JPH0247495B2 - - Google Patents
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- JPH0247495B2 JPH0247495B2 JP56062071A JP6207181A JPH0247495B2 JP H0247495 B2 JPH0247495 B2 JP H0247495B2 JP 56062071 A JP56062071 A JP 56062071A JP 6207181 A JP6207181 A JP 6207181A JP H0247495 B2 JPH0247495 B2 JP H0247495B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- rubber component
- resin
- rubber
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
本発明は、特定の耐折強さをもつようにゴム成
分を含有した、低発泡の成形用スチレン系樹脂シ
ートに関するものである。 現在、食品収納用の容器として、各種の合成樹
脂製シートが使用され、これらは圧空成形法及
び/又は真空成形法によつて、所望の形状とされ
たものがほとんどである。これら食品収納用容器
を製造するための合成樹脂シートの中で、発泡ポ
リスチレンシート(一般には、PSPと略称されて
いる。)は、美しい真珠光沢状の外観を呈し、断
熱性に富み、かつ、軽量であるため、広く使用さ
れている。 この発泡ポリスチレンシートはしかしながら、
強靭性に欠けるために、強度を要求される容器と
するには、肉厚を大きくしなければならない。肉
厚を大きくすると嵩ばり、容器の輸送コストが高
くなるという、新らたな問題が生起する。また、
発泡ポリスチレンシートを使用する場合には、製
品容器の強度を高くするための補強リブを、容器
壁面に設けることがある。発泡ポリスチレンシー
トは、他の合成樹脂シートより、成形性−特にい
わゆる「型決まり」−が劣るために、製品容器に、
外観の優れた補強リブを形成し難いという欠点が
ある。 本発明者らは、発泡ポリスチレンシートの特性
である美しい外観、断熱性等を損なうことなく、
欠点である強靭性に欠けること、嵩ばりすぎるこ
と、成形性が劣ること等を排除した容器成形用シ
ートを提供することを目的として、鋭意検討した
結果本発明を完成するに至つたものである。 すなわち、本発明の要旨とするところは、ゴム
成分を、1.5〜8重量%の範囲内で含有してなる
スチレン系樹脂に化学発泡剤を配合してシート状
に押出し、発泡倍率が1.1倍以上1.5倍未満、厚み
0.1〜1mmの範囲であり、かつ、JIS P8115に準拠
して測定した耐折強さが5以上であることを特徴
とする成形用スチレン系樹脂シートに存する。 本発明におけるゴム成分を上記範囲内で含有し
てなるスチレン系樹脂には、ゴム成分とゴム成分
を含まないスチレン系樹脂とのポリマーブレンド
のほか、ゴム成分にスチレン系樹脂を構成するモ
ノマーをグラフトしたグラフト(共)重合体も含
まれる。 ゴム成分としては、天然ゴム、共役ジエン類よ
り誘導される合成ゴム及びその他のゴム様挙動を
示す物質をいう。具体的には、例えば天然クレー
プゴム、ポリブタジエン、ブタジエン−スチレン
共重合型ゴム(SBR)、ブタジエン−アクリロニ
トリル共重合型ゴム(NBR)、ポリイソプレン、
ポリイソブチレン、イソプレン−イソブチレン共
重合型ゴム、ポリクロロプレン、エチレン−プロ
ピレン共重合型ゴム、エチレン−プロピレン−ジ
エンモノマー三元共重合型ゴム、スチレン−ブタ
レジエンブロツク共重合型ゴム、エチレン−酢酸
ビニル共重合型ゴム、アクリル酸アルキルエステ
ル(共)重合体ゴム、メタアクリル酸アルキルエ
ステル(共)重合体ゴム等があげられる。 スチレン系樹脂とは、ポリスチレン、スチレン
を主成分とし、これと共重合可能な単量体との共
重合体等をいう。このような単量体としては、α
−メチルスチレン、P−メチルスチレン、2,4
−ジメチルスチレン、アクリロニトリル、メタア
クリロニトリル、アクリル酸アルキルエステル
類、メタアクリル酸アルキルエステル類等があげ
られる。なお、グラフト(共)重合体は、スチレ
ン系樹脂製造時に、前記ゴム成分を製造(重合)
系に存在させて、単量体を(共)重合させること
