JPH0228146B2 - Denshishashinheibaninsatsuhannoseizohoho - Google Patents
DenshishashinheibaninsatsuhannoseizohohoInfo
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- JPH0228146B2 JPH0228146B2 JP4210681A JP4210681A JPH0228146B2 JP H0228146 B2 JPH0228146 B2 JP H0228146B2 JP 4210681 A JP4210681 A JP 4210681A JP 4210681 A JP4210681 A JP 4210681A JP H0228146 B2 JPH0228146 B2 JP H0228146B2
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- G03G5/04—Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
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- G03G5/0528—Macromolecular bonding materials
- G03G5/0592—Macromolecular compounds characterised by their structure or by their chemical properties, e.g. block polymers, reticulated polymers, molecular weight, acidity
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- Inorganic Chemistry (AREA)
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Description
本発明は、電子写真平版印刷材料の製造方法に
関するものである。 一般に電子写真感光材料は、導電処理を施した
支持体の表面に光導電性物質と結合剤からなる光
導電層を設けたものであり、この電子写真感光材
料を帯電、露光、現像および定着プロセスを経て
光導電層上に画像を形成せしめてオフセツト印刷
の版として使用することは、その製版操作が簡
便、迅速であり、また安価であることから軽印刷
の分野に於て広く普及している。 電子写真平版印刷材料は、一般の電子写真複写
材料としての性質の他に平版印刷材料としての性
質を有することが要求される。すなわち、画像形
成後にその非画像部面が不感脂性となるように、
光導電表面を特別な表面処理用水溶液、いわゆる
エツチ液で湿潤しなければならず、ま平版印刷中
に多量の湿し水が用いられるために、平版印刷材
料には優れた耐水性が要求され、また光導電層が
印刷中に剥離しないことなども要求される。 このような要求から導電性支持体上に光導電層
を形成する前に、その支持体上にプレコート層を
設け、このプレコート層上に光導電層を形成する
ことが従来から数多く提案されている。 このプレコート層は、耐水性の如き上述した性
質の要求の他に、光導電層を形成するための塗液
が光導電性物質を結合剤樹脂に分散したものとす
るべく芳香族炭化水素系溶剤を使用していたり、
またトナーを炭化水素系の有機溶剤に分散させて
なる液体現像方式により画像形成したりするため
に、耐有機溶剤性にも優れたものであることが要
求される。 耐水性も耐有機溶剤性も共に高いレベルである
ことが望ましい訳であるが、一般的には、耐水性
と耐有機溶剤性とは互に矛盾する性質であるか
ら、これまで提案されたプレコート層では未だ完
全にその要求を満たすものはなく、それらの性質
の不十分なレベルとそれらの性質のバランスの悪
さによつて、種々の欠点を有した電子写真平版印
刷材料しか得ることができず、当業技術者の最も
苦心する技術の1つとなつている。 特公昭40−18708には、プレコート層の耐水性
および耐有機溶剤性を反応性水酸基あるいはカル
ボキシル基を有する樹脂、例えばスチレン、アク
