい。しかし、本発明の染毛用組成物で
染毛処理を数回行なえば、染料が毛髪内部に浸透
し染料自身が毛髪を濃く染め得る。従つて、本発
明の染毛用組成物によつて毎日1回でも染毛する
と、主にカーボンブラツクの被覆力によつて、そ
の直後から白髪を隠すことができ、それを数日続
けると染料が毛髪内部に蓄積されていき、その後
かなりの期間染毛処理をしなくても白髪を隠すこ
とができる結果となる。 カーボンブラツクの優れた被覆力に起因する上
記染着性向上の作用は、理由は明らかでないが、
揮発性の低級アルコールが前記所定の範囲(即
ち、40〜95重量%)内にある場合に、後述の実施
例によつて裏付けられるように、発揮される。 尚、カーボンブラツクは好ましくは、次の量配
合される。即ち、好ましくは、染毛用組成物中
に、染着性を向上する被覆力の増強剤としてカー
ボンブラツクが0.1〜0.5%配合される。 本発明の染毛用組成物の主要成分である染料と
しては昭和41年8月に告示された「医薬品等に使
用することができるタール色素を定める省例」で
定められた品種のなかからも選択することができ
る。その具体例としては次のようなものが挙げら
れる。 赤色2号<1(4−スルホ−1−ナフチルアゾ)
−2−ナフトール−3・6−ジスルホン酸のトリ
ナトリウム塩>、赤色102号<1−(4−スルホ−
1−ナフチルアゾ)−2−ナフトール−6・8−
ジスルホン酸のトリナトリウム塩>、黄色4号<
3−カルボキシ−5−ヒドロキシ−1−パラ−ス
ルホフエニル−4−パラ−スルホフエニルアゾピ
ラゾールのトリナトリウム塩>、黄色5号<1−
パラ−スルホフエニルアゾ−2−ナフトール−6
−スルホン酸のジナトリウム塩>、赤色201号<
4−(オルトースルホーパラートリルアゾ)−3−
ヒドロキシ−2−ナフトエ酸のカルシウム塩>、
赤色203号<1−(4−クロル−オルトースルホ−
5−トリルアゾ)−2−ナフトールのモノナトリ
ウム塩>、赤色204号<1−(4−クロル−オルト
ースルホ−5−トリルアゾ)−2−ナフトールの
バリウム塩>、赤色205号<2−(2−ヒドロキシ
−1−ナフチルアゾ)−1−ナフタリンスルホン
酸のモノナトリウム塩>、赤色206号<2−(2−
ヒドロキシ−1−ナフチルアゾ)−1−ナフタリ
ンスルホン酸のカルシウム塩>、赤色207号<2
−(2−ヒドロキシ−1−ナフチルアゾ)−1−ナ
フタリンスルホン酸のバリウム塩>、赤色208号
<2−(2−ヒドロキシ−1−ナフチルアゾ)−1
−ナフタリンスルホン酸のストロンチウム塩>、
赤色219号<3−ヒドロキシ−4−フエニルアゾ
−2−ナフトエ酸のカルシウム塩>、赤色220号
<4−(1−スルホ−2−ナフチルアゾ)−3−ヒ
ドロキシ−2−ナフトエ酸のカルシウム塩>、赤
色221号<1−(オルト−ニトロ−パラ−トリルア
ゾ)−2−ナフトール>、赤色227号<8−アミノ
−2−フエニルアゾ−1−ナフトール−3・6−
ジスルホン酸のジナトリウム塩>、赤色229号<
オルト−[パラ−(2・2′−ジヒドロキシ−ジエ
チルアミノ)−フエニルアゾ]−安息香酸>、だ
いだい色205号<1−パラ−スルホフエニルゾ−
2−ナフトールのモノナトリウム塩>、かつ色
201号<4−パラ−スルホフエニルアゾ−2−
(2・4−キシリルアゾ)−1・3−レゾルシンの
モノナトリウム塩>、赤色404号<1−(4−ニト
ロ−2−トリルアゾ)−2−ヒドロキシ−3−ナ
フトエ酸アニリド>、赤色405号<1−(3−クロ
ル−6−スルホ−4−トリルアゾ)−2−ヒドロ
キシ−3−ナフトエ酸のカルシウム塩>、赤色
502号<1−プソイドクミルアゾ−2−ナフトー
ル−3・6−ジスルホン酸のジナトリウム塩>、
赤色503号<1−キシリルアゾ−2−ナフトール
−3・6−ジスルホン酸のジナトリウム塩>、赤
色504号<2−(5−スルホ−2・4−キシリルア
ゾ)−1−ナフトール−4−スルホン酸のジナト
リウム塩>、赤色506号<4−(2−ヒドロキシ−
1−ナフチルアゾ)−1−ナフタレンスルホン酸
のモノナトリウム塩>、だいだい色402号<4−
パラ−スルホフエニルアゾ−1−ナフトールのモ
ノナトリウム塩>、黄色402号<1(4−クロル−
2−スルホフエニル)−3−メチル−4−[パラ
−(パラ−トリルスルホノキシ)−フエニルアゾ]
−5−ピラゾロンのナトリウム塩>、黄色406号
<4−メタ−スルホフエニルアゾ−ジフエニルア
ミンのモノナトリウム塩>、黄色407号<5−ヒ
ドロキシ−3−メチル−4−フエニルアゾ−1−
パラ−スルホフエニルピラゾール>、赤色213号
<9−オルト−カルボキシフエニル−6−ジエチ
ルアミノ−3−エチルイミイ−3−イソキサンテ
ンの3−エトクロライド>、赤色214号<9−オ
ルト−カルボキシフエニル−6−ジエチルアミノ
−3−エチルイミイ−3−イソキサンテンの3−
エトアセテート>、赤色215号<9−オルト−カ
ルボキシフエニル−6−ジエチルアミノ−3−エ
チルイミノ−3−イソキサンテンの3−エトステ
