JPH0237305Y2 - - Google Patents

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JPH0237305Y2
JPH0237305Y2 JP1985065372U JP6537285U JPH0237305Y2 JP H0237305 Y2 JPH0237305 Y2 JP H0237305Y2 JP 1985065372 U JP1985065372 U JP 1985065372U JP 6537285 U JP6537285 U JP 6537285U JP H0237305 Y2 JPH0237305 Y2 JP H0237305Y2
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JP
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metal
belt
toothed belt
friction
coefficient
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Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本考案は主として自動車用として好適な歯付ベ
ルトに関するものである。 (従来の技術) 自動車用として用いられる歯付ベルトはエンジ
ンの高性能化、ボデイの形状、エンジンの据付位
置、エンジンの信頼性などの面から使用条件及び
耐久性に対する要求が近年、頓に厳しくなりつつ
あるが、歯付ベルトは弾性体、抗張体及び布の複
数合体であるため、各々の部材の寿命が均衡して
いないと寿命を延ばすことはできない。 ところが、弾性体、抗張体は耐熱性、耐屈曲疲
労性にすぐれた部材の開発が可能であるが、歯付
ベルトの最も重要な歯を保護している布について
はそれ程の進展はなく、現在のところ最も広く用
いられているポリアミド繊維による織布ではその
要求を満足することができず、歯布の摩耗及び熱
劣化により複合体としての歯付ベルトの寿命の最
大弱点となつている。 この原因は歯の布層に要求される特性が耐熱
性、耐摩耗性はもとより、歯に荷重を受けた場合
に伴う歯元部の屈曲疲労性、柔軟性など多くの特
性を兼ね備える必要があるに拘らず、これらを満
足する素材が見当たらないためである。 (考案が解決しようとする問題点) 本考案は叙上の如き実状に対処し、上記素材を
見出すことを課題とし、これを解決するものであ
る。 即ち、本考案者らは上記素材の開発に努め、特
に歯付ベルトの発熱及び布層の摩耗について調
査、検討を行つた結果、歯付ベルトの表面温度は
環境温度より20〜30℃高く、その原因は歯付ベル
トの屈曲による内部発熱、ベルト歯部がプーリ歯
部に噛込む時に生じる摩擦熱などであろうと推察
された。 そこで、この摩擦熱に着目して布層の摩擦係数
を下げるための研究を進め、金属処理加工の利用
に想到し、本考案に到達するに至つた。 なお、本出願人は同じく摩擦係数を下げること
に関し、さきに通常の繊維に摩擦係数が該繊維よ
り低い繊維を一部混入し、保護布を形成すること
を提案した。 これは本考案に対し、その目的を同じくするが
金属による表面処理に関しては積極的に記載され
ていない。 これに対し、本考案は布層の構成において金属
による表面処理加工を採用し、摩擦係数の低下を
図ることを目的とするものである。 (問題点を解決めするための手段) 即ち、本考案の特徴とするところは、添付図面
第1〜4図にその実施態様を示しているが、抗張
体1、弾性体2及び布層4よりなる歯付ベルトに
おいて、歯部3を保護する前記布層4として少く
ともベルト長手方向に延びる経糸に金属加工糸を
用いた摩擦係数が0.3未満の織布を使用し、ベル
トとプーリ間の摩擦係数を低下せしめた点にあ
る。 ここで、布層表面の金属処理とは布に織成後、
該織布の表面を金属処理することは勿論であるが
布層を構成する経糸、緯糸の何れか一方又は双方
に表面金属処理した金属加工糸を用いてもよい。 特に金属加工糸を一方に用いるときはベルト長
さ方向に沿う糸として用いることが好ましい。 金属の表面加工処理とは具体的には真空蒸着、
スパツタリング、イオンプレーテイング、湿式メ
ツキコーテイング等であり、なかでも真空蒸着が
最も実用的である。 用いる金属としてはNi,Cu,Co,Cr,Ag,
Alなどが挙げられる。 なお、金属処理加工される糸としてはポリアミ
ド糸、ポリエステル繊維糸などが一般的で、これ
らは通常、摩擦係数は0.3〜0.4である。 (作用) 本考案ベルトは前記の如き構成からなり、その
作用について説明すると、保護布は上記金属表面
処理によつて摩擦係数が低くなり、0.3未満、好
ましくは0.25以下となるので、ベルト歯とプーリ
の噛合時における布の摩耗や発熱が減少し、歯付
ベルトの寿命を総体的に延長し、かつベルト性能
を向上する。 (実施例) 以下、更に添付図面にもとづき本考案歯付ベル
トの実施例を説明する。 第1図は本考案に係る歯付ベルトの1例を示す
概要斜視図であり、図においてaは歯付ベルト本
体、1は抗張体、2は該抗張体1を埋設せしめた
弾性体、3はベルト長手方向に一定間隔で設けら
れた歯部、4は保護布層を示す。 ここで、上記弾性体2内にスパイラル状に並列
埋設された抗張体ロープ1はポリエステル、脂肪