リル酸ヘキシル、アクリロニトリル、メタクリル
酸の共重合体、ポリビニルアルコール、カルボキ
シル化されたスチレンと無水マレイン酸の共重合
体、カルボキシル化されたエチレンと無水マレイ
ン酸との共種合体、ヒドロキシエチルセルロー
ス、クロトン酸と酢酸ビニルとの共重合体等をジ
メチロールメラミン、ジメチルトリメチルロール
メラミン、尿素ホルムアルデヒドの如きアミノプ
ラスツ初期縮合物で架橋し、水不溶性とすること
によつて解決することが提案されており、この架
橋する方法はその後もいくつか報告されている。 しかしながら、このようにして得られたプレコ
ート層といえども、水にとけないという意味での
耐水性はあつても、水の浸透・膨潤までは完全に
防止できず、実際には水の浸透を防止する樹脂、
すなわち親油(疎水)性樹脂、例えば好ましくは
ビニル系合成樹脂の水性分散物、例えばアクリル
酸またはそのエステル、メタクリル酸またはその
エステル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、酢酸ビ
ニル、アクリロニトリル、ブタジエン、スチレン
などのビニル基を有する単量体を乳化重合または
乳化共重合させた水分散性エマルジヨン等をさら
に使用することが必要である。しかし、そうして
耐水性を上げるために親油性樹脂の比率を大きく
すれば耐有機溶剤性が相対的に低下することにな
る。 劣つた耐水性は、不感脂化液や湿し水が支持体
の紙層中へ浸透する結果、版ジワを生じたり、光
導電層が印刷中に剥離したりする等の重大な欠点
を惹起し、さらに劣つた耐有機溶剤性は、光導層
の塗布形成時に版面に面割れやピンホールを生じ
る等の欠点を惹起し、もはや平版印刷版としての
使用はできなくなる。 従つて、耐水性あるいは耐有機溶剤性の低レベ
ルに基づく欠点が生じないプレコート層の技術が
要望されている。 本発明の目的は、プレコート層の耐水性および
耐有機溶剤性のいずれの性質に基づく欠点も生じ
ない電子写真平版印刷版の製造方法を提供するこ
とである。 本発明の別の目的および利点は以下の記載から
自ずと理解できるであろう。 本発明の上記した目的および後述する目的は、
導電性支持体表面にプレコート層を介して光導電
層を形成する電子写真平版印刷版の製造方法にお
いて、少なくとも水溶性樹脂およびビニル系合成
樹脂の水性分散物を含み、水溶性樹脂は総固型分
に占める割合が約10重量%以下であり、水性分散
物は総固型分に占める割合が約30重量%上のスチ
レン共重合体またはそれとスチレン重合体との組
合せからなるプレコート液を塗布、乾燥すること
によつて達成されることを見出した。 本発明の方法に於て、前記した組成のプレコー
ト層とすることにより、前述の特公昭40−18708
に記載のような架橋剤を特別に使用しなくても、
耐水性および耐有機溶剤性に優れ、従つて高耐刷
力の電子写真平版印刷版を得ることができる利点
がある。 本発明に用いられる水溶性樹脂としては、カル
ボキシル基、水酸基、アミノ基、イミノ基等を有
する高分子化合物、例えばでんぷん又はその誘導
体、繊維素誘導体、ゼラチン、カゼイン、ポリビ
ニルアルコール、スチレン―無水マレイン酸共重
合体などの水溶性樹脂を挙げることができ、既述
したようにこれらの水溶性樹脂に架橋剤を併用
し、プレコート塗布を塗布した後に、水不溶性と
することもできる。 本発明に用いられるスチレン共重合体の水性分
散物は、通常、スチレンモノマーと適当なビニル
モノマー、例えばアクリル酸エステル、α―置換
アクリル酸エステル(例えばメチルメタクリレー
ト、ブチルメタクリレート等)、アクリルアミド、
ハワゲン化ビニル(例えば塩化ビニル等)、エチ
レン、プロピレン、ブチレン、ブタジエン、アク
リロニトリル等の1種又は2種以上とを乳化共重
合として製造される。スチレンモノマーは、X―
置換スチレン(例えばα―メチルスチレン等)、
該置換スチレン(例えばヒドロキシスチレン、ク
ロロスチレン、メチルスチレン等)などであるこ
ともできる。 本発明に用いられるスチレン共重合体の特に好
ましいものは、約20モル%までのイタコン酸、ア
クリル酸、メタクリル酸などの不飽和酸の共重合
により得られるカルボキシル化変性スチレン共重
