JPH0237651Y2 - - Google Patents
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- JPH0237651Y2 JPH0237651Y2 JP1985008184U JP818485U JPH0237651Y2 JP H0237651 Y2 JPH0237651 Y2 JP H0237651Y2 JP 1985008184 U JP1985008184 U JP 1985008184U JP 818485 U JP818485 U JP 818485U JP H0237651 Y2 JPH0237651 Y2 JP H0237651Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydraulic pressure
- chamber
- housing
- ball
- pressure
- Prior art date
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- Hydraulic Control Valves For Brake Systems (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は自動車の空車時と積載時とにおける
制動力の前後輪配分を適正にする減速度感知型液
圧制御弁に係り、特に、その作動を安定させて信
頼性の向上を図つた減速度感知型液圧制御弁に関
する。
制動力の前後輪配分を適正にする減速度感知型液
圧制御弁に係り、特に、その作動を安定させて信
頼性の向上を図つた減速度感知型液圧制御弁に関
する。
(従来の技術)
一般に、走行中の車両に制動力を付与すると、
前後方向の荷重移動が生じて前輪荷重が増大し後
輪荷重が減少する。したがつて、制動時に前後輪
に等しい制動力を付与すると後輪がロツクするこ
とがある。このような後輪のロツクは、車両にス
ピンを生じさせる等方向安定性を悪化させるた
め、車両のブレーキ装置の液圧回路中に減速度感
知型液圧制御弁を介装し、車両の積載重量に応じ
て前後輪に付加する制動力の調整を図つている。
前後方向の荷重移動が生じて前輪荷重が増大し後
輪荷重が減少する。したがつて、制動時に前後輪
に等しい制動力を付与すると後輪がロツクするこ
とがある。このような後輪のロツクは、車両にス
ピンを生じさせる等方向安定性を悪化させるた
め、車両のブレーキ装置の液圧回路中に減速度感
知型液圧制御弁を介装し、車両の積載重量に応じ
て前後輪に付加する制動力の調整を図つている。
従来、このような減速度感知型液圧制御弁とし
ては、例えば、第5図および第6図に示すような
ものが知られている。同図に示すように、この減
速度感知型液圧制御弁11は、マスタシリンダ1
2の一方の液圧出口に連絡した入口ポート13と
後輪ブレーキのホイールシリンダ14Rに連絡し
た出口ポート15とが形成されたハウジング16
を有し、該ハウジング16内にプロポーシヨニン
グバルブ17および減速度感知バルブ18が収納
されている。なお、マスタシリンダ12の他方の
液圧出口は、前輪ブレーキのホイールシリンダ1
4Fに連絡されている。
ては、例えば、第5図および第6図に示すような
ものが知られている。同図に示すように、この減
速度感知型液圧制御弁11は、マスタシリンダ1
2の一方の液圧出口に連絡した入口ポート13と
後輪ブレーキのホイールシリンダ14Rに連絡し
た出口ポート15とが形成されたハウジング16
を有し、該ハウジング16内にプロポーシヨニン
グバルブ17および減速度感知バルブ18が収納
されている。なお、マスタシリンダ12の他方の
液圧出口は、前輪ブレーキのホイールシリンダ1
4Fに連絡されている。
プロポーシヨニングバルブ17は、ハウジング
16内に収容されて入口ポート13の液圧(入口
液圧)と出口ポート15の液圧(出口液圧)との
圧力差に応動するプランジヤ19が、入口ポート
13と出口ポート15との間を連通あるいは遮断
し、出口ポート15の液圧を調圧する。すなわ
ち、このプロポーシヨニングバルブ17は、入口
液圧が一定圧力(いわゆるスプリツトポイント)
に満たない間は入口ポート15の圧液を出口ポー
ト17にそのまま流すが、スプリツトポイント以
上に入口液圧が上昇すると、入口液圧を所定の減
圧比で減圧して出口液圧とする。また、このプロ
ポーシヨニングバルブ17は、そのプランジヤ1
9に、ハウジング16の図中左方に画成された封
じ込め室20内の液圧(封じ込め圧)が伝達ピス
トン21およびスプリング22を介して伝達さ
れ、その封じ込め圧に応じてスプリツトポイント
が変化する。
16内に収容されて入口ポート13の液圧(入口
液圧)と出口ポート15の液圧(出口液圧)との
圧力差に応動するプランジヤ19が、入口ポート
13と出口ポート15との間を連通あるいは遮断
し、出口ポート15の液圧を調圧する。すなわ
ち、このプロポーシヨニングバルブ17は、入口
液圧が一定圧力(いわゆるスプリツトポイント)
に満たない間は入口ポート15の圧液を出口ポー
ト17にそのまま流すが、スプリツトポイント以
上に入口液圧が上昇すると、入口液圧を所定の減
圧比で減圧して出口液圧とする。また、このプロ
ポーシヨニングバルブ17は、そのプランジヤ1
9に、ハウジング16の図中左方に画成された封
じ込め室20内の液圧(封じ込め圧)が伝達ピス
トン21およびスプリング22を介して伝達さ
れ、その封じ込め圧に応じてスプリツトポイント
が変化する。
減速度感知バルブ18は、ハウジング16内に
収納された第6図に詳示する中空状のスリーブ2
3によりボール室24が画成され、該ボール室2
4内にボール25がスリーブ23の内周面(転動
面)23a上を転動可能に収容されている。スリ
ーブ23は、第6図に詳示するように、転動面2