族ポリアミド、芳香族ポリアミド(商品名ケブラ
ー)、あるいはガラス繊維、ワイヤー等から選ば
れた低伸度高強力のロープ抗張体からなり、これ
を被覆する前記弾性体2はNB(天然ゴム)、SBR
(スチレン・ブタジエンゴム)、CR(クロロプレン
ゴム)、NBR(ニトリルゴム)、IIR(ブチルゴム)、
ハイパロン(クロルスルフオン化ポリエチレン)
などの単一材又はこれらを適宜ブレンドしたゴム
あるいはポリウレタン等の樹脂材料からなる。 又、前記ベルト長手方向一定間隔で設けられた
歯部3は上記弾性体と同じ材質からなる。 一方、保護布層4は本考案における要部であつ
てポリアミド繊維糸、ポリエステル繊維糸など、
通常の糸の表面に金属加工処理を施した金属加工
糸を経糸5、緯糸6として、例えば、第2図イ,
ロの如き組織に織成した帆布が用いられている。 しかして、この保護布層4は上記の如く、経糸
5、緯糸6と共に金属加工糸を用いたものに限ら
ず、その一方のみに金属加工糸を用いてもよい。 第3図はかかる一方のみに金属加工糸を用いた
場合の例であり、第4図の組織をもつて経糸5の
みに金属加工糸が用いられており、緯糸6には通
常糸が用いられている。 なお、保護布層4は更に上記の外、図示してい
ないが、通常糸をもつて織成した布の表面に金属
真空蒸着などによつて表面処理を施してもよい。 次ぎに、本考案歯付ベルトの具体例と従前の歯
付ベルトとの比較を掲げる。 先ず、下表に従つて保護布層No.1〜No.3を作成
し、これを歯付ベルト表面に貼着してベルト性能
を評価した。 なお、本考案によるNo.2のニツケル処理及びNo.
3の銅処理は真空蒸着により行つた。 又、評価にあたつてはS45Cをホブ切した歯数
18の駆動プーリと歯数36の従動プーリ間に歯数
83、ベルト幅19mmで歯形ZAをもつベルトサイズ
83ZA19のベルトを張設し、途中に60mmΦのテン
シヨンプーリを配し、15Kgfのテンシヨンをかけ
て7200r.p.m,5P/Sの負荷で雰囲気温度100℃
においてベルト背面をサーミスターで検知し、ベ
ルト表面温度を測定し、更にRo¨der法により摩
擦係数を測定した。 その結果は前記保護布試料と共に示せば下表の
通りであつた。表中、Nはナイロン、PETはポ
リエステル繊維、Dはデニールを示す。
【表】 上表より現行品No.1に対し、本考案実施例に係
る試料No.2及びNo.3は約1.4〜1.6倍の寿命の向上
が認められることが分かる。 (考案の効果) 本考案は以上のように歯付ベルトの歯の保護布
層として少くともベルト長手方向に延びる経糸に
金属加工糸を用いた摩擦係数が0.3未満の織布を
用いたものであり、従前の保護布層に比較し、摩
擦係数が小さい特性が活かされ、ベルト歯とプー
リの噛合時の干渉による布の摩耗や発熱が低くな
り、全体としてベルト劣化を防ぎ、ベルト性能の
向上並びにベルト寿命の増大が期待される効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第3図は本考案に係る歯付ベルトの
各実施例を示す部分概観斜視図、第2図及び第4
図の各イ,ロは本考案の要部をなす布層の組織拡
大図で、イは平面図、ロはイのA−A断面図であ
る。 1……抗張体、2……弾性体、3……歯部、4
……保護布層、5……経糸、6……緯糸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 抗張体を弾性体中に埋設し、長手方向に抗張
    体と直角に一定間隔で歯を有し、かつ該歯の表
    面を布層で被覆保護せしめた歯付ベルトにおい
    て、前記布層として少くともベルト長さ方向に
    延びる経糸に金属加工糸を用いて摩擦係数0.3
    未満の織布を使用し、ベルトとプーリ間の摩擦
    係数を低下してなることを特徴とする歯付ベル
    ト。 2 金属加工処理が真空蒸着、スパツタリング、
    イオンプレーテイング、湿式メツキコーテイン
    グから選ばれた処理である実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の歯付ベルト。 3 加工処理する金属がNi,Cu,Co,Cr,Ag,
    Alからなる群より選ばれた金属である実用新
    案登録請求の範囲第1〜2項の何れかの項に記
    載の歯付ベルト。
JP1985065372U 1985-04-30 1985-04-30 Expired JPH0237305Y2 (ja)

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JPS61181144U JPS61181144U (ja) 1986-11-12
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JPS5958230U (ja) * 1982-10-08 1984-04-16 ニッタ株式会社 帯電防止ベルト
JPS59137440U (ja) * 1983-03-04 1984-09-13 三ツ星ベルト株式会社 高負荷伝動用ベルト
JPS614050U (ja) * 1984-05-31 1986-01-11 日本メクトロン株式会社 歯付きベルト

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