JPH0247307Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0247307Y2 JPH0247307Y2 JP1982162152U JP16215282U JPH0247307Y2 JP H0247307 Y2 JPH0247307 Y2 JP H0247307Y2 JP 1982162152 U JP1982162152 U JP 1982162152U JP 16215282 U JP16215282 U JP 16215282U JP H0247307 Y2 JPH0247307 Y2 JP H0247307Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diagonal
- blind
- belt
- blind cord
- cog
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、耐側圧性及び耐屈曲性の高いローエ
ツジタイプのコグつきVベルトに関する。
ツジタイプのコグつきVベルトに関する。
(従来の技術)
伝導ベルトとして、圧縮部の下面にコグ山部と
コグ谷部とが交互に配設されてなるコグが形成さ
れたコグつきVベルトは知られており、そのよう
のコグつきVベルトは近年になり自動車、産業用
機械等に汎用され、使用条件が苛酷になつてい
る。即ち、高負荷状態での使用となるため、ベル
トがプーリの溝に沈下し易く、耐側圧性の大なる
ものが要求され、また、高速状態での使用におい
てはプーリが小径となるため、スリツプが大きく
高熱が生じ易く、コグの落込み部であるコグ谷部
において亀裂が生じ、かつ、その亀裂が成長して
圧縮部ゴムが切断してベルトが横転したり、亀裂
が抗張体部に達する程に成長して抗張体部の抗張
体の切断を招き、ベルト寿命が短かくなるという
問題がある。
コグ谷部とが交互に配設されてなるコグが形成さ
れたコグつきVベルトは知られており、そのよう
のコグつきVベルトは近年になり自動車、産業用
機械等に汎用され、使用条件が苛酷になつてい
る。即ち、高負荷状態での使用となるため、ベル
トがプーリの溝に沈下し易く、耐側圧性の大なる
ものが要求され、また、高速状態での使用におい
てはプーリが小径となるため、スリツプが大きく
高熱が生じ易く、コグの落込み部であるコグ谷部
において亀裂が生じ、かつ、その亀裂が成長して
圧縮部ゴムが切断してベルトが横転したり、亀裂
が抗張体部に達する程に成長して抗張体部の抗張
体の切断を招き、ベルト寿命が短かくなるという
問題がある。
即ち、亀裂の発生状況について説明すると、第
7図aに示すように、ベルトaの底部のコグ谷部
においてベルト幅方向に割れ出して亀裂bが発生
し、第7図bに示すように、亀裂bがベルト側面
まで成長し、それから厚さ方向に進行して亀裂b
は徐々に深くなり、第7図cに示すように、側面
亀裂がますます大きくなり、抗張体部へ近づいて
行くという不具合がある。
7図aに示すように、ベルトaの底部のコグ谷部
においてベルト幅方向に割れ出して亀裂bが発生
し、第7図bに示すように、亀裂bがベルト側面
まで成長し、それから厚さ方向に進行して亀裂b
は徐々に深くなり、第7図cに示すように、側面
亀裂がますます大きくなり、抗張体部へ近づいて
行くという不具合がある。
このような不具合を解決するために、従来、ベ
ルト底部のコグに対し、ベルトの幅方向の強度を
増す実質的に不伸長性でコートした形状の強度部
材が互いに平行かつベルトの長手方向に対して横
方向にベルト全幅を横切つて配装すること(例え
ば特公昭53−12017号公報参照)や、ベルト底部
のコグに対し、断面だ円形のすだれコードをベル
ト幅方向に埋設すること(例えば米国特許第
3968703号明細書及び図面参照)が提案されてい
る。
ルト底部のコグに対し、ベルトの幅方向の強度を
増す実質的に不伸長性でコートした形状の強度部
材が互いに平行かつベルトの長手方向に対して横
方向にベルト全幅を横切つて配装すること(例え
ば特公昭53−12017号公報参照)や、ベルト底部
のコグに対し、断面だ円形のすだれコードをベル
ト幅方向に埋設すること(例えば米国特許第
3968703号明細書及び図面参照)が提案されてい
る。
しかしながら、上記の構造のものでは、いずれ
も、耐側圧性の向上にはある程度の効果はある
が、すだれコードが幅方向であるため耐屈曲性が
大幅に低下し、コグ谷部におけるすだれコード間
に早期に亀裂が生ずるという問題がある。
も、耐側圧性の向上にはある程度の効果はある
が、すだれコードが幅方向であるため耐屈曲性が
