JPH0241088B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0241088B2 JPH0241088B2 JP55105657A JP10565780A JPH0241088B2 JP H0241088 B2 JPH0241088 B2 JP H0241088B2 JP 55105657 A JP55105657 A JP 55105657A JP 10565780 A JP10565780 A JP 10565780A JP H0241088 B2 JPH0241088 B2 JP H0241088B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic layer
- magnetic
- thickness
- layer
- coercive force
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/62—Record carriers characterised by the selection of the material
- G11B5/68—Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent
- G11B5/70—Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent on a base layer
- G11B5/716—Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent on a base layer characterised by two or more magnetic layers
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10S428/90—Magnetic feature
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/24—Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
- Y10T428/24942—Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.] including components having same physical characteristic in differing degree
Landscapes
- Magnetic Record Carriers (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Description
本発明は磁気記録媒体に関する。
近年、オーデイオ用カセツトテープにおいて
は、より高周波特性の良いものが要求されつつあ
る。また、低速で走行させるような場合、例えば
半速のデツキにて使用する場合やマイクロカセツ
ト等でも、より高周波特性の良いものが要求され
る。一般に高周波特性を良くするためには、保磁
力の高い磁性粉が必要であるが、保磁力が高いだ
けでは低域の周波数特性が低下するため、これら
を改良した二層塗テープが提案されている。しか
し、従来の二層塗りテープは、第一の磁性層と第
二の磁性層との間の保磁力の差が大きいため、低
域および高域の周波数特性は良好であるが、中域
の周波数特性が歪んでしまい、いわゆる中だるみ
現象が生じてしまうという欠点があつた。このた
め、一般の音楽の主成分が位置する中域におい
て、原音の再生が忠実に行なわれず、歪の多い音
になつてしまうという難点があつた。また、第2
の磁性層の塗布厚みが比較的薄いため、出力変動
が大きくなるという欠点もあつた。従来、出力変
動については、3KHz、8KHz等の比較的に低い周
波数での変動を問題にしていたが、前述の如く、
高域の周波数特性が要求されるようになると、高
域での出力変動もできるだけ小さく抑えることが
必要となつてくる。 本発明は、第一、第二の磁性層の厚み、保磁力
および第一の磁性層における磁性粉の含有率をコ
ントロールすることにより、従来の二層塗り磁気
記録媒体に比べ、高域での出力変動が少なく、し
かも中域での歪のない二層塗りの磁気記録媒体を
提供することを目的とする。 上記目的を達成するため、本発明に係る磁気記
録媒体は、磁性粉の含有率が81.8%以上であつ
て、保磁力が400乃至590エルステツド、厚みが
2.1μm乃至2.8μmである第一の磁性層を非磁性支
持体上に設け、該第一の磁性層の上に保磁力が
590乃至800エルステツドで厚みが2.1μm以上であ
る第二の磁性層を設けたことを特徴とする。 即ち、第1図に示すように、非磁性支持体1の
上に第一の磁性層2を設け、この第一の磁性層2
の上に第二の磁性層3を設けた二層塗りの磁気記
録媒体について種々検討したところ、第二の磁性
層3をある程度厚くして塗布することにより、第
一の磁性層2の層厚の変動に基づく凹凸の影響が
少なくなり、低域周波数のみならず、高域周波数
においても出力変動の少ない二層塗りの磁気記録
媒体が得られることがわかつた。第2図は第一の
磁性層2の層厚を一定(2.5μm)とし、第二の磁
性層3の層厚を変えたときの出力変動特性を示す
図であり、横軸に第二の磁性層3の厚み(μm)
をとり、縦軸に出力変動(dB)をとつてある。
曲線A1は8KHz時における出力変動曲線、曲線A2
は16KHz時における出力変動曲線をそれぞれ示し
ている。この図から明らかなように、8KHzの低
域周波数では、第二の磁性層の層厚が1.5μm以上
であれば、出力変動が0.5dB以下となり、実用上
問題はなくなるが、16KHzの高域周波数において
は、出力変動を0.5bB以下に保つために、第二の
磁性層の層厚を2.1μm以上にしなければならない
ことが解る。そこで本発明においては、第二の磁
性層の層厚を2.1μm以上に選定してある。 従来の二層塗り磁気記録媒体においては、第二
