JPH022856B2 - - Google Patents

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JPH022856B2
JPH022856B2 JP55175476A JP17547680A JPH022856B2 JP H022856 B2 JPH022856 B2 JP H022856B2 JP 55175476 A JP55175476 A JP 55175476A JP 17547680 A JP17547680 A JP 17547680A JP H022856 B2 JPH022856 B2 JP H022856B2
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JP
Japan
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substance
phosphate buffer
composition
culture
solution
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JP55175476A
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Kazumi Hanamitsu
Hideo Sakakibara
Masaki Takada
Masaru Kotani
Junzo Mizoguchi
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Toyo Jozo KK
Original Assignee
Toyo Jozo KK
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Publication date
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Publication of JPH022856B2 publication Critical patent/JPH022856B2/ja
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  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Confectionery (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、グルコシルトランスフエラーゼ活性
の阻害作用を有する高分子酸性蛋白質系物質を含
有してなる虫歯予防用組成物に関する。 虫歯発生のメカニズムとしては、口腔内に常在
するストレプトコツカス・ミユータンス
(Streptococcus mutans)によつて産生されるグ
ルコシルトランスフエラーゼの作用により、シユ
クロースの存在下、粘着性の菌体外多糖類である
不溶性グルカンを生成せしめる。この粘着性の不
溶性グルカンは、歯面に粘着し、かつ口腔内中の
口腔内細菌を吸着、沈着してなるもので、またこ
れらの口腔内細菌は歯の表面や溝、歯と歯の間隙
にたまつた食物特に糖質を代謝して乳酸やピルビ
ン酸などの有機酸を生ぜしめる。この有機酸によ
つて、まずエナメル質のカルシウム分を溶解せし
めて軟化、崩壊せしめ、さらにこのようなエナメ
ル質や象牙質へと浸蝕せしめる。さらにこの粘着
性の不溶性グルカンは、歯の表面全体を粘着被覆
するために、その表面部はより嫌気的条件とな
り、口腔内細菌の好適な条件となり、これらの口
腔内細菌の侵入、増殖により、より虫歯の発生を
促進せしめることとなるものであると認められて
いる。 本発明者らは、種々の微生物の培養物から、少
なくともストレプトコツカス・ミユータンス産生
のグルコシルトランスフエラーゼ活性の阻害作用
を有する種々の分子量3万〜6万程度の高分子酸
性蛋白質系物質を見い出し、これらの物質を、虫
歯起因菌の一つであるストレプトコツカス・ミユ
ータンスに、シユクロースの存在下、作用せしめ
たところ、極めて良好にその粘着性の不溶性グル
カンの生成を阻害し、もつて良好に虫歯予防効果
を奏すことを見い出した。 まず本発明に用いられるグルコシルトランスフ
エラーゼ活性の阻害作用を有する高分子酸性蛋白
質系物質としては、例えば、少なくともストレプ
トコツカス・ミユータンス産生のグルコシルトラ
ンスフエラーゼ活性を阻害する作用を有し、かつ
分子量3万〜6万程度の高分子の酸性蛋白物質で
あればよく、例えばアースリニウム
(Arthrinium)属に属するアースリニウム・エ
ス・ピー・M5071(Arthrinium sp・M5071)菌
株の培養物より得られたM5071物質、フザリウム
(Fusarium)属に属するフザリウム・ソラニ・
M5084(Fusarium solani M5084)菌株の培養物
より得られたM5071様物質M5084物質やM5071
様物質M5084物質やマクロフオーミナ
(Macrophomina)属に属するマクロフオーミ
ナ・ハゼオリー・IFO7318(Macrophomina
phaseoli IFO7318)菌株の培養物より得られた
M5071様物質M4400物質、グノモニエラ
(Gnomoniella)属に属するグノモニエラ・エ
ス・ピー・M5093(Gnomoniella sp・M5093)菌
株の培養物より得られたM5071様物質M5093物
質、ノヅリスポリウム(Nodulisporium)属に属
するノヅリスポリウム・エス・ピー・M5094
(Nodulisporium sp・M5094)菌株の培養物より
得られたM5071様物質M5094物質が挙げられる
(特願昭55−5128号、特願昭55−104056号、およ
び昭和55年12月10日付特許願の各明細書参照) また、前記のM5071物質、M5071様物質M5084
物質、M5071様物質M5084物質、M5071様物
質M4400物質、M5071様物質M5093物質および
M5071様物質M5094物質の理化学的性状、作用を
示せば、第1表に示す通りである。 【表】 【表】 作用の判断をする。グルコシルトランスフエラー
ゼの阻害作用を示す場合には反応液は澄んだ状態であり
、グルコシルトランスフエラーゼ
の阻害作用を示さない場合には、反応液中に不溶
性グルカンが合成され、沈澱物を生成する。
本発明のM5071物質M5071様物質M5084物質、
M5071様物質M5084物質、 M5071様物質M4400物質、M
5071様物質M5093物質およびM5071様物
質M5094物質においては、その反応液が澄んだ状
態であり、このことから、グルコシルトランスフエラー
ゼによるシユクロースからの不溶性
グルカンの合成を阻害する作用を有すると認めた
ものである。
以上の各理化学的性状、作用より、各物質は、
グルコシルトランスフエラーゼによる不溶性グル
カンの合成を阻害する作用を有する高分子酸性蛋
白系の物質と認められ、各々類似する物質であ
り、以下これらの総称として単にM5071系物質と
称する。 またM5071系物質のグルコシルトランスフエラ
ーゼ活性の阻害作用の力価の測定法としては、例
えばシユクロース存在下におけるグルコシルトラ
ンスフエラーゼを用いた不溶性グルカンの合成の
阻害度を観察することによつて行なわれるもの
で、次の通りである。 ストレプトコツカス・ミユータンスOMZ176を
BHI培地で2日間培養し、除菌後、培養液を
硫安沈澱し、この沈澱物を集め、水に溶解し、透
析して、培養液の約50倍に濃縮した、ストレプ
トコツカス・ミユータンスによる不溶性グルカン
合成を触媒するグルコシルトランスフエラーゼ含
有液0.1ml、各M5071系物質含有液0.1ml、0.5Mリ
ン酸緩衝液0.1ml、1Mシユクロース0.1mlからな
る反応液を、37℃でインキユベイトする。一方対
照として、各M5071系物質含有液の代りに水を使
用する。また各M5071系物質含有液は、あらかじ
め数段階に希釈しておく。2時間後、対照の場合
にて不溶性グルカンが合成されていることを確認
する。活性は、各希釈された各M5071様物質含有
液の状態を観察し、不溶性グルカンの合成が阻害
された最高希釈度をもつてその力価とする(例え
ば、100倍希釈で阻害作用を示し、120倍希釈で阻
害作用を示さない場合は、その力価を100とす
る)。求める本発明の各M5071様物質含有液の1
ml当りの力価(A)は、 A=a×10(Unit/ml) で求められる(aはその最高希釈度を示す)。 またM5071系物質の生産菌である、アースリニ
ウム・エス・ピー・M5071菌株(微生物受託番号
通知書、微生物受託番号「微工研菌寄第5352号、
FERM−P No.5352」)、フザリウム・ソラニ・
M5084菌株(微生物受託番号通知書、微生物受託
番号「微工研菌寄第5546、FERM−P No.