アレート>、赤色3号<9−オルト−カルボキシ
フエニル−6−ヒドロキシ−2・4・5・7−テ
トラヨード−3−イソキサントンのジナトリウム
塩>、赤色103号の(1)<9−オルト−カルボキシ
フエニル−6−ヒドロキシ−2・4・5・7−テ
トラブロム−3−イソキサントンのジナトリウム
塩>、赤色104号の(1)<9−(3・4・5・6−テ
トラクロル−オルト−カルボキシフエニル)−6
−ヒドロキシ−2・4・5・7−テトラブロム−
3−イソキサントンのジナリウム塩>、赤色104
号の(2)<9−(3・4・5・6−テトラクロル−
オルト−カルボキシフエニル)−6−ヒドロキシ
−2・4・5・7−テトラブロム−3−イソキサ
ントンのジナトリウム塩>、赤色105号の(1)<9
−(3・4・5・6−テトラクロル−オルト−カ
メボキシフエニル)−6−ヒドロキシ−2・4・
5・7−テトラヨード−3−イソキサントンのジ
ナトラウム塩>、赤色105号の(2)<9−(3・4・
5・6−テトラクロル−オルト−カルボキシフエ
ニル)−6−ヒドロキシ−2・4・5・7−テト
ラヨード−3−イソキサントンのジカリウム塩
>、赤色106号<9−(4′スルホ−2′−スルホニウ
ムフエニル)−6−ジエチルアミノ−3−(N・N
−ジエチルイミノ)−3−イソキサンテンのモノ
ナトリウム塩>、緑色2号<4−{[4−(N−エ
チル−メタ−スルホベンジルアミノ)−フエニ
ル]−(4−スルホニウムフエニル)メチレン}−
[1−(N−エチル−N−メタースルホベンジル)
−Δ2.5−シクロヘキサジエンイミン]のジナトリ
ウム塩>、緑色3号<4−{[4−(N−エチル−
メタ−スルホベンジルアミノ)−フエニル]−(4
−ヒドロキシ−2−スルホニウムフエニル]−メ
チレン}−[1−(N−エチル−N−メタ−スルホ
ベンジル)−Δ2.5−シクロヘキサジエンイミン]
のジナトリウム塩>、紫色1号<4−{[4−(N
−エチル−メタースルホベンジルアミノ)−フエ
ニル]−[4−(N−エチル−メタ−スルホニウム
ベンジルアミノ)−フエニル]−メチレン}−(N,
Nジメチル−Δ2.5−シクロヘキサジエンイミン)
のモノナトリウム塩>、赤色223号<2・4・
5・7−テトラブロム−3・6−フルオランジオ
ール>、だいだい色201号<4・5−ジブロム−
3・6−フルオランジオール>、だいだい色202
号の(1)<4・5−ジブロム−9、−オルト−カル
ボキシフエニル−6−ヒドロキシ−3−イソキサ
ントンのジナトリウム塩>、だいだい色202号の
(2)<4・5−ジブロム−9−オルト−カルボキシ
フエニル−6−ヒドロキシ−3−イソキサントン
のジカリウム塩>、だいだい色206号<4・5−
ジヨード−3・6−フルオランジオール>、だい
だい色207号<9−オルト−カルボキシフエニル
−6−ヒドロキシ−4−5−ジヨード−3−イソ
キサントンのジナトリウム塩>、黄色201号<
3・6−フルオランジオール>、黄色202号の(1)
<9−オルト−カルボキシフエニル−6−ヒドロ
キシ−3−イソキサントンのジナトリウム塩>、
黄色202号の(2)<9−オルト−カルボキシフエニ
ル−6−ヒドロキシ−3−イソキサントンのジカ
リウム塩>、青色202号<4{[4−(N−エチル−
ベンジルアミノ)−フエニル−(5−ヒドロキシ−
4−スルホ−2−スルホニウムフエニル)−メチ
レン}−(N−エチル−N−ベンジル−Δ2.5−シク
ロヘキサジエンイミン)のモノナトリウム塩>、
青色203号<4−{[4−(N−エチル−ベンジルア
ミノ)−フエニル]−(5−ヒドロキシ−4−スル
ホ−2−スルホニウムフエニル)−メチレン}−
(N−エチル−N−ベンジル−Δ−ジクロヘキサ
ジエンイミン)のカルシウム塩>、青色205号<
4{[4−(N−エチル−メタスルホベンジルアミ
ノ)−フエニル−(2−スルホニウムフエニル)−
メチレン−[1−(N−メタ−スルホベンジル)−
メチレン−[1−(N−メタ−スルボンジル)−
Δ2.5−シクロヘキサジエンイミンのジアンモニウ
ム塩>、青色2号<5・5′−インジゴチンスルホ
ン酸のジナトリウム塩>、青色203号<2−(2−
キノリン)−1・3−インダンジオンジスルホン
酸のジナトリウム塩>、青色201号<インジゴチ
ン>、緑色201号<1・4−ビス(オルトースル
ホ−パラートルイノ)−アントラキノンのジナト
リウム塩>本発明の染毛用組成物は以上のような
染料を、人体に無害な揮発性の低級アルコールの
ほか増粘剤、染色助剤、被覆剤としてのカーボン
ブラツクを含み、PH値を1.5〜4.5に調整した液に
0.1〜0.5重量%濃度で溶解したものである。PH値
の調整のための助剤としては酢酸、酒石酸、リン
酸等の弱酸が用いられる。そして、上記低級アル
コールの含有量は40〜95重量%で、この範囲の含
有量においてのみ染毛剤としての特有の効果を発
揮する。例えば精製水に低級アルコールとしてプ
ロパノールを用い種々の濃度とし、これに増粘剤
としてアクリル酸エステル3重量%、染色助剤と
してベンジルアルコール5重量%を含み、赤色2
