JPH0228134Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0228134Y2 JPH0228134Y2 JP1984133747U JP13374784U JPH0228134Y2 JP H0228134 Y2 JPH0228134 Y2 JP H0228134Y2 JP 1984133747 U JP1984133747 U JP 1984133747U JP 13374784 U JP13374784 U JP 13374784U JP H0228134 Y2 JPH0228134 Y2 JP H0228134Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- hole
- valve
- cylinder
- hydraulic pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、自動車等に装着されるクラツチ用或
はブレーキ用のマスタシリンダの改良に関するも
のである。
はブレーキ用のマスタシリンダの改良に関するも
のである。
この種のマスタシリンダとして、従来、例えば
実開昭58−22366号公報に示されるように、一端
開口のシリンダ孔を形成したシリンダ本体と、前
記シリンダ孔に摺動自在に挿入され当該シリンダ
孔の閉鎖端との間に液圧室を形成するピストン
と、該ピストンの中間部に設けられ軸方向に延び
る溝状の長孔と、前記ピストンの液圧室側部分に
設けられ該長孔を前記液圧室に連通する通孔と、
該通孔の前記液圧室側開口に面して配置され前記
液圧室から前記通孔への液移動を阻止可能な弁装
置と、前記シリンダ本体に取付けられ一端が前記
長孔に嵌合する軸部材と、前記通孔に移動可能に
嵌合し前記弁装置を開弁すべく一端が前記軸部材
に当接可能な弁駆動部材とを備えたマスタシリン
ダが知られている。
実開昭58−22366号公報に示されるように、一端
開口のシリンダ孔を形成したシリンダ本体と、前
記シリンダ孔に摺動自在に挿入され当該シリンダ
孔の閉鎖端との間に液圧室を形成するピストン
と、該ピストンの中間部に設けられ軸方向に延び
る溝状の長孔と、前記ピストンの液圧室側部分に
設けられ該長孔を前記液圧室に連通する通孔と、
該通孔の前記液圧室側開口に面して配置され前記
液圧室から前記通孔への液移動を阻止可能な弁装
置と、前記シリンダ本体に取付けられ一端が前記
長孔に嵌合する軸部材と、前記通孔に移動可能に
嵌合し前記弁装置を開弁すべく一端が前記軸部材
に当接可能な弁駆動部材とを備えたマスタシリン
ダが知られている。
以上のようなマスタシリンダではピストンの復
動位置を規制するためにシリンダ本体の開口部分
にストツパを設けている。
動位置を規制するためにシリンダ本体の開口部分
にストツパを設けている。
このようなマスタシリンダにおいて、前記ピス
トンを合成樹脂材料によつて形成した場合には、
繰返応力や熱履歴によりピストンが変形し、ピス
トンの全長が変化する。
トンを合成樹脂材料によつて形成した場合には、
繰返応力や熱履歴によりピストンが変形し、ピス
トンの全長が変化する。
しかしながら、上記した如く、ピストンの戻り
位置をシリンダ本体の開口部分に設けたストツパ
にピストンを当接させることにより規制する場合
においてピストンの全長が変化すると、戻り位置
における弁座と弁部材との距離が短くなつたり長
くなつたりし、従つて閉弁時期が早くなつたり遅
くなつたりし、かつ遊びストロークが短くなつた
り長くなつたりするという問題があつた。
位置をシリンダ本体の開口部分に設けたストツパ
にピストンを当接させることにより規制する場合
においてピストンの全長が変化すると、戻り位置
における弁座と弁部材との距離が短くなつたり長
くなつたりし、従つて閉弁時期が早くなつたり遅
くなつたりし、かつ遊びストロークが短くなつた
り長くなつたりするという問題があつた。
本考案は上記従来のマスタシリンダを改良して
マスタシリンダの軸方向長さを小さくし、部品点
数を減少させるマスタシリンダを提供することを
目的とする。この目的は本考案によれば、上記構