3aに中心軸C方向に延在する複数の溝23cが
形成され、外周面にハウジング16との間で略環
状の隙間16aを画成する条溝23dが形成さ
れ、さらに後述する液供給路が開口した端壁にボ
ールシート26が設けられている。ボール室24
は、スリーブ23に形成された連通孔23b、上
記隙間16aおよびハウジング16に形成された
連絡孔16bを介して入口ポート13に連通し、
また、スリーブ23とハウジング16とに形成さ
れた液供給路27を介して前述した封じ込め室2
0に連通している。ボール25は、車両の減速度
に応じ転動面23a上を転動してボールシート2
6に当接あるいは離間し、入口ポート13と封じ
込め室との間を遮断あるいは連通する。なお、ハ
ウジング16は、転動面23aの中心軸Cが水平
面Hと所定角度θを成すよう自動車の車体に取り
付けられる。
収納された第6図に詳示する中空状のスリーブ2
3によりボール室24が画成され、該ボール室2
4内にボール25がスリーブ23の内周面(転動
面)23a上を転動可能に収容されている。スリ
ーブ23は、第6図に詳示するように、転動面2
3aに中心軸C方向に延在する複数の溝23cが
形成され、外周面にハウジング16との間で略環
状の隙間16aを画成する条溝23dが形成さ
れ、さらに後述する液供給路が開口した端壁にボ
ールシート26が設けられている。ボール室24
は、スリーブ23に形成された連通孔23b、上
記隙間16aおよびハウジング16に形成された
連絡孔16bを介して入口ポート13に連通し、
また、スリーブ23とハウジング16とに形成さ
れた液供給路27を介して前述した封じ込め室2
0に連通している。ボール25は、車両の減速度
に応じ転動面23a上を転動してボールシート2
6に当接あるいは離間し、入口ポート13と封じ
込め室との間を遮断あるいは連通する。なお、ハ
ウジング16は、転動面23aの中心軸Cが水平
面Hと所定角度θを成すよう自動車の車体に取り
付けられる。
このような減速度感知型液圧制御弁11は、減
速度感知バルブ18が車両の減速度に基づいてス
プリツトポイントすなわち封じ込め圧を決定し、
この封じ込め圧を伝達ピストン21によりプロポ
ーシヨニングバルブ17のプランジヤ19に伝達
して前後輪の制動力を調節するものである。
速度感知バルブ18が車両の減速度に基づいてス
プリツトポイントすなわち封じ込め圧を決定し、
この封じ込め圧を伝達ピストン21によりプロポ
ーシヨニングバルブ17のプランジヤ19に伝達
して前後輪の制動力を調節するものである。
(この考案が解決しようとする問題点)
しかしながら、このような従来の減速度感知型
液圧制御弁11にあつては、連絡孔16bがスリ
ーブ23の外周壁と直角な方向から隙間16aに
開口し、この隙間16aの流路としての断面積が
連絡孔16bのそれに比較して大きいため、入口
ポート13から連絡孔16bを経て隙間16a内
に流入する圧液は渦流あるいはスリーブ23廻り
の螺旋流を生じ、その流動が不安定になるという
問題点があつた。この結果、連通孔23bを経て
隙間16aからボール25へ向かつて流れる圧液
の流速も一定せず、ボール25に作用する流体圧
(抗力)も流速により異なるため、車両の減速度
に対して常に一定の封じ込め圧を得ることができ
ず、後輪の制動力が不安定になることがあつた。
液圧制御弁11にあつては、連絡孔16bがスリ
ーブ23の外周壁と直角な方向から隙間16aに
開口し、この隙間16aの流路としての断面積が
連絡孔16bのそれに比較して大きいため、入口
ポート13から連絡孔16bを経て隙間16a内
に流入する圧液は渦流あるいはスリーブ23廻り
の螺旋流を生じ、その流動が不安定になるという
問題点があつた。この結果、連通孔23bを経て
隙間16aからボール25へ向かつて流れる圧液
の流速も一定せず、ボール25に作用する流体圧
(抗力)も流速により異なるため、車両の減速度
に対して常に一定の封じ込め圧を得ることができ
ず、後輪の制動力が不安定になることがあつた。
(問題点を解決するための手段)
上記問題点を解決するため、この考案は、
マスタシリンダに連絡した入口ポートおよびホ
イールシリンダに連絡した出口ポートを有するハ
ウジングと、 ハウジング内に収容されたプランジヤが入口ポ
ートの液圧と出口ポートの液圧との圧力差に応動
して入口ポートの液圧を一定比率で減圧して出口
ポートの液圧とするプロポーシヨニングバルブ
と、 ハウジング内に収容されたスリーブがハウジン
グに形成された連絡孔、ハウジングとスリーブと
の間に画成された隙間およびスリーブに形成され
た連通孔を介して入口ポートと連通したボール室
を画成し、該ボール室に収納されて車両の減速度
に応動するボールがハウジング内に画成された封
じ込め室とボール室との間を連通あるいは遮断し
て封じ込め室内に液圧を封じ込める減速度感知バ
ルブと、 封じ込め室内に封じ込められた液圧をプロポー
シヨニングバルブのプランジヤに伝達する伝達ピ
ストンと、 を備えた減速度感知型液圧制御弁において、 前記減速度感知バルブのスリーブに、前記隙間
に突出して周方向に延在する凸部を設けたもので
ある。
イールシリンダに連絡した出口ポートを有するハ
ウジングと、 ハウジング内に収容されたプランジヤが入口ポ
ートの液圧と出口ポートの液圧との圧力差に応動
して入口ポートの液圧を一定比率で減圧して出口
ポートの液圧とするプロポーシヨニングバルブ
と、 ハウジング内に収容されたスリーブがハウジン
グに形成された連絡孔、ハウジングとスリーブと
の間に画成された隙間およびスリーブに形成され
た連通孔を介して入口ポートと連通したボール室
を画成し、該ボール室に収納されて車両の減速度
に応動するボールがハウジング内に画成された封
じ込め室とボール室との間を連通あるいは遮断し
て封じ込め室内に液圧を封じ込める減速度感知バ
ルブと、 封じ込め室内に封じ込められた液圧をプロポー