号の0.3重量%を溶解してリン酸でPH値を3.0に調
整した染色液30mlを用意し室温で白毛混じりの頭
髪に適用して染毛した。10分間放置したあと、シ
ヤンプーで洗髪し乾燥した次のような結果を得
た。
性の意味)に優れ、染毛後は必ずしも洗髪の必要
がなく、しかも頭皮を傷めることのない染毛用組
成物に係わるものである。 従来、染毛剤としては、(イ)タンニン酸鉄塩、酒
石酸ビスマス塩等の有機金属塩類を含む染毛剤、
(ロ)直接染料、酸性染料、媒染染料等を含み溶媒染
色法を利用する染毛剤、(ハ)酸化染料を含む染毛剤
各品種のものが知られている。しかし、これらの
うち、(イ)の有機金属塩を含む染毛剤はその使用に
当つて染着性を高めるために、通常、還元剤含有
アルカリ液で毛髪を前処理する必要があつて毛髪
および頭皮を著しく損傷させるだけでなく重金属
塩により皮膚障害を起すという欠点がある。ま
た、(ロ)の直接染料等を含む染毛剤は使用法は簡単
であるが、特に、1回の染毛処理では、染着性が
劣り、毛髪を充分濃く染めることができない。し
かも使用時に頭皮を著しく汚染し、その洗い流し
が大変厄介であるという難点がある。さらに(ハ)の
酸化性染料を含む染毛剤は種々の色調が得られ、
充分な染着性を持つので最も普通に用いられるも
のであるが、皮ふ障害、人体内への毒性、アレル
ギー性体質の者には不向きであるなどの欠点があ
り、万人向きの染毛剤とは言えない。 本発明はこれら従来の染毛剤にみられる欠点を
解決するもので、1回の染毛処理で即座に毛髪を
濃く染めることができ、そして数回染毛処理する
と長い間染着力強く染毛可能であつて、その上染
毛後の洗い流しは省略することができ、即乾性で
しかも皮膚障害など人体への有害性を解消した染
毛用組成物を提供するものである。即ち、本発明
は、揮発性の低級アルコール40〜95重量%と、増
粘剤と、染毛助剤と、カーボンブラツクと、トリ
フエニルメタン染料、アゾ染料、キノリン染料、
ザンセン染料、インジゴイド染料及びアントラキ
ノン染料のうち1種あるいは2種以上の染料とを
含み、PH値を1.5から4.5に調整してなることを特
徴とする染毛用組成物を要旨とするものである。 以下、本発明をさらに説明する。本発明の染毛
用組成物に含有される染料としては、トリフエニ
ルメタン染料、アゾ染料、キノリン染料、ザンセ
ン染料、アクリジン染料、アジン染料、オキサジ
ン染料、インジゴイド染料、アントラキノン染
料、スチルベン染料、チアゾール染料、染料等の
1種または2種以上よりなる。これらの染料によ
る染毛では毛髪の損傷を防止するために従来知ら
れる酸性染浴を用いたのでは充分着色できず、施
用に時間をかけて充分染着させるとか、高価な助
剤を用いることが必要でそのあと、頭皮を汚染し
た染料を大量の洗滌水で洗い流さねばならなかつ
た。本発明の染毛用組成物は上記の各種染料を含
むと共に、揮発性の低級アルコール一定量含有せ
しめることによつて高価な助剤を含有させること
なく染料の毛髪への染着性を促進させ(尚、この
染着性促進作用は、後述するように、本発明に含
有されているカーボンブラツクにも起因してい
る)、10〜20分の短時間で毛髪に施用した染料液
を乾燥でき、施用後には洗髪を省略可能で、かつ
即乾性であることが特徴である。ここで揮発性の
低級アルコールとしては人体に無害なアルコール
例えばエタノール、プロパノール、イソプロパノ
ールが挙げられる。また、その量は40〜95重量%
の範囲好ましくは40〜70重量%の範囲であり、こ
の40〜95重量%の含有量とすることにより、染毛
用組成物に速乾性が付与される。それと共に、染
料の溶解性が適度に促進され、その適度に溶解し
た染料とカーボンブラツクとの相互作用によつ
て、染毛用組成物の毛髪への染着性が向上する
(この点は後に詳記する)。更に、染料液が施用中
毛髪から頭皮へたれ落ちて頭皮を汚染することが
低減する。頭皮汚染をより低減するために、増粘
剤が配合される。増粘剤としては、例えば、アル
ギン酸ナトリウム、アラビアゴム、メチルセルロ
ース、オキシエチルセルロース、オキシプロピル
セルロース、カルボキシメチルセルロースのナト
リウム塩のようなセルロース誘導体、ポリアクリ
ル酸のナトリウム塩、ポリメタアクリル酸のナト
リウム塩、ポリアクリル酸エステル、ポリメタア
クリル酸エステルのようなアクリル系重合体の1
種または2種以上が挙げられ、それらは通常2〜
10重量%、好ましくは2〜3重量%の割合で配合
される。また、染色助剤として例えばベンジルア
ルコール、フエニルエチルアルコール、グルコン
酸ラクトン、レブリン酸、尿素、エチレンカーボ
ネート、N−メチル−2−ピロリドン、α−ケト
グルタル酸、γ−ブチロラクトン、プロピオンア
ミド、n−酪酸アミド等が配合され、その配合割
合は通常2〜30重量%好ましくは2〜15重量%の
範囲である。上記の揮発性低級アルコール、増粘
剤、染色助剤とともに、必須成分とされるカーボ
ンブラツクは、優れた被覆力を発揮し得る。即
