JPH0244098Y2 - - Google Patents

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JPH0244098Y2
JPH0244098Y2 JP3391386U JP3391386U JPH0244098Y2 JP H0244098 Y2 JPH0244098 Y2 JP H0244098Y2 JP 3391386 U JP3391386 U JP 3391386U JP 3391386 U JP3391386 U JP 3391386U JP H0244098 Y2 JPH0244098 Y2 JP H0244098Y2
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outer ring
sprags
sprag
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は摩擦伝動によつて不可逆伝動を無段階
に行う動力伝達に用いられるものである。
従来の技術 一方向クラツチは、従来より周知の動力伝達手
段であつて、基本的には同心の内輪と外輪の間に
介装されたスプラグ、リテーナ及びガータスプリ
ングで構成されており、ケージ型と全容量型とに
大別され、ケージ型の従来例としては特公昭51−
1817号公報に、全容量型の従来例としては特開昭
60−104818号公報に夫々開示されている。
本考案は全容量型一方向クラツチにおける改良
考案であるので、全容量型従来例である特開昭60
−104818号公報に開示された一方向クラツチにつ
いて述べると、第9〜12図に示す如く、被動軸
1には軸受2を介して駆動輪3が嵌装され、駆動
輪の軸受フランジ部で形成する内輪4の外周面5
と被動軸端に装着したホイール体6にボルト7で
取付けた外輪8の内周面9との間には、多数のス
プラグ10と、該スプラグ2溝内に装入されてス
プラグ10を楔合姿勢に起立付勢する環状のガー
タスプリング11と、多数のスプラグを等間隔に
保持する線材リテーナ12と、スプラグ10の両
端面を夫々保持する環状側板13a,13bと、
が介装されている。
そして、線材リテーナ12は第11図に示す如
く、一本の線材を軸方向部12aと周方向部12
bとを交互に連続させて環状に形成したものであ
り、環状側板の一方の側板13bは、第12図に
示すように、外周縁にはフランジ部13′を有し、
該フランジ部13′は外輪8の側面に形成した環
状凹部8′に嵌合されており、内周縁には、内輪
4の外周面5に摺接する摺接部14と、リテーナ
12の軸方向部12aの端部を嵌入させる等間隔
の切欠部15と、リテーナ12の周方向部12b
とスプラグ10の端面10′との間に差し込まれ
る舌片16と、を有している。
ところが、上述した従来例の一方向クラツチに
おいては、スプラグ10が楔合状態にあるときは
スプラグ10は内輪4及び外輪8と一体になつて
回転するが、楔合状態にないときには、リテーナ
に保持されたスプラグ10の群は自由に回転でき
る遊動状態にあるため、内輪又は外輪の遊転に対
して無拘束であるので、スプラグと内輪外周面5
又は外輪内周面9との間にスリツプが生じて摩擦
楔合面に摩損が生じ、やがて、確実な摩擦伝動に
支障を来すことになる。
前述したケージ型従来例である特公昭51−1817
号公報に開示された一方向クラツチにおいては、
ドラグクリツプが設けられているので、スプラグ
群は遊転時においてもドラグクリツプによつて外
輪に摩擦係合して外輪と一体回転し、該回転によ
つて夫々のスプラグには遠心力が作用して内輪の
外周面より浮き上るので、内輪外周面5とスプラ
グ10との間にスリツプは生じない。
しかし、全容量型従来例である特開昭60−
104818号公報に開示された一方向クラツチにおい
ては、コ字型ジグザグ状の線材リテーナによりス
プラグの位置保持をしているので、前記ドラグク
リツプを装着するために、スプラグを1つ除去す
ると、他の全てのスプラグの位置保持が困難にな
るので、結局、全容量型一方向クラツチにおいて
は、ドラグクリツプを装着できない。
考案が解決しようとする問題点 上述の如く、従来の全容量型一方向クラツチに
おいては、内輪或は外輪の遊転時においてスプラ
グ群を該遊転に追随させて回転させることができ
ないため、スプラグと内、外輪との楔合面がスリ
ツプにより摩損することを防止できず、したがつ
て、楔合が不充分となつて、確実な伝動を期し得
ないという欠点を有していた。
問題点を解決するための手段 本考案は、全容量型一方向クラツチにおいてド
ラグクリツプを装着しなくとも、スプラグ群を外
輪の遊転時に外輪に追随させるために、環状側板
の周縁に形成したフランジ部の外周縁より中心寄
りに、外周縁部を分断することなく外輪側面に弾
接係合する起立爪を突出形成し、該環状側板をホ
イール体で押圧することによつて起立爪を外輪側
面に弾接係合させ、環状側板を外輪の遊転に一体
化させ、スプラグを外輪と一体に追従回転させる
非楔合時のスプラグ追従装置である。
作 用 1つの環状側板に設けたフランジ部の外周縁よ
り中心寄りに、外周縁部を分断することなく外輪
側面に弾接係合する起立爪を突出形成し、該起立
爪は、被動軸に装着したホイール体を外輪に取付
けたときに、ホイール本体側面によつて外輪側面
へ押圧される結果、該環状側板はホイール本体及
び外輪の両側面間に挾圧保持されて外輪と一体化
するので、外輪の遊転に追従して遊転し、該遊転
によつてスプラグに遠心力が作用するから、すべ
てのスプラグは内輪外周面より離間し内輪外周面
との間にスリツプを生じない。
したがつて、外輪の遊転時においてスプラグ及
び内・外輪係合周面間にスリツプが生じないの
で、係合面に摩損を生ぜず、係合伝動に支障を来
さない。
更に、フランジ部の外周縁部は分断されること
なく連続した環状体を形成し、且つ起立爪は外輪
側面に弾接係合するから、ホイール体に機器取付
けボルト又はナツト等の挿着穴等が貫設されてい
ても、フランジ部外周縁及び起立爪が該挿着穴に
係入することはない。
実施例 第1〜4図は、本考案の第1実施例を示し、第
5〜7図は本考案の第2実施例を示し、第8図は
本考案を挿着穴を有するホイール体に装着した状
態を示し、第1〜8図において第9〜12図に示
す従来例と同一の構造部分は同一の符号で示す。
第1実施例におけるフランジ部13″を有する
環状側板13b′(従来例の環状側板13bに対応
するもの)には、該フランジ部13″の周縁を分
断することなく中心寄りに切込みスリツトを刻
み、該スリツトで区分された部分を外輪側に屈曲
変形させて複数の起立爪13を等間隔に形成
し、該起立爪13に屈撓弾力を付与したもので
ある。(第1〜3図参照) 第4図は、第1実施例における起立爪13を
有する環状側板13b′を一方向クラツチの内外輪
間に介装し、フランジ部13″を外輪側面の環状
凹部8′に嵌装した状態を示し、起立爪13が
環状凹部8′の溝底に弾接される結果、外輪8の
遊転時においては環状側板13b′が外輪8に摩擦
係合して外輪と一体的に回転するので、スプラグ
10群は内輪外周面より浮き上がつて外輪に追従
して回転する。
第5〜7図に示す第2実施例においては、環状
側板13b″がフランジ部13″に外輪8の内周面
9に摺接する部分を有せず、該部分を傾斜面Tと
し、又、該側板13b″の内周面にも内輪外周面5
に摺接する部分14を形成しないものであつて、
作用は第1実施例のものと差異はないが、第1実
施例の環状側板13b′よりコストダウンをはかる
ことができるものである。
第8図はホイール体6に機器Gを取付けるため
のボルト・ナツト等の挿着穴17が凹設されてい
る場合の一方向クラツチを示しているが、本考案
の環状側板13b′又は13b″のフランジ部外周縁
部は分断されることなく環状に連続し且つ起立爪
13は外輪側面の環状凹部8′側に突出してい
るので、フランジ部の外周縁部及び起立爪は前記
挿着穴17に係合するおそれはない。
考案の効果 本考案は、ドラグクリツプを取付けることので
きない全容量型一方向クラツチにおいて、スプラ
グの両端面を支承する一対の環状側板の一方の側
板のフランジ部の中心寄りにフランジ部外周縁部
を分断することなく起立爪を外輪側に屈曲変形さ
せ、該起立爪によつて、該側板を外輪に弾圧係合