により、得ることができる。 スチレン系樹脂に含有するゴム成分は、1.5〜
8重量%の範囲であることが必要である。ゴム成
分が1.5重量%より少ないと、シートの耐折強さ
が弱くなり、8重量%より多いと、シートの外観
が悪くなり目的とするシートは得られない。 本発明に係る成形用スチレン系樹脂シートは、
上記ゴム成分を含有するスチレン系樹脂に、化学
発泡剤を配合してシート化したものであり、二軸
方向に延伸されたものは含まない。化学発泡剤と
しては、ゴム成分を含有するスチレン系樹脂のシ
ート化温度において、気化する低沸点炭化水素化
合物、例えばプロパン、ブタン、ペンタン、石油
エーテル等;ゴム成分を含有するスチレン系樹脂
のシート化温度において、分解してガスを発生す
る有機発泡剤、例えばアゾビスイソブチロニトリ
ル、アゾジカルボンアミド、ジニトロソペンタメ
チレンテトラミン、ベンゼンスルホニルヒドラジ
ツド、P−P′−オキシビスベンゼンスルホニルヒ
ドラジツド、トリヒドラジノトリアジン、N,
N′−ジニトロソ−N,N′−ジメチルテレフタル
アミド、アゾビスヘキサヒドロベンゾニトリル等
があげられる。しかし、これら例示されたものに
限定されるものではない。 ゴム成分を含有するスチレン系樹脂をシート化
する際に、シートの性質を害しない種類及び量の
各種添加剤、例えば核形成剤、染顔料、安定剤、
滑剤、充填剤等を添加することができる。 ゴム成分を含有するスチレン系樹脂に、化学発
泡剤を添加してシート状に押出すには、T−ダイ
を用いるのがよい。 本発明に係る成形用スチレン系樹脂シートは、
発泡倍率が1.1倍以上1.5倍未満の範囲に含まれ
る。発泡倍率が1.1倍より小さいと、樹脂シート
は外観が改良されず、断熱性も改良されないので
好ましくない。発泡倍率が1.5倍より大きいと、
樹脂シートが嵩ばるので好ましくないし、また
2.1倍より大きい場合には強靭性も改良されない。
前記発泡剤の添加量は、樹脂シートの発泡倍率
が、上記範囲に含まれるように調節すればよい。 本発明に係る成形用スチレン系樹脂シートは、
厚みが0.1〜1.0mmの範囲に含まれる。厚みが0.1mm
より小さいと、樹脂シートは余り薄くなりすぎ、
各種容器の成形用には適しないので好ましくな
い。厚みが1.0mmより大きいと、圧空成形法及
び/又は真空成形法によつて、所望の容器に成形
する際に、容器壁面を補強するためのリブの構造
を、製品容器に精度よく形成できないばかりでな
く、嵩ばりを小さくするという本発明の目的が達
成されないので、好ましくない。 本発明に係る成形用スチレン系樹脂シートは、
JIS P8115に準拠して測定した耐折強さが5以上
になるようにシート化されたものである。JIS
P8115に準拠して測定される耐折強さは、樹脂シ
ートの繰り返し折り曲げ強度を表わし、この数値
が高いほど、耐折強さが大きいことを意味してい
る。この場合、試験片は、樹脂シートの押出し方
向に沿つて切り出して調製する。耐折強さが5よ
り小さいと、樹脂シートは強靭性が劣り、成形用
シートとしての実用性がないので好ましくない。
樹脂シートの耐折強さを5以上にするには、ゴム
成分の配合量、樹脂シートの発泡倍率、厚み等を
前記範囲内で調節すればよい。 本発明に係るスチレン系樹脂成形用シートは、
次のような特徴を有し、その工業的利用価値は極
めて大である。 (1) 本発明に係る樹脂シートは、その発泡倍率が
1.1倍以上1.5倍未満の範囲内(従来のシートよ
りも大幅に低い)で、かつ厚みが0.1〜1mmの
範囲であるので、剛性に優れ、かつ成形時の
「型決まり」が良く樹脂シート自体およびシー
ト成形品の嵩ばりも少ない。 (2) 本発明に係る樹脂シートは、ゴム成分を特定
の割合で含有するスチレン系樹脂よりなるの
で、発泡倍率が低く、かつ厚みが薄くても、従
来の発泡シートよりも強靭性が大幅に優れてい
る。 (3) 本願発明に係る樹脂シートは、強靭性に優れ
ているので、従来の発泡シートのようにシート
厚みで強度を補う必要がなく、従つて、得られ
る成形品は嵩ばることがなく、成形品の輸送コ
ストが安くなる。 (4) 本発明に係る樹脂シートは、成形時の「型決
まり」がよいので、成形品の強度を高めるため
のリブを成形品壁面に設けることが容易であ
り、リブにより成形品の美観を高めることがで
きる。 (5) 本発明に係る樹脂シートは、発泡しているの
で、従来の発泡ポリスチレンシートの特性であ
る美しい外観、良好な断熱性および軽量性を備
えている。 以下、本発明を実施例にもとづいて詳細に説明
するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下
の例に限定されるものではない。 実施例1〜5、比較例1〜3 一般用ポリスチレン(三菱モンサント化成(株)
製、ダイヤレツクスHH−102)と、スチレン−
ブタジエンブロツク共重合体(フイリツプスペト
ロリアム社製、KR−03、ゴム成分約22%)と
を、基体樹脂に含まれるゴム成分の含有率を第1
表に示した割合になるように合計100重量部秤量
し、これに化学発泡剤の展着剤として0.1重量部
のジオクチルフタレートを添加し、リボンブレン
ダーで20分間撹拌混合した。 次に、この混合物に化学発泡剤としてのアゾジ
カルボンアミドを0.15重量部添加し、それぞれを
更に20分間撹拌混合した。 この混合物を、通常の押出機を用いて混練し、
Tダイからシート状に押出し、厚さ約0.3mm、発
泡倍率約1.25倍の無延伸、低発泡シートを作成し
た。 これらシートの諸性質を、次のように測定し
て、第1表に示した。 (1) 耐折強さ JIS P8115に準拠して測定した。 (2) シートの外観 シートを肉眼で観察し、◎(極めて良好)、〇
(良好)、△(不良)、×(極めて不良)と判定した。
分を含有した、低発泡の成形用スチレン系樹脂シ
ートに関するものである。 現在、食品収納用の容器として、各種の合成樹
脂製シートが使用され、これらは圧空成形法及
び/又は真空成形法によつて、所望の形状とされ
たものがほとんどである。これら食品収納用容器
を製造するための合成樹脂シートの中で、発泡ポ
リスチレンシート(一般には、PSPと略称されて
いる。)は、美しい真珠光沢状の外観を呈し、断
熱性に富み、かつ、軽量であるため、広く使用さ
れている。 この発泡ポリスチレンシートはしかしながら、
強靭性に欠けるために、強度を要求される容器と
するには、肉厚を大きくしなければならない。肉
厚を大きくすると嵩ばり、容器の輸送コストが高
くなるという、新らたな問題が生起する。また、
発泡ポリスチレンシートを使用する場合には、製
品容器の強度を高くするための補強リブを、容器
壁面に設けることがある。発泡ポリスチレンシー
トは、他の合成樹脂シートより、成形性−特にい
わゆる「型決まり」−が劣るために、製品容器に、
外観の優れた補強リブを形成し難いという欠点が
ある。 本発明者らは、発泡ポリスチレンシートの特性
である美しい外観、断熱性等を損なうことなく、
欠点である強靭性に欠けること、嵩ばりすぎるこ
と、成形性が劣ること等を排除した容器成形用シ
ートを提供することを目的として、鋭意検討した
結果本発明を完成するに至つたものである。 すなわち、本発明の要旨とするところは、ゴム
成分を、1.5〜8重量%の範囲内で含有してなる
スチレン系樹脂に化学発泡剤を配合してシート状
に押出し、発泡倍率が1.1倍以上1.5倍未満、厚み
0.1〜1mmの範囲であり、かつ、JIS P8115に準拠
して測定した耐折強さが5以上であることを特徴
とする成形用スチレン系樹脂シートに存する。 本発明におけるゴム成分を上記範囲内で含有し
てなるスチレン系樹脂には、ゴム成分とゴム成分
を含まないスチレン系樹脂とのポリマーブレンド
のほか、ゴム成分にスチレン系樹脂を構成するモ
ノマーをグラフトしたグラフト(共)重合体も含
まれる。 ゴム成分としては、天然ゴム、共役ジエン類よ
り誘導される合成ゴム及びその他のゴム様挙動を
示す物質をいう。具体的には、例えば天然クレー
プゴム、ポリブタジエン、ブタジエン−スチレン
共重合型ゴム(SBR)、ブタジエン−アクリロニ
トリル共重合型ゴム(NBR)、ポリイソプレン、
ポリイソブチレン、イソプレン−イソブチレン共
重合型ゴム、ポリクロロプレン、エチレン−プロ
ピレン共重合型ゴム、エチレン−プロピレン−ジ
エンモノマー三元共重合型ゴム、スチレン−ブタ
レジエンブロツク共重合型ゴム、エチレン−酢酸
ビニル共重合型ゴム、アクリル酸アルキルエステ
ル(共)重合体ゴム、メタアクリル酸アルキルエ
ステル(共)重合体ゴム等があげられる。 スチレン系樹脂とは、ポリスチレン、スチレン
を主成分とし、これと共重合可能な単量体との共
重合体等をいう。このような単量体としては、α
−メチルスチレン、P−メチルスチレン、2,4
−ジメチルスチレン、アクリロニトリル、メタア