の磁性層の層厚を前述の如く厚くすることができ
なかつた。その理由は、第二の磁性層の保磁力が
第一の磁性層のそれに比較して非常に高かつたた
め、第二の磁性層の層厚を厚くすると中域におけ
る周波数特性が歪んでしまうためであつた。そこ
で本発明においては、第一の磁性層の保磁力を
400乃至590エルステツドにすると共に、第二の磁
性層の保磁力を590乃至800エルステツドにするこ
とにより、第一、第二の磁性層の保磁力の差を小
さくし、中域における歪を解消しつつ、第二の磁
性層の厚みを前述の如く2.1μm以上とし、高域に
おける出力変動を小さくできるようにした。 第二の磁性層については、高域での周波数特性
を良好に保つために、590エルステツド以上必要
であり、また磁気記録消去のため800エルステツ
ド程度以下でなければならない。 また、第一の磁性層における磁性粉の含有率と
塗布厚みについて検討したところ、磁性粉の含有
率が81.8%以上であれば、厚みが2.1μm程度、好
ましくは2.1μm〜2.8μmの範囲で、充分良好な低
域周波数特性が得られることがわかつた。また、
この二層塗磁気記録媒体を使用して磁気テープカ
セツトを製造することを考慮した場合、テープ巻
径が最大となつた場合でも、その外周面とカセツ
トハーフ内面との間に、テープ走行の障害となら
ない空間を確保する必要がある。この空間を確保
するためには、第一の磁性層及び第二の磁性層を
含めた磁性層全体の厚みを5μm以下に抑える必
要がある。本発明においては、第一の磁性層の厚
みを2.8μm以下としたことにより、第二の磁性層
の厚みを2.1μm以上とした場合にも、磁性層全体
の厚みを5μm以下に抑え、磁気テープ化した場
合にテープ巻径外周面と、カセツトハーフ内周面
との間に必要な空間を確保できる。第3図は同じ
磁性粉を使用してその含有率を変えたものについ
て、各々の厚みで塗布したときの低域周波数特性
図であり、横軸に第一の磁性層の厚み(μm)、
縦軸に低域周波数(S−333)の出力をそれぞれ
とつてある。曲線B1、B2およびB3は、磁性粉の
含有率が77.8%、81.8%および83%のときの各出
力特性曲線をそれぞれ示している。図に示すよう
に、磁性粉の含有率が81.8%以上であれば、層厚
を2.1μm程度にしても、低域周波数(S−333)
の出力が3(dB)以上になることがわかる。これ
に対し、磁性粉の含有率が77.8%以下になつた場
合には、同程度の出力を得るのに、層厚を3μm
以上に上げなければならない。この低域周波数特
性の改善効果は、磁性粉の含有率を上げたことに
より、残留磁束密度が大きくなつたために得られ
るもので、このことにより、第一の磁性層の厚み
が、第二の磁性層の厚みとほぼ同程度であつて
も、特性の良好な二層塗り磁気記録媒体が得られ
る。また、従来、第一の磁性層については、特開
昭54−48504号公報に開示する如く、400〜560エ
ルステツド以下程度までしか使用できなかつた。
本発明においては、第一の磁性層を、2.1μm〜
2.8μmの厚みとし、磁性粉の含有率を81.8%以上
とすることにより、従来、560エルステツド程度
までしか使用できなかつた第一の磁性層の保磁力
が、最大590エルステツドまで拡大され、高域で
の周波数特性がより一層良好になる。 このように、本発明によれば、第一、第二の磁
性層の厚み、保磁力および第一の磁性層における
磁性粉の含有率をコントロールすることにより、
従来のものに比べて、高域での出力変動が少な
く、しかも中域での歪のない高性能の二層塗り磁
気記録媒体を提供することができる。 次に実施例およびその比較例をあげて本発明の
内容を更に具体的に説明する。 実施例 1 磁性粉コバルト吸着γFe2O3 100部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(積水化学、エ
スレツクA) 10部 ウレタンプレポリマー(日本ポリウレタン、
#2304) 10部 分散剤レシチン 5部 メチルエチルケトン 80部 メチルイソブチルケトン 80部 トルエン 80部 以上の組成分をボールミル中で36時間混練した
後、架橋剤として日本ポリウレタン社製コロネー
トLを3部混合し、第一の磁性層用の磁性塗料と
した。これをポリエステルフイルムに塗布し、磁
性粒子を配向させ、乾燥後表面加工し、磁性層の
厚みが2.1〜2.8μmになるようにした。これを60
℃の温度で48時間加熱処理し、バインダを架橋さ
せた。これを第一の磁性層とする。次に、 磁性粉コバルト吸着γFe2O3 100部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(積水化学、エ
スレツクA) 20部 ウレタンプレリマー(日本リウレタン、#2304)
5部 分散剤レシチン 1部 メチルエチルケトン 100部 メチルイソブチルケトン 100部 トルエン 100部 以上の組成分をボールミル中で48時間混練した
後、前述と同様の工程を経て磁性塗料とし、これ
を前記第一の磁性層の上に塗布し、その磁性粒子
を配向させ、乾燥後表面加工し、厚みが2.1μm以
上となるようにした。これにより、第一の磁性層
の上に第二の磁性層を形成した二層塗りの磁気記
録媒体が得られる。この磁気記録媒体の第一の磁
性層の保磁力は560エルステツド、磁性粉の含有
率は83.4%、厚みは2.1μmであつた。また第二の
磁性層の保磁力は650エルステツド、厚みは2.2μ
mであつた。 比較例 1 磁性粉コバルト吸着γFe2O3 100部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(積水化学、エ
スレツクA) 13部 ウレタンポリマー(日本ポリウレタン#2304)
12部 分散剤レシチン 5部 メチルエチルケトン 80部 メチルイソブチルケトン 80部 トルエン 80部 上記の組成分のものについて、実施例と同様に
して磁性塗料を調製し、かつポリエステルフイル
ム上に3.0μm以上の第一の磁性層を形成した。更
にこの第一の磁性層の上に、実施例と同様にし