成において、前記軸部材は前記ピストンに当接可
能な大突部と、この大突部と一体的に設けられ前
記弁駆動部材に当接可能な小突部とを有し、前記
大突部は前記ピストンの戻り位置において前記ピ
ストンの前記長孔の液圧室側端面に当接するとと
もに、前記小突部は前記弁駆動部材にそれぞれ当
接するマスタシリンダによつて達成される。
マスタシリンダの軸方向長さを小さくし、部品点
数を減少させるマスタシリンダを提供することを
目的とする。この目的は本考案によれば、上記構
成において、前記軸部材は前記ピストンに当接可
能な大突部と、この大突部と一体的に設けられ前
記弁駆動部材に当接可能な小突部とを有し、前記
大突部は前記ピストンの戻り位置において前記ピ
ストンの前記長孔の液圧室側端面に当接するとと
もに、前記小突部は前記弁駆動部材にそれぞれ当
接するマスタシリンダによつて達成される。
以下、本考案の実施例につき図面を参照して説
明する。
明する。
図において、マスタシリンダは全体として1で
示され、シリンダ本体2のボス部2aにはリザー
バ3が固着されている。シリンダ本体2は一端開
口のシリンダ孔4を有し、これに合成樹脂製のピ
ストン5が摺動自在に嵌合している。ピストン5
はばね6により右方に付勢され、後に詳述するス
トツパーボルト19によつてその戻り位置が規制
されている。
示され、シリンダ本体2のボス部2aにはリザー
バ3が固着されている。シリンダ本体2は一端開
口のシリンダ孔4を有し、これに合成樹脂製のピ
ストン5が摺動自在に嵌合している。ピストン5
はばね6により右方に付勢され、後に詳述するス
トツパーボルト19によつてその戻り位置が規制
されている。
シリンダ孔4内においてピストン5と閉塞端と
の間には液圧発生室7が画成され、ピストン5の
外端部の凹所8にはプツシユロツド9が係合して
いる。
の間には液圧発生室7が画成され、ピストン5の
外端部の凹所8にはプツシユロツド9が係合して
いる。
ピストン5の両端部10,11は大径部とさ
れ、シリンダ孔4の内周面と摺接している。すな
わち本ピストン5の摺動部として働く。これら摺
動部10,11はそれぞれシール部材12,13
を装着し、上述の液圧発生室7、摺動部10,1
1間に液補給室Aを画成している。液補給室Aは
シリンダ本体2に形成された補給孔2cを介して
リザーバ3内部と常時連通している。
れ、シリンダ孔4の内周面と摺接している。すな
わち本ピストン5の摺動部として働く。これら摺
動部10,11はそれぞれシール部材12,13
を装着し、上述の液圧発生室7、摺動部10,1
1間に液補給室Aを画成している。液補給室Aは
シリンダ本体2に形成された補給孔2cを介して
リザーバ3内部と常時連通している。
ピストン5の摺動部10,11間の中間部14
には第4図に示すような断面形状の軸方向に延び
る溝状の長孔15が形成され、これに連通して同
様に軸方向に延びる溝状の短孔16が形成され
る。長孔15、短孔16によつてピストン5の上
方と下方とが自由連通とされ、ピストン5とシリ
ンダ孔4の内周面との間の環状隙間a、長孔1
5、短孔16によつて上述の液補給室Aが構成さ
れる。
には第4図に示すような断面形状の軸方向に延び
る溝状の長孔15が形成され、これに連通して同
様に軸方向に延びる溝状の短孔16が形成され
る。長孔15、短孔16によつてピストン5の上
方と下方とが自由連通とされ、ピストン5とシリ
ンダ孔4の内周面との間の環状隙間a、長孔1
5、短孔16によつて上述の液補給室Aが構成さ
れる。
また、中間部14の中央部にはシリンダ孔16
の内周面と摺接するように径方向突部17a,1
7b,18a,18bが形成されている。すなわ
ち、これらにより第3の摺動部が構成される。ピ
ストン5の上述の第1、第2振動部10,11は
第3図に示すような断面形状を有するが、その左
右端部11a,11bは平面となつている。すな
わち、本実施例ではピストン5は成型加工される
が、上型と下型との分離により第3図においてピ
ストン5の左右端部11a,11bの中央部分に
は分割ライン(parting line)が生ずる(図示せ