クリロニトリル、アクリル酸アルキルエステル
類、メタアクリル酸アルキルエステル類等があげ
られる。なお、グラフト(共)重合体は、スチレ
ン系樹脂製造時に、前記ゴム成分を製造(重合)
系に存在させて、単量体を(共)重合させること
により、得ることができる。 スチレン系樹脂に含有するゴム成分は、1.5〜
8重量%の範囲であることが必要である。ゴム成
分が1.5重量%より少ないと、シートの耐折強さ
が弱くなり、8重量%より多いと、シートの外観
が悪くなり目的とするシートは得られない。 本発明に係る成形用スチレン系樹脂シートは、
上記ゴム成分を含有するスチレン系樹脂に、化学
発泡剤を配合してシート化したものであり、二軸
方向に延伸されたものは含まない。化学発泡剤と
しては、ゴム成分を含有するスチレン系樹脂のシ
ート化温度において、気化する低沸点炭化水素化
合物、例えばプロパン、ブタン、ペンタン、石油
エーテル等;ゴム成分を含有するスチレン系樹脂
のシート化温度において、分解してガスを発生す
る有機発泡剤、例えばアゾビスイソブチロニトリ
ル、アゾジカルボンアミド、ジニトロソペンタメ
チレンテトラミン、ベンゼンスルホニルヒドラジ
ツド、P−P′−オキシビスベンゼンスルホニルヒ
ドラジツド、トリヒドラジノトリアジン、N,
N′−ジニトロソ−N,N′−ジメチルテレフタル
アミド、アゾビスヘキサヒドロベンゾニトリル等
があげられる。しかし、これら例示されたものに
限定されるものではない。 ゴム成分を含有するスチレン系樹脂をシート化
する際に、シートの性質を害しない種類及び量の
各種添加剤、例えば核形成剤、染顔料、安定剤、
滑剤、充填剤等を添加することができる。 ゴム成分を含有するスチレン系樹脂に、化学発
泡剤を添加してシート状に押出すには、T−ダイ
を用いるのがよい。 本発明に係る成形用スチレン系樹脂シートは、
発泡倍率が1.1倍以上1.5倍未満の範囲に含まれ
る。発泡倍率が1.1倍より小さいと、樹脂シート
は外観が改良されず、断熱性も改良されないので
好ましくない。発泡倍率が1.5倍より大きいと、
樹脂シートが嵩ばるので好ましくないし、また
2.1倍より大きい場合には強靭性も改良されない。
前記発泡剤の添加量は、樹脂シートの発泡倍率
が、上記範囲に含まれるように調節すればよい。 本発明に係る成形用スチレン系樹脂シートは、
厚みが0.1〜1.0mmの範囲に含まれる。厚みが0.1mm
より小さいと、樹脂シートは余り薄くなりすぎ、
各種容器の成形用には適しないので好ましくな
い。厚みが1.0mmより大きいと、圧空成形法及
び/又は真空成形法によつて、所望の容器に成形
する際に、容器壁面を補強するためのリブの構造
を、製品容器に精度よく形成できないばかりでな
く、嵩ばりを小さくするという本発明の目的が達
成されないので、好ましくない。 本発明に係る成形用スチレン系樹脂シートは、
JIS P8115に準拠して測定した耐折強さが5以上
になるようにシート化されたものである。JIS
P8115に準拠して測定される耐折強さは、樹脂シ
ートの繰り返し折り曲げ強度を表わし、この数値
が高いほど、耐折強さが大きいことを意味してい
る。この場合、試験片は、樹脂シートの押出し方
向に沿つて切り出して調製する。耐折強さが5よ
り小さいと、樹脂シートは強靭性が劣り、成形用
シートとしての実用性がないので好ましくない。
樹脂シートの耐折強さを5以上にするには、ゴム
成分の配合量、樹脂シートの発泡倍率、厚み等を
前記範囲内で調節すればよい。 本発明に係るスチレン系樹脂成形用シートは、
次のような特徴を有し、その工業的利用価値は極
めて大である。 (1) 本発明に係る樹脂シートは、その発泡倍率が
1.1倍以上1.5倍未満の範囲内(従来のシートよ
りも大幅に低い)で、かつ厚みが0.1〜1mmの
範囲であるので、剛性に優れ、かつ成形時の
「型決まり」が良く樹脂シート自体およびシー
ト成形品の嵩ばりも少ない。 (2) 本発明に係る樹脂シートは、ゴム成分を特定
の割合で含有するスチレン系樹脂よりなるの
で、発泡倍率が低く、かつ厚みが薄くても、従
来の発泡シートよりも強靭性が大幅に優れてい
る。 (3) 本願発明に係る樹脂シートは、強靭性に優れ
ているので、従来の発泡シートのようにシート
厚みで強度を補う必要がなく、従つて、得られ
る成形品は嵩ばることがなく、成形品の輸送コ
ストが安くなる。 (4) 本発明に係る樹脂シートは、成形時の「型決