て、1.5μm以上の第二の磁性層を形成し、二層塗
りの磁気記録媒体とした。この磁気記録媒体にお
ける第一の磁性層の保磁力は560エルステツド、
磁性粉の含有率が80%、塗布厚みが3.2μmであつ
た。また第二の磁性層の保磁力は650エルステツ
ド、塗布厚みが1.7μmであつた。 第4図は、上記実施例における周波数−出力特
性を、比較例のそれと比較して示す周波数特性図
であり、横軸に周波数Hz(対数目盛)、縦軸に出
力(dB)をとつてある。曲線C1は実施例の周波
数特性曲線を、曲線C2は比較例の周波数特性特
性曲線をそれぞれ示している。図に示すように、
本発明に係る実施例は、比較例に比べて、全周波
数範囲で優れた周波数特性が得られ、特に高域周
波数範囲で著るしい周波数特性の向上が見られ
る。しかも、16KHzの高域出力変動については、
比較例の1.0(dB)に対し、実施例は0.45(dB)と
良好であつた。 実施例 2 実施例1と同様の組成及び製造方法に従つて、
第一の磁性層の保磁力が、それぞれ、590エルス
テツド、400エルステツドである2種類の二層塗
磁気記録媒体を作つた。これらをサンプルC3、
C4とする。 比較例 2 実施例2との比較のため、実施例1と同様の組
成及び製造方法に従つて、第一の磁性層の保磁力
が350エルステツドの二層塗磁気記録媒体を作つ
た。これをサンプルC5とする。 第5図は実施例2及び比較例2で得られた各サ
ンプルC3〜C5の周波数−出力特性図である。曲
線C3はサンプルC3の特性、曲線C4はサンプルC4
の特性、曲線C5はサンプルC5の特性をそれぞれ
示している。 曲線C5から明らかなように、第一の磁性層の
保磁力が350エルステツド(400エルステツド以
下)である比較例2のサンプルC5は、低域感度
は向上するが、中域での歪が大きくなり、原音の
再生が忠実に行なわれないため、歪の多い再生音
になる。これに対して、第一の磁性層の保磁力が
400〜590エルステツドである実施例2のサンプル
C3,C4の場合は、曲線C3及びC4で示される如く、
中域での歪がなく、かつ、高域で高い再生出力が
得られている。 実施例 3 第一の磁性層の磁性粉含有率を81.8%とし、そ
の厚みを2.5μmとし、保磁力を変化させた以外
は、実施例1と同じ組成及び製造方法に従つて二
層塗磁気記録媒体を作つた。 比較例 3 実施例3と比較のため、第一の磁性層の磁性粉
含有率を77.8%とした以外は、実施例3と同様に
して、二層塗磁気記録媒体を作つた。 第6図は実施例3及び比較例3によつて得られ
た各サンプルにおいて、第一の磁性層の保磁力を
変化させたときのS−333の出力特性図である。
実線で示された曲線が実施例3のサンプルの特
性、点線で示された曲線が比較例3の特性であ
る。この第6図から、第一の磁性層における磁性
粉の含有率を77.8%にした場合には、560エルス
テツドが限度であるが、81.8%以上にすると、ほ
ぼ590エルステツドまで使用可能となり、中域の
歪の少ない優れた磁気記録媒体が得られることが
わかる。 比較例 4 実施例1と同様の組成及び製造方法に従つて、
第一の磁性層の保磁力が620エルステツドの二層
塗磁気記録媒体を作つた。これをサンプルC6と
する。 第7図は比較例4によつて得られたサンプル
C6と、実施例1によつて得られたサンプルC1と
の周波数−出力特性図である。この第7図に示す
ように、第一の磁性層の保磁力が590エルステツ
ドを越える620エルステツドとなつているサンプ
ルC6では、本発明の実施例1たるサンプルC1と
比較して、低域での出力が低下し、高域で急激に
出力が高くなる特性となる。このため、第一の磁
性層の保磁力が590エルステツドを越えると、原
音を忠実に再生できなくなる。 実施例 4 実施例1の組成及び製造方法に従い、第一の磁
性層の保磁力が560エルステツドで一定であるが、
第二の磁性層の保磁力が、それぞれ、740エルス
テツド及び800エルステツドである2種類の二層
塗磁気記録媒体を作つた。これをサンプルC7、
C8とする。 比較例 5 実施例4との比較のため、実施例1の組成及び
製造方法に従い、第一の磁性層の保磁力が560エ
ルステツドであるが、第二の磁性層の保磁力が
850エルステツドである二層塗磁気記録媒体を作
つた。これをサンプルC9とする。 上記実施例4で得られたサンプルC7、C8及び
実施例1で得られたサンプルC1と、比較例5で
得られたサンプルC9の消去特性を、下の表1に
示してある。表1の消去(dB)は、上記サンプ
ルC1、C7〜C9でなる供試テープに規定記録電流
より5dB高い1KHz信号を記憶させた後、記録信
号の一部を消去し、この消去部分と、未消去部分
との再生出力レベルを、1KHzバンドパスフイル
タを通して、レベルレコーダで記録し、その差を
dBで表わしたものである。消去電流は標準テー
プで65dBの消去を与える電流の20%増しとした。
は、より高周波特性の良いものが要求されつつあ
る。また、低速で走行させるような場合、例えば
半速のデツキにて使用する場合やマイクロカセツ
ト等でも、より高周波特性の良いものが要求され
る。一般に高周波特性を良くするためには、保磁
力の高い磁性粉が必要であるが、保磁力が高いだ
けでは低域の周波数特性が低下するため、これら
を改良した二層塗テープが提案されている。しか
し、従来の二層塗りテープは、第一の磁性層と第
二の磁性層との間の保磁力の差が大きいため、低
域および高域の周波数特性は良好であるが、中域
の周波数特性が歪んでしまい、いわゆる中だるみ
現象が生じてしまうという欠点があつた。このた
め、一般の音楽の主成分が位置する中域におい
て、原音の再生が忠実に行なわれず、歪の多い音
になつてしまうという難点があつた。また、第2
の磁性層の塗布厚みが比較的薄いため、出力変動
が大きくなるという欠点もあつた。従来、出力変
動については、3KHz、8KHz等の比較的に低い周
波数での変動を問題にしていたが、前述の如く、
高域の周波数特性が要求されるようになると、高
域での出力変動もできるだけ小さく抑えることが
必要となつてくる。 本発明は、第一、第二の磁性層の厚み、保磁力
