JPH022954Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH022954Y2 JPH022954Y2 JP1985085109U JP8510985U JPH022954Y2 JP H022954 Y2 JPH022954 Y2 JP H022954Y2 JP 1985085109 U JP1985085109 U JP 1985085109U JP 8510985 U JP8510985 U JP 8510985U JP H022954 Y2 JPH022954 Y2 JP H022954Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pump
- bearing
- outer ring
- seal
- pump chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
この考案は、例ば自動車用エンジン等に搭載さ
れる水ポンプ軸受の密封装置の改良に関する。
れる水ポンプ軸受の密封装置の改良に関する。
従来の技術
従来の水ポンプ1に使用される軸受3は、第5
図に示すように、ポンプケース2内に嵌着固定し
た外輪4の内周面4aに形成された二列の軌道
5,6とポンプ軸7の周面7aに形成した前記軌
道5,6と対向する二列の軌道8,9との間にボ
ール10を介装し、前記外輪4の両端部の内周溝
12,13に密封板14,15をそれぞれ嵌着固
定し、該密封板14,15の内周リツプ14a,
15aをポンプ軸7の周面7aに摺接させて外輪
4とポンプ軸7間を密封する構造のものが知られ
ている。ここで16は、ポンプ軸7の端部7bに
固定されたインペラー、17は、ポンプ室11を
密封する水ポンプシールとしてのメカニカルシー
ル、19は、軸受3とメカニカルシール17との
間に形成される空間部18と外部とを連通するた
めにポンプケース2に設けられた水抜き穴であ
る。
図に示すように、ポンプケース2内に嵌着固定し
た外輪4の内周面4aに形成された二列の軌道
5,6とポンプ軸7の周面7aに形成した前記軌
道5,6と対向する二列の軌道8,9との間にボ
ール10を介装し、前記外輪4の両端部の内周溝
12,13に密封板14,15をそれぞれ嵌着固
定し、該密封板14,15の内周リツプ14a,
15aをポンプ軸7の周面7aに摺接させて外輪
4とポンプ軸7間を密封する構造のものが知られ
ている。ここで16は、ポンプ軸7の端部7bに
固定されたインペラー、17は、ポンプ室11を
密封する水ポンプシールとしてのメカニカルシー
ル、19は、軸受3とメカニカルシール17との
間に形成される空間部18と外部とを連通するた
めにポンプケース2に設けられた水抜き穴であ
る。
考案が解決しようとする問題点
従来構造においては、ポンプ室11内を還流す
る冷却液(矢印)がメカニカルシール17を通じ
てわずかではあるが洩れ、メカニカルシール17
と軸受3との間の空間部18に溜るが、この溜つ
た冷却液は水抜き穴19を通じて外部に排出し軸
受3に悪影響を及ぼさないようにしている。しか
し、軸受3の両密封板14,15は、密封性能に
差がないため、軸受3の昇温等で発生する軸受3
内部の圧力変動に伴なう吸気および排気の呼吸作
用が両密封板14,15のいずれの例で行われる
のか全く判らない。このため、例えば吸気作用が
ポンプ室11側の密封板15で行われると、吸気
作用の際に空間部18内に洩れた冷却液を軸受内
に吸い込む恐れがあり、また排気作用がポンプ室
11側の密封板15で行われると、排気作用の際
に、軸受内のグリースが空間部18内に洩れ、水
抜き穴19の内部で固まつて穴19をふさいでし
まう恐れがある。いずれの場合も、軸受の寿命お
よび性能の低下を招くことになる。
る冷却液(矢印)がメカニカルシール17を通じ
てわずかではあるが洩れ、メカニカルシール17
と軸受3との間の空間部18に溜るが、この溜つ
た冷却液は水抜き穴19を通じて外部に排出し軸
受3に悪影響を及ぼさないようにしている。しか
し、軸受3の両密封板14,15は、密封性能に
差がないため、軸受3の昇温等で発生する軸受3
内部の圧力変動に伴なう吸気および排気の呼吸作
用が両密封板14,15のいずれの例で行われる
のか全く判らない。このため、例えば吸気作用が
ポンプ室11側の密封板15で行われると、吸気