シヨニングバルブのプランジヤに伝達する伝達ピ
ストンと、 を備えた減速度感知型液圧制御弁において、 前記減速度感知バルブのスリーブに、前記隙間
に突出して周方向に延在する凸部を設けたもので
ある。
(作用)
この減速度感知型液圧制御弁によれば、連絡
孔、液路および連絡孔を経て入口ポートからボー
ル室内へ流入する圧液は、液路において凸部によ
り整流されるため、その流動が不安定となること
は無く、車両の減速度に対する後輪の制動力は常
に一定した値を得ることができる。
孔、液路および連絡孔を経て入口ポートからボー
ル室内へ流入する圧液は、液路において凸部によ
り整流されるため、その流動が不安定となること
は無く、車両の減速度に対する後輪の制動力は常
に一定した値を得ることができる。
(実施例)
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
第1図および第2図は、この考案の第1実施例
を示す図である。
を示す図である。
まず、構成を説明する。第1図において、31
は全体としての減速度感知型液圧制御弁を示し、
該減速度感知型液圧制御弁31は、図中左右の2
つの部分32a,32bが組み合わせられて成る
ハウジング32を有し、該ハウジング32にタン
デムマスタシリンダ33の1つの液圧出口33a
に連絡された入口ポート34iと後輪ブレーキの
ホイールシリンダ35Rに連絡された出口ポート
34oとが形成されている。このハウジング32
の図中右の部分32aには、入口ポート34iお
よび出口ポート34oに連通した第1収納孔36
と、入口ポート34iに連絡孔37を介して連通
した第2収納孔38と、が平行に形成されてい
る。上方の第1収納孔36内には、プロポーシヨ
ニングバルブ39のプランジヤ40が摺動自在に
挿入され、該第1収納孔36はプランジヤ40の
略中央部の拡径部により入口室36aと出口室3
6bとに画成されている。この入口室36aは入
口ポート34iを経てタンデムマスタシリンダ3
3の液圧出口33aに連絡され、また、出口室3
6bは出口ポート34oを経て後輪ブレーキのホ
イールシリンダ35Rに連絡されている。なお、
41はプランジヤ40を摺動自在に支持するバツ
クアツプリング、42はバツクアツプリング41
を保持するスナツプリング、43は入口室36a
の液密性を保持するゴム様弾性材料から成るカツ
プシールである。
は全体としての減速度感知型液圧制御弁を示し、
該減速度感知型液圧制御弁31は、図中左右の2
つの部分32a,32bが組み合わせられて成る
ハウジング32を有し、該ハウジング32にタン
デムマスタシリンダ33の1つの液圧出口33a
に連絡された入口ポート34iと後輪ブレーキの
ホイールシリンダ35Rに連絡された出口ポート
34oとが形成されている。このハウジング32
の図中右の部分32aには、入口ポート34iお
よび出口ポート34oに連通した第1収納孔36
と、入口ポート34iに連絡孔37を介して連通
した第2収納孔38と、が平行に形成されてい
る。上方の第1収納孔36内には、プロポーシヨ
ニングバルブ39のプランジヤ40が摺動自在に
挿入され、該第1収納孔36はプランジヤ40の
略中央部の拡径部により入口室36aと出口室3
6bとに画成されている。この入口室36aは入
口ポート34iを経てタンデムマスタシリンダ3
3の液圧出口33aに連絡され、また、出口室3
6bは出口ポート34oを経て後輪ブレーキのホ
イールシリンダ35Rに連絡されている。なお、
41はプランジヤ40を摺動自在に支持するバツ
クアツプリング、42はバツクアツプリング41
を保持するスナツプリング、43は入口室36a
の液密性を保持するゴム様弾性材料から成るカツ
プシールである。
プランジヤ40の内部には、入口室36aと出
口室36bとを連通する孔40aが形成され、該
孔40a内にスプリング44で図中右方に付勢さ
れたポペツト形弁体45が収納されている。この
ポペツト形弁体45は、孔40aの図中右端の壁
面に設けられた弁座46にスプリング44により
付勢されて着座すると入口室36aと出口室36
bとの間を遮断し、弁体45のステム部が出口室
36bの側壁によりスプリング44に抗して図中
左方に押し込められると弁座46から離間して入
口室36aと出口室36bとを連通する。
口室36bとを連通する孔40aが形成され、該
孔40a内にスプリング44で図中右方に付勢さ
れたポペツト形弁体45が収納されている。この
ポペツト形弁体45は、孔40aの図中右端の壁
面に設けられた弁座46にスプリング44により
付勢されて着座すると入口室36aと出口室36
bとの間を遮断し、弁体45のステム部が出口室
36bの側壁によりスプリング44に抗して図中
左方に押し込められると弁座46から離間して入
口室36aと出口室36bとを連通する。
第2収納孔38内には、第2図にも詳示するよ
うに、中空軸Cが水平面Hと所定角度θを成す中
空孔47bを有したスリーブ47が収納され、該
スリーブ47の中空孔47bにより減速度感知バ
ルブ48のボール49が収納されるボール室50
が画成されている。このスリーブ47は、中空孔
47bの内周壁に中心軸C方向に延在する溝47
dが形成されてボール49が転動可能に載置さ
れ、外周壁にスリーブ47の周方向に延在する3
つの突条47e,47f,47gが形成されてい
る。両側の突条47e,47gはハウジング32
の第2収納孔38の内周壁に当接して略環状の隙
間51を画成し、この隙間51に中央の突条(凸
部)47fが突出している。この中央の突条47
fは、後述するように、隙間51内を流れる圧液
を整流して渦流や螺旋流を生じることを防止す
る。なお、55a,55bは隙間51の液密性を
保持するO−リングである。
うに、中空軸Cが水平面Hと所定角度θを成す中
空孔47bを有したスリーブ47が収納され、該
スリーブ47の中空孔47bにより減速度感知バ