大幅に低下し、コグ谷部におけるすだれコード間
に早期に亀裂が生ずるという問題がある。
また、コグつきVベルトの圧縮部に、1層以上
のすだれコードをベルト長手方向に対し90度また
は斜めに、すだれ層間にゴムを介在せしめて波形
に埋設し、コグ部外周面を伸縮性帆布で被覆した
ものが提案されている(例えば実開昭57−150645
号公報参照)。
のすだれコードをベルト長手方向に対し90度また
は斜めに、すだれ層間にゴムを介在せしめて波形
に埋設し、コグ部外周面を伸縮性帆布で被覆した
ものが提案されている(例えば実開昭57−150645
号公報参照)。
(考案が解決しようとする課題)
ところが、そのような構造では、Vベルトの耐
側圧性は向上するが、すだれ層間にゴムを介在せ
しめていることから、コグ山部は変形しやすく、
その変形によりコグ谷部の伸縮の度合が大きくな
つてコグ谷部が複雑な応力集中を受けることとな
り、コグ谷部におけるすだれコード間に発生する
亀裂を防止することはできない。
側圧性は向上するが、すだれ層間にゴムを介在せ
しめていることから、コグ山部は変形しやすく、
その変形によりコグ谷部の伸縮の度合が大きくな
つてコグ谷部が複雑な応力集中を受けることとな
り、コグ谷部におけるすだれコード間に発生する
亀裂を防止することはできない。
本考案はかかる点に鑑みてなされたもので、耐
屈曲性を損なうことなく、耐側圧性を向上させ、
圧縮部の下面のコグ谷部付近に発生する亀裂(い
わゆる底割れ)を防止したコグつきVベルトを提
供することを目的とする。
屈曲性を損なうことなく、耐側圧性を向上させ、
圧縮部の下面のコグ谷部付近に発生する亀裂(い
わゆる底割れ)を防止したコグつきVベルトを提
供することを目的とする。
(課題を解決するための手段)
本考案は、上記目的を達成するために、圧縮部
と、伸長部と、該両部間に埋め込んだ長手方向の
抗張体部を有し、上記圧縮部にコグが形成されて
なるローエツジタイプのコグつきVベルトであつ
て、 上記圧縮部の下面に、2層1組の斜めすだれコ
ード層が少なくとも1組以上積層されてなるすだ
れコード部がコグ波形に沿つて配設され、該すだ
れコード部における各組の斜めすだれコード層
は、ベルト幅方向に対し斜めすだれコードが傾斜
して配置されてなる上側斜めすだれコード層と、
該上側斜めすだれコード層の下側に、ベルト幅方
向に対し上側斜めすだれコード層の斜めすだれコ
ードとは反対方向に傾斜して配置されてなる下側
斜めすだれコード層とからなり、上記各斜めすだ
れコード層はベルト全周に亘つて一様に相互に近
接しており、上記上側斜めすだれコード層の斜め
すだれコードと下側斜めすだれコード層の斜めす
だれコードとのコード交差角が100゜〜170゜となつ
ている構成とする。
と、伸長部と、該両部間に埋め込んだ長手方向の
抗張体部を有し、上記圧縮部にコグが形成されて
なるローエツジタイプのコグつきVベルトであつ
て、 上記圧縮部の下面に、2層1組の斜めすだれコ
ード層が少なくとも1組以上積層されてなるすだ
れコード部がコグ波形に沿つて配設され、該すだ
れコード部における各組の斜めすだれコード層
は、ベルト幅方向に対し斜めすだれコードが傾斜
して配置されてなる上側斜めすだれコード層と、
該上側斜めすだれコード層の下側に、ベルト幅方
向に対し上側斜めすだれコード層の斜めすだれコ
ードとは反対方向に傾斜して配置されてなる下側
斜めすだれコード層とからなり、上記各斜めすだ
れコード層はベルト全周に亘つて一様に相互に近
接しており、上記上側斜めすだれコード層の斜め
すだれコードと下側斜めすだれコード層の斜めす
だれコードとのコード交差角が100゜〜170゜となつ
ている構成とする。
なお、本考案コグつきVベルトは、一般にロー
エツジタイプのコグつきVベルトといわれるもの
で、ベルト側面に外被帆布を有さず、ベルト底面
にコグが形成されており、自動車のフアンベル
ト、変速ベルトとして用いることができる。
エツジタイプのコグつきVベルトといわれるもの
で、ベルト側面に外被帆布を有さず、ベルト底面
にコグが形成されており、自動車のフアンベル
ト、変速ベルトとして用いることができる。
(作用)
圧縮部の下面に、2層1組の上側及び下側斜め
すだれコード層が少なくとも1組以上積層されて
なるすだれコード部がコグ波形に沿つて配設さ
れ、該各斜めすだれコード層がベルト全周に亘つ
て一様に相互に近接され、上記上側斜めすだれコ
ード層の斜めすだれコードと下側斜めすだれコー
ド層の斜めすだれコードとのコード交差角が100゜
〜170゜としていることから、上側斜めすだれコー
