JPH0240050B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0240050B2 JPH0240050B2 JP60151373A JP15137385A JPH0240050B2 JP H0240050 B2 JPH0240050 B2 JP H0240050B2 JP 60151373 A JP60151373 A JP 60151373A JP 15137385 A JP15137385 A JP 15137385A JP H0240050 B2 JPH0240050 B2 JP H0240050B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phenols
- cresol
- fractionated
- alkali metal
- distillation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
この発明は、分留フエノール類を精製する方法
に関する。 [従来技術] 一般に、フエノール類は、その保存中又は製造
中に酸化を受け、あるいはその他の原因で着色す
る性質がある。そして、着色したフエノール類
は、著しくその商品価値を低下させ、あるいは合
成原料としてそのまま使用できず、再精製を必要
とする等使用に際して支障をきたすことがしばし
ば認められる。 特に着色原因物質を比較的多量に含むタール油
等からの分留フエノールを蒸留する際に、問題と
なる。 そこで、このフエノール類の脱色を行うため、
あるいは着色を防止するために、ヒドラジンやア
ミン類を脱色あるいは着色防止剤として添加する
ことが知られている(特開昭第60−327号公報)。 [発明が解決しようとする問題点] しかしながら、これらの添加剤を使用して着色
を防止することは、これらの添加剤が高価である
ばかりでなく、これらの添加剤それ自体が不純物
になるという問題を有している。 本発明は、このような問題点を解決することを
目的とするものである。 [問題点を解決するための手段] すなわち、本発明は、分留フエノール類にアル
カリ金属の水酸化物200〜20000ppmを水溶液とし
て添加し、PHを6〜9に調製して精製蒸留を行う
分留フエノール類の精製法である。 本発明は、着色原因物質を比較的多量に含むタ
ール油等から得られた分留フエノール類を精製す
るものであり、特に、着色原因物質を比較的多量
に含む、タール油、石炭液化油、石炭ガスコンデ
ンセート油等からアルカリ抽出によりフエノール
類を塩として分離し、次いでこれを酸で分解して
得られた粗製フエノール類あるいはこの粗製フエ
ノール類を各留分に分留して得られた分留フエノ
ール類に対して本発明は有利に適用できる。 本発明では、分留フエノール類をアルカリ金属
の水酸化物の存在下に蒸留する。 また、本発明では、アルカリ金属の水酸化物は
水溶液として添加し、特に5〜50%の水溶液とし
て添加するのがよい。本発明者らの知見によれ
ば、アルカリ金属の水酸化物を粒状物として分留
フエノール類に添加すると、取扱が困難であるば
かりでなく、水溶液として添加した場合に比べて
着色原因物質の除去の効率が悪い。 さらに、本発明においては、アルカリ金属の水
酸化物を添加することにより分留フエノール類の
PHを6〜9、好ましくは6.5〜8.5になるようにす
る。このときのPHが高くても低くても、着色原因
物質の除去が不十分になりやすい。このときのア
ルカリ金属の水酸化物の添加量はアルカリ金属水
酸化物として200〜20000ppmであり、好ましくは
1000〜10000ppmである。アルカリ金属の水酸化
物の添加量が少ないと着色原因物質の除去が不十
分となり、また、多すぎるとアルカリ金属のフエ
ノラートの副生が増大する。 蒸溜は、連続蒸溜であつても、回分蒸溜であつ
てもよく、また、フエノール類製造工程における
蒸溜、例えば、粗製フエノール類を分留して分留
フエノール、分留クレゾール等の分留フエノール
類を製造する工程における蒸溜であつてよく、ま
た、着色した製品フエノール類等を蒸溜精製する
蒸溜であつてもよい。 [実施例] 以下、添附図面に示すフローシートに従つて、
実施された実施例に基いて本発明方法を説明す
る。 実施例 1 脱カルボン酸処理、脱ピツチ処理、脱塩基処理
及び脱チオール類処理し、次いで脱水塔で含有水
分を除去してからさらにフラツシユ塔で重質分を
除去し、得られた混合フエノール類100重量部を
ライン1から接触部2に装入し、また、ライン3
から接触部2に25%苛性ソーダ水溶液をNaOH
として1250ppm装入し、この接触部2から出るラ
イン4における混合フエノール類のPHを8.5に調
整し、この混合フエノール類を精製蒸溜塔5に装
入してその塔頂ライン6から無色透明のフエノー
ル34重量部を回収した。 また、上記分離塔5の塔底ライン7から抜出し
た塔底液66重量部については、これを図示外のo
―クレゾール塔及びm/p―クレゾール塔に順次
装入し、それぞれo―クレゾール11重量部及び
m/p―クレゾール32重量部を得た。なお、キシ
レノール類を主とする残分はキシレノール回収工
程に移送した。 このようにして得られた各製品フエノール類、
すなわちフエノール、o―クレゾール及びm/p
―クレゾールについて、それぞれの経時着色変化
をハーゼン色数(APHANo.)として求めた。結
果を第1表に示す。 比較例 1 また、比較例として、苛性ソーダによるアルカ
リ金属水酸化物処理を省略した以外は上記実施例
1と全く同様にして混合フエノール類の蒸溜を行
い、得られたフエノール、o―クレゾール及び
m/p―クレゾールについて、実施例1と同様に
その経時着色変化をハーゼン色数(APHANo.)
