JPH0240120B2 - Reikanatsuenniokeruchokusetsushikiatsuenyukyokyuhoho - Google Patents

Reikanatsuenniokeruchokusetsushikiatsuenyukyokyuhoho

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JPH0240120B2
JPH0240120B2 JP10838183A JP10838183A JPH0240120B2 JP H0240120 B2 JPH0240120 B2 JP H0240120B2 JP 10838183 A JP10838183 A JP 10838183A JP 10838183 A JP10838183 A JP 10838183A JP H0240120 B2 JPH0240120 B2 JP H0240120B2
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rolling oil
salt
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salts
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Hiroshi Kuwamoto
Hiroyuki Nagamori
Takashi Mukai
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Kao Corp
JFE Engineering Corp
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Kao Corp
Nippon Kokan Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は直接式圧延油供給システムにおける圧
延油の供給方法、更に詳しくは、特定の水溶性高
分子化合物を使用する直接式圧延油供給方法に関
する。 冷間圧延に於ける圧延油供給システムとして
は、圧延油エマルシヨンを循環使用するところの
循環式圧延油供給システムRCと圧延油エマルシ
ヨンをロールと圧延鋼板に供給後、使用済みの圧
延油を廃油として処理する直接式圧延油供給シス
テムDAの2者がある。本発明は後者の直接式圧
延油供給システムの圧延油供給方法に関する。直
接式圧延油供給システムでは圧延油として牛脂、
パーム油等を用い、冷間圧延時ストリツプとロー
ル間の加工部へこれら圧延油を供給する前使用水
と圧延油を混合し、プレミキシングと称する圧延
油のエマルシヨン化を行ない、このエマルシヨン
を加工部へ潤滑の目的でスプレーし、同時にロー
ル冷却の目的より、水のみを別にロール表面にス
プレーしているのが現状である。このシステムに
於いては、圧延油単独を強制エマルシヨンとする
場合が多いが、比較的高濃度のエマルシヨンが調
整されることにも関係し、エマルシヨン中で圧延
油粒子同士の合一が生じ、エマルシヨンが不安定
であるとの問題がある。この合一によるエマルシ
ヨンの不安定化、即ち不均一な油粒子が加工部に
供給されること、鋼板表面不均一付着並びに加工
部へのスプレー時のスプレーノズルのつまり等に
よる圧延作業の不安定化、圧延により生成するス
カムのミル周囲への付着による汚染、プレミキシ
ングタンクでのエマルシヨン温度の不均一性等、
多くの欠点を有するが、中でも圧延後、大量のロ
ール冷却水と共に生じる圧延油エマルシヨンの排
水処理が、大変であることが大きな問題である。 そこで、本発明者らは上述の圧延油供給システ
ムに於いて、これら欠点を解消し安定な圧延作業
や排水処理性を良好ならしめるため、鋭意研究し
た結果、特定の水溶性高分子化合物をプレミキシ
