JPH0244107Y2 - - Google Patents

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JPH0244107Y2
JPH0244107Y2 JP12826187U JP12826187U JPH0244107Y2 JP H0244107 Y2 JPH0244107 Y2 JP H0244107Y2 JP 12826187 U JP12826187 U JP 12826187U JP 12826187 U JP12826187 U JP 12826187U JP H0244107 Y2 JPH0244107 Y2 JP H0244107Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両用デイスクブレーキの摩擦パツ
ドに2重に取付けられるシム板構造に関する。
〔従来の技術〕
四輪自動車や自動二輪車等に使用される車両用
デイスクブレーキでは、ブレーキ鳴きの防止や断
熱を目的として、デイスクロータと摺接する摩擦
パツドの背面にシム板を装着しており、更に2枚
のプレートを重ね合わせて、より断熱効果の向上
を図つたシム板構造として、例えば実開昭58−
187632号公報に開示されるものがある。
この技術は、少なくとも2箇所に、摩擦パツド
の裏板と反対側へ突出する突起を有する弾性材コ
ーテイングシムと、該コーテイングシムに対向し
て配設され前記突起と嵌合する穴を有し、且つ前
記裏板を狭持する複数の弾性脚部を有する金属板
とからなり、弾性材コーテイングシムと金属板と
を裏板の背面に重合して取付けている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら上述のものでは、弾性脚部を有す
る外側の金属板のみでも取付けが可能なため、初
期の組付けやメインテナンス時に、内側の弾性材
コーテイングシムを組忘れることがあつた。
そこで本考案は、内外の両プレートを用いない
と取付けができない構造となして組忘れを防止し
た車両用デイスクブレーキの摩擦パツドのシム板
構造を提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上述の目的を達成するため、デイス
クロータと摺接するライニングを固着した摩擦パ
ツドの裏板の背面に、インナプレートとアウタプ
レートとを重ねて取付けられる車両用デイスクブ
レーキの摩擦パツドのシム板において、前記イン
ナプレートに裏板の一側面に係止される係止爪
を、前記アウタプレートに裏板の他側面に係止さ
れる係止爪をそれぞれ形成すると共に、インナプ
レートとアウタプレートとを嵌合して組合わせた
ことを特徴とするものである。
〔作用〕
上記の構成によれば、両プレートを嵌合しない
と裏板に組付けできないので、組忘れ防止が図れ
る。
〔実施例〕
以下、本考案の第1実施例を第1図乃至第3図
に基づいて説明する。
デイスクブレーキ1は、車体に固設したブラケ
ツト2に、フローテイング型のキヤリパ3がデイ
スクロータ4の軸方向へスライド可能に支持さ
れ、該キヤリパ3には、デイスクロータ4を狭ん
で一対の摩擦パツド5,6が対向配置されてい
る。
上記キヤリパ3は、摩擦パツド5側の作用部3
aと、摩擦パツド6側の反作用部3b、及びデイ
スクロータ4の外周を跨いでこれらを連結するブ
リツジ部3cとからなり、摩擦パツド5は、作用
部3aのシリンダ7に内挿したピストン8の前進
にて押動され、また摩擦パツド6は、上記ピスト
ン8の前進にて作用部3a側へスライドするキヤ
リパ3の反力爪9にて押動される。
上記摩擦パツド5,6は、それぞれ両側の耳片
0a,10aをキヤリパ3に吊持して装着される
裏板10と、該裏板10の前面に固設され、デイ
スクロータ4と摺接するライニング11とで構成
されるもので、裏板10の背面10bには、イン
ナプレート12とアウタプレート13とからなる
シム板14が取付けられている。
上記シム板14は、裏板10の背面10bに両
プレート12,13を嵌合して取付けられ、ライ
ニング11に発生する摩擦熱が、ピストン8やキ
ヤリパ3へ伝わらないように遮断する断熱効果の
向上を図るもので、インナプレート12は、振動
を減衰してブレーキ鳴きを防止するために、金属
板にゴム等の弾性シートをコーテイングして、ま
たアウタプレート13はステンレス板で、それぞ
れ形成される。
インナプレート12は、両側片12a,12a
の間の突出片12bが、該側片12aとの間にア
ウタプレート13の厚み分の間隙が生じるように
裏板10側へ段状に突出して設けられ、該突出片
12bの上部に、裏板10の上側面10cに係止
される一対の係止爪12c,12cが折曲形成さ
れると共に、突出片12bの両側の段部12d,
12dには、それぞれスリツト12eが、係止爪
12c側から略中程に亙つて形成されている。
また、アウタプレート13は、外形がインナプ
レート12と略同形の平板で、該プレート13の
下部両側には、裏板10の下側面10dに係止さ
れる一対の係止爪13a,13aが折屈形成され
ると共に、インナプレート12の段部12d,1
2dと対向する位置には、それぞれスリツト13
bが、係止爪13a側から略中程に亙つて形成さ
れている。
そして、インナプレート12を下側に、アウタ
プレート13を上側にして、双方のスリツト12
e,13bを嵌挿すると、第3図に示すように組
合わせしたシム板14となり、該シム板14は、
各係止爪12c,13aを裏板10の上・下側面
10c,10dに係止して、摩擦パツド5,6に
取付けられる。
本実施例は以上のように、インナプレート12
及びアウタプレート13に形成した双方のスリツ
ト12e,13bを嵌挿するだけで、容易にシム
板14を一体化でき、しかも両プレート12,1
3を組合せしないと、一側の係止爪のみでは裏板
10に取付けできない構造のため、組忘れが防止
できるばかりか、スリツト12e,13bをそれ
ぞれ各係止爪12c,13a側から形成したの
で、組付け後には、両プレート12,13が抜け
方向へ緩むことがない。
また、インナプレート12を弾性材でコーテイ