作用の際に空間部18内に洩れた冷却液を軸受内
に吸い込む恐れがあり、また排気作用がポンプ室
11側の密封板15で行われると、排気作用の際
に、軸受内のグリースが空間部18内に洩れ、水
抜き穴19の内部で固まつて穴19をふさいでし
まう恐れがある。いずれの場合も、軸受の寿命お
よび性能の低下を招くことになる。
問題点を解決するための手段
この考案は、上記問題点を、外輪とポンプ軸間
に複列の転動体を配置し、外輪の両端内周面に密
封環を嵌着して外輪とポンプ軸間を密封してなる
水ポンプ軸受において、前記密封環のうち水ポン
プシールに隣接して配置されるポンプ室側の密封
環を、外輪への円筒状嵌着部と、嵌着部の一端か
ら半径方向内方に延びる主体部と、該主体部の内
周からポンプ室側へ軸方向に延び、反ポンプ室側
の密封環のシールリツプのポンプ軸周面に対する
緊迫力よりもポンプ軸周面に対する緊迫力を大き
くしたシールリツプとで構成したことを特徴とす
る水ポンプ軸受の密封装置の構成とすることによ
り解決するものである。
に複列の転動体を配置し、外輪の両端内周面に密
封環を嵌着して外輪とポンプ軸間を密封してなる
水ポンプ軸受において、前記密封環のうち水ポン
プシールに隣接して配置されるポンプ室側の密封
環を、外輪への円筒状嵌着部と、嵌着部の一端か
ら半径方向内方に延びる主体部と、該主体部の内
周からポンプ室側へ軸方向に延び、反ポンプ室側
の密封環のシールリツプのポンプ軸周面に対する
緊迫力よりもポンプ軸周面に対する緊迫力を大き
くしたシールリツプとで構成したことを特徴とす
る水ポンプ軸受の密封装置の構成とすることによ
り解決するものである。
作 用
水ポンプ使用時、軸受の昇温等により軸受内部
の圧力変動が発生するが、吸気および排気の呼吸
作用は、ポンプ室側の密封環では行われず、ポン
プ室側の密封環よりシールリツプのポンプ軸周面
に対する緊迫力が小さい反ポンプ室側の密封環の
方で行われる。
の圧力変動が発生するが、吸気および排気の呼吸
作用は、ポンプ室側の密封環では行われず、ポン
プ室側の密封環よりシールリツプのポンプ軸周面
に対する緊迫力が小さい反ポンプ室側の密封環の
方で行われる。
実施例
この考案の実施例を第1図および第2図にもと
づいて説明する。尚、従来構造である第5図を同
一部品には同一符号を付している。軸受3は、水
ポンプ1のポンプケース2内に嵌着固定した外輪
4の内周面4aに形成された二列の軌道5,6と
ポンプ軸7の周面7aに形成した前記軌道5,6
と対向する二列の軌道8,9との間にボール10
を介装し、前記外輪4の反ポンプ室側の端部内周
面に形成した周溝12に内周リツプ14aが軸周
面7aに摺接する密封板14を嵌着固定するとと
もに、外輪4のポンプ室11側の端部内周面に形
成した周段部20に主リツプ21aが軸周面7a
に摺接するオイルシール21を嵌着固定し、外輪
4とポンプ軸7間を密封する構造である。前記オ
イルシール21は、外輪4への内筒嵌着部21c
と、該嵌着部21cの一端から半径方向内方に延
びる主体部21bと、該主体部21bの内周から
ポンプ室11側へ軸方向に沿びるシールリツプ2
1aとを有しており、該リツプ21aの外周に
は、前記内周リツプ14aのポンプ軸周面7aに
対する緊迫力よりもその緊迫力を大きくするため
のコイルスプリング23が装着されている。16
はインペラーで軸7の端部7bに固定している。
さらに17はメカニカルシールでポンプ室11を
密封する。このメカニカルシール17と軸受3と
の間に設けた空間部18とポンプケース2外部と
は、ポンプケース2に設けた水抜き穴19により
連通している。
づいて説明する。尚、従来構造である第5図を同
一部品には同一符号を付している。軸受3は、水
ポンプ1のポンプケース2内に嵌着固定した外輪
4の内周面4aに形成された二列の軌道5,6と
ポンプ軸7の周面7aに形成した前記軌道5,6
と対向する二列の軌道8,9との間にボール10
を介装し、前記外輪4の反ポンプ室側の端部内周
面に形成した周溝12に内周リツプ14aが軸周
面7aに摺接する密封板14を嵌着固定するとと
もに、外輪4のポンプ室11側の端部内周面に形
成した周段部20に主リツプ21aが軸周面7a
に摺接するオイルシール21を嵌着固定し、外輪
4とポンプ軸7間を密封する構造である。前記オ
イルシール21は、外輪4への内筒嵌着部21c
と、該嵌着部21cの一端から半径方向内方に延