5546」)、グノモニエラ・エス・ピー・M5093菌株
(微生物受託番号通知書 微生物受託番号「微工
研菌寄第5799号 FERM−P No.5799」)、ノヅ
リスポリウム・エス・ピー・M5094菌株(微生物
受託番号通知書 受託番号「微工研菌寄第5800号
FERM−P No.5800」)の菌学的性状は、次の
通りである。 まずアースリニウム・エス・ピー・M5071菌株
について述べれば、次の通りである。 (1) 各種培地における生育状態 麦芽エキス寒天培地 生育は非常に良く、26℃、10日間で内径85
mmのペトリ皿全面に達する。空中菌糸は綿毛
状で、培養初期は白色であるが、1週間をす
ぎ生育が進むにつれて、所々次第にライト・
タン〔Light Tan(hue 3gc)〕となるが、集
落全体としては白色の部分が多い。ライト・
アンバー〔Light Amber(hue 3ic)〕の拡散
性色素を培地中に出す。裏面の色は、ダー
ク・ブラウン〔Dark Brown(hue 2pn)〜
マープル〔Maple(hue 4le)〕。 バレイシヨ・ブドウ糖寒天培地 生育は非常に良く、26℃、10日間で内径85
mmのペトリ皿全面に達する。空中菌糸は綿毛
状で、培養初期は白色であるが、1週間をす
ぎ生育が進むにつれて、次第に全面がキヤメ
ル〔Camel(hue 3ie)〕となる。ライト・ア
ンバー(hue 3ic)の拡散性色素を培地中に
出す。裏面は、ダーク・ブラウン(hue
2pn)。 ツアペツク寒天培地 生育は非常に悪く、26℃、10日間で無色に
近い菌糸が非常に薄く寒天培地上をはうよう
に生育するのみである。裏面は無色。 (2) 顕微鏡的特色 菌糸は直径2.5〜3.0μ、壁は平滑、淡褐色。
分生胞子柄は平滑またはコブ状の小さな隆起を
持つ、淡褐色、所々に隔壁を持つ。分生胞子は
分生胞子柄の側部の短い突起の先端に単生す
る。球形ないし楕円形、2.5〜10×2.6〜6μ、褐
色、壁は平滑、時々たてに裂け目を持つ。 (3) 生理学的性質 生育温度:8〜40℃ 最適生育温度:22〜32℃ 生育PH:2.5〜9.5 最適生育PH:4〜8 上記の菌学的性状において、暗褐色の集落を持
ち、球形ないし楕円形でたてに裂け目(Slit)を
有する暗褐色の分生胞子を持つことなどの特色よ
り、本菌M5071菌株はアースリニウム属に属する
と認められ、アースリニウム・エス・ピー・
M5071と命名した。 なお色の表示はColor Harmony Manual
(Container Corporation of America 1958)の
標示法に従つた。また本菌の設定に当つて、G.L.
Barron、1968、The genera of Hyphomycetes
from soil、およびM.B.Ellis、1971、
Dematiaceous Hyphomycetesを引用した。 また、フザリウム・ソラニ・M5084菌株につい
て述べれば、次の通りである。 (1) 各種培地における生育状態 ツアペツク寒天培地 生育は速く、26℃、7日間の培養にて直径
65〜70mmに達する。培養初期は白色綿毛状
で、成熟するとややクリーム〔Cream(1
1/2ca)〕となり、部分的にダステイ・アク
ア〔Dusty Aqua(18qe)〕となる。浸出液お
よび拡散性色素は出さない。裏面の色はライ
ト・アイボリー〔Light Ivory(2ca)〕〜ラ
イト・ウイート〔Light Wheat(2ea)〕で、
部分的にダステイ・アクア(18ge)となる。 麦芽エキス寒天培地 生育は速く、26℃、7日間培養で直径50〜
53mmに達する。培養初期は白色綿毛状で、成
熟すると気中菌糸はフレツシユ・ピンク
〔Flesh Pink(6ca)〕、基菌糸はレツド・ウツ
ド〔Red Wood(6ie)〕となる。浸出液およ
び拡散性色素は出さない。裏面はレツド・ウ
ツド(6ie)となる。 バレイシヨ・ブドウ糖寒天培地 生育は速く、26℃、7日間の培養で直径57
〜60mmに達する。培養初期は白色綿毛状で、
成熟するとややパール・ピンク〔Pearl
Pink(3ca)〕となる。浸出液は出さない。セ
ダー〔Cedar(6 1/2le)〕の拡散性色素を培
出す。裏面はデーブ・ブラウン・マホガニー
〔Deep Brown Mahogany(6pl)〕となる。 (2) 顕微鏡的特色 栄養菌糸は無色、滑面で、巾は3〜4μ。分
生胞子形成様式はフイアライド型で、大小二型
の分生胞子を形成する。小型分生胞子柄は栄養
菌株に対し直角に発達し、単生し、非分枝たは
1〜2度分枝する。比較的長く、30〜150×2.5
〜3μ、無色、滑面、0〜数個の隔壁を有する。
小型分生胞子は擬頭状に多数形成される。5〜
23×2〜5μ、無色、滑面、卵形ないし楕円形、
無隔壁または1隔壁。大型分生胞子は1〜数個
の隔壁を持ち、形は三日月形で、先端は尖る。
無色、滑面、30〜50×3〜5μ。フイアライド
との連結部は良く発達した柄足細胞が認められ
る。 (3) 生理的性状 生育し得る温度:10〜35℃ 最適生育温度:24〜28℃ 生育し得るPH:PH2〜12 最適生育PH:PH3〜10 上記の菌学的性状において、本菌の分生胞子形
成様式はフイアライド型であり、大小二型の分生
胞子を形成し、大型分生胞子は無色で三日月形
で、1〜数個の隔壁を有し、剛毛またはその他の
附属物を有さないことから、フザリウム属に属す
る(J.A.von Arx、1974.The Genera of Fungi
Sporulating in Pure Culture.J.Cramer、
Lehre、315pp.G.L.Barron.1968. The Genera of Hyphomycetes from Soil. Williams & Wilkins、Baltimor、364pp)。 さらに本菌の詳しい観察の結果、ツアペツク寒
天培地上でクリーム色の集落を作ること、大型分
生胞子の大きさが30〜50×3〜5μであり、小型
分生胞子が分生胞子形成細胞の先端に擬頭状に多
数形成し、その大きさが5〜23×2〜5μ、形は
卵形ないし楕円形であることから、フザリウム・
ソラニの特徴とよく一致する(C.Booth、1971.
The Genus Fusarium、CMI、kew、237pp)も
ので、よつて本菌M5084株はフザリウム・ソラニ
と同定されたもので、フザリウム・ソラニ・
M5084と命名した。 さらにマクロフオーミナ・ハゼオリー・
IFO3718菌株は、財団法人発酵研究所寄託菌株で
ある(INSTITUTE FOR FERMENTATION
OSAKA LIST OF CULTURES 1978.SIXTH
EDITION)。 さらにまたグノモニエラ・エス・ピー・M5093
菌株について述べれば次の通りである (1) 各種培地における生育状態 麦芽エキス寒天培地 生育は非常に速く、26℃の場合1週間で内
径885mmのペトリ皿の全面に達する。菌叢は
平担でやや綿毛状。色はダーク・オリーブ・
グレイ〔Dark Olive Gray(near grays
1ml)〕。集落周辺部はほぼ滑らか。拡散性色
素および浸出液は出さない。裏面はミツドナ
イト・ブルー〔Midnight Blue(14pm)〕。 バレイシヨ・ブドウ糖寒天培地 生育は普通で、26℃の場合1週間で30〜40
mmに達する。菌叢はやや厚く、表面も凹凸を
有する。色はダーク・オリーブ・グレイ
(1ml)。周辺部は極端なくもの巣状
(Arachnoid)。拡散性色素および浸出液は出
さない。裏面はダーク・ブルー〔Dark
Blue(13 1/2pn)〕。 ツアペツク寒天培地 生育はやや遅く、26℃の場合1週間で20〜
28mmに達する。菌叢は薄く平担。表面はビロ
ード状。色はダーク・オリーブ・グリーン