ず)。すなわち、バリが生ずるが図示のような平
面成型で摺動面とはならないので残しておいても
問題はない。中間部14は第4図に示すように更
に深く平面成型することによつて形成される平面
14a,14bとシリンダ孔4の内周面との間に
より大きい隙間を形成し、これにより液の流れ抵
抗をより小さくしている。なお、ピストン5は成
型加工により形成されるために、各所に抜き勾
配、例えば長孔15は面15a,15b,15
c,15dに図示するような抜き勾配が形成され
る。
の内周面と摺接するように径方向突部17a,1
7b,18a,18bが形成されている。すなわ
ち、これらにより第3の摺動部が構成される。ピ
ストン5の上述の第1、第2振動部10,11は
第3図に示すような断面形状を有するが、その左
右端部11a,11bは平面となつている。すな
わち、本実施例ではピストン5は成型加工される
が、上型と下型との分離により第3図においてピ
ストン5の左右端部11a,11bの中央部分に
は分割ライン(parting line)が生ずる(図示せ
ず)。すなわち、バリが生ずるが図示のような平
面成型で摺動面とはならないので残しておいても
問題はない。中間部14は第4図に示すように更
に深く平面成型することによつて形成される平面
14a,14bとシリンダ孔4の内周面との間に
より大きい隙間を形成し、これにより液の流れ抵
抗をより小さくしている。なお、ピストン5は成
型加工により形成されるために、各所に抜き勾
配、例えば長孔15は面15a,15b,15
c,15dに図示するような抜き勾配が形成され
る。
シリンダ本体2の下壁部分の突出部2bにはシ
ールリング20を介在させて本考案に係わるスト
ツパーボルト19が螺着されている。これはシリ
ンダ孔4内に挿入される部分(第5図に示される
ようピストン5の中間部14の長孔15に嵌合し
ている)においては、大径部21、テーパ部22
及び小径部23から成つており、大径部21にお
いてピストン5の長孔15の面15cを備えた摺
動部10と当接している。テーパ部22の傾斜は
長孔15の面15cの抜き勾配とは反対向きであ
るので、これらの間にかなりの大きさの隙間が形
成される。
ールリング20を介在させて本考案に係わるスト
ツパーボルト19が螺着されている。これはシリ
ンダ孔4内に挿入される部分(第5図に示される
ようピストン5の中間部14の長孔15に嵌合し
ている)においては、大径部21、テーパ部22
及び小径部23から成つており、大径部21にお
いてピストン5の長孔15の面15cを備えた摺
動部10と当接している。テーパ部22の傾斜は
長孔15の面15cの抜き勾配とは反対向きであ
るので、これらの間にかなりの大きさの隙間が形
成される。
摺動部10には軸方向に通孔24が形成され、
これを弁駆動ロツド28が挿通しており、通常の
図示するピストンの戻り位置の状態ではその一端
は上述のストツパーボルト19の小径部23と当
接しており、他端には弁部材25が固定されてい
る。弁部材25はばね受け26との間に張設され
た弁ばね27により右方に付勢され、ばね受け2
6の底部の中心孔に摺動自在であり通常の図示す
る状態ではピストン5の摺動部10の端面に形成
された弁座10aから離座されている。すなわ
ち、弁部材25、ばね受け26、弁ばね27から
成る弁装置は開弁しており、液圧発生室7を液補
給室Aと連通させている。このように、本考案の
マスタシリンダ1では、図示したようにシリンダ
孔4に挿入された軸部材たるストツパボルト19
の大径部21が、ピストン5に形成した長孔15
における液圧発生室7側の面15cに当接するこ
とにより、戻り位置が規制されている。ばね受け
26はコツプ形状でピストン5の摺動部10の先
端部分に嵌着されており、これとシリンダ孔4の
閉塞端との間に上述のばね6が張設されている。
また、ばね受け26の周壁部には複数の開口26
aが形成されている。図示せずとも液圧発生室6
はシリンダ本体2に形成した接続孔を介してホイ
ールシリンダに連通している。
これを弁駆動ロツド28が挿通しており、通常の
図示するピストンの戻り位置の状態ではその一端