まり」がよいので、成形品の強度を高めるため
のリブを成形品壁面に設けることが容易であ
り、リブにより成形品の美観を高めることがで
きる。 (5) 本発明に係る樹脂シートは、発泡しているの
で、従来の発泡ポリスチレンシートの特性であ
る美しい外観、良好な断熱性および軽量性を備
えている。 以下、本発明を実施例にもとづいて詳細に説明
するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下
の例に限定されるものではない。 実施例1〜5、比較例1〜3 一般用ポリスチレン(三菱モンサント化成(株)
製、ダイヤレツクスHH−102)と、スチレン−
ブタジエンブロツク共重合体(フイリツプスペト
ロリアム社製、KR−03、ゴム成分約22%)と
を、基体樹脂に含まれるゴム成分の含有率を第1
表に示した割合になるように合計100重量部秤量
し、これに化学発泡剤の展着剤として0.1重量部
のジオクチルフタレートを添加し、リボンブレン
ダーで20分間撹拌混合した。 次に、この混合物に化学発泡剤としてのアゾジ
カルボンアミドを0.15重量部添加し、それぞれを
更に20分間撹拌混合した。 この混合物を、通常の押出機を用いて混練し、
Tダイからシート状に押出し、厚さ約0.3mm、発
泡倍率約1.25倍の無延伸、低発泡シートを作成し
た。 これらシートの諸性質を、次のように測定し
て、第1表に示した。 (1) 耐折強さ JIS P8115に準拠して測定した。 (2) シートの外観 シートを肉眼で観察し、◎(極めて良好)、〇
(良好)、△(不良)、×(極めて不良)と判定した。
【表】
第1表より、次のことが明らかである。
(イ) ゴム成分が1.5重量%より少ない場合には
(比較例1、比較例2)、シートの外観は優れた
ものとなるが、耐折強さが極めて劣る。 (ロ) ゴム成分が8重量%より多い場合には(比較
例3)、耐折強さは向上するが、シートは表面
に肌荒れを生じ外観が極めて不良である。 (ハ) これに対して、シートに含まれるゴム成分が
1.5〜8重量%の範囲にある場合には、耐折強
さが優れ、かつ、外観は美麗な真珠光沢を呈
し、シート表面の肌荒れもない。 実施例6〜8、比較例4〜5 一般用ポリスチレン(ダイヤレツクスHH102)
と、耐衝撃性ポリスチレン(三菱モンサント化成
(株)製、ダイヤレツクスHT−190)とを、基体樹
脂に含まれるゴム成分の含有率を3重量%になる
ように合計100重量部秤量し、これにジオクチル
フタレート0.1重量部添加し、リボンブレンダー
で20分間撹拌合混合した。 次に、この混合物に、アゾジカルボンアミド
を、第2表に示す割合で添加し、それぞれを更に
20分間撹拌混合した。 この混合物を、通常の押出機を用いて混練し、
Tダイからシート状に押出し、厚さ0.3mmで発泡
倍率の異なる無延伸、低発泡シートを作成した。 得られたシートにつき、ASTM D792に準拠
して測定した比重より、次式によつて発泡倍率を
算出し、第2表に示した。 発泡倍率=未発泡原料シートの比重/発泡シートの
比重 なお、得られたシートの外観について、さきの
例の場合と同様に肉眼で観察した。判定結果を第
2表に示す。
(比較例1、比較例2)、シートの外観は優れた
ものとなるが、耐折強さが極めて劣る。 (ロ) ゴム成分が8重量%より多い場合には(比較
例3)、耐折強さは向上するが、シートは表面
に肌荒れを生じ外観が極めて不良である。 (ハ) これに対して、シートに含まれるゴム成分が
1.5〜8重量%の範囲にある場合には、耐折強
さが優れ、かつ、外観は美麗な真珠光沢を呈
し、シート表面の肌荒れもない。 実施例6〜8、比較例4〜5 一般用ポリスチレン(ダイヤレツクスHH102)
と、耐衝撃性ポリスチレン(三菱モンサント化成
(株)製、ダイヤレツクスHT−190)とを、基体樹
脂に含まれるゴム成分の含有率を3重量%になる
ように合計100重量部秤量し、これにジオクチル
フタレート0.1重量部添加し、リボンブレンダー
で20分間撹拌合混合した。 次に、この混合物に、アゾジカルボンアミド
を、第2表に示す割合で添加し、それぞれを更に
20分間撹拌混合した。 この混合物を、通常の押出機を用いて混練し、
Tダイからシート状に押出し、厚さ0.3mmで発泡
倍率の異なる無延伸、低発泡シートを作成した。 得られたシートにつき、ASTM D792に準拠
して測定した比重より、次式によつて発泡倍率を