びる主体部21bと、該主体部21bの内周から
ポンプ室11側へ軸方向に沿びるシールリツプ2
1aとを有しており、該リツプ21aの外周に
は、前記内周リツプ14aのポンプ軸周面7aに
対する緊迫力よりもその緊迫力を大きくするため
のコイルスプリング23が装着されている。16
はインペラーで軸7の端部7bに固定している。
さらに17はメカニカルシールでポンプ室11を
密封する。このメカニカルシール17と軸受3と
の間に設けた空間部18とポンプケース2外部と
は、ポンプケース2に設けた水抜き穴19により
連通している。
また第3図は軸受3の別の実施例で、外輪4の
周段部20の代りに、周溝24とし、この周溝2
4にオイルシール21を嵌着固定したものであ
る。この構造とすることにより、外輪幅が第2図
のものに比べ小さくなる。
周段部20の代りに、周溝24とし、この周溝2
4にオイルシール21を嵌着固定したものであ
る。この構造とすることにより、外輪幅が第2図
のものに比べ小さくなる。
さらに第4図は、軸受3の反ポンプ室側の転動
体をボール10の代りにローラ25としたもので
ある。
体をボール10の代りにローラ25としたもので
ある。
効 果
水ポンプの使用時、軸受の昇温等により軸受内
部の圧力変動が発生しても、リツプのポンプ軸周
面に対する緊迫力の弱い反ポンプ室側の密封板に
て吸気および排気の呼吸作用を行う。このためポ
ンプ室側の密封環からのグリース洩れがなく、水
抜き穴が従来構造のようにふさがつて軸受とメカ
ニカルシールの間の空間部に冷却液が溜るという
ことがなく、また軸受内に冷却液が侵入せず、こ
の結果、軸受の寿命および性能の低下が防止でき
る。
部の圧力変動が発生しても、リツプのポンプ軸周
面に対する緊迫力の弱い反ポンプ室側の密封板に
て吸気および排気の呼吸作用を行う。このためポ
ンプ室側の密封環からのグリース洩れがなく、水
抜き穴が従来構造のようにふさがつて軸受とメカ
ニカルシールの間の空間部に冷却液が溜るという
ことがなく、また軸受内に冷却液が侵入せず、こ
の結果、軸受の寿命および性能の低下が防止でき
る。
第1図はこの考案の実施例の水ポンプの縦断面
図、第2図は第1図の軸受の拡大縦断面図、第3
図および第4は別の実施例の縦断面図、第5図は
従来の水ポンプの縦断面図である。 1……水ポンプ、2……ポンプケース、3……
軸受、4……外輪、5,6,8,9……軌道、7
……ポンプ軸、10,25……転動体、11……
ポンプ室、14……密封板、16……インペラ
ー、17……メカニカルシール、18……空間
部、19……水抜き穴、21……オイルシール、
23……コイルスプリング。
図、第2図は第1図の軸受の拡大縦断面図、第3
図および第4は別の実施例の縦断面図、第5図は
従来の水ポンプの縦断面図である。 1……水ポンプ、2……ポンプケース、3……
軸受、4……外輪、5,6,8,9……軌道、7
……ポンプ軸、10,25……転動体、11……
ポンプ室、14……密封板、16……インペラ
ー、17……メカニカルシール、18……空間
部、19……水抜き穴、21……オイルシール、
23……コイルスプリング。
Claims (1)
- 外輪とポンプ軸間に複列の転動体を配置し、外
輪の両端内周面に密封環を嵌着して外輪とポンプ
軸間を密封してなる水ポンプ軸受において、前記
密封間のうち水ポンプシールに隣接して配置され
るポンプ室側の密封環を、外輪への円筒状嵌着部
と、嵌着部の一端から半径方向内方に延びる主体
部と、該主体部の内周からポンプ室側へ軸方向に
延び、反ポンプ室側の密封環のシールリツプのポ
ンプ軸周面に対する緊迫力よりもポンプ軸周面に
対する緊迫力を大きくしたシールリツプとで構成
したことを特徴とする水ポンプ軸受の密封装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985085109U JPH022954Y2 (ja) | 1985-06-04 | 1985-06-04 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985085109U JPH022954Y2 (ja) | 1985-06-04 | 1985-06-04 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61200493U JPS61200493U (ja) | 1986-12-15 |