は上述のストツパーボルト19の小径部23と当
接しており、他端には弁部材25が固定されてい
る。弁部材25はばね受け26との間に張設され
た弁ばね27により右方に付勢され、ばね受け2
6の底部の中心孔に摺動自在であり通常の図示す
る状態ではピストン5の摺動部10の端面に形成
された弁座10aから離座されている。すなわ
ち、弁部材25、ばね受け26、弁ばね27から
成る弁装置は開弁しており、液圧発生室7を液補
給室Aと連通させている。このように、本考案の
マスタシリンダ1では、図示したようにシリンダ
孔4に挿入された軸部材たるストツパボルト19
の大径部21が、ピストン5に形成した長孔15
における液圧発生室7側の面15cに当接するこ
とにより、戻り位置が規制されている。ばね受け
26はコツプ形状でピストン5の摺動部10の先
端部分に嵌着されており、これとシリンダ孔4の
閉塞端との間に上述のばね6が張設されている。
また、ばね受け26の周壁部には複数の開口26
aが形成されている。図示せずとも液圧発生室6
はシリンダ本体2に形成した接続孔を介してホイ
ールシリンダに連通している。
本考案の実施例は以上のように構成されるが、
次にこの作用、効果などにつて説明する。
次にこの作用、効果などにつて説明する。
図示しないブレーキペダルを踏むとプツシユロ
ツド9によりピストン5は第1図において左方へ
とシリンダ孔4内を摺動させられる。摺動部10
の前進により弁部材25が弁座10aに着座す
る。以後、液補給室Aから液圧発生室7への液流
は許容するが、この逆向きの液流は阻止する。
ツド9によりピストン5は第1図において左方へ
とシリンダ孔4内を摺動させられる。摺動部10
の前進により弁部材25が弁座10aに着座す
る。以後、液補給室Aから液圧発生室7への液流
は許容するが、この逆向きの液流は阻止する。
弁部材25の弁座10aへの着座後、ピストン
5の移動と共に液圧発生室7の液圧が上昇し、こ
れにより車輪にブレーキがかけられる。ブレーキ
をゆるめるべくブレーキペダルへの踏力を解除す
るとピストン5はばね6のばね力により第1図に
おいて右方へと移動する。この移動と共に液圧発
生室7内が負圧となると、弁部材25を開弁させ
て液補給室Aから作動液が液圧発生室7に流入す
る。よつてピストン5は迅速に右方へと移動し、
長孔15の面15cを備えた摺動部10がストツ
パーボルト19の大径部21と当接するに至る。
また、弁駆動ロツド28は小径部23と当接する
に至る。これによりピストン5は規制された位置
で停止する。また、弁部材25は弁座10aから
離座させられる。なお、ストツパーボルト19の
テーパ部22、小径部23と摺動部10との間に
は大径部21が当接してもかなりの隙間が形成さ
れているので、液圧発生室7と液補給室Aとの間
の液供給を容易なものとしている。
5の移動と共に液圧発生室7の液圧が上昇し、こ
れにより車輪にブレーキがかけられる。ブレーキ
をゆるめるべくブレーキペダルへの踏力を解除す
るとピストン5はばね6のばね力により第1図に
おいて右方へと移動する。この移動と共に液圧発
生室7内が負圧となると、弁部材25を開弁させ
て液補給室Aから作動液が液圧発生室7に流入す
る。よつてピストン5は迅速に右方へと移動し、
長孔15の面15cを備えた摺動部10がストツ
パーボルト19の大径部21と当接するに至る。
また、弁駆動ロツド28は小径部23と当接する
に至る。これによりピストン5は規制された位置
で停止する。また、弁部材25は弁座10aから
離座させられる。なお、ストツパーボルト19の
テーパ部22、小径部23と摺動部10との間に
は大径部21が当接してもかなりの隙間が形成さ
れているので、液圧発生室7と液補給室Aとの間
の液供給を容易なものとしている。
本実施例は以上のような作用、効果を奏するも
のであるが、更に次のような効果をも奏するもの
である。
のであるが、更に次のような効果をも奏するもの
である。
すなわち、ストツパーボルト19によつてピス
トン5の戻り位置を規制しているので、マスタシ
リンダ1の軸方向長さを短縮することができる。
すなわち、従来は、シリンダ本体2の開口端側を