ングし、アウタプレート13をステンレス板で形
成したので、ピストン8またはキヤリパ3の反力
爪9で、インナプレート12の弾性コーテイング
層を傷めることがなく、振動の減衰作用を長期間
に亙つて保持できる。
第4図は、上記第1実施例の変形例を示す本考
案の第2実施例で、係止爪をデイスクロータの内
外周方向に形成した第1実施例に対し、本実施例
は係止爪をデイスクロータの回転方向に形成して
いる。
即ち、インナプレート12の一方の側片12a
の側部には、裏板10の耳片10aを狭んで、該
裏板10の一側面10eに係止される一対の係止
爪12f,12fが、また係止爪12f,12f
と対向するアウタプレート13の反対側面には、
同様に裏板10の耳片10aを狭んで他側面10
fに係止される一対の係止爪13c,13cがそ
れぞれ折曲形成されており、例えば、係止爪12
f,12fがデイスクロータ4の回入側とすれ
ば、係止爪13c,13cは回出側に形成され
る。
本実施例では、両スリツト12e,13bの嵌
挿に加え、係止爪12f,13cが裏板10の側
面10e,10f狭持するので、デイスクロータ
4の引摺りによるガタ付きが防止できて、更に確
実な取付けが行なえる。
第5図及び第6図は、本考案の第3実施例に係
り、第5図は成形状態を、第6図は成形されたイ
ンナ及びアウタプレートを嵌合して、組合わせし
たシム板を示す。
インナプレート20及びアウタプレート21
は、重ね合わせした同形の平板の両側に、側片2
0a,20a,21a,21aを残して、中央の
突出片20b,21bを一側面へプレートの厚さ
分段状に突出させ、各側片20a,21a下部の
延片を反対側に折曲して係止爪20c,20c,
21c,21cとなすと共に、突出片20b,2
1bの両側の段部に、係止爪20c,21c側か
ら略中程に亙るスリツト20d,21bを同時に
形成する。
そして、係止爪20c,21cを同側にして双
方のスリツト20d,21dを嵌挿すると、第6
図に示す組合せしたシム板22が形成される。
本実施例は、インナプレート20とアウタプレ
ート21とを同時に成形できるので、成形性の向
上とコストダウンが図れる。
また、第7図及び第8図は第4実施例を示すも
ので、インナプレート30の上部には、裏板10
の上側面10cに係止される一対の係止爪30
a,30aが、アウタプレート31の下部には、
裏板10の下側面10dに係止される一対の係止
爪31a,31aが、それぞれ折曲形成されてい
る。
アウタプレート31の両側には、スリツト31
b,31bが上下位置に形成され、インナプレー
ト30の両側には、これらスリツト31bと係合
する爪片30bが突設されており、各爪片30b
をスリツト31bに係合して組合せしたシム板3
3は、上下の各係止爪30a,31aを、裏板1
0の上・下側面10c,10dに係止して、摩擦
パツド5,6に取付けられる。
尚、本考案のインナ及びアウタプレートの材質
は、上記実施例に限定されるものでなく、例えば
インナプレートをアウタプレートと同様のステン
レス板で形成してもよい。
〔考案の効果〕
本考案は以上説明したように、シム板をインナ
及びアウタプレートとで構成し、インナプレート
に、摩擦パツドの裏板の一側面に係止される係止
爪を、アウタプレートに裏板の他側面に係止され
る係止爪をそれぞれ形成すると共に、インナプレ
ートとアウタプレートとを嵌合して組合わせし
て、裏板に取付けるようにしたので、双方のプレ
ートを組合せしないと摩擦パツドに取付けできな
いため、組忘れを防止して、2重プレートの主目
的である断熱性の向上を確実に発揮することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の第1実施例を示
し、第1図はデイスクブレーキの断面正面図、第
2図は摩擦パツド及びシム板の分解斜視図、第3
図は組合わしたシム板の斜視図、第4図は第2実
施例を示す摩擦パツド及びシム板の分解斜視図、
第5図及び第6図は第3実施例を示し、第5図は
シム板を構成するインナ及びアウタプレートの成
形状態を示す斜視図、第6図は成形されたインナ
及びアウタプレートを嵌合して組合わせしたシム
板の斜視図、第7図及び第8図は第4実施例を示
し、第7図は組合せしたシム板を取付けた摩擦パ
ツドの背面図、第8図は第7図の−断面図で
ある。 1……デイスクブレーキ、3……キヤリパ、3
a……作用部、3b……反作用部、4……デイス
クロータ、5,6……摩擦パツド、8……ピスト
ン、9……反力爪、10……裏板、10a……耳
片、10b……背面、10c……上側面、10d
……下側面、12……インナプレート、12a…
…側片、12b……突出片、12c……係止爪、
12d……段部、12e……スリツト、13……
アウタプレート、13a……係止爪、13b……
スリツト、14……シム板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 デイスクロータと摺接するライニングを固着
    した摩擦パツドの裏板の背面に、インナプレー
    トとアウタプレートとを重ねて取付けられる車
    両用デイスクブレーキの摩擦パツドのシム板に
    おいて、前記インナプレートに裏板の一側面に
    係止される係止爪を、前記アウタプレートに裏
    板の他側面に係止される係止爪をそれぞれ形成
    すると共に、インナプレートとアウタプレート
    とを嵌合して組合わせたことを特徴とする車両
    用デイスクブレーキの摩擦パツドのシム板構
    造。 2 上記インナプレート及びアウタプレートは、
    それぞれに形成した双方のスリツトを嵌挿して
    組合わされることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の車両用デイスクブレーキ
    の摩擦パツドのシム板構造。
JP12826187U 1987-08-24 1987-08-24 Expired JPH0244107Y2 (ja)

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