ち、カーボンブラツクは、1回の染毛処理で毛髪
表面を均一に被覆し、毛髪を濃く染色できる能力
を有する。もし、染毛用組成物中に染色成分とし
て、カーボンブラツクが含有されずに前記アゾ染
料等の染料だけが含有されているならば、染料は
1回の染毛処理では毛髪に余り付着せず毛髪を薄
く染めるだけである。従つて、それによつて毛髪
を濃く染めるためには数回の染毛処理を実施して
染料を毛髪内部に浸透・蓄積する必要があるが、
本発明の染毛用組成物はカーボンブラツクが含有
されているために、1度での染毛処理でも、充分
毛髪を濃く染める。尚、カーボンブラツクは毛髪
表面にスムーズに付着するものの洗髪によつて除
去されやすい。しかし、本発明の染毛用組成物で
染毛処理を数回行なえば、染料が毛髪内部に浸透
し染料自身が毛髪を濃く染め得る。従つて、本発
明の染毛用組成物によつて毎日1回でも染毛する
と、主にカーボンブラツクの被覆力によつて、そ
の直後から白髪を隠すことができ、それを数日続
けると染料が毛髪内部に蓄積されていき、その後
かなりの期間染毛処理をしなくても白髪を隠すこ
とができる結果となる。 カーボンブラツクの優れた被覆力に起因する上
記染着性向上の作用は、理由は明らかでないが、
揮発性の低級アルコールが前記所定の範囲(即
ち、40〜95重量%)内にある場合に、後述の実施
例によつて裏付けられるように、発揮される。 尚、カーボンブラツクは好ましくは、次の量配
合される。即ち、好ましくは、染毛用組成物中
に、染着性を向上する被覆力の増強剤としてカー
ボンブラツクが0.1〜0.5%配合される。 本発明の染毛用組成物の主要成分である染料と
しては昭和41年8月に告示された「医薬品等に使
用することができるタール色素を定める省例」で
定められた品種のなかからも選択することができ
る。その具体例としては次のようなものが挙げら
れる。 赤色2号<1(4−スルホ−1−ナフチルアゾ)
−2−ナフトール−3・6−ジスルホン酸のトリ
ナトリウム塩>、赤色102号<1−(4−スルホ−
1−ナフチルアゾ)−2−ナフトール−6・8−
ジスルホン酸のトリナトリウム塩>、黄色4号<
3−カルボキシ−5−ヒドロキシ−1−パラ−ス
ルホフエニル−4−パラ−スルホフエニルアゾピ
ラゾールのトリナトリウム塩>、黄色5号<1−
パラ−スルホフエニルアゾ−2−ナフトール−6
−スルホン酸のジナトリウム塩>、赤色201号<
4−(オルトースルホーパラートリルアゾ)−3−
ヒドロキシ−2−ナフトエ酸のカルシウム塩>、
赤色203号<1−(4−クロル−オルトースルホ−
5−トリルアゾ)−2−ナフトールのモノナトリ
ウム塩>、赤色204号<1−(4−クロル−オルト
ースルホ−5−トリルアゾ)−2−ナフトールの
バリウム塩>、赤色205号<2−(2−ヒドロキシ
−1−ナフチルアゾ)−1−ナフタリンスルホン
酸のモノナトリウム塩>、赤色206号<2−(2−
ヒドロキシ−1−ナフチルアゾ)−1−ナフタリ
ンスルホン酸のカルシウム塩>、赤色207号<2
−(2−ヒドロキシ−1−ナフチルアゾ)−1−ナ
フタリンスルホン酸のバリウム塩>、赤色208号
<2−(2−ヒドロキシ−1−ナフチルアゾ)−1
−ナフタリンスルホン酸のストロンチウム塩>、
赤色219号<3−ヒドロキシ−4−フエニルアゾ
−2−ナフトエ酸のカルシウム塩>、赤色220号
<4−(1−スルホ−2−ナフチルアゾ)−3−ヒ
ドロキシ−2−ナフトエ酸のカルシウム塩>、赤
色221号<1−(オルト−ニトロ−パラ−トリルア
ゾ)−2−ナフトール>、赤色227号<8−アミノ
−2−フエニルアゾ−1−ナフトール−3・6−
ジスルホン酸のジナトリウム塩>、赤色229号<
オルト−[パラ−(2・2′−ジヒドロキシ−ジエ
チルアミノ)−フエニルアゾ]−安息香酸>、だ
いだい色205号<1−パラ−スルホフエニルゾ−
2−ナフトールのモノナトリウム塩>、かつ色
201号<4−パラ−スルホフエニルアゾ−2−
(2・4−キシリルアゾ)−1・3−レゾルシンの
モノナトリウム塩>、赤色404号<1−(4−ニト
ロ−2−トリルアゾ)−2−ヒドロキシ−3−ナ
フトエ酸アニリド>、赤色405号<1−(3−クロ
ル−6−スルホ−4−トリルアゾ)−2−ヒドロ
キシ−3−ナフトエ酸のカルシウム塩>、赤色
502号<1−プソイドクミルアゾ−2−ナフトー
ル−3・6−ジスルホン酸のジナトリウム塩>、
赤色503号<1−キシリルアゾ−2−ナフトール
−3・6−ジスルホン酸のジナトリウム塩>、赤
色504号<2−(5−スルホ−2・4−キシリルア
ゾ)−1−ナフトール−4−スルホン酸のジナト
リウム塩>、赤色506号<4−(2−ヒドロキシ−
1−ナフチルアゾ)−1−ナフタレンスルホン酸
のモノナトリウム塩>、だいだい色402号<4−
パラ−スルホフエニルアゾ−1−ナフトールのモ
ノナトリウム塩>、黄色402号<1(4−クロル−
2−スルホフエニル)−3−メチル−4−[パラ
−(パラ−トリルスルホノキシ)−フエニルアゾ]
