JPH02302402A - ポリマー粒子の製造方法 - Google Patents

ポリマー粒子の製造方法

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JPH02302402A
JPH02302402A JP1123291A JP12329189A JPH02302402A JP H02302402 A JPH02302402 A JP H02302402A JP 1123291 A JP1123291 A JP 1123291A JP 12329189 A JP12329189 A JP 12329189A JP H02302402 A JPH02302402 A JP H02302402A
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一巳 山本
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、粒子径の揃ったポリマー粒子を、再現性よく
製造することができる方法に関する。
発明の技術的背景 粒子径が1.0〜10μmの範囲内にあり、粒度分布が
狭く、粒子径の揃ったポリマー粒子(球状単分散ポリマ
ー粒子)は、トナー、トナー用添加剤、塗料、接着剤、
繊維処理剤、化粧品用添加剤、あるいは医療診断用添加
剤などとして広く使用されている。
このような球状単分散ポリマー粒子は、分散重合法、懸
濁重合法、乳化重合法、ソープフリー乳化重合法などの
方法により製造することができる。
このような製造方法の中で、分散重合法は、原料を一括
して仕込み、均一系にて重合を行なうため、重合操作が
非常に簡単であるとの利点があり、単分散ポリマー粒子
を製造するための方法として適している。
しかしながら、分散重合法を利用して製造された単分散
ポリマー粒子は、重合条件によって得られるポリマー粒
子の粒子径が著しく変化し、粒度分布の狭いポリマー粒
子を得ようとする場合の重合条件の設定が非常に難しい
。殊に、実験室レベルでは、非常に粒度分布の狭いポリ
マー粒子を製造することができた場合であっても、工業
的規模にスケールアップした場合に、上記のような実験
室レベルで設定した反応条件をそのまま適用しても、同
一の粒度分布を有するポリマー粒子を得ることができな
いのが一般的であった。そして、粒度分布を決定する因
子として、種々の反応条件にうち、どの反応条件が作用
しているかは、解明されておらず、したがって、製造規
模をかえた場合には、その都度予備的に重合を行ない好
適な重合条件を設定し直す必要があり、その操作が非常
に煩雑であるという問題点があった。しかも、このよう
にして設定された重合条件で重合されたポリマー粒子の
粒度分布は、変動し易く、製造の度に粒度分布の異なる
ポリマー粒子が得られることが多く、再現性が非常に悪
いという問題点があった。
発明の目的 本発明は、上記のような従来技術の問題点を解消しよう
とするものであって、粒度分布の狭い単分散ポリマー粒
子を再現性よく製造することができる方法を提供するこ
とを目的としている。
発明の概要 本発明に係るポリマー粒子の製造方法は、親水性セグメ
ント、パーフルオロアルキル基および親水性基を有する
共重合体からなる分散剤の存在下に、重合性モノマーを
、Pv値0.005〜0 、 30 Kw/ rdの撹
拌条件で分散重合させることを特徴としている。
本発明に係るポリマー粒子の製造方法によれば、特定の
グラフト重合体からなる分散剤を用い、しかも特定の撹
拌条件で重合反応を行なっているので、製造規模あるい
は他の重合条件によってポリマー粒子の粒度分布が変動
することが少なく、しかも粒度分布の狭いポリマー粒子
を再現性よく製造することができる。
発明の詳細な説明 次に本発明のポリマー粒子の製造方法を具体的に説明す
る。
本発明のポリマー粒子の製造方法においては、特定の分
散剤の存在下に、特定の撹拌条件で重合性モノマーを分
散重合させる。
本発明で使用される分散剤は、親水性セグメントと、パ
ーフルオロアルキル基と、親水性基とを有する共重合体
である。
上記のような共重合体は、 親水性セグメントと反応性二重結合とを有する単量体、 パーフルオロアルキル基と反応性二重結合を有する単量
体、および 親水性基と反応性二重結合とを有する単量体とを共重合
させることにより得ることができる。
このような共重合体を製造するために用いられる親水性
セグメントと反応性二重結合とを有する単量体(本発明
において、この化合物を「マクロモノマ−」と記載する
