JPH0228950Y2 - - Google Patents

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JPH0228950Y2
JPH0228950Y2 JP11331681U JP11331681U JPH0228950Y2 JP H0228950 Y2 JPH0228950 Y2 JP H0228950Y2 JP 11331681 U JP11331681 U JP 11331681U JP 11331681 U JP11331681 U JP 11331681U JP H0228950 Y2 JPH0228950 Y2 JP H0228950Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、バネの弾発力を利用して打球を発射
する電動式パチンコ機の打球発射装置に関する。
(従来技術とその問題点) 打球発射装置は、打球を発射する発射杆と、発
射杆を発射付勢する付勢バネと、付勢バネの弾発
力を加減して打球の飛距離を調整する操作レバー
と、発射杆を駆動する駆動機構とを備えている。
一般に、操作部の操作レバーは、操作部を握つ
た状態での手首の回動に相応させるため、90〜
110度の回動範囲に設定されている。この操作レ
バーの回動量を110度以上に拡大すると、手首の
疲労度が増して操作性が低下し、長時間の遊技が
困難となるからである。
ところで、発射杆を発射付勢する付勢バネは、
遊技部内に届く有効打球、即ち、第1図に示すガ
イドレール101に囲まれた遊技部102のA点
とB点との間に打球を発射できる強さと、遊技部
内に届かないフアール球、即ち、操作レバー10
4の回動初期に於て発射された打球がA点に届か
ない程度の弱さとを合せ持つ弾発力であることが
必須条件となる。
前者は、A点とB点との間の任意の点に打球を
落下させて入賞率を上げるという遊技本来の性質
上必要であり、後者は、遊技を中止の際に、打球
供給装置105内に残留する打球をフアール球に
なるように発射して受皿106に回収するために
必要なのである。
このように、発射杆の付勢バネは、操作レバー
104の回動量内(約110度)に於て、上記A点
とB点との間の任意の点に打球を集中発射するこ
とができる能力と、操作レバーの回動初期にフア
ール球を確実に発生させる能力とがなければなら
ない。
然るに従来、発射杆の付勢バネは、第2図に示
すような単一の引張りバネ107が用いられてお
り、この引張りバネ107の一端を発射杆108
に、他端を操作部103の操作レバー104の巻
取部109に連係して、操作レバー104の巻取
量の増減により、弾発力が調整されるものであつ
た。
このため、操作部103の操作レバー104に
は、付勢バネの全負荷が直接掛つて、操作レバー
104の操作が重くなり、遊技者の手の疲労が増
すという欠点があつた。
かかる問題を解決する手段として、特開昭55−
138473号公報に次のような発明が提案されてい
る。
この発明は、槌腕バネ(本考案でいう発射杆の
付勢バネ)と打球力調節バネとを別個に構成した
ことを特徴とするものである。
しかし、この発明の槌腕バネは、巻線の軸線方
向に弾発力が作用する、在来と同様の引つ張りバ
ネを用いている。このため、原理的に、バネの張
設方向が直線方向とならざるを得ない。同公報掲
載の第1図乃至第6図に示される第1実施例、第
7図に示される第2実施例、第8図に示される第
3実施例、そして、第9図に示される第4実施例
の何れを見ても、槌腕バネ(付勢バネ)は、全
て、直線的に張設され、その巻線の軸方向に作用
する弾発力を利用している。
このような槌腕バネでは、当該バネの張設領域
は、槌腕(発射杆)が回動するときに描かれる回