ルブ48のボール49が収納されるボール室50
が画成されている。このスリーブ47は、中空孔
47bの内周壁に中心軸C方向に延在する溝47
dが形成されてボール49が転動可能に載置さ
れ、外周壁にスリーブ47の周方向に延在する3
つの突条47e,47f,47gが形成されてい
る。両側の突条47e,47gはハウジング32
の第2収納孔38の内周壁に当接して略環状の隙
間51を画成し、この隙間51に中央の突条(凸
部)47fが突出している。この中央の突条47
fは、後述するように、隙間51内を流れる圧液
を整流して渦流や螺旋流を生じることを防止す
る。なお、55a,55bは隙間51の液密性を
保持するO−リングである。
ボール室50は、スリーブ47に形成された連
通孔47a、前述の隙間51および連絡孔37を
介して入口ポート34iに連通するとともに、ス
リーブ47に形成された第1液圧供給孔53aお
よびハウジング32の左側の部分32bに形成さ
れた第2液圧供給孔53bを介しハウジング32
の図中左方に画成された後述する封じ込め室52
に連通している。連絡孔37はスリーブ47の外
周壁に直角な方向から隙間51へ開口し、連通孔
47aはハウジング32の右側端面に当接した状
態のボール49の中心を指向してボール室50に
開口している。ボール49は、車両の減速度に応
じボール室50内を転動し、スリーブ47の図中
左方の端壁の第1液圧供給孔53aの開口に設け
られたボールシート57に当接すると、ボール室
50と封じ込め室52との間を遮断して封じ込め
室52に液圧を封じ込め、また、ボールシート5
7から離間すると、ボール室50と封じ込め室5
2との間を連通する。
通孔47a、前述の隙間51および連絡孔37を
介して入口ポート34iに連通するとともに、ス
リーブ47に形成された第1液圧供給孔53aお
よびハウジング32の左側の部分32bに形成さ
れた第2液圧供給孔53bを介しハウジング32
の図中左方に画成された後述する封じ込め室52
に連通している。連絡孔37はスリーブ47の外
周壁に直角な方向から隙間51へ開口し、連通孔
47aはハウジング32の右側端面に当接した状
態のボール49の中心を指向してボール室50に
開口している。ボール49は、車両の減速度に応
じボール室50内を転動し、スリーブ47の図中
左方の端壁の第1液圧供給孔53aの開口に設け
られたボールシート57に当接すると、ボール室
50と封じ込め室52との間を遮断して封じ込め
室52に液圧を封じ込め、また、ボールシート5
7から離間すると、ボール室50と封じ込め室5
2との間を連通する。
ハウジング32の図中左側の部分32bには、
前述した第2液圧供給孔53bとともに、前述し
た第1収納孔36と同軸的な孔58と、該孔58
および第2液圧供給孔53bの双方の図中左端に
略直角な方向から連通する堅孔59と、が形成さ
れている。孔58は小径部58a、中径部58b
および大径部58cから成り、小径部58aに伝
達ピストン60が図中左右方向の変位可能に嵌入
され、堅孔59内に前述した封じ込め室52を画
成している。伝達ピストン60は、孔58の小径
部58aに摺動自在に嵌入した大径部60a、孔
58の中径部58b内に位置した中径部60bお
よび孔58の大径部58c内に位置した小径部6
0cを有している。この伝達ピストン60の中径
部60bには、孔58の小径部58aと中径部5
8bとの段差面および伝達ピストン60の大径部
60aと中径部60bとの段差面の双方に係止可
能な第1スプリングリテーナ61が摺動自在に外
通し、また同様に、伝達ピストン60の小径部6
0cには、孔58の中径部58bと大径部58c
との段差面および伝達ピストン60の中径部60
bと小径部60cとの段差面の双方に係止可能な
第2スプリングリテーナ62が摺動自在に外挿し
ている。これら第1スプリングリテーナ61と第
2スプリングリテーナ62との間にはスプリング
63が縮設され、また、第2スプリングリテーナ
62との間にはスプリング63が縮設され、ま
た、第2スプリングリテーナ62とハウジング3
2の右側の部分32aの左端面との間にはアウタ
スプリング64が縮設され、さらに、第2スプリ
ングリテーナ62と前述したプランジヤ40の図
中左端部に設けられたスプリングリテーナ65と
の間にはインナスプリング66が縮設されてい
る。伝達ピストン60は、その図中左端面が封じ
込め室52内に露呈して該封じ込め室52内の液
圧(封じ込め圧)に応動し、封じ込め圧をインナ
スプリング66を介してプランジヤ40に伝達す
る。67は伝達ピストン60の大径部60aに設
けられたピストンシール、68は封じ込め室54
の上部に設けられたブリーダである。
前述した第2液圧供給孔53bとともに、前述し
た第1収納孔36と同軸的な孔58と、該孔58
および第2液圧供給孔53bの双方の図中左端に
略直角な方向から連通する堅孔59と、が形成さ
れている。孔58は小径部58a、中径部58b
および大径部58cから成り、小径部58aに伝
達ピストン60が図中左右方向の変位可能に嵌入
され、堅孔59内に前述した封じ込め室52を画
成している。伝達ピストン60は、孔58の小径
部58aに摺動自在に嵌入した大径部60a、孔
58の中径部58b内に位置した中径部60bお
よび孔58の大径部58c内に位置した小径部6
0cを有している。この伝達ピストン60の中径
部60bには、孔58の小径部58aと中径部5
8bとの段差面および伝達ピストン60の大径部
60aと中径部60bとの段差面の双方に係止可
能な第1スプリングリテーナ61が摺動自在に外
通し、また同様に、伝達ピストン60の小径部6
0cには、孔58の中径部58bと大径部58c
との段差面および伝達ピストン60の中径部60
bと小径部60cとの段差面の双方に係止可能な
第2スプリングリテーナ62が摺動自在に外挿し
ている。これら第1スプリングリテーナ61と第
