JPH02310335A - 高速回転部材及びその表面処理方法 - Google Patents

高速回転部材及びその表面処理方法

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JPH02310335A
JPH02310335A JP13034589A JP13034589A JPH02310335A JP H02310335 A JPH02310335 A JP H02310335A JP 13034589 A JP13034589 A JP 13034589A JP 13034589 A JP13034589 A JP 13034589A JP H02310335 A JPH02310335 A JP H02310335A
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JP
Japan
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graphite
speed rotating
surface layer
pearlite
surface treatment
Prior art date
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Pending
Application number
JP13034589A
Other languages
English (en)
Inventor
Taisei Ueno
上野 大成
Kimiteru Otsuka
公輝 大塚
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Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は高負荷を受けて高速回転する球状黒鉛鋳鉄部材
に関するものである。
〔従来の技術〕
DOHC型ガソリンエンジン、ターボ加給器付エンジン
、高回転型ディーゼルエンジン等のクランク軸に用いら
れる高負荷を受けて高速回転する部材は、最小膜厚が1
μm程度の薄い油膜の層を介したすべり軸受で支えられ
ている。これらの高速回転部材は軸受の摩耗、焼付き等
の有害な問題に対して優位な特性を持った鍛鋼製部材が
使用されている。
高速回転部材として、球状黒鉛鋳鉄部材が用いられるこ
ともあるが、軸受性能の面からかなり劣っていた。即ち
、すべり軸受によって支えらる上記高速回転部材は、潤
滑油によって形成される油膜が1μm程度まで薄くなる
ため、高速回転部材のしゅう動面上に突出物が存在する
と、正常な油膜が形成されず、また油膜厚さ以上の高さ
の突出物があればすべり軸受と直ちに接触して、比較的
軟らかいすべり軸受表面を損傷することになる。
これが進行すると過大な摩耗を生じ、ときには焼付きと
いう好ましからざる結果を招く。
球状黒鉛鋳鉄は基地&II織中に球状の黒鉛を持ってお
り、黒鉛自体が固体潤滑剤としての働きをする他、潤滑
油の保持性が良いために、一般に軸受性能が良いことは
よく知られている0球状黒鉛鋳鉄部材を高速回転部材と
した場合、直径50mmピン幅20mmを例とすれば、
黒鉛粒数が200個/ m n?のときジ+−ナル部の
黒鉛の全数は630万個にも達する。
しかし、第2図に示すように、球状黒鉛鋳鉄部材からな
る高速回転部材の仕上げ研削加工やラッピング加工時に
、表層部の黒鉛1周囲の基地組織2が尖閣縁部7つまり
ばりとして毛羽立ち、数μm−10数μmの突起物がで
き、630万個の黒鉛1のうちの少数でも、このような
ものが発生すると、摩耗が象、激に促進される。
これを改善するため、機械仕上作業の方法を改善してば
りの発生を極力抑える方法として、回転部材の回転方向
に対して順目研磨や1噴目ラツプ(@、J、Wl(IT
NE’/、Jr、、eL al、:Wear、vol 
10B(1986年)345〜356頁〕や1、材料の
製造方法や組織を改善してばりを発生しにくい材料とす
るため、窒化処理等によって表面を硬化(F、A、Da
vis:^uto鳳0tive Engineer、v
ol 1(5)1976年51〜54i) l、て対処
しようとしたこともあるが1、いずれも軸受性能が不十
分であったり、作業性の悪化や原価上昇のため、回転部
材を量産する技術としては確立された手法とはなってい
ない。
また、電解研磨加工により表面仕上げを行うことが、u