ド層と下側斜めすだれコード層との各コードが互
いに拘束し合つて抵抗となるので、斜めすだれコ
ードが固定されやすくなり、それによつてベルト
幅方向の剛性である耐側圧性が向上する。また、
コグ谷部で斜めすだれコードが屈曲して変形して
も、負荷(歪)に応じて相対位置は変位するが、
負荷が除かれると、元の相対位置となるので、ベ
ルトの屈曲性を損うことはない。
すだれコード層が少なくとも1組以上積層されて
なるすだれコード部がコグ波形に沿つて配設さ
れ、該各斜めすだれコード層がベルト全周に亘つ
て一様に相互に近接され、上記上側斜めすだれコ
ード層の斜めすだれコードと下側斜めすだれコー
ド層の斜めすだれコードとのコード交差角が100゜
〜170゜としていることから、上側斜めすだれコー
ド層と下側斜めすだれコード層との各コードが互
いに拘束し合つて抵抗となるので、斜めすだれコ
ードが固定されやすくなり、それによつてベルト
幅方向の剛性である耐側圧性が向上する。また、
コグ谷部で斜めすだれコードが屈曲して変形して
も、負荷(歪)に応じて相対位置は変位するが、
負荷が除かれると、元の相対位置となるので、ベ
ルトの屈曲性を損うことはない。
それに加えて、コグ波形に沿つて配設されるす
だれコード部を構成する上側斜めすだれコード層
と下側斜めすだれコード層とが相互に近接しかつ
両コード層の斜めすだれコードが交差しているこ
とにより、コグ外力に作用する外力に対して、上
記上側斜めすだれコード層と下側斜めすだれコー
ド層との各コードが互いに拘束し合つて抵抗とな
るので、コグ山部の変形を抑制してコグ形状を略
一定に可及的に保持できる。このことから、コグ
山部の変形によるコグ谷部の伸縮の度合を軽減し
コグ谷部の応力集中を抑制できるので、コグ谷部
における底割れを防止できる。
だれコード部を構成する上側斜めすだれコード層
と下側斜めすだれコード層とが相互に近接しかつ
両コード層の斜めすだれコードが交差しているこ
とにより、コグ外力に作用する外力に対して、上
記上側斜めすだれコード層と下側斜めすだれコー
ド層との各コードが互いに拘束し合つて抵抗とな
るので、コグ山部の変形を抑制してコグ形状を略
一定に可及的に保持できる。このことから、コグ
山部の変形によるコグ谷部の伸縮の度合を軽減し
コグ谷部の応力集中を抑制できるので、コグ谷部
における底割れを防止できる。
(実施例)
以下、本考案の実施例を図面に沿つて詳細に説
明する。
明する。
1はコグつきVベルトで、2は伸長部、3は圧
縮部、4は抗張体部、5は圧縮部3の下面に形成
されたコグで、コグ山部5aとコグ谷部5bとが
交互に配設されてなる波形形状となつている。
縮部、4は抗張体部、5は圧縮部3の下面に形成
されたコグで、コグ山部5aとコグ谷部5bとが
交互に配設されてなる波形形状となつている。
上記伸長部2および圧縮部4はCR,NR,
SBR,NBR、ウレタンその他のゴムにベルトの
用途に応じた公知の配合ゴムからなるゴム弾性体
で形成されている。
SBR,NBR、ウレタンその他のゴムにベルトの
用途に応じた公知の配合ゴムからなるゴム弾性体
で形成されている。
上記抗張体層4は、伸長部2と圧縮部4の上記
ゴム弾性体中に平面的に埋設された複数のコード
によつてなつている。該コードは、ポリエステ
ル、ポリアミド、アラミツド、硝子等の繊維を撚
つてベルトの用途に応じて適当なコードに形成
し、熱延伸処理および表面に接着剤処理等を施し
たものでVベルトの長手方向Xにほぼ1.2〜1.7mm
の間隔をもつて平行に埋設されている。
ゴム弾性体中に平面的に埋設された複数のコード
によつてなつている。該コードは、ポリエステ
ル、ポリアミド、アラミツド、硝子等の繊維を撚
つてベルトの用途に応じて適当なコードに形成
し、熱延伸処理および表面に接着剤処理等を施し
たものでVベルトの長手方向Xにほぼ1.2〜1.7mm
の間隔をもつて平行に埋設されている。
圧縮部3を形成するゴム弾性体は耐側圧性の高
いものを必要とする場合は、該ゴム弾性体に木
綿、レーヨン、ナイロン、ポリエステル、アラミ
ツド等の単繊維から選んだ所定量の繊維を練り込
んだ、いわゆるスチフレツクスゴムを用いる。
いものを必要とする場合は、該ゴム弾性体に木
綿、レーヨン、ナイロン、ポリエステル、アラミ
ツド等の単繊維から選んだ所定量の繊維を練り込
んだ、いわゆるスチフレツクスゴムを用いる。
また、コグ5のコグ谷部5b付近で亀裂が発生
するのを防止するために、圧縮部3の下面にコグ
5の波形に沿つてすだれコード部6が配設されて
いる。すだれコード部6は、2層1組の斜めすだ
れコード層が少なくとも1組以上積層されてな