合体、例えばカルボキシル化変性スチレン―ブタ
ジエン共重合体の水性分散物(ラテツクス)であ
る。 スチレン共重合体にスチレン成分の占める割合
は、任意であることができるが、好ましくは約25
モル%〜約50モル%の範囲である。 スチレン共重合体に組合わされて用いられるス
チレン重合体は、前記のスチレンモノマーを乳化
重合してラテツクス化したものであることもで
き、またポリスチレン粉末を水中に微細分散した
ピグメント状のものでもよい。 本発明方法に於ては、本発明の効果を損なわな
い範囲で他のビニル系合成樹脂を組合せてもよ
い。 本発明方法に於るプレコート層の成分比の一般
的な範囲は、プレコート液の固型分中、約1〜約
10重量%、好ましくは2〜8重量%の水溶性樹
脂、約30〜約80重量%、好ましくは35〜75重量%
のスチレン樹脂水性分散物となるるようにプレコ
ート層塗布液を配合することによつて得られる。 その他の平滑性を向上したり、ブロツキングを
防止するための顔料、必要に応じてその分散剤、
消泡剤等が加えられる。 プレコート層塗布液は、乾燥固型分として約3
〜約30g/m2、好ましくは5〜20g/m2となるよ
うに塗布され乾燥される。 プレコート層に於る水溶性樹脂含有率の低減と
スチレン樹脂含有率の増大により耐水性および耐
有機溶剤性のいずれに基づく欠点もなく耐刷力に
優れた電子写真平版印刷版が見出されたが、この
ものは条件により、例えば低湿度でのカブリが若
干発生する場合がある等の写真特性上の不満足な
結果を与えることがある。 本発明の改良された態様では、既述したプレコ
ート層塗布液にさらに少量の導電剤、すなわちプ
レコート層の表面固有抵抗が20℃、相対湿度60%
で1010〜1011Ω・cmになる程度の量を含ませるこ
とにより、本発明の目的を何ら損なうことなく良
好な画像特性を有する電子写真平版印刷版が得ら
れることが見出された。 導電剤としては、ポリビニルメチルアンモニウ
ムクロライド、ポリビニルベンジルトリメチルア
ンモニウムクロライド、ポリ―4―ビニルピリジ
ン、ポリ―2―ビニルピリジン、ポリメタクリル
酸ジエチルアミノエチル塩酸塩、ジ―2―エチル
ヘキシルスルホサクシネート、ナトリウムセチル
ホスフエイト、ポリスチレンスルホン酸のナトリ
ウムまたはアンモニウム塩、ポリアクリル酸ナト
リウム、メチルビニルエーテル無水マレイン酸共
重合物ナトリウム塩などの高分子電解質あるいは
塩化カルシウム、塩化ナトリウムの如き無機電解
質の公知のものが使用できる。 本発明に用いられる支持体は、通常の製紙用パ
ルプあるいはこれに合成繊維、合成樹脂などを少
量配合したパルプ懸濁液に熱硬化性縮合樹脂やポ
リアミド樹脂、でんぷん、ポリビニルアルコール
などの湿潤強化剤、サイズ剤、充填剤などを内添
した、またはサイププレスした湿潤強化紙が用い
ることができ、さらに吸湿性無機塩類を含浸して
導電性を付与することもできる。 これらの紙基体の裏側には、樹脂および導電剤
から主としてなる導電性バツクコート層が設けら
れる。 以下に本発明を実施例により説明する。 実施例 1 N材パルプを主体とした紙基体の裏側に下記組
成の導電性形成用塗布液を乾燥塗布量が13g/m2
となるように塗布、乾燥する。 〔導電層形成用塗布液〕 カオリンクレー(50%水分散液) 600重量部 ポリビニルアルコール(10%水溶液)
200 〃 カルボキシル変性SBRラテツクス (固型分50%) 45重量部 ポリビニルベンジルトリメチルアンモニウムク
ロライド (固型分30%) 200 〃 一方、紙基体の表面には下記組成のプレコート
層形成用塗布液を乾燥塗布量が9g/m2となるよ
うに塗布、乾燥し、そのプレコート層表面をスー
パーカレンダーにかけた後、その表面に光導電層
を形成した。 〔プレコート層形成用塗布液〕 カオリンクレー(50%水分散液) 300重量部 微粒状ポリスチレン 150 〃 (平均粒径0.5μ、48.5%水分散液) ポリビニルアルコール(10%水溶液)
300 〃 カルボキシル変性SBRラテツクス 150 〃 (固型分50%、市販品) 光導電層形成用塗布液は、下記処方のものを乾
燥塗布量約20g/m2となるように塗布し、110℃
で乾燥した。 〔光導電層形成用塗布液〕 酸化亜鉛 200重量部 アクリル系樹脂(50%液) 80 〃 ローズベンガル(2%メタノール溶液)
