JPH0238055B2 - Suichokuikomihoho - Google Patents
SuichokuikomihohoInfo
- Publication number
- JPH0238055B2 JPH0238055B2 JP5208286A JP5208286A JPH0238055B2 JP H0238055 B2 JPH0238055 B2 JP H0238055B2 JP 5208286 A JP5208286 A JP 5208286A JP 5208286 A JP5208286 A JP 5208286A JP H0238055 B2 JPH0238055 B2 JP H0238055B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molten metal
- mold
- shell
- porous body
- ceramic porous
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000005266 casting Methods 0.000 claims description 62
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 60
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 60
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 claims description 52
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 30
- 230000013011 mating Effects 0.000 claims description 10
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 13
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 11
- 208000015943 Coeliac disease Diseases 0.000 description 9
- 238000011081 inoculation Methods 0.000 description 6
- 239000003110 molding sand Substances 0.000 description 6
- 239000011148 porous material Substances 0.000 description 6
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 230000004308 accommodation Effects 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 229910002804 graphite Inorganic materials 0.000 description 5
- 239000010439 graphite Substances 0.000 description 5
- 239000002054 inoculum Substances 0.000 description 5
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 4
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 4
- 238000007790 scraping Methods 0.000 description 4
- 239000002893 slag Substances 0.000 description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 229910044991 metal oxide Inorganic materials 0.000 description 3
- 150000004706 metal oxides Chemical class 0.000 description 3
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 3
- 229910001018 Cast iron Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 2
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 230000000996 additive effect Effects 0.000 description 1
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 229910052878 cordierite Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
- JSKIRARMQDRGJZ-UHFFFAOYSA-N dimagnesium dioxido-bis[(1-oxido-3-oxo-2,4,6,8,9-pentaoxa-1,3-disila-5,7-dialuminabicyclo[3.3.1]nonan-7-yl)oxy]silane Chemical compound [Mg++].[Mg++].[O-][Si]([O-])(O[Al]1O[Al]2O[Si](=O)O[Si]([O-])(O1)O2)O[Al]1O[Al]2O[Si](=O)O[Si]([O-])(O1)O2 JSKIRARMQDRGJZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000006260 foam Substances 0.000 description 1
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(技術分野)
本発明は、垂直鋳込方法に係り、特にモールド
(鋳型)の鋳造キヤビテイ内に流入させられる金
属溶湯中の金属酸化物、非金属介在物等を有利に
除去せしめて、品質の優れた鋳造製品を作業性良
く鋳造し得る方法に関するものである。
(鋳型)の鋳造キヤビテイ内に流入させられる金
属溶湯中の金属酸化物、非金属介在物等を有利に
除去せしめて、品質の優れた鋳造製品を作業性良
く鋳造し得る方法に関するものである。
(背景技術・解決課題)
従来から、鋳鉄製品等の鋳物製品を鋳造するに
際しては、モールドとして上型及び下型を用い、
それらを上下に重ね合わせて形成される鋳造キヤ
ビテイ内に、所定の金属溶湯を導いて、鋳造を行
なう水平鋳込法が採用されているが、近年、特に
鋳物製品を多数鋳造する場合などに有効な方法と
して、垂直鋳込方法、所謂デイサマチツク
(disamatic)造型方法として知られる、縦型の
モールドを水平方向に重ね合わせて、それらモー
ルド間に所定の鋳造キヤビテイを形成せしめる一
方、上方から注湯される金属溶湯を該鋳造キヤビ
