JPH0235292B2 - Denshishashinkankotai - Google Patents

Denshishashinkankotai

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JPH0235292B2
JPH0235292B2 JP9002481A JP9002481A JPH0235292B2 JP H0235292 B2 JPH0235292 B2 JP H0235292B2 JP 9002481 A JP9002481 A JP 9002481A JP 9002481 A JP9002481 A JP 9002481A JP H0235292 B2 JPH0235292 B2 JP H0235292B2
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Shozo Ishikawa
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、電子写真感光体に関し、詳しくは特
定のヒドラゾン系化合物からなる新規な有機光導
電物質を含有する感光層を有する電子写真感光体
に関するものである。 従来、電子写真感光体としては、無機光導電物
質のセレン,硫化カドミウム,酸化亜鉛を用いた
ものや、あるいはポリ―N―ビニルカルバゾール
に代表される光導電性ポリマーやジエチルアミノ
ベンズアルデヒド―N,N―ジフエニルヒドラゾ
ンの如き低分子の各種有機光導電物質を用いたも
のが知られている。 低分子の有機光導電性物質の場合、適当なバイ
ンダー樹脂を選択することにより成膜性の良い感
光層を形成することができるという極めて優れた
利点を有するものである。こうした低分子の有機
光導電物質である上記ヒドラゾン系化合物に関し
ては、特開昭54―59143号、特開昭54―150128号、
特開昭55―52064号各公報などに開示されている
が、このヒドラゾン系化合物を用いた電子写真感
光体は、感度の点や帯電露光を繰返した際の明部
電位の安定性において更に改良を要するのが実情
であつた。本発明者等は、こうした問題に鑑み鋭
意研究の結果、下記一般式()で示される特定
のヒドラゾン系化合物を感光層に用いることによ
り、これまでに知られているヒドラゾン系化合物
を感光層に用いた電子写真感光体に較べて著しく
改善された電子写真感光体の特性が得られること
を見い出した。 一般式() 式中、R1は置換されていてもよいナフチル基、
R2は置換されていてもよいアルキル基,アラル
キル基若しくはアリール基を示す。アルキル基と
しては、例えばメチル基,エチル基,プロピル
基,ブチル基,ヘキシル基などを挙げることがで
き、アラルキル基としては、例えばベンジル基,
フエネチル基,ナフチルメチル基などを挙げるこ
とができ、またアリール基としては、例えばフエ
ニル基,ナフチル基などを挙げることができる。
R3は、水素原子,アルキル基(例えば、メチル
基,エチル基,プロピル基,ブチル基,ヘキシル
基など)またはアルコキシ基(例えば、メトキシ
基,エトキシ基,ブトキシ基など)を示す。R4
およびR5は、置換されていてもよいアルキル基,
アラル基若しくはアリール基を示す。アルキル基
としては、メチル基,エチル基,ピロピル基,ブ
チル基などを、アラルキル基としては、ベンジル
基,フエネチル基,ナフチルメチル基などを、ま
たアリール基としてはフエニル基,ナフチル基な
どを挙げることができる。R1,R2,R4およびR5
に置換しうる原子若しくは基としては、メチル
基,エチル基,プロピル基,ブチル基などのアル
キル基,メトキシ基,エトキシ基,プロポキシ
基,ブトキシ基などのアルコキシ基,塩素原子,
臭素原子,沃素原子などのハロゲン原子,ジメチ
ルアミノ基,ジエチルアミノ基,ジプロピルアミ
ノ基,ジブチルアミノ基などのジアルキルアミノ
基などを挙げることができる。 又R4,R5は窒素原子と共にピロリジ1基,ピ
ペリジ1基,モルホリノ基等の含窒素5〜6量環
を形成する残基であつても良い。 前記一般式()で示されるヒドラゾン系化合
物の具体例を下記に列挙する。 これら一般式()で示されるヒドラゾン系化
合物は、 一般式 (但し、R1およびR2は、前記と同義語であ
る。) で示されるヒドラジンと一般式 (但し、R3,R4およびR5は、前記と同義語で
ある。)で示されるアルデヒドを用いて合成する
ことができる。 次に本発明に用いれるヒドラゾン系化合物につ
いて合成例を挙げて具体的に説明する。 合成例1(前記例示ヒドラゾン系化合物No.1の
合成)300ml三ツ口フラスコにエタノール67ml,
酢酸67ml,ヒドラジン(一般式()でR1がα
―ナフチル基,R2がフエニル基で示される化合
物)10.38g(0.044モル),P―ジメチルアミノシ
ンナムアルデヒド7.77g(0.044モル)を加え室温
で11時間反応し、水に注加した。次に得られた固
形分を過し、水洗を繰り返し固形分を別乾燥
した。次にメチルセロソルブより再結し融点198