15 〃 トルエン 250 〃 得られた平版印刷版は、面割れやピンホールも
なく、良好な面質を有していた。 このプレートを20℃、相対湿度50%の条件で電
子写真製版機ダイヤフアツクスEP―11(三菱製紙
(株)製、液体現像用製版機)で製版し、電子写真平
版マスター用エツチ液ダイヤフアツクスLOM―
OH(三菱製紙(株)製)で不感脂化処理を施し、印
刷機トーコーModel810(東京航空計器(株)製)で印
刷した。 光導電層にはカブリのない鮮明な画像が得ら
れ、4000枚の印刷によつても版ジワ等による地ヨ
ゴレもない良品質の印刷物が得られた。 比較例 1〜6 実施例1のプレコート層塗布液に於るカルボキ
シル変性スチレン―ブタジエン共重合体(SBR)
ラテツクスを同量の下記水性分散物(いずれも市
販品)に代える他は同様にして平版印刷版を作製
した。
関するものである。 一般に電子写真感光材料は、導電処理を施した
支持体の表面に光導電性物質と結合剤からなる光
導電層を設けたものであり、この電子写真感光材
料を帯電、露光、現像および定着プロセスを経て
光導電層上に画像を形成せしめてオフセツト印刷
の版として使用することは、その製版操作が簡
便、迅速であり、また安価であることから軽印刷
の分野に於て広く普及している。 電子写真平版印刷材料は、一般の電子写真複写
材料としての性質の他に平版印刷材料としての性
質を有することが要求される。すなわち、画像形
成後にその非画像部面が不感脂性となるように、
光導電表面を特別な表面処理用水溶液、いわゆる
エツチ液で湿潤しなければならず、ま平版印刷中
に多量の湿し水が用いられるために、平版印刷材
料には優れた耐水性が要求され、また光導電層が
印刷中に剥離しないことなども要求される。 このような要求から導電性支持体上に光導電層
を形成する前に、その支持体上にプレコート層を
設け、このプレコート層上に光導電層を形成する
ことが従来から数多く提案されている。 このプレコート層は、耐水性の如き上述した性
質の要求の他に、光導電層を形成するための塗液
が光導電性物質を結合剤樹脂に分散したものとす
るべく芳香族炭化水素系溶剤を使用していたり、
またトナーを炭化水素系の有機溶剤に分散させて
なる液体現像方式により画像形成したりするため
に、耐有機溶剤性にも優れたものであることが要
求される。 耐水性も耐有機溶剤性も共に高いレベルである
ことが望ましい訳であるが、一般的には、耐水性
と耐有機溶剤性とは互に矛盾する性質であるか
ら、これまで提案されたプレコート層では未だ完
全にその要求を満たすものはなく、それらの性質
の不十分なレベルとそれらの性質のバランスの悪
さによつて、種々の欠点を有した電子写真平版印
刷材料しか得ることができず、当業技術者の最も
苦心する技術の1つとなつている。 特公昭40−18708には、プレコート層の耐水性
および耐有機溶剤性を反応性水酸基あるいはカル
ボキシル基を有する樹脂、例えばスチレン、アク
リル酸ヘキシル、アクリロニトリル、メタクリル
酸の共重合体、ポリビニルアルコール、カルボキ
シル化されたスチレンと無水マレイン酸の共重合
体、カルボキシル化されたエチレンと無水マレイ
ン酸との共種合体、ヒドロキシエチルセルロー
ス、クロトン酸と酢酸ビニルとの共重合体等をジ
メチロールメラミン、ジメチルトリメチルロール
メラミン、尿素ホルムアルデヒドの如きアミノプ
ラスツ初期縮合物で架橋し、水不溶性とすること
によつて解決することが提案されており、この架
橋する方法はその後もいくつか報告されている。 しかしながら、このようにして得られたプレコ
ート層といえども、水にとけないという意味での
耐水性はあつても、水の浸透・膨潤までは完全に
防止できず、実際には水の浸透を防止する樹脂、
すなわち親油(疎水)性樹脂、例えば好ましくは
ビニル系合成樹脂の水性分散物、例えばアクリル
酸またはそのエステル、メタクリル酸またはその
エステル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、酢酸ビ
ニル、アクリロニトリル、ブタジエン、スチレン
などのビニル基を有する単量体を乳化重合または
乳化共重合させた水分散性エマルジヨン等をさら