動面をそのまま拡張した面、換言すると、槌腕
(発射杆)の回動軸の軸線に対して垂直な面か、
精々、この面と平行な面に限定されてしまう。従
つて、当該バネの張設領域の縮小化、即ち、打球
発射装置の小型化には自と限界がある。
本考案は、かかる問題の解消を目的とするもの
である。
(問題解決の手段) 本考案は、上記問題を解決するため、前面枠1
に止着される取付基板3の軸孔4に回動軸7を貫
通させ、上記取付基板3の裏面側の回動軸7に
は、当該回動軸7を取付基板3に軸受801,8
02,803を介して回動可能に支承させる筒状
の軸受ハウジング8を筒中心軸に回動軸7を貫通
させた状態で設けると共に回動軸7の端部に係止
部1101を有する受動部材11を当該回動軸7
と一体回動するように設け、 上記取付基板3の表面側の回動軸7には打球を
発射する発射杆5の基部を固定して当該発射杆5
を回動可能にし、 上記軸受ハウジング8の外周には、発射杆5を
発射付勢させるコイル状の付勢バネ9を同軸状に
巻装し、当該付勢バネ9の一端は、上記受動部材
11の係止部1101に掛け止め、他端は、取付
基板3の表面側に配設させた微調整操作部材18
により、上記付勢バネ9の付勢力を微調整する微
調整機構19に連係させた構成としたものであ
る。
(実施例) 以下、本考案を実施の一例を示す第3図以下の
図面に基づいて説明する。
第4図に於て、前面枠1の裏面側に止着される
発射装置2(第2図)の取付基板3に軸孔4を穿
ち、この軸孔4に、取付基板3の裏面側(図面右
側)から発射杆5と受動杆6とが一体的に固定さ
れる回動軸7を貫通させる。
この回動軸7は、貫通させられた取付基板3の
裏面側にて、軸受801,803、カラー802
等を備えた軸受ハウジング8で取付基板3に回動
可能に装着されている。
実施例の軸受ハウジング8は、一方端が開放さ
れた有底の筒状体であり、その開放側が取付基板
の裏面側に当るように取付基板に固定されてい
る。そして、回動軸7は、この筒状の軸受ハウジ
ング8の筒中心軸に通され、筒底を貫通して軸受
ハウジング8の外に軸の先端部10が突出させら
れている。
軸受ハウジング8の外周には、ねじりを受けて
弾性変形するコイル状の付勢バネ9を、当該円筒
状軸受ハウジング8の筒中心軸、従つて、回動軸
7の軸線と軸線が共通するようにバネ線を同軸状
に巻き廻して巻装している。
そして、この付勢バネ9の一端を、軸受ハウジ
ング8より突出させられた回動軸7の先端部10
に設けられた受動部材11に係止してある。実施
例の受動部材11は、回動軸7の直径方向に延在
させられたレバーであり、回動軸7に固着されて
いる。
上記付勢バネ9の一端は、この受動部材11の
一方端に設けられた係止部1101に掛け止めら
れている。実施例の係止部1101は受動部材1
1に穿つた孔としている。
他方、上記付勢バネ9の他端は、取付基板3の
表面側に配設されている微調整機構19に連絡さ
れている。この微調整機構19については後述す
る。
尚、上記受動部材11の他端には、巻線の軸線
方向の引張りを受けて弾性変形(伸張)する補助
付勢バネ12の一端が係止されている。この補助
付勢バネ12は、前記付勢バネ19と相俟つて発
射杆5を発射付勢するものであつて、その他端は
取付基板3の前面に突設した係止部55に係止さ
れている。
次に微調整機構19について説明する。
第4図、第5図に於て、実施例の微調整機構1
9は、取付基板3の後面側の回動軸7に配設され
ており、バネ受環13、内バネ14、従動部材1
5、連動部材16、外バネ17、及びダイヤル1
8等で構成されている。
先ず、バネ受環13は、受動杆6を回動軸7に
固定するナツト20へ当接するよう回動軸7に嵌
合されており、従動部材15は、回動軸7の後端