算出し、第2表に示した。 発泡倍率=未発泡原料シートの比重/発泡シートの
比重 なお、得られたシートの外観について、さきの
例の場合と同様に肉眼で観察した。判定結果を第
2表に示す。
【表】
【表】
第2表により、次のことが明らかである。
(イ) 発泡倍率が1.1より小さい場合には(比較例
4)、シートに若干の気泡が点在するのみで、
真珠光沢様の外観を呈さない。 (ロ) 発泡倍率が2.1倍より大きい場合には(比較
例5)、シートには気泡が過剰になり、シート
表面の肌が荒れ、外観が不良になる。 (ハ) これに対して、シートの発泡倍率が1.1〜2.1
倍の範囲にあるものは、外観が美麗な真珠光沢
を呈し、シート表面の肌荒れも生じない。
4)、シートに若干の気泡が点在するのみで、
真珠光沢様の外観を呈さない。 (ロ) 発泡倍率が2.1倍より大きい場合には(比較
例5)、シートには気泡が過剰になり、シート
表面の肌が荒れ、外観が不良になる。 (ハ) これに対して、シートの発泡倍率が1.1〜2.1
倍の範囲にあるものは、外観が美麗な真珠光沢
を呈し、シート表面の肌荒れも生じない。
Claims (1)
- 1 ゴム成分を、1.5〜8重量%の範囲内で含有
してなるスチレン系樹脂に化学発泡剤を配合して
シート状に押出し、発泡倍率が1.1倍以上1.5倍未
満、厚みが0.1〜1mmの範囲であり、かつ、JIS
P8115に準拠して測定した耐折強さが5以上であ
ることを特徴とする成形用スチレン系樹脂シー
ト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6207181A JPS57177031A (en) | 1981-04-24 | 1981-04-24 | Styrene resin sheet for forming |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6207181A JPS57177031A (en) | 1981-04-24 | 1981-04-24 | Styrene resin sheet for forming |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57177031A JPS57177031A (en) | 1982-10-30 |
| JPH0247495B2 true JPH0247495B2 (ja) | 1990-10-19 |
Family
ID=13189483
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6207181A Granted JPS57177031A (en) | 1981-04-24 | 1981-04-24 | Styrene resin sheet for forming |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57177031A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5272182A (en) * | 1992-12-03 | 1993-12-21 | General Electric Company | Blowing agent concentrate and compositions and article prepared therefrom |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS587450B2 (ja) * | 1976-07-19 | 1983-02-09 | 積水化成品工業株式会社 | 一方向収縮性発泡ポリスチレン樹脂シ−ト |
| JPS57109834A (en) * | 1980-12-27 | 1982-07-08 | Sekisui Plastics Co Ltd | Foamed polystyrene sheet |
-
1981
- 1981-04-24 JP JP6207181A patent/JPS57177031A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57177031A (en) | 1982-10-30 |
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