および第一の磁性層における磁性粉の含有率をコ
ントロールすることにより、従来の二層塗り磁気
記録媒体に比べ、高域での出力変動が少なく、し
かも中域での歪のない二層塗りの磁気記録媒体を
提供することを目的とする。 上記目的を達成するため、本発明に係る磁気記
録媒体は、磁性粉の含有率が81.8%以上であつ
て、保磁力が400乃至590エルステツド、厚みが
2.1μm乃至2.8μmである第一の磁性層を非磁性支
持体上に設け、該第一の磁性層の上に保磁力が
590乃至800エルステツドで厚みが2.1μm以上であ
る第二の磁性層を設けたことを特徴とする。 即ち、第1図に示すように、非磁性支持体1の
上に第一の磁性層2を設け、この第一の磁性層2
の上に第二の磁性層3を設けた二層塗りの磁気記
録媒体について種々検討したところ、第二の磁性
層3をある程度厚くして塗布することにより、第
一の磁性層2の層厚の変動に基づく凹凸の影響が
少なくなり、低域周波数のみならず、高域周波数
においても出力変動の少ない二層塗りの磁気記録
媒体が得られることがわかつた。第2図は第一の
磁性層2の層厚を一定(2.5μm)とし、第二の磁
性層3の層厚を変えたときの出力変動特性を示す
図であり、横軸に第二の磁性層3の厚み(μm)
をとり、縦軸に出力変動(dB)をとつてある。
曲線A1は8KHz時における出力変動曲線、曲線A2
は16KHz時における出力変動曲線をそれぞれ示し
ている。この図から明らかなように、8KHzの低
域周波数では、第二の磁性層の層厚が1.5μm以上
であれば、出力変動が0.5dB以下となり、実用上
問題はなくなるが、16KHzの高域周波数において
は、出力変動を0.5bB以下に保つために、第二の
磁性層の層厚を2.1μm以上にしなければならない
ことが解る。そこで本発明においては、第二の磁
性層の層厚を2.1μm以上に選定してある。 従来の二層塗り磁気記録媒体においては、第二
の磁性層の層厚を前述の如く厚くすることができ
なかつた。その理由は、第二の磁性層の保磁力が
第一の磁性層のそれに比較して非常に高かつたた
め、第二の磁性層の層厚を厚くすると中域におけ
る周波数特性が歪んでしまうためであつた。そこ
で本発明においては、第一の磁性層の保磁力を
400乃至590エルステツドにすると共に、第二の磁
性層の保磁力を590乃至800エルステツドにするこ
とにより、第一、第二の磁性層の保磁力の差を小
さくし、中域における歪を解消しつつ、第二の磁
性層の厚みを前述の如く2.1μm以上とし、高域に
おける出力変動を小さくできるようにした。 第二の磁性層については、高域での周波数特性
を良好に保つために、590エルステツド以上必要
であり、また磁気記録消去のため800エルステツ
ド程度以下でなければならない。 また、第一の磁性層における磁性粉の含有率と
塗布厚みについて検討したところ、磁性粉の含有
率が81.8%以上であれば、厚みが2.1μm程度、好
ましくは2.1μm〜2.8μmの範囲で、充分良好な低
域周波数特性が得られることがわかつた。また、
この二層塗磁気記録媒体を使用して磁気テープカ
セツトを製造することを考慮した場合、テープ巻
径が最大となつた場合でも、その外周面とカセツ
トハーフ内面との間に、テープ走行の障害となら
ない空間を確保する必要がある。この空間を確保
するためには、第一の磁性層及び第二の磁性層を
含めた磁性層全体の厚みを5μm以下に抑える必
要がある。本発明においては、第一の磁性層の厚
みを2.8μm以下としたことにより、第二の磁性層
の厚みを2.1μm以上とした場合にも、磁性層全体
の厚みを5μm以下に抑え、磁気テープ化した場
合にテープ巻径外周面と、カセツトハーフ内周面
との間に必要な空間を確保できる。第3図は同じ
磁性粉を使用してその含有率を変えたものについ
て、各々の厚みで塗布したときの低域周波数特性
図であり、横軸に第一の磁性層の厚み(μm)、
縦軸に低域周波数(S−333)の出力をそれぞれ
とつてある。曲線B1、B2およびB3は、磁性粉の
含有率が77.8%、81.8%および83%のときの各出
力特性曲線をそれぞれ示している。図に示すよう
に、磁性粉の含有率が81.8%以上であれば、層厚
を2.1μm程度にしても、低域周波数(S−333)
の出力が3(dB)以上になることがわかる。これ
に対し、磁性粉の含有率が77.8%以下になつた場
合には、同程度の出力を得るのに、層厚を3μm
以上に上げなければならない。この低域周波数特
性の改善効果は、磁性粉の含有率を上げたことに
より、残留磁束密度が大きくなつたために得られ
るもので、このことにより、第一の磁性層の厚み
が、第二の磁性層の厚みとほぼ同程度であつて
も、特性の良好な二層塗り磁気記録媒体が得られ
る。また、従来、第一の磁性層については、特開
昭54−48504号公報に開示する如く、400〜560エ
ルステツド以下程度までしか使用できなかつた。
本発明においては、第一の磁性層を、2.1μm〜
2.8μmの厚みとし、磁性粉の含有率を81.8%以上
とすることにより、従来、560エルステツド程度
までしか使用できなかつた第一の磁性層の保磁力
が、最大590エルステツドまで拡大され、高域で
の周波数特性がより一層良好になる。 このように、本発明によれば、第一、第二の磁
性層の厚み、保磁力および第一の磁性層における
磁性粉の含有率をコントロールすることにより、
従来のものに比べて、高域での出力変動が少な
く、しかも中域での歪のない高性能の二層塗り磁
気記録媒体を提供することができる。 次に実施例およびその比較例をあげて本発明の
内容を更に具体的に説明する。 実施例 1 磁性粉コバルト吸着γFe2O3 100部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(積水化学、エ
スレツクA) 10部 ウレタンプレポリマー(日本ポリウレタン、
#2304) 10部 分散剤レシチン 5部 メチルエチルケトン 80部 メチルイソブチルケトン 80部 トルエン 80部 以上の組成分をボールミル中で36時間混練した