〔Dark Olive Green(24 1/2pn)〕。周辺部は
極端なくもの巣状。拡散性色素および浸出液
は出さない。裏面はダーク・オリーブ・グリ
ーン(24 1/2pn)。 (2) 顕微鏡的特色 子のう殼は寒天培地表面または内部に数個づ
つ集まるかまたは単独で形成される。暗褐色な
いし黒色。子のう殼本体の直径は約200μ。子
のう殼本体とはつきり区別のつかない太く長い
首を有する。その大きさは400〜900×70〜
130μで基部または上部でときに二股に分れる
こともある。子のうは子のう殼の壁より形成さ
れ、棍棒状で短い茎を有する。40〜80×10〜
13μ。子のう胞子は8個で2列に形成される。
頂部はメルツアー染色液(Melzer's Reagent)
で染色されない。子のう胞子はやや不規則な紡
錘形で、わずかに曲がる。1細胞で無色ないし
淡黄褐色、13〜20×5〜7μ。壁は滑らか、な
いしわずかにこぶ状の突起を有する。 (3) 生理的性状 生育し得るPH:3〜8.5 最適生育PH:4〜7.5 生育し得る温度:13〜38℃ 最適生育温度:23〜28℃ 上記の菌学的形状において、本菌は子のう胞子
が形成されることから子のう菌(Ascomycetes)
に属すると認められる。さらに長いしつかりした
首を持つ子のう殼が形成され、子のうは子のう殼
の壁から発生し、棍棒状であること、子のう胞子
は1細胞で、無色に近い色等の特色からグノモニ
エラ属に属するものと同定し、本菌をグノモニエ
ラ・エス・ピー・M5093と命名した。 なお本菌の同定に当つて、F.E.Clements.&
C.L.Shear、1930、The Genera of
Fungi.496pp.Hafner Pub.Co.、USA、J.A.von
Arx、1974、The Genera of Fungi
Sporulating in Pure Culture、315pp.Cramer、
Germany、R.W.G.Dennis、1968、British
Ascomycetes 455pp.Cramer、Germany、を引
用した。 さらにノヅリスポリウム・エス・ピー・M5094
菌株について述べれば、次の通りである。 (1) 各種培地における生育状態 麦芽エキス寒天培地 生育は非常に速く、26℃の場合1週間で直
径85mmのペトリ皿全面に生育する。菌叢は、
平担で気中菌糸は綿毛状で、色はカバート・
タン〔Covert Tan(2ge)〕。集落周辺部はく
もの巣状。拡散性色素を出し、色はハニー・
ゴールド〔Honey Gold(2ic)〕。浸出液は出
さない。裏面はミツドナイト・ブルー
(14pn)。 バレイシヨ・ブドウ糖寒天培地 生育は速く、26℃の場合1週間で直径65〜
80mmに達する。菌叢は平担だが、やや厚みが
ある。気中菌糸は綿毛状で、色はカバート・
ブラウン〔Covert Brown(2li)〕。集落周辺
部はくもの巣状。拡散性色素を出し、色はハ
ニー・ゴールド(2ic)。浸出液は出さない。
裏面はダーク・スプルース〔Dark Spruce
(20pn)〕。 ツアペツク寒天培地 生育は速く、26℃の場合1週間で直径45〜
65mmに達する。菌叢は薄く平担。気中菌糸は
わずかに綿毛状で、色はカバート・タン
(2ge)。集落周辺部はくもの巣状。拡散性色
素をわずかに出し、色はバンブー〔Bamboo
(2gc)〕。浸出液は出さない。裏面はベイジ
ユ・ブラウン〔Beige Brown(3ig)〕。 (2) 顕微鏡的特色 栄養菌糸は無色〜淡褐色で、壁は滑面、隔壁
を有する。ときどき、菌糸の周辺部に顆粒状物
質を蓄積する。分生胞子柄は40〜200×2.5〜
3.5μ、隔壁を有し、無色〜淡褐色。壁は粗面、
2〜輪生丈に、比較的規則的に分枝する。分生
胞子形成細胞は単独〜輪生状に規則的に形成、
淡黄褐色〜淡褐色、10〜20×2.5〜3.5μ、粗面。
分生胞子はふくらんだ分生胞子形成細胞の先端
に数個出きる小突起上にシンポヅラエ
(Sympodulae)型に形成される。下端が扁平
で切られたようなやや不規則な楕円形、無色〜
淡黄褐色、4.5〜6×2.5〜3μ、壁は滑面。 (3) 生理的性状 生育し得る。PH:3〜11 最適生育PH:4〜8 生育し得る温度:12〜45℃ 最適生育温度:23〜37℃ 上記の菌学的性状において、本菌は外生する分
生胞子によつて増殖することから、ヒポマイセテ
ス(Hyphomycetes)に属すると認められる。さ
らに分生胞子柄が比較的長く、やや規則的に分枝
すること、分生胞子形成様式がSympodulae型で
あること、分生胞子形成細胞の壁が粗面で、先端
へ行つても極端に細くならないこと、分生胞子の
下端が扁平であるなどの特色から、本菌M5094菌
株はノヅリスポリウム属に属すると同定され、よ
つてノヅリスポリウム・エス・ピー・M5094と命
名した。 なお、本菌の同定に当つて、M.B.Ellis、1971、
Dematiaceous Hyphomycetes、608pp、CMI、
Englamd、G.L.Barrom、1969、The Genera of
Hyphomycetes from Sol、364pp.The
Williams S Wilkins Co.、USA、を引用した。 またM5071系物質を得るに当つて例示すれば、
アースリニウム属に属するM5071物質生産菌、好
ましくはアースリニウム・エス・ピー・M5071菌
株、フザリウム属に属するM5071様物質M5084
物質、M5071様物質M5084物質生産菌、好まし
くは前記のフザリウム・ソラニ・M5084菌株、ま
たはマクロフオーミナ属に属するM5071様物質
M4400物質生産菌、好ましくは前記のマクロフオ
ーミナ・ハゼオリー・IFO7318菌株グノモニエラ
属に属するM5071様物質M5093物質生産菌、好ま
しくは前記のグノモニエラ・エス・ピー・M5093
菌株、さらにまたノヅリスポリウム属に属する
M5071様物質M5094物質生産菌、好ましくは前記
のノヅリスポリウム・エス・ピー・M5094菌株
を、抗生物質や酵素などを生産する通常の方法で
培養する。培養の形態としては、通常液体培養で
行なうのが有利である。培地の栄養源としては、
微生物の培養に通常用いられているものが広く使
用され得る。炭素源としては同化可能な炭素化合
物であればよく、好ましくはシユクロースが用い
られ、またグルコース、ラクトース、マルトー
ス、フラクトース、糖蜜、デキストリンなどが用
いられる。窒素源としては利用可能な窒素化合物
であればよく、例えばポリペプトン、コーン・ス
チーブ・リカー、肉エキス、酵母エキス、大豆
粉、カゼイン加水分解物などが用いられる。その
他、リン酸塩、炭酸塩、硫酸塩、マグネシウム、
カルシウム、カリウム、ナトリウム、鉄、亜鉛、
マンガン等の塩類が必要に応じて使用される。培
養温度は菌が発育し、本発明の各M5071様物質を
生産する範囲内で適宜変更し得るが、通常26〜30
℃程度、好ましくは26℃程度であり、また培養時
間は条件によつて多少異なるが、各M5071系物質
が最高収量に達する時期を見計つて適当な時期に
培養を終了すればよく、通常2〜4日程度であ
る。次いで、このようにして得られた培養物から
各M5071系物質を採取するのであるが、まず得ら
れた培養物を過または遠心分離などの手段によ
り、固形物を除去してその培養液を回収する。
得られた培養液より各M5071系物質たるM5071
物質、M5071様物質M5084物質、M5071様物質
M5084物質、M5071様物質M4400物質、M5071
様物質M5093物質、M5071様物質M5094物質を単
離するに当つては、各M5071系物質の溶媒に対す
る溶解性や塩析手段に基いて行なうことが好まし
く、例えば培養過液に硫酸アンモニウムを加え