2スプリングリテーナ62との間にはスプリング
63が縮設され、また、第2スプリングリテーナ
62との間にはスプリング63が縮設され、ま
た、第2スプリングリテーナ62とハウジング3
2の右側の部分32aの左端面との間にはアウタ
スプリング64が縮設され、さらに、第2スプリ
ングリテーナ62と前述したプランジヤ40の図
中左端部に設けられたスプリングリテーナ65と
の間にはインナスプリング66が縮設されてい
る。伝達ピストン60は、その図中左端面が封じ
込め室52内に露呈して該封じ込め室52内の液
圧(封じ込め圧)に応動し、封じ込め圧をインナ
スプリング66を介してプランジヤ40に伝達す
る。67は伝達ピストン60の大径部60aに設
けられたピストンシール、68は封じ込め室54
の上部に設けられたブリーダである。
なお、タンデムマスタシリンダ33は、他方の
液圧出口33bが前輪ブレーキのホイールシリン
ダ35Fに連絡されている。69はブレーキペダ
ルである。
液圧出口33bが前輪ブレーキのホイールシリン
ダ35Fに連絡されている。69はブレーキペダ
ルである。
このような減速度感知型液圧制御弁31は、次
のように作用する。
のように作用する。
まず、ブレーキペダル69が踏まれてタンデム
マスタシリンダ33に液圧Pが発生すると、前輪
ブレーキのホイールシリンダ35Fにはタンデム
マスタシリンダ33の液圧出口33bから直接に
液圧Pが伝えられて制動が行われるが、後輪ブレ
ーキのホイールシリンダ35Rには、タンデムマ
スタシリンダ33の液圧出口33aから出力され
た液圧Pが減速度感知型液圧制御弁31により車
両の積載状態に応じ減圧されて伝達され、前後輪
の制動力の配分が適正値となるよう制御される。
マスタシリンダ33に液圧Pが発生すると、前輪
ブレーキのホイールシリンダ35Fにはタンデム
マスタシリンダ33の液圧出口33bから直接に
液圧Pが伝えられて制動が行われるが、後輪ブレ
ーキのホイールシリンダ35Rには、タンデムマ
スタシリンダ33の液圧出口33aから出力され
た液圧Pが減速度感知型液圧制御弁31により車
両の積載状態に応じ減圧されて伝達され、前後輪
の制動力の配分が適正値となるよう制御される。
詳しく説明すると、タンデムマスタシリンダ3
3の液圧出口33aから減速度感知型液圧制御弁
31の入口ポート34iに液圧Pが伝達される
と、プロポーシヨニングバルブ39のプランジヤ
40には、図中右向きに次式(1)で表す力Frが作
用するとともに図中左向きに次式(2)で表す力Flが
作用する。
3の液圧出口33aから減速度感知型液圧制御弁
31の入口ポート34iに液圧Pが伝達される
と、プロポーシヨニングバルブ39のプランジヤ
40には、図中右向きに次式(1)で表す力Frが作
用するとともに図中左向きに次式(2)で表す力Flが
作用する。
Fr=(A1−A2−a1)・P+F ……(1)
Fl=(A1−a1)×P ……(2)
但し、A1およびA2はプランジヤ40の図中に
示す部位の断面積 a1は孔40aの断面積 Fはインナスプリング66のばね力 を示す。
示す部位の断面積 a1は孔40aの断面積 Fはインナスプリング66のばね力 を示す。
上記式(1),(2)から明らかなように、液圧Pが小
さい間は、右方向の力Frが左方向の力Flよりも
大きいため、プランジヤ40は図中右方へ押し込
められ、ポペツト型弁体45のステムが端壁に押
し付けられて入口室36aと出口室36bとが連
通する。この結果、マスタシリンダ33で発生し
た液圧Pは、直接に後輪ブレーキのホイールシリ
ンダ35Rへ伝達され、後輪ブレーキが前輸ブレ
ーキと同じ制動力で制動を行う。
さい間は、右方向の力Frが左方向の力Flよりも
大きいため、プランジヤ40は図中右方へ押し込
められ、ポペツト型弁体45のステムが端壁に押
し付けられて入口室36aと出口室36bとが連
通する。この結果、マスタシリンダ33で発生し
た液圧Pは、直接に後輪ブレーキのホイールシリ
ンダ35Rへ伝達され、後輪ブレーキが前輸ブレ
ーキと同じ制動力で制動を行う。
次に、液圧Pの上昇にともないプランジヤ40
が図中左方向に移動し、そして、左右方向の力
Fl,Frが等しくなると、ポペツト型弁体45が
弁座46に着座して入口室36aと出口室36b
との間を遮閉する。この時の液圧の値Poをスプ
リツトポイントといい、次式(3)の関係から次式(4)
が成立する。
が図中左方向に移動し、そして、左右方向の力
Fl,Frが等しくなると、ポペツト型弁体45が
弁座46に着座して入口室36aと出口室36b
との間を遮閉する。この時の液圧の値Poをスプ
リツトポイントといい、次式(3)の関係から次式(4)
が成立する。
Fr=Fl ……(3)
Po=F/A2 ……(4)
この後においては、プランジヤ40は、マスタ
シリンダ33が発生する液圧Pと等しい入口室3
6aの液圧Pと後輪ブレーキのホイールシリンダ
35Rに伝達される液圧である出口室36bの液
圧Prとの差圧ΔP(ΔP=P−Pr)に応動し、プラ
ンジヤ40に作用する左右の力Fr,Flが等しく
なるように出口室36bの液圧Prを制御する。
すなわち、スプリツトポイントPoに達した以後
については、出口室36bの液圧Pr(後輪ブレー
キのホイールシリンダ35Rへ伝達される液圧)
は、入口室36aの液圧P(マスタシリンダ33
が発生する液圧)に次式(5)で示すレデユーシング
レシオRを乗じた値Pr(Pr=P×R+Po)に減圧
される。
シリンダ33が発生する液圧Pと等しい入口室3
6aの液圧Pと後輪ブレーキのホイールシリンダ
35Rに伝達される液圧である出口室36bの液
圧Prとの差圧ΔP(ΔP=P−Pr)に応動し、プラ
ンジヤ40に作用する左右の力Fr,Flが等しく
なるように出口室36bの液圧Prを制御する。
すなわち、スプリツトポイントPoに達した以後
については、出口室36bの液圧Pr(後輪ブレー