ング時適用し、圧延油のエマルシヨンとすること
によりプレミキシングで圧延油の均一で大きく、
且つ安定な油粒子が生成出来、均一な付着量がス
トリツプ表面で得られること、即ち安定な圧延作
業が可能となること及びこの圧延油分散液中の油
粒子は、均一で大きいため浮上し易いという特徴
から、圧延後の廃油の排水処理性が極めて良好で
あること等を見い出し、本発明を完成した。 すなわち、本発明は、圧延油エマルシヨンを循
環使用せず、直接圧延加工部に供給する冷間圧延
における直接式圧延油供給方法において、高濃度
圧延油剤エマルシヨンを調製するプレミキシング
時又はそれ以前の工程で (a) 分子量1000〜1000万の分子中に窒素原子を含
有する陽イオン性又は両性イオン性の付加重合
体、開環重合体、重縮合体または天然高分子化
合物類から選ばれる水溶性高分子化合物の1種
または2種以上又は (b) 分子中にカルボキシル基又はスルフオン酸基
を含有する陰イオン性の水溶性高分子化合物の
いずれかを添加することを特徴とする冷間圧延
における直接式圧延油供給方法を提供するもの
である。 而して、本発明の供給方法によれば、プレミキ
シング時、牛脂、パーム油等の圧延油のエマルシ
ヨン中での乳化油粒子の均一化及び安定化をはか
ることができ、圧延油のストリツプへの付着性を
向上させると共に、安定した圧延作業が可能とな
り、更に使用後の分散液の排水処理が簡単である
という特長を有する。 本発明方法で使用される陽イオン性又は両性イ
オン性の水溶性高分子化合物としては次のa○〜h○
のものが挙げられる。 a○ 次の一般式()〜()で表わされる含窒
素単量体又はその塩の単独重合物あるいは2種
以上の共重合物。 〔R1はH又はCH3、R2及びR3はH又は炭素数
1〜3のアルキル基〕 〔m1は1〜3の数、n1は1〜3の数、R1,R2
R3は式()と同じ〕 〔R4はH又は炭素数1〜3のアルキル又はア
ルキロール基、R1は式()と同じ〕 〔m2及びn2は0〜3の数、R1,R2,R3は式
()と同じ〕 〔Aは―0―又は―NH―、R1,R2,R3,n1
は式()及び()と同じ〕 〔R1,R2,R3,n1は式()及び〔〕と同
じ〕 〔R1は式()と同じ。ピリジンの置換位は
2又は4位〕 〔R1,R2は式()と同じ。ピペリジンの置
換位は2又は4位〕 〔R1,R2,R3は式()と同じ〕 ()式のジメチルアミノエチルアクリレー
ト、ジエチルアミノエチルアクリレート、ジメチ
ルアミノエチルメタクリレート、ジエチルアミノ
エチルメタクリレート、ジメチルアミノプロピル
アクリルアミド、ジエチルアミノプロピルアクリ
ルアミド、ジメチルアミノプロピルメタクリルア
ミド、ジエチルアミノプロピルメタクリルアミド
等;()式のジメチルアミノメチルエチレン、
ジエチルアミノメチルエチレン、ジメチルアミノ
メチルプロペン、ジエチルアミノメチルプロペン
等;()式のビニルピリジン等;()式のビニ
ルピペリジン、ビニル―N―メチルピペリジン
等;()式のビニルベンジルアミン、ビニル―
N,N―ジメチルベンジルアミン等が挙げらら
る。 b○ 前記一般式()〜()で表わされる含窒
素単量体又はその塩の1種又は2種以上と、
α,β―不飽和カルボン酸又はその塩あるいは
そのアマイド化物、エステル化物若しくは酸無
水物、スルホン酸基含有ビニル化合物又はその
塩、アクリロニトリル、ビニルピロリドン及び
炭素数2〜20の脂肪族オレフインから成る群か
ら選ばれるビニル系単量体の1種又は2種以上
との共重合物。 このビニル系単量体としては、例えばビニル
ピロリドン、アクリロニトリル;アクリル酸、
メタクリル酸、マレイン酸又はこれらの酸のア
ルカリ金属塩、アンモニウム塩、アマイド化合
物もしくはエステル化物;ビニルスルホン酸、
メタリルスルホン酸、2―アクリルアミド―2
―メチルプロパンスルホン酸、p―スチレンス