〜200℃の黄色い結晶8.59gを得た。 (収率50%) 元素分析 分子式 C27H25N3 計算値 分析値 C 82.82% 82.88% H 6.45% 6.40% N 10.73% 10.72% 本発明に用いられる他のヒドラゾン系化合物も
同様にして合成することができる。 一般式()で示されるヒドラゾン系化合物を
含有する電子写真感光体としては、有機光導電物
質を用いたいずれのタイプの電子写真感光体にも
適用できるが好ましいタイプとしては、 1 電子供与性物質と電子受容性物質との組合せ
により電荷移動錯体を形成したもの。 2 有機光導電体に染料を添加して増感したも
の。 3 正孔マトリツクスに顔料分散したもの。 4 電荷発生層と電荷輸送層に機能分離したも
の。 5 染料と樹脂とから成る共晶錯体と有機機光導
電体を主成分とするもの。 6 電荷移動錯体中に有機ないし無機の電荷発生
材料を添加したもの。 等があり、中でも(3)〜(6)が望ましいタイプであ
る。更に(4)タイプの感光体とした場合、つまり電
荷発生層と電荷輸送層の2層に機能分離した感光
体の電荷輸送層に用いる電荷輸送材料として一般
式()で示されるヒドラゾン系化合物を使用し
た場合、特に感光体の感度が良くなり残留電位も
低い。又この場合繰返し使用時における感度の低
下残留電位の上昇も実用上無視しうる程度に抑え
ることができる。そこで(4)タイプの感光体につい
て詳しく述べる。 層構成としては導電層、電荷発生層、電荷輸送
が必須であり、電荷発生層は電荷輸送層の上部あ
るいは下部のいずれであつても良いが繰返し使用
するタイプの電子写真感光体においては主として
物理強度の面から、場合によつては帯電性の面か
ら、導電層、電荷発生層、電荷輸送層の順に積層
することが好ましい。導電層と電荷発生層との接
着性を向上する目的で必要に応じて接着層を設け
ることができる。 導電層としては、導電性が付与されていれば良
く、従来用いられているいずれのタイプの導電層
であつてもさしつかえない。 接着層の材質としてはカゼイン等の従来用いら
れてきた各種バインダーが用いられる。 接着層の厚さは0.1〜5μ好ましくは0.5〜3μが適
当である。 電荷発生層に用いる電荷発生材料としては光を
吸収し極めて高い効率で電荷担体を発生する材料
であればいずれの材料であつても使用することが
でき、好ましい材料としてはセレン,セレン・テ
ルル,セレン・ヒ素硫化カドミウム,アモルフア
スシリコン等の無機物質やビリリウム系染料,チ
オビリリウム系染料,トリアリールメタン系染
料,チアジン系染料,シアニン系染料,フタロシ
アニン系顔料,ペリレン系顔料,インジゴ系顔
料,チオインジゴ系顔料,キナクリドン系顔料,
スクアリツク酸顔料,アゾ系顔料,多環キノン系
顔料等の有機物質があげられる。電荷発生層の膜
厚は5μ以下好ましくは0.05〜3μが望ましい。 電荷発生層は用いる電荷発生材料の種類により
真空蒸着,スパツタリング,グロー放電ないしは
塗工等の手段によつて設ける。 塗工に際しては、電荷発生材料をバインダー・
フリーで設ける場合や樹脂分散液として設けイン
ダーを使用することができる。又、ポリ―N―ビ
ニルカルバゾールの様にそれ自身電荷輸送能力を
をもつ、光導電性ポリマーをバインダーとして使
用することもできる。 本発明に用いれるヒドラゾン系化合物は正孔輸
送性であり、導電層、電荷発生層、電荷輸送層の
順に積層した感光体を使用す場合、電荷輸送層表
面を負に帯電する必要があり、帯電・露光すると
露光部では電荷発生層において生成した正孔が電
荷輸送層に注入され、そのあと表面に達して負荷
を中和し表面電位の減衰が生じ未露光部との間に
静電コントラストが生じる。 顕像化するには従来用いられてきた種々の現像
法を用いることができる。 4タイプ以外の感光体に関してはこれまで提案さ
れた数多くの特許公報や文献に実施の態様が記さ
れているので、ここでは記載を省略する。 本発明の電子写真感光体は、電子写真複写機に
利用するのみならず、レーザープリンター,
CRTプリンター,電子写真式製版システムなど
の電子写真応用分野にも広く用いることができ
る。 次に本発明の実施例を示す。 実施例 1〜22 アルミ板上にカゼインのアンモニア水溶液(カ
ゼイン11.2g,28% アンモニア水1g,水222ml)
をマイヤーバーで塗布乾燥し、塗工量1.0g/m2
接着層を形成した。 次に下記構造を有するジスアゾ顔料5gと ブチラール樹脂(ブチラール化度63モル%)2g
をエタノール95mlに溶かした液と共に分散した
後、接着層上に塗工し乾燥後の塗工量が0.2g/m2
の電荷発生層を形成した。 次に、前記例示のヒドラゾン系化合物No.1の
5g、ポリー4,4′―ジオキシジフエニル―2,2
―プロパンカーボネート(粘度平均分子量30000)
5gをジクロルメタン150mlに溶かした液を電荷発
生層上に塗布、乾燥し、塗工量が10g/m2の電荷
輸送層を形成することによつて電子写真感光体
(試料1)を作成した。 さらに、試料1で用いたヒドラゾン系化合物No.