キのホイールシリンダ35Rへ伝達される液圧)
は、入口室36aの液圧P(マスタシリンダ33
が発生する液圧)に次式(5)で示すレデユーシング
レシオRを乗じた値Pr(Pr=P×R+Po)に減圧
される。
R=(A1−A2−a1)/(A1−A2) ……(5)
したがつて、後輪ブレーキの発生する制動力は
前輪ブレーキの制動力よりも小さくなり、車両制
動時における前輪荷重の増大、後輪荷重の減少に
対応して後輪のロツクを阻止する。
前輪ブレーキの制動力よりも小さくなり、車両制
動時における前輪荷重の増大、後輪荷重の減少に
対応して後輪のロツクを阻止する。
また、スプリツトポイントPoの値は、減速度
感知バルブ48のボール49が車両の減速度に応
動することで車両の積載時には空車時より大きく
なるよう制御される。すなわち、後輪ブレーキの
ホイールシリンダ35Rへ伝達される液圧Prの上
昇率が前輪ブレーキのホイールシリンダ35Fへ
伝達される液圧Pの上昇率に比較して低くなるス
プリツトポイントPo、換言すれば液圧Prの減圧
を開始するスプリツトポイントPoは、積載時に
おいて空車時よりも高くなり、積載時の後輪の制
動力が確保される。
感知バルブ48のボール49が車両の減速度に応
動することで車両の積載時には空車時より大きく
なるよう制御される。すなわち、後輪ブレーキの
ホイールシリンダ35Rへ伝達される液圧Prの上
昇率が前輪ブレーキのホイールシリンダ35Fへ
伝達される液圧Pの上昇率に比較して低くなるス
プリツトポイントPo、換言すれば液圧Prの減圧
を開始するスプリツトポイントPoは、積載時に
おいて空車時よりも高くなり、積載時の後輪の制
動力が確保される。
詳しく説明すると、空車時においては、比較的
小さいマスタシリンダ液圧Pで車両が制動されて
車両の減速度が大きくなる。そして、車両の減速
度が所定値以上になると、減速度感知バルブ48
のボール49が重力に抗しスリーブ47の中空孔
47bの内周面上を転動してボールシート57に
当接し、封じ込め室52内にその時のマスタシリ
ンダ33の液圧Pを封じ込める。すなわち、マス
タシリンダ33の圧液は、入口ポート34iから
連絡孔37、隙間51および連通孔47aを経て
ボール室50へ流入し、このボール室50から封
じ込め室52へ流入するが、減速度が所定値以上
になると、ボール49がボールシート57に当接
して封じ込め室52とボール室50との間を遮断
し、封じ込め室52内にマスタシリンダ53の液
圧Pを封じ込める。そして、この時、入口ポート
34iからボール室50に流入する圧液は、隙間
51においてスリーブ47の外周壁に形成された
突条47fにより流れが整流される。このため、
この圧液は隙間51内で渦流あるいは螺旋流を生
じることも無く流れが安定し、連通孔47aから
ボール室50内にボール49に向かつて噴出する
圧液の流速は一定となり、この圧液がボール49
に及ぼす力も変動することは無く、封じ込め圧力
が常に減速度に対応した値を採る。この封じ込め
圧は、伝達ピストン60に伝達されてインナスプ
リング66を圧縮し、プロポーシヨニングバルブ
39のプランジヤ40にばね力Fとして伝達され
る。
小さいマスタシリンダ液圧Pで車両が制動されて
車両の減速度が大きくなる。そして、車両の減速
度が所定値以上になると、減速度感知バルブ48
のボール49が重力に抗しスリーブ47の中空孔
47bの内周面上を転動してボールシート57に
当接し、封じ込め室52内にその時のマスタシリ
ンダ33の液圧Pを封じ込める。すなわち、マス
タシリンダ33の圧液は、入口ポート34iから
連絡孔37、隙間51および連通孔47aを経て
ボール室50へ流入し、このボール室50から封
じ込め室52へ流入するが、減速度が所定値以上
になると、ボール49がボールシート57に当接
して封じ込め室52とボール室50との間を遮断
し、封じ込め室52内にマスタシリンダ53の液
圧Pを封じ込める。そして、この時、入口ポート
34iからボール室50に流入する圧液は、隙間
51においてスリーブ47の外周壁に形成された
突条47fにより流れが整流される。このため、
この圧液は隙間51内で渦流あるいは螺旋流を生
じることも無く流れが安定し、連通孔47aから
ボール室50内にボール49に向かつて噴出する
圧液の流速は一定となり、この圧液がボール49
に及ぼす力も変動することは無く、封じ込め圧力
が常に減速度に対応した値を採る。この封じ込め
圧は、伝達ピストン60に伝達されてインナスプ
リング66を圧縮し、プロポーシヨニングバルブ
39のプランジヤ40にばね力Fとして伝達され
る。
一方、積載時においては、比較的大きなマスタ
シリンダ液圧Pに達しないと車両は制動されない
ため、車両の減速度が所定値以上に達する際のマ
スタシリンダ33の液圧Pは空車時に比較して大
きくなる。したがつて、減速度感知バルブ48の
ボール49が車両の減速度に応動して封じ込め室
52内に封じ込める封じ込め圧は空車時に比較し
て大きくなり、伝達ピストン60およびインナス
プリング66を介してプロポーシヨニングバルブ
39のプランジヤ40に加わる力が大きくなるた
め、スプリツトポイントPo(Po=F/A2)も空
車時より大きくなる。このように、車両の空車時
と積載時とでは、スプリツトポイントPoの値が
変化して、制動力の前後輪分配が適正に行われ
る。なお、この積載時においても、入口ポート3
4iからボール室50へ流入する圧液は、流れが
隙間51内で突条47fにより整流されるため、
封じ込め圧が変動することも無くなる。
シリンダ液圧Pに達しないと車両は制動されない
ため、車両の減速度が所定値以上に達する際のマ
スタシリンダ33の液圧Pは空車時に比較して大
きくなる。したがつて、減速度感知バルブ48の
ボール49が車両の減速度に応動して封じ込め室
52内に封じ込める封じ込め圧は空車時に比較し
