JPH0239083Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0239083Y2
JPH0239083Y2 JP2874286U JP2874286U JPH0239083Y2 JP H0239083 Y2 JPH0239083 Y2 JP H0239083Y2 JP 2874286 U JP2874286 U JP 2874286U JP 2874286 U JP2874286 U JP 2874286U JP H0239083 Y2 JPH0239083 Y2 JP H0239083Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
mechanical seal
seat ring
fluid pump
silicon carbide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP2874286U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62140267U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP2874286U priority Critical patent/JPH0239083Y2/ja
Publication of JPS62140267U publication Critical patent/JPS62140267U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0239083Y2 publication Critical patent/JPH0239083Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Sealing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はメカニカルシールに関し、特に空気、
熱媒あるいは作動油等の流体を圧送するための流
体ポンプの軸受部に適したメカニカルシールに関
するものである。
(従来の技術) 従来より、流体ポンプの軸受部に使用されるメ
カニカルシールについては種々なものが提案され
てきており、特に耐摩耗性に優れた材料としての
所謂セラミツクスを使用したメカニカルシールも
種々提案されてきている。
例えば酸化アルミニウム焼結体及び炭素からな
るセラミツクスの組み合わせによつて、流体ポン
プ用メカニカルシールのシートリングと従動リン
グを構成したものが提案されている。しかしなが
ら、この場合には両者の長期に亙る摺接によつて
炭素粉が離脱し、この離脱した炭素粉が両者の面
間や他の稼動部分に介在することになるため、こ
の種の流体ポンプにとつて絶対的に必要なポンプ
機能やシール機能を低下させてしまうという不具
合があつた。
これに対して、流体ポンプ用メカニカルシール
のシートリングあるいは従動リングのいずれか一
方を酸化アルミニウム焼結体によつて構成し、他
方のリングを摺動特性に優れたフツ素系樹脂によ
つて構成したものも考えられる。しかしながら、
このようにした場合は、そのフツ素系樹脂によつ
て摺動特性は向上するが、このフツ素系樹脂は80
〜90℃でその耐摩耗性が劣化してしまうので、こ
の温度以下で使用しなければならないものであ
る。ところで、近年のこの種の流体ポンプは、高
速度あるいは高負荷で使用できるものであること
が要求されてきているが、このような過酷な条件
下にあつては、フツ素樹脂の上記使用可能な温度
範囲を超えることは頻繁にあることであり、また
酸化アルミニウム焼結体はその熱伝導性がそれ程
良好ではなく熱放散性にも劣るため、このような
酸化アルミニウム焼結体とフツ素系樹脂とをシー
トリングあるいは従動リングとして使用した流体
ポンプ用メカニカルシールは十分なものではなか
つたのである。
要するに、近年のように高温度下や高負荷が要
求される等の過酷な条件下で使用される流体ポン
プ用メカニカルシールは未だ十分なものが提案さ
れていないのである。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は以上のような実状に鑑みてなされたも
ので、その解決しようとする問題点は、特に過酷
な条件下で使用される従来の流体ポンプ用のメカ
ニカルシールのシール効果・耐久性における不十
分さである。
そして、本考案が目的とするところは、耐摩耗
性に優れてシール効果が十分であることは勿論の
こと、高温下あるいは高負荷で使用されるという
過酷な条件下にあつても十分な機能を発揮するこ
とができ、かつ摺動面で発生する摩擦熱の放散効
率が良好で乾式使用及び耐久性に極めて優れた流
体ポンプ用のメカニカルシールを提供しようとす
るものである。
(問題点を解決するための手段) 以上の問題点を解決するために本考案が採つた
手段は、第1図に示した実施例に対応させて説明
すると、 シートリング11と従動リング12とが摺接し
ながらシールを行なうメカニカルシールにおい
て、 前記シートリング11または従動リング12の
いずれか一方のリングの少なくとも摺接面を炭化
珪素焼結体によつて構成するとともに、 他方のリングの少なくとも摺接面をフツ素樹脂
系材料によつて構成したことを特徴とする流体ポ
ンプ用メカニカルシール10 である。
すなわち、本考案においては、流体ポンプ用メ
カニカルシール10を構成するシートリング11
と従動リング12のいずれか一方が炭化珪素焼結
体によつて構成されるとともに、他方がフツ素樹
脂系材料によつて形成されたものであることが必
要である。その理由は、このように形成したシー
トリング11または従動リング12の一方に炭化
珪素焼結体を使用することによつて良好な放熱特
性を付与するとともに、他方の従動リング12ま
たはシートリング11にフツ素樹脂系材料を使用
することにより優れた摺動特性を利用するためで
あり、これによつて両者が互いに摺接する場合に
必要な諸特性を向上させるためである。
(考案の作用) 以上のように構成することによつて、例えば流
体ポンプに適用した本考案に係るメカニカルシー
ル10においては次のような作用がある。
すなわち、この流体ポンプ用のメカニカルシー
ル10を構成するシートリング11及び従動リン
グ12のいずれか一方の少なくとも摺接面を熱伝
導率の高い炭化珪素焼結体によつて構成したか
ら、その熱放散性は極めて優れたものとなつてお
り、高温度下や高負荷が要求される等の過酷な条
件下においても、それ程の耐熱性を有しないフツ
素樹脂系材料を相手材として使用することができ