1に代えて、表1(a)に示すヒドラゾン系化合物を
用いたほかは、同様の方法により21種の電子写真
感光体(試料2〜22)を作成した。 この様にして作成した試料1〜22を川口電機(株)
製静電複写紙試験装置Model SP―428を用いて
スタチツク方式で5KVでコロナ帯電し、暗所
で10秒間保持した後照度5ルツクスで露光し帯電
特性を調べた。 初期電位Vo(−V),暗所での10秒間の電位保
持率をRv(%),半減衰露光量をE1/2(ルツク
ス・秒)とし各試料の帯電特性を表1(a)に示す。 比較例 1〜3 前記試料1で用いたヒドラゾン系化合物No.1に
代えて、下記式(A)のP―ジメチルアミノシンナム
アルデヒド―N,N―ジフエニルルヒドラゾンを
用いたほかは、同様の方法により比較用の電子写
真感光体(比較試料1)を作成した。 また、同様に比較試料2および3を試料1で用
いたヒドラゾン系化合物No.1に代えて、下記式(B)
および(C)に示す化合物を用いて作成した。 各比較試料1〜3の帯電特性を前記実施例1〜
22と同様の方法によつて測定した。これらの特性
値を表1(b)に示す。
【表】
【表】
【表】
【表】 表1に示すデータより明らかな様に、本発明の
特定化合物を用い電子写真感光体は、公知のヒド
ラゾン系化合物を用いたものと比較して感度が極
めて優れている。また、本発明外のヒドラゾン系
化合物として特開昭54―59143号公報に記載のO
―エトキシ―P―ジエチルアミノベンズアルデヒ
ド―(ジフエニルヒドラゾン)、O―メチル―P
―ジエチルアミノベンズアルデヒド―(ジフエニ
ルヒドラゾン)、P―ジブチルアミノベンズアル
デヒド―(ジフエニルヒドラゾン)、P―ジメチ
ルアミノベンズアルデヒド―(ジフエニルヒドラ
ゾン)をそれぞれ用いた場合でも、前記比較例1
〜3と同様の結果が得られた。 実施例 20〜22 実施例1で用いたアルミ板の代りに直径120%
のアルミドラム上に実施例12,20と全く同じ組
成、膜厚の感光層を形成し試料20〜22を作成し
た。 つぎにこの感光体をドラム周囲に極性のコロ
ナ帯電器、露光部を配置した充放電装置に装填
し、暗部電位(VD)を600V、明部電位(VL
を30Vとなる様に帯電条件、露光条件を設定し、
ドラム回転数とVD,VLの関係を調べ結果を表2
に示す。 第1図より本実施例の感光体は、1.5万回転後
もVLが安定しており、耐久使用後の残留電位の
上昇による画像の地汚れを防止する上で極めて有
用な電子写真感光体となる事が実証された。 比較例 4〜6 実施例20と同様に直径120%のアルミドラム上
に比較例1〜3と全く同じ組成膜厚の感光層を形
成し試料を作成した。 つぎにこの感光体を用い実施例20と同様にして
ドラム回転数とVD,VLの関係を調べたところ、
表2の結果が得られた。 表2より比較例4〜6の感光体はドラム回転数
と共にVDの著しい低下又はVLの著しい増加が生
じ耐久後のVD,VL安定性において劣り、本発明
の感光体の方が顕著に特性の優れていることが実
証された。
【表】 実施例 23 前記例示のヒドラゾン系化合物No.1の5g、ビ
スフエノールAとテレフタル酸―イソフタル酸の
コポリエステル(テレフタル酸とイソフタル酸の
モル比1:1)の5gをジクロルメタン150mlに溶
解した液にβ型銅フタロシアニン1.0gを添加し分
散後、実施例1で用いたカゼイン層を設けたアル
ミ板のカゼイン層の上に塗布し、乾燥後の塗工量
を10g/m2とした。 この様にして作成した感光体の帯電測定を実施
例1と同様にして行つた。その結果を表3に示
す。但し、帯電極性をとした。 表 3 Vo 480V Rv 88% E1/2 12.0ルツクス秒 比較例 7 実施例23のヒドラゾン系化合物No.1の代わり
に、比較例1で用いたヒドラゾン系化合物を用い
実施例23と全く同様にして感光体を作成し、帯電
特性を調べた。その結果を表4に示す。 表 4 Vo 460V Rv 89% E1/2 22.3ルツクス秒 公知のヒドラゾン化合物を用いた比較例4より
