JPH0232964A - 密封包装用容器の熱封緘蓋材 - Google Patents

密封包装用容器の熱封緘蓋材

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Publication number
JPH0232964A
JPH0232964A JP63172380A JP17238088A JPH0232964A JP H0232964 A JPH0232964 A JP H0232964A JP 63172380 A JP63172380 A JP 63172380A JP 17238088 A JP17238088 A JP 17238088A JP H0232964 A JPH0232964 A JP H0232964A
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JP
Japan
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coupling agent
heat sealing
heat
aluminum
sealing material
Prior art date
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Pending
Application number
JP63172380A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroichi Takenaka
博一 竹中
Eizo Isoyama
礒山 永三
Masayuki Kaji
鍜治 雅幸
Ryota Chikasawa
近沢 亮太
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Altemira Co Ltd
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、密封包装用容器の熱封緘蓋材に関する。
従来の技術 従来、粉体、液体および粘性体の食品をびん等のガラス
容器に密封包装するには、食品を充填後、容器の口部に
金属製キャップをかしめ止め、あるいは金属製もしくは
合成樹脂製ねじキャップをねじ止め、あるいはまた王冠
を被せ止めることにより密封していた。また従来、蓋材
に熱接着性樹脂を被覆しておき、この蓋材をガラス容器
の口部にヒートシールにより接着することも行われてい
た。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のキャップや王冠は開封が比較的難
しく、かつコストが高くつくという問題があった。また
蓋材に被覆した熱接着性樹脂をガラス容器の口部にヒー
トシールにより接着する場合には、容器内容物が例えば
粉ミルク、インスタントコーヒー等の粉末であれば、容
器口部と蓋材間の接着部の接着力の低下は無いが、内容
物が例えば酒、ジュース、ジャム等の液体もしくは粘性
体であるような場合には、保管中に容器口部と蓋材間の
熱封緘接着部に水が侵入して、接着力が著しく低下し、
ひどいときには蓋材が剥離してしまうという問題があっ
た。
とくに、ガラス容器の口部に蓋材を直接熱接着する場合
には、ガラス容器の口部表面はポーラス(多孔質)で、
比較的極性が弱く、接着性が悪いため、蓋材に施す熱接
着性樹脂として近年、接着性が改善されたエチレン−酢
酸ビニル共重合体ケン化物のカルボキ/ル変性体を使用
することが開発された(例えば特開昭80−17804
2号公報参照)。このような熱接着性樹脂は、確かに非
常に短時間でかつ比較的低い温度での熱接着性にすぐれ
ており、しかもイージーオープン(開封容易)の条件を
満たす適度の接着強度を有しているものであるが、熱封
緘後、接着部へ水が侵入1.た場合、接着性が著しく低
下し、蓋材が接着界面より簡単に剥がれてしまうという
問題があった。
ところで従来、ガラス容器の口部にシランカップリング
剤をシール材として直接コートすることは既に知られて
いる(例えば特公昭53−8273号公報参照)が、こ
の場合、ガラス容器の口部にシール材をコートする作業
は非常に面倒であるとともに、ガラス容器の口部表面は
ポーラスで凹凸があるため、シール材を均一に塗布する
ことが困難であった。従ってシール材の塗布量が充分で