テイ内に導いて、目的とする鋳物製品を形成せし
める方法が注目を受けている。
際しては、モールドとして上型及び下型を用い、
それらを上下に重ね合わせて形成される鋳造キヤ
ビテイ内に、所定の金属溶湯を導いて、鋳造を行
なう水平鋳込法が採用されているが、近年、特に
鋳物製品を多数鋳造する場合などに有効な方法と
して、垂直鋳込方法、所謂デイサマチツク
(disamatic)造型方法として知られる、縦型の
モールドを水平方向に重ね合わせて、それらモー
ルド間に所定の鋳造キヤビテイを形成せしめる一
方、上方から注湯される金属溶湯を該鋳造キヤビ
テイ内に導いて、目的とする鋳物製品を形成せし
める方法が注目を受けている。
より具体的には、かかる垂直鋳込方法にあつて
は、例えば第1図a〜cに示される如く、先ずサ
ンドホツパ2から供給される鋳物砂4を、造型機
6の造型室8内において圧縮して造形せしめ、高
密度のモールド10が形成せしめられる。なお、
このモールド10は、一般に、その両側面に所定
の鋳物製品を与える鋳造キヤビテイ12が形成さ
れるような形状に造型されており、第1図cに示
される如く、それらモールド10が水平方向に重
ね合わされることにより、隣に合うモールド1
0,10間に所定の鋳造キヤビテイ12が形成さ
れるようになつている。換言すれば、モールド1
0の合わせ面(見切線)がほぼ垂直方向となるよ
うに、それらモールド10が水平方向に重ね合わ
され、それらの間に所定の鋳造キヤビテイ12が
形成されているのであり、ここでは、モールド1
0が順次重ね合わされることによつて、一つのモ
ールド10の両側に、それぞれ鋳造キヤビテイ1
2,12が形成されている。そして、このように
モールド10,10間に形成された鋳造キヤビテ
イ12に対して、取鍋14内の金属溶湯16が上
方から注湯されて、目的とする鋳物製品18が順
次鋳造されるのである。
は、例えば第1図a〜cに示される如く、先ずサ
ンドホツパ2から供給される鋳物砂4を、造型機
6の造型室8内において圧縮して造形せしめ、高
密度のモールド10が形成せしめられる。なお、
このモールド10は、一般に、その両側面に所定
の鋳物製品を与える鋳造キヤビテイ12が形成さ
れるような形状に造型されており、第1図cに示
される如く、それらモールド10が水平方向に重
ね合わされることにより、隣に合うモールド1
0,10間に所定の鋳造キヤビテイ12が形成さ
れるようになつている。換言すれば、モールド1
0の合わせ面(見切線)がほぼ垂直方向となるよ
うに、それらモールド10が水平方向に重ね合わ
され、それらの間に所定の鋳造キヤビテイ12が
形成されているのであり、ここでは、モールド1
0が順次重ね合わされることによつて、一つのモ
ールド10の両側に、それぞれ鋳造キヤビテイ1
2,12が形成されている。そして、このように
モールド10,10間に形成された鋳造キヤビテ
イ12に対して、取鍋14内の金属溶湯16が上
方から注湯されて、目的とする鋳物製品18が順
次鋳造されるのである。
従つて、このような垂直鋳込方法にあつては、
水平方向に重ね合わされたモールドの両側におい
て、鋳造キヤビテイが連続して形成されるところ
から、水平鋳込方法に比して、得られる製品の数
量に対する鋳込砂の量が少なくてすみ、製造コス
トが低減され得ると共に、モールドを重ね合わせ
て鋳造キヤビテイを形成せしめるに際しても、水
平鋳込法の如くモールドを反転させる必要はな
く、水平方向に重ね合わせることによつて為され
ることとなるところから、造型スピードが速く、
良好な生産性をもつて鋳物製品を製造することが
可能となるのである。
水平方向に重ね合わされたモールドの両側におい
て、鋳造キヤビテイが連続して形成されるところ
から、水平鋳込方法に比して、得られる製品の数
量に対する鋳込砂の量が少なくてすみ、製造コス
トが低減され得ると共に、モールドを重ね合わせ
て鋳造キヤビテイを形成せしめるに際しても、水
平鋳込法の如くモールドを反転させる必要はな
く、水平方向に重ね合わせることによつて為され
ることとなるところから、造型スピードが速く、
良好な生産性をもつて鋳物製品を製造することが
可能となるのである。
ところが、このような垂直鋳込手法にあつて
は、モールド10の合わせ面に形成される金属通
路内を、上方から注湯せしめられた金属溶湯16
が流下せしめられて、鋳造キヤビテイ12内に導
かれるものであるところから、各種の異物、例え
ばスラグや鋳物砂などを巻き込み易く、これによ
つて製品の品質を低下せしめたり、或いは製品歩
留りを悪化せしめる等の問題を内在している。
は、モールド10の合わせ面に形成される金属通
路内を、上方から注湯せしめられた金属溶湯16
が流下せしめられて、鋳造キヤビテイ12内に導
かれるものであるところから、各種の異物、例え
ばスラグや鋳物砂などを巻き込み易く、これによ
つて製品の品質を低下せしめたり、或いは製品歩
留りを悪化せしめる等の問題を内在している。
尤も、従来からの水平鋳込法の場合にあつて
は、モールド内に各種の工夫を施して、そのよう
な異物、換言すれば金属酸化物や非金属介在物等
を除去せしめることは比較的容易ではあるが、上
記した垂直鋳込方法にあつては、そのような除去
対策を施して、溶湯を清浄化することは、極めて
困難であつたのであり、また当然のことながら、
注湯される金属溶湯の改質のために、接種剤或い
は黒鉛球状化剤等をモールド中に配置して、該金
属溶湯に接種せしめるモールド内接種或いはモー
ルド内黒鉛球状化手法を実施することは、極めて
困難であるとされているのである。
は、モールド内に各種の工夫を施して、そのよう
な異物、換言すれば金属酸化物や非金属介在物等
を除去せしめることは比較的容易ではあるが、上
記した垂直鋳込方法にあつては、そのような除去
対策を施して、溶湯を清浄化することは、極めて
困難であつたのであり、また当然のことながら、
注湯される金属溶湯の改質のために、接種剤或い
は黒鉛球状化剤等をモールド中に配置して、該金
属溶湯に接種せしめるモールド内接種或いはモー
ルド内黒鉛球状化手法を実施することは、極めて
困難であるとされているのである。
一方、本発明者は、先に、特願昭60−59073号
及び特願昭60−71845号として、連続気孔を有す
る三次元網状骨格構造のセラミツクス多孔体を用
い、注湯された金属溶湯が接種剤や黒鉛球状化剤
に接触せしめられた後、該セラミツクス多孔体を
通つて鋳造キヤビテイ内に導かれるようにした、
モールド内における瞬間接種鋳造法若しくは瞬間
球状化処理法を提案しているが、そこで開示した
セラミツクス多孔体を用いて、それを上記の垂直
鋳込法におけるモールド内の溶湯通路にセツトし
て、溶湯を通過せしめるようにすれば、得られる
鋳物製品に対するスラグや砂等の異物の混入、更
には未溶解接種剤や黒鉛球状化剤の混入等が効果
的に防止されることとなる。
及び特願昭60−71845号として、連続気孔を有す
る三次元網状骨格構造のセラミツクス多孔体を用
い、注湯された金属溶湯が接種剤や黒鉛球状化剤
に接触せしめられた後、該セラミツクス多孔体を
通つて鋳造キヤビテイ内に導かれるようにした、
モールド内における瞬間接種鋳造法若しくは瞬間
球状化処理法を提案しているが、そこで開示した
セラミツクス多孔体を用いて、それを上記の垂直