)は、通常、1000〜100000、好ましくは30
00〜50000である。したがって、この親水性セグ
メント中には通常10〜1000個、好ましくは30〜
500個の親水性基が含まれている。
上記の親水性セグメント中に含まれる親水性基としては
、たとえば水酸基、カルボキシル基、そのアルカリ金属
塩、そのアミン塩、そのアンモニウム塩、スルホン基、
そのアミン塩、そのアンモニウム塩ならびにジアルキル
アミノアルキル(メタ)クリレートのような次式で表わ
される塩基性窒素含有ビニルモノマーから誘導される基
を挙げることができる。
ただし、上記式において、R11は水素原子または炭素
数1〜5のアルキル基を表わし、R12およびR13は
、それぞれ独立に水素原子若しくは炭素す]〜6のアル
キル基を表わし、nは1〜6の整数である。
このようなマクロモノマーとしては、上記のような親水
性基を所定の量で含んでおり、しかも反応性二重結合を
有する化合物を使用することができる。特に本発明にお
いては、マクロモノマーとして、次式[I]で示す化合
物を使用することが好ましい。
■ CH2−C−R C’−0 ・・・[I] ただし、上記式[I]において、R1は、それぞれ独立
に、水素原子若しくはメチル基を表わす。
特にR1がメチル基であることが好ましい。またR2お
よびR3は、通常は、それぞれ独立に、炭素数1〜5、
特にR2は1〜2のアルキル基であることが好ましく、
さらにR3は1〜2のアルキル基であることが好ましい
。また上記式[I1において、mは5〜1000、nは
5〜1000を表わす。そして、このmとnとは、両者
の比(mn)か、通常1 : 200〜200:1、好
ましくは1:10〜10:1の範囲内にある。
上記のようなマクロモノマーは、たとえば、まず、反応
開始剤の存在下に、エチレン性不飽和モノマーを重合さ
せて縮合反応可能な末端官能基を有する付加型ポリマー
を調製し、次いでこの付加型モノマーの末端にたとえば
ビニル基を有するエポキシ化合物を反応させて末端にビ
ニル基を導入する方法により製造することができる。
上記のようなマクロモノマーの製造に用いられるエチレ
ン性不飽和モノマーの例としては、(メタ)アクリル酸
アミドおよびその誘導体;N−メチロール(メタ)アク
リルアミドおよびその誘導体; ジアセトン(メタ)アクリルアミドおよびその誘導体; ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプ
ロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル(メタ
)アクリレートのようなヒドロキシアルキル(メタ)ア
クリレートおよびその誘導体; (メタ)アクリル酸メチルトリグリコールのような多価
アルコールの(メタ)アクリル酸エステルおよびその誘
導体; ビニルピロリドンおよびその誘導体; (メタ)アクリル酸エチルカルピトールおよびその誘導
体; 2−ヒドロキシエチルアクリロイルホスフェートおよび
その誘導体; 2−メトキシエチル(メタ)アクリレート、ブトキシエ
チル(メタ)アクリレートのようなアルコキンアルキル
(メタ)アクリレートを挙げることができる。
また、末端にビニル基を導入するために用いられるエポ
キシ化合物としては、エポキシ基とビニル基とを有する
化合物の中から適宜選択して使用することができるが、
このような化合物の例としては、グリシジル(メタ)ア
クリレート、2−メチルグリシジル(メタ)アクリレー
ト、アリールグリシジルエーテル、アリール−2−メチ
ルグリシジルエーテルを挙げることができる。
上記のようなマクロモノマーは単独で使用することもで
きるし、組み合わせて使用することもできる。
また、上記の反応の際に使用される反応開始剤としては
、4,4−アゾビス−4−シアノバレリアン酸、2,2
°−アミジノプロパン酸塩、過酸化カリウム、過酸化ア
ンモニウム、アゾビスイソブチロニトリル、過酸化ベン
ゾイルのような通常の開始剤を使用することができる。
分散剤である共重合体中における上記のマクロモノマー
の含有率は、通常1〜30重量%、好ましくは5〜20
重量%である。
本発明において分散剤として使用される共重合体の調製
に用いられるフルオロアルキル基と反応性二重結合とを
有する単量体(本発明においては「フッ素含有モノマー
」と記載する)の例としては、 トリフルオロエチル(メタ)アクリレート、3−[(+
)−オクタデシルフルオロ)−2−オキシベンゾイロキ