ない場合は、口部の凹凸、平行度のバラツキなどにより
均一なシールが困難となり、また塗布量が多すぎると、
コスト高になるという問題があった。
また従来、ガラス容器の口部に金属塩、シランカップリ
ング剤等をアンカーコート層とし、この層にさらに熱接
着性樹脂をコートする方法も既に知られている(例えば
特公昭81−9181号公報参照)が、このような従来
法によれば、開封時に容器の口部に蓋材の樹脂の一部が
残り、外観が損なわれる場合があるし、容器の口部に予
め熱可塑性樹脂を被覆するため、それだけ工程が増え、
容器の生産性が悪く、コスト高になるという問題があっ
た。
さらに従来、金属箔の片面に、カルボキシル基含有ポリ
オレフィン系樹脂とシランカップリング剤とを含む熱封
緘材層を具備した熱封緘蓋材(例えば特開昭Go−58
549号公報参照)、並びに金属箔の片面に、アイオノ
マー層を介して塗布されたシランカップリング剤を含む
アイオノマー組成物よりなる熱封緘材層を具備した熱封
緘蓋材は既に知られている(例えば特開昭61−104
971号公報参照)。このようなシランカップリング剤
は、無機材料と有機材料とを化学的に結合する作用を果
たすものであるが、とくにシランカップリング剤は、一
方の無機材料がシリカ系の無機材料である場合に有効で
あった。
I、かし一般に、熱封緘材の中には、カルシウムの炭酸
塩、タルク等が多く含まれており、このようなカルシウ
ムの炭酸塩やタルクに対しては、化学的結合作用が余り
強くなく、従って耐水性が劣り、水環境下において接着
力が低下するという問題があった。
この発明の目的は、上記の従来技術の問題を解決し、ガ
ラス容器等の口部のようなポーラスでかつ比較的極性が
弱い被着面に対しても非常にすぐれた接着性を有してお
り、蓋材を短時間で密封包装用容器の口部に熱封緘する
ことができるばかりか、容器内容物が例えば酒、ジュー
ス、ジャム等の液体もしくは粘性体であるような場合に
も、熱封緘接着部への水の侵入を確実に阻止することが
できて、熱封緘接着部の耐水性が大幅に増大し、水環境
下における接着力の低下が少なく、良好な接着状態を長
期間維持することができ、イージーオープンの条件下で
密封性が向上する、密封包装用容器の熱封緘蓋材を提供
しようとするにある。
課題を解決するための手段 上記の目的を達成するために、この発明による密封包装
用容器の熱封緘蓋材は、密封包装用容器の口部と熱接着
すべき面に、チタンカップリング剤またはアルミニウム
カップリング剤が存在せしめられていることを特徴とす
るものである。
ここで、蓋材の熱接着すべき面にチタンカップリング剤
またはアルミニウムカップリング剤を存在せしめるには
、次の2通りの場合がある。
(1)  まず第1に、蓋材の基材としての金属箔の片
面に、チタンカップリング剤またはアルミニウムカップ
リング剤を含む熱封緘材層が設けられることにより、密
封包装用容器の口部と熱接着すべき面に、チタンカップ
リング剤またはアルミニウムカップリング剤が存在せし
められる場合。
(II)  第2に、金属箔の片面に、゛熱封緘材層が
設けられ、この熱封緘材層の表面にチタンカップリング
剤またはアルミニウムカップリング剤がコーティングさ
れることにより、密封包装用容器の口部と熱接着すべき
面に、チタンカップリング剤またはアルミニウムカップ
リング剤が存在せしめられる場合。
上記において、蓋材の基材である金属箔は、通常アルミ
ニウム箔を使用するが、その他の金属箔、であってもよ
い。アルミニウム箔の場合は、その厚さは5〜200 
/!、好ましくは20〜60切である。
上記熱封緘材としては、一般に使用されているすべて熱
封緘材を使用することができる。  。
具体的には、熱封緘材として、ポリエチレン、エチレン
と酢酸ビニルの共重合体、あるいはエチレンと不飽和カ
ルボン酸との共重合体、またはエチレン−酢酸ビニル共
重合体のケン化物にカルボキシル基含有不飽和化合物を
グラフト重合させてなる変性体、アイオノマー、水分散
ポリオレフィン、水分散ポリオレフィンと水溶性エポキ
シ樹脂との混合物、ポリエステル、変性ポリプロピレン
、ポリ塩化ビニル、ポリビニルブチラール、ポリメタク
リル酸エステル、およびポリアクリル酸エステルよりな
る群の中から選ばれた少なくとも1つの熱可塑性合成樹
脂を使用する。
これらの7樹脂のうちでは、ガラス容器のポーラス(多
孔質)でかつ比較的極性が弱い口部表面に対して短時間