ルホン酸又はこれらの酸のアルカリ金属塩もし
くはアンモニウム塩等が挙げられる。 c○ エチレンイミンの開環重合物の塩類又は第4
級アンモニウム塩。 これは具体的にはその繰返し単位が次の一般
式()で表わされ、平均分子量が1000〜1000
万のものが挙げられる。 〔式中、n3は1〜5の整数、n4は0〜5の整
数を示す〕 d○ 脂肪族ジカルボン酸とポリエチレンポリアミ
ン又はジポリオキシエチレンアルキルアミンと
の縮重合物の塩又は第4級アンモニウム塩。 具体的には、それらの繰返し単位が一般式
(XII)で表わされるポリエチレンポリアミンと
の縮重合物及び一般式()で表わされるジ
ポリオキシエチレンアルキルアミンとの縮重合
物で分子量が1000〜1000万のものが挙げられ
る。 〔―OC―R7―CONH(―R′―NH―)o5――R′―
NH―〕 (XII) 〔式中、R7はダイマー酸残基又は炭素数1
〜10のアルキレン基、R′は―CH2CH2―、n5
2〜7の整数を示す〕 〔式中、R9は式(XII)と同じ。R8は炭素数
1〜8のアルキル基、R9はH又はCH3、n6
びn7は1〜10の整数を示す〕 上記脂肪族ジカルボン酸としては、ダイマー
酸、アジピン酸等が挙げられ、ポリエチレンポ
リアミンとしては、ジエチレントリアミン、ト
リエチレンテトラミン等が使用できる。 e○ ジハロアルカン―ポリアルキレンポリアミン
縮重合物。 具体的には、1,2―ジクロルエタン、1,
2―ジブロムエタン、1,3―ジクロルプロパ
ン等のジハロアルカンと、分子内に2個もしく
はそれ以上の3級アミノ基を有するポリアルキ
レンポリアミンとの第4級アンモニウム塩であ
る縮重合物であり、その平均分子量が1000〜
1000万のものが挙げられる。 上記ポリアルキレンポリアミンとしては、次の
ものが挙げられる。 f○ エピハロヒドリン―アミン縮重合物。 具体的には繰返し単位が次の一般式()で
表わされ、平均分子量が1000〜1000万のものが挙
げられる。 〔式中、R10〜R12はCH3又はC2H5、Xはハ
ロゲンイオンを示す〕 g○ カチオン化デンプン、カチオン化セルロー
ス、又はキトサンの塩、又はキトサンの4級
塩。 h○ 窒素原子6〜20個を有するポリアルキルイミ
ン類にアルキレンオキシドを付加して得られる
分子量1000〜60万のポリエーテルポリオール又
はポリエーテルポリオール類(ポリエーテルポ
リオール末端のOHのエステル化物を含む;以
下同様) ポリアルキレンポリアミン類は分子内に下記
()式にて示す骨格を連続して5ケ以上有し、
且つそれらのうち1ケ以上は下記()式に示
す骨格であり、末端がOH及び又はNH2である窒
素原子6―100個を含むポリエチレンイミンであ
るのが好ましい。 また、ポリエーテルポリオール中のアルキレン
オキドがエチレンオキシド、プロピレンオキシ
ド、スチレンオキシド、ブチレンオキシドから成
る群から選ばれる1種又は2種以上のものであ
り、その含有量がポリエーテルポリオールの3〜
80重量%であるのが好ましい。 上記a○〜h○の重縮合物は、その平均分子量が
1000〜100万のものがより好ましい。 これらの陽イオン性、両性イオン性高分子化合
物は塩であるのが好ましく、その対アニオンとし
ては次の(i)〜(v)のリン酸酸化合物又は硼酸が挙げ
れる。 (i) リン酸、亜リン酸又はこれらのチオ又はエス
テル化合物 (ii) アルキル、アルキルアリル又はアリル基に1
個以上の水酸基を有するモノもしくはジリン酸
エステル又はこれらのチオ化合物 (iii) 炭素数1〜8のアルキル、アルキルアリル又
はアリル基を有するモノ又はジホスホン類又は
これらのチオ化合物 (iv) 炭素数1〜8のアルキル、アルキルアリル又
はアリル基を有するモノ又はジホスフイン類又
はこれらのチオ化合物 (v) 窒素原子を含有するモノ又はジ又はトリホス