鋳込法におけるモールド内の溶湯通路にセツトし
て、溶湯を通過せしめるようにすれば、得られる
鋳物製品に対するスラグや砂等の異物の混入、更
には未溶解接種剤や黒鉛球状化剤の混入等が効果
的に防止されることとなる。
しかしながら、そのような連続気孔を有する三
次元網状骨格構造のセラミツクス多孔体を、前記
垂直鋳込方法における水平方向に重ね合わされる
モールドの合わせ面に形成される溶湯通路に、そ
れを仕切るようにしてセツトせしめる場合におい
て、かかるセラミツクス多孔体がその全面におい
て多孔構造とされ、それ故表面がギザギザの凹凸
面とされているところから、該セラミツクス多孔
体をモールドの溶湯通路の凹所に嵌め込むに際し
ては、該モールドを構成している鋳物砂をかき落
し易く、そのために、かかるセラミツクス多孔体
のセツトには細心の注意を払う必要がある。けだ
し、セラミツクス多孔体のセツトに際して落され
た鋳物砂は、そのまま鋳造キヤビテイ内に溶湯と
共に導かれ、得られる鋳物製品の品質を著しく低
下せしめることとなるからである。
次元網状骨格構造のセラミツクス多孔体を、前記
垂直鋳込方法における水平方向に重ね合わされる
モールドの合わせ面に形成される溶湯通路に、そ
れを仕切るようにしてセツトせしめる場合におい
て、かかるセラミツクス多孔体がその全面におい
て多孔構造とされ、それ故表面がギザギザの凹凸
面とされているところから、該セラミツクス多孔
体をモールドの溶湯通路の凹所に嵌め込むに際し
ては、該モールドを構成している鋳物砂をかき落
し易く、そのために、かかるセラミツクス多孔体
のセツトには細心の注意を払う必要がある。けだ
し、セラミツクス多孔体のセツトに際して落され
た鋳物砂は、そのまま鋳造キヤビテイ内に溶湯と
共に導かれ、得られる鋳物製品の品質を著しく低
下せしめることとなるからである。
(解決手段・作用)
ここにおいて、本発明は、上述の如き事情を背
景として為されたものであつて、その特徴とする
ところは、縦型のモールドを水平方向に重ね合わ
せて、それらモールド間に所定の鋳造キヤビテイ
を形成せしめる一方、上方から注湯される金属溶
湯を該鋳造キヤビテイ内に導いて、目的とする鋳
物製品を形成せしめるに際して、連続気孔を有す
る三次元網状骨格構造のセラミツクス多孔体を、
少なくともその側面を覆い且つ底部に溶湯通孔を
有すると共に、側方に突出するフランジ状突部が
設けられた有底筒体内に収容せしめ、そして前記
モールドの合わせ面において溶湯通路を形成する
一方のモールドの通路形成部に、該セラミツクス
多孔体を収容した有底筒体を、前記突部を含む筒
体部分においてセツトして保持せしめた後、他方
のモールドを重ね合わせて、それらモールド間に
前記所定の鋳造キヤビテイと溶湯通路が形成され
るようにすると共に、該溶湯通路が前記有底筒体
内に収容されたセラミツクス多孔体にて仕切られ
るように為して、前記注湯された金属溶湯が該セ
ラミツクス多孔体を通過して前記鋳造キヤビテイ
内に導かれるようにしたことにある。
景として為されたものであつて、その特徴とする
ところは、縦型のモールドを水平方向に重ね合わ
せて、それらモールド間に所定の鋳造キヤビテイ
を形成せしめる一方、上方から注湯される金属溶
湯を該鋳造キヤビテイ内に導いて、目的とする鋳
物製品を形成せしめるに際して、連続気孔を有す
る三次元網状骨格構造のセラミツクス多孔体を、
少なくともその側面を覆い且つ底部に溶湯通孔を
有すると共に、側方に突出するフランジ状突部が
設けられた有底筒体内に収容せしめ、そして前記
モールドの合わせ面において溶湯通路を形成する
一方のモールドの通路形成部に、該セラミツクス
多孔体を収容した有底筒体を、前記突部を含む筒
体部分においてセツトして保持せしめた後、他方
のモールドを重ね合わせて、それらモールド間に
前記所定の鋳造キヤビテイと溶湯通路が形成され
るようにすると共に、該溶湯通路が前記有底筒体
内に収容されたセラミツクス多孔体にて仕切られ
るように為して、前記注湯された金属溶湯が該セ
ラミツクス多孔体を通過して前記鋳造キヤビテイ
内に導かれるようにしたことにある。
すなわち、本発明にあつては、連続気孔を有す
る三次元網状骨格構造のセラミツクス多孔体をそ
のままモールドの溶湯通路にセツトせしめるもの
ではなく、そのようなセラミツクス多孔体を、側
方に突出するフランジ状の突部を設けた有底筒体
内に収容した状態において、換言すれば、かかる
セラミツクス多孔体の周面のギザギザの凹凸部分
を有底筒体で覆い、それがモールド面に接触しな
いようにして、該有底筒体の平滑な面を介して一
方のモールドにセツトすると共に、該有底筒体の
所定位置への保持を、それに設けられたフランジ
状突部にて良好に為すようにしたものであつて、
これにより、そのセツト時や或いはモールドの重
ね合わせ時における鋳物砂のかき落しが効果的に
阻止され得ることになつたのである。
る三次元網状骨格構造のセラミツクス多孔体をそ
のままモールドの溶湯通路にセツトせしめるもの
ではなく、そのようなセラミツクス多孔体を、側
方に突出するフランジ状の突部を設けた有底筒体
内に収容した状態において、換言すれば、かかる
セラミツクス多孔体の周面のギザギザの凹凸部分
を有底筒体で覆い、それがモールド面に接触しな
いようにして、該有底筒体の平滑な面を介して一
方のモールドにセツトすると共に、該有底筒体の
所定位置への保持を、それに設けられたフランジ
状突部にて良好に為すようにしたものであつて、
これにより、そのセツト時や或いはモールドの重
ね合わせ時における鋳物砂のかき落しが効果的に
阻止され得ることになつたのである。
(構成の具体的な説明・実施例)
以下、図面に示された実施例を参照しつつ、本
発明の構成について、更に具体的に明らかにする
こととする。
発明の構成について、更に具体的に明らかにする
こととする。
先ず、第2図は、通常の方法によつて造型され
た縦型のモールド20における鋳造キヤビテイ形
成側の面を、正面から見た部分図であり、そこに
は、上方から注湯される所定の金属溶湯を受け
る、上方に開口した湯口を形成するための湯口形
成凹所22が形成されており、またこの湯口形成
凹所22に続いて、注湯される金属溶湯を導く湯
道を形成するための湯道形成凹所24が設けられ
ており、更に、この湯道形成凹所24の両側に
は、それぞれ目的とする鋳物製品を形成するため
の鋳造キヤビテイ形成凹所26が、該湯道形成凹
所24に接続された状態で形成されているのであ
る。
た縦型のモールド20における鋳造キヤビテイ形
成側の面を、正面から見た部分図であり、そこに
は、上方から注湯される所定の金属溶湯を受け
る、上方に開口した湯口を形成するための湯口形
成凹所22が形成されており、またこの湯口形成
凹所22に続いて、注湯される金属溶湯を導く湯
道を形成するための湯道形成凹所24が設けられ
ており、更に、この湯道形成凹所24の両側に
は、それぞれ目的とする鋳物製品を形成するため
の鋳造キヤビテイ形成凹所26が、該湯道形成凹
所24に接続された状態で形成されているのであ
る。
そして、このようなモールド20が、公知のよ
うに、その湯口形成凹所22、湯道形成凹所24
及び鋳造キヤビテイ形成凹所26と協働して所定
の湯口、湯道、鋳造キヤビテイを形成する他のモ
ールド20に対して、水平方向に重ね合わされる