に使用することが必要である。しかし、そうして
耐水性を上げるために親油性樹脂の比率を大きく
すれば耐有機溶剤性が相対的に低下することにな
る。 劣つた耐水性は、不感脂化液や湿し水が支持体
の紙層中へ浸透する結果、版ジワを生じたり、光
導電層が印刷中に剥離したりする等の重大な欠点
を惹起し、さらに劣つた耐有機溶剤性は、光導層
の塗布形成時に版面に面割れやピンホールを生じ
る等の欠点を惹起し、もはや平版印刷版としての
使用はできなくなる。 従つて、耐水性あるいは耐有機溶剤性の低レベ
ルに基づく欠点が生じないプレコート層の技術が
要望されている。 本発明の目的は、プレコート層の耐水性および
耐有機溶剤性のいずれの性質に基づく欠点も生じ
ない電子写真平版印刷版の製造方法を提供するこ
とである。 本発明の別の目的および利点は以下の記載から
自ずと理解できるであろう。 本発明の上記した目的および後述する目的は、
導電性支持体表面にプレコート層を介して光導電
層を形成する電子写真平版印刷版の製造方法にお
いて、少なくとも水溶性樹脂およびビニル系合成
樹脂の水性分散物を含み、水溶性樹脂は総固型分
に占める割合が約10重量%以下であり、水性分散
物は総固型分に占める割合が約30重量%上のスチ
レン共重合体またはそれとスチレン重合体との組
合せからなるプレコート液を塗布、乾燥すること
によつて達成されることを見出した。 本発明の方法に於て、前記した組成のプレコー
ト層とすることにより、前述の特公昭40−18708
に記載のような架橋剤を特別に使用しなくても、
耐水性および耐有機溶剤性に優れ、従つて高耐刷
力の電子写真平版印刷版を得ることができる利点
がある。 本発明に用いられる水溶性樹脂としては、カル
ボキシル基、水酸基、アミノ基、イミノ基等を有
する高分子化合物、例えばでんぷん又はその誘導
体、繊維素誘導体、ゼラチン、カゼイン、ポリビ
ニルアルコール、スチレン―無水マレイン酸共重
合体などの水溶性樹脂を挙げることができ、既述
したようにこれらの水溶性樹脂に架橋剤を併用
し、プレコート塗布を塗布した後に、水不溶性と
することもできる。 本発明に用いられるスチレン共重合体の水性分
散物は、通常、スチレンモノマーと適当なビニル
モノマー、例えばアクリル酸エステル、α―置換
アクリル酸エステル(例えばメチルメタクリレー
ト、ブチルメタクリレート等)、アクリルアミド、
ハワゲン化ビニル(例えば塩化ビニル等)、エチ
レン、プロピレン、ブチレン、ブタジエン、アク
リロニトリル等の1種又は2種以上とを乳化共重
合として製造される。スチレンモノマーは、X―
置換スチレン(例えばα―メチルスチレン等)、
該置換スチレン(例えばヒドロキシスチレン、ク
ロロスチレン、メチルスチレン等)などであるこ
ともできる。 本発明に用いられるスチレン共重合体の特に好
ましいものは、約20モル%までのイタコン酸、ア
クリル酸、メタクリル酸などの不飽和酸の共重合
により得られるカルボキシル化変性スチレン共重
合体、例えばカルボキシル化変性スチレン―ブタ
ジエン共重合体の水性分散物(ラテツクス)であ
る。 スチレン共重合体にスチレン成分の占める割合
は、任意であることができるが、好ましくは約25
モル%〜約50モル%の範囲である。 スチレン共重合体に組合わされて用いられるス
チレン重合体は、前記のスチレンモノマーを乳化
重合してラテツクス化したものであることもで
き、またポリスチレン粉末を水中に微細分散した
ピグメント状のものでもよい。 本発明方法に於ては、本発明の効果を損なわな
い範囲で他のビニル系合成樹脂を組合せてもよ
い。 本発明方法に於るプレコート層の成分比の一般
的な範囲は、プレコート液の固型分中、約1〜約
10重量%、好ましくは2〜8重量%の水溶性樹
脂、約30〜約80重量%、好ましくは35〜75重量%
のスチレン樹脂水性分散物となるるようにプレコ
ート層塗布液を配合することによつて得られる。 その他の平滑性を向上したり、ブロツキングを
防止するための顔料、必要に応じてその分散剤、
消泡剤等が加えられる。 プレコート層塗布液は、乾燥固型分として約3
〜約30g/m2、好ましくは5〜20g/m2となるよ
うに塗布され乾燥される。 プレコート層に於る水溶性樹脂含有率の低減と