でかつ比較的低い温度での熱接着性にすぐれているエチ
レン−酢酸ビニル共重合体のケン化物にカルボキシル基
含有不飽和化合物をグラフト重合させてなる変性体(例
えば特開昭80−178042号公報参照)、およびア
イオノマー(例えば特公昭61−54587号公報参照
)を使用するのが望ましい。
ここで、前者のエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物
のカルボキシル変性体は、例えば下記のようなものであ
る。
すなわち、メルトインデックス 1〜800g/ 10
分(A S T M 1238−657による)を有し
、かつエチレン含有量50〜97重量%、好ましくは6
0〜82重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体をケン
化I、て、水酸基当量が100〜3000g / 1当
量、好ましくは200〜1000g / 1当量である
ケン化物をつくり、ついでこのケン化物にカルボン酸基
含有不飽和化合物をグラフト重合することにより得られ
たものである。
ここで、カルボン酸基含有不飽和化合物とし7ては、例
えばアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン
酸、マレイン酸、無水マレイン酸、およびシトラコン酸
などがある。得られたグラフト重合物すなわちエチレン
−酢酸ビニル共重合体ケン化物のカルボキシル変性体は
、全体として酸当量50000g/ 1当量以下、好ま
しくは1000〜30000g/ 1当量を有している
また後者のアイオノマーは、モノオレフィンー不飽和カ
ルボン酸共重合体樹脂ないしその金属塩よりなるもので
ある。
ここで、モノオレフィンー不飽和カルボン酸共重合体樹
脂は、エチレン、プロピレン、1−ブテン、イソブチン
、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプ
テンのようなα−モノオレフィンと、アクリル酸、メタ
アクリル酸、エタアクリル酸、クロトン酸のようなα、
β−不飽和カルボン酸とを共重合させて得られた樹脂を
ベースとするものであり、その代表例としては、エチレ
ン−アクリル酸共重合体樹脂、エチレン−メタアクリル
酸共重合体樹脂があげられる。このような共重合体樹脂
の分子量は1000〜200000であり、共重合体樹
脂中の不飽和カルボン酸含有量は1〜30重量%、好ま
しくは2〜20重量%である。
またモノオレフィンー不飽和カルボン酸共重合体樹脂の
金属塩の例としては、上記共重合体樹脂のカルボキシル
基を、ナトリウム、カリウムのようなアルカリ金属イオ
ンまたは亜鉛、マグネシウム、カルシウムのようなアル
カリ土類金属イオンで中和して得られるイオン架橋樹脂
すなわちアイオノマー樹脂があげられる。金属イオンに
よる中和度は、例えば0.5〜40%である。特にエチ
レン−メタアクリル酸共重合体樹脂の亜鉛塩よりなるア
イオノマー樹脂を使用するのが好ましい。アイオノマー
樹脂のカルボン酸含有量は5〜18%であり、イオン化
度は数%〜90%である。
上記チタンカップリング剤としては、例えばテトライソ
プロピルチタネート、テトライソプロピルチタネートポ
リマー、テトラブチルチタネート、テトラブチルチタネ
ートポリマー、テトラステアリルチタネート、2−エチ
ルへキシルチタネート、ジブチルチタネートボリマーイ
ソブロボキシチタニウムスチプレート、チタニウムアセ
チルアセトネートおよびチタニウムラクチートよりなる
群の中から選ばれた少なくとも1つのチタン化合物を使
用する。
またアルミニウムカップリング剤としては、アセトアル
コキシアルミニウムジイソプロピレート等を使用する。
チタンカップリング剤またはアルミニウムカップリング
剤としては、これらの化合物を2種類以上混合してもよ
い。
上記熱封緘材層の厚みは、通常5〜300躍、好ましく
は2O−1oo/ffである。
上記(1)の蓋材の金属箔の片面に、チタンカップリン
グ剤・またはアルミニウムカップリング剤を含む熱封緘
材層が設けられることにより、密封包装用容器の口部と
熱接着すべき面に、これらのカップリング剤が存在せし
められる場合には、熱封緘材層におけるこれらのカップ
リング剤の含有量は、0.05〜20重量%、好ましく
は0.1〜10重量%とする。
また上記(n)の蓋材の金属箔の片面に、熱封緘材層が