方向へ押圧する内バネ14が回動軸7に介装した
後方向に嵌合されている。
この従動部材15は、上記内バネ14の大半を
内包する筒部21と回動軸7に嵌合する中空の長
軸22とを有しており、長軸22を以つて回動軸
7に回動かつ摺動自在に嵌合されている。
そして、従動部材15の筒部21の周側には、
前記付勢バネ9の一端が掛け止められるバネ掛片
23を設け、連動部材16と対向する側の端面周
縁には係合歯24が輪状に植設された係合部25
を形成してある。上記付勢バネ9の一端は取付基
板3の長孔26を通つてこのバネ掛片23に連絡
されている。
次に、連動部材16は、従動部材15の筒部2
1を内包する嵌合凹部27を有し、この嵌合凹部
27内に従動部材15の係合歯24と係脱自在に
歯合する係合歯28とが形成されている。そし
て、嵌合凹部27の外側には連動レバー29が突
設されている。
上記従動部材15の長軸22には、連動部材1
6を回動かつ摺動自在に嵌合し、更に、連動部材
16を従動部材15側に押圧する外バネ17を介
して微調整操作部材としてのダイヤル18が長軸
22の端部に一体的に固着されている(第3図)。
第3図に於て、連動部材16の右下方の取付基
板3には、連動盤30が回動自在に枢着され、こ
の連動盤30の側面に、先端が連動部材16の連
動レバー29に枢着された連結杆31の基部が枢
着してある。
そして、連動盤30の外周側には、操作部33
の巻取プーリ34に接続されたロープ32の端が
接続固定されている。
このロープ32は、巻取プーリ34を回転させ
る操作部33の操作レバー35が始動前の停止状
態に維持されるよう緊張させた状態で連動盤30
に接続されており、かかる状態に於て連動部材1
6の左回動を阻止するためのストツパ36が、連
動部材16の連動レバー29が当接する位置の取
付基板3に突設してある。
上記付勢バネ9の他端は、上述のように、バネ
掛片23、従動部材15、連動部材16、連動レ
バー29、連結杆31、連動盤30、ロープ32
及び巻取プーリ34等の連係部材を介して、発射
杆5の弾発力を調整する操作レバー35に連絡さ
れている。
尚、連動盤30と操作レバー35の巻取プーリ
34との連絡は、ロープ32に限らずロツト等適
宜の連係部材を用いてもよい。
再び第4図に於て、円筒状の軸受ハウジング8
に巻装された付勢バネ9は、巻線の軸線方向にで
はなくネジり方向の弾性により、受動部材11を
発射方向(図上右)に回動させ、従動部材15を
左回動(図上左)させる付勢力が与えられてい
る。従つて、従動部材15に作用する左回動力
は、これに歯合する連動部材16に及ぶが、連動
部材16に突設した連動レバー29と係止するス
トツパ36によつて左回動は阻止される。
又、この左回動力は、前記連係部材を介して、
操作レバー35を停止位置方向へ、即ち、第3図
上右回動方向への付勢となつている。
尚、この付勢は、少なくとも操作レバー35を
フリーとした時、速やかに右回動が可能な程度と
するのが最良である。
第4図上、受動部材11に作用する右回動力
は、回動軸7を介して発射杆5に及ぶが、発射杆
5はその杵先が発射レール37の発射位置38に
臨む状態で停止するようストツパ39が設けられ
ているから(第3図)、発射付勢を受けたまま停
止した状態にある。
従つて、打球の飛距離調整をすべく、操作レバ
ー35を第3図上左回動する際には、付勢バネ9
の付勢力のみが抵抗となるため、従来、一本の引
つ張りコイルバネを用いた発射装置に較べ操作レ
バー35に掛る負荷は半減される。
他方、発射杆5への弾発力は、付勢バネ9と補
助付勢バネ12との合成付勢力となる。
即ち、第3図上、発射杆5は、モータ40によ
り連続回転される回転カム41と受動杆6の先端
に設けたローラ42との係合により、回動軸7と