も実施例23の感光体の方が優れた感度を示した。 実施例 24 厚さ100μアルミ板上に下記顔料を真空蒸着し、
厚さ0.15μの電荷発生層を形成した。 次にポリエステル樹脂(バイロン200東洋紡績
(株))5gと前記例示ヒドラゾン系化合物No.2の5g
をジクロルメタン150mlに溶かした液を電荷発生
層上に塗布乾燥し、塗工量が11g/m2の電荷輸送
層を形成した。 この様にして作成した電子写真感光体を実施例
1と同様にして帯電特性を調べた。その結果を表
5に示す。 表 5 Vo 530V Rv 92% E1/2 5.3ルツクス秒 実施例 25 アルミ板上にセレン・テルル(テル10%)を真
空蒸着し、厚さ0.8μの電荷発生層を形成した。 次に実施例1で用いた電荷輸送層と同じものを
塗布乾燥し塗工量を11g/m2とした。 この様にして作成した電子写真感光板を実施例
1と同様にして帯電特性を調べた。その結果を表
6に示す。 表 6 Vo 550V Rv 94% E1/2 3.6ルツクス秒 実施例 26 表面が清浄にされた0.2mm厚のモリプデン板
(基板)をグロー放電蒸着構内の所定位置に固定
した。次に槽内を排気し、約5×10-6torrの真空
度にした。その後ヒーターの入力電圧を上昇させ
モリブデン基板温度を150℃に安定させた。その
後水素ガスとシランガス(水素ガスに対し15容量
%)を槽内へ導入しガス流量と蒸着槽メインバル
プを調整して0.5torrに安定させた。次に誘導コ
イルに5MHzの高周波電力を投入し槽内のコイル
内部にグロー放電を発生させ30Wの入力電力とし
た。上記条件で基板上にアモルフアスシリコン膜
を生長させ膜厚が2μとなるまで同条件を保つた
後グロー放電を中止した。その後加熱ヒーター、
高周波電源をオフ状態とし、基板温度が100℃に
なるのを待つてから水素ガス、シランンガスの流
出バルブを閉じ、一旦槽内を10-5torr以下にした
後大気圧にもどし基板を取り出した。次いでこの
モルフアスシリコン層の上に実施例1と全く同様
にして電荷輸送層を形成した。 こうして得られた感光体を帯電露光実験装置に
設置し6KVでコロナ帯電し直ちに光像を照射
した。光像はタングステンランプ光源を用い透過
型のテストチヤートを通して照射された。その後
直ちに荷電性の現像剤(トナーとキヤリヤーを
含む)を感光体表面にカスケードすることによつ
て感光体表面に良好なトナー画像を得た。 実施例 27 アルミ板にヒドロキシプロピルセルース水溶液
を塗布乾燥し塗工量0.6g/m2の接着層を形成し
た。 つぎに150mlのジクロルメタンにポリ―N―ビ
ニルカルバゾール5gと前記例示ヒドラゾン系化
合物No.6の5g、更に2,4,7―トリニトロフ
ルオレノン0.1gを溶解した後、実施例1で用いた
ジスアゾ顔料1.0gを添加し分散後上記接着層上に
塗布乾燥し塗工量11g/m2の感光層を形成した。 この様にして作成した感光体の帯電測定を実施
例1と同様にして行つた。その結果を表7に示
す。但し、帯電極性をとした。 表 7 Vo 460V Rv 86% E1/2 14.1ルツクス秒

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記一般式()で示される化合物の少なく
    とも1種を含有する感光層を有することを特徴と
    する電子写真感光体。 一般式() (式中、R1は置換されていてもよいナフチル
    基、R2は置換されていてもよいアルキル基、ア
    ラルキル基若しくはアリール基を示す。R3は、
    水素原子,アルキル基またはアルコキシ基を示
    す。R4およびR5は、置換されていてもよいアル
    キル基,アラルキル基若しくはアリール基を示
    す。)
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