lrichpeL al、:SAE Technica
l Paper 880097(4,1988年)の文
献に記載されている。これによれば、黒鉛周囲の基地組
織のぼりは除去できるが、その反面基地組織そのものも
電解のため面粗さが悪くなり、高速回転部材として用い
た場合には、相手のすべり軸受を傷つけて寿命が短かく
なっている。
一方、高強度かつ高耐摩耗が要求されるクランクシャフ
ト等では、従来からCu、Sn等を適量添加してパーラ
イト化を促進させた材料を使用しているが、運転中に発
生する多大な衝撃荷重に対し折損しない高い靭性が求め
られる。このため高い靭性をも兼ね備えた合金組成でな
ければならず、靭性を低下させるCu、Sn等の元素の
添加量には制限があり、制限した場合には黒鉛を囲むよ
うにフェライトが析出した組織となる。フェライトは比
較的粘りがある組織であり、研削加工の際にこれがぼり
状に表面に突出した形で残ることが多く、フェライト&
11織は高速回転部材としては使用できない。
(発明が解決しようとする課題〕 高速回転部材として鍛鋼性部材を用いた場合には、鍛造
に要する費用と加工に要する費用のいずれも球状黒鉛鋳
鉄部材に比べてかなり高くなる力(現実ではエンジン性
能確保のためやむを得ずこれを使用している。
従って、球状黒鉛鋳鉄部材に対する上記問題を低コスト
で解決する手段を持って実用化すれば大きな原価低減効
果が期待できる。
本発明は材料の基地組織および表面処理の両者による表
面状態の改善により、高負荷、高回転に耐える優れた軸
受性能を持つ、球状黒鉛鋳鉄部材からなる高速回転部材
を提供することを目的とする。
発明者等は、特に表面処理において、単に表面を滑らか
にするといった画一的なものではなく、加工表面や摩耗
・焼付き状況の研究を行った。そして、その原因を把握
し、球状黒鉛鋳鉄材を高速回転部材として最適な表面状
態とする知見を得て発明するに至ったのである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明の高速回転部材は、
球状黒鉛鋳鉄部材の表層部の黒鉛が露出または埋設した
基地組織が、実開でない縁部を有する。
上記高速回転部材の表層部は基地組織中のパーライトの
面積率が92%以上、黒鉛の平均粒径が35μm以下で
あり、前記パーライトと黒鉛の間にフェライト環を持た
ない。
第2の発明は、第1の発明の表面処理方法であって、球
状黒鉛鋳鉄部材の表層部の黒鉛周囲の尖閣縁部を除去手
段により除去することにより、前記黒鉛を露出または埋
設した基地組織を、実開でない縁部とするものである。
そして、前記尖閣縁部の除去手段は、化学的腐食、電解
研磨、電解研削の少なくとも一種以上を組み合わせた表
面処理による。
〔作用〕
球状黒鉛鋳鉄部材の表層部の黒鉛周囲の尖閣縁部を表面
処理により取り除くことにより、また黒鉛を露出させる
ことにより、すべり軸受の摩耗や焼付きの原因を取り除
き、鋳鉄部材が本来有する良好な潤滑性を回復させ、優
れた軸受性能を得ることができる。
また、パーライトの面積率が92%以上、黒鉛の平均粒
径が35μm以下であり、前記パーライトと黒鉛の周囲
に析出するフェライトを排除した組織とすることにより
、研削加工性の良い緻密な基地となる。また、化学的腐
食、電解研磨や電解研削しても、フェライト環を排除し
であるので基地組織が荒れたり、腐蝕することが少なく
黒鉛が脱落することがない、そして、黒鉛まわりに尖閣
縁部が発生し難い。
基地&lI織の改善と、特徴ある表面処理を併せて実施
するとにより、更に軸受性能を向上させ得る。
また一方では、構造部材として十分な機械的強度を満足
させることができる。
〔実施例〕
次に本発明の実施例について説明する。
(1)試料の鋳造および熱処理 第1表の成分と鉄と不可避不純物からなる材料から、直
径65mmX長さ300mmの試験片を作製した。
第  1  表     (11tχ)所望の材質を得
るために、一般的には注湯後常温近くまで冷却した後再
び高温にして熱処理する方法がとられるが、ここでは試
験片の温度が900℃迄下がったとき850℃に加熱さ
れた連続炉に入炉して10分間保持した後、炉外へ取り
出しブロアによって75°C/分の冷却速度で冷却した
このときの&l織を第3図に示す。
上記の製作方法によってパーライト5面積率は92%以
上、黒鉛1の平均粒径は35μm以下であり、黒鉛1周
囲にフェライト6環がない組織となった。比較のために