て塩析せしめ、それによつて生じた沈澱物を遠心
分離などの手段にて回収すればよい。さらにこの
沈澱物を、安定PH域を有する緩衝液に溶解後透析
膜にて透析し、DEAE−セルロース、DEAE−セ
フアデツクス、セフアデツクスなどの吸着クロマ
トグラフイーやゲル過手段を用いて精製し、さ
らに等電点電気泳動法により活性区分を回収し、
単一成分まで精製されたM5071物質、M5071様物
質M5084物質、M5071様物質M5084物質、
M5071様物質M4400物質、M5071様物質M5093物
質およびM5071様物質M5094物質の精製物の区分
を得、これを凍結乾燥すればよい。 本発明を実施するに際しては、以上の如くして
得られたグルコシルトランスフエラーゼ活性の阻
害作用を有する高分子酸性蛋白質系物質を、例え
ば粉末状、または水溶液やアルコール溶液とし
て、歯磨組成物に混和し、常法により練歯磨、粉
歯磨、発泡歯磨、うがい用錠剤、マツサージクリ
ームなどの口腔用組成物となすか、チユーインガ
ムなどのガム基剤含有組成物、その他飲食品組成
物中に添加して常法により加工し、製品とすれば
よい。また歯磨組成物としては、例えば研磨剤と
して炭酸カルシウム、第二リン酸カルシウム、不
溶性メタリン酸ナトリウム、酸化アルミニウム、
水酸化アルミニウム、非晶質シリカ、結晶質シリ
カなど、増粘剤としてメチルセルロース、アルギ
ン酸ナトリウム、カラギーナン、カルボキシメチ
ルセルロース、無水ケイ酸など、粘稠湿潤剤とし
てソルビトール、キシリトール、グリセリン、プ
ロピレングルコース、ポリエチレングルコースな
ど、活性剤としてラウリル硫酸ナトリウム、ドデ
シルベンゼンスルホン酸ナトリウム、シヨ糖脂肪
酸エステル、アシルサルコシンナトリウムなど、
その他フツ化化合物、塩化リゾチーム、デキスト
ラナーゼ、ε−アミノカプロン酸やトラネキサム
酸などの止血剤、食塩、葉緑素、甘味料、その他
香料や防腐剤、殺菌剤などの組成を適宜組合せて
口腔用組成物として加工すればよい。さらにこの
ように加工するに当つて、用いるグルコシルトラ
ンスフエラーゼ活性の阻害作用を有する高分子酸
性蛋白質系物質は、例えば口腔用組成物としての
歯磨組成物において通常1回当りの使用に際して
10単位以上となるように調整すればよく、また一
般に1γ/g以上の濃度に調整すればよい。 このようにして得られた虫歯予防用組成物は、
そのグルコシルトランスフエラーゼ活性の阻害作
用を有する高分子酸性蛋白質系物質の作用効果に
より、シユクロースの存在下でも不溶性グルカン
の生成を阻害し、歯面への虫歯原因菌の粘着抑制
を示し、良好な虫歯予防効果を奏する良好なもの
であつた。 次に実施例および参考例を挙げて本発明につい
て具体的に述べるが、本発明は何んらこれらによ
つて限定されるものではない。 実施例 1 (M5071物質の不溶性グルカン合成阻害につい
て) (1) ストレプトコツカス・ミユータンスOMZ175
をBHI培地で2日間培養し、除去後、培養
液を硫安沈澱し、この沈澱物を集め、水に溶解
し、透析して、培養液の約50倍に濃縮した、
ストレプトコツカス・ミユータンスによる不溶
性グルカン合成を触媒するグルコシルトランス
フエラーゼ含有液20ml、0.1Mリン酸緩衝液
(PH7.0)200ml、50%シユクロース液100ml、
M5071物質5000単位含有液20mlを混合し、37℃
で18時間反応した。また対照としてはM5071物
質無添加の水20mlを用いた。反応後、各反応液
を1000rpm.10分間遠心し、沈渣および上清を
得た。沈渣は水で数回洗浄後乾燥し、これを不
溶性グルカンとした。また上清は水に対して透
析を行い、透析内液に2倍量のエタノールを加
え、4℃、18時間放置した後15000rpm.5分間
遠心し、沈渣をエタノール:水(2:1)の混
液で数回洗浄した後乾燥し、これを可溶性グル
カンとした。 その結果、各反応液中の各グルカンの量は、
第5表に示す通りであつた。 【表】 虫歯原因菌が歯表面等に粘着するには、この
ストレプトコツカス ミユータンスが生産する
不溶性グルカンが重要な役割を持つことが、ギ
ボンス等(Gibbons、et al)〔Archs.oral.Biol.
13、1249〜1260(1968)〕によつて報告されてい
る。また上記第5表の結果より、M5071物質
は、ストレプトコツカス・ミユータンスが歯表
面等へ粘着する際に必要な不溶性グルカンの合
成を著しく阻害(95%抑制したものであること
が明らかである。 (2) 上記の通りにて得られたM5071物質無添加の
場合の不溶性グルカン、可溶性グルカン、およ
びM5071物質添加の場合の可溶性のグルカンに
ついて、そのグルコース結合様式を調べた。即
ち、各試料を、箱守氏〔J.Biochem.55、205、
(1964)〕の方法に従つてメチル化し、加水分解
後、メチル化糖をガスクロマトグラフイーによ
つて分析した。その結果、第6表に示す通りで
あつた。 【表】 その結果、M5071物質添加の場合の可溶性グ
ルカンにおいては、M5071物質無添加の場合に
多くみられる2.4.6−トリメチル化糖が著明に
減少していることから、このM5071物質は
2.4.6−トリメチル化糖が示すα1−3結合を持
つグルカンの合成を阻害するものと推定され
る。 実施例 2 (虫歯原因菌ストレプトコツカス・ミユータン
スの歯面の粘着に対する抑制効果) (1) 虫歯原因菌の歯面への粘着について、 5%シユクロースを含むBHI培地に、人か
ら得られた滅菌歯牙片(5×5mm)を針金(ス
テンレスワイヤー)で吊した試験管2本を用意
した。この一本に、M5071物質を1000単位添加
し、他の一本には添加しない。各試験管に、
BHI培地で37℃、18時間培養したストレプト
コツカス・ミユータンスOMZ176の菌液を最終
濃度10%になるように加えた。次いでこれら
を、37℃で6時間培養した後、その歯牙片を取
り出し、水洗した後これらについて走査型電子
顕微鏡で3000倍にて観察した。その結果、
M5071物質無添加の場合の歯牙片の写真は、第
13図に示す通りで、多数のストレプトコツカ
ス・ミユータンスOMZ176の菌株が歯牙の表面
に粘着しているものであつた。これに対し、
M5071物質添加の場合の歯牙片の写真は、第1
4図に示す通りで、上記の菌株の粘着はほとん
ど観察されず、M5071物質が著しく良好に粘着
性を有する不溶性グルカンの合成の阻害のため
にその菌体の粘着を抑制したものと認められ
る。 (2) 虫歯原因菌の歯面への集落形成について、 ストレプトコツカス・ミユータンスOMZ176
を、BHI培地で37℃、18時間培養した後菌体
を採取し、これを0.05Mリン酸緩衝液(PH6.8)
にて洗浄後、同一緩衝液に浮遊させ、この液に
シユクロースを、最終濃度5%となるように加
えて、37℃、1時間培養して、該菌体の周囲に
グルカンを産生せしめ、培養終了後、本反応の
シユクロースおよび可溶性グルカンを除去する
ために遠心洗浄し、十分に洗浄した菌体を再び
0.05Mリン酸緩衝液(PH6.8)に浮遊せしめた。
次いでこの浮遊液中に、人から得られた滅菌歯
牙片を入れて、30分間室温で放置した。その後
これを水で十分に洗浄し、不要の菌体を洗浄し
た。さらにこの歯牙片を、シユクロース10%添
加BHI培地に針金で吊した。その際、これに
M5071物質1000単位を添加し、対照としては無
添加のものとした。次いでこれを37℃、6時間
培養した後、水で歯牙片を洗浄し、各歯牙片を
走査型電子顕微鏡で3000倍にて観察した。 その結果、M5071物質無添加の場合では、第
15図に示す通り、付着したストレプトコツカ
ス・ミユータンスOMZ176の菌体が歯面で増殖