ことによつて、第3図に示される如く、それらの
合わせ面に、湯口、湯道及び鋳造キヤビテイが、
それぞれ形成されることとなるのである。また、
この重ね合わせによつて、合わせ面(見切線)2
8が、ほぼ垂直方向に形成されることとなる。な
お、湯口、湯道、鋳造キヤビテイは、第1図Cに
示される如く、通常、モールド20の両側の面に
おいて形成されるようになつている。
うに、その湯口形成凹所22、湯道形成凹所24
及び鋳造キヤビテイ形成凹所26と協働して所定
の湯口、湯道、鋳造キヤビテイを形成する他のモ
ールド20に対して、水平方向に重ね合わされる
ことによつて、第3図に示される如く、それらの
合わせ面に、湯口、湯道及び鋳造キヤビテイが、
それぞれ形成されることとなるのである。また、
この重ね合わせによつて、合わせ面(見切線)2
8が、ほぼ垂直方向に形成されることとなる。な
お、湯口、湯道、鋳造キヤビテイは、第1図Cに
示される如く、通常、モールド20の両側の面に
おいて形成されるようになつている。
また、このようなモールド構造において、湯道
形成凹所24の下部、換言すれば湯道形成凹所2
4における両鋳造キヤビテイ形成凹所26,26
方向への分岐点の上部近傍に位置して、略半円形
断面形状のシエル収容凹所30が、それぞれのモ
ールド20に形成されている。そして、このシエ
ル収容凹所30には、所定のセラミツクス多孔体
32を収容した、底部に溶湯通孔34を有する有
底筒体状のシエル36が嵌め込まれて、第3図の
如く、溶湯通路を仕切るようにして、セツトせし
められるようになつている。
形成凹所24の下部、換言すれば湯道形成凹所2
4における両鋳造キヤビテイ形成凹所26,26
方向への分岐点の上部近傍に位置して、略半円形
断面形状のシエル収容凹所30が、それぞれのモ
ールド20に形成されている。そして、このシエ
ル収容凹所30には、所定のセラミツクス多孔体
32を収容した、底部に溶湯通孔34を有する有
底筒体状のシエル36が嵌め込まれて、第3図の
如く、溶湯通路を仕切るようにして、セツトせし
められるようになつている。
ところで、かかるシエル36に収容されるセラ
ミツクス多孔体32は、第4図に示される如く、
連続気孔を有する三次元網状骨格構造からなるも
のであつて、例えばコージエライト、アルミナ、
若しくはSiC等を主成分として構成された、空孔
率が高く(例えば、80〜90%程度)、スポンジの
如き連続気孔を備えたセラミツクスフオームであ
り、その全表面において、ギザギザ形状となつて
いるものである。このセラミツクス多孔体32
は、図示の如き円板状乃至は円柱状の形状の他に
も、矩形状(直方体状)、多角形状等、各種の形
態において用いられることとなる。
ミツクス多孔体32は、第4図に示される如く、
連続気孔を有する三次元網状骨格構造からなるも
のであつて、例えばコージエライト、アルミナ、
若しくはSiC等を主成分として構成された、空孔
率が高く(例えば、80〜90%程度)、スポンジの
如き連続気孔を備えたセラミツクスフオームであ
り、その全表面において、ギザギザ形状となつて
いるものである。このセラミツクス多孔体32
は、図示の如き円板状乃至は円柱状の形状の他に
も、矩形状(直方体状)、多角形状等、各種の形
態において用いられることとなる。
また、このようなセラミツクス多孔体32を収
容するシエル36は、注湯される金属溶湯に接す
るものであるところから、耐火性に優れ、しかも
溶湯品質に悪影響をもたらさない材料から形成さ
れた、外表面が平滑なものであり、例えばシエル
モールド品や陶磁器製品等が、好適に用いられる
こととなる。そして、このシエル36は、第4図
および第5図に示されているように、略六角形状
の平面外形を呈する有底筒体形状を為すものであ
り、収容されるセラミツクス多孔体32の少なく
とも側面を覆うような高さにおいて、且つ収容さ
れるセラミツクス多孔体32の側面との間の隙間
が可及的に減じられた内面形状において形成され
ていると共に、その底部には、セラミツクス多孔
体32を通過せしめられた金属溶湯がモールド内
の鋳造キヤビテイ側に導かれるようにするため
に、所定の大きさの溶湯通孔34が形成されてい
る。また、このシエル36の外周面には、その上
端部において、側方に突出する、フランジ状突部
としての矩形状断面の爪部38が設けられてい
る。
容するシエル36は、注湯される金属溶湯に接す
るものであるところから、耐火性に優れ、しかも
溶湯品質に悪影響をもたらさない材料から形成さ
れた、外表面が平滑なものであり、例えばシエル
モールド品や陶磁器製品等が、好適に用いられる
こととなる。そして、このシエル36は、第4図
および第5図に示されているように、略六角形状
の平面外形を呈する有底筒体形状を為すものであ
り、収容されるセラミツクス多孔体32の少なく
とも側面を覆うような高さにおいて、且つ収容さ
れるセラミツクス多孔体32の側面との間の隙間
が可及的に減じられた内面形状において形成され
ていると共に、その底部には、セラミツクス多孔
体32を通過せしめられた金属溶湯がモールド内
の鋳造キヤビテイ側に導かれるようにするため
に、所定の大きさの溶湯通孔34が形成されてい
る。また、このシエル36の外周面には、その上
端部において、側方に突出する、フランジ状突部
としての矩形状断面の爪部38が設けられてい
る。
そして、このようなセラミツクス多孔体32を
収容したシエル36は、前述のように、モールド
20,20の重ね合わせによつて形成される溶湯
通路(湯口や湯道)を仕切るように、モールド2
0のシエル収容凹所30に嵌め込まれてセツトせ
しめられることとなるのである。従つて、このセ
ツト作業にあつては、セラミツクス多孔体32が
モールド20(より具体的には、シエル収容凹所
30)に対して直接に接触するものではないとこ
ろから、かかるモールド20からの、鋳物砂が該
セラミツクス多孔体32のギザギザの表面にてか
き落とされるような問題は、全く生じることがな
いのである。
収容したシエル36は、前述のように、モールド
20,20の重ね合わせによつて形成される溶湯
通路(湯口や湯道)を仕切るように、モールド2
0のシエル収容凹所30に嵌め込まれてセツトせ
しめられることとなるのである。従つて、このセ
ツト作業にあつては、セラミツクス多孔体32が
モールド20(より具体的には、シエル収容凹所
30)に対して直接に接触するものではないとこ
ろから、かかるモールド20からの、鋳物砂が該
セラミツクス多孔体32のギザギザの表面にてか
き落とされるような問題は、全く生じることがな
いのである。
また、本実施例におけるシエル36は、前述の
如く、その外周面にフランジ状の爪部38を有し
ており、第3図に示されているように、モールド
20へのセツト時においては、該爪部38がモー
ルド20内へ突入するような状態で、その収容部
30内に嵌め込まれるのであり、それによつてセ
ツトされたモールド20からのシエル36の脱落
が効果的に阻止されると共に、シエル36の所定
位置への保持が、該爪部38の作用にて良好に為
され得て、シエル36の傾きが効果的に防止され
ることとなるところから、モールド20の重ね合
わせに際しての、シエル36による鋳物砂のかき
落としが有効に防止され得るのである。
如く、その外周面にフランジ状の爪部38を有し
