JPH0776269A - 車両用マスタシリンダの樹脂ピストン - Google Patents

車両用マスタシリンダの樹脂ピストン

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Publication number
JPH0776269A
JPH0776269A JP22330393A JP22330393A JPH0776269A JP H0776269 A JPH0776269 A JP H0776269A JP 22330393 A JP22330393 A JP 22330393A JP 22330393 A JP22330393 A JP 22330393A JP H0776269 A JPH0776269 A JP H0776269A
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JP
Japan
Prior art keywords
resin
flange portion
piston
master cylinder
cylinder
Prior art date
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Pending
Application number
JP22330393A
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English (en)
Inventor
Kiyotaka Nakai
井 清 隆 中
Minoru Yamamoto
本 稔 山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
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  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フランジ部の強度を向上させ、且つ、肉厚を
均一にしてボイド、クラック等の欠陥の発生を抑制でき
る構成とすることを目的とする。 【構成】 作動液を収納するシリンダボディ10のシリ
ンダ孔10aにカップ材31、32、33を介して液密
的に且つ軸方向へ摺動可能に挿嵌されて、シリンダ孔の
内周面に形成されたアウトレットポート22、23を介
して液圧管路に常時連通する圧力室21とリザーバに常
時連通する補給室24とに区画し、更にカップ材31、
32を支持するフランジ部2、3を有した車両用マスタ
シリンダの樹脂ピストンにおいて、両端に開口し且つフ
ランジ部の端面と軸方向同位置に底面4a、5aを有し
た第1及び第2中央孔4、5を備えたことを特徴とする
車両用マスタシリンダの樹脂ピストン。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用マスタシリンダ
の樹脂ピストンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より車両用マスタシリンダ内に配設
されるピストンに樹脂を用いて軽量化を図ることが行わ
れ、この種の技術として特開昭62−16330号公報
に開示される技術が知られている。図5は、この技術に
開示される樹脂ピストンの断面図である。同図におい
て、樹脂ピストン100の両端に開口する中央孔10
1、102の底面が、フランジ部103の端面103
a、103bとは軸方向にずれているものである。
【0003】又、樹脂ピストンを樹脂成形(熱可塑性樹
脂による成形)する際には、一般的に樹脂を軸心(図5
中A部)より軸心方向へ向けて射出することにより、型
内に均一に充填させて真円度及び寸法精度を向上させる
ことが行われる。更に、ガラス繊維を混入させて、樹脂
の強度を向上させることが行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図5に示す樹
脂ピストンにおいては、射出される樹脂の流れの方向が
フランジ部103の端面に対して略垂直であるため、冷
めて固まった後のフランジ部103に存在するガラス繊
維は、図6に示されるような略軸方向に並んでいるもの
が多い。この場合、充分な強度を得るためにフランジ部
103の両端面間の幅を広く設定しなければならず、軽
量化の目的が損なわれることとなりかねない。又、中央
孔101、102の底面間の幅が大きいために、図5中
B部のような肉厚部が形成されてボイド、クラック等の
欠陥が発生する原因となっていた。
【0005】本発明は、フランジ部の強度を向上させ、
且つ、肉厚を均一にしてボイド、クラック等の欠陥の発
生を抑制できる構成とすることを技術的課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した技術的課題を解
決するため請求項1の発明において講じた技術的手段
は、両端に開口し且つフランジ部の端面と軸方向同位置
に底面を有した第1及び第2中央孔を備えたことであ
る。
【0007】請求項2の発明において講じた技術的手段
は、第1及び第2中央孔の少なくとも一方の底面に形成
され軸心より外周方向へ延びた放射状の凸部を備えたこ
とである。
【0008】
【作用】請求項1の発明の作用を説明する。第1及び第
2中央孔の底面がフランジ部の端面と軸方向同位置にあ
ることにより、第1及び第2中央孔のどちらか一方の底
面より樹脂を射出すると、他方の中央孔の底面を形成す