シ]−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、 3−メチル−4−[ペルフルオロ(7−メチル−1−オ
クチル)]ブチル(メタ)アクリレート、2−(N、N
−プロピルパーフルオロオクチルスルホンアミド)エチ
ル(メタ)アクリレート、2−(パーフルオロオクチル
エチル(メタ)アクリレート、 3.3.3−)リフロロプロピレン(メタ)アクリレー
ト、 ヘキサフロロプロピレン(メタ)アクリレート、ジフロ
ロへキサフルオロブテン−2−(メタ)アクリレートを
挙げることができる。
さらにこのようなフッ素含有モノマーとしては、次式で
表わされる化合物を用いることもできる。
CF3 CF  −(CF2)。C112CIl−CI+ 2−
OCO−C−CI+2CF  −(CF2)。−3O2
N−(C11゜’) I、1−OCO−C−CI+□た
だし、上記の式において、R1は、水素原子、−CH、
−CHF  、−CH2Fまたはし、 Rは、水素原子または−CH3を表わす。
そして、本発明においては、上記のようなフッ素含有モ
ノマーとしては、パーフルオロアルキル基を有するモノ
マーが好ましく、このような七ツマ−のうち、次式[I
1で表わされる化合物が特に好ましい。
CH−CR1COOR2CF 2            q  2q+1・・・[I
I] ただし、上記式[I]において、R1は水素原子若しく
はメチル基を表わし、特にメチル基であることが好まし
い。また、R2は、通常は、炭素数1〜5のアルキレン
基、好ましくは炭素数1〜2のアルキレン基を表わす。
そして、上記式[I1]におけるqは、通常1〜8の整
数、好ましくは3〜8の整数である。
なお、上記のフッ素含有モノマーは単独で使用すること
もできるし、組み合わせて使用することもできる。
分散剤である共重合体中における上記のフッ素含有モノ
マーの含有率は、通常1〜40重量%、好ましくは10
〜30重量%である。
さらに本発明の分散剤である共重合体を製造するために
使用される親水性基と反応性二重結合とを有する単量体
は、カルボキシル基、スルホン基およびこれらのアルカ
リ金属塩、アミン塩、アンモニウム塩などの親水性基を
有する化合物である。
このような化合物の例としては、(メタ)アクリル酸、
クロトン酸、イソクロトン酸、ビニル酢酸、アンゲリカ
酸、チグリン酸、アリル酸などの不飽和モノカルボン酸
; マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、メチルフマル酸
、グルタコン酸、イタコン酸、アリルマロン酸などの不
飽和ジカルボン酸; あるいはジカルボン酸のモノアルキルエステル;2−ア
クリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、ビニル
スルホン酸、アリルスルホン酸、2−メチルアリルスル
ホン酸、スチレンスルホン酸、(メタ)アクリル酸−2
−スルホエチル、(メタ)アクリル酸−2−スルホプロ
ピルなどおよび上記の化合物の許容される塩を挙げるこ
とができる。
特に本発明においては、メタクリル酸を使用することが
好ましい。
これらの親水性基および反応性二重結合をHする化合物
は単独で使用することもてきるし、組み合わせて使用す
ることもできる。
分散剤である共重合体中における上記の親水性基を有す
るモノマーの含有率は、通常1〜30重量%、好ましく
は5〜20重量%である。
本発明において、分散剤として使用される共重合体は、
上記のようなモノマー成分の共重合体であればよいが、
さらに通常は(メタ)アクリル酸アルキルのような親水
性を有しないモノマーを共重合させることにより得られ
る。
このような親水性を有しないモノマーとしては、たとえ
ば、スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、
クロロスチレンなどの芳香族ビニル単量体、ブタジェン
、イソプレン、クロロブレンなどの共役ジエン単量体、
(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル
、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブ
チルなどの(メタ)アクリル酸エステル、塩化ビニル、
臭化ビニル、塩化ビニリデンなどのハロゲン化ビニルお
よびビニリデン、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなど
のビニルエステルを挙げることができる。