し、グルカンとともに、バクテリアル・プラー
ク(歯垢)を形成したものである。一方、
M5071物質添加の場合では、第16図に示す通
り、上記の如くの歯垢形成は全く起きてない。
歯垢は、菌の増殖にともない、不溶性グルカン
を産生して菌の集落(コロニー)が形成された
ものと考えられるが、M5071物質は、これに必
要な不溶性グルカンの生成を阻害するために、
歯垢形成を効果的に抑制したものと認められ
る。 実施例 3 実施例2(1)におけるM5071物質の代りに、
M5071様物質M5084物質、M5071様物質M5084
物質、M5071様物質M4400物質、M5071様物質
M5093物質、M5071様物質M5094物質を用いて、
以下実施例2(1)と同様に行なつて、各々第17
図、第18図、第19図、第20図、第21図に
示す通りの、虫歯原因菌の粘着がほとんど観察さ
れず、著しく良好に粘着性の不溶性グルカンの合
成を阻害したものと認められる。 実施例 4 グリセリン30部および水20部を充分に混和し、
1%M5071物質含有水溶液0.1部を加えて混合し、
これにメチルセルロース1部、およびサツカリン
ナトリウム0.5部を混合、溶解せしめ、さらに第
二リン酸カルシウム45部を加えて充分に混和し、
次いで香料1部を加えて真空装置つきニーダーに
て脱泡しながら充分に混練して、練歯磨を得た。
本品は、充填量100〜300gとして、1人1回約1
gにて使用すればよい。 実施例 5 以下の組成を有する練歯磨を調整した。 第二リン酸カルシウム 50部 グリセリン 30部 ラウリル硫酸ナトリウム 1.5部 カルボキシメチルセルロース 1部 サツカリンナトリウム 0.4部 香 料 0.6部 フルクトース 4部 モノフルオロリン酸ナトリウム 0.5部 庶糖モノステアレート 2部 1%M5071物質含有水溶液 0.1部 水 残 実施例 6 以下の組成を有する粉歯磨を調整した。 第二リン酸カルシウム 50部 炭酸カルシウム 25部 ソルビツト 10部 ラウリル硫酸ナトリウム 1部 サツカリンナトリウム 0.3部 香 料 0.7部 デキストラナーゼ 1部 フルクトース 5部 1%M5071物質含有水溶液 0.1部 水 残 実施例 7 以下の組成を有するうがい用錠剤を調整した。 炭酸水素ナトリウム 54部 クエン酸 15部 リン酸−ナトリウム 15部 ポリエチレングリコール6000 3部 香 料 4部 庶糖モノラウリレート 1部 マルトース 5部 モノフルオロリン酸ナトリウム 0.8部 デキストラン 2部 M5071物質 0.001部 実施例 8 ガムベース20部を40℃に加温し、これに、ソル
ビツト59.9部および1%M5071物質含有水溶液
0.1部の混合物を添加し、その後これにマンニツ
ト9.5部、70%ソルビツト10部、香料を適量添加
してミキサーにて充分混練し、これをローラにて
形成し、切断してチユーインガムを得た。 実施例 9 以下の組成を有するチユーインガムを調整し
た。 ガムベース 20部 炭酸カルシウム 2部 水アメ 15部 粉 糖 30部 マルトース 10部 フルクトース 10部 庶糖モノステアレート 3部 香 料 1部 M5071物質 0.001部 水 残 実施例 10 温州みかん(1/5濃縮、固形分53.6%)560部
に、デキストリン500部を添加して送風130〜140
℃、排風75〜80℃にて噴霧乾燥して粉末果汁を得
た。次いでこの粉末果汁100部に当してM5071物
質0.001部添加して充分混合して、目的の果汁を
得た。 実施例 11 前記実施例5のM5071物質の代りに、M5071様
物質M5084物質、M5071様物質M5084物質、
M5071様物質4400物質、M5071様物質M5093物
質、M5071様物質M5094物質の各々1%含有水溶
液0.1部を用いて、同様に行なつて、目的とする
練歯磨を得た。 実施例 12 前記実施例6、実施例7のM5071物質の代り
に、M5071様物質M5084物質、M5071様物質
M5084物質、M5071様物質4400物質、M5071様
物質M5093物質、M5071様物質M5094物質の各々
を同量用いて、同様に行なつて、目的とする粉歯
磨、うがい用錠剤を得た。 実施例 13 実施例8のM5071物質の代りに、M5071様物質
M5084物質、M5071様物質M5084物質、
M5071様物質4400物質、M5071様物質M5093物
質、M5071様物質M5094物質の各々1%含有水溶
液0.1部を用いて、同様に行なつて、目的とする
チユーインガムを得た。 参考例 1 シユクロース1.5%、デキストリン1.5%、ポリ
ペプトン2%、コーン・スチープ・リカー2%、
KH2PO40.2%、MgSO4・7H2O0.1%、FeSO4
7H2O0.01%、セライト1%からなる培地100ml
(PH6.5)を有する500ml容三角フラスコ(120℃、
20分間滅菌処理、各5本)に、アースリニウム・
エス・ピー・M5071菌株(FERM−P、No.5352)
を接種し、26℃で5日間振盪培養した。次いでこ
の種培養物各5mlを、上記と同一組成からなる培
地100mlを有する500ml容三角フラスコ(100本)
に移植し、26℃、4日間振盪培養した。培養後、
セライトを用いてこの培養物を過し、少量の水
で洗浄して約10の培養液(蛋白量1720g、比
活性0.23)を得た。得られた培養液に、硫酸ア
ンモニウム5.16Kgを加えて撹拌後氷室(4℃)に
一晩放置した。次いで生じた沈澱物を遠心分離し
て回収し、これを0.01Mリン酸緩衝液(PH6.3)
500mlに溶解した後、セロフアンチユーブを透析
膜として0.01Mリン酸緩衝液に対して透析した。
12時間おきに透析外液を替え、120の透析液で
72時間透析した。透析後、さらに、あらかじめ
0.01Mリン酸緩衝液(PH6.3)で平滑化したDEAE
−セルロース(生化学工業社製)のカラム(径5
×40cm)にチヤージして吸着せしめ、0.01Mリン
酸緩衝液(PH6.3)で洗浄した後、0.01Mリン酸
緩衝液(PH6.3)2〜0.5M NaCl含有0.01Mリ
ン酸緩衝液(PH6.3)2を用いて濃度勾配法で
溶出せしめ、0.15M NaCl含有0.01Mリン酸緩衝
液(PH6.3)の溶出区分460ml(蛋白量1.27g、比
活性83)を得、さらにメンブランPM−10(アミ
コン社製)にて濃縮した。さらにこの濃縮液を、
セロフアンチユーブを透析膜として0.01Mリン酸
緩衝液に対して透析し、12時間おきに透析外液を
替え、80の透析液で48時間透析した。透析した
液は、あらかじめ0.01Mリン酸緩衝液(PH6.3)
で平滑化したDEAE−セフアデツクスA−25(生
化学工業社製)のカラム(径3×20cm)にチヤー
ジして吸着せしめ、0.01Mリン酸緩衝液(PH6.3)
で洗浄した後、0.01Mリン酸緩衝液(PH6.3)2
〜0.3M NaCl含有0.01Mリン酸緩衝液(PH6.3)
2を用いて濃度勾配法で溶出して、0.01M
NaCl含有0.01Mリン酸緩衝液(PH6.3)にて溶出
される活性区分400ml(蛋白量105mg、比活性510)
を得、メンブランPM−10にて濃縮して約20mlと
なした。さらにこの濃縮液を、0.01Mリン酸緩衝
液(PH6.3)で平滑化したセフアデツクスG−100
(生化学工業社製)のカラム(径4.5×60cm)にチ
ヤージした後、0.01Mリン酸緩衝液(PH6.3)に
て溶出(1フラクシヨン4.8ml)して、比活性の
高い溶出フラクシヨン(フラクシヨンNo.88〜104)
を回収、併合し(蛋白量38.5mg、比活性1300)、
凍結乾燥した。次いでこの凍結乾燥物を、あらか
じめ水で平衡化したセフアデツクスG−25コース