−5−ピラゾロンのナトリウム塩>、黄色406号
<4−メタ−スルホフエニルアゾ−ジフエニルア
ミンのモノナトリウム塩>、黄色407号<5−ヒ
ドロキシ−3−メチル−4−フエニルアゾ−1−
パラ−スルホフエニルピラゾール>、赤色213号
<9−オルト−カルボキシフエニル−6−ジエチ
ルアミノ−3−エチルイミイ−3−イソキサンテ
ンの3−エトクロライド>、赤色214号<9−オ
ルト−カルボキシフエニル−6−ジエチルアミノ
−3−エチルイミイ−3−イソキサンテンの3−
エトアセテート>、赤色215号<9−オルト−カ
ルボキシフエニル−6−ジエチルアミノ−3−エ
チルイミノ−3−イソキサンテンの3−エトステ
アレート>、赤色3号<9−オルト−カルボキシ
フエニル−6−ヒドロキシ−2・4・5・7−テ
トラヨード−3−イソキサントンのジナトリウム
塩>、赤色103号の(1)<9−オルト−カルボキシ
フエニル−6−ヒドロキシ−2・4・5・7−テ
トラブロム−3−イソキサントンのジナトリウム
塩>、赤色104号の(1)<9−(3・4・5・6−テ
トラクロル−オルト−カルボキシフエニル)−6
−ヒドロキシ−2・4・5・7−テトラブロム−
3−イソキサントンのジナリウム塩>、赤色104
号の(2)<9−(3・4・5・6−テトラクロル−
オルト−カルボキシフエニル)−6−ヒドロキシ
−2・4・5・7−テトラブロム−3−イソキサ
ントンのジナトリウム塩>、赤色105号の(1)<9
−(3・4・5・6−テトラクロル−オルト−カ
メボキシフエニル)−6−ヒドロキシ−2・4・
5・7−テトラヨード−3−イソキサントンのジ
ナトラウム塩>、赤色105号の(2)<9−(3・4・
5・6−テトラクロル−オルト−カルボキシフエ
ニル)−6−ヒドロキシ−2・4・5・7−テト
ラヨード−3−イソキサントンのジカリウム塩
>、赤色106号<9−(4′スルホ−2′−スルホニウ
ムフエニル)−6−ジエチルアミノ−3−(N・N
−ジエチルイミノ)−3−イソキサンテンのモノ
ナトリウム塩>、緑色2号<4−{[4−(N−エ
チル−メタ−スルホベンジルアミノ)−フエニ
ル]−(4−スルホニウムフエニル)メチレン}−
[1−(N−エチル−N−メタースルホベンジル)
−Δ2.5−シクロヘキサジエンイミン]のジナトリ
ウム塩>、緑色3号<4−{[4−(N−エチル−
メタ−スルホベンジルアミノ)−フエニル]−(4
−ヒドロキシ−2−スルホニウムフエニル]−メ
チレン}−[1−(N−エチル−N−メタ−スルホ
ベンジル)−Δ2.5−シクロヘキサジエンイミン]
のジナトリウム塩>、紫色1号<4−{[4−(N
−エチル−メタースルホベンジルアミノ)−フエ
ニル]−[4−(N−エチル−メタ−スルホニウム
ベンジルアミノ)−フエニル]−メチレン}−(N,
Nジメチル−Δ2.5−シクロヘキサジエンイミン)
のモノナトリウム塩>、赤色223号<2・4・
5・7−テトラブロム−3・6−フルオランジオ
ール>、だいだい色201号<4・5−ジブロム−
3・6−フルオランジオール>、だいだい色202
号の(1)<4・5−ジブロム−9、−オルト−カル
ボキシフエニル−6−ヒドロキシ−3−イソキサ
ントンのジナトリウム塩>、だいだい色202号の
(2)<4・5−ジブロム−9−オルト−カルボキシ
フエニル−6−ヒドロキシ−3−イソキサントン
のジカリウム塩>、だいだい色206号<4・5−
ジヨード−3・6−フルオランジオール>、だい
だい色207号<9−オルト−カルボキシフエニル
−6−ヒドロキシ−4−5−ジヨード−3−イソ
キサントンのジナトリウム塩>、黄色201号<
3・6−フルオランジオール>、黄色202号の(1)
<9−オルト−カルボキシフエニル−6−ヒドロ
キシ−3−イソキサントンのジナトリウム塩>、
黄色202号の(2)<9−オルト−カルボキシフエニ
ル−6−ヒドロキシ−3−イソキサントンのジカ
リウム塩>、青色202号<4{[4−(N−エチル−
ベンジルアミノ)−フエニル−(5−ヒドロキシ−
4−スルホ−2−スルホニウムフエニル)−メチ
レン}−(N−エチル−N−ベンジル−Δ2.5−シク
ロヘキサジエンイミン)のモノナトリウム塩>、
青色203号<4−{[4−(N−エチル−ベンジルア
ミノ)−フエニル]−(5−ヒドロキシ−4−スル
ホ−2−スルホニウムフエニル)−メチレン}−
(N−エチル−N−ベンジル−Δ−ジクロヘキサ
ジエンイミン)のカルシウム塩>、青色205号<
4{[4−(N−エチル−メタスルホベンジルアミ
ノ)−フエニル−(2−スルホニウムフエニル)−
メチレン−[1−(N−メタ−スルホベンジル)−
メチレン−[1−(N−メタ−スルボンジル)−
Δ2.5−シクロヘキサジエンイミンのジアンモニウ
ム塩>、青色2号<5・5′−インジゴチンスルホ
ン酸のジナトリウム塩>、青色203号<2−(2−
キノリン)−1・3−インダンジオンジスルホン
酸のジナトリウム塩>、青色201号<インジゴチ
ン>、緑色201号<1・4−ビス(オルトースル