これらのモノマーは単独で使用することもできるし、組
み合わせて使用することもできる。
分散剤である共重合体中における上記の親水性基を有し
ないモノマーの含有率は、通常10〜80重1%、好ま
しくは30〜60重量%である。
本発明で分散剤として使用されるグラフト共重合体は、
上記のマクロモノマー、フッ素含有モノマー、親水性基
を有するモノマー、さらに所望により親水性基を有しな
いモノマーを、公知の方法を利用してグラフト重合させ
ることにより製造することができる。このグラフト重合
に利用することができる重合法としては、乳化重合法、
懸濁重合法、分散重合法などの方法がある。
このような重合法を利用して製造されたグラフト共重合
体の分子量は、通常は、5000〜300000、好ま
しくは10000〜100000の範囲内にある。
上記のような共重合体は、親水性セグメントおよび側鎖
に親水性基を有しているため、本発明のポリマー粒子の
製−遣方法において好ましく用いられるアルコール・セ
ロソルブ系混合溶媒に溶解し、得られるポリマー粒子の
良好な分散剤となる。
上記のような分散剤を用いた本発明のポリマー粒子の製
造方法で、ポリマー粒子を製造するために用いられる重
合性モノマーとしては、種々のモノマーを使用すること
かできる。
このような重り性モノマーの例としては、スチレン、ビ
ニルトルエン、α−メチルスチレレ、クロロスチレンな
どの芳香族ビニル単量体;ブタジェン、イソプレン、ク
ロロブレンなどの共役ジエン単量体; (メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル
、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブ
チルなどの(メタ)アクリル酸アルキルエステル; 塩化ビニル、臭化ビニル、塩化ビニリデン、臭化ビニリ
デンなどのハロゲン化ビニルあるいはハロゲン化ビニリ
デン; 酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどのビニルエステル
を挙げることができる。
特に本発明において、重合性モノマーとしては、スチレ
ンを主成分とするものであることが好ましく、この場合
、重合性モノマー中におけるスチレンの含有率を50モ
ル%以上、好ましくは60モル%以上にすることが望ま
しい。
このような分散重合反応は、通常有機溶媒中で行なわれ
る。そして、この反応に使用される溶媒としては、アル
コールとセロソルブ系溶媒との混合溶媒を用いることが
好ましい。この場合に使用することができるアルコール
としては、メタノール、エタノール、イソプロパツール
のような炭素数1〜5のアルコールを用いることが好ま
しく、また、セロソルブ系溶媒としては、メチルセロソ
ルブ、エチルセロソルブ、イソプロピルセロソルブおよ
びブチルセロソルブのような炭素数1〜4のアルキル基
を有するセロソルブ系溶媒を用いることが好ましい。
このようなアルコールとセロソルブ系溶媒との混合溶媒
のうちではメタノールとメチルセロソルブとの混合溶媒
、エタノールとメチルセロソルブとの混合溶媒、イソプ
ロパツールとメチルセロソルブとの混合溶媒のうちのい
ずれかの混合溶媒を使用することが好ましい。
このような混合溶媒は、通常、重合性モノマー100重
量部に対して200〜2000重量部、好ましくは25
0〜1000重量部の量で使用される。
そして、本発明の製造方法においては、アルコールとセ
ロソルブ系溶媒との混合比率を変えることにより、得ら
れるポリマー粒子の平均粒子径を制御することができる
たとえば、重合性モノマーとしてスチレンを用い、セロ
ソルブ系溶媒としてメチルセロソルブを用い、さらにア
ルコールとして、メタノール、エタノールまたはイソプ
ロパツールを用いた場合の溶媒の組成が粒子径に及ぼす
影響の例について第1図に示す。
すなわち、第1図に示す例においては、アルコールとセ
ロソルブ系溶媒との合計重量およびスチレンの重量の比
率を335:100に固定し、アルコールとセロソルブ
系溶媒とスチレンとの合計重量に対する混合比率を変え
ることにより、得られるポリマー粒子の平均粒子径が変
化している。
そして、アルコールとしてイソプロパツールを便用した
場合よりもエタノールを使用した場合の方がポリマー粒
子の平均粒子径を制御し易く、さらにメタノールを使用
することにより、この平均粒子径の制御がさらに容易に
なる。すなわち、炭素数の少ないアルコールを用いる程