る。
以上のことを、実験によつて得られた結果によ
つて考察すると次の通りである。第2図には、本
考案によるシートリング11及び従動リング12
を使用して摩擦係数を測定した結果が示してあ
る。図中、メカニカルシールAは酸化アルミニウ
ム焼結体をシートリングに、フツ素樹脂系材料で
ある四フツ化エチレン・エチレン共重合体樹脂を
従動リングとして適用して構成したものである。
一方、メカニカルシールBは、密度が3.15g/cm3
の炭化珪素焼結体をシートリングに、四フツ化エ
チレン・エチレン共重合体樹脂を従動リングに適
用したものである。
この第2図のグラフによると、シートリング1
1または従動リング12の一方を炭化珪素焼結体
によつて構成し、他方をフツ素樹脂系材料によつ
て構成したメカニカルシールBの方が、これとは
異なるメカニカルシールAよりも長期間に亙つて
所望の摺動特性を維持することが理解できる。す
なわち、シートリング11または従動リング12
を前述したように構成することによつて流体ポン
プ用メカニカルシール10として十分な摺動を行
なうことができるものとすることができたのであ
る。
(実施例) 次に本考案に係る実施例について第1図を参照
して説明する。第1図には本考案に係るシートリ
ング11及び従動リング12を使用した流体ポン
プ用メカニカルシール10の縦断面図が示してあ
る。この流体ポンプ用メカニカルシール10のシ
ートリング11及び従動リング12はその間に何
も挟まないで直接接触した状態に置かれている。
これら各シートリング11または従動リング12
のいずれか一方が炭化珪素焼結体により一体的に
構成してあるのであり、また他方の各シートリン
グ11または従動リング12がフツ素樹脂系材料
によつて構成してあるのである。
なお、シートリング11または従動リング12
の全体を炭化珪素焼結体によつて製造することが
好ましいが、必ずしもそのように形成する必要は
なく、その少なくとも摺接面部分に炭化珪素焼結
体を使用するようにしてもよい。
本実施例において、前記炭化珪素焼結体として
は、できるかぎり緻密質のものであることが好適
であるが、気孔率がそれ程高くなく、熱伝導性に
優れたものであれば有利に使用することができ、
多孔質炭化珪素焼結体の気孔中に金属シリコンが
含浸された複合体を使用することもできる。
また、前記フツ素樹脂系材料としては、例えば
四フツ化エチレン・パーフロロアルキルビニルエ
ーテル共重合樹脂、四フツ化エチレン・六フツ化
プロピレン共重合樹脂、四フツ化エチレン・エチ
レン共重合体樹脂、三フツ化エチレン・エチレン
共重合体樹脂、四フツ化エチレン樹脂、三フツ化
エチレン樹脂、フツ化ビニリデン樹脂、フツ化ビ
ニル樹脂等を使用することができる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案に係るシートリン
グ11及び従動リング12を有する流体ポンプ用
メカニカルシール10にあつては、 シートリング11と従動リング12とが摺接し
ながらシールを行なうメカニカルシールにおい
て、 前記シートリング11または従動リング12の
いずれか一方のリングの少なくとも摺接面を炭化
珪素焼結体によつて構成するとともに、 他方のリングの少なくとも摺接面をフツ素樹脂
系材料によつて形成したこと にその特徴があり、これにより、高温の下であつ
て、しかも高速度・高負荷が懸けられるような過
酷な条件下であつても、その能力を十分発揮する
流体ポンプ用メカニカルシール10を提供するこ
とができる。
すなわち、この流体ポンプ用メカニカルシール
10にあつては、そのシートリング11または従
動リング12の一方に使用される炭化珪素焼結体
の耐熱性及び耐摩耗性が十分生かされるととも
に、他方に使用されているフツ素樹脂系材料との
共働によつて十分な摺動特性を揺するものとする
ことができたのである。
この流体ポンプ用メカニカルシール10にあつ
ては、そのシートリング11または従動リング1
2の一方に使用されている炭化珪素焼結体が熱伝
導性に優れたものであるから、結果としてこの流
体ポンプ用メカニカルシール10は極めて熱伝導
性に優れたものとなつている。従つて、高温下で
使用される場合であつても、当該流体ポンプ用メ
カニカルシール10はその熱放散を良好に行なう
ことができ、一方のリング部材として摺動特性に
優れたフツ素樹脂系材料を好適に使用することが
でき、その摺動特性を長期にわたつて維持し得る
のである。
このように本考案に係る流体ポンプ用メカニカ
ルシール10は十分な耐摩耗性、良好な熱伝導性
及び耐熱性を有するとともに、それが有する優れ
た摺動特性によつて、特に潤滑液や潤滑油を使用
することができないようなメカニカルシールに適
したものであり、冷却(水冷)が困難でしかも空
冷が要求される自動車のエアコン用コンプレツサ
等の流体ポンプのメカニカルシールにもつとも適
したものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るメカニカルシールの部分
縦断面図、第2図は本考案に係るメカニカルシー
ルにおける摩擦係数の測定結果を示すグラフであ
る。 符号の説明、10……流体ポンプ用メカニカル
シール、11……シートリング、12……従動リ
ング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シートリングと従動リングとが摺接しながらシ
    ールを行なうメカニカルシールにおいて、 前記シートリングまたは従動リングのいずれか
    一方のリングの少なくとも摺接面を炭化珪素焼結
    体によつて構成するとともに、 他方のリングの少なくとも摺接面をフツ素樹脂
    系材料によつて構成したことを特徴とするメカニ
    カルシール。
JP2874286U 1986-02-27 1986-02-27 Expired JPH0239083Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2874286U JPH0239083Y2 (ja) 1986-02-27 1986-02-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2874286U JPH0239083Y2 (ja) 1986-02-27 1986-02-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62140267U JPS62140267U (ja) 1987-09-04
JPH0239083Y2 true JPH0239083Y2 (ja) 1990-10-19