後、架橋剤として日本ポリウレタン社製コロネー
トLを3部混合し、第一の磁性層用の磁性塗料と
した。これをポリエステルフイルムに塗布し、磁
性粒子を配向させ、乾燥後表面加工し、磁性層の
厚みが2.1〜2.8μmになるようにした。これを60
℃の温度で48時間加熱処理し、バインダを架橋さ
せた。これを第一の磁性層とする。次に、 磁性粉コバルト吸着γFe2O3 100部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(積水化学、エ
スレツクA) 20部 ウレタンプレリマー(日本リウレタン、#2304)
5部 分散剤レシチン 1部 メチルエチルケトン 100部 メチルイソブチルケトン 100部 トルエン 100部 以上の組成分をボールミル中で48時間混練した
後、前述と同様の工程を経て磁性塗料とし、これ
を前記第一の磁性層の上に塗布し、その磁性粒子
を配向させ、乾燥後表面加工し、厚みが2.1μm以
上となるようにした。これにより、第一の磁性層
の上に第二の磁性層を形成した二層塗りの磁気記
録媒体が得られる。この磁気記録媒体の第一の磁
性層の保磁力は560エルステツド、磁性粉の含有
率は83.4%、厚みは2.1μmであつた。また第二の
磁性層の保磁力は650エルステツド、厚みは2.2μ
mであつた。 比較例 1 磁性粉コバルト吸着γFe2O3 100部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(積水化学、エ
スレツクA) 13部 ウレタンポリマー(日本ポリウレタン#2304)
12部 分散剤レシチン 5部 メチルエチルケトン 80部 メチルイソブチルケトン 80部 トルエン 80部 上記の組成分のものについて、実施例と同様に
して磁性塗料を調製し、かつポリエステルフイル
ム上に3.0μm以上の第一の磁性層を形成した。更
にこの第一の磁性層の上に、実施例と同様にし
て、1.5μm以上の第二の磁性層を形成し、二層塗
りの磁気記録媒体とした。この磁気記録媒体にお
ける第一の磁性層の保磁力は560エルステツド、
磁性粉の含有率が80%、塗布厚みが3.2μmであつ
た。また第二の磁性層の保磁力は650エルステツ
ド、塗布厚みが1.7μmであつた。 第4図は、上記実施例における周波数−出力特
性を、比較例のそれと比較して示す周波数特性図
であり、横軸に周波数Hz(対数目盛)、縦軸に出
力(dB)をとつてある。曲線C1は実施例の周波
数特性曲線を、曲線C2は比較例の周波数特性特
性曲線をそれぞれ示している。図に示すように、
本発明に係る実施例は、比較例に比べて、全周波
数範囲で優れた周波数特性が得られ、特に高域周
波数範囲で著るしい周波数特性の向上が見られ
る。しかも、16KHzの高域出力変動については、
比較例の1.0(dB)に対し、実施例は0.45(dB)と
良好であつた。 実施例 2 実施例1と同様の組成及び製造方法に従つて、
第一の磁性層の保磁力が、それぞれ、590エルス
テツド、400エルステツドである2種類の二層塗
磁気記録媒体を作つた。これらをサンプルC3、
C4とする。 比較例 2 実施例2との比較のため、実施例1と同様の組
成及び製造方法に従つて、第一の磁性層の保磁力
が350エルステツドの二層塗磁気記録媒体を作つ
た。これをサンプルC5とする。 第5図は実施例2及び比較例2で得られた各サ
ンプルC3〜C5の周波数−出力特性図である。曲
線C3はサンプルC3の特性、曲線C4はサンプルC4
の特性、曲線C5はサンプルC5の特性をそれぞれ
示している。 曲線C5から明らかなように、第一の磁性層の
保磁力が350エルステツド(400エルステツド以
下)である比較例2のサンプルC5は、低域感度
は向上するが、中域での歪が大きくなり、原音の
再生が忠実に行なわれないため、歪の多い再生音
になる。これに対して、第一の磁性層の保磁力が
400〜590エルステツドである実施例2のサンプル
C3,C4の場合は、曲線C3及びC4で示される如く、
中域での歪がなく、かつ、高域で高い再生出力が
得られている。 実施例 3 第一の磁性層の磁性粉含有率を81.8%とし、そ
の厚みを2.5μmとし、保磁力を変化させた以外
は、実施例1と同じ組成及び製造方法に従つて二
層塗磁気記録媒体を作つた。 比較例 3 実施例3と比較のため、第一の磁性層の磁性粉
含有率を77.8%とした以外は、実施例3と同様に
して、二層塗磁気記録媒体を作つた。 第6図は実施例3及び比較例3によつて得られ
た各サンプルにおいて、第一の磁性層の保磁力を
変化させたときのS−333の出力特性図である。
実線で示された曲線が実施例3のサンプルの特
性、点線で示された曲線が比較例3の特性であ
る。この第6図から、第一の磁性層における磁性
粉の含有率を77.8%にした場合には、560エルス
テツドが限度であるが、81.8%以上にすると、ほ
ぼ590エルステツドまで使用可能となり、中域の
歪の少ない優れた磁気記録媒体が得られることが
わかる。 比較例 4 実施例1と同様の組成及び製造方法に従つて、
第一の磁性層の保磁力が620エルステツドの二層
塗磁気記録媒体を作つた。これをサンプルC6と
する。 第7図は比較例4によつて得られたサンプル
C6と、実施例1によつて得られたサンプルC1と
の周波数−出力特性図である。この第7図に示す
ように、第一の磁性層の保磁力が590エルステツ
ドを越える620エルステツドとなつているサンプ
ルC6では、本発明の実施例1たるサンプルC1と
比較して、低域での出力が低下し、高域で急激に
出力が高くなる特性となる。このため、第一の磁
性層の保磁力が590エルステツドを越えると、原
音を忠実に再生できなくなる。 実施例 4 実施例1の組成及び製造方法に従い、第一の磁
性層の保磁力が560エルステツドで一定であるが、
第二の磁性層の保磁力が、それぞれ、740エルス
テツド及び800エルステツドである2種類の二層
塗磁気記録媒体を作つた。これをサンプルC7、
C8とする。 比較例 5 実施例4との比較のため、実施例1の組成及び
製造方法に従い、第一の磁性層の保磁力が560エ