ホ−パラートルイノ)−アントラキノンのジナト
リウム塩>本発明の染毛用組成物は以上のような
染料を、人体に無害な揮発性の低級アルコールの
ほか増粘剤、染色助剤、被覆剤としてのカーボン
ブラツクを含み、PH値を1.5〜4.5に調整した液に
0.1〜0.5重量%濃度で溶解したものである。PH値
の調整のための助剤としては酢酸、酒石酸、リン
酸等の弱酸が用いられる。そして、上記低級アル
コールの含有量は40〜95重量%で、この範囲の含
有量においてのみ染毛剤としての特有の効果を発
揮する。例えば精製水に低級アルコールとしてプ
ロパノールを用い種々の濃度とし、これに増粘剤
としてアクリル酸エステル3重量%、染色助剤と
してベンジルアルコール5重量%を含み、赤色2
号の0.3重量%を溶解してリン酸でPH値を3.0に調
整した染色液30mlを用意し室温で白毛混じりの頭
髪に適用して染毛した。10分間放置したあと、シ
ヤンプーで洗髪し乾燥した次のような結果を得
た。
【表】
【表】
以上の結果より、低級アルコールの含有量を40
〜95重量%の範囲とすることにより従来公知の染
毛剤のような高価な染色助剤を配合することなし
に染着性、乾燥性に申分のない染毛剤が得られる
ことが確認された。 以上のべたように、本発明の染毛用組成物は主
力溶媒として揮発性の低級アルコールを特定量配
合し、さらに増粘剤、染毛助剤、カーボンブラツ
クを添加した溶液に所定の染料を配合したもので
あつて、特に特定量の低級アルコールとカーボン
ブラツクとに基づいて染着性に優れる。更に、本
発明の染毛用組成物は、頭皮を汚染せず、また速
乾性にも優れ施用後の洗髪を省略することがで
き、しかも人体に対する中毒の恐れがない等多く
の利点を有するものである。 次に本発明を実施例を挙げて説明する。 実施例 1 黒色染毛用組成物 黒色401号 0.2% エタノール 60.0% アクリル酸重合体 5.0% ベンジルアルコール 6.0% 酒石酸 2.0% カーボンブラツク 0.5% 精製水 26.3% 製法; 精製水(蒸溜水)にベンジルアルコールを溶解
させ、別途エタノールにアクリル酸重合体を加え
て得られた溶液を前記液に徐々に撹拌しながら加
え粘稠液を調整する。この際、アクリル酸重合体
としては、ポリアクリル酸エステル、ポリアクリ
ル酸ソーダ、アクリル酸メタクリル酸共重合体が
使用できこのうちポリアクリル酸ソーダが最も好
ましい。この粘稠液に黒色401号とカーボンブラ
ツクを溶かし、酒石酸を添加してPH値を3.0に調
整し、黒色染毛用組成物を得る。 以上の溶液を白髪混りの毛髪に施用し、白髪を
黒くかくすことができた。また施用放置後、20分
して、シヤンプーで洗髪し、青味がかつた黒色の
染毛を得た。 (カーボンブラツクによる作用効果を示す実験) 上記実施例1の染毛用組成物によつて、パネラ
ー10名から採取した白髪混じりの毛束を染毛処理
した。下記の基準によつて染着性の結果を下記表
に示す。それとともに、実施例1の染毛用組成物
からカーボンブラツクを除いた染毛用組成物で同
じパネラー10名の毛束を染毛処理した。その結果
も次の表に示す。
〜95重量%の範囲とすることにより従来公知の染
毛剤のような高価な染色助剤を配合することなし
に染着性、乾燥性に申分のない染毛剤が得られる
ことが確認された。 以上のべたように、本発明の染毛用組成物は主
力溶媒として揮発性の低級アルコールを特定量配
合し、さらに増粘剤、染毛助剤、カーボンブラツ
クを添加した溶液に所定の染料を配合したもので
あつて、特に特定量の低級アルコールとカーボン
ブラツクとに基づいて染着性に優れる。更に、本
発明の染毛用組成物は、頭皮を汚染せず、また速
乾性にも優れ施用後の洗髪を省略することがで
き、しかも人体に対する中毒の恐れがない等多く
の利点を有するものである。 次に本発明を実施例を挙げて説明する。 実施例 1 黒色染毛用組成物 黒色401号 0.2% エタノール 60.0% アクリル酸重合体 5.0% ベンジルアルコール 6.0% 酒石酸 2.0% カーボンブラツク 0.5% 精製水 26.3% 製法; 精製水(蒸溜水)にベンジルアルコールを溶解
させ、別途エタノールにアクリル酸重合体を加え
て得られた溶液を前記液に徐々に撹拌しながら加
え粘稠液を調整する。この際、アクリル酸重合体
としては、ポリアクリル酸エステル、ポリアクリ
ル酸ソーダ、アクリル酸メタクリル酸共重合体が
使用できこのうちポリアクリル酸ソーダが最も好
ましい。この粘稠液に黒色401号とカーボンブラ
ツクを溶かし、酒石酸を添加してPH値を3.0に調
整し、黒色染毛用組成物を得る。 以上の溶液を白髪混りの毛髪に施用し、白髪を
黒くかくすことができた。また施用放置後、20分
して、シヤンプーで洗髪し、青味がかつた黒色の
染毛を得た。 (カーボンブラツクによる作用効果を示す実験) 上記実施例1の染毛用組成物によつて、パネラ
ー10名から採取した白髪混じりの毛束を染毛処理
した。下記の基準によつて染着性の結果を下記表
に示す。それとともに、実施例1の染毛用組成物