(生化学工業社製)で脱塩し、これを凍結乾燥し
て14.7mgを得た。さらにこれを、少量の0.01Mリ
ン酸緩衝液(PH6.3)に溶解した後、グリセリン
中で、PH2.4〜4のキヤリアアンホライト(LKB
社製)を用いてなる等電点電気泳動(700V、24
時間)を行ない、泳動後2mlづつ分画してその活
性区分を回収し、さらに、あらかじめ水で平衡化
したセフアデツクスG−50フアイン(生化学工業
社製)のカラム(径2.5×50cm)にチヤージし、
水で1フラクシヨン4.8mlづつ分画し、そのフラ
クシヨンNo.21〜25を回収し、これを凍結乾燥して
精製されたM5071物質の白色粉末4.1mgを得た
(本品は培養液のものに比べ比活性で18000倍上
昇し、収率は約11%であり、ポリアクリルアミド
ゲル電気泳動(pua)にて単一バンドを示すもの
であつた)。 さらにM5071物質のアミノ酸分析、構成糖、そ
の他の作用について述べれば、以下の通りであ
る。 アミノ酸分析 M5071物質を、6N塩酸、110℃で24時間加水分
解した後アミノ酸オートアナライザーにてアミノ
酸分析を行なつた。またトリプトフアンは紫外部
吸収測定法により行なつた。その結果、第2表に
示す通り、各アミノ酸およびそのモル比の結果が
得られた。 【表】 構成糖 フエノール−硫酸法にて、M5071物質1mg当
り、グルコース換算量にて80γ、マンノース換算
量にて68γであつた。 その他の作用 M5071物質は、ストレプトコツカス・ミユータ
ンスOMZ176の産生する不溶性グルカンを、著し
く弱いが分解する酵素作用が確認される。 (イ) ストレプトコツカス・ミユータンスOMZ176
の産生する不溶性グルカンの精製物の均一な懸
濁液1.0mlに、M5071物質200μg(2000単位)
含有液0.1mlを加えて、37℃でインキユベイト
した。20時間後、550mμでその濁度を測定し
た。また対照として、M5071物質含有液の代り
に水を用いた。その結果、第3表の通りであつ
た。 【表】 その結果、M5071物質含有液の場合には、若
干の濁度の減少が認められた。 (ロ) ストレプトコツカス・ミユータンスOMZ176
の産生する不溶性グルカンの精製物750μgを
均一に懸濁した溶液0.5mlに各々M5071物質50μ
g(500単位)、200μg(2000単位)を含有す
る液0.5mlを加えて、37℃でインキユベイトし
た。2時間後、還元糖をネルソン−ソモギ法に
てグルコース換算値として比色定量した。また
対照として、M5071物質の代りに水を用いた。
その結果、第4表の通りである。 【表】 その結果、対照に比べて若干多くの還元糖が
検出された。 以上の結果から、M5071物質が著しく弱いがそ
の不溶性グルカンを分解する酵素作用を有すると
判断される。 参考例 2 シユクロース1.5%、デキストリン1.5%、ポリ
ペプトン2%、コーン・スチープ・リカー2%、
KH2PO40.2%、MgSO4・7H2O0.1%、FeSO4
7H2O0.01%、セライト1%からなる培地100ml
(PH6.5)を有する500ml容三角フラスコ(120℃、
20分間滅菌処理、5本)にフザリウム・ソラニ・
M5084菌株(FERM−P、No.5546)を接種し、
26℃で4日間振盪培養した。次いで、この種培養
物各5mlを、上記と同一組成からなる培地100ml
を有する500ml容三角フラスコ(100本)に移植
し、26℃、4日間振盪培養した。培養後、セライ
トを用いて、この培養物を過し、少量の水で洗
浄して、約10の培養液(蛋白量1503g、比活
性0.34)を得た。得られた培養液に硫安5.16Kg
を加えて撹拌後氷室(4℃)に一晩放置した。次
いで、生じた沈澱物を遠心分離して回収し、これ
を0.01Mリン酸緩衝液(PH6.3)約500mlに溶解し
た後、セロフアンチユーブを透析膜として、
0.01Mリン酸緩衝液(PH6.3)に対して透析した。
12時間おきに透析外液を替え、120の透析液で
72時間透析した。透析後、さらに、あらかじめ
0.01Mリン酸緩衝液(PH6.3)で平滑化したDEAE
−セルロース(生化学工業社製)のカラム(径5
×40cm)にチヤージして吸着せしめ、0.01Mリン
酸緩衝液(PH6.3)で洗浄した後、0.01Mリン酸
緩衝液(PH6.3)2〜0.5M NaCl含有0.01Mリ
ン酸緩衝液(PH6.3)2を用いて濃度勾配法で
溶出せしめ、0.1M NaCl含有0.01Mリン酸緩衝液
(PH6.3)の溶出区分520ml(蛋白量1.5g、比活性
87)を得、さらにメンブランPM−10(アミコン
社製)で濃縮した。さらにこの濃縮液を、セロフ
アンチユーブを透析膜として、0.01Mリン酸緩衝
液に対して透析し、12時間おきに透析外液を替
え、80の透析液で48時間透析した。透析した液
は、あらかじめ0.01Mリン酸緩衝液(PH6.3)で
平滑化したDEAE−セフアデツクスA−25(生化
学工業社製)のカラム(径3×20cm)にチヤージ
して吸着せしめ、0.01Mリン酸緩衝液(PH6.3)
で洗浄した後、0.01Mリン酸緩衝液(PH6.3)2
〜0.3M NaCl含有0.01Mリン酸緩衝液(PH6.3)
2を用いて、濃度勾配法で溶出して、0.05M
NaCl含有0.01Mリン酸緩衝液(PH6.3)にて溶出
されるM5071様物質M5084を含有する活性区分
150ml(蛋白量33mg、比活性507)、および0.07M
NaCI含有0.01Mリン酸緩衝液(PH6.3)にて溶出
されるM5071様物質M5084物質含有活性区分50
ml(蛋白量23mg、比活性481)を得、各々を凍結
乾燥した。 さらにこのM5071様物質5084含有凍結乾燥物
を、少量の水に溶解させ、0.01Mリン酸緩衝液
(PH6.3)で平衡化したセフアデツクスG−100(生
化学工業社製)のカラム(径2.5×60cm)にチヤ
ージし、0.01Mリン酸緩衝液(PH6.3)にて1フ
ラクシヨン4.8mlずつ溶出し、そのフラクシヨン
No.55〜62を回収し、併合し(蛋白量21mg、比活性
1470)、凍結乾燥した。次いで、この凍結乾燥物
を、少量の水に溶解させ、あらかじめ水で平衡化
したセフアデツクスG−25コース(生化学工業社
製)で脱塩せしめ、これを凍結乾燥して精製され
たM5071様物質M5084物質19mgを得た(本品
は、培養液のものに比べて比活性で約4500倍上
昇し、ポリアクリルアミドゲル電気泳動にて単一
バンドを示すものであつた。) さらにまた、前記M5071様物質M5084物質含
有凍結乾燥物を、少量の水に溶解させ、0.01Mリ
ン酸緩衝液(PH6.3)で平衡化したセフアデツク
スG−100のカラム(径2.5×60cm)にチヤージ
し、0.01Mリン酸緩衝液(PH6.3)にて1フラク
シヨン4.8mlずつ溶出し、そのフラクシヨンNo.56
〜60を回収し、併合し、(蛋白量13mg、比活性
1490)、凍結乾燥した。次いでこの凍結乾燥物を、
少量の水に溶解させ、あらかじめ水で平衡化した
セフアデツクスG−25コースで脱塩し、これを凍
結乾燥して、精製されたM5071様物質M5084物
質11mgを得た(本品は、培養液のものに比べて
比活性で約4800倍上昇し、ポリアクリルアミドゲ
ル電気泳動にて単一バンドを示すものであつた。 参考例 3 グルコース1%、プロトフラワー1%、ペプト
ン1%、コーン・スチープ・リカー1%、
KH2PO40.1%、MgSO4・7H2O0.1%、セライト
1%からなる培地100ml(PH6.5)を有する500ml
容三角フラスコ(120℃、20分間滅菌処理、各5
本)に、マクロフオーミナ・ハゼオリー・
IFO7318菌株を接種し、26℃で4日間振盪培養し
た。次いでこの種培養物各5mlを、シユクロース