ルステツドであるが、第二の磁性層の保磁力が
850エルステツドである二層塗磁気記録媒体を作
つた。これをサンプルC9とする。 上記実施例4で得られたサンプルC7、C8及び
実施例1で得られたサンプルC1と、比較例5で
得られたサンプルC9の消去特性を、下の表1に
示してある。表1の消去(dB)は、上記サンプ
ルC1、C7〜C9でなる供試テープに規定記録電流
より5dB高い1KHz信号を記憶させた後、記録信
号の一部を消去し、この消去部分と、未消去部分
との再生出力レベルを、1KHzバンドパスフイル
タを通して、レベルレコーダで記録し、その差を
dBで表わしたものである。消去電流は標準テー
プで65dBの消去を与える電流の20%増しとした。
【表】
表1より、第二の磁性層の保磁力が800エルス
テツドを越える850エルステツドのサンプルC9で
は57dB消去がやつとである。これに対して、本
発明の実施例たるサンプルC1、C7では70dB消去
が可能であり、サンプルC8でも65dBを越える
68dBが可能である。つまり、第二の磁性層の保
磁力が800エルステツドを越えると、消去率が低
下し、完全に消去できなくなるという問題点を生
じる。従つて第二の磁性層の保磁力は800エルス
テツド以下が望ましい。 実施例 5 第二の磁性層の保磁力を590エルステツドとし
たこと以外は、実施例1と同様にして、二層塗磁
気記録媒体を作成した。これをサンプルC10とす
る。 比較例 6 第二の磁性層の保磁力を560エルステツドとし
たこと以外は、実施例1と同様にして、二層塗磁
気記録媒体を作成した。これをサンプルC11とす
る。 第8図は実施例5のサンプルC10、実施例1の
サンプルC1及び実施例4のサンプルC7、C8と、
比較例6のサンプルC11との高域特性(S−20K
Hz)をグラフ化して示す図である。第8図に示す
ように、第二の磁性層の保磁力が590エルステツ
ド以上であるサンプルC1、C7、C8及びC10に比べ
て、保磁力が590エルステツドより小さい560エル
ステツドのサンプルC11では、高域特性が劣り、
二層塗りのメリツトがなくなつている。従つて、
第二の磁性層の保磁力は590エルステツド以上と
する。 以上述べたように、本発明に係る磁気記録媒体
は、磁性粉の含有率が81.8%以上であつて、保磁
力が400乃至590エルステツド、厚みが2.1μm乃至
2.8μmである第一の磁性層を非磁性支持体上に設
け、該第一の磁性層の上に保磁力が590乃至800エ
ルステツドで厚みが2.1μm以上である第二の磁性
層を設けたことを特徴とするから、次のような作
用効果が得られる。 (イ) 第一の磁性層の磁性粉の含有率を81.8%とし
たことにより、第6図に示したように、保磁力
を590エルステツドまで拡大でき、低域での周
波数特性が良好になる。 (ロ) 第一の磁性層の保磁力を400エルステツド以
上に選定したことにより、第5図に示すよう
に、中域での歪をなくし、原音に忠実に再生で
きる。また、保磁力を590エルステツド以下に
選定したことにより、第7図に示すように、低
域での出力低下を防止し、原音を忠実に再生で
きる。 (ハ) 第一の磁性層の厚みを2.1μm以上としたこと
により、第3図に示したように、低域での出力
低下を防止できる。 (ニ) 第二の磁性層厚みを2.1μm以上としたことに
より、第2図に示したように、高域での出力変
動を小さくできる。 (ホ) 第二の磁性層の保磁力を800エルステツド以
下に選定したことにより、表1に示したよう
に、確実に消去できる。 (ヘ) 第二の磁性層の保磁力を590エルステツド以
上に選定したことにより、第8図に示したよう
に、高域特性を良好に保つことができる。 (ト) 第一の磁性層の厚みを2.1μm以上としたこと
により、第二の磁性層の厚みを2.1μm以上とし
た場合にも、磁性層全体の厚みを5μm以下に
抑え、磁気テープ化した場合にテープ巻径外周
面と、カセツトハーフ内周面との間に必要な空
間を確保できる。
テツドを越える850エルステツドのサンプルC9で
は57dB消去がやつとである。これに対して、本
発明の実施例たるサンプルC1、C7では70dB消去
が可能であり、サンプルC8でも65dBを越える
68dBが可能である。つまり、第二の磁性層の保
磁力が800エルステツドを越えると、消去率が低
下し、完全に消去できなくなるという問題点を生
じる。従つて第二の磁性層の保磁力は800エルス
テツド以下が望ましい。 実施例 5 第二の磁性層の保磁力を590エルステツドとし
たこと以外は、実施例1と同様にして、二層塗磁
気記録媒体を作成した。これをサンプルC10とす
る。 比較例 6 第二の磁性層の保磁力を560エルステツドとし
たこと以外は、実施例1と同様にして、二層塗磁
気記録媒体を作成した。これをサンプルC11とす
る。 第8図は実施例5のサンプルC10、実施例1の
サンプルC1及び実施例4のサンプルC7、C8と、
比較例6のサンプルC11との高域特性(S−20K
Hz)をグラフ化して示す図である。第8図に示す
ように、第二の磁性層の保磁力が590エルステツ
ド以上であるサンプルC1、C7、C8及びC10に比べ
て、保磁力が590エルステツドより小さい560エル
ステツドのサンプルC11では、高域特性が劣り、
二層塗りのメリツトがなくなつている。従つて、
第二の磁性層の保磁力は590エルステツド以上と
する。 以上述べたように、本発明に係る磁気記録媒体
は、磁性粉の含有率が81.8%以上であつて、保磁
力が400乃至590エルステツド、厚みが2.1μm乃至
2.8μmである第一の磁性層を非磁性支持体上に設
け、該第一の磁性層の上に保磁力が590乃至800エ
ルステツドで厚みが2.1μm以上である第二の磁性
層を設けたことを特徴とするから、次のような作
用効果が得られる。 (イ) 第一の磁性層の磁性粉の含有率を81.8%とし
たことにより、第6図に示したように、保磁力
を590エルステツドまで拡大でき、低域での周
波数特性が良好になる。 (ロ) 第一の磁性層の保磁力を400エルステツド以
上に選定したことにより、第5図に示すよう