て大きくなり、伝達ピストン60およびインナス
プリング66を介してプロポーシヨニングバルブ
39のプランジヤ40に加わる力が大きくなるた
め、スプリツトポイントPo(Po=F/A2)も空
車時より大きくなる。このように、車両の空車時
と積載時とでは、スプリツトポイントPoの値が
変化して、制動力の前後輪分配が適正に行われ
る。なお、この積載時においても、入口ポート3
4iからボール室50へ流入する圧液は、流れが
隙間51内で突条47fにより整流されるため、
封じ込め圧が変動することも無くなる。
一方、この減速度感知型液圧制御弁31の伝達
ピストン60は、封じ込め圧が比較的低い段階で
微少変位し、第1スプリングリテーナ61を押圧
してスプリング63を圧縮させ、この後、第2ス
プリングリテーナ62を押圧してインナスプリン
グ66を圧縮させ、プランジヤ40に作用するば
ね力Fを増大させるため、その初期において良好
な特性を得ることができる。
ピストン60は、封じ込め圧が比較的低い段階で
微少変位し、第1スプリングリテーナ61を押圧
してスプリング63を圧縮させ、この後、第2ス
プリングリテーナ62を押圧してインナスプリン
グ66を圧縮させ、プランジヤ40に作用するば
ね力Fを増大させるため、その初期において良好
な特性を得ることができる。
このように、この減速度感知型液圧制御弁31
にあつては、スリーブ47に設けられ、ハウジン
グ32とスリーブ47との隙間51に突出して周
方向に延在する突条47fを備えているので、こ
の突条47fにより、入口ポート34iからボー
ル室50に流入する圧液をスリーブ47の周方向
に一度整流して安定させることができ、スリーブ
47に形成された連通孔47aからボール室50
に噴出してボール49に衝突する圧液の流速が変
動するのを防止することができ、ボール49に作
用する抗力を一定に保持することができる。この
結果、ボール49の転動により封じ込められる封
じ込め室52内の液圧がばらつくのを防止するこ
とができ、スリツプポイントの変動すなわち後輪
ブレーキの制動力の変動を防止することができ
る。
にあつては、スリーブ47に設けられ、ハウジン
グ32とスリーブ47との隙間51に突出して周
方向に延在する突条47fを備えているので、こ
の突条47fにより、入口ポート34iからボー
ル室50に流入する圧液をスリーブ47の周方向
に一度整流して安定させることができ、スリーブ
47に形成された連通孔47aからボール室50
に噴出してボール49に衝突する圧液の流速が変
動するのを防止することができ、ボール49に作
用する抗力を一定に保持することができる。この
結果、ボール49の転動により封じ込められる封
じ込め室52内の液圧がばらつくのを防止するこ
とができ、スリツプポイントの変動すなわち後輪
ブレーキの制動力の変動を防止することができ
る。
第3図a,bには、この考案の第2実施例を示
す。
す。
この第2実施例は、同図に示すように、スリー
ブ47の外周壁にスリーブ47の周方向に延在す
る断面略三日月状の凸起(凸部)71を一体に形
成し、この凸起71を隙間51内の一部に突出さ
せるものである。この凸起71は、隙間51の周
方向の一部を塞いで入口ポート54iからボール
室50へ流入する圧液の流れを整流する。
ブ47の外周壁にスリーブ47の周方向に延在す
る断面略三日月状の凸起(凸部)71を一体に形
成し、この凸起71を隙間51内の一部に突出さ
せるものである。この凸起71は、隙間51の周
方向の一部を塞いで入口ポート54iからボール
室50へ流入する圧液の流れを整流する。
この第2実施例にあつても、ボール室50へ流
入する圧液は整流されて流速がばらつくことも無
くなるため、常に積載荷重に対して一定したスプ
リツトポイントを得ることができ、後輪ブレーキ
の制動力が変動することを防止できる。なお、そ
の他の構成および作用は、前述した第1実施例と
同様であり説明は省略する。
入する圧液は整流されて流速がばらつくことも無
くなるため、常に積載荷重に対して一定したスプ
リツトポイントを得ることができ、後輪ブレーキ
の制動力が変動することを防止できる。なお、そ
の他の構成および作用は、前述した第1実施例と
同様であり説明は省略する。
第4図a,bには、この考案の第3実施例を示
す。なお、前述した各実施例と同一の部分には同
一の符号を付して説明は省略する。
す。なお、前述した各実施例と同一の部分には同
一の符号を付して説明は省略する。
この第3実施例は、スリーブ47の外周壁にス
リーブ47の周方向に延在する6つの略扇状の突
起(凸部)72を周方向等間隔に一体に形成し、
この突起72を隙間51内へ突出させて圧液が渦
流や螺旋流を生じることを防止する。
リーブ47の周方向に延在する6つの略扇状の突
起(凸部)72を周方向等間隔に一体に形成し、
この突起72を隙間51内へ突出させて圧液が渦
流や螺旋流を生じることを防止する。
この第3実施例にあつても、ボール室50へ流
入してボール49に衝突する圧液の流速が一定に
なるため、積載荷重に対する後輪ブレーキの制動
力がばらつくことも無くなる。
入してボール49に衝突する圧液の流速が一定に
なるため、積載荷重に対する後輪ブレーキの制動
力がばらつくことも無くなる。
(考案の効果)
以上説明してきたように、この考案にかかる減
速度感知型液圧制御弁によれば、減速度感知バル
ブのボールを収容したボール室内へ流入する圧液
の流れを整流してそのボールに衝突する圧液の流
速の変動を防止するため、後輪ブレーキの制動力
がばらつくことを防止できる。
速度感知型液圧制御弁によれば、減速度感知バル
ブのボールを収容したボール室内へ流入する圧液
の流れを整流してそのボールに衝突する圧液の流
速の変動を防止するため、後輪ブレーキの制動力
がばらつくことを防止できる。
第1図および第2図はこの考案にかかる減速度
感知型液圧制御弁の第1実施例を示す図であり、
