JPH0242387B2 - - Google Patents

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JPH0242387B2
JPH0242387B2 JP58196114A JP19611483A JPH0242387B2 JP H0242387 B2 JPH0242387 B2 JP H0242387B2 JP 58196114 A JP58196114 A JP 58196114A JP 19611483 A JP19611483 A JP 19611483A JP H0242387 B2 JPH0242387 B2 JP H0242387B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、新規な硫酸バリウム被覆薄片状顔料
およびその製造法に関する。さらに詳しく言え
ば、本発明は、皮膚に対して良好な附着性、伸展
性、透明性を有する新規な硫酸バリウム被覆薄片
状顔料およびその製造法を提供するものである。
従来、白雲母、絹雲母などの雲母類、カオリナ
イトなどのクレー類および含水ケイ酸マグネシウ
ムからなるタルクなどの薄片状微粉末は、粉白粉
(face powder)の粉末材料として多量に使用さ
れているが、体質顔料として用いられるこれら薄
片状微粉末は、それら単独では皮膚に対する附着
性、伸展性をはじめとする望ましい性質を備えて
いないため、現在、実用に供されている粉白粉
は、これらの薄片状微粉末以外に、酸化チタン、
メタルソープ、炭酸カルシウムなどの粉末材料を
使用し、これらを適当に組み合わせ使用すること
により薄片状微粉末に対し所望の諸特性を賦与し
ている現状にある。
本発明者は、皮膚に対する附着性および伸展性
に優れ、被覆力があり、しかも皮膚適用時に望ま
しい光沢および透明感を提供する粉白粉用体質顔
料を見出すべく鋭意研究した結果、本発明により
新規、有用な硫酸バリウム被覆薄片状顔料を提供
することに成功した。すなわち本発明は、薄片状
微粉末の表面に硫酸バリウムを沈着せしめてなる
附着性、伸展性に優れ、無毒性で、適用時に透明
性に優れた新規な体質顔料を提供するものであ
る。
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明に使用する薄片状微粉末(基質)として
は、従来、粉白粉などの原料として使用されてい
る白雲母、絹雲母などの雲母類をはじめ、タル
ク、カオリンなどの微粉末が使用されるが、本発
明に係る薄片状顔料は、これら薄片状微粉末の表
面に硫酸バリウムを被覆せしめてなることを特徴
とするものである。この薄片状基質の粒子として
は、その大きさが1μm〜100μm好ましくは50μm
以下のものが用いられる。
本発明に係る硫酸バリウム被覆薄片状顔料は、
以下に述べる本発明の製造法により、最も好まし
く製造することができる。
すなわち、本発明の製造法により、まず前記の
薄片状微粉末を水に懸濁し、次に、これに (a) バリウムイオンを含有する水溶液と (b) 硫酸イオンを含有する水溶液を (a)と(b)を、同時に、もしくは、(a)と(b)のいずれ
か一方を先にして、順次に撹拌下に加えることに
より、薄片状微粉末の表面に硫酸バリウムを沈着
せしめる。
上記(a)のバリウムイオンを含有する水溶液とし
ては、例えば、塩化バリウム、水酸化バリウム、
硝酸バリウム、硫化バリウムなどの水溶液が用い
られる。これらのバリウム化合物としては、その
入手性、価格、純度などの点では塩化バリウム
は、好ましい化合物である。上記(b)の硫酸イオン
を含有する水溶液としては、例えば硫酸、硫酸ナ
トリウム、硫酸カリウム、硫酸水素ナトリウム、
硫酸水素カリウム、硫酸マグネシウムなどの水溶
液が用いられる。
上記の製造法をさらに具体的に説明すると、本
発明の一実施態様によれば例えば、水100部中に
上記の薄片状基質10部を懸濁させ、これに5〜
100℃好ましくは20〜80℃で、上記の硫酸又は硫
酸塩の5〜25重量%水溶液と、その硫酸もしくは
硫酸塩に対し0.8〜0.98当量の前記のバリウム塩
の5〜25重量%水溶液とを、撹拌下に滴加して行
く。滴加終了後、混合物を過し固体生成物を
別し、水洗する。水洗後、105〜110℃で8時間乾
燥する。
得られた生成物は、薄片状基質の表面が硫酸バ
リウムにより被覆されている薄片状顔料である。
このものは、それ自体薄片状顔料として、附着
性、伸展性に優れたものであり、その適用時の光
沢、透明性においても著しく優れたものである。
上記の薄片状基質の表面への硫酸バリウムの附
着量は、所要の皮膚に対する伸展性および附着性
を得るために任意に変化させることができる。
また、上記の薄片状顔料の表面に無機系あるい
は有機系の白色ないし有色の化合物を沈着させる
ことによりさらに有用性ある化粧料用材料を製造
することもできる。
上述の製造法の変法としては、上記(a)のバリウ
ムイオンを含有する水溶液を加える代りに、水酸
化バリウム又はバリウム塩類を、直接、添加する
方法あるいは上記(b)の硫酸イオンを含有する水溶
液を加える代りに、硫酸あるいは硫酸塩を、直接
添加する方法をあげることができる。これらの変
法も、本発明に係る硫酸バリウム被覆薄片状顔料
の製造法として、適したものである。
以下に、本発明の実施例および実用例を掲げ、
本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は、
これら具体例により限定されるものではない。
実施例 1 直径1〜15ミクロンの白雲母50gを水500mlに
懸濁させ、25℃に加温し、撹拌下に塩化バリウム
30gを加えた。この懸濁液に10重量%硫酸ナトリ
ウム水溶液200mlを流速2.5ml/分で滴下し、滴下
終了後、さらに20分間撹拌した。得られた生成物
は沈澱させ、過し、水洗して塩を除去後約105
〜110℃で8時間乾燥した。このようにして得た
白色粉末状生成物は伸展性、附着性の良いもの
で、X線回折および電子顕微鏡観察の結果、硫酸
バリウムの微粒子が白雲母表面になめらかに被覆
されていることが確認された。
実施例 2 直径1〜15ミクロンの白雲母50gを水500mlに
懸濁させ、60℃に加温し、撹拌下に塩化バリウム
の10重量%水溶液300ml及び10重量%硫酸カリウ
ム水溶液200mlを流速3.3ml/分及び2.5ml/分で
同時に滴下する。滴下終了後さらに20分間撹拌す
る。得られた生成物は沈澱させ、過し、水洗し
て塩を除去後約105〜110℃で8時間乾燥した。こ
のようにして伸展性、附着性の良い白色粉末状生
成物を得た。
実施例 3 直径1〜15ミクロンの白雲母50gを水500mlに
懸濁させ、25℃に加温し、撹拌下に塩化バリウム
の10重量%水溶液300ml及び10重量%硫酸マグネ
シウム水溶液200mlを流速3.3ml/分及び2.5ml/
分で同時に滴下する。滴下終了後20分間撹拌す
る。得られた生成物は沈澱させ、過し、水洗し
て塩を除去後約105〜110℃で8時間乾燥した。こ
のようにして、伸展性、附着性の良い白色粉末状
生成物を得た。
実施例 4 直径1〜20ミクロンの絹雲母50gを水500mlに
懸濁させ、60℃に加温し、撹拌下に希塩酸でPH1
〜2に調製した10重量%塩化バリウム水溶液300
ml及び10重量%硫酸ナトリウム水溶液200mlを3.3
ml/分及び2.5ml/分で同時に滴下する。滴下終
了後20分間さらに撹拌し、沈澱させ、過し、水
洗して塩を除去後、約105〜110℃で8時間乾燥し
た。このようにして得た白色粉末状生成物は伸展
性、附着性の良いものであつた。
実施例 5 直径1〜20ミクロンのタルク50gを水500ml、
アルコール10mlの混合溶液に懸濁させ、25℃に加
温し、撹拌下に10重量%塩化バリウム水溶液300
ml及び10重量%硫酸ナトリウム水溶液200mlを3.3
ml/分及び2.5ml/分で同時に滴下する。滴下終
了後、さらに20分間撹拌する。得られた生成物
は、沈澱させ、過し、水洗して塩を除去後、約
105〜110℃で8時間乾燥した。このようにして得
た白色粉末状生成物は伸展性、附着性の良いもの
であつた。
実施例 6 実施例2で用いた直径約1〜15ミクロンの白雲
母のかわりに直径約5〜25ミクロンの白雲母を用
いて他は実施例2と同様に行ない、伸展性、附着
性の良い白色粉末状生成物を得た。
実施例 7 実施例2で用いた直径約1〜15ミクロンの白雲
母のかわりに直径約10〜60ミクロンの白雲母を用
いて他は実施例2と同様に行ない、伸展性、附着
性の良い白色粉末状生成物を得た。
実用例 1 実施例1で得られた顔料50gを水500mlに懸濁
させ、70℃に加温し撹拌しながら10重量%硫酸ア
ルミニウム水溶液90mlを10重量%水酸化ナトリウ
ム水溶液でPH6.0〜8.0にコントロールしながら滴
下し、水酸化アルミニウムを被覆後、ローダミン
―B2gを添加し溶解させ、タンニン酸の20重量
%水溶液を徐々に加え、反応槽中の液を紙にス
ポツトして、わずかに染料がにじむ程度まで加え
る。つぎに吐酒石の10重量%水溶液を同様にスポ
ツトして完全ににじみがとまるまで加えて、レー
キ化を完了させ、必要なだけ水洗し、過、乾燥
する。このようにして硫酸バリウム被覆薄片状顔
料に染料をレーキ化したものを得た。
実用例 2 実施例1で得られた硫酸バリウム被覆雲母90g
を水900mlに撹拌下に懸濁させ硫酸第二鉄アンモ
ニウム55gと硫酸マグネシウム10gおよび尿素80
gを加え、95℃〜98℃の温度で撹拌しながら1時
間加熱した。生成した沈澱物を過し、水洗して
塩を除去した後、約105〜110℃で乾燥した。この
ようにして得られた顔料はオキシ水酸化鉄の黄色
を示し、透明性であり、また、分散性も優れてい
るものであつた。
実用例 3 実施例1で得た体質顔料 63.5g 着色顔料 5.0g ラノリン 8.0g ミリスチン酸イソプロピル 4.0g ステアリン酸カルシウム 2.5g コーンスターチ 17.0g このようにして得たコンパクトパウダーは伸展
性、附着性の良いものであつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 薄片状微粉末を基質としてその表面に硫酸バ
    リウムを被覆してなることを特徴とする薄片状顔
    料。 2 薄片状微粉末を水に懸濁させ、これに、 (a) バリウムイオンを含有する水溶液および (b) 硫酸イオンを含有する水溶液を、 (a)と(b)を同時に、もしくは(a)と(b)のいずれか一
    方を先にして順次に、撹拌下に加えることによ
    り、薄片状微粉末の表面に硫酸バリウムを沈着せ
    しめることを特徴とする硫酸バリウム被覆薄片状
    顔料の製造法。
JP19611483A 1983-10-21 1983-10-21 薄片状顔料およびその製造法 Granted JPS6094463A (ja)

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EP84112123A EP0142695B1 (de) 1983-10-21 1984-10-10 Schuppenpigmente, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung
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JP2004300080A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Shiseido Co Ltd 複合粉末、それを配合した化粧料、及び複合粉末の製造方法

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