ホン酸 このリン酸化合物の具体例としては次のものが
例示される。(i)のものとしては、正リン酸、亜リ
ン酸、炭素数1〜8の脂肪族又は脂環族又は芳香
族アルコールと正リン酸とのモノ又はジリン酸エ
ステル又はこれらのチオ化合物、又は上記アルコ
ールとの亜リン酸エステル又はこれらのチオ化合
物が例示される。(ii)のものとしては2―ヒドロキ
シプロピルホスフエートが例示される。(iii)のもの
としては、一般式
【式】又は
【式】(R0,R′0は炭素数1〜8のアル キル基、アルキルアリル基又はアリル基)で表わ
されるホスホン酸、例えば炭素数1のメチルホス
ホン酸、ジメチルホスホン酸から炭素数8のn―
オクチルホスホン酸、ジn―オクチルホスホン
酸、2―エチルヘキシルホスホン酸、ジ―2―エ
チルヘキシルホスホン酸、ベンジルホスホン酸、
ジベンジルホスホン酸、フエニルホスホン酸、ジ
フエニルホスホン酸、ヒドロキシタンジホスホン
酸、並びにこれらのチオホスホン酸が例示され
る。ヒドロキシエタンジホスホン酸は次の式で表
わされる化合物である。 (iv)のものとしては、一般式
【式】又は
【式】(R0,R′0は前記と同じ)で表わ されるホスフイン酸、例えば炭素数1のメチルホ
スフイン酸、ジメチルホスフイン酸から炭素数8
のn―オクチルホスフイン酸、ジn―オクチルホ
スフイン酸、2―エチルヘキシルホスフイン酸、
ジ―2―エチルヘキシルホスフイン酸、ベンジル
ホスフイン酸、ジベンジルホスフイン酸、フエニ
ルホスフイン酸、ジフエニルホスフイン酸、並び
にこれらのチオホスフイン酸が例示される。(v)の
ものとしては、テトラメチルホスホリツクジアミ
ド又はジメチルホスホリツクモノアミド、ニトリ
ロトリスメチレンホスホン酸が例示される。ニト
リロトリスメチレンホスホン酸は次の式で表わさ
れる化合物である。 分子中にカルボキシル基又はスルフオン酸基を
有する陰イオン性の水溶性高分子化合物として
は、オレフインとマレイン酸の共重合物、(メタ)
アクリル酸とマレイン酸の共重合物、アクリロニ
トリルとマレイン酸の共重合物、アクリルアミド
とマレイン酸の共重合物、(メタ)アクリル酸の
単独重合物もしくはこれらの共重合物又は単独重
合物の塩又は上記単量体との共重合物の塩が挙げ
られる。 これらの水溶性高分子化合物の添加量は、圧延
油剤に対して0.1〜20重量%(以下単に%と表示
する)、好ましくは0.1〜10%である。 この水溶性高分子化合物による圧延油粒子の安
定化機構は、詳細には解明されていないが、その
作用としてはプレミキシング時の撹拌等の機械的
な剪断力に応じて微細化された圧延油粒子表面
に、この水溶性高分子化合物が油粒子同士の合一
が生じる前に早かに吸着し、表面に充分な吸着膜
を発生させると共に、1種の凝集作用により大粒
子化する。更にこれら水溶性高分子化合物の立体
的且つ電気的保護コロイド作用により大粒子化し
た油粒子を水中に安定に存在させている。 水溶性高分子化合物により保護コロイド化作用
等を受けた油粒子は、ミキシング等で一旦生成す
ると、非常に安定となる。この為、ミキシング時
等の撹拌により均一な濃度の分散液が得られる反
面、撹拌力等が作用しないと油粒子として簡単に
分散液表面に浮上する事が、従来のエマルシヨン
の場合の、例えば静置した場合の下層部の乳濁状
態の持続と異なり、特徴となつている。この事は
加工時、均一で安定した油粒子を加工部に供給出
来、加工後の廃油の処理が単に静置のみにより、
下層部の油分が極端に減少する。更には、通常の
凝集沈澱等の処理を加えることにより、簡単に排
水処理ができ、また使用後のエマルシヨンより圧
延油を分離回収できる。またこの高分子化合物は
分散力が強いと考えられ、しかも乳化剤等のよう
な乳化力を有さないことから、きれいな圧延油が
加工部に供給され、板面の清浄ができること、ス