スチレン樹脂含有率の増大により耐水性および耐
有機溶剤性のいずれに基づく欠点もなく耐刷力に
優れた電子写真平版印刷版が見出されたが、この
ものは条件により、例えば低湿度でのカブリが若
干発生する場合がある等の写真特性上の不満足な
結果を与えることがある。 本発明の改良された態様では、既述したプレコ
ート層塗布液にさらに少量の導電剤、すなわちプ
レコート層の表面固有抵抗が20℃、相対湿度60%
で1010〜1011Ω・cmになる程度の量を含ませるこ
とにより、本発明の目的を何ら損なうことなく良
好な画像特性を有する電子写真平版印刷版が得ら
れることが見出された。 導電剤としては、ポリビニルメチルアンモニウ
ムクロライド、ポリビニルベンジルトリメチルア
ンモニウムクロライド、ポリ―4―ビニルピリジ
ン、ポリ―2―ビニルピリジン、ポリメタクリル
酸ジエチルアミノエチル塩酸塩、ジ―2―エチル
ヘキシルスルホサクシネート、ナトリウムセチル
ホスフエイト、ポリスチレンスルホン酸のナトリ
ウムまたはアンモニウム塩、ポリアクリル酸ナト
リウム、メチルビニルエーテル無水マレイン酸共
重合物ナトリウム塩などの高分子電解質あるいは
塩化カルシウム、塩化ナトリウムの如き無機電解
質の公知のものが使用できる。 本発明に用いられる支持体は、通常の製紙用パ
ルプあるいはこれに合成繊維、合成樹脂などを少
量配合したパルプ懸濁液に熱硬化性縮合樹脂やポ
リアミド樹脂、でんぷん、ポリビニルアルコール
などの湿潤強化剤、サイズ剤、充填剤などを内添
した、またはサイププレスした湿潤強化紙が用い
ることができ、さらに吸湿性無機塩類を含浸して
導電性を付与することもできる。 これらの紙基体の裏側には、樹脂および導電剤
から主としてなる導電性バツクコート層が設けら
れる。 以下に本発明を実施例により説明する。 実施例 1 N材パルプを主体とした紙基体の裏側に下記組
成の導電性形成用塗布液を乾燥塗布量が13g/m2
となるように塗布、乾燥する。 〔導電層形成用塗布液〕 カオリンクレー(50%水分散液) 600重量部 ポリビニルアルコール(10%水溶液)
200 〃 カルボキシル変性SBRラテツクス (固型分50%) 45重量部 ポリビニルベンジルトリメチルアンモニウムク
ロライド (固型分30%) 200 〃 一方、紙基体の表面には下記組成のプレコート
層形成用塗布液を乾燥塗布量が9g/m2となるよ
うに塗布、乾燥し、そのプレコート層表面をスー
パーカレンダーにかけた後、その表面に光導電層
を形成した。 〔プレコート層形成用塗布液〕 カオリンクレー(50%水分散液) 300重量部 微粒状ポリスチレン 150 〃 (平均粒径0.5μ、48.5%水分散液) ポリビニルアルコール(10%水溶液)
300 〃 カルボキシル変性SBRラテツクス 150 〃 (固型分50%、市販品) 光導電層形成用塗布液は、下記処方のものを乾
燥塗布量約20g/m2となるように塗布し、110℃
で乾燥した。 〔光導電層形成用塗布液〕 酸化亜鉛 200重量部 アクリル系樹脂(50%液) 80 〃 ローズベンガル(2%メタノール溶液)
15 〃 トルエン 250 〃 得られた平版印刷版は、面割れやピンホールも
なく、良好な面質を有していた。 このプレートを20℃、相対湿度50%の条件で電
子写真製版機ダイヤフアツクスEP―11(三菱製紙
(株)製、液体現像用製版機)で製版し、電子写真平
版マスター用エツチ液ダイヤフアツクスLOM―
OH(三菱製紙(株)製)で不感脂化処理を施し、印
刷機トーコーModel810(東京航空計器(株)製)で印
刷した。 光導電層にはカブリのない鮮明な画像が得ら
れ、4000枚の印刷によつても版ジワ等による地ヨ
ゴレもない良品質の印刷物が得られた。 比較例 1〜6 実施例1のプレコート層塗布液に於るカルボキ
シル変性スチレン―ブタジエン共重合体(SBR)
ラテツクスを同量の下記水性分散物(いずれも市
販品)に代える他は同様にして平版印刷版を作製
した。
重量部
カオリンクレー(50%水分散液) 500
カルボキシチルセルロース(10%水溶液) 250
SBRラテツクス(50%固型分、市販品) 500
メラミン―ホルムアルデヒド初期縮合物 20
(固形分80%、スミレツツレジン―613、住