として求めた。結果を第1表に示す。 実施例 2 上記比較例1で得られたm/p―クレゾールの
経時着色後のもの100重量部を使用し、これに添
加後のPHが8.4となるように25%苛性ソーダ水溶
液をNaOHして2500ppm添加混合して再蒸溜し、
脱色再精製されたm/p―クレゾール95重量部を
回収した。この製品m/pクレゾールについて、
上記実施例1と同様にその経時着色をハーゼン色
数(APHANo.)として求めた。結果を第1表に
示す。 比較例 2 苛性ソーダによるアルカリ金属水酸化物処理を
省略した以外は上記実施例2と全く同様にして
m/p―クレゾールの脱色再精製を行い、得られ
たm/p―クレゾールについて、実施例1と同様
にその経時着色変化をハーゼン色数(APHANo.)
として求めた。結果を第1表に示す。
に関する。 [従来技術] 一般に、フエノール類は、その保存中又は製造
中に酸化を受け、あるいはその他の原因で着色す
る性質がある。そして、着色したフエノール類
は、著しくその商品価値を低下させ、あるいは合
成原料としてそのまま使用できず、再精製を必要
とする等使用に際して支障をきたすことがしばし
ば認められる。 特に着色原因物質を比較的多量に含むタール油
等からの分留フエノールを蒸留する際に、問題と
なる。 そこで、このフエノール類の脱色を行うため、
あるいは着色を防止するために、ヒドラジンやア
ミン類を脱色あるいは着色防止剤として添加する
ことが知られている(特開昭第60−327号公報)。 [発明が解決しようとする問題点] しかしながら、これらの添加剤を使用して着色
を防止することは、これらの添加剤が高価である
ばかりでなく、これらの添加剤それ自体が不純物
になるという問題を有している。 本発明は、このような問題点を解決することを
目的とするものである。 [問題点を解決するための手段] すなわち、本発明は、分留フエノール類にアル
カリ金属の水酸化物200〜20000ppmを水溶液とし
て添加し、PHを6〜9に調製して精製蒸留を行う
分留フエノール類の精製法である。 本発明は、着色原因物質を比較的多量に含むタ
ール油等から得られた分留フエノール類を精製す
るものであり、特に、着色原因物質を比較的多量
に含む、タール油、石炭液化油、石炭ガスコンデ
ンセート油等からアルカリ抽出によりフエノール
類を塩として分離し、次いでこれを酸で分解して
得られた粗製フエノール類あるいはこの粗製フエ
ノール類を各留分に分留して得られた分留フエノ
ール類に対して本発明は有利に適用できる。 本発明では、分留フエノール類をアルカリ金属
の水酸化物の存在下に蒸留する。 また、本発明では、アルカリ金属の水酸化物は
水溶液として添加し、特に5〜50%の水溶液とし
て添加するのがよい。本発明者らの知見によれ
ば、アルカリ金属の水酸化物を粒状物として分留
フエノール類に添加すると、取扱が困難であるば
かりでなく、水溶液として添加した場合に比べて
着色原因物質の除去の効率が悪い。 さらに、本発明においては、アルカリ金属の水
酸化物を添加することにより分留フエノール類の
PHを6〜9、好ましくは6.5〜8.5になるようにす
る。このときのPHが高くても低くても、着色原因
物質の除去が不十分になりやすい。このときのア
ルカリ金属の水酸化物の添加量はアルカリ金属水
酸化物として200〜20000ppmであり、好ましくは
1000〜10000ppmである。アルカリ金属の水酸化
物の添加量が少ないと着色原因物質の除去が不十
分となり、また、多すぎるとアルカリ金属のフエ
ノラートの副生が増大する。 蒸溜は、連続蒸溜であつても、回分蒸溜であつ
てもよく、また、フエノール類製造工程における
蒸溜、例えば、粗製フエノール類を分留して分留
フエノール、分留クレゾール等の分留フエノール
類を製造する工程における蒸溜であつてよく、ま
た、着色した製品フエノール類等を蒸溜精製する
蒸溜であつてもよい。 [実施例] 以下、添附図面に示すフローシートに従つて、
実施された実施例に基いて本発明方法を説明す
る。 実施例 1 脱カルボン酸処理、脱ピツチ処理、脱塩基処理
及び脱チオール類処理し、次いで脱水塔で含有水
分を除去してからさらにフラツシユ塔で重質分を
除去し、得られた混合フエノール類100重量部を
ライン1から接触部2に装入し、また、ライン3
から接触部2に25%苛性ソーダ水溶液をNaOH
として1250ppm装入し、この接触部2から出るラ
イン4における混合フエノール類のPHを8.5に調
整し、この混合フエノール類を精製蒸溜塔5に装
入してその塔頂ライン6から無色透明のフエノー
ル34重量部を回収した。 また、上記分離塔5の塔底ライン7から抜出し
た塔底液66重量部については、これを図示外のo
―クレゾール塔及びm/p―クレゾール塔に順次
装入し、それぞれo―クレゾール11重量部及び
m/p―クレゾール32重量部を得た。なお、キシ
レノール類を主とする残分はキシレノール回収工
程に移送した。 このようにして得られた各製品フエノール類、
すなわちフエノール、o―クレゾール及びm/p
―クレゾールについて、それぞれの経時着色変化
をハーゼン色数(APHANo.)として求めた。結
果を第1表に示す。 比較例 1 また、比較例として、苛性ソーダによるアルカ
リ金属水酸化物処理を省略した以外は上記実施例