第1図は全体断面図、第2図は要部の一部断面図
である。第3図a,bはこの考案にかかる減速度
感知型液圧制御弁の第2実施例を示す図であり、
第3図aは要部の一部断面正面図、第3図bは第
3図aの−線矢視断面図である。第4図a,
bはこの考案にかかる減速度感知型液圧制御弁の
第3実施例を示す図であり、第4図a,bはこの
考案にかかる減速度感知型液圧制御弁の第3実施
例を示す図であり、第4図aは要部の一部断面正
面図、第4図bは第4図aの−線矢視断面図
である。第5図および第6図は従来の減速度感知
型液圧制御弁を示す図であり、第5図は全体断面
図、第6図は要部の一部断面図である。 31……減速度感知型液圧制御弁、32……ハ
ウジング、33……タンデムマスタシリンダ、3
4i……入口ポート、34o……出口ポート、3
5R……ホイールシリンダ、37……連絡孔、3
9……プロポーシヨニングバルブ、40……プラ
ンジヤ、47……スリーブ、47a……連通孔、
47f……突条(凸部)、48……減速度感知バ
ルブ、49……ボール、50……ボール室、51
……隙間、52……封じ込め室、60……伝達ピ
ストン、66……インナスプリング(スプリン
グ)、71……凸起(凸部)、72……突起(凸
部)。
感知型液圧制御弁の第1実施例を示す図であり、
第1図は全体断面図、第2図は要部の一部断面図
である。第3図a,bはこの考案にかかる減速度
感知型液圧制御弁の第2実施例を示す図であり、
第3図aは要部の一部断面正面図、第3図bは第
3図aの−線矢視断面図である。第4図a,
bはこの考案にかかる減速度感知型液圧制御弁の
第3実施例を示す図であり、第4図a,bはこの
考案にかかる減速度感知型液圧制御弁の第3実施
例を示す図であり、第4図aは要部の一部断面正
面図、第4図bは第4図aの−線矢視断面図
である。第5図および第6図は従来の減速度感知
型液圧制御弁を示す図であり、第5図は全体断面
図、第6図は要部の一部断面図である。 31……減速度感知型液圧制御弁、32……ハ
ウジング、33……タンデムマスタシリンダ、3
4i……入口ポート、34o……出口ポート、3
5R……ホイールシリンダ、37……連絡孔、3
9……プロポーシヨニングバルブ、40……プラ
ンジヤ、47……スリーブ、47a……連通孔、
47f……突条(凸部)、48……減速度感知バ
ルブ、49……ボール、50……ボール室、51
……隙間、52……封じ込め室、60……伝達ピ
ストン、66……インナスプリング(スプリン
グ)、71……凸起(凸部)、72……突起(凸
部)。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 マスタシリンダに連絡した入口ポートおよびホ
イールシリンダに連絡した出口ポートを有するハ
ウジングと、 ハウジング内に収容されたプランジヤが入口ポ
ートの液圧と出口ポートの液圧との圧力差に応動
して入口ポートの液圧を一定比率で減圧して出口
ポートの液圧とするプロポーシヨニングバルブ
と、 ハウジング内に収容されたスリーブがハウジン
グに形成された連絡孔、ハウジングとスリーブと
の間に画成された隙間およびスリーブに形成され
た連通孔を介して入口ポートと連通したボール室
を画成し、該ボール室に収納されて車両の減速度
に応動するボールがハウジング内に画成された封
じ込め室との間を連通あるいは遮断して封じ込め
室内に液圧を封じ込める減速度感知バルブと、 封じ込め室内に封じ込められた液圧をプロポー
シヨニングバルブのプランジヤに伝達する伝達ピ
ストンと、 を備えた減速度感知型液圧制御弁において、 前記減速度感知バルブのスリーブに、前記隙間
に突出して周方向に延在する凸部を設けたことを
特徴とする減速度感知型液圧制御弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985008184U JPH0237651Y2 (ja) | 1985-01-23 | 1985-01-23 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985008184U JPH0237651Y2 (ja) | 1985-01-23 | 1985-01-23 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61124464U JPS61124464U (ja) | 1986-08-05 |
| JPH0237651Y2 true JPH0237651Y2 (ja) | 1990-10-11 |
Family
ID=30487237
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985008184U Expired JPH0237651Y2 (ja) | 1985-01-23 | 1985-01-23 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0237651Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5714130U (ja) * | 1980-06-27 | 1982-01-25 | ||
| JPS59160650A (ja) * | 1983-03-01 | 1984-09-11 | Rizumu Jidosha Buhin Seizo Kk | 荷重応答型液圧制御弁 |
-
1985
- 1985-01-23 JP JP1985008184U patent/JPH0237651Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61124464U (ja) | 1986-08-05 |
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