共に強制的に左回動されるが、この左回動に伴な
つて受動部材11は左回動し、付勢バネ9にねじ
りによる弾発力が、補助付勢バネ12には引張り
による弾発力が夫々蓄積されて行き、受動杆6の
ローラ42と回転カム41との係合が解かれた瞬
間に、上記の付勢バネ9と補助付勢バネ12との
両弾発力が相俟つて発射杆5への付勢力となり、
発射杆5を瞬時に右回動させ、発射レール37の
発射位置38に静止する打球を発射させる。
このように、発射杆5への付勢力即ち弾発力の
操作レバー35による調整は、付勢バネ9の弾発
力を加減するのみで可能となつている。
然も、遊技前に於る付勢バネ9の弾発力の微調
整は、微調整機構19の微調整操作部材18を回
動軸7の軸方向に押圧して左右に回すことによつ
て極めて容易かつ、迅速に行うことができる。
調整作業は次の要領にて行なわれる。
先ず、外バネ17の付勢力に抗して微調整操作
部材18を押し込んで、微調整操作部材18と一
体的に構成された従動部材15とを内バネ14の
付勢力に抗して取付基板3側に摺動させ、連動部
材16との係合を解き、回動軸7に対する微調整
操作部材18の回動を自由となす。
この場合、連動部材16は、外バネ17の付勢
力によつて同じく取付基板3方向への摺動付勢を
受けるが、連動部材16に突設した連動レバー2
9と取付基板3に設けた連動盤30とが鋼線の連
係杆31によつて連係されているため、取付基板
3方向への摺動は阻止される。即ち、連動部材1
6の回動軸7の軸方向への摺動は上記連動杆31
によつて規制されるのである。
そうして、次に、微調整操作部材18を右に回
すと、付勢バネ9のねじりが大きくなる。換言す
ると、付勢バネ9の半径方向の径が小さくなつて
弾発力が強まる。逆に、微調整操作部材18を左
に回すと弾発力は弱まる。
従つて、この微調整操作部材18を所望の位置
に回してそれへの押圧を解くと、内バネ14の付
勢力によつて従動部材15の係合歯24が連動部
材16の係合歯28と歯合し、付勢バネ9に与え
た弾発力は確実に維持されることになる。
尚、従動部材15の係合歯24と連動部材16
の係合歯28のピツチを小さくすればする程発射
付勢の微細な調整が可能となる。
以上のように、発射杆5を発射付勢するための
弾発バネを、付勢バネ9と補助付勢バネ12とに
分割し、分割された一方の付勢バネ9の弾発力だ
けを操作レバー35に掛らせることにより、操作
時に於る手の疲労を大幅に軽減できる。
又、他方の補助付勢バネ12の弾発力だけを、
フアール球発生可能な程度に予め設定しておくこ
とによつて、確実にフアール球を発生させること
もできる。
例えば、補助付勢バネによるフアール球の最大
到達点を第1図に示すC点の位置に設定してお
く。C点は、有効打球とフアール球発生の分岐点
であるA点に近接する方が、付勢バネ9の弾発力
を弱く構成できる点で効果的である。
この場合、付勢バネ9は、前記のとおり、操作
レバー35の回動操作によつて弾発力が調整さ
れ、操作レバー35を大きく回動した時には、補
助付勢バネ12の弾発力と相俟つて打球をA点乃
至B点間の任意の点に集中発射が可能な弾発力が
必要だが、同時に又、操作レバー35の回動初期
に於ては、付勢バネ9の弾発力は可能な限り発射
杆5の付勢力に影響を与えない程度とするのがよ
いわけである。
しかし、操作レバー35の回動初期であつて
も、付勢バネ9の弾発力は若干強められて発射杆
5に作用するから、補助付勢バネ12の弾発力に
よる打球の最大到達点たるC点をA点に近接しす
ぎると、補助付勢バネ12の弾発力に付勢バネ9
の弾発力が加勢される結果、打球がA点を越えて
フアール球が発生しない虞れがある。
このため、C点の設定は、操作レバー35の回
動初期に於る付勢バネ9が補助付勢バネ12に加