、得られるポリマー粒子の平均粒子径を制御し易くなる
傾向がある。
本発明において、上記のような分散剤を用いて重合性モ
ノマーを分散重合させるに際して、特定の条件で撹拌を
行なうことが必要である。すなわち、上記のような分散
重合系においては、撹拌条件によって得られるポリマー
粒子の粒子径が著しく変動する。さらに、この撹拌条件
が得られるポリマー粒子の平均粒子径を決定する主な要
因になる。したがって、この撹拌条件を特定することに
より、得られるポリマー粒子の粒子径が特定され、さら
にスケールアップに伴なって得られるポリマー粒子の粒
子径が変動することが少なくなる。
本発明においては、上記の分散重合系における撹拌の際
のPv値を0.005〜0.30Kw/rrtの範囲内
に設定することが必要であり、さらにこのPv値を0.
 01〜0. 15Kv/n(の範囲内に設定すること
が好ましい。
ここで、Pv値は、次式で表わされる。
ω・T vm − ■ なお、上記式において、 ω・・・撹拌速度 T・・・撹拌トルク ■・・・反応容量 を表わす。
第2図に、Pv値と、得られるポリマー粒子の平均粒子
径およびこのポリマー粒子のCv値との一例を関係を示
す。
10gの製造規模においてPv値を0.005〜0.3
0Kw/rr?の範囲内にすることにより、約1〜10
μmの平均粒子径を有するポリスチレン粒子を得ること
ができ、しかもこのような条件で製造されたポリスチレ
ン粒子はCv値が1〜3%の範囲内にあり、非常に粒子
径が揃っている。
そして、製造規模を400gにスケールアップした場合
にも、IONの製造規模で製造されたポリマー粒子の平
均粒子径およびCv値と同等の値を示すことがわかる。
さらに、Pv値を0.01〜0.15Kw/n(の範囲
内にすることにより、特に粒子径の揃ったポリマー粒子
を製造し易くなる。
このようなPv値は、上記のよう′に所定の反応容器に
おける撹拌トルクおよび撹拌速度を変えることにより制
御することができる。すなわち、撹拌用の動力、撹拌用
の翼の大きさあるいは形状などを変えることにより、さ
らに撹拌トルクおよび撹拌速度を変えることにより、P
v値を制御することができる。
このような撹拌条件で行われる分散重合において、温度
条件は、通常50〜80℃の範囲内の温度に設定される
。さらに60〜75℃の範囲内に設定することが好まし
い。また、温度の変動幅は少ないことが好ましく、通常
は、この温度変動幅は0.1〜2℃、好ましくは0.1
〜0,5℃の範囲内に制御される。
さらに本発明においては、この反応を二段階に別けて行
なうこともできる。しがし、それぞれの段階における温
度変動幅は少ないことが好ましく、前記の温度変動幅に
することが特に好ましい。
本発明における反応時間は、使用するモノマーの量、反
応条件などを考慮して適宜設定することができるが、通
常5〜30時間、好ましくは7〜24時間である。
第3図に反応を二段階に別けて行なう場合の反応時間と
温度との関係の一例を示す。第3図におイテ、rBPO
Jは、反応開始剤であるベンゾイルパーオキサイドを加
えた時点を示しており、この時点から実質的に反応が開
始する。
そして、第3図においては、70℃で2時間反応させた
後、75℃で6.5時間反応させている。
このように反応させることにより得られるポリマー粒子
の電子顕微鏡写真を第4図に示す。第4図から明らかな
ように、上記のようにして反応を二段階に別けて本発明
のポリマー粒子の製造を行なうことにより、非常に粒子
径の揃ったポリマー粒子を製造することができる。
このようにして得られたポリマー粒子は、たとえば濾過
、遠心分離などの方法を利用して分散剤を除去し、次い
で乾燥することにより得ることができる。
発明の効果 本発明に係るポリマー粒子の製造方法によれば、特定の
グラフト重合体からなる分散剤を用い、しかも特定の撹
拌条件で重合反応を行なっているので、製造規模あるい
は他の重合条件によってポリマー粒子の粒度分布が変動
することが少なく、しかも粒度分布の狭いポリマー粒子
を再現性よく製造することができる。
次に本発明を実施例を示して説明するが、本発明は、こ
れら実施例によって限定的に解釈されるべきではない。
なお、以下に示す実施例および比較例などにおいて、1
部」との表現は、特に限定しないかぎり「重量部」を表
す。
分散剤製造例1 還流冷却器、温度計、窒素吹込み管およびすり合せ方式
のかきまぜ装置を付した1gの4日フラスコに、メチル
エチルケトン300部、第1表に示す組成に従ったモノ
マー混合物300部、アゾビスイソブチロニトリル1.