プレーノズル等の異物の詰り、圧延機周囲のスカ
ム等による汚染を防止することが可能である。更
にまた、水溶性高分子化合物は、鉄粉、スカム等
を親水化する作用を有するから、圧延機周辺に存
在するこれらの汚れを除去する等作業面の他環境
面においても優れた効果を奏する。 次に実施例を挙げて説明する。尚実施例におい
て、水溶性高分子化合物及び圧延油としては次の
ものを使用した。 水溶性高分子化合物: (A) ジエチルアミノメチルメタクリレートの重合
物をリン酸塩としたもの(MW=30万) (B−1) ジエチルアミノエチルメタクリレー
トの硼酸塩/ビニルピロリドン/アクリル酸ソ
ーダ=5/4/1(モル比で示す。本表におい
て以下同じ)である共重合物(MW=20万) (B−2) 〃 (MW=5万) (B−3) 〃 (MW=1500) (C) ジエチルアミノエチルメタクリレートのリン
酸塩/メタアクリル酸ソーダ=4/5の共重合
物(MW=2万) (D−1) エチレンイミンのリン酸塩の開環重
合物(MW=10万) (D−2) ポリエチレンイミン(MW=7万)
に対し15%になるようにプロピオン酸を反応さ
せ、リン酸塩としたもの。 (E) ジエチルアミノエチルメタクリレートのエチ
ルホルホン酸塩/2―アクリルアミノ―2―メ
チルプロパンスルホン酸ソーダ=4/1の共重
合物(MW=10万) (F) ビニルピリジンのリン酸塩/ビニルピロリド
ン/アクリル酸ソーダ=6/3/1の共重合物
(MW=45万) (G) ジエチレントリアミンのチオン酸塩とダイマ
ー酸の共縮合物(MW=80万) (H) ジエチルアミノエチルメタクリルアミドのリ
ン酸塩/アクリル酸ソーダ/ビニルスルホン酸
ソーダ=3/1/1の共重合物(MW=40万) (I) 水溶性高分子化合物(D)のエチレンイミンのリ
ン酸塩を硼酸塩としたもの。 (J) カチオン化セルロースの第4級アンモニウム
塩(MW=100万) (K) 1,2―ジクロルエタンとヘキサメチレンテ
トラミンのリン酸塩の共縮合物(MW=5万) (L) エピクロルヒドリンのトリメチルアミン第4
級アンモニウム化合物の亜リン酸塩の開環重合
物(MW=10万) (M) テトラメチルプロピレンジアミンのジエ
チルホスホン酸による第4級アンモニウム塩の
共縮合物(MW=10万) (N) 水溶性高分子化合物(F)のビニルピリジン
のリン酸塩を硫酸塩としたもの (O) 水溶性高分子化合物(G)のジエチレントリ
アミンのチオリン酸塩を硝酸塩としたもの (P) 水溶性高分子化合物(E)のジメチルアミノ
エチルメタクリレートのエチルホスホン酸塩を
塩酸塩としたもの (Q) 水溶性高分子化合物(D)のエチレンイミン
のリン酸塩を酢酸塩としたもの (R) ビニルピリジンのジメチル硫酸による第
4級アンモニウム塩/ビニルピロリドン/アク
リル酸ソーダ=6/3/1の共重合物(MW=
45万) (S) ポリエチレンイミンにエチレンキシドを
ポリエチレンイミンに対して20%付加したもの
(MW=5万) (T) アクリル酸―マレイン酸=1/1の共
重合物のNa塩(MW=1万) (U) メタクリル酸―イソブチレン=3/1
の共重合物のNa塩(MW=5000) (V) 2―アクリルアミド―2―メチルプロ
パンスルホン酸の単独重合物のNa塩(MW=
1万) (W) 2―アクリルアミド―2―メチルプロ
パンスルホン酸/アクリルアミド=2/1の共
重合物のNa塩(MW=2万) 圧延油: (1) パーム油単独 (2) 牛 脂 97.0% 酸化防止剤(フエノール系) 1.0 牛脂脂肪酸 2.0 (3) 鉱物油(50cst/40℃) 61.0% 牛 脂 30.0 牛脂脂肪酸 5.0 酸化防止剤(フエノール系) 1.0 極圧剤(リン酸エステル系) 2.0 乳化剤 1.0 (4) ブチルステアレート 61.0% 牛 脂 33.0 牛脂脂肪酸 5.0 極圧剤(リン酸エステル系) 1.0 酸化防止剤(フエノール系) 1.0 乳化剤 1.0 (5) 鉱物油 61.0% オクチルステアレート 30.0 牛脂脂肪酸 5.0 極圧剤(リン酸エステル系) 2.0 酸化防止剤(フエノール系) 1.0 乳化剤 1.0 乳化剤:ポリオキシエチレンノニルフエニールエ