り、本例の場合はすだれコード部6は1組のみか
らなり、該すだれコード部6における2層1組の
斜めすだれコード層は、上側に位置しベルト長手
方向に対し斜めすだれコード7aが傾斜して配置
されてなる上側斜めすだれコード層7と、該上側
斜めすだれコード7の下側に、ベルト長手方向に
関し上側斜めすだれコード層7の斜めすだれコー
ド7aと略対称に配置されてなる下側斜めすだれ
コード層8とからなる。上記斜めすだれコード層
7,8はベルト全周に亘つて一様に相互に近接し
ている。
するのを防止するために、圧縮部3の下面にコグ
5の波形に沿つてすだれコード部6が配設されて
いる。すだれコード部6は、2層1組の斜めすだ
れコード層が少なくとも1組以上積層されてな
り、本例の場合はすだれコード部6は1組のみか
らなり、該すだれコード部6における2層1組の
斜めすだれコード層は、上側に位置しベルト長手
方向に対し斜めすだれコード7aが傾斜して配置
されてなる上側斜めすだれコード層7と、該上側
斜めすだれコード7の下側に、ベルト長手方向に
関し上側斜めすだれコード層7の斜めすだれコー
ド7aと略対称に配置されてなる下側斜めすだれ
コード層8とからなる。上記斜めすだれコード層
7,8はベルト全周に亘つて一様に相互に近接し
ている。
また、上側斜めすだれコード層7の斜めすだれ
コード7aと下側斜めすだれコード層8の斜めす
だれコード8aとのコード交差角θは、耐屈曲性
を損なうことなく、耐側圧性を確保するために、
100゜〜170゜の範囲に設定されている(第6図参
照)。
コード7aと下側斜めすだれコード層8の斜めす
だれコード8aとのコード交差角θは、耐屈曲性
を損なうことなく、耐側圧性を確保するために、
100゜〜170゜の範囲に設定されている(第6図参
照)。
したがつて、コグつきVベルト1を型で成形す
る際、コグ波形9を成形する型のコグ波形に沿つ
て、斜めすだれコード層15,16を構成する斜
めすだれコード7a,8aを、第2図に示す如く
コードの交差角θが100゜〜170゜となるように交差
せしめて配置しておき、ゴム弾性体の加熱加圧に
よつて圧縮部3のコグ5の下面に埋設され、斜め
すだれコード層7,8は、コグ5の波形に沿つ
て、第1図に一部の状態を示す如く固定される。
第1図は、圧縮部3のゴム弾性体の一部を切除
し、上側斜めすだれコード層7を表わし、さらに
上側斜めすだれコード層7の一部を切除して下側
斜めすだれコード層8を表わしている。上記コー
ド交差角θを100゜〜170゜としたのは、100゜よりも
小さい角度では耐側圧性が低下し、170゜よりも大
きい角度では耐側圧性は良好であるが屈曲性が害
されるからである。さらに、この交差角θは120゜
〜150゜とするのが効果的である。
る際、コグ波形9を成形する型のコグ波形に沿つ
て、斜めすだれコード層15,16を構成する斜
めすだれコード7a,8aを、第2図に示す如く
コードの交差角θが100゜〜170゜となるように交差
せしめて配置しておき、ゴム弾性体の加熱加圧に
よつて圧縮部3のコグ5の下面に埋設され、斜め
すだれコード層7,8は、コグ5の波形に沿つ
て、第1図に一部の状態を示す如く固定される。
第1図は、圧縮部3のゴム弾性体の一部を切除
し、上側斜めすだれコード層7を表わし、さらに
上側斜めすだれコード層7の一部を切除して下側
斜めすだれコード層8を表わしている。上記コー
ド交差角θを100゜〜170゜としたのは、100゜よりも
小さい角度では耐側圧性が低下し、170゜よりも大
きい角度では耐側圧性は良好であるが屈曲性が害
されるからである。さらに、この交差角θは120゜
〜150゜とするのが効果的である。
上記コグつきVベルト1の実施例においては該
Vベルト1の最上面に帆布9を埋設したものを示
しているが、これを有しない場合もある。
Vベルト1の最上面に帆布9を埋設したものを示
しているが、これを有しない場合もある。
続いて、本考案形と従来形とのコグつきVベル
トの比較試験結果について説明する。
トの比較試験結果について説明する。
() スリツプ性、耐亀裂性、および耐久性に
ついての比較試験 (条件) (a) 本考案形Vベルト (1) 上幅A……17mm (2) 厚さB……12mm (3) ベルト角度C……30゜ (4) コグ深さD……4.2mm (5) 斜めすだれコードの材質等……1000d/1
の6ナイロン、85本/5cmの密度の斜めすだ
れコード層7,8の斜めすだれコード7a,
8aを交差角θ=150゜で配置 (6) ベルトのゴム弾性体……CRゴム (b) 従来形Vベルト 本考案形Vベルトと、条件(5)を除いて、全く同