ており、第3図に示されているように、モールド
20へのセツト時においては、該爪部38がモー
ルド20内へ突入するような状態で、その収容部
30内に嵌め込まれるのであり、それによつてセ
ツトされたモールド20からのシエル36の脱落
が効果的に阻止されると共に、シエル36の所定
位置への保持が、該爪部38の作用にて良好に為
され得て、シエル36の傾きが効果的に防止され
ることとなるところから、モールド20の重ね合
わせに際しての、シエル36による鋳物砂のかき
落としが有効に防止され得るのである。
ところで、本実施例においては、かかるセツト
作業に対して、従来からの垂直鋳込方法において
使用されているコアセツター(中子装填装置)を
好適に用いることができ、それによつてこのシエ
ルのセツト作業がより迅速に且つ良好に為され得
ることとなる。
作業に対して、従来からの垂直鋳込方法において
使用されているコアセツター(中子装填装置)を
好適に用いることができ、それによつてこのシエ
ルのセツト作業がより迅速に且つ良好に為され得
ることとなる。
すなわち、第3図および第6図に示されている
ように、コアセツター40の前面を覆う樹脂層4
2の所定位置において、前記シエル36に対応す
る形状の嵌入部44を設け、第7図に示されてい
る如き、コアセツター40の回動位置において、
かかる嵌入部44にシエル36を嵌め込み、樹脂
層42を介して作用せしめられるエアーの吸引力
にて保持せしめる。そして、該コアセツター40
をその回動軸46の軸心周りに回動せしめた後、
第3図および第7図に示されている如く、モール
ド20に対して相対的に接近移動、当接せしめる
ことによつて、シエル36をモールド20に形成
されたシエル収容凹所30内に嵌め込み、そして
コアセツター40のエアーの吸引力を解除せしめ
て、該凹所30内に保持せしめる。このような操
作を繰り返しつつ、第7図に示されているよう
に、モールド20を順次水平方向に重ね合わせる
ことによつて、その湯道内にセラミツクス多孔体
32を収容するシエル36が配設された鋳造キヤ
ビテイが形成されることとなるのである。
ように、コアセツター40の前面を覆う樹脂層4
2の所定位置において、前記シエル36に対応す
る形状の嵌入部44を設け、第7図に示されてい
る如き、コアセツター40の回動位置において、
かかる嵌入部44にシエル36を嵌め込み、樹脂
層42を介して作用せしめられるエアーの吸引力
にて保持せしめる。そして、該コアセツター40
をその回動軸46の軸心周りに回動せしめた後、
第3図および第7図に示されている如く、モール
ド20に対して相対的に接近移動、当接せしめる
ことによつて、シエル36をモールド20に形成
されたシエル収容凹所30内に嵌め込み、そして
コアセツター40のエアーの吸引力を解除せしめ
て、該凹所30内に保持せしめる。このような操
作を繰り返しつつ、第7図に示されているよう
に、モールド20を順次水平方向に重ね合わせる
ことによつて、その湯道内にセラミツクス多孔体
32を収容するシエル36が配設された鋳造キヤ
ビテイが形成されることとなるのである。
なお、本実施例におけるシエル36は、前述の
如く、その外周面にフランジ状の爪部38を有し
ているために、モールド20へのセツト時におい
て、方向性をもつて、換言すれば該爪部38が収
容部30の爪部収容凹所内に収容されるように嵌
め込む必要があるが、このシエル36は、第4図
に示されている如く、略六角形状の平面外形を有
しており、第6図に示されているように、コアセ
ツター40の嵌入部44への嵌め込みが方向性を
もつて為されるようにされているところから、モ
ールド20のシエル収容凹所30へのセツトが容
易に且つ正確に為され得るのである。
如く、その外周面にフランジ状の爪部38を有し
ているために、モールド20へのセツト時におい
て、方向性をもつて、換言すれば該爪部38が収
容部30の爪部収容凹所内に収容されるように嵌
め込む必要があるが、このシエル36は、第4図
に示されている如く、略六角形状の平面外形を有
しており、第6図に示されているように、コアセ
ツター40の嵌入部44への嵌め込みが方向性を
もつて為されるようにされているところから、モ
ールド20のシエル収容凹所30へのセツトが容
易に且つ正確に為され得るのである。
また、本実施例におけるシエル36は、第5図
に示されているように、その本体36の上下面お
よび爪部38の上下面において、モールド20の
合わせ面28上に位置せしめられる部位を中心と
する面取りが為されており、換言すればそれぞれ
の上下面が、かかる中心面(合わせ面28)から
離れるに従つて互いに接近する傾斜面とされてい
るのであり、それによつてかかるシエル36のコ
アセツター40への嵌め込みおよびモールド20
へのセツトが、一層容易に且つ良好に為され得る
ようにされている。なお、それぞれの面の水平面
に対する傾斜角度(第5図におけるα)は、シエ
ルの形状や大きさなどにより、適宜設定されるも
のであるが、通常、1゜〜5゜程度の傾斜角度をもつ
て形成されることとなる。
に示されているように、その本体36の上下面お
よび爪部38の上下面において、モールド20の
合わせ面28上に位置せしめられる部位を中心と
する面取りが為されており、換言すればそれぞれ
の上下面が、かかる中心面(合わせ面28)から
離れるに従つて互いに接近する傾斜面とされてい
るのであり、それによつてかかるシエル36のコ
アセツター40への嵌め込みおよびモールド20
へのセツトが、一層容易に且つ良好に為され得る
ようにされている。なお、それぞれの面の水平面
に対する傾斜角度(第5図におけるα)は、シエ
ルの形状や大きさなどにより、適宜設定されるも
のであるが、通常、1゜〜5゜程度の傾斜角度をもつ
て形成されることとなる。
従つて、このように、コアセツター40を用い
ることによつて、かかるシエル36のモールド2
0へのセツトが、正確に且つ良好な作業性をもつ
て為され得ることとなるのであり、それによつて
シエル36のセツト時における鋳物砂のかき落と
しが、より有効に防され得るのである。
ることによつて、かかるシエル36のモールド2
0へのセツトが、正確に且つ良好な作業性をもつ
て為され得ることとなるのであり、それによつて
シエル36のセツト時における鋳物砂のかき落と
しが、より有効に防され得るのである。
そして、このように、所定のセラミツクス多孔
体32が収容されたシエル36を、モールド2
0,20間に形成される溶湯通路に、それを仕切
るようにしてセツトせしめた状態下において、所
定の鋳造操作を行なうと、上方から注湯された金
属溶湯は、湯口22からモールド20,20内に
導かれ、湯道24を流下せしめることとなるが、
そこには、シエル36にて支持されたセラミツク
ス多孔体32が配置されているところから、かか
るセラミツクス多孔体32を通過せしめられ、そ
してシエル36の底部の溶湯通孔34を通り、更
に、湯道24を通り、それぞれの鋳造キヤビテイ
26に導かれるようになるため、かかる溶湯注湯
操作によつて混入するスラグや鋳物砂等の金属酸
化物や非金属介在物が、該セラミツクス多孔体3
2のフイルタ効果によつて効果的に濾別せしめら
れ、以て鋳造キヤビテイ26には、清浄化された
金属溶湯が導かれるようになるのである。それ故