第1表の化学成分で鋳放し品を作製した。この組織を第
4図に示す、これは従来の球状黒鉛鋳鉄を代表する&1
1織であり、黒鉛1の周囲をフェライト6が環状に取り
囲んだM1!aとなっている。
(2)研磨後のぼり発生状況 上記第3図に示す材料は黒鉛lの周囲にフェライト6環
がないため良好な研削性を示し、表層部の黒鉛1の周囲
にもぼりは発生し難いが、若干粗い加工を施せば小さな
ばつが発生する。第6図は表面粗さRmax=2μm程
度に研削仕上した面の黒鉛部の表面状態である。黒鉛l
の周囲に基地組織2が尖閣縁部7つまりぼり状に残った
様子が観察される。このぼりが高速回転部材に発生する
と軸受とかじり、急激な摩耗、焼付きの原因となる。
(3)表面処理後の表面状態 この試験片に対して、比重1.124、P H6゜42
のNaN0.を電解液として、電圧IVにて90秒間電
解研磨した面の黒鉛部の表面状態を第5図に示す、第6
図に見られた有害な尖閣縁部7つまりばりが取り除かれ
ており、円形の穴の底には黒鉛1の頂部が露出している
のが観察される。
また、表面処理後の表面状態の模式断面図を第1図に示
す、黒鉛1を露出している基地m織2および埋設した基
地!!412が、第2図では尖閣縁部7つまりばりとし
て発生しているものが、第1図では取られて大間でない
縁部4となっている。
(4)高速回転試験 上記と同じ方法で製作した高速回転試験片について、回
転数を8000 r / m i n、軸受負荷を15
 ] 5 k g f / c rtr −m / s
の静荷重、軸受を自動車エンジン用クランク軸に用いら
れているケルメツト製すベリ軸受とし、25時間の耐久
テストを行った(試験装置については、末永、他:日立
金属技報、5 (1989)、89に依る〕ところ、鍛
鋼製部材の348C調質材にて製作した試験片に比べて
遜色ない軸受材の耐久摩耗を示したこのテスト条件は3
48Cm賞材に対しても焼付き限界に近い厳しいもので
あり、本発明によって鍛鋼製部材の高速回転部材に代替
えできる球状黒鉛鋳鉄部材からなる高速回転部材ができ
た。
〔発明の効果〕
本発明によれば、従来高負荷を受けて高速回転する部材
の材料として軸受特性の面から不適当とされてきた球状
黒鉛鋳鉄部材に適切な表面処理を施すことによって、さ
らには材料の基地組織を改善することによって、鍛鋼製
部材なみの軸受性能を持つ高速回転部材を得ることがで
きる。
また、本発明は量産における作業性においても優れかつ
廉価に実施することができ、工業的に著しい効果を得る
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明高速回転部材の表層部の状態を示す断面
模式図、第2図は従来の表層部の状態を示す断面模式図
、第3図は本発明高速回転部材の金属&IIl@顕微鏡
写真を示す刷、第4図は従来材の金属mm顕微鏡写真を
示す麹、第5図は本発明の表面処理をした表面状態を示
す図、第6図は従来の表面状態を示す図である。 1:黒鉛、2:基地組織、3:表面処理面、4:大間で
ない縁部、5:パーライト、6:フェライト、7:尖閣
縁部。 第 1 図 第 2 図 第4図 第5 図 第6図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)球状黒鉛鋳鉄部材の表層部の黒鉛を露出又は埋設
    した基地組織が、尖閣でない縁部を有することを特徴と
    する高速回転部材。
  2. (2)パーライトの面積率が92%以上、黒鉛の平均粒
    径が35μm以下であり、前記パーライトと黒鉛の間に
    フェライト環がないことを特徴とする請求項1記載の高
    速回転部材。
  3. (3)球状黒鉛鋳鉄部材の表層部の黒鉛周囲の尖閣縁部
    を除去手段により除去することにより、前記黒鉛を表面
    に露出させ、または表面より凹んだ穴の底に埋設させる
    ことを特徴とする高速回転部材の表面処理方法。
  4. (4)前記尖閣縁部の除去手段が、化学的腐食、電解研
    磨、電解研削の少なくとも一種以上を組み合わせた表面
    処理によることを特徴とする高速回転部材の表面処理方
    法。
JP13034589A 1989-05-24 1989-05-24 高速回転部材及びその表面処理方法 Pending JPH02310335A (ja)

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