| JPH022954Y2 true JPH022954Y2 (ja) | 1990-01-24 |
Family
ID=30635200
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985085109U Expired JPH022954Y2 (ja) | 1985-06-04 | 1985-06-04 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH022954Y2 (ja) |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB1439138A (en) * | 1972-10-24 | 1976-06-09 | Skf Uk Ltd | Annular sealing members and assemblies incorporating them |
| FR2289777A1 (fr) * | 1974-10-29 | 1976-05-28 | Chrysler France | Pompes a eau perfectionnees en particulier pour vehicules automobiles |
| JPS56129597U (ja) * | 1980-03-03 | 1981-10-01 | ||
| JPS59168519U (ja) * | 1983-04-28 | 1984-11-12 | マツダ株式会社 | ウオ−タポンプのシ−ル装置 |
-
1985
- 1985-06-04 JP JP1985085109U patent/JPH022954Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61200493U (ja) | 1986-12-15 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS6354928B2 (ja) | ||
| US9441675B2 (en) | Water pump of internal combustion engine with a slinger sealing the bearing | |
| JPH022954Y2 (ja) | ||
| US4619458A (en) | Fluid-tight shaft mounting with leakage drainage means | |
| JP2003232434A (ja) | 一方向クラッチ内蔵型プーリ装置 | |
| JP3458852B2 (ja) | ウォータポンプ装置 | |
| JPH0741973Y2 (ja) | シール装置 | |
| KR960017011A (ko) | 플러머 블록 | |
| US2500359A (en) | Shaft seal | |
| JPH052805B2 (ja) | ||
| JPS641455Y2 (ja) | ||
| JPH0433424Y2 (ja) | ||
| US20080273966A1 (en) | Coolant pump | |
| JP3149863B2 (ja) | ウォータポンプ用軸受及び自動車の水冷エンジン用ウォータポンプ | |
| JP3128062B2 (ja) | ウォータポンプ用軸受シール装置、ウォータポンプ用軸受及び自動車の水冷エンジン用ウォータポンプ | |
| CN223178125U (zh) | 一种输出密封静环装置 | |
| JPH0129313Y2 (ja) | ||
| CN220248922U (zh) | 一种单油封式平衡轴外圆密封结构 | |
| JP2890355B2 (ja) | ウォータポンプ用軸受シール装置 | |
| JPS609362Y2 (ja) | 内燃機関におけるクランクピン給油装置 | |
| KR200170431Y1 (ko) | 흡착방지형 시일부재를 가진 밀봉형 베어링 | |
| JPS5921323Y2 (ja) | クランク軸のオイルシ−ル装置 | |
| JPH0215082Y2 (ja) | ||
| JPH0526339Y2 (ja) | ||
| JPH0623815Y2 (ja) | エア回転継手のシール装置 |