1と全く同様にして混合フエノール類の蒸溜を行
い、得られたフエノール、o―クレゾール及び
m/p―クレゾールについて、実施例1と同様に
その経時着色変化をハーゼン色数(APHANo.)
として求めた。結果を第1表に示す。 実施例 2 上記比較例1で得られたm/p―クレゾールの
経時着色後のもの100重量部を使用し、これに添
加後のPHが8.4となるように25%苛性ソーダ水溶
液をNaOHして2500ppm添加混合して再蒸溜し、
脱色再精製されたm/p―クレゾール95重量部を
回収した。この製品m/pクレゾールについて、
上記実施例1と同様にその経時着色をハーゼン色
数(APHANo.)として求めた。結果を第1表に
示す。 比較例 2 苛性ソーダによるアルカリ金属水酸化物処理を
省略した以外は上記実施例2と全く同様にして
m/p―クレゾールの脱色再精製を行い、得られ
たm/p―クレゾールについて、実施例1と同様
にその経時着色変化をハーゼン色数(APHANo.)
として求めた。結果を第1表に示す。
【表】
【表】
[発明の効果]
本発明方法によれば、簡単な方法で分留フエノ
ール類中の経時着色誘因原因物質を確実に除去
し、不純物のないそして経時着色のないフエノー
ル類を得ることができる。
ール類中の経時着色誘因原因物質を確実に除去
し、不純物のないそして経時着色のないフエノー
ル類を得ることができる。
第1図は本発明の実施例に係る精製法のフロー
シートである。
シートである。
Claims (1)
- 1 分留フエノール類を精製するに当り、分留フ
エノール類にアルカリ金属の水酸化物200〜
20000ppmを水溶液として添加し、PHを6〜9に
調製して蒸留することを特徴とする分留フエノー
ル類の精製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15137385A JPS6212730A (ja) | 1985-07-11 | 1985-07-11 | 分留フェノール類の精製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15137385A JPS6212730A (ja) | 1985-07-11 | 1985-07-11 | 分留フェノール類の精製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6212730A JPS6212730A (ja) | 1987-01-21 |
| JPH0240050B2 true JPH0240050B2 (ja) | 1990-09-10 |
Family
ID=15517139
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15137385A Granted JPS6212730A (ja) | 1985-07-11 | 1985-07-11 | 分留フェノール類の精製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6212730A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07237651A (ja) * | 1994-02-24 | 1995-09-12 | Mashita Oukan Kogyo Kk | 瓶封蓋 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5254750A (en) * | 1993-04-05 | 1993-10-19 | Merichem Company | Removal of guaiacol from cresylic acid by heating with a strong base |
| DE19903414A1 (de) * | 1999-01-29 | 2000-10-05 | Phenolchemie Gmbh & Co Kg | Verfahren zum Entfernen von Hydroxyaceton aus hydroxyacetonhaltigem Phenol |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5883640A (ja) * | 1981-11-13 | 1983-05-19 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | アルキルフエノ−ル類の製造方法 |
-
1985
- 1985-07-11 JP JP15137385A patent/JPS6212730A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07237651A (ja) * | 1994-02-24 | 1995-09-12 | Mashita Oukan Kogyo Kk | 瓶封蓋 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6212730A (ja) | 1987-01-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |