JPH0241137Y2 - - Google Patents

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JPH0241137Y2
JPH0241137Y2 JP19043684U JP19043684U JPH0241137Y2 JP H0241137 Y2 JPH0241137 Y2 JP H0241137Y2 JP 19043684 U JP19043684 U JP 19043684U JP 19043684 U JP19043684 U JP 19043684U JP H0241137 Y2 JPH0241137 Y2 JP H0241137Y2
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film
ultraviolet
cured
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frp layer
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、紫外線を照射して硬化させることに
よつて、ガラス繊維入り不飽和ポリエステル樹脂
成型品を効率よく得ることができる紫外線硬化型
のFRPシートに関する。
(従来の技術) 近時、新しいタイプの成型用材料として、紫外
線照射によつて硬化し得る未硬化のガラス繊維入
り不飽和ポリエステル樹脂層(以下、FRP層と
記す)の両面を二枚の無色透明なポリビニルアル
コール樹脂フイルム(以下、PVAフイルムと記
す)で被覆して成る紫外線硬化型のFRPシート
が開発された。
このシートは、例えば真空成型機等を用いて所
望形状に成型し、そのままの状態で紫外線を照射
すると、FRP層が速やかに硬化して目的とする
成型品を得ることができる便利なものであるが、
次のような問題がある。
(考案が解決しようとする問題点) 即ち、かかる紫外線硬化型FRPシートを着色
する場合、FRP層に着色剤を含有させると紫外
線透過性が低下して硬化に時間がかかるので、
FRP層の両面を覆う二枚のPVAフイルムのいず
れか一方を着色剤入りの有色PVAフイルムとす
ることが考えられる。
このようにFRP層のいずれか片面を有色PVA
フイルムで覆い、反対面を透明PVAフイルムで
覆つたFRPシートは、第4図に示すように、真
空成型機100等を用いて、有色PVAフイルム
101が外面側、透明PVAフイルム102が内
面側となるように成型し、紫外線照射装置103
から紫外線を透明PVAフイルム102を通して
FRP層104に照射し硬化させることによつて、
目的とする外面着色成型品を得るものであるが、
目的の成型品が例えば図に示すU字状断面の雨樋
の如き内容積の小さなものである場合には、紫外
線照射装置103を型内に入れることができない
ので、図示のように紫外線照射装置103を上方
に配置せざるを得なくなる。そのため、紫外線ラ
ンプ103aからFRPシートまでの距離がFRP
シートの各部位でまちまちになり、FRP層10
4を均一に硬化させることが困難となるのであ
る。
また、上記のように成型・硬化させて成型品を
得たとしても、PVAフイルム自体がFRP層との
接着性に劣るものであるため、硬化によりFRP
層104の粘着力が失われた状態では有色PVA
フイルム101も透明PVAフイルム102も簡
単に剥離するという不都合があり、従つて、実際
には有色PVAフイルム剥脱の虞がない外面着色
成型品を得ることは不可能である。
本考案はかかる問題を解決すべくなされたもの
である。
(問題点を解決するための手段) 即ち、本考案に係る紫外線硬化型のFRPシー
トは、ガラス繊維入り不飽和ポリエステル樹脂層
の片面が剥離自在な紫外線不透過膜で部分的に被
覆されると共に、該樹脂層の反対面全体が剥離不
能な紫外線不透過性の有色不透明膜で被覆され、
上記紫外線不透過膜で被覆された部分はまだ硬化
していない未硬化部となり、他の部分は紫外線を
受けて硬化した硬化部となつていることを要旨と
するものである。
(作用及び効果) かかる構成の紫外線硬化型のFRPシートとす
れば、有色不透明膜が外面となるようにFRP層
の未硬化部を屈曲させて成型し、内面の紫外線不
透過膜を剥離除去して紫外線を未硬化部に照射し
硬化させるだけで目的とする外面着色成型品を得
ることができるので、前述のFRPシートの場合
のように、FRP層全体に紫外線を均一に一度に
照射するための紫外線照射装置をあえて型内に配
置することが不要となる。従つて紫外線照射装置
が型内へ入らない場合でも、上方に配置した紫外
線照射装置から紫外線を束または帯状に絞つて該
未硬化部のみに照射し、硬化部と同程度に硬化さ
せれば、なんら問題なく均一に硬化した成型品を
得ることができるのである。
しかも、得られた成型品の外面を覆う有色不透
明膜は剥離困難なものであるから、この有色不透
明膜の剥離による脱色の虞も解消されるのであ
る。
また、このFRPシートはFRP層の未硬化部の
片面が紫外線不透過膜で覆われ、反対面全体が紫
外線不透過性の有色不透明膜で覆われているの
で、紫外線不透過膜を剥離除去しない限り、未硬
化部が紫外線を含む日光等を受けて自然に硬化す
ることはない。従つて、従来のFRPシートのよ
うに紫外線遮断用包装袋等に収納して保管、運搬
することが不要となり、裸のまま保管、運搬する
ことができるので非常に便利である。
以下、実施例を挙げて本考案を詳述する。
(実施例) 第1図は本考案に係る紫外線硬化型のFRPシ
ートの一実施例を示す断面図で、ここに1は
FRP層を示しており、このFRP層1の片面は交
互に並列する紫外線透過膜2と剥離自在な紫外線
不透過膜3で被覆され、反対面は剥離不能な紫外
線不透過性の有色不透明膜4で全体に被覆されて
いる。そして、FRP層1の片面が紫外線不透過
膜3で被覆された部分はまだ硬化していない未硬
化部12、紫外線透過膜2で被覆された部分は紫
外線を受けて硬化した硬化部11となつている。
このような構造のシートは、未硬化のFRP層
の片面に紫外線透過膜2と紫外線不透過膜3を交
互に配して積層すると共に、該FRP層の反対面
全体に有色不透明膜4を積層し、片面側から紫外
線を照射することによつて容易に製造されるもの
であり、紫外線透過膜2を通して紫外線が照射さ
れた部分のみが硬化して硬化部11となり、紫外
線不透過膜3で紫外線が遮断された部分は硬化し
ないで未硬化部12となる。
このFRP層1は、不飽和ポリエステル樹脂を
主成分とし、これにガラス繊維、紫外線硬化剤
(例えばジサルフアイド系の硬化剤)、希釈剤(例
えばスチレン)等を配合したもので、従来の紫外
線硬化型のFRPシートにおけるFRP層と同様の
もの、例えばPALAPREG LHZ(BASF社製の紫
外線硬化型のFRPシートの商品名)における
FRP層等を上記の如く部分的に硬化させたもの
である。この部分的硬化に際しては、平板状の
FRP層1に紫外線を照射すればよいのであるか
ら、極めて容易に硬化させることができる。かか
るFRP層1の未硬化部12は軟弱で変形自在で
あり、また表面がベトベトして粘着性を帯びてい
るが、上記のごとく紫外線照射によつて部分的に
硬化された硬化部11は強靱で粘着性もない。
紫外線透過膜2及び紫外線不透過膜3はいずれ
も、上記のようにFRP層1を部分的に硬化させ
る前に、該FRP層1の表面の粘着性を利用して
付着積層されるが、紫外線透過膜2は未硬化の
FRP層1のベトツキをなくして取扱性を良くす
るために設けられるものであるから、紫外線を透
過し得る透明な従来の各種合成樹脂フイルム(無
色透明でも有色透明でもよい)がすべて使用可能
であり、またFRP層1の部分的硬化に伴つて硬
化部11に接着するものでも、剥離するものでも
よい。尚、紫外線透過膜2として、例えばポリビ
ニルアルコール樹脂フイルムの如き剥離性の透明
な合成樹脂フイルムを使用する場合は、FRP層
1の部分的硬化後に該フイルムがすぐに剥離して
硬化部11が露出することになるが、このように
露出すると、日射等によつて硬化部11が黄変し
たり、ガラス繊維が表面に出てきたりするので、
例えばアクリル樹脂フイルム、ポリ塩化ビニル樹
脂フイルム、フツ素樹脂フイルム、ポリカーボネ
ート樹脂フイルム、ポリスチレン樹脂フイルム、
ポリエステル樹脂フイルム、セロフアンフイルム
等の如き接着性を有する透明な合成樹脂フイルム
を使用して硬化部11の片面を被覆保護するのが
望ましい。
これに対し、FRP層1の未硬化部12の片面
を覆う紫外線不透過膜3は、該未硬化部12を硬
化させずに保存するために設けられるもので、例
えばカーボン粉末、チタン粉末その他の顔料を多
量に含有させて紫外線を約90%以上遮断し得るよ
うに有色不透明とした各種合成樹脂フイルムや化
学紙や片面接着性銀紙等が使用される。かかる紫
外線不透過膜3は、前記のように未硬化部12の
粘着性によつて付着積層されているので、剥離自
在である。
一方、FRP層1の反対面全体を覆う有色不透
明膜4は着色のために設けられたもので、紫外線
を約90%以上遮断し得る程度の紫外線不透過性を
有し且つFRP層1と接着して剥離不能となるも
のであることが必要である。かかる有色不透明膜
4としては、例えば顔料や染料等の着色剤を多量
に混入して有色不透明となしたアクリル樹脂フイ
ルム、ポリ塩化ビニル樹脂フイルム、フツ素樹脂
フイルム、ポリカーボネート樹脂フイルム、ポリ
スチレン樹脂フイルム、ポリエステル樹脂フイル
ム、セロフアンフイルム等の接着性を有する合成
樹脂フイルム、或いは有色不透明の化学紙や片面
接着性銀紙などが使用される。又、二色以上に着
色して模様を形成した上記各合成樹脂フイルムや
化学紙等も勿論好適に使用される。
尚、この実施例では、FRP層1の片面に紫外
線透過膜2と紫外線不透過膜3とを交互に並列し
て積層しているが、例えば一枚のフイルムに顔料
を部分的に含有せしめて顔料含有部分が紫外線不
透過膜、顔料未含有部分が紫外線透過膜となるよ
うに構成し、このフイルムをFRP層1の片面に
積層するようにしてもよい。このようにすれば
FRP層1片面のフイルム積層の手間が一回です
み、紫外線照射により至極簡単に硬化部11と未
硬化部12とを得ることができる。
上記のような構成の紫外線硬化型のFRPシー
トは、例えば第3図に示すように、真空成型機5
等を用いて、有色不透明膜4が外面となるように
FRP層1の未硬化部12を屈曲させて成型し、
内面の紫外線不透過膜3を剥離除去して紫外線照
射装置6から紫外線を未硬化部12に照射し硬化
させることによつて、目的とする外面着色成型品
(図例ではU字状断面の雨樋)を得ることができ
る。この場合、紫外線照射装置としては、365〜
400nmの波長を有する紫外線を出すものが好適に
使用され、その照射時間は未硬化部の厚さが5〜
6mm以下であれば数分以内で充分である。また、
成型機としては、例示の真空成型機5の他、圧空
成型機やプレス成型機等も使用することができ
る。
尚、この第3図の例では紫外線照射装置6に照
射口61,61を設け、紫外線を束または帯状に
絞つて未硬化部12のみに照射するようにしてい
るが、このような照射口61を設けない場合は、
硬化部11を紫外線遮断板等で覆い、紫外線が未
硬化部12にのみ照射されるようにするのが望ま
しい。もし紫外線が硬化部11にも照射される
と、該硬化部11が劣化する虞があるからであ
る。
このように、本考案のFRPシートは、未硬化
部12のみを紫外線照射によつて硬化させればよ
く、従来のFRPシートのようにFRP層全体を紫
外線照射によつて一度に硬化させる必要がないも
のであるから、紫外線をFRP層1全体に均一に
照射するための紫外線照射装置6をあえて成型機
5の型内に配置することが不要となる。従つて、
目的とする成型品が図例の雨樋のように小さなも
ので、紫外線照射装置を型内へ入れることができ
ない場合でも、上方に配置した紫外線照射装置6
から紫外線を束または帯状に絞つて該未硬化部1
2のみに照射し、硬化部11と同程度に硬化させ
れば、なんら問題なく均一に硬化した成型品を得
ることができるのである。
しかも、得られた成型品の外面を覆う有色不透
明膜4はFRP層1と接着し、剥離困難なもので
あるから、この有色不透明膜4の剥離による脱色
の虞も解消されるのである。
また、FRP層1の未硬化部12の片面が紫外
線不透過膜3で覆われ、反対面全体が紫外線不透
過性の有色不透明膜4で覆われていると、紫外線
不透過膜3を剥離除去しない限り、未硬化部12
が紫外線を含む日光等を受けて自然に硬化するこ
とはないので、従来のFRPシートのように紫外
線遮断用包装袋等に収納して保管、運搬する必要
がなく、裸のままで保管、運搬できる便利さもあ
る。
以上のような第1図の実施例のFRPシートで
は、FRP層1の未硬化部12が硬化後に露出し
劣化しやすくなるので、これを防止するため、第
2図に示す実施例のように、FRP層1の片面全
体を接着性を有する紫外線透過膜2で覆い、未硬
化部12として残す部分のみを更に紫外線不透過
膜3で覆うように構成するのが望ましい。このよ
うな構成にすると、紫外線不透過膜3を剥離除去
し、紫外線照射により未硬化部12を硬化させて
得られる成型品は、その内外両面が紫外線透過膜
2と有色不透明膜4によつて被覆保護されて
FRP層1が露出しなくなるので、耐候性が向上
する利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図は
本考案の他の実施例の断面図、第3図は本考案の
一使用例の説明図、第4図は従来例の説明図であ
る。 1……FRP層、2……紫外線透過膜、3……
紫外線不透過膜、4……有色不透明膜、11……
硬化部、12……未硬化部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ガラス繊維入り不飽和ポリエステル樹脂層の片
    面が剥離自在な紫外線不透過膜で部分的に被覆さ
    れると共に、該樹脂層の反対面全体が剥離不能な
    紫外線不透過性の有色不透明膜で被覆され、上記
    紫外線不透過膜で被覆された部分はまだ硬化して
    いない未硬化部となり、他の部分は紫外線を受け
    て硬化した硬化部となつていることを特徴とする
    紫外線硬化型のFRPシート。
JP19043684U 1984-12-15 1984-12-15 Expired JPH0241137Y2 (ja)

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