る樹脂成形型の壁に当たり半径方向に分散して成形型の
フランジ部を形成する部分に流入する。このため、射出
される樹脂はフランジ部の部分においてのみ半径方向の
流れとなるので、樹脂が冷めて固まった後のフランジ部
のガラス繊維の方向も略半径方向となっていて、フラン
ジ部の端面と略並行になっている。これにより、フラン
ジ部の両端面間の幅が同じであっても、より強度を向上
させることができる。更に、第1及び第2中央孔の底面
がフランジ部の端面と軸方向同位置にあることから、均
一な肉厚構造となってボイド、クラック等の欠陥の発生
の防止に繋がる。
【0009】請求項2の発明の作用を説明する。凸部が
軸心より外周方向へ延びた放射状を呈していることによ
って、樹脂成形時には、樹脂が樹脂型の凸部を形成する
部分より樹脂型のフランジ部を形成する部分に向かって
半径方向に流れるため、上記請求項1の発明の作用と同
様に、フランジ部のガラス繊維の方向をフランジ部の端
面と略並行に形成することができて、強度の向上、ボイ
ド、クラック等の欠陥の防止に繋がる。
【0010】
【実施例】本発明に係る一実施例を図面に基づいて説明
する。
【0011】図1は本実施例の樹脂ピストンの断面図、
図2は3種類の図1の樹脂ピストンの側面図、図3は本
実施例の樹脂ピストンのフランジ部のガラス繊維を表し
たモデル図、図4は本実施例の樹脂ピストンを車両のブ
レーキ用マスタシリンダに採用した断面図である。
【0012】図1及び図2において、樹脂ピストン1に
は、カップ部材31、32(図4)を支持するフランジ
部2、3、フランジ部3の端面と軸方向同位置に底面4
a、5aを有した第1及び第2中央孔4、5、第2中央
孔の底面5aに設けられ軸心より外周方向に延びた凸部
6が形成され、更に中央部外周は小径部7となってい
る。尚、図2の(a)(b)(c)図において、凸部6
の形状を3種類表しているが、特にこれらに限定するも
のではない。
【0013】又、樹脂ピストンの成形時には、図1中B
部より樹脂の射出が行われる。射出された樹脂は、第1
中央孔の底面4aを形成する樹脂型に当たり、案内溝6
を形成する樹脂型の隙間を通って樹脂型のフランジ部3
を形成する部分に流れ込むようになっている。これによ
り、フランジ部3のガラス繊維の方向が略半径方向に向
いて固まる。
【0014】次に、図4を用いて樹脂ピストン1をブレ
ーキ用マスタシリンダに採用した場合の実施例を説明す
る。図4において、シリンダ本体10は、中空円筒状の
シリンダ孔10aが形成され、その図中左端が閉塞され
るとともに右端が開口している。シリンダ本体10の外
周にはオイルリザーバ(図示省略)に接続される左右一
対のリザーバ結合部11、12が形成されると共に、シ
リンダ本体10の周壁には各リザーバ結合部11、12
とシリンダ本体10の内部とを連通するサプライポート
13が形成されている。
【0015】シリンダ孔10aの開口部には金属ピスト
ン14が、中央部には樹脂ピストン1がそれぞれ往復摺
動可能に挿入されている。シリンダ孔10a内は、両ピ
ストン14、1によって第1圧力室20が区画されると
共に、樹脂ピストン1とシリンダ孔10aの底面とによ
って第2圧力室21が区画されている。更に、第1及び
第2圧力室20、21を液密保持するべくカップ材3
1、32、33が設けられていて、カップ材31、32
は樹脂ピストン1に、カップ材33は金属ピストン14
に嵌め込まれている。又、シリンダ本体10には各圧力
室20、21内のブレーキオイルを車輪ブレーキに供給
するためのアウトレットポート22、23が形成されて
いる。
【0016】シリンダ孔10aと樹脂ピストン1の小径
部7とでは、オイルの第2補給室24を区画している。
一方、シリンダ孔10aの開口部内周には金属ピストン
14とシリンダ孔10a内とを液密に保持するシール1
5が装着され、そのシール15とサプライポート13と
の間には、第1補給室25が形成されている。この第1
補給室25よりも内方において、シリンダ孔10aの周
壁にはサプライポート13と第2圧力室20とを連通す
る小孔25aが形成されている。
【0017】樹脂ピストン1は、図中右端面において案
内棒31により図中左右方向に摺動可能なリテーナ30
を支持し、フランジ部2、3においてカップ材31、3
1を支持し、更に、リターンスプリング34、35によ
り非作動位置に向けて付勢されている。
【0018】図4の状態(非作動位置)で、金属ピスト
ン14に押圧力が加えられ、その押圧力がリターンスプ
リング35の付勢力に抗して、図4中左方へ向かって移
動すると、金属ピストン14に嵌め込まれているカップ
材33が小孔25aを遮断して、第1圧力室20内のオ
イルが昇圧される。又、樹脂ピストン1が、リターンス
プリング34の付勢力及び第1圧力室20内のオイル圧
力により図4中左方に移動すると、前述した金属ピスト
ン14と同様の作用により第2圧力室21内のオイルが
昇圧される。両圧力室20、21のオイルの昇圧により
アウトレットポート42、43を介して車輪ブレーキに
オイルが圧送される。
【0019】金属ピストン14に対する押圧力が解除さ
れると、両リターンスプリング34、35の付勢力によ
り両ピストン14、1が図4中右方へ復帰移動させられ
る。
【0020】即ち、両ピストン14、1の復動に伴っ
て、カップ材31、33がサプライポート13を連通さ
せると、第1及び第2圧力室20、21が第1及び第2
補給室25、24と連通し、オイル圧が降圧される。