Family

ID=30831987

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2874286U Expired JPH0239083Y2 (ja) 1986-02-27 1986-02-27

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0239083Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4586002B2 (ja) * 2006-09-22 2010-11-24 日本ピラー工業株式会社 メカニカルシール

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62140267U (ja) 1987-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2018059249A1 (zh) 一种旋转轴用轴向唇形密封装置
JP2012514171A (ja) すべり要素およびその製造方法
EP3098464A1 (en) Sliding bearing
JP2016050653A (ja) 水中ポンプ用メカニカルシール
CN105156687A (zh) 一种干气密封装置
JP2018512541A (ja) 流体クッション封止装置
JPH0239083Y2 (ja)
CN119146156A (zh) 一种密封性能高的液态金属轴承
CN215172226U (zh) 一种r5型多唇防污染密封圈
US3298753A (en) Carbon and carbon-graphite bearings with anti-friction surface
KR20080022078A (ko) 저마모 피스톤 슬리브
JPS6143557A (ja) プラスチツクすべり面を有する複合軸受用材料
US4097052A (en) Gas-sealed contact-free shaft seal
FI62712B (fi) Kugghjulspump och/eller -motor
RU2550369C1 (ru) Уплотнительный узел подвижного соединения
Wisander et al. Wear and friction of impregnated carbon seal materials in liquid nitrogen and hydrogen
JPS6331003B2 (ja)
JPS6237517A (ja) 摺動部材
CN208138464U (zh) 一种用于高温腐蚀介质的波纹管机械密封结构
CN204201082U (zh) 水中泵用机械密封件
JP2006046373A (ja) 転がり軸受
CN217381313U (zh) 一种无润滑轴承及轴承组件
CN214499818U (zh) 一种轴承组件及螺杆输送设备
CN215949917U (zh) 一种水泵密封结构
JPH10267104A (ja) ボールねじ用シール