1.5%、デキストリン1.5%、ポリペプトン2%、
コーン・スチープ・リカー2%、KH2PO40.2%、
MgSO4・7H2O0.1%、FeSO4・7H2O0.01%、セ
ライト1%からなる培地100ml(PH6.5)を有する
500ml容三角フラスコ(120℃、20分間滅菌処理、
各100本)に移植し、26℃、3日間振盪培養した。
培養後、セライトを用いてこの培養物を過し、
少量の水で洗浄して、約8.4の培養液(蛋白
量1637g、比活性0.29)を得た。得られた培養
液に硫安4.6Kgを加えて撹拌後、氷室(4℃)に
一晩放置した。次いで生じた沈澱物を遠心分離し
て回収し、これを0.01Mリン酸緩衝液(PH6.3)
500mlに溶解した後、セロフアンチユーブを透析
膜として0.01Mリン酸緩衝液(PH6.3)に対して
透析した。12時間おきに透析外液を替え、120
の透析液で72時間透析した。透析後さらに、あら
かじめ0.01Mリン酸緩衝液(PH6.3)で平滑化し
たDEAE−セルロースのカラム(径5×40cm)に
チヤージして吸着せしめ、0.01Mリン酸緩衝液
(PH6.3)で洗浄した後、0.01Mリン酸緩衝液(PH
6.3)2〜0.5M NaCl含有0.01Mリン酸緩衝液
(PH6.3)2を用いて濃度勾配法で溶出せしめ、
0.15M NaCl含有0.01Mリン酸緩衝液(PH6.3)の
溶出区分393ml(蛋白量1.6g、比活性73)を得、
さらにメンブランPM−10にて濃縮した。さら
に、この濃縮液を、セロフアンチユーブを透析膜
として0.01Mリン酸緩衝液に対して透析せしめ、
12時間おきに透析外液を替え、80の透析液で48
時間透析した。透析した液は、あらかじめ0.01M
リン酸緩衝液(PH6.3)で平滑化したDEAE−セ
フアデツクスA−25のカラム(径3×22cm)にチ
ヤージして吸着せしめて、0.01Mリン酸緩衝液
(PH6.3)で洗浄した後、0.01Mリン酸緩衝液(PH
6.3)2〜0.3M NaCl含有0.01Mリン酸緩衝液
(PH6.3)2を用いて濃度勾配法で溶出して、
0.01M NaCl含有0.01Mリン酸緩衝液(PH6.3)に
て溶出されるM5071様物質M4400物質含有活性区
分372ml(蛋白量102mg、比活性511)を得、メン
ブランPM−10にて濃縮して約20mlを得た。さら
にこの濃縮液を0.01Mリン酸緩衝液(PH6.3)で
平滑化したセフアデツクスG−100のカラム(径
4.5×60cm)にチヤージした後、0.01Mリン酸緩
衝液(PH6.3)にて1フラクシヨン4.8mlずつ溶出
して、そのフラクシヨンNo.79〜92を回収し、併合
し(蛋白量34mg、比活性1431)、凍結乾燥した。
次いでこの凍結乾燥物を、あらかじめ水で平衡化
したセフアデツクスG−25コースで脱塩し、凍結
乾燥して32mgを得た。さらに、これを、少量の
0.01Mリン酸緩衝液(PH6.3)に溶解した後、グ
リセリン中でPH2.4〜4のキヤリアーアンホライ
ト(LKB社製)を用いてなる等電点電気泳動
(700V、24時間)を行ない、泳動後、2mlずつ分
画して、その活性区分を回収し、さらに、あらか
じめ水で平衡化したセフアデツクスG−50フアイ
ン(生化学工業社製)のカラム(径2.4×40cm)
にチヤージし、水で1フラクシヨン4.8mlずつ分
画し、そのフラクシヨンNo.20〜25を回収し、これ
を凍結乾燥して精製されたM5071物質M4400物質
の白色粉末11mgを得た(本品は、培養液のもの
に比べ比活性で約9000倍上昇し、ポリアクリルア
ミド電気泳動にて単一バンドを示すものであつ
た)。 参考例 4 グルコース1%、プロトフラワー1%、ペプト
ン1%、コーン・スチープ・リカー1%、
KH2PO40.1%、MgSO4・7H2O0.1%、セライト
1%からなる培地100ml(PH6.5)を有する500ml
容三角フラスコ(120℃、20分間滅菌処理、各5
本)に、グノモニエラ・エス・ピー・M5093株を
接種し、26℃で4日間振盪培養した。次いでこの
種培養物各5mlを、シユウクロース1.5%、デキ
ストリン1.5%、ポリペプトン2%、コーン・ス
チープ・リカー2%、KH2PO40.2%、MgSO4
7H2O0.1%、FeSO4・7H2O0.01%、セライト1%
からなる培地100ml(PH6.5)を有する500ml容三
角フラスコ(120℃、20分間滅菌処理、各100本)
に移植し、26℃、3日間振盪培養した。培養後、
セライトを用いてこの培養物を過し、少量の水
で洗浄して、約10の培養液(蛋白量1611g、
比活性0.19)を得た。得られた培養液に硫安
5.2Kgを加えて撹拌後、氷室(4℃)に一晩放置
した。次いで生じた沈澱物を遠心分離して回収
し、これを0.01Mリン酸緩衝液(PH6.3)約500ml
に溶解した後、セロフアンチユーブを透析膜とし
て0.01Mリン酸緩衝液に対して透析した。12時間
おきに透析外液を替え、120の透析液で72時間
透析した。透析後さらに、あらかじめ0.01Mリン
酸緩衝液(PH6.3)で平滑化したDEAE−セルロ
ース(生化学工業社製)のカラム(径5×40cm)
にチヤージして吸着せしめ、0.01Mリン酸緩衝液
(PH6.3)で洗浄した後、0.01Mリン酸緩衝液(PH
6.3)2〜0.5M NaCl含有0.01Mリン酸緩衝液
(PH6.3)2を用いて濃度勾配法で溶出せしめ、
0.2M NaCl含有0.01リン酸緩衝液(PH6.3)近辺
の溶出区分415ml(蛋白量1.81g、比活性91)を
得、さらにメンブランPM−10(アミコン社製)
で、濃縮した。さらに、この濃縮液を、セロフア
ンチユーブを透析膜として0.01Mリン酸緩衝液に
対して透析せしめ、12時間おきに透析外液を替
え、80の透析液で48時間透析した。透析した液
は、あらかじめ0.01Mリン酸緩衝液(PH6.3)で
平滑化したDEAE−セフアデツクスA−25(生化
学工業社製)のカラム(径3×27cm)にチヤージ
して吸着せしめて、0.01Mリン酸緩衝液(PH6.3)
で洗浄した後、0.01Mリン酸緩衝液(PH6.3)2
〜0.3M NaCl含有0.01Mリン酸緩衝液(PH6.3)
2を用いて濃度勾配法で溶出して、0.1M
NaCl含有0.01Mリン酸緩衝液(PH6.3)近辺にて
溶出されるM5071様物質M5093物質含有活性区分
208ml(蛋白量93mg、比活性192)を得、凍結乾燥
した。さらにこのM5071様物質M5093物質含有乾
燥物を少量の水に溶解させ、0.01Mリン酸緩衝液
(PH6.3)で平衡化したセフアデツクスG−100(生
化学工業社製)のカラム(径2.5×60cm)にチヤ
ージし、0.01Mリン酸緩衝液(PH6.3)にて1フ
ラクシヨン4.8mlずつ溶出し、そのフラクシヨン
No.69〜80を回収、併合し(蛋白量25mg、比活性
1330)、凍結乾燥した。次いでこの凍結乾燥物を
少量の水に溶解させ、あらかじめ水で平衡化した
セフアデツクスG−25コース(生化学工業社製)
で脱塩し、凍結乾燥して23mgを得た。さらに、こ
れを、少量の0.01Mリン酸緩衝液(PH6.3)に溶
解した後、グリセリン中で、PH2.4〜4のキヤリ
アーアンホライト(LKB社製)を用いてなる等
電点電気泳動(700V、24時間)を行ない、泳動
後、2mlずつ分画して、その活性区分を回収し、
さらに、あらかじめ水で平衡化したセフアデツク
スG−50フアイン(生化学工業社製)のカラム
(径2.4×40cm)にチヤージし、水で1フラクシヨ
ン4.8mlずつ溶出し、その活性フラクシヨンNo.21
〜25を回収し、これを凍結乾燥して精製された
M5071様物質M5093物質の白色粉末20mgを得た