に、中域での歪をなくし、原音に忠実に再生で
きる。また、保磁力を590エルステツド以下に
選定したことにより、第7図に示すように、低
域での出力低下を防止し、原音を忠実に再生で
きる。 (ハ) 第一の磁性層の厚みを2.1μm以上としたこと
により、第3図に示したように、低域での出力
低下を防止できる。 (ニ) 第二の磁性層厚みを2.1μm以上としたことに
より、第2図に示したように、高域での出力変
動を小さくできる。 (ホ) 第二の磁性層の保磁力を800エルステツド以
下に選定したことにより、表1に示したよう
に、確実に消去できる。 (ヘ) 第二の磁性層の保磁力を590エルステツド以
上に選定したことにより、第8図に示したよう
に、高域特性を良好に保つことができる。 (ト) 第一の磁性層の厚みを2.1μm以上としたこと
により、第二の磁性層の厚みを2.1μm以上とし
た場合にも、磁性層全体の厚みを5μm以下に
抑え、磁気テープ化した場合にテープ巻径外周
面と、カセツトハーフ内周面との間に必要な空
間を確保できる。
第1図は二層塗り磁気記録媒体の構造に示す断
面図、第2図は第二の磁性層の厚みの変化に対す
る出力変動特性図、第3図は第一の磁性層の厚み
変化に対する低域周波数特性図、第4図は本発明
に係る実施例とその比較例についての周波数特性
図、第5図は実施例2及び比較例2で得られた各
サンプルC3〜C5の周波数−出力特性図、第6図
は実施例3及び比較例3によつて得られた各サン
プルにおいて、第一の磁性層の保磁力を変化させ
たときのS−333の出力特性図、第7図は比較例
4によつて得られたサンプルC6と、実施例1に
よつて得られたサンプルC1との周波数−出力特
性図、第8図は実施例5のサンプルC10、実施例
1のサンプルC1及び実施例4のサンプルC7、C8
と、比較例6のサンプルC11との高域特性(S−
20KHz)をグラフ化して示す図である。 1……非磁性支持体、2……第一の磁性層、3
……第二の磁性層。
面図、第2図は第二の磁性層の厚みの変化に対す
る出力変動特性図、第3図は第一の磁性層の厚み
変化に対する低域周波数特性図、第4図は本発明
に係る実施例とその比較例についての周波数特性
図、第5図は実施例2及び比較例2で得られた各
サンプルC3〜C5の周波数−出力特性図、第6図
は実施例3及び比較例3によつて得られた各サン
プルにおいて、第一の磁性層の保磁力を変化させ
たときのS−333の出力特性図、第7図は比較例
4によつて得られたサンプルC6と、実施例1に
よつて得られたサンプルC1との周波数−出力特
性図、第8図は実施例5のサンプルC10、実施例
1のサンプルC1及び実施例4のサンプルC7、C8
と、比較例6のサンプルC11との高域特性(S−
20KHz)をグラフ化して示す図である。 1……非磁性支持体、2……第一の磁性層、3
……第二の磁性層。
Claims (1)
- 1 磁性粉の含有率が81.8%以上であつて、保磁
力が400乃至590エルステツド、厚みが2.1μm乃至
2.8μmである第一の磁性層を非磁性支持体上に設
け、該第一の磁性層の上に保磁力が590乃至800エ
ルステツドで厚みが2.1μm以上である第二の磁性
層を設けたことを特徴とする磁気記録媒体。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10565780A JPS5733435A (en) | 1980-07-31 | 1980-07-31 | Magnetic recording medium |
| GB8120276A GB2081131B (en) | 1980-07-31 | 1981-07-01 | Magnetic recording medium |
| US06/283,099 US4423453A (en) | 1980-07-31 | 1981-07-13 | Magnetic recording medium |
| DE3130147A DE3130147C2 (de) | 1980-07-31 | 1981-07-30 | Magnetisches Aufzeichnungsmedium |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10565780A JPS5733435A (en) | 1980-07-31 | 1980-07-31 | Magnetic recording medium |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5733435A JPS5733435A (en) | 1982-02-23 |
| JPH0241088B2 true JPH0241088B2 (ja) | 1990-09-14 |
Family
ID=14413506
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10565780A Granted JPS5733435A (en) | 1980-07-31 | 1980-07-31 | Magnetic recording medium |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4423453A (ja) |
| JP (1) | JPS5733435A (ja) |
| DE (1) | DE3130147C2 (ja) |
| GB (1) | GB2081131B (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5864634A (ja) * | 1981-10-13 | 1983-04-18 | Hitachi Maxell Ltd | 磁気記録媒体 |
| JPS59172144A (ja) * | 1983-03-20 | 1984-09-28 | Hitachi Maxell Ltd | 磁気記録媒体 |
| JPS59172142A (ja) * | 1983-03-20 | 1984-09-28 | Hitachi Maxell Ltd | 磁気記録媒体 |