設けられ、この熱封緘材層の表面にチタンカップリング
剤またはアルミニウムカップリング剤がコーティングさ
れることにより、密封包装用容器の口部と熱接着すべき
面に、これらのカップリング剤が存在せしめられる場合
には、これらのカップリング剤のコーティング層の厚み
は0.O1〜30産、好ましくは0.1〜lOpとする
上記(I)  (II)の場合において、チタンカップ
リング剤またはアルミニウムカップリング剤の含有量が
0.05重量%未満であるとき、およびこれらのカップ
リング剤のコーティング層の厚みがo、otp未満であ
るときには、いずれもこれらのカップリング剤の量が少
なすぎて、カップリング剤による化学的結合作用(カッ
プリング作用)が充分に発揮されず、熱封緘接合部の耐
水性が劣り、水環境下において接着力が低下するので、
好ましくない。
また逆に、チタンカップリング剤またはアルミニウムカ
ップリング剤の含有量が20重量%を越えるとき、ある
いはこれらのカップリング剤コーティング層の厚みが3
0pを越えるときは、水環境下における接着力がさほど
変らないばかりか、コスト高となるため、好ましくない
なお、上記(1)の蓋材の金属箔の片面にチタンカップ
リング剤またはアルミニウムカップリング剤を含む熱封
緘材層を設けた場合には、熱封緘材層の表面にこれらの
カップリング剤がブリードされて、表面側に拡散され濃
縮された状態となる。この場合、これらのカップリング
剤は、密封包装容器の口部に熱封緘すべき面に、すなわ
ち熱封緘材層の表面に、1%以上存在させるようにする
のが好ましい。。
また上記(II)の蓋材の金属箔の片面に設けられた熱
封緘材層の表面にチタンカップリング剤またはアルミニ
ウムカップリング剤をコーティングする場合には、密封
包装用容器の口部と熱接着すべき面に、これらのカップ
リング剤が100%存在せしめられるものであり、従っ
てコーティング層の厚みすなわち熱封緘すべき面に存在
させるチタンカップリング剤またはアルミニウムカップ
リング剤の量を調整するのが、上記(1)の場合に比べ
て容易である。
また上記熱封緘材層には、低温シール性を確保するため
に、かつプレスによる打抜き加工のさいブロッキングを
防止するために、無機化合物が充填するのが好ましい。
ここで、無機化合物としては、例えばマグネシウム、カ
ルシウム、アルミニウム、チタンおよびケイ素の酸化物
、水酸化物、炭酸塩並びに硫酸塩、あるいはタルク、ク
レー、長石粉、マイカ、パライトなどがあるが、特に好
ましくはカルシウムの炭酸塩、タルクが使用する。
これら無機化合物の平均粒径0.1〜50p1好ましく
は0.5〜30−であり、熱接着性樹脂100重量部に
対して、上記無機化合物を30重量部以下、通常0.1
〜20重量部、好ましくは1〜10重量部混合する。
上記熱接着性樹脂と無機化合物との混合は、例えば単軸
押出機、2軸押口機、バンバリーミキサ−およびニーダ
−等を用いて、通常15〜200℃の温度条件下で行な
う。
金属箔の片面に熱封緘材層を設けるには、上記のような
チタンカップリング剤またはアルミニウムカップリング
剤を含むまたは含まない熱封緘材を予めフィルム状に加
工しておき、このフィルムを金属箔の片面に例えばポリ
エステル・インシアネート系2液反応型接着剤等の接着
剤を介して接合するか、または金属箔の片面に押出機を
用いて熱封緘材の溶融物を押し出すことにより、これを
直接接合するようにすればよい。
また、熱封緘材層の表面にチタンカップリング剤または
アルミニウムカップリング剤をコーティングする場合は
、例え・ばスプレー法、ハケ塗りあるいはロールコート
法等により行なえばよい。
なお、必要に応じて、熱封緘材層と金属箔との間にポリ
エチレン、ポリプロピレン等の樹脂フィルムを介在させ
てもよい。これによりヒートシール時のクツション性が
向上するとともに、ドレッシングやマスタード等の内容
物による金属箔の腐食を防止することができる。
なお、金属箔の他面には通常必要な印刷が施され、さら
にこれの表面に防食コート層が設けられる。金属箔と熱
封緘材層とよりなる蓋材はガラス製容器の口部を被う形
状および大きさに連続的に打抜き成形される。
この発明による熱封緘蓋材によって密封せられる密封包
装用容器は、例えばガラス、金属、セラミックまたは陶
器によりつくられたものである。
第1図〜第3図は、この発明による蓋材の具体例を示す
ものである。まず第1図に示す蓋材は、アルミニウム箔