更に長くして、こゝにストツパを設けて、ピスト
ンの後端部をこれに当接させて戻り位置を規制し
ていた。然しながら、本実施例によれば、このよ
うなストツパを省略することができ、このストツ
パを取りつけるためのシリンダ本体延長部を省略
することができる。よつて、マスタシリンダ1の
軸方向長さを小さくすることができる。また、従
来に比べ部品点数も減少させることができる。
トン5の戻り位置を規制しているので、マスタシ
リンダ1の軸方向長さを短縮することができる。
すなわち、従来は、シリンダ本体2の開口端側を
更に長くして、こゝにストツパを設けて、ピスト
ンの後端部をこれに当接させて戻り位置を規制し
ていた。然しながら、本実施例によれば、このよ
うなストツパを省略することができ、このストツ
パを取りつけるためのシリンダ本体延長部を省略
することができる。よつて、マスタシリンダ1の
軸方向長さを小さくすることができる。また、従
来に比べ部品点数も減少させることができる。
また、本実施例ではピストン5の中間部14に
第3摺動部17a,17b,18a,18bが形
成されているので、合成樹脂から成るこのピスト
ン5がブレーキ作動中に大きく変形するのを防止
される。すなわち、ブレーキ作動中にはブツシユ
ロツド9からは機械的な押圧力を受け、液圧発生
室7からは液圧力を受けてピストン5は圧縮方向
に大きな力を受ける。然るに、第3摺動部17
a,17b,18a,18bが設けられているた
めに、この力により中間部14が太鼓状に大きく
変形することが防止される。従来は、第3摺動部
が設けられていないので、太鼓状に大きく変形
し、永久変形やき裂の恐れがあつたが、本実施例
によれば、この恐れを除去することができる。
第3摺動部17a,17b,18a,18bが形
成されているので、合成樹脂から成るこのピスト
ン5がブレーキ作動中に大きく変形するのを防止
される。すなわち、ブレーキ作動中にはブツシユ
ロツド9からは機械的な押圧力を受け、液圧発生
室7からは液圧力を受けてピストン5は圧縮方向
に大きな力を受ける。然るに、第3摺動部17
a,17b,18a,18bが設けられているた
めに、この力により中間部14が太鼓状に大きく
変形することが防止される。従来は、第3摺動部
が設けられていないので、太鼓状に大きく変形
し、永久変形やき裂の恐れがあつたが、本実施例
によれば、この恐れを除去することができる。
また、本実施例では、合成樹脂によつて形成さ
れたピストン5が繰返応力や熱履歴によつてその
全長が変化したとしても、この全長の変化量に対
して、弁座10aから長孔15の面15cまでの
長さの変化量は小さい。したがつて、ピストン5
の戻り位置において、弁部材25と弁座10aと
の間の距離は元の状態とほゞ同じであり、マスタ
シリンダ作動時の弁装置の閉弁時期及び遊びスト
ロークの長さはほとんど変化しない。
れたピストン5が繰返応力や熱履歴によつてその
全長が変化したとしても、この全長の変化量に対
して、弁座10aから長孔15の面15cまでの
長さの変化量は小さい。したがつて、ピストン5
の戻り位置において、弁部材25と弁座10aと
の間の距離は元の状態とほゞ同じであり、マスタ
シリンダ作動時の弁装置の閉弁時期及び遊びスト
ロークの長さはほとんど変化しない。
また、圧縮力により第3摺動部17a,17
b,18a,18bがシリンダ孔4の内周面に押
圧され、この状態での摺動により摩耗量は他の部
分より大きくなるが、肉厚はこの部分で大きくな
つているので、また、この部分では何らシール性
を要するものでもないので、多少の摩耗は何ら問
題はない。従来は、太鼓状に変形すると変形の頂
部でのみ集中的に摩耗し、すなわち異常な偏摩耗
をし、ピストンの寿命を短かくしていたが、本実
施例では、第3摺動部17a,17b,18a,
18bは補強材としての働きもし、多少の摩耗に
も耐えるばかりか、第4図を参照して考察するに
圧縮力を受けると長孔15の左右の肉部が左右に
拡がろうとするが、この変形に対する抵抗を大き
くしている。
b,18a,18bがシリンダ孔4の内周面に押
圧され、この状態での摺動により摩耗量は他の部
分より大きくなるが、肉厚はこの部分で大きくな