一である。すなわち、コグ底部はCRゴムのみで
形成されている。
ついての比較試験 (条件) (a) 本考案形Vベルト (1) 上幅A……17mm (2) 厚さB……12mm (3) ベルト角度C……30゜ (4) コグ深さD……4.2mm (5) 斜めすだれコードの材質等……1000d/1
の6ナイロン、85本/5cmの密度の斜めすだ
れコード層7,8の斜めすだれコード7a,
8aを交差角θ=150゜で配置 (6) ベルトのゴム弾性体……CRゴム (b) 従来形Vベルト 本考案形Vベルトと、条件(5)を除いて、全く同
一である。すなわち、コグ底部はCRゴムのみで
形成されている。
(耐スリツプ性試験)
本考案形と従来形のコグつきVベルトについて
負荷とスリツプ率との関係の試験を行つて第3図
に示す結果を得た。
負荷とスリツプ率との関係の試験を行つて第3図
に示す結果を得た。
−測定方法−
駆動側プーリ直径140mm、同回転速度1000rpm、
従動側プーリ直径100mmの負荷−スリツプ特性測
定用走行試験機で、室温25℃、初張力70Kgとして
行つた。
従動側プーリ直径100mmの負荷−スリツプ特性測
定用走行試験機で、室温25℃、初張力70Kgとして
行つた。
スリツプ率の測定は、負荷が0の時の駆動側及
び従動側プーリの回転数を基準として、所定負荷
時の回転数から求めた。
び従動側プーリの回転数を基準として、所定負荷
時の回転数から求めた。
(耐亀裂性試験)
従動側プーリ直径を変えて、ベルト1のコグ谷
部5bに亀裂が発生するまでの時間を測定して、
第4図に示す結果を得た。
部5bに亀裂が発生するまでの時間を測定して、
第4図に示す結果を得た。
−測定方法−
駆動側プーリ直径100mm、同回転速度5000rpm、
従動側プーリ直径を80mm、90mm、100mmの3種と
し、2軸走行試験機で負荷5HP、室温25℃、初
張力70Kgとして、斜めすだれコードに毛羽立ちが
認められた時までの時間を亀裂発生時間として測
定した。
従動側プーリ直径を80mm、90mm、100mmの3種と
し、2軸走行試験機で負荷5HP、室温25℃、初
張力70Kgとして、斜めすだれコードに毛羽立ちが
認められた時までの時間を亀裂発生時間として測
定した。
(耐久性試験)
本考案形と従来形のコグつきVベルトのベルト
寿命の比較試験を行つて、第5図に示す結果を得
た。
寿命の比較試験を行つて、第5図に示す結果を得
た。
−測定方法−
駆動側プーリ直径100mm、同回転速度5000rpm、
従動側プーリ直径130mmとし、耐久走行試験機で
負荷5HP、雰囲気温度85℃で試験を行つた。
従動側プーリ直径130mmとし、耐久走行試験機で
負荷5HP、雰囲気温度85℃で試験を行つた。
ベルト寿命は、ベルトのコグ谷部5bに亀裂が
発生し、それが抗張体部4まで成長したときの時
間とした。
発生し、それが抗張体部4まで成長したときの時
間とした。
() 耐側圧性及び耐屈曲性試験
斜めすだれコード層7,8の斜めすだれコード
7a,8aの交差角を変化させて、耐側圧性及び
耐屈曲性の評価を行い、その評価結果を第6図に
示す。
7a,8aの交差角を変化させて、耐側圧性及び
耐屈曲性の評価を行い、その評価結果を第6図に
示す。
(条件)
(a) 本考案形Vベルト
(1) 上幅A……17mm
(2) 厚さB……12mm
(3) ベルト角度C……30゜
(4) コグ深さD……4.2mm
(5) 斜めすだれコードの材質等……1000d/1
のナイロン、85本/5cmの密度で実施例に示
したように斜めすだれコード層7,8の斜め
すだれコードを交差角θ=100゜〜180゜として
配置 (6) ベルトのゴム弾性体の材質……CRゴム (7) ベルトの外周長さ……910mm −測定方法− 耐側圧性指数:圧縮モジユラスによる方法で、一
般的な伸長圧縮試験機(例えばアムースラ
ー式試験機)のロツドの先端にスペーサー
をセツトし、ベルト側面をベルト上部に対
して直角に一定応力で加圧する。その時の
ベルトの歪量を、すだれ層なしのものの歪
量を基準として、指数で表したものであ
る。
のナイロン、85本/5cmの密度で実施例に示
したように斜めすだれコード層7,8の斜め
すだれコードを交差角θ=100゜〜180゜として
配置 (6) ベルトのゴム弾性体の材質……CRゴム (7) ベルトの外周長さ……910mm −測定方法− 耐側圧性指数:圧縮モジユラスによる方法で、一
般的な伸長圧縮試験機(例えばアムースラ
ー式試験機)のロツドの先端にスペーサー
をセツトし、ベルト側面をベルト上部に対
して直角に一定応力で加圧する。その時の