からカーボンブラツクを除いた染毛用組成物で同
じパネラー10名の毛束を染毛処理した。その結果
も次の表に示す。
【表】
以上のように、カーボンブラツクが含有されて
いる本発明に係る実施例は、染着性に優れるが、
カーボンブラツクが含有されていない比較例は、
染着性が格段に劣る。 (エタノール濃度の違いによる染毛用組成物の特
性変化を示す実験) エタノールと精製水との含有量を調整して、実
施例1のプロパノールの代わりにエタノールの濃
度を、下記の表のように代えた以外は、実施例1
と同様な染毛用組成物を調整した。 上記各染毛用組成物を用いて、パネラー10名に
対して、染毛し、頭皮の汚染度、染着性、速乾を
調べた。その結果を下記表に示した。
いる本発明に係る実施例は、染着性に優れるが、
カーボンブラツクが含有されていない比較例は、
染着性が格段に劣る。 (エタノール濃度の違いによる染毛用組成物の特
性変化を示す実験) エタノールと精製水との含有量を調整して、実
施例1のプロパノールの代わりにエタノールの濃
度を、下記の表のように代えた以外は、実施例1
と同様な染毛用組成物を調整した。 上記各染毛用組成物を用いて、パネラー10名に
対して、染毛し、頭皮の汚染度、染着性、速乾を
調べた。その結果を下記表に示した。
【表】
【表】
表から明らかなように、頭皮の非汚染性、染着
性、速乾性を総合的に判断すると、エタノールが
40〜95重量%の場合に、良好な結果が得られる。 実施例 2 褐色染毛用組成物 青色203号 0.1% 赤色106号 0.50% 橙色205号 0.1% エタノール 60.0% オキシエチルセルロース 2.0% プロピオンアミド 5.0% メタアクリル酸重合体 5.0% 赤色220号 0.1% 橙色401号 0.2% 酢 酸 1.0% カーボンブラツク 0.1% 精製水 27.35% 製法; 精製水(蒸溜水)にプロピオンアミドを溶解さ
せ、別途、エタノールにオキシエチルセルロース
およびメタアクリル酸重合体(好ましくはメタア
クリル酸ソーダ)を加えられた溶液を前液に徐々
に撹拌しながら加え、粘稠液を調整する。この粘
稠液に、青色203号、赤色106号、橙色205号、赤
色220号、橙色401号とカーボンブラツクを溶か
し、酢酸を添加してPH値を2.5に調整し、褐色染
毛用組成物を得る。 以上の溶液を白髪混りの毛髪に使用し、白髪を
暗褐色にかくすことができた。また、施用放置後
20分してシヤンプーで洗髪し、暗褐色の染毛を得
た。
性、速乾性を総合的に判断すると、エタノールが
40〜95重量%の場合に、良好な結果が得られる。 実施例 2 褐色染毛用組成物 青色203号 0.1% 赤色106号 0.50% 橙色205号 0.1% エタノール 60.0% オキシエチルセルロース 2.0% プロピオンアミド 5.0% メタアクリル酸重合体 5.0% 赤色220号 0.1% 橙色401号 0.2% 酢 酸 1.0% カーボンブラツク 0.1% 精製水 27.35% 製法; 精製水(蒸溜水)にプロピオンアミドを溶解さ
せ、別途、エタノールにオキシエチルセルロース
およびメタアクリル酸重合体(好ましくはメタア
クリル酸ソーダ)を加えられた溶液を前液に徐々
に撹拌しながら加え、粘稠液を調整する。この粘
稠液に、青色203号、赤色106号、橙色205号、赤
色220号、橙色401号とカーボンブラツクを溶か
し、酢酸を添加してPH値を2.5に調整し、褐色染
毛用組成物を得る。 以上の溶液を白髪混りの毛髪に使用し、白髪を
暗褐色にかくすことができた。また、施用放置後
20分してシヤンプーで洗髪し、暗褐色の染毛を得
た。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 揮発性の低級アルコール40〜95重量%と、増
粘剤と、染毛助剤と、カーボンブラツクと、トリ
フエニルメタン染料、アゾ染料、キノリン染料、
ザンセン染料、インジゴイド染料及びアントラキ
ノン染料のうち1種あるいは2種以上の染料とを
含み、PH値を1.5から4.5に調整してなることを特
徴とする染毛用組成物。 2 揮発性の低級アルコールが、エタノール、プ
ロパノールおよびイソプロパノールのいずれか1
種または2種以上からなる特許請求の範囲第1項
記載の染毛用組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11168583A JPS604116A (ja) | 1983-06-21 | 1983-06-21 | 染毛用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11168583A JPS604116A (ja) | 1983-06-21 | 1983-06-21 | 染毛用組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS604116A JPS604116A (ja) | 1985-01-10 |