ーテル(HLB=7.6)
【表】
【表】
【表】 実施例 1 プレミキシングによる圧延油の粒子径と粒子径
分布 冷間圧延機の直接式圧延油供給システムにおい
て圧延油と使用水を予め強制エマルシヨンとする
ために行なわれるプレミキシングを想定して、2
容量の圧延油/水混合物を圧延油の融点以上の
60℃で特殊機化工業(株)製M型ホモミキサーによ
り、4000rpmの回転数で60分間、機械的剪断力を
加えエマルシヨンした。次いでこのエマルシヨン
中の圧延油の平均粒子径と粒子径分布を、通常粒
子径測定によく用いられるコールターカウンター
により測定した。なお、この圧延油/水混合物の
撹拌に際し、ホモミキサー回転数を4000rpmに設
定したが、この回転数によつて圧延油に働く機械
的剪断力は、実際の冷間圧延機の直接式圧延油供
給システムでのプレミキシングでの剪断力に相当
するものである。以下表―1に示した混合物のミ
キシング後の圧延油の平均粒子径を測定した結果
を表―2に、また粒子径分布を示すチヤートの代
表例を第1図に示す。 表―2は、圧延油と水をエマルシヨン化する
際、圧延油/水の混合割合、高分子化合物の適用
方法(圧延油中添加あるいは使用水に添加)及び
高分子化合物の圧延油に対する適用濃度を変化さ
せて圧延油の性能を調べたものである。表―2の
結果より明らかな様に、直接的圧延油供給システ
ムに本発明の高分子化合物を適用することによ
り、比較例と比べ圧延油の粒子径を大きく且つ均
一にし、更に粒子径分布をシヤープにすることが
可能となり、該油粒子を加工部へエマルシヨンと
して供給することによつて圧延機表面への圧延油
の均一付着性の向上、付着量の増大化、プレミキ
シング時の圧延油濃度の均一性等に基づく圧延作
業の安定化が計られる。 本発明供給方法において使用される高分子化合
物は圧延油の種類、例えば牛脂系圧延油、パーム
油単独等に対しても同等の効果を有し、またプレ
ミキシング時、予めこれら高分子化合物を圧延油
中に添加しても、逆にエマルシヨン化するために
用いる使用水中に添加しても同等の効果を有す
る。 高分子化合物のプレミキシング時での適用濃度
に関しては、対圧延油濃度が0.1重量%以下にな
ると高分子化合物の性能が発揮される圧延油の平
均粒子径が乱れ、粒子径分布もシヤープでなくな
る。また高分子分散剤の適用濃度が逆に10重量%
を越えると、水溶液中の高分子化合物の絶対濃度
が大きくなるために平均粒子径が小さくなる傾向
にあり、しかも添加量も多くなり経済的に不利で
ある。従つて、高分子化合物の適用濃度は圧延油
に対し0.1〜20重量%が好ましい。該高分子化合
物は実施例中に示した如く、2種以上を混合して
もその性能に差はなく、複数の同時使用が可能で
ある。本発明供給方法において使用される高分子
化合物は、分子量が1000以上であるとき、その効
果は殆んど差がなく優れているが、1000以下では
性能がでなくなる。また、分子量が1000以上の場
合、その効果に差が認められないものの、
1000000を超えると高分子化合物の粘度が著しく
上昇し、ハンドリング等の面で実用に耐えられな
い。従つて、高分子化合物の粘度は1000〜
1000000が好ましい。
【表】
【表】 ープでないことを示す。
実施例 2 付着量試験 付着量試験は、各金属加工用組成物につき、実
施例1で調製したエマルシヨンを水で希釈して5
%濃度とし、これを60℃にてホモミキサーにより
4000rpmで撹拌しながらスプレーによりテストピ
ースにエマルシヨンを塗布することにより行つ