ベルトの歪量を、すだれ層なしのものの歪
量を基準として、指数で表したものであ
る。
耐屈曲性指数:ベルト走行試験機に試料ベルトを
懸回し、底割れ(亀裂)が抗張体層に達す
るまでの時間、あるいは各部間の剥離が1/
3の深さまで達するまでの時間を測定し、
オリジナルのベルトを基準に指数で表わし
たもの。
懸回し、底割れ(亀裂)が抗張体層に達す
るまでの時間、あるいは各部間の剥離が1/
3の深さまで達するまでの時間を測定し、
オリジナルのベルトを基準に指数で表わし
たもの。
ベルト走行試験機……2軸走行試験機
駆動プーリ……直径100mm、5000rpm
従動プーリ……直径70mm
負荷……無負荷
初期張力……110Kg(デツドウエイト)
したがつて、上側及び下側斜めすだれコード層
7,8の斜めすだれコード7a,8aの交差角は
100゜〜170゜、特に120゜〜150゜であることが望まし
いことがわかる。
7,8の斜めすだれコード7a,8aの交差角は
100゜〜170゜、特に120゜〜150゜であることが望まし
いことがわかる。
また、斜めすだれコード層7,8の斜めすだれ
コード7a,8aがベルト両端でベルト幅方向に
対してなす角度α,βは左右対称性から等しいこ
とが望ましいが、両角度α,βの差が15゜以内で
あれば実用上差支えない。すなわち、|α−β|
≦15゜(第2図参照)。
コード7a,8aがベルト両端でベルト幅方向に
対してなす角度α,βは左右対称性から等しいこ
とが望ましいが、両角度α,βの差が15゜以内で
あれば実用上差支えない。すなわち、|α−β|
≦15゜(第2図参照)。
上記試験結果から、本考案形Vベルトは、耐側
圧性、耐屈曲性、耐スリツト性、耐亀裂性及び耐
久性の各試験において従来形ベルトに比して何れ
も優れていることが判明した。すなわち、同条件
であれば耐久性においてほぼ2倍の性能を示し、
他の試験結果からも、本考案形Vベルトは従来形
Vベルトに対して一段と苛酷な条件に耐えること
がわかる。
圧性、耐屈曲性、耐スリツト性、耐亀裂性及び耐
久性の各試験において従来形ベルトに比して何れ
も優れていることが判明した。すなわち、同条件
であれば耐久性においてほぼ2倍の性能を示し、
他の試験結果からも、本考案形Vベルトは従来形
Vベルトに対して一段と苛酷な条件に耐えること
がわかる。
以上のことから、本考案形Vベルトは、すだれ
コード部6の各組の上側及び下側斜めすだれコー
ド層7,8はベルト全周に亘つて一様に相互に近
接しており、上側斜めすだれコード層7の斜めす
だれコード7aと下側斜めすだれコード層8の斜
めすだれコード8aとのコード交差角θが100゜〜
170゜となつているので、斜めすだれコード7a,
7bが固定されやすくなり、それによつてベルト
幅方向の剛性である耐側圧性が向上するととも
に、コグ谷部5bで屈曲して変形しても、負荷
(歪)に応じて相対位置は変位するが、負荷が除
かれると、元の相対位置となるので、ベルトの屈
曲性を損うこともない。
コード部6の各組の上側及び下側斜めすだれコー
ド層7,8はベルト全周に亘つて一様に相互に近
接しており、上側斜めすだれコード層7の斜めす
だれコード7aと下側斜めすだれコード層8の斜
めすだれコード8aとのコード交差角θが100゜〜
170゜となつているので、斜めすだれコード7a,
7bが固定されやすくなり、それによつてベルト
幅方向の剛性である耐側圧性が向上するととも
に、コグ谷部5bで屈曲して変形しても、負荷
(歪)に応じて相対位置は変位するが、負荷が除
かれると、元の相対位置となるので、ベルトの屈
曲性を損うこともない。
それに加えて、コグ5の波形に沿つて配設され
るすだれコード部6を構成する上側斜めすだれコ
ード層7と下側斜めすだれコード層8とが相互に
近接しかつ両コード層7,8の斜めすだれコード
7a,8aが交差していることにより、コグ外力
に作用する外力に対して、上記上側斜めすだれコ
ード層7と下側斜めすだれコード層8との各斜め
すだれコード7a,8aが互いに拘束し合つて抵
抗となるので、コグ山部5aの変形を抑制してコ
グ形状を略一定に可及的に保持できる。このこと
から、コグ山部5aの変形によるコグ谷部5bの
伸縮の度合を軽減しコグ谷部5bの応力集中を抑
制できるので、コグ谷部5bにおける底割れが防
止される。
るすだれコード部6を構成する上側斜めすだれコ
ード層7と下側斜めすだれコード層8とが相互に
近接しかつ両コード層7,8の斜めすだれコード
7a,8aが交差していることにより、コグ外力
に作用する外力に対して、上記上側斜めすだれコ
ード層7と下側斜めすだれコード層8との各斜め
すだれコード7a,8aが互いに拘束し合つて抵
