JPH0242774B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0242774B2 JPH0242774B2 JP59159883A JP15988384A JPH0242774B2 JP H0242774 B2 JPH0242774 B2 JP H0242774B2 JP 59159883 A JP59159883 A JP 59159883A JP 15988384 A JP15988384 A JP 15988384A JP H0242774 B2 JPH0242774 B2 JP H0242774B2
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- Japan
- Prior art keywords
- arsenic
- aqueous solution
- acid
- activated carbon
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- Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は硫化砒素含有物から無水亜砒酸を製造
する方法の改良に関するものである。 〔従来の技術〕 一般に銅製錬において発生する廃水中に含有さ
れる砒素は、硫化砒素として沈殿させ分離するこ
とが行なわれており、通常種々の不純物を含有し
ている。 このような硫化砒素含有物から無水亜砒酸(以
下亜砒酸と略する)を製造するための一般的方法
は、オートクレーブを用いて高温下で硫酸銅含有
水溶液中に砒素を抽出して飽和濃度付近の亜砒酸
含有溶液を得、これを冷却して亜砒酸を析出回収
するものである。 しかしながら、この方法は高温度下で硫化銅及
び抽出残渣を分離する必要があり、操作に危険が
伴なうこと、冷却晶析法に起因して不純物も一緒
に析出する恐れがあり、原料の選定や得られる亜
砒酸の再精製を要する等の欠点があつた。 本願発明者等は上記欠点のない亜砒酸の製造法
について研究し、別途に硫化砒素含有物から亜砒
酸の製造方法を出願した(特開昭58−45115号公
報)。 この方法は、硫化砒素含有物を硫酸銅含有水溶
液で80℃程度に加温処理して、砒素分を抽出し、
抽出残渣を含む抽出液を常温まで冷却して亜砒酸
を含む固形分を分離し、該固形分をリパルプして
1g/以上の銅イオンの存在下でエアーレーシ
ヨンを行なうことにより、砒素の大部分を砒酸に
酸化し、次いで不溶解残渣を分離した水溶液に還
元剤を添加してAs2O399.9重量%の亜砒酸を得る
というものである。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明の目的は上記の発明を更に改良し、より
純度の良い亜砒酸を製造する方法を提供すること
にある。 〔問題点を解決するための手段〕 この目的を達成するため本願発明者は、亜砒酸
の不純物のうち最もその性状が砒素に似ているた
め分離が困難なアンチモンの除去法について鋭意
研究の結果、前述した特開昭58−45115号公報の
方法に従つて得られた砒酸含有の水溶液を、活性
炭で処理することにより、満足するに足る脱アン
チモンが可能であることを見出し本発明法に到達
した。 即ち本発明の方法は、硫化砒素含有物を硫酸銅
含有水溶液で80〜90℃に加温処理したのち、室温
まで冷却して固液分離し、得られた固形分をリパ
ルプして1g/以上の銅イオンの存在下でエア
ーレーシヨンを行ない、次いで不溶解残渣を分離
した水溶液に活性炭を添加するか又はこの水溶液
を活性炭の層に通した後、還元剤を添加し生成す
る亜砒酸の沈殿を分離することを特徴とするもの
である。 〔作用〕 本発明の方法において、硫酸銅水溶液で処理し
たのち、冷却して固形分を分離する理由は特開昭
58−45115号公報に説明してあるように、Asの抽
出が進行すると遊離硫酸が生成し、これが多くな
るとAs2O3の酸化を抑制するので、この硫酸分を
分離するためである。 当初の工程で得られた固形分は、リパルプして
スラリーとし、1g/以上の銅イオンの存在下
80℃程度に加温しながら撹拌して砒素分を砒酸と
するが、そのまゝ還元しないでこゝで活性炭に処
理を行なうのが本発明の特徴であるが、この活性
炭については処理時間ないしは滞留時間により変
動するので特定されないが65メツシユ(タイラ
ー)以下のものを10g/以上添加するのが好ま
しい。上記より粗粒の活性炭を使用すると滞留時
間が長く、活性炭の量が少ないと脱sbが不充分と
なる。通常この活性炭による処理時間は長い程不
純分の除去は効率的であるが、本発明法で対象と
する原料の場合1時間程度で充分である。 本発明法を適用するに当つて重要なことは、活
性炭を添加する以前の砒酸水溶液中のsb/As
(g/)比である。 この該水溶液中のsb/As(g/)と還元剤添
加によつて生成する沈殿中のsb品位との関係を調
査した実験結果を参考例として第1表ならびに図
に示す。 実験に用いた砒酸を含む水溶液は、各種の硫化
砒素含有物を本発明法に従つて抽出した水溶液を
用いてAs濃度60g/一定、sb濃度を所定値と
しSb/As(g/)比を変動させたもの各1
に、常温で1当量のSO2ガスを夫々30分間吹き込
み生成した沈殿を濾別、乾燥後亜砒酸中のsb品位
を定量したものである。
する方法の改良に関するものである。 〔従来の技術〕 一般に銅製錬において発生する廃水中に含有さ
れる砒素は、硫化砒素として沈殿させ分離するこ
とが行なわれており、通常種々の不純物を含有し
ている。 このような硫化砒素含有物から無水亜砒酸(以
下亜砒酸と略する)を製造するための一般的方法
は、オートクレーブを用いて高温下で硫酸銅含有
水溶液中に砒素を抽出して飽和濃度付近の亜砒酸
含有溶液を得、これを冷却して亜砒酸を析出回収
するものである。 しかしながら、この方法は高温度下で硫化銅及
び抽出残渣を分離する必要があり、操作に危険が
伴なうこと、冷却晶析法に起因して不純物も一緒
に析出する恐れがあり、原料の選定や得られる亜
砒酸の再精製を要する等の欠点があつた。 本願発明者等は上記欠点のない亜砒酸の製造法
について研究し、別途に硫化砒素含有物から亜砒
酸の製造方法を出願した(特開昭58−45115号公
報)。 この方法は、硫化砒素含有物を硫酸銅含有水溶
液で80℃程度に加温処理して、砒素分を抽出し、
抽出残渣を含む抽出液を常温まで冷却して亜砒酸
を含む固形分を分離し、該固形分をリパルプして
1g/以上の銅イオンの存在下でエアーレーシ
ヨンを行なうことにより、砒素の大部分を砒酸に
酸化し、次いで不溶解残渣を分離した水溶液に還
元剤を添加してAs2O399.9重量%の亜砒酸を得る
というものである。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明の目的は上記の発明を更に改良し、より
純度の良い亜砒酸を製造する方法を提供すること
にある。 〔問題点を解決するための手段〕 この目的を達成するため本願発明者は、亜砒酸
の不純物のうち最もその性状が砒素に似ているた
め分離が困難なアンチモンの除去法について鋭意
研究の結果、前述した特開昭58−45115号公報の
方法に従つて得られた砒酸含有の水溶液を、活性
炭で処理することにより、満足するに足る脱アン
チモンが可能であることを見出し本発明法に到達
した。 即ち本発明の方法は、硫化砒素含有物を硫酸銅
含有水溶液で80〜90℃に加温処理したのち、室温
まで冷却して固液分離し、得られた固形分をリパ
ルプして1g/以上の銅イオンの存在下でエア
ーレーシヨンを行ない、次いで不溶解残渣を分離
した水溶液に活性炭を添加するか又はこの水溶液
を活性炭の層に通した後、還元剤を添加し生成す
る亜砒酸の沈殿を分離することを特徴とするもの
である。 〔作用〕 本発明の方法において、硫酸銅水溶液で処理し
たのち、冷却して固形分を分離する理由は特開昭
58−45115号公報に説明してあるように、Asの抽
出が進行すると遊離硫酸が生成し、これが多くな
るとAs2O3の酸化を抑制するので、この硫酸分を
分離するためである。 当初の工程で得られた固形分は、リパルプして
スラリーとし、1g/以上の銅イオンの存在下
80℃程度に加温しながら撹拌して砒素分を砒酸と
するが、そのまゝ還元しないでこゝで活性炭に処
理を行なうのが本発明の特徴であるが、この活性
炭については処理時間ないしは滞留時間により変
動するので特定されないが65メツシユ(タイラ
ー)以下のものを10g/以上添加するのが好ま
しい。上記より粗粒の活性炭を使用すると滞留時
間が長く、活性炭の量が少ないと脱sbが不充分と
なる。通常この活性炭による処理時間は長い程不
純分の除去は効率的であるが、本発明法で対象と
する原料の場合1時間程度で充分である。 本発明法を適用するに当つて重要なことは、活
性炭を添加する以前の砒酸水溶液中のsb/As
(g/)比である。 この該水溶液中のsb/As(g/)と還元剤添
加によつて生成する沈殿中のsb品位との関係を調
査した実験結果を参考例として第1表ならびに図
に示す。 実験に用いた砒酸を含む水溶液は、各種の硫化
砒素含有物を本発明法に従つて抽出した水溶液を
用いてAs濃度60g/一定、sb濃度を所定値と
しSb/As(g/)比を変動させたもの各1
に、常温で1当量のSO2ガスを夫々30分間吹き込
み生成した沈殿を濾別、乾燥後亜砒酸中のsb品位
を定量したものである。
以下実施例について説明する。
実施例
第2表に示した硫化砒素殿物700KgにAs28.5、
Cu30.5、Sb0.15、Ca0.52、Bi0.05、遊離硫酸90.0
(各g/)を含む水溶液400及び水100を加
えてスラリーとし、このスラリーに結晶硫酸銅
360Kgを添加し85℃に加温しながら3時間抽出を
行なつた。
Cu30.5、Sb0.15、Ca0.52、Bi0.05、遊離硫酸90.0
(各g/)を含む水溶液400及び水100を加
えてスラリーとし、このスラリーに結晶硫酸銅
360Kgを添加し85℃に加温しながら3時間抽出を
行なつた。
【表】
抽出処理を行なつたスラリーは室温まで冷却後
固液分離し固形分550Kg(湿量)を得、この全量
にAs38.8、Cu20.54、Sb0.095、Ca0.54、遊離硫酸
53.6(各g)を含む水溶液1030を加えてスラリ
ーとし、このスラリーに結晶硫酸銅110Kgを添加
し80℃に加温しながらターボ撹拌機により空気酸
化を7時間行なつた。 このスラリーを室温に冷却したのち固液分離
し、砒酸含有溶液1020を得た。 その結果を第3表に示す。
固液分離し固形分550Kg(湿量)を得、この全量
にAs38.8、Cu20.54、Sb0.095、Ca0.54、遊離硫酸
53.6(各g)を含む水溶液1030を加えてスラリ
ーとし、このスラリーに結晶硫酸銅110Kgを添加
し80℃に加温しながらターボ撹拌機により空気酸
化を7時間行なつた。 このスラリーを室温に冷却したのち固液分離
し、砒酸含有溶液1020を得た。 その結果を第3表に示す。
【表】
第3表の水溶液を各20を分取し、これに665
メツシユの活性炭(商品名フイルトラソープ
F400、カルゴン社製)の所定量を添加し、ゆる
く撹拌しながら所定時間経過後に活性炭を濾別
し、その濾液を70℃に保持しながら100容量%の
SO2ガスを夫々1.05当量吹込み、その後合計5時
間経過後に沈殿を吸引濾過し、乾燥後主要不純物
を定量した。 その結果を第4表に示す。
メツシユの活性炭(商品名フイルトラソープ
F400、カルゴン社製)の所定量を添加し、ゆる
く撹拌しながら所定時間経過後に活性炭を濾別
し、その濾液を70℃に保持しながら100容量%の
SO2ガスを夫々1.05当量吹込み、その後合計5時
間経過後に沈殿を吸引濾過し、乾燥後主要不純物
を定量した。 その結果を第4表に示す。
以上説明したように本発明によれば、例えば特
開昭58−45115号公報第5表に示されているよう
に、As2O399.9重量%の沈殿を得ても尚640ppm
のSbを含有するというように砒素との分離が困
難なアンチモン、及びビスマス、硅素などの不純
物を簡易な操作で殆んど除去することができる。 近年、超高純度の亜砒酸が要望されているが、
その原料として好適なものということができる。
開昭58−45115号公報第5表に示されているよう
に、As2O399.9重量%の沈殿を得ても尚640ppm
のSbを含有するというように砒素との分離が困
難なアンチモン、及びビスマス、硅素などの不純
物を簡易な操作で殆んど除去することができる。 近年、超高純度の亜砒酸が要望されているが、
その原料として好適なものということができる。
図は砒酸水溶液中のSb/As(g/)比×10-3
とこれを還元処理し生成する亜砒酸中のSb品位
との関係を示す図である。
とこれを還元処理し生成する亜砒酸中のSb品位
との関係を示す図である。
Claims (1)
- 1 硫化砒素含有物を硫酸銅含有水溶液で加温処
理したのち、室温まで冷却して固液分離し、該固
形分をリパルプして1g/以上の銅イオンの存
在下でエアレーシヨンを行ない不溶解残渣を分離
した水溶液に還元剤を添加して無水亜砒酸を製造
する方法において、還元剤を添加する前の水溶液
を、活性炭処理することを特徴とする純度の良い
亜砒酸の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15988384A JPS6136121A (ja) | 1984-07-30 | 1984-07-30 | 純度の良い亜砒酸の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15988384A JPS6136121A (ja) | 1984-07-30 | 1984-07-30 | 純度の良い亜砒酸の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6136121A JPS6136121A (ja) | 1986-02-20 |
| JPH0242774B2 true JPH0242774B2 (ja) | 1990-09-26 |
Family
ID=15703270
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15988384A Granted JPS6136121A (ja) | 1984-07-30 | 1984-07-30 | 純度の良い亜砒酸の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6136121A (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6042172B2 (ja) * | 1981-03-30 | 1985-09-20 | 住友金属鉱山株式会社 | 亜砒酸の製造方法 |
-
1984
- 1984-07-30 JP JP15988384A patent/JPS6136121A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6136121A (ja) | 1986-02-20 |
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