つているので、また、この部分では何らシール性
を要するものでもないので、多少の摩耗は何ら問
題はない。従来は、太鼓状に変形すると変形の頂
部でのみ集中的に摩耗し、すなわち異常な偏摩耗
をし、ピストンの寿命を短かくしていたが、本実
施例では、第3摺動部17a,17b,18a,
18bは補強材としての働きもし、多少の摩耗に
も耐えるばかりか、第4図を参照して考察するに
圧縮力を受けると長孔15の左右の肉部が左右に
拡がろうとするが、この変形に対する抵抗を大き
くしている。
以上、本考案の実施例について説明したが、勿
論、本考案はこれに限定されることなく、本考案
の技術的思想に基づいて種々の変形が可能であ
る。
論、本考案はこれに限定されることなく、本考案
の技術的思想に基づいて種々の変形が可能であ
る。
例えば、以上の実施例では第3摺動部17a,
17b,18a,18bは短孔16及び平面部1
4a,14bのために4分割されたが、短孔16
及び平面部14a,14bを省略して一体化した
摺動部としてもよい。
17b,18a,18bは短孔16及び平面部1
4a,14bのために4分割されたが、短孔16
及び平面部14a,14bを省略して一体化した
摺動部としてもよい。
また、以上の実施例ではピストン5の中間部1
4に一個所、第3摺動部を設けたが、複数個所、
設けるようにしてもよい。
4に一個所、第3摺動部を設けたが、複数個所、
設けるようにしてもよい。
例えば、以上の実施例では、ストツパーボルト
19は大径部21、テーパ部22、小径部23を
有するものとしたが、テーパ部22を省略して小
径部23を更に大径部21にまで延長させた構成
としてもよい。すなわち、段付形状としてもよ
い。
19は大径部21、テーパ部22、小径部23を
有するものとしたが、テーパ部22を省略して小
径部23を更に大径部21にまで延長させた構成
としてもよい。すなわち、段付形状としてもよ
い。
また以上の実施例では弁駆動ロツド28を弁部
材25と一体化させたが、別体に形成し、摺動部
10の通孔24に嵌合させるようにし、液流を容
易にするために軸方向に外周に複数の溝を形成す
るようにしてもよい。
材25と一体化させたが、別体に形成し、摺動部
10の通孔24に嵌合させるようにし、液流を容
易にするために軸方向に外周に複数の溝を形成す
るようにしてもよい。
以上述べたように本考案のマスタシリンダによ
れば、軸部材としてのストツパーボルト19はピ
ストンに当接可能な大突部としての大径部21
と、この大突部と一体的に設けられ弁駆動部材と
しての弁駆動ロツドに当接可能な小突部とを有す
るので、従来のシリンダ本体の開口端部に設けら
れていたストツパを省略することができて、マス
タシリンダの軸方向長さを短縮することができる
と共に部品点数を減少させることができる。しか
も弁装置の開弁時の液通路を充分に確保すること
ができる。
れば、軸部材としてのストツパーボルト19はピ
ストンに当接可能な大突部としての大径部21
と、この大突部と一体的に設けられ弁駆動部材と
しての弁駆動ロツドに当接可能な小突部とを有す
るので、従来のシリンダ本体の開口端部に設けら
れていたストツパを省略することができて、マス
タシリンダの軸方向長さを短縮することができる
と共に部品点数を減少させることができる。しか
も弁装置の開弁時の液通路を充分に確保すること
ができる。
また、本考案のマスタシリンダによれば、ピス
トンが繰返応力や熱履歴によつてその全長が変化
しても、ピストンの戻り位置において、弁部材と
弁座との間の距離は元の位置とほぼ同じであり、
マスタシリンダ作動時の弁装置の閉弁時期及び遊
びストロークの長さはほとんど変化せず、ほぼ一
定に保つことができる。
トンが繰返応力や熱履歴によつてその全長が変化
しても、ピストンの戻り位置において、弁部材と
弁座との間の距離は元の位置とほぼ同じであり、
マスタシリンダ作動時の弁装置の閉弁時期及び遊
びストロークの長さはほとんど変化せず、ほぼ一
定に保つことができる。
第1図は本考案の実施例によるマスタシリンダ
の側断面図、第2図は同マスタシリンダにおける