させ、外輪の遊転時に、スプラグ群を外輪と一体
的に追従回転させることができるので、高角加速
度で外輪が回転しても、慣性力によるスプラグと
外輪との相対的滑動はなくなるので、潤滑が悪く
ても外輪やスプラグの摩耗を著しく低減すること
ができ、応答性能も非常に向上する。
また、スプラグ楔合時に大きな衝撃荷重が負荷
されて、スプラグ群と外輪との間に相対的移動が
生じても、起立爪と外輪とは弾接された摩擦係合
であるから、環状側板は外輪に対してスリツプし
て衝撃荷重を緩衝することができるので、スプラ
グ群及び内・外輪のスプラグ楔合面を損傷させ
ず、また、フランジ部外周縁を分断することなく
環状に連続させ、且つ起立爪を、外輪側に屈曲変
形させて形成したから、ホイール体に機器取付け
のための取付具挿着穴等の凹所が設けられていて
も、フランジ部外周縁及び起立爪が該凹所に没入
係合するおそれは全くないから、前記衝撃荷重に
対するスリツプは支障なく行われるものであつ
て、一方向クラツチの性能を向上させると共に、
耐用度の高める効果はきわめて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本考案の第1実施例を示し、第1
図は弾性フランジ部分を有する環状側板の正面
図、第2図は第1図−線断面図、第3図は一
部切除した起立爪を有する環状側板の斜視図、第
4図は起立爪を有する環状側板を内・外輪間に介
装した状態を示す要部側断面図、第5〜7図は本
考案の第2実施例を示し、第5図は起立爪を有す
る環状側板の正面図、第6図は第5図Y−Y線断
面図、第7図は起立爪を有する環状側板を装着し
た一方向クラツチの要部側断面図、第8図は取付
具挿着穴を有するホイール体に本考案の一方向ク
ラツチを装着した要部側断面図であり、第9〜1
2図は全容量型一方向クラツチの従来例を示し、
第9図は全容量型一方向クラツチの要部側断面
図、第10図は内・外輪間にスプラグを介装した
状態を示す要部正面断面図、第11図は線材リテ
ーナの斜視図、第12図はフランジ部を有する環
状側板の一部を切除した斜視図である。 1……被動軸、4……内輪、6……ホイール
体、8……外輪、10……スプラグ、11……ガ
ータスプリング、12……線材リテーナ、12a
……リテーナの軸方向部分、12b……リテーナ
の周方向部分、13a,13b,13b′,13
b″……環状側板、13″……フランジ部、13
……起立爪。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内外輪間に環状に介装した複数のスプラグと、
    これらスプラグを内外輪楔合方向に付勢するガー
    タスプリングと、夫々のスプラグを保持する軸方
    向部と周方向部とを交互に有する環状のリテーナ
    と、スプラグ両側面と該リテーナの周方向部との
    間に装着されて内外輪間に保持した一対の環状側
    板と、該一対の環状側板のうち一方の側板周縁に
    径方向のフランジ部を設けた一方向クラツチにお
    いて、該フランジ部の外周縁より中心寄りに外周
    縁部を分断することなく外輪側面に弾接係合する
    起立爪を突出形成した非楔合時のスプラグ追従装
    置。
JP3391386U 1986-03-11 1986-03-11 Expired JPH0244098Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3391386U JPH0244098Y2 (ja) 1986-03-11 1986-03-11

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JP3391386U JPH0244098Y2 (ja) 1986-03-11 1986-03-11

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JPS62147733U JPS62147733U (ja) 1987-09-18
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