| JPH0640361B2 (ja) * | 1985-03-07 | 1994-05-25 | 日本ビクター株式会社 | 垂直磁気記録再生方法 |
| JPH0640382B2 (ja) * | 1986-10-20 | 1994-05-25 | 富士写真フイルム株式会社 | 磁気記録媒体 |
| JPS6452223A (en) * | 1987-05-14 | 1989-02-28 | Nippon Telegraph & Telephone | Magnetic card |
| DE19714161A1 (de) * | 1997-04-05 | 1998-10-08 | Emtec Magnetics Gmbh | Magnetischer Aufzeichnungsträger |
| JP6568999B2 (ja) * | 2015-07-31 | 2019-08-28 | 日産自動車株式会社 | 永久磁石同期モータ |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB987357A (en) * | 1962-11-30 | 1965-03-24 | Ibm | Memory system employing a magnetic recording medium |
| US3775178A (en) * | 1971-08-26 | 1973-11-27 | Minnesota Mining & Mfg | Dual-layer quadruplex video recording tape |
| JPS5843815B2 (ja) * | 1975-10-23 | 1983-09-29 | 富士写真フイルム株式会社 | ジキキロクテ−プ |
| JPS5421304A (en) * | 1977-07-18 | 1979-02-17 | Fuji Photo Film Co Ltd | Double layer magnetic recording tape |
-
1980
- 1980-07-31 JP JP10565780A patent/JPS5733435A/ja active Granted
-
1981
- 1981-07-01 GB GB8120276A patent/GB2081131B/en not_active Expired
- 1981-07-13 US US06/283,099 patent/US4423453A/en not_active Expired - Lifetime
- 1981-07-30 DE DE3130147A patent/DE3130147C2/de not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE3130147A1 (de) | 1982-03-18 |
| US4423453A (en) | 1983-12-27 |
| GB2081131B (en) | 1984-03-07 |
| JPS5733435A (en) | 1982-02-23 |
| GB2081131A (en) | 1982-02-17 |
| DE3130147C2 (de) | 1995-05-18 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4654260A (en) | Magnetic recording medium | |
| JPH036575B2 (ja) | ||
| US4741953A (en) | Magnetic recording medium | |
| JPH0766527B2 (ja) | 磁気記録媒体とその製造方法 | |
| JPH0241088B2 (ja) | ||
| US4409281A (en) | Magnetic recording medium | |
| JP2581570B2 (ja) | ビデオ用磁気記録媒体 | |
| US4500599A (en) | Magnetic recording medium | |
| US4367263A (en) | Magnetic recording medium | |
| JPH036576B2 (ja) | ||
| JPH03256223A (ja) | 磁気転写方法 | |
| JPS62204427A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPS5856231A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPS59172142A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| EP0090053A1 (en) | Magnetic recording medium | |
| GB2042370A (en) | Magnetic recording medium | |
| JPS6224852B2 (ja) | ||
| JPS5856230A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPS5948822A (ja) | 垂直磁気記録媒体およびその製造方法 | |
| JPS63102037A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPS63259826A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPH0628661A (ja) | 磁気記録媒体用のマスキング層付き非磁性支持体、磁気記録媒体及びその製造方法 | |
| JPS5856229A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPS63102036A (ja) | 磁気記録媒体 | |
| JPS58171717A (ja) | 磁気記録媒体 |