ピストンの側断面図、第3図は第2図における
−線方向断面図、第4図は第2図における−
線方向断面図、及び第5図は第1図における
−線方向断面図である。 なお図において、1……マスタシリンダ、2…
…シリンダ本体、4……シリンダ孔、5……ピス
トン、19……ストツパーボルト、21……大径
部、23……小径部、25……弁部材、28……
弁駆動ロツド。
の側断面図、第2図は同マスタシリンダにおける
ピストンの側断面図、第3図は第2図における
−線方向断面図、第4図は第2図における−
線方向断面図、及び第5図は第1図における
−線方向断面図である。 なお図において、1……マスタシリンダ、2…
…シリンダ本体、4……シリンダ孔、5……ピス
トン、19……ストツパーボルト、21……大径
部、23……小径部、25……弁部材、28……
弁駆動ロツド。
Claims (1)
- 一端開口のシリンダ孔を形成したシリンダ本体
と、前記シリンダ孔に摺動自在に挿入され当該シ
リンダ孔の閉鎖端との間に液圧室を形成する合成
樹脂材料からなるピストンと、該ピストンの中間
部に設けられ軸方向に延びる溝状の長孔と、前記
ピストンの液圧室側部分に設けられ該長孔を前記
液圧室に連通する通孔と、該通孔の前記液圧室側
開口の周囲に形成される弁座と弁ばねによつてこ
の弁座に向つて付勢される弁部材とからなり、前
記液圧室から前記通孔への液移動を阻止可能な弁
装置と、前記シリンダ本体に取付けられ一端が前
記長孔に嵌合する軸部材と、前記通孔に移動可能
に嵌合し前記弁装置を開弁すべく一端が前記軸部
材に当接可能な弁駆動部材とを備えたマスタシリ
ンダにおいて、前記軸部材は、前記ピストンに当
接可能な大突部と、この大突部と一体的に設けら
れ前記弁駆動部材に当接可能な小突部とを有し、
前記大突部は前記ピストンの戻り位置において前
記ピストンの前記長孔の液圧室側端面に当接する
とともに前記小突部は前記弁駆動部材にそれぞれ
当接するマスタシリンダ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13374784U JPS6147765U (ja) | 1984-09-03 | 1984-09-03 | マスタシリンダ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13374784U JPS6147765U (ja) | 1984-09-03 | 1984-09-03 | マスタシリンダ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6147765U JPS6147765U (ja) | 1986-03-31 |
| JPH0228134Y2 true JPH0228134Y2 (ja) | 1990-07-27 |
Family
ID=30692280
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13374784U Granted JPS6147765U (ja) | 1984-09-03 | 1984-09-03 | マスタシリンダ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6147765U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0349086Y2 (ja) * | 1987-06-05 | 1991-10-21 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5032371A (ja) * | 1973-07-24 | 1975-03-29 |
-
1984
- 1984-09-03 JP JP13374784U patent/JPS6147765U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6147765U (ja) | 1986-03-31 |
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