(1)の片面に、チタンカップリング剤またはアルミニ
ウムカップリング剤を含む熱封緘材層(2)が接着剤層
(3)を介して設けられることにより、ガラス容器等の
密封包装用容器の口部(10)と熱接着すべき面に、こ
れらのカップリング剤が存在せしめられているものであ
る。アルミニウム箔(1)の他面には、防食コート層(
4)が施されている。
また第2図に示す蓋材は、アルミニウム箔(l〉の片面
に、熱封緘材層(2)が接着剤層(3)を介して設けら
れ、この熱封緘材層(2)の表面にチタンカップリング
剤またはアルミニウムカップリング剤のコーティング層
(5)が施されることにより、ガラス容器の口部(10
)と熱接着すべき面に、これらのカップリング剤が存在
せしめられているものである。アルミニウム箔(1)の
他面には、同様に防食コート層(4)が施されている。
さらに第3図に示す蓋材は、第1図の蓋材の構成とほぼ
同様であ′るが、内容物によるアルミニウム箔(1)の
腐食を防止するためにアルミニウム箔(1)の片面にポ
リエチレンフィルムよりなる中間層(7)が設けられ、
この中間層(7)に接着剤層(3)を介してチタンカッ
プリング剤またはアルミニウムカップリング剤を含む熱
封緘材層(2)が設けられ、またアルミニウム箔(1)
の他面に印刷層(6)が設けられ、さらにその表面に防
食コート層(4)が設けられているものである。
この発明の熱封緘蓋材によれば、密封包装用容器の口部
(10)と熱接着すべき面に、チタンカップリング剤ま
たはアルミニウムカップリング剤が存在せしめられてい
るため、水環境下において接着力の低下が少なく、良好
な接着状態を長期間維持することができて、密封性にす
ぐれているものであるが、これはつぎのような理由によ
るものと考えられる。
すなわち、例えばガラス容器の蓋材に施される熱封緘材
には、ガラス容器の口部上面がポーラスで、比較的極性
が弱く、接着性が悪いことから、−OH基および−CO
OH基等の官能基を多く含む樹脂、例えばモノオレフィ
ンに一〇H基あるいは一〇〇〇H基を導入したエチレン
−酢酸ビニル共重合体ケン化物のカルボキシル変性体、
およびアイオノマー系樹脂等が用いられて、接着性の向
上が図られているが、このような樹脂を用いても、熱封
緘の処理時間が非常に短いため、熱封緘樹脂中の官能基
がガラス容器の口部上面のガラス成分と作用して水素結
合を形成するに至らず、該樹脂はガラス表面に主として
ファンデルワールス力により接着しているものと考えら
れる。とくに熱封緘直後は、熱封緘樹脂の分子セグメン
トが熱運動して、その配向が乱れており、従って水素結
合は生じにくく、主としてファンデルワールス力により
接着している。そして、熱封緘後、経時的に、上記官能
基がガラス表面に徐々に配列し、ガラス表面のシラノー
ル基と水素結合を形成し、接着力は次第に増大する。
ところが、ガラス容器の内容物が液体または粘性体であ
ると、容器口部のガラス表面は親水性であるため水分子
のヌレが生じ易く、水分子の多分子層が形成されるため
、熱封緘接着部のファンデルワールス力が弱められ、か
つ水素結合も切られて、接着力が著しく低下する。
これに対し、この発明の熱封緘蓋材によれば、ガラス容
器の口部と熱接着すべき面に、チタンカップリング剤ま
たはアルミニウムカップリング剤が存在せしめられてお
り、これらのカップリング剤は、無機材料と有機材料と
を化学的に結合する作用を果たすものであるが、とくに
チタンカップリング剤またはアルミニウムカップリング
剤は、熱封緘材の中に一般的に含まれているカルシウム
の炭酸塩やタルク等のシリカ系以外の無機材料に対して
強い化学的結合作用(カップリング作用)を有しており
、従って、熱封緘材層内の樹脂成分と、これらの無機材
料とを化学的に強く結合せしめるばかりか、熱封緘のさ
い、熱封緘材の表面に存在するチタンカップリング剤ま
たはアルミニウムカップリング剤がガラス表面にしっか
り結合することにより、蓋材の熱封緘材とガラス容器の
口部表面との接着が非常に強固となり、従って接着界面
への水の侵入を確実に阻止することができて、熱封緘接
着部の耐水性が大幅に増大するものである。
実  施  例 つぎに、この発明の実施例を、比較例と共に説明する。
実施例1 第1図に示すように、片面に防食コート層(4)を有す
る厚さ50切のアルミニウム箔(1)の他面に、各種配
合量のチタンカップリング剤(登録商標ブレンアクトT