抗となるので、コグ山部5aの変形を抑制してコ
グ形状を略一定に可及的に保持できる。このこと
から、コグ山部5aの変形によるコグ谷部5bの
伸縮の度合を軽減しコグ谷部5bの応力集中を抑
制できるので、コグ谷部5bにおける底割れが防
止される。
(考案の効果)
本考案は、上記のように、圧縮部の下面に、2
層1組の上側及び下側斜めすだれコード層が少な
くとも1組以上積層されてなるすだれコード部を
コグ波形に沿つて配設し、該各斜めすだれコード
層をベルト全周に亘つて一様に相互に近接させ、
上記上側斜めすだれコード層の斜金すだれコード
と下側斜めすだれコード層の斜めすだれコードと
のコード交差角が100゜〜170゜となるようにしたか
ら、耐屈曲性を損うことなく、耐側圧性を向上さ
せることが可能となり、それによつて、高負荷に
対する伝動能力が向上し、スリツプ及び摩耗が少
なく、耐久性が向上し、また、ベルトの厚さを薄
くすることができるようになり、小径プーリにつ
いての使用も可能となる。また、圧縮部の下面
に、コグ波形に沿つてすだれコード部を配設し、
該すだれコード部を構成する上側斜めすだれコー
ド層と下側斜めすだれコード層とが相互に近接し
かつ両コード層の斜めすだれコードが交差するよ
うにしているので、コグ形状が保持され、コグ山
部の変形によるコグ谷部の伸縮が抑制され、それ
によつてコグ谷部における底割れが抑制される。
層1組の上側及び下側斜めすだれコード層が少な
くとも1組以上積層されてなるすだれコード部を
コグ波形に沿つて配設し、該各斜めすだれコード
層をベルト全周に亘つて一様に相互に近接させ、
上記上側斜めすだれコード層の斜金すだれコード
と下側斜めすだれコード層の斜めすだれコードと
のコード交差角が100゜〜170゜となるようにしたか
ら、耐屈曲性を損うことなく、耐側圧性を向上さ
せることが可能となり、それによつて、高負荷に
対する伝動能力が向上し、スリツプ及び摩耗が少
なく、耐久性が向上し、また、ベルトの厚さを薄
くすることができるようになり、小径プーリにつ
いての使用も可能となる。また、圧縮部の下面
に、コグ波形に沿つてすだれコード部を配設し、
該すだれコード部を構成する上側斜めすだれコー
ド層と下側斜めすだれコード層とが相互に近接し
かつ両コード層の斜めすだれコードが交差するよ
うにしているので、コグ形状が保持され、コグ山
部の変形によるコグ谷部の伸縮が抑制され、それ
によつてコグ谷部における底割れが抑制される。
図面は本考案の実施例を示し、第1図はコグつ
きVベルトの一部を切除してすだれコード部の状
態を示した図、第2図はすだれコード部を平面的
に示す図、第3図乃至第6図は試験結果を示す図
である。第7図a〜cはそれぞれ亀裂生成過程を
示す説明図である。 1……コグつきVベルト、2……伸長部、3…
…圧縮部、4……抗張体部、5……コグ、5a…
…コグ山部、5b……コグ谷部、6……すだれコ
ード部、7,8……斜めすだれコード層、7a,
8a……斜めすだれコード。
きVベルトの一部を切除してすだれコード部の状
態を示した図、第2図はすだれコード部を平面的
に示す図、第3図乃至第6図は試験結果を示す図
である。第7図a〜cはそれぞれ亀裂生成過程を
示す説明図である。 1……コグつきVベルト、2……伸長部、3…
…圧縮部、4……抗張体部、5……コグ、5a…
…コグ山部、5b……コグ谷部、6……すだれコ
ード部、7,8……斜めすだれコード層、7a,
8a……斜めすだれコード。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 圧縮部と、伸長部と、該両部間に埋め込んだ
長手方向の抗張体部を有し、上記圧縮部にコグ
が形成されてなるローエツジタイプのコグつき
Vベルトであつて、 上記圧縮部の下面に、2層1組の斜めすだれ
コード層が少なくとも1組以上積層されてなる
すだれコード部がコグ波形に沿つて配設され、
該すだれコード部における各組の斜めすだれコ
ード層は、ベルト幅方向に対し斜めすだれコー
ドが傾斜して配置されてなる上側斜めすだれコ
ード層と、該上側斜めすだれコード層の下側
に、ベルト幅方向に対し上側斜めすだれコード
層の斜めすだれコードとは反対方向に傾斜して
配置されてなる下側斜めすだれコード層とから
なり、上記各斜めすだれコード層はベルト全周
に亘つて一様に相互に近接しており、上記上側
斜めすだれコード層の斜めすだれコードと下側
斜めすだれコード層の斜めすだれコードとのコ
ード交差角が100゜〜170゜となつていることを特
徴とするコグつきVベルト。 (2) 斜めすだれコードの交差角は、120゜〜150゜で