た。付着量測定用テストピースは表面清浄した冷
間圧延鋼板(50×150×0.2mm)をスプレー前予め
加熱し温度150℃とし、これに当該試験液を、ギ
ヤーポンプを使用してスプレー量500ml/分(圧
力1Kg/cm2)で2秒間鋼板表面に塗布した。付着
量の測定は、スプレー後のテストピースを乾燥
後、溶剤にて油分を抽出することにより行つた。
結果は表―3に示すとおりである。
【表】
【表】 付着量測定結果は表―3に示したとおり、水溶
性高分子化合物を適用することにより、明らかに
付着量の増大が認められる。この化合物を適用し
ない場合には圧延油の粒子径分布がブロードであ
り大小いろいろな粒子が鋼板表面に展着するこ
と、エマルシヨンの安定性が悪く付着濃度が不均
一であること(例えば油分として表面に浮上し易
い)等により圧延油の付着量は少ないが、水溶性
高分子化合物を適用すると、均一、安定且つ大き
な粒子径を有するエマルシヨンを供給できること
により、比較例に比べ圧延油の付着量が増加す
る。 ここで、水溶性高分子化合物の対圧延油濃度が
0.1%以下になると、実施例1で示した如く粒子
径が不安定(肥大化し浮上傾向になる)となるた
めに下層の圧延油濃度が低くなり、付着量が減少
し、また水溶性高分子化合物が逆に10%を越える
と粒子径が小さくなるために、付着量は低下する
傾向を示す。 この付着量測定時、水溶性高分子化合物の適用
によつて、圧延油エマルシヨンの鋼板表面へのス
プレー時のヌレ性(圧延油粒子表面等を親水性化
する作用等に基づくと思われる)が良好であるこ
とが認められた。比較例の場合、スプレー時エマ
ルシヨンがはじく状態となるが、水溶性高分子化
合物を適用した場合はヌレ性が良好であるため圧
延油の均質付着が計れる。 実施例 3 焼付荷重試験(曽田四球式試験法) 焼付荷重の測定は、防衛庁暫定規格NDS
XXK2740油膜強度試験方法(曽田四球式試験法)
に準じて行つた。被験試料の調製は、実施例2と
同じ方法で調整したものを用い、これをホモミキ
サーにより回転数4000rpmで撹拌することにより
行つた。被験試料の塗布は、上記撹拌溶液をスプ
レー量0.5/分(圧力0.5Kg/cm2)、試料溶液温
度50℃の条件でギヤーポンプを使用し、球押えで
固定した3個の試験用鋼球の下方から3個の接触
点の中心の空間を通して上方の回転鋼球に塗布す
る方法によつた。なお、被験試料は代表的なもの
に関し行つた。結果は表―4に示すとおりであ
る。
【表】 水溶性高分子化合物の圧延油の粒子径を均一で
大きくする効果及びエマルシヨンのヌレ作用、更
に対イオンをリン酸、ホウ酸塩とすることによる
極圧作用等が働き、水溶性高分子化合物を適用し
た本発明品は比較品に比べ優れた潤滑性を有す
る。 実施例 4 廃水処理性試験 実施例2と同様に調整した被検液(2)を静
置し、60分後下層500mlを採取(分液ロート使用)
した。この液に硫酸バン±3g添加後、2分間撹
拌し、更にCa(OH)2を添加しPH7.0に調整してか
ら10分間撹拌した。次いで30分静置後下澄液を採
取し、COD(KMnO4法)を測定した。結果は表
―5に示すとおりである。
【表】
【表】 排水処理性の点で水溶性高分子化合物を適用し
た本発明品は比較品に較べ格段に優れている。こ
れは水溶性高分子化合物が油粒子径を均一で大き
くする作用を有し、更に水溶性高分子化合物自体
が凝集剤として働くためと考えられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は圧延油の粒子径分布を示す図面で、1
は本発明品No.1、2は本発明品No.6、3は本発明
品No.11、4は本発明品No.19、5は本発明品No.28、
6は本発明品No.29、7は本発明品No.30、8は本発
明品No.32、9は本発明品No.40、10は本発明品No.