に、金属溶湯の注湯作業に細心の注意を払わなく
ても、得られる鋳物製品は、その品質が著しく向
上せしめられており、また砂噛みによる製品歩留
りの低下等の問題も、効果的に抑制され得るので
ある。
体32が収容されたシエル36を、モールド2
0,20間に形成される溶湯通路に、それを仕切
るようにしてセツトせしめた状態下において、所
定の鋳造操作を行なうと、上方から注湯された金
属溶湯は、湯口22からモールド20,20内に
導かれ、湯道24を流下せしめることとなるが、
そこには、シエル36にて支持されたセラミツク
ス多孔体32が配置されているところから、かか
るセラミツクス多孔体32を通過せしめられ、そ
してシエル36の底部の溶湯通孔34を通り、更
に、湯道24を通り、それぞれの鋳造キヤビテイ
26に導かれるようになるため、かかる溶湯注湯
操作によつて混入するスラグや鋳物砂等の金属酸
化物や非金属介在物が、該セラミツクス多孔体3
2のフイルタ効果によつて効果的に濾別せしめら
れ、以て鋳造キヤビテイ26には、清浄化された
金属溶湯が導かれるようになるのである。それ故
に、金属溶湯の注湯作業に細心の注意を払わなく
ても、得られる鋳物製品は、その品質が著しく向
上せしめられており、また砂噛みによる製品歩留
りの低下等の問題も、効果的に抑制され得るので
ある。
しかも、本発明にあつては、セラミツクス多孔
体32のモールド20に対する装填操作がシエル
36を介して行なわれるものであるところから、
そのようなセラミツクス多孔体32のギザギザの
表面の接触によるモールド20の砂落としも、効
果的に防止され得るのであり、更にまたかかるシ
エル36のモールド20への装填時における、シ
エル収容凹所30内への保持が、爪部38の作用
にて良好に為され得て、シエル36の傾きが効果
的に防止されることとなるところから、モールド
20の重ね合わせに際しての、シエル36による
鋳物砂のかき落としも有効に防止され得ることと
なり、これによつて、該セラミツクス多孔体32
の装填操作が極めて容易となると共に、落された
鋳物砂の溶湯中への巻き込みに起因して惹起され
る製品品質の低下乃至は歩留り低下も、効果的に
解消せしめられ得るのである。
体32のモールド20に対する装填操作がシエル
36を介して行なわれるものであるところから、
そのようなセラミツクス多孔体32のギザギザの
表面の接触によるモールド20の砂落としも、効
果的に防止され得るのであり、更にまたかかるシ
エル36のモールド20への装填時における、シ
エル収容凹所30内への保持が、爪部38の作用
にて良好に為され得て、シエル36の傾きが効果
的に防止されることとなるところから、モールド
20の重ね合わせに際しての、シエル36による
鋳物砂のかき落としも有効に防止され得ることと
なり、これによつて、該セラミツクス多孔体32
の装填操作が極めて容易となると共に、落された
鋳物砂の溶湯中への巻き込みに起因して惹起され
る製品品質の低下乃至は歩留り低下も、効果的に
解消せしめられ得るのである。
さらに、本発明にあつては、セラミツクス多孔
体32がシエル36内に収容された状態で、モー
ルド20に装填されることから、湯道24内にお
けるセラミツクス多孔体32の保持が、実質的に
該シエル36によつて為されることとなるのであ
り、従つて高価なセラミツクス多孔体の32の大
きさを、通過溶湯量に対して必要最小限に設定す
ることが可能となるのであり、経済性に優れると
いつた利点も有してあるのである。
体32がシエル36内に収容された状態で、モー
ルド20に装填されることから、湯道24内にお
けるセラミツクス多孔体32の保持が、実質的に
該シエル36によつて為されることとなるのであ
り、従つて高価なセラミツクス多孔体の32の大
きさを、通過溶湯量に対して必要最小限に設定す
ることが可能となるのであり、経済性に優れると
いつた利点も有してあるのである。
以上、本発明に従う実施例について詳述してき
たが、本発明が、かかる実施例の記載によつて、
何等制限的に解釈されるべきものでないことは、
言うまでもないところである。
たが、本発明が、かかる実施例の記載によつて、
何等制限的に解釈されるべきものでないことは、
言うまでもないところである。
例えば、本発明に従う手法にあつては、前記実
施例において、モールド20,20間に形成され
る溶湯通路にセツトせしめられたセラミツクス多
孔体32上に、接種剤乃至は黒鉛球状化剤を載置
せしめることもでき、これによつて、注湯される
金属溶湯(鋳鉄溶湯)の改善をインモールドにて
行なうことが可能となるのである。即ち、本発明
に従えば、垂直鋳込方法に従つて、所望の鋳物製
品を製造するに際して、モールド内において瞬間
接種乃至は瞬間球状化処理を行なうことも可能と
なるのである。そして、このような手法に従え
ば、注湯された溶湯が接種剤に接種しつつ、セラ
ミツクス多孔体を通過し、過接種の状態のまま鋳
造キヤビテイ内に導入され、凝固せしめられるこ
ととなるのであり、これによつて通常のモールド
内接種の効果を充分に発揮しつつ、内外面とも健
全な鋳造品の生産が可能となり、例えば(a)取鍋接
種に比べて約1/3の添加量で添加効果を発揮する、
(b)時間経過に伴う接種効果の消失現象がない等の
特徴を発揮するのである。
施例において、モールド20,20間に形成され
る溶湯通路にセツトせしめられたセラミツクス多
孔体32上に、接種剤乃至は黒鉛球状化剤を載置
せしめることもでき、これによつて、注湯される
金属溶湯(鋳鉄溶湯)の改善をインモールドにて
行なうことが可能となるのである。即ち、本発明
に従えば、垂直鋳込方法に従つて、所望の鋳物製
品を製造するに際して、モールド内において瞬間
接種乃至は瞬間球状化処理を行なうことも可能と
なるのである。そして、このような手法に従え
ば、注湯された溶湯が接種剤に接種しつつ、セラ
ミツクス多孔体を通過し、過接種の状態のまま鋳
造キヤビテイ内に導入され、凝固せしめられるこ
ととなるのであり、これによつて通常のモールド
内接種の効果を充分に発揮しつつ、内外面とも健
全な鋳造品の生産が可能となり、例えば(a)取鍋接
種に比べて約1/3の添加量で添加効果を発揮する、
(b)時間経過に伴う接種効果の消失現象がない等の
特徴を発揮するのである。
また、前記実施例において用いられるシエル3
6の外周面において、側方に突出して形成された
爪部38は、シエル36の軸方向上端部におい
て、略矩形状断面を有する形状にて形成されてい
たが、その形成位置は限定されるものではなく、
またその形状にあつても、嵌め込まれるモールド
20に対して差し込まれるような形状として、突
設されておればよく、例えば、ハツト形状を呈す
る如く、シエル36の外周面上において全体に周
設されていてもよい。
6の外周面において、側方に突出して形成された
爪部38は、シエル36の軸方向上端部におい
て、略矩形状断面を有する形状にて形成されてい
たが、その形成位置は限定されるものではなく、
またその形状にあつても、嵌め込まれるモールド
20に対して差し込まれるような形状として、突
設されておればよく、例えば、ハツト形状を呈す
る如く、シエル36の外周面上において全体に周
設されていてもよい。
さらに、このシエル36の平面外形は、略六角
形状とされていたが、これはかかるシエル36の