| JPH0227968B2 true JPH0227968B2 (ja) | 1990-06-20 |
Family
ID=14567577
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11168583A Granted JPS604116A (ja) | 1983-06-21 | 1983-06-21 | 染毛用組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS604116A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6905521B2 (en) | 1999-12-16 | 2005-06-14 | Mitsubishi Pencil Kabushiki Kaisha | Cumulative hair-dyeing temporary hair dyes and process for producing the same |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01242518A (ja) * | 1988-03-24 | 1989-09-27 | Hoou Kk | 染毛剤 |
| JP2002037718A (ja) * | 2000-07-25 | 2002-02-06 | Kao Corp | 染毛剤組成物 |
| US8343238B1 (en) | 2011-12-30 | 2013-01-01 | L'oreal Sa. | Process for altering the appearance of hair using a composition containing dyes and non-hydroxide bases |
| US8556994B2 (en) | 2011-12-30 | 2013-10-15 | L'oreal | Process for altering the appearance of hair using a composition containing direct dyes and non-hydroxide bases |
| US8506651B2 (en) | 2011-12-30 | 2013-08-13 | L'oreal S.A. | Process for altering the appearance of hair using a composition containing dyes and non-hydroxide bases |
| US8591872B2 (en) | 2011-12-30 | 2013-11-26 | L'oreal | Composition and process for reducing the curl and frizziness of hair |
| US10596100B2 (en) | 2012-12-19 | 2020-03-24 | L'oreal | Cosmetic compositions containing an alkoxysilane and a silsesquioxane resin |
| JP6403565B2 (ja) | 2014-12-15 | 2018-10-10 | 三菱鉛筆株式会社 | 染毛料 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5512407A (en) * | 1978-07-12 | 1980-01-29 | Nippon Seiko Kk | Method of compensating error in measuring circle of arc and meter with compensator |
| JPS57192310A (en) * | 1981-05-20 | 1982-11-26 | Kao Corp | Hair dyeing agent composition |
-
1983
- 1983-06-21 JP JP11168583A patent/JPS604116A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6905521B2 (en) | 1999-12-16 | 2005-06-14 | Mitsubishi Pencil Kabushiki Kaisha | Cumulative hair-dyeing temporary hair dyes and process for producing the same |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS604116A (ja) | 1985-01-10 |
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