43、11は本発明品No.45、12は比較品No.1、1
3は比較品No.2、14は比較品No.3、15は比較
品No.4、16は比較品No.5の粒子径分布を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 圧延油エマルシヨンを循環使用せず、直接圧
    延加工部に供給する冷間圧延における直接式圧延
    供給方法において、高濃度圧延油剤エマルシヨン
    を調製するプレミキシング時又はそれ以前の工程
    で (a) 分子量1000〜1000万の分子中に窒素原子を含
    有する陽イオン性又は両性イオン性の付加重合
    物、開環重合物、重縮合物あるいは天然高分子
    化合物類から選ばれる1種又は2種以上の水溶
    性高分子化合物、又は (b) 分子中にカルボキシル基又はスルフオン酸基
    を含有する陰イオン性の水溶性高分子化合物の
    いずれかを添加することを特徴とする冷間圧延
    における直接式圧延油供給方法。 2 水溶性高分子化合物の添加量が、圧延油剤に
    対して0.1〜20重量%である特許請求の範囲第1
    項記載の直接式圧延油供給方法。 3 陽イオン性又は両性イオン性高分子化合物
    が、次のa○〜h○から成る群から選ばれるものであ
    る特許請求の範囲第1項記載の直接式圧延油供給
    方法。 a○ 次の一般式()〜()で表わされる含窒
    素単量体又はその塩の単独重合物あるいは2種
    以上の共重合物。 〔R1はH又はCH3、R2及びR3はH又は炭素数
    1〜3のアルキル基〕 〔m1は1〜3の数、n1は1〜3の数、R1,R2
    R3は式()と同じ〕 〔R4はH又は炭素数1〜3のアルキル又はア
    ルキロール基、R1は式()と同じ〕 〔m2及びn2は0〜3の数、R1,R2,R3は式
    ()と同じ〕 〔Aは―O―又は―NH―、R1,R2,R3,n1
    は式()及び()と同じ〕 〔R1,R2,R3,n1は式()及び()と同
    じ〕 〔R1は式()と同じ。ピリジンの置換位は
    2又は4位〕 〔R1,R2は式()と同じ。ピペリジンの置
    換位は2位又は4位〕 〔R1,R2,R3は式()と同じ〕 b○ 前記一般式()〜()で表わされる含窒
    素単量体又はその塩の1種又は2種以上と、
    α,β―不飽和カルボン酸又はその塩あるいは
    そのアマイド化物、エステル化物若しくは酸無
    水物、スルホン酸基含有ビニル化合物又はその
    塩、アクリロニトリル、ビニルピロリドン及び
    炭素数2〜20の脂肪族オレフインから成る群か
    ら選ばれるビニル系単量体の1種又は2種以上
    との共重合物。 c○ エチレンイミンの開環重合体類の塩又は第4
    級アンモニウム塩。 d○ 脂肪族ジカルボン酸とポリエチレンポリアミ
    ン又はジポリオキシエチレンアルキルアミンと
    の縮重合物の塩又は第4級アンモニウム塩。 e○ ジハロアルカン―ポリアルキレンポリアミド
    縮重合物。 f○ エピハロヒドリン―アミン縮重合物。 g○ カチオン化デンプン、カチオン化セルロー
    ス、又はキトサンの塩、又はキトサンの4級
    塩。 h○ 窒素原子6〜20個を有するポリアルキルイミ
    ン類にアルキレンオキシドを付加して得られる
    分子量1000〜60万のポリエーテルポリオール
    類。 4 含窒素単量体と共重合するα,β―不飽和カ
    ルボン酸がアクリル酸、メタアクリル酸、マレイ
    ン酸又はそれらのアルキルアマイド、アルキルエ
    ステル又はアクリロニトリルであり、その塩がア
    ルカリ金属又はアンモニウムである特許請求の範
    囲第3項記載の直接式圧延油供給方法。 5 含窒素単量体と共重合するスルホン酸基含有
    ビニル化合物がビニルスルホン酸、メタリルスル
    ホン酸、2―アクリルアミド―2―メチルプロパ
    ンスルホン酸、又はp―スチレンスルホン酸であ
    り、その塩がアルカリ金属又はアンモニウムであ
    る特許請求の範囲第3項記載の直接式圧延油供給
    方法。 6 分子中にカルボキシル基又はスルフオン酸基
    を有する陰イオン性の水溶性高分子化合物が、オ
    レフインとマレイン酸の共重合物、(メタ)アク
    リル酸とマレイン酸の共重合物、アクリロニトリ
    ルとマレイン酸の共重合物、アクリルアミドとマ
    レイン酸の共重合物、(メタ)アクリル酸の単独
    重合物もしくはこれらの共重合物又は単独重合物
    の塩、2―アクリルアミド―2―メチルプロパン
    スルホン酸の塩又は単独重合物の塩又は上記単量
    体との共重合物の塩である特許請求の範囲第1項
    記載の直接式圧延油供給方法。
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