コアセツター40に対する、所定の方向性をもつ
ての嵌め込みを容易に為すためのものであつて、
その他、例えば突起を設けたり、シエル36側面
の凹部に対してコアセツター40側の凸部を嵌合
させたりすることなど、シエル36のコアセツタ
ー40に対する嵌め込みが方向性をもつて為され
得る、種々なる形状乃至は構造にて形成すること
が可能であり、更には円筒形状などの方向性をも
たない形状にて形成した場合にあつても、前述の
如き本発明の効果は、充分に達成され得るもので
ある。尤も、このような、シエル36の方向性
は、その爪部38をモールド20のシエル収容凹
所30における所定位置に正確に嵌め込むための
ものであることから、例えば、かかるシエル36
を、前述の如く、底部に通孔を有するハツト形状
にて形成した場合にあつては、その方向性が問題
とならないことは勿論である。
形状とされていたが、これはかかるシエル36の
コアセツター40に対する、所定の方向性をもつ
ての嵌め込みを容易に為すためのものであつて、
その他、例えば突起を設けたり、シエル36側面
の凹部に対してコアセツター40側の凸部を嵌合
させたりすることなど、シエル36のコアセツタ
ー40に対する嵌め込みが方向性をもつて為され
得る、種々なる形状乃至は構造にて形成すること
が可能であり、更には円筒形状などの方向性をも
たない形状にて形成した場合にあつても、前述の
如き本発明の効果は、充分に達成され得るもので
ある。尤も、このような、シエル36の方向性
は、その爪部38をモールド20のシエル収容凹
所30における所定位置に正確に嵌め込むための
ものであることから、例えば、かかるシエル36
を、前述の如く、底部に通孔を有するハツト形状
にて形成した場合にあつては、その方向性が問題
とならないことは勿論である。
更にまた、前記実施例において用にられたシエ
ル36は、その開口面および底面、更に爪部にお
いて、その中心から離れるに従つて互いに接近す
る方向に所定角度で傾斜する勾配を有しており、
それによつてモールド20に対する嵌め込みが溶
易に且つ良好に為され得るようにされていたが、
本発明の実施に際しては、そのシエルに対して、
必ずしもこのような勾配を設定する必要はない。
ル36は、その開口面および底面、更に爪部にお
いて、その中心から離れるに従つて互いに接近す
る方向に所定角度で傾斜する勾配を有しており、
それによつてモールド20に対する嵌め込みが溶
易に且つ良好に為され得るようにされていたが、
本発明の実施に際しては、そのシエルに対して、
必ずしもこのような勾配を設定する必要はない。
加えて、本発明にあつては、その溶湯通路内に
おける、このようなシエルの配設位置は限定され
るものではない。尤も、かかるシエルを湯口近辺
の溶湯通路内に配設するに比して、前記実施例の
如く、溶湯通路の分岐点近傍に配設した場合にあ
つては、シエル36の配設位置から鋳造キヤビテ
イに至る湯道の距離が短くなり、それによつて溶
湯にてかき落とされる湯道部分の鋳物砂の鋳造キ
ヤビテイ内への混入がより有効に防止され得ると
共に、溶湯ヘツドが高くなることから、注湯時間
が短縮され、生産性が一層向上されるといつた利
点を発揮することとなる。
おける、このようなシエルの配設位置は限定され
るものではない。尤も、かかるシエルを湯口近辺
の溶湯通路内に配設するに比して、前記実施例の
如く、溶湯通路の分岐点近傍に配設した場合にあ
つては、シエル36の配設位置から鋳造キヤビテ
イに至る湯道の距離が短くなり、それによつて溶
湯にてかき落とされる湯道部分の鋳物砂の鋳造キ
ヤビテイ内への混入がより有効に防止され得ると
共に、溶湯ヘツドが高くなることから、注湯時間
が短縮され、生産性が一層向上されるといつた利
点を発揮することとなる。
(発明の効果)
以上の説明から明らかなように、本発明は、所
定の三次元網状骨格構造を略するセラミツクス多
孔体を、側方に突出するフランジ状の突部を有す
る有底筒体形状のシエルに収容せしめた状態にお
いて、モールド間に形成される溶湯通路にセツト
せしめるようにしたものであり、そしてこれによ
つて、注湯された金属溶湯の清浄化を行なうこと
により、注湯前の入念な除宰作業を軽減せしめ、
またスラグ、砂等の異物を混入を防止し、更には
未熟練作業者による注湯作業を可能ならしめ、そ
してまた自動注湯装置を簡素化せしめ得るように
すると共に、セラミツクス多孔体を収容するシエ
ルが一方のモールドにセツトされた後において脱
落しないようにして、かかるセラミツクス多孔体
のセツト作業を容易ならしめ、且つその作業の自
動化を可能と為すと同時に、そのセツト時や或い
はモールドの重ね合わせ時における鋳物砂のかき
落しの問題等も悉く解消せしめ得たものであり、
そこに本発明の大きな工業的意義が存するのであ
る。
定の三次元網状骨格構造を略するセラミツクス多
孔体を、側方に突出するフランジ状の突部を有す
る有底筒体形状のシエルに収容せしめた状態にお
いて、モールド間に形成される溶湯通路にセツト
せしめるようにしたものであり、そしてこれによ
つて、注湯された金属溶湯の清浄化を行なうこと
により、注湯前の入念な除宰作業を軽減せしめ、
またスラグ、砂等の異物を混入を防止し、更には
未熟練作業者による注湯作業を可能ならしめ、そ
してまた自動注湯装置を簡素化せしめ得るように
すると共に、セラミツクス多孔体を収容するシエ
ルが一方のモールドにセツトされた後において脱
落しないようにして、かかるセラミツクス多孔体
のセツト作業を容易ならしめ、且つその作業の自
動化を可能と為すと同時に、そのセツト時や或い
はモールドの重ね合わせ時における鋳物砂のかき
落しの問題等も悉く解消せしめ得たものであり、
そこに本発明の大きな工業的意義が存するのであ
る。
第1図a,b及びcは、それぞれ垂直鋳込方法
の各工程を示す断面説明図であり、第2図は本発
明の一実施例において用いられるモールドの一つ
のキヤビテイ形成側の面を示す正面部分図であ
り、第3図はそのようなモールドを重ねた状態を
示す断面説明図であり、第4図は第1図において
示されている実施例に用いられるセラミツクス多
孔体とそれを収容するシエルを取り出して示す斜
視図であり、第5図はかかるシエルの縦断面図で
あり、第6図はかかるシエルにおけるコアセツタ
ーに対する嵌め込み状態を示す部分横断面図であ
り、第7図はコアセツターの作動状態を説明する
ための斜視説明図である。 20:モールド、22:湯口形成凹所、24:
湯道形成凹所、26:鋳造キヤビテイ収容凹所、
28:合わせ面、30:シエル形成凹所、32:
セラミツクス多孔体、34:溶湯通孔、36:シ
エル、38:爪部。
の各工程を示す断面説明図であり、第2図は本発
明の一実施例において用いられるモールドの一つ
のキヤビテイ形成側の面を示す正面部分図であ
り、第3図はそのようなモールドを重ねた状態を
示す断面説明図であり、第4図は第1図において
示されている実施例に用いられるセラミツクス多
孔体とそれを収容するシエルを取り出して示す斜
視図であり、第5図はかかるシエルの縦断面図で
あり、第6図はかかるシエルにおけるコアセツタ
ーに対する嵌め込み状態を示す部分横断面図であ
り、第7図はコアセツターの作動状態を説明する
ための斜視説明図である。 20:モールド、22:湯口形成凹所、24:
湯道形成凹所、26:鋳造キヤビテイ収容凹所、