(本品は、培養液のものに比べ比活性で約8200
倍上昇し、SDS−ポリアクリルアミド電気泳動
(PH9)にて単一バンドを示すものであつた)。 参考例 5 グルコース1%、プロトフラワー1%、ペプト
ン1%、コーン・スチープ・リカー1%、
KH2PO40.1%、MgSO4・7H2O0.1%、セライト
1%からなる培地100ml(PH6.5)を有する500ml
容三角フラスコ(120℃、20分間滅菌処理、各5
本)に、ノヅリスポリウム・エス・ピー・M5091
株を接種し、26℃で4日間振盪培養した。次いで
この種培養物各5mlを、シユウクロース1.5%、
デキストリン1.5%、ポリペプトン2%、コー
ン・スチープ・リカー2%、KH2PO40.2%、
MgSO4・7H2O0.1%、FeSO4・7H2O0.01%、セ
ライト1%からなる培地100ml(PH6.5)を有する
500ml容三角フラスコ(120℃、20分間滅菌処理、
各100本)に移植し、26℃、3日間振盪培養した。
培養後、セライトを用いてこの培養物を過し、
少量の水で洗浄して、約9の培養液(蛋白量
1302g、比活性0.21)を得た。得られた培養液
に硫安4.6Kgを加えて撹拌後、氷室(4℃)に一
晩放置した。次いで生じた沈澱物を遠心分離して
回収し、これを0.01Mリン酸緩衝液(PH6.3)500
mlに溶解した後、セロフアンチユーブを透析膜と
して0.01Mリン酸緩衝液(PH6.3)に対して透析
した。12時間おきに透析外液を替え、120の透
析液で72時間透析した。透析後さらに、あらかじ
め0.01Mリン酸緩衝液(PH6.3)で平滑化した
DEAE−セルロースのカラム(径5×40cm)にチ
ヤージして吸着せしめ、0.01Mリン酸緩衝液(PH
6.3)で洗浄した後、0.01Mリン酸緩衝液(PH6.3)
2〜0.5M NaCl含有0.01Mリン酸緩衝液(PH
6.3)2を用いて濃度勾配法で溶出せしめ、
0.1M NaCl含有0.01Mリン酸緩衝液(PH6.3)近
辺の溶出区分433ml(蛋白量2.42g、比活性88)
を得、さらにメンブランPM−10にて濃縮した。
さらに、この濃縮液を、セロフアンチユーブを透
析膜として0.01Mリン酸緩衝液に対して透析せし
め、12時間おきに透析外液を替え、80の透析液
で48時間透析した。透析した液は、あらかじめ
0.01Mリン酸緩衝液(PH6.3)で平衡化したDEAE
−セフアデツクスA−25のカラム(径3×25cm)
にチヤージして吸着せしめて、0.01Mリン酸緩衝
液(PH6.3)で洗浄した後、0.01Mリン酸緩衝液
(PH6.3)2〜0.3M NaCl含有0.01Mリン酸緩衝
液(PH6.3)2を用いて濃度勾配法で溶出して、
0.05M NaCl含有0.01Mリン酸緩衝液(PH6.3)近
辺にて溶出されるM5071様物質M5094物質含有活
性区分283ml(蛋白量85mg、比活性201)を得、凍
結乾燥した。さらにこのM5071様物質M5094物質
含有乾燥物を、少量の水に溶解させ、0.01Mリン
酸緩衝液(PH6.3)で平衡化したセフアデツクス
G−100のカラム(径2.5×60cm)にチヤージし、
0.01Mリン酸緩衝液(PH6.3)にて1フラクシヨ
ン4.8mlずつ溶出して、そのフラクシヨンNo.85〜
97を回収し、併合し(蛋白量23mg、比活性1121)、
凍結乾燥した。次いでこの凍結乾燥物を少量の水
に溶解させ、あらかじめ水で平衡化したセフアデ
ツクスG−25コースで脱塩し、凍結乾燥して22mg
を得た。さらに、これを、少量の0.01Mリン酸緩
衝液(PH6.3)に溶解した後、グリセリン中でPH
2.4〜4のキヤリアーアンホライトを用いてなる
等電点電気泳動(700V、24時間)を行ない、泳
動後、2mlずつ分画して、その活性区分を回収
し、さらに、あらかじめ水で平衡化したセフアデ
ツクスG−50フアインのカラム(径2.4×40cm)
にチヤージし、水で1フラクシヨン4.8mlずつ溶
出し、その活性フラクシヨンNo.21〜25を回収し、
これを凍結乾燥して精製されたM5071様物質
M5094物質の白色粉末17mgを得た(本品は、培養
液のものに比べ比活性で約6800倍上昇し、SDS
−ポリアクリルアミド電気泳動(PH9)にて単一
バンドを示すものであつた)。
【図面の簡単な説明】
第1図はM5071物質のPH安定性の曲線、第2図
はM5071様物質M5084物質のPH安定性の曲線、
第3図はM5071様物質M5084物質のPH安定性の
曲線、第4図はM5071様物質M4400物質のPH安定
性の曲線、第5図はM5071様物質M5093物質のPH
安定性の曲線、第6図はM5071様物質M5094物質
のPH安定性の曲線、第7図はM5071物質の熱安定
性、第8図はM5071様物質M5084物質の熱安定
性の曲線、第9図はM5071様物質M5084物質の
熱安定性の曲線、第10図はM5071様物質M4400
物質の熱安定性の曲線、第11図はM5071様物質
M5093物質の熱安定性の曲線、第12図はM5071
様物質M5094物質の熱安定性の曲線第13図は
M5071物質無添加の場合の歯面への虫歯原因菌の
粘着を示す電子顕微鏡写真、第14図はM5071物
質添加の場合の歯面への虫歯原因菌の粘着抑制を
示す電子顕微鏡写真、第15図はM5071物質無添
加の場合の歯面への虫歯原因菌の集落形成を示す
電子顕微鏡写真、第16図はM5071物質添加の場
合の歯面への虫歯原因菌の集落形成抑制を示す電
子顕微鏡写真、第17図はM5071様物質M5084
物質添加の場合の歯面への虫歯原因菌の粘着抑制
を示す電子顕微鏡写真、第18図はM5071様物質
M5084物質添加の場合の歯面への虫歯原因菌の
粘着抑制を示す電子顕微鏡写真、第19図は
M5071様物質M4400物質添加の場合の歯面への虫
歯原因菌の粘着抑制を示す電子顕微鏡写真、第2
0図はM5071様物質M5093物質添加の場合の歯面
への虫歯原因菌の粘着抑制を示す電子顕微鏡写
真、第21図はM5071様物質M5094物質添加の場
合の歯面への虫歯原因菌の粘着抑制を示す電子顕
微鏡写真を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 グルコシルトランスフエラーゼ活性の阻害作
    用を有する高分子酸性蛋白質系物質を含有してな
    る虫歯予防用組成物。 2 グルコシルトランスフエラーゼ活性の阻害作
    用を有する高分子酸性蛋白質系物質が、M5071物
    質、M5071様物質M5084物質、M5071様物質
    M5084物質、M5071様物質M4400物質、M5071
    様物質M5093物質、M5071様物質M5094物質であ
    る特許請求の範囲第1項記載の虫歯予防用組成
    物。 3 グルコシルトランスフエラーゼ活性の阻害作
    用を有する高分子酸性蛋白質系物質含量が、
    0.0001W/W%以上である特許請求の範囲第1項
    または第2項記載の虫歯予防用組成物。 4 虫歯予防用組成物が、歯磨組成物である特許
    請求の範囲第1項、第2項または第3項記載の虫
    歯予防用組成物。 5 虫歯予防用組成物が、口腔衛生用組成物であ
    る特許請求の範囲第1項、第2項または第3項記
    載の虫歯予防用組成物。 6 虫歯予防用組成物が、ガム基剤含有組成物で
    ある特許請求の範囲第1項、第2項または第3項
    記載の虫歯予防用組成物。 7 虫歯予防用組成物が、飲食品組成物である特
    許請求の範囲第1項、第2項または第3項記載の
    虫歯予防用組成物。
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