勢する弾発力を考慮して決定する必要がある。
要するに、補助付勢バネ12に加勢される付勢
バネ9の弾発力を考慮して、フアール球の最珍到
達点たるC点はA点より手前側、即ち発射位置3
8寄りに設定するのである。
他方、付勢バネ9の弾発力は、補助付勢バネ1
2の弾発力と相俟つて打球をA点とB点との間の
任意の点に打球が集中発射可能な程度とする。即
ち、付勢バネ9の弾発力はC点からB点に打球が
到達する範囲のものであればよい。
以上で説明した付勢バネ9と補助付勢バネ12
への弾発力の分配は、確実なフアール球の発生を
主眼としたものであつてもよいし、必ずしも上記
の分配に限らず、例えば、遊技者の手の疲労軽減
を主眼とする際には、操作レバー35に掛る方の
付勢バネ9の弾発力を小さくすればよい。
勿論、この場合、分割された2つの付勢バネ
9,12の合成弾発力を以つて有効打球及びフア
ール球の発生が可能となるようにそれぞれに発射
杆5への弾発力を分配するのである。
次に、発射装置2のスイツチ機構を第6図及び
第7図に基づいて説明する。
発射装置2には、駆動機構を駆動する起動用ス
イツチと打球を一個宛発射するための単発用スイ
ツチとが必要である。
従来ではこのために2個のスイツチを配設して
いたが、本例では、1個のスイツチを以つて兼用
している。
即ち、前方握手部43と、操作レバー35を有
する回動操作部44と、操作レバー35を有する
回動操作部44と、後方握手部45とから成る操
作部33に於て、後方握手部45内に常閉接点を
有するスイツチSWを回動操作部44の側面に臨
ませて設け、このスイツチSWの押ボタンに接す
るよう長く形成した押圧片46を揺動自在に垂設
している。
回動操作部44の側面には、押圧片46の一部
に当る位置に作動片47が突設されており、後方
握手部45の下部には小孔48が穿たれている。
そして、この小孔48に単発用ボタン49が挿入
されている。
単発用ボタン49には、小孔48から抜け落な
いように突起50を設けて後方握手部45に係止
させる一方、押圧片46内には対応するテーパ面
51を形成して、単発用ボタン49を押上げ、そ
のテーパ面51を押圧片46に押圧させることに
よつて、スイツチSWをOFFさせている。
尚、単発用ボタン46は通常自重により下り、
この状態では押圧片49に接触しないようにして
ある。
次に、打球発射操作について説明する。
今、操作レバー35を僅かに回動して回動初期
状態に維持すると、回動操作部44の作動片47
が右回動し、押圧片46が開放されてスイツチ
SWがONとなり、モータ40が始動する。
モータ40の始動で回動する回転カム41は、
付勢バネ9と補助付勢バネ12との弾発力に抗し
て発射杆5を発射方向とは逆方向に回動させる。
即ち、発射杆5は、回転カム41により強制回動
され、回転カム41と発射杆5の受動杆6との係
合が解かれた瞬間、発射杆5は付勢バネ9と補助
付勢バネ12との合成弾発力によつて発射回動さ
れ、発射位置38に静止する打球を発射する。
この場合、操作レバー35は、スイツチSWが
ONされる程度に僅かに回動されているに過ない
ため、操作レバー35に掛る負荷、即ち付勢バネ
9に蓄積される弾発力は小さい。
従つて、かかる回動初期状態に於る発射杆5へ
の付勢力は主として補助付勢バネ12の確定的な
弾発力となる結果、発射された打球はA点を越え
ることはできず、確実にフアール球を発生し得
る。
次に、有効打球、即ち、打球をA点乃至B点間
の任意の点に発射するには、操作レバー35を更
に大きく回動させる。
即ち、操作レバー35の回動によつて付勢バネ
9にはねじりによる大きな弾発力が蓄積されるた
め、回転カム41と受動杆6との係合が解かれた
瞬間の付勢バネ9の弾発力が増し、これが、補助