5部を入れ、窒素気流下、70±2℃で8時間保ち、グ
ラフト重合を完結させた。
次いで、得られた重合物をメタノール中に投じて沈殿さ
せ、乾燥して粉体として、分散剤(A)を得た。
分散剤製造例2〜4 上記分散剤製造例1において、第1表に示す組成のモノ
マー混合物を使用した以外は同様にして分散剤(B)、
(C)および(D)を得た。
分散剤製造比較例1 還流冷却器、温度計、窒素吹込み管およびすり合せ方式
のかきまぜ装置を付したlN40フラスコに、メチルエ
チルケトン300部、第1表記載のN−メチロールアク
リルアミドマクロマー60部の代りに、N−メチロール
アクリルアミド60部を配合し、その他の条件は製造例
1と同様とし、分散剤製造例1と同様の方法で分散剤(
イ)を得た。
分散剤製造比較例2 還流冷却器、温度計、窒素吹込み管およびすり合せ方式
のかきまぜ装置を付した1ff40フラスコに、メチル
エチルケトン300部、第1表記載の2−(パーフロロ
オクチル)−エチルメタクリレート90部の代りに、デ
シルメタクリレート90部を配合し、その他の条件は製
造例1と同様とし、製造例1と同様の方法で分散剤(ロ
)を得た。
実施例1 還流冷却器、温度計、窒素導入管、トルクメーター付の
攪拌機を備えた1gの反応缶にエタノール183部、メ
チルセルソルブ152部、スチレン(st)100部、
分散剤製造例1で合成した分散剤(A)10部を加え、
窒素気流下、pv値0.017KW/nfの攪拌条件で
攪拌を行なった。
次いで、反応液の温度を70℃に昇温し、70℃になっ
た時点で重合開始剤として過酸化ベンゾイル(BPO)
3部を加え、重合を開始させた。
反応液の温度を70℃に保ち2時間反応させた後、反応
液の温度を75℃に昇温し、さらに6時間重合を行なっ
た。
得られた重合体分散液を200メツシユの金網で濾過し
たが凝集物はほとんど観察されなかった。
得られた重合体粒子を走査型電子顕微鏡で観察したとこ
ろ、4.6ミクロンでCV値2.3%の単分散ポリスチ
レン粒子が得られた。
実施例2〜4 実施例1において、分散剤(A)の代わりに、分散剤製
造例2〜4で調製した分散剤(B)、(C)および(D
)を使用した以外は同様にしてスチレンの分散重合を行
なった。
得られた重合体粒子の特性を第2表に示す。
重合体粒子はいずれも単分散粒子であった。
第2表 実施例5〜7 実施例1において、攪拌の条件を pv値0.005KW/イ、 屹 05KW/イおよび 0.15KW/ゴ に変えた以外は同様にしてスチレンの分散重合を行なっ
た。
得られた重合体粒子の特性を第3表に示す。
第3表 実施例8〜10 実施例1において、重合溶剤のアルコールの種類および
量を、 エタノール183部およびメチルセルソルブ152部(
実施例8) メタノール183部およびメチルセルソルブ152部(
実施例9)並びに イソプロピルアルコール248部およびメチルセルソル
ブ87部(実施例10) にかえた以外は同様にして、スチレンの分散重合を行な
った。
得られた重合体粒子の特性を第4表に示す。
第4表 比較例1 実施例1において、分散剤製造例1で合成した分散剤(
A)の代りに、分散剤製造比較例1で合成した分散剤(
イ)10部を使用した以外は同様にして、スチレンの分
散重合を行なった。
得られた重合体粒子の平均粒径は、5.5ミクロンでC
V値6%と粒径分布の広いものが得られた。
比較例2 実施例1において、分散剤製造例1で合成した分散剤(
A)の代りに、分散剤製造比較例2で合成した分散剤(