【0021】本実施例では、樹脂ピストンをブレーキ用
マスタシリンダに採用した例を用いて説明したが、特に
これにとらわれることはない。
【0022】
【発明の効果】請求項1の発明の効果を説明する。第1
及び第2中央孔の底面がフランジ部の端面と軸方向同位
置にあることにより、第1及び第2中央孔のどちらか一
方の底面より樹脂を射出すると、他方の中央孔の底面を
形成する樹脂成形型の壁に当たり半径方向に分散して成
形型のフランジ部を形成する部分に流入する。このた
め、射出される樹脂はフランジ部の部分においてのみ半
径方向の流れとなるので、樹脂が冷めて固まった後のフ
ランジ部のガラス繊維の方向も略半径方向となってい
て、フランジ部の端面と略並行になっている。これによ
り、フランジ部の両端面間の幅が同じであっても、より
強度を向上させることができる。更に、第1及び第2中
央孔の底面がフランジ部の端面と軸方向同位置にあるこ
とから、均一な肉厚構造となってボイド、クラック等の
欠陥の発生が防止できる。
【0023】請求項2の発明の作用を説明する。凸部が
軸心より外周方向へ延びた放射状を呈していることによ
って、樹脂成形時には、樹脂が樹脂型の凸部を形成する
部分より樹脂型のフランジ部を形成する部分に向かって
半径方向に流れるため、上記請求項1の発明の作用と同
様に、フランジ部のガラス繊維の方向をフランジ部の端
面と略並行に形成することができて、強度の向上、ボイ
ド、クラック等の欠陥が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る樹脂ピストンの断面図を示す。
【図2】3種類の図1の樹脂ピストンの側面図を示す。
【図3】本発明に係る樹脂ピストンのフランジ部のガラ
ス繊維を表したモデル図を示す。
【図4】本発明に係る樹脂ピストンを車両のブレーキ用
マスタシリンダに採用した断面図を示す。
【図5】樹脂ピストンを採用した従来の車両マスタシリ
ンダの断面図を示す。
【図6】従来技術に示す樹脂ピストンのフランジ部のガ
ラス繊維を示すモデル図を示す。
【符号の説明】
1・・・樹脂ピストン 2・・・フランジ部 3・・・フランジ部 4・・・第1中央孔 5・・・第2中央孔 6・・・凸部 10・・・シリンダ本体 14・・・金属ピストン 20・・・第1圧力室 21・・・第2圧力室 24・・・第2補給室 25・・・第1補給室 34・・・リターンスプリング 35・・・リターンスプリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動液を収納するシリンダボディのシリ
    ンダ孔にカップ材を介して液密的に且つ軸方向へ摺動可
    能に挿嵌されて、前記シリンダ孔の内周面に形成された
    アウトレットポートを介して液圧管路に常時連通する圧
    力室とリザーバに常時連通する補給室とに区画し、更に
    前記カップ材を支持するフランジ部を有した車両用マス
    タシリンダの樹脂ピストンにおいて、両端に開口し且つ
    前記フランジ部の端面と軸方向同位置に底面を有した第
    1及び第2中央孔を備えたことを特徴とする車両用マス
    タシリンダの樹脂ピストン。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2中央孔の少なくとも一
    方の底面に形成され軸心より外周方向へ延びた放射状の
    凸部を備えたことを特徴とする車両用マスタシリンダの
    樹脂ピストン。
JP22330393A 1993-09-08 1993-09-08 車両用マスタシリンダの樹脂ピストン Pending JPH0776269A (ja)

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JP22330393A JPH0776269A (ja) 1993-09-08 1993-09-08 車両用マスタシリンダの樹脂ピストン

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JPH0776269A true JPH0776269A (ja) 1995-03-20

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ID=16796038

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JP22330393A Pending JPH0776269A (ja) 1993-09-08 1993-09-08 車両用マスタシリンダの樹脂ピストン

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014066323A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Nissin Kogyo Co Ltd 液圧マスタシリンダ及び液圧マスタシリンダのピストンの製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014066323A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Nissin Kogyo Co Ltd 液圧マスタシリンダ及び液圧マスタシリンダのピストンの製造方法

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