付勢バネ12の弾発力と相俟つて大きな合成弾発
力となつて発射杆5に作用し、打球がA点を越え
る有効打球が発射される。
この場合、A点乃至B点の任意の点に打球を発
射するには操作レバー35の回動量を適宜操作し
て行なう。又、操作レバー35に掛る負荷は付勢
バネ9の付勢力のみとなつているため、従来、付
勢力の全てが操作レバー35の負荷となつていた
のに較べて大きく半減されることとなる。
(考案の効果) 叙上の如く本考案は、発射杆を発射付勢させる
弾発バネとしての付勢バネを、発射杆の回動軸を
支承する軸受ハウジングの外周に同軸的に巻装し
た構成のものであるから、従来の打球発射装置に
使用している、巻線の軸線方向に弾発力が作用す
る引つ張りバネを用いるものに較べて、この付勢
バネを前面枠及び取付基板の裏面の面方向に延在
させる必要がなく、軸受ハウジングの外周領域と
いう狭い範囲に設定することができるので、打球
発射装置の集約構成が可能となつて小型化に大い
に寄与することができる。
又、本考案の付勢バネは、従来使用している引
つ張りバネの軸線方向ではなく、バネのネジリ方
向に作用する弾発力を利用し、回動軸と同軸的に
巻装したものであるから、発射杆を発射回動させ
る回動軸と同心円を描く方向に弾発力を作用させ
ることができるので、従来の如く、回動軸と同心
円の接線方向に弾発力が作用し、引つ張りバネの
軸線方向が発射杆の傾き状態に応じて刻々と変化
して、弾発力が不安定となり易いものに較べて、
安定した弾発力が得られるとともに弾発力をより
効果的に利用することができる。
更に又、従来の付勢バネの如く、回動軸と同心
円の接線方向に弾発力を作用させる直線的な張設
と較べて、本考案は発射杆の発射作動後のバネの
振れを大幅に減少することができ、発射杆の振動
が抑止されて打球のムラ飛びを少なくすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はパチンコ機の正面図、第2図は従来の
発射装置の斜視図、第3図以下は本考案の実施例
を示すものにして、第3図は発射装置の斜視図、
第4図は発射機構の一部分解斜視図、第5図は微
調整機構の断面図、第6図は操作部の一部分解斜
視図、第7図はスイツチ機構の正面図である。 1……前面枠、2……発射装置、3……取付基
板、4……軸孔、5……発射杆、7……回動軸、
8……軸受ハウジング、9……付勢バネ、11…
…受動部材、12……補助付勢バネ、18……微
調整部材、19……微調整機構、35……操作レ
バー、41……回転カム、1101……係止部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 前面枠に止着される取付基板の軸孔に回動軸を
    貫通させ、上記取付基板の裏面側の回動軸には、
    当該回動軸を取付基板に軸受を介して回動可能に
    支承させる筒状の軸受ハウジングを筒中心軸に回
    動軸を貫通させた状態で設けると共に回動軸の端
    部に係止部を有する受動部材を当該回動軸と一体
    回動するように設け、 上記取付基板の表面側の回動軸には、打球を発
    射する発射杆の基部を固定して当該発射杆を回動
    可能にし、 上記軸受ハウジングの外周には、発射杆を発射
    付勢させるコイル状の付勢バネを同軸状に巻装
    し、当該付勢バネの一端は、上記受動部材の係止
    部に掛け止め、他端は、取付基板の表面側に配設
    させた微調整操作部材により、上記付勢バネの付
    勢力を微調整する微調整機構に連係させたことを
    特徴とするパチンコ機の打球発射装置。
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