TS、味の素株式会社製)を混合した厚さ50躍の熱封
緘材フィルムよりなる熱封緘材層(2)を接着剤層(3
)を介して接合し、各種蓋材(試料No、 1〜5)を
つくった。ここで、熱封緘材としては、エチレン−酢酸
ビニル共重合体のケン化物にアクリル酸をグラフト重合
することによって得られた変性体(登録商標デュミラン
、武田薬品工業株式会社製)に、平均粒径約1切の炭酸
カルシウム 5重量%を均一に分散混合したものを使用
した。
このようにして得られた各種蓋材を打抜きプレスにより
ガラス容器の口部(10)に対応する所定の形状および
大きさに打ち抜いた。
ついで、ガラス容器に40℃の水を充填し、この容器の
口部に上記蓋材を温度200℃および圧力180kgf
’/個の条件下に2秒間加熱、加圧し、熱封緘によりこ
れらの蓋材をガラス容器の口部(10)に直接接合して
容器を密封した。
そして、これらの密封容器について、熱封緘直後の蓋材
の剥離強度と、密封ガラス容器を40℃で30日間倒立
状態に放置した後の蓋材の剥離強度とをそれぞれ測定し
、得られた結果を下表に示した。
実施例2 この実施例においては、第2図に示すように、アルミニ
ウム箔(1)の片面に接着剤層(3)を介して上記実施
例1の場合と同じ熱封緘材層(2)をドライラミネート
により設けたのち、予めフロンに稀釈したチタンカップ
リング剤(登録商標ブレンアクトTTS、味の素株式会
社製)の溶液を熱封緘材層(2)の表面に塗布し、60
”Cで5分間乾燥させることにより、各種の厚みを有す
るチタンカップリング剤のコーティング層(5)を形成
し、蓋材(試料1!lL8〜10)をつくった。
実施例3 この実施例においては、第1図に示すように、アルミニ
ウム箔(1)の片面に接着剤層(3)を介して上記実施
例1の場合と同様に、3重量%のアルミニウムカップリ
ング剤(登録商標ブレンアクトAL−M、味の素株式会
社製)を混合した厚さ507ff7の熱封緘材フィルム
よりなる熱封緘材層(2〉を接着剤層(3)を介して接
合し、蓋材(試料Nα11)をつくった。
実施例4 この実施例においては、第2図に示すように、アルミニ
ウム箔(1)の片面に接着剤層(3)を介して特殊アイ
オノマー、すなわちモノオレフィンー不飽和カルボン酸
共重合体樹脂の金属塩、商品名「ハイミラン1702」
(三井デュポンポリケミカル社製、メルトインデックス
14g / 10分、亜鉛イオンタイプ)のフィルムよ
りなる厚さ50躍の熱封緘材層(2)をドライラミネー
トにより設けたのち、予めフロンに稀釈したチタンカッ
プリング剤(登録商標プレンアクトTTS、味の素株式
会社製)の溶液を、熱封緘材層(2)の表面にロールコ
ート法により塗布することにより、厚さ約0.211y
Iのチタンカップリング剤のコーティング層(5)を形
成し、蓋材(試料漱12)をつくった。
上記実施例2〜4で得られた蓋材(試料Nci、 6〜
12)について密封包装試験を実施例1の場合と同様に
行ない、得られた結果を下表にあわせて示した。
比較例1 比較のために、アルミニウム箔(1)の片面に接着剤層
(8)を介して上記実施例1の場合と同様に、5重量%
のシランカップリング剤(商品名A−187、日本ユニ
カー株式会社製)を混合した厚さ50IH!!の熱封緘
材フィルムよりなる熱封緘材層(2)を接着剤層(3)
を介して接合し、蓋材をつくった。
比較例2 比較のために、アルミニウム箔(1)の片面に接着剤層
(3)を介して上記実施例1の場合と同じであるがチタ
ンカップリング剤を含まない熱封緘材層(2)をドライ
ラミネートにより設けた。
上記比較例1および比較例2で得られた蓋材について密
封包装試験を実施例1の場合と同様に行ない、得られた
結果を下表にあわせて示した。
(以下余白) 上記表から明らかなように、この発明の蓋材によれば、
ガラス容器の口部(10)と熱接着すべき面にチタンカ
ップリング剤またはアルミニウムカップリング剤が存在
せしめられているので、これらのカップリング剤のカッ
プリング作用により、ガラス容器の口部表面に対する接
着性が非常にすぐれており、水を封入したガラス容器を
倒立状態で長時間保存した後にも蓋材の接着力が低下せ
ず、耐水性が良好で、密封性がすぐれている。
これに対し、チタンカップリング剤を含まない熱封緘材
を用いた比較例の蓋材によれば、ガラス容器を倒立状態
で長時間保存すると、蓋材が剥れてしまい、耐水性に劣
るものであった。