あるところの実用新案登録請求の範囲第1項記
載のコグつきVベルト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16215282U JPS59121541U (ja) | 1982-10-25 | 1982-10-25 | コグつきvベルト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16215282U JPS59121541U (ja) | 1982-10-25 | 1982-10-25 | コグつきvベルト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59121541U JPS59121541U (ja) | 1984-08-16 |
| JPH0247307Y2 true JPH0247307Y2 (ja) | 1990-12-12 |
Family
ID=30356159
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16215282U Granted JPS59121541U (ja) | 1982-10-25 | 1982-10-25 | コグつきvベルト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59121541U (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS526959U (ja) * | 1975-07-03 | 1977-01-18 |
-
1982
- 1982-10-25 JP JP16215282U patent/JPS59121541U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59121541U (ja) | 1984-08-16 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR880001745B1 (ko) | 벨트치내에 섬유보강재가 배치된 적극 구동 전동 톱니벨트 | |
| EP1510726B1 (en) | Friction drive belt and method for fabricating the same | |
| US4904232A (en) | Power transmission belt | |
| JPH0729330Y2 (ja) | 動力伝動用vベルト | |
| CN1059588A (zh) | 齿形带 | |
| JPH01164839A (ja) | 動力伝達ベルトおよびその製造方法 | |
| JPH0110513Y2 (ja) | ||
| CN1063538C (zh) | 带齿v型皮带 | |
| US4571230A (en) | Endless power transmission belt having a toothed compression section and method of making the same | |
| JPS6342194Y2 (ja) | ||
| US4509938A (en) | Endless power transmission belt having a toothed compression section and method of making the same | |
| JPH0247307Y2 (ja) | ||
| US4778437A (en) | Heavy duty V belt | |
| JPH02245542A (ja) | 台形型の動力伝達ベルト | |
| JPS5919744A (ja) | 動力伝動用ベルト | |
| JPS597859B2 (ja) | コグつきvベルト | |
| JP2004036855A (ja) | ダブルコグドvベルト | |
| US4504256A (en) | Variable V-belt | |
| KR20040066844A (ko) | 저 모듈러스 벨트 | |
| JPH0217233Y2 (ja) | ||
| JPH0247795Y2 (ja) | ||
| US4003269A (en) | Power transmission belt | |
| JPH0332835Y2 (ja) | ||
| JP2503709Y2 (ja) | 動力伝動用ベルト | |
| JP2002013595A (ja) | コグドベルト |