ロ)10部を使用した以外は同様にしてスチレンの分散
重合を行なった。
得られた重合体粒子の平均粒径は4.6ミクロンでCv
値7%と粒径分布の広いものが得られた。
比較例3 実施例1において、攪拌の条件であるPv値0.018
KW/rri”を、Pv値0.7KW/イにかえた以外
は同様の攪拌条件でスチレンの分散重合を行なった。
得られた重合体粒子の平均粒径は9μmでcv値11%
と粒径分布のかなり広いものが得られた。
比較例6 実施例1において、攪拌の条件であるPv値0.018
KW/rrrを、Pv値0.002KW/イにかえた以
外は同様の攪拌条件でスチレンの分散重合を行なった。
得られた重合体粒子の平均粒径は3.7μmでCV値3
.5%と粒径分布の少し広いものが得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、溶媒の組成が粒子径に及ぼす影響の例を示す
グラフである。 第2図は、Pv値と、得られるポリマー粒子の平均粒子
径およびCv値との関係の一例を示すグラフである。 第3図は、反応時間と温度との関係の一例を示すグラフ
である。 第4図は、本発明の方法により得られるポリマー粒子の
粒子構造を示す電子顕微鏡写真の例である。 代  理  人   弁理士   鈴  木  俊一部
第1図 [MeOH,EtOH,IPAコ+[ト4eCellコ
ニ [5tl=335 :100 反応温度[’Cコ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)親水性セグメント、パーフルオロアルキル基およ
    び親水性基を有する共重合体からなる分散剤の存在下に
    、重合性モノマーを、Pv値0.005〜0.30Kw
    /m^2の撹拌条件で分散重合させることを特徴とする
    ポリマー粒子の製造方法。
  2. (2)重合性モノマーの主成分が、スチレンであること
    を特徴とする請求項第1項記載のポリマー粒子の製造方
    法。
  3. (3)分散剤が、(メタ)アクリル酸アルキルエステル
    と、(メタ)アクリル酸と、次式[ I ]で表わされる
    マクロモノマーと、次式[II]で表わされるフッ素含有
    モノマーとのグラフト共重合体であることを特徴とする
    請求項第1項記載のポリマー粒子の製造方法; ▲数式、化学式、表等があります▼・・・[ I ] (ただし、上記式[ I ]において、R^1は、それぞ
    れ独立に水素原子若しくはメチル基を表わし、R^2お
    よびR^3はそれぞれ独立に炭素数1〜5のアルキレン
    基を表わし、そしてmは5〜1000、nは5〜100
    0である)、 CH_2=CR^1COOR^2C_qF_2_q_+
    _1・・・[II](ただし、上記式[II]において、R
    ^1は水素原子若しくはメチル基を表わし、R^2は炭
    素数1〜5のアルキレン基を表わし、そしてqは1〜8
    の整数を表わす)。
  4. (4)分散重合を、アルコールとセロソルブ系溶剤との
    混合溶媒中で行なうことを特徴とする請求項第1項記載
    のポリマー粒子の製造方法。
  5. (5)分散重合を、50〜80℃の範囲内の温度で行な
    うことを特徴とする請求項第4項記載のポリマー粒子の
    製造方法。
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