発明の効果 この発明による熱封緘蓋材は、上述のように、密封包装
用容器の口部と熱接着すべき面に、チタンカップリング
剤またはアルミニウムカップリング剤が存在せしめられ
ているものであるから、これらのカップリング剤のカッ
プリング作用により、熱封緘材層内の樹脂成分と、熱封
緘材の中に含まれている炭酸カルシウムやタルク等の無
機材料とが化学的に強く結合せしめられるとともに、熱
封緘のさい、熱封緘材の表面に存在するこれらチタンカ
ップリング剤またはアルミニウムカップリング剤がガラ
ス表面にしっかりと結合し、蓋材の熱封緘材とガラス容
器の口部表面との接着力が非常に強固となる。従って、
ガラス容器等の口部のようなポーラスでかつ比較的極性
が弱い被着面に対しても非常にすぐれた接着性を有して
おり、蓋材を短時間で密封包装用容器の口部に熱封緘す
ることができるばかりか、一般にガラス容器の口部は親
水性を有するものであり、加えて容器の内容物が例えば
酒、ジュース、ジャム等の液体もしくは粘性体であるよ
うな場合にも、熱封緘接着部への水の侵入を確実に阻止
することができて、熱封緘接着部の耐水性が大幅に増大
し、水環境下における接着力の低下が少なく、良好な接
着状態を長期間維持することができ、イージーオープン
の条件下で密封性が向上する。
またこの発明の熱封緘蓋材によれば、従来のように食品
を充填後、容器の口部に金属製キャップをかしめ止めた
り、あるいは金属製もしくは合成樹脂製ねじキャップを
ねじ止めたり、王冠を被せ止めたりしないので、開封が
容易であるとともに、キャップや王冠を使用しないだけ
密封包装用容器のシールコストが安くつく。
そのうえ、開封時に容器口部に樹脂が残るようなことが
なく、従って開封後の容器口部の外観がきれいであるし
、比較的低い温度でヒートシールすることができるため
、充填シール装置の設備費、運転費が安(つき、充填お
よびシールの作業性が向上するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明品の具体例を示す部分拡大断面図、第2
図はいま1つの具体例を示す部分拡大断面図、第3図は
さらにいま1つの具体例を示す部分拡大断面図である。 (1)・・・アルミニウム箔、(2)・・・熱封緘材層
、(3)・・・接着剤層、(4)・・・防食コート層・
(5)・・・チタンカップリング剤またはアルミニウム
力・ツブリング剤のコーティング層@ 以  上 第1図 第2図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)密封包装用容器の口部と熱接着すべき面に、チタ
    ンカップリング剤またはアルミニウムカップリング剤が
    存在せしめられていることを特徴とする、密封包装用容
    器の熱封緘蓋材。
  2. (2)金属箔の片面に、チタンカップリング剤またはア
    ルミニウムカップリング剤を含む熱封緘材層が設けられ
    ることにより、密封包装用容器の口部と熱接着すべき面
    に、チタンカップリング剤またはアルミニウムカップリ
    ング剤が存在せしめられていることを特徴とする、請求
    項1記載の熱封緘蓋材。
  3. (3)金属箔の片面に、熱封緘材層が設けられ、熱封緘
    材層の表面にチタンカップリング剤またはアルミニウム
    カップリング剤よりなるコーティング層が設けられるこ
    とにより、密封包装用容器の口部と熱接着すべき面に、
    チタンカップリング剤またはアルミニウムカップリング
    剤が存在せしめられていることを特徴とする、請求項1
    記載の熱封緘蓋材。
JP63172380A 1988-07-11 1988-07-11 密封包装用容器の熱封緘蓋材 Pending JPH0232964A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10114036A (ja) * 1996-10-14 1998-05-06 Teijin Ltd 離形フィルム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH10114036A (ja) * 1996-10-14 1998-05-06 Teijin Ltd 離形フィルム

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