28:合わせ面、30:シエル形成凹所、32:
セラミツクス多孔体、34:溶湯通孔、36:シ
エル、38:爪部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 縦型のモールドを水平方向に重ね合わせて、
それらモールド間に所定の鋳造キヤビテイを形成
せしめる一方、上方から注湯される金属溶湯を該
鋳造キヤビテイ内に導いて、目的とする鋳物製品
を形成せしめるに際して、連続気孔を有する三次
元網状骨格構造のセラミツクス多孔体を、少なく
ともその側面を覆い且つ底部に溶湯通孔を有する
と共に、側方に突出するフランジ状突部が設けら
れた有底筒体内に収容せしめ、そして前記モール
ドの合わせ面において溶湯通路を形成する一方の
モールドの通路形成部に、該セラミツクス多孔体
を収容した有底筒体を、前記突部を含む筒体部分
においてセツトして保持せしめた後、他方のモー
ルドを重ね合わせて、それらモールド間に前記所
定の鋳造キヤビテイと溶湯通路が形成されるよう
にすると共に、該溶湯通路が前記有底筒体内に収
容されたセラミツクス多孔体にて仕切られるよう
に為して、前記注湯された金属溶湯が該セラミツ
クス多孔体を通過して前記鋳造キヤビテイ内に導
かれるようにしたことを特徴とする垂直鋳込方
法。 2 前記セラミツクス多孔体を収容する有底筒体
が、その開口面および底面において、中心から前
記突部の先端に向う方向に互いに接近する方向に
所定角度で傾斜する勾配を少なくとも有している
特許請求の範囲第1項記載の垂直鋳込方法。 3 前記セラミツクス多孔体を収容する有底筒体
が、前記突部とは反対側の側面において角形の横
断面外形形状を与える構造とされている特許請求
の範囲第1項または第2項記載の垂直鋳込方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5208286A JPH0238055B2 (ja) | 1986-03-10 | 1986-03-10 | Suichokuikomihoho |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5208286A JPH0238055B2 (ja) | 1986-03-10 | 1986-03-10 | Suichokuikomihoho |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62212036A JPS62212036A (ja) | 1987-09-18 |
| JPH0238055B2 true JPH0238055B2 (ja) | 1990-08-28 |
Family
ID=12904900
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5208286A Expired - Lifetime JPH0238055B2 (ja) | 1986-03-10 | 1986-03-10 | Suichokuikomihoho |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0238055B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01151936U (ja) * | 1988-03-31 | 1989-10-19 | ||
| JPH0351953U (ja) * | 1989-09-22 | 1991-05-21 | ||
| CN103862000B (zh) * | 2014-04-04 | 2016-04-27 | 江苏力源金河铸造有限公司 | 一种端盖铸件芯壳垂直分型水平浇注铸造工艺 |
| CN104772432A (zh) * | 2015-04-23 | 2015-07-15 | 江苏万力机械股份有限公司 | 用于曲轴法兰工装的浇注系统 |
| CN108655943B (zh) * | 2017-02-28 | 2019-05-07 | 马鞍山龙晟耐磨材料有限公司 | 一种耐磨钢球生产系统的生产工艺 |
| CN106890950B (zh) * | 2017-02-28 | 2019-01-22 | 马鞍山龙晟耐磨材料有限公司 | 一种简易钢球浇注模具组合 |
-
1986
- 1986-03-10 JP JP5208286A patent/JPH0238055B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62212036A (ja) | 1987-09-18 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR101613577B1 (ko) | 몰드 및 패턴, 내화성 하우징, 및 금속 주조물 형성 방법 | |
| JPS62212036A (ja) | 垂直鋳込方法 | |
| JPH0462820B2 (ja) | ||
| US3897817A (en) | Sand casting mold | |
| US4736788A (en) | Gating apparatus | |
| US4202397A (en) | Method of continuously casting molten metal | |
| US2908054A (en) | Method of and means for casting metals under the influence of vacuum | |
| US4913403A (en) | Runner system and article for the casting of metals | |
| JPS6343740A (ja) | 網状フイルタ−を備えた立型造型鋳型 | |
| JPS61296938A (ja) | 砂型を用いる鋳造方法 | |
| JPS6376752A (ja) | 高清浄鋼用箱型浸漬ノズル | |
| JP3037551U (ja) | 湯口カップ及びその製造装置 | |
| US3584677A (en) | Formation of continuous casting starter plugs | |
| JPH04118154A (ja) | 消失鋳造法によるマンホール枠の製造方法 | |
| CA1304560C (en) | Feeder sleeves | |
| CN212398001U (zh) | 铸造模具 | |
| JPS6376753A (ja) | 高清浄鋼用箱型浸漬ノズル | |
| JPS6317553Y2 (ja) | ||
| JP2646174B2 (ja) | 樋スキンマ成型方法及び装置 | |
| JPH04266447A (ja) | 鋳型の湯口形状 | |
| CN108176819A (zh) | 一种铸造浇注口工装 | |
| JPS61229462A (ja) | 球状黒鉛鋳鉄の製造方法 | |
| US4385655A (en) | Method and apparatus for producing ingot mold caps | |
| JPH0428674Y2 (ja) | ||
| JPH0312435Y2 (ja) |