友化学製) 実施例 3 下記組成のプレコート層塗布液を用いる以外は
実施例1を繰返した。実施例1と同様の結果が得
られ、また低湿雰囲気でのカブリの発生も全くな
かつた。 重量部 ポリビニルアルコール(10%水溶液) 500 SBRラテツクス 1000 (固型分50%、ダウラケミカル社製) カオリンクレー(50%水分散液) 900 ポリスチレンスルホン酸アンモニウム(30%水
溶液) 10 固型分塗布量10g/m2
友化学製) 実施例 3 下記組成のプレコート層塗布液を用いる以外は
実施例1を繰返した。実施例1と同様の結果が得
られ、また低湿雰囲気でのカブリの発生も全くな
かつた。 重量部 ポリビニルアルコール(10%水溶液) 500 SBRラテツクス 1000 (固型分50%、ダウラケミカル社製) カオリンクレー(50%水分散液) 900 ポリスチレンスルホン酸アンモニウム(30%水
溶液) 10 固型分塗布量10g/m2
Claims (1)
- 1 導電性支持体表面にプレコート層を介して光
導電層を形成する電子写真平版印刷版の製造方法
において、少なくとも水溶性樹脂およびビニル系
合成樹脂の水性分散物を含み、水溶性樹脂は総固
型分に占める割合が約10重量%以下であり、水性
分散物は総固型分に占める割合が約30重量%以上
のスチレン共重合体またはそれとスチレン重合体
の組合せからなるプレコート層形成用塗布液を塗
布、乾燥することを特徴とする電子写真平版印刷
版の製造方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4210681A JPH0228146B2 (ja) | 1981-03-23 | 1981-03-23 | Denshishashinheibaninsatsuhannoseizohoho |
| US06/354,799 US4427754A (en) | 1981-03-10 | 1982-03-04 | Electrophotographic lithographic printing plate |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4210681A JPH0228146B2 (ja) | 1981-03-23 | 1981-03-23 | Denshishashinheibaninsatsuhannoseizohoho |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57156295A JPS57156295A (en) | 1982-09-27 |
| JPH0228146B2 true JPH0228146B2 (ja) | 1990-06-21 |
Family
ID=12626709
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4210681A Expired - Lifetime JPH0228146B2 (ja) | 1981-03-10 | 1981-03-23 | Denshishashinheibaninsatsuhannoseizohoho |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0228146B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4488894A (en) * | 1984-02-21 | 1984-12-18 | Monsanto Company | Unsymmetrical aminosulfinamide derivatives of N-phosphonomethylglycinonitrile, herbicidal compositions and use |
-
1981
- 1981-03-23 JP JP4210681A patent/JPH0228146B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57156295A (en) | 1982-09-27 |
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