JPH02501656A - ポリ臭素化高級アルキルベンゼンの製造法 - Google Patents
ポリ臭素化高級アルキルベンゼンの製造法Info
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- JPH02501656A JPH02501656A JP63508709A JP50870988A JPH02501656A JP H02501656 A JPH02501656 A JP H02501656A JP 63508709 A JP63508709 A JP 63508709A JP 50870988 A JP50870988 A JP 50870988A JP H02501656 A JPH02501656 A JP H02501656A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
ポリ臭素化高級アルキルベンゼンの製造法発明の背景
発明の分野
本発明は難燃剤の製造に関する。さらに詳細には、本発明は、種々の熱可塑性樹
脂系を難燃化するのに有用なある特定のポリ臭素化高級アルキルベンゼンを製造
するための新規な方法に関する。
従来技術の説明
従来、難燃剤のほとんどは、樹脂系の燃焼速度を遅くするという点では効率的に
作用するものの、樹脂が有する1つ以上の基本性質に対して悪影響を及ぼす傾向
がある0例えば、難燃剤の多くは、樹脂の衝撃強度を低下させたり;樹脂組成物
から移行して“プルーム”として知られている現象を起こしたり;樹脂組成物か
ら揮発したり;樹脂組成物に好ましくない形で可塑性を与えて加熱撓み温度を低
下させたりする傾向がある。
従って難燃剤は、難燃剤としての役割を果たす他に、樹脂組適応することが大切
である。当技術者は、このような用途適応した難燃剤を選定することが困難であ
ることをよく知っている。
従って、ある難燃剤がある特定の樹脂系に対して有用性を示したとしても、他の
樹脂系全てに対して確実に有用であるということにはならない。
全く予想しなかったことだが、ある特定の臭素化高級アルキルベンゼンが関連の
無い多くの樹脂系において極めて満足できる形で作用しうる、ということが発見
され、この点は、本明細書と共に提出されている他の同時継続中の特許出願の主
題となっている。添加型難燃剤を多量に配合すると、樹脂の物理的特性に悪影響
を及ぼすことが一般に観察されている。従って現在とられている方法は、臭素含
量の高い添加剤を使用して樹脂中における添加剤の重量含有率を最小限に抑え、
これによって樹脂に対する有害な影響を少なくする、という方法である。臭素含
量が65%未満の臭化物はあまり重要ではない、なぜなら、樹脂に難燃性を付与
するには(例えば10重量%の臭素が必要)、少なくとも16重量%の難燃剤を
加える必要があるからである。
多くの樹脂系においては1、このような多量の難燃剤を配合すると樹脂の物理的
特性が悪化する。しかしながら、本発明が通用しようとしている樹脂系(特にA
BS)では、ベンゼン環にアルキル置換基を導入すると、高い配合量による悪影
響を補償するような望ましい性質が付与される。しかしながら、このような臭素
化高級アルキルベンゼンを製造することのできる満足なプロセスはまだ開示され
ていない。
さらに、ポリ臭素化高級アルキルベンゼン(アルキル≧C&)(特に、高濃度の
第三アルキル基を含有したアルキルベンゼンの混合物)の合成に対しては、今の
ところ満足できるような臭素化法は得られていない、ヘンニオン(Hennio
n)とアンダーソン(^nderson)は、液状臭素媒体中゛、少量のアルミ
ニウム触媒の存在下で、種々のアルキルベンゼンに対する臭素化を研究したいず
れの場合も第二及び第三アルキル基が臭素によって置換されることが見出された
。しかしながら、メチル基とエチル基は置換されなかった。アルミニウム触媒の
代わりに活性の低い鉄粉触媒を使用しても、実質的に同じ結果が得られている。
このように、n−プロピルベンゼンを臭素化するとペンタプロモーn−プロピル
ベンゼンが得られ、イソプロピルベンゼンを臭素化するとヘキサブロモベンゼン
が得られる。さらに、5ec−アミルベンゼン、5ec−オクチルベンゼン、及
びp−ジイソプロピルベンゼンを臭素化すると、いずれもヘキサブロモベンゼン
が生成物として得られる。著者らは、第一アルキル基のみが臭素化を受けないと
結論している。
ミルズ(Mills)とシュナイダ−(Schneider)は、塩化臭素と芳
香族化合物との反応について報告している(Ind、 Eng、 Che■、。
Prod、 Res、 Dev 34 (3)、 160(1973))、著者
らによれば、塩化第二鉄触媒及び塩化アルミニウム触媒を使用し、塩素化溶媒中
BrC1によってベンゼンをうまく臭素化することができる。同様に、エチルベ
ンゼンをBrC1によって臭素化して4−ブロモエチルベンゼンにすることがで
きる。しかしながら、著者らは、ポリ臭素化アルキルベンゼンの例は全く挙げて
いない、他の報文においては、ラムネツク(La+*neck)Jr、がプロピ
ルベンゼン、イソプロピルベンゼン、ブチルベンゼン、イソブチルベンゼン、及
び5ec−ブチルベンゼンのモノブロモ誘導体の合成について報告している(J
、 Am、 Che+s、 Soc、 76、1106(1954)) 、臭素
化は、触媒を使用せずに酢酸中で行う、しかしながら、報告されている臭素化に
よれば、モノ臭素化アルキルベンゼンが比較的低い収率で得られているにすぎな
い。
バーダ(Barda)らによる米国特許第4.352.909号明細書は、塩素
化炭化水素溶媒中、触媒量のルイス酸(特に三塩化アンチモン)の存在下におい
て、ポリスチレンをトリブロモレベルにまで臭素化できることを開示している。
特許権者らは上記条件下にてトリ臭素化ポリスチレンが得られることを開示して
いるけれども、バーダらの方法ではより高いレベルの芳香2113.素化は連成
できないようである。
アンダーウッド(tlnderwood)らによる米国特許第3.850.88
2号明細書は、
(式中、XはCI又はBrであり;Yは1〜20個の炭素原子を有する炭化水素
であり;aは0〜3の整数であり;そしてnは3〜6の整数である)で表される
ハロゲン化アルキルベンゼン:(b) 酸化第二スズ;及び
(C) ビス−フェニルアルキレン炭化水素からなる、ポリオレフィン(特にポ
リプロピレン)用の3成分難燃剤系を開示している0本特許は、臭素化アルキル
ベンゼンM(特にそれらの混合物)の合成については開示していない。
さらに本特許は、ブロモアルキルベンゼンのアルキル基が第一アルキルであるか
、第三アルキルであるか、あるいは第三アルキルであるかについても明記してい
ない。
ロイター(Rueter)らによる米国特許第4,129,551号明細書は、
(a) トリアリールホスフィンオキシト又はアリールホスフィン酸のアリール
エステルもしくはアルキルエステル;(b)、 芳香核臭素イーアルキルベンゼ
ン;及びCC> 通常の助剤及び添加剤
からなる、リン含有多成分系難燃剤を配合したn燃性ポリエステル組成物を開示
している。このような薬剤をベースとしたポリエステル組成物は、0.5〜10
重景%の臭素及び0.1〜2重量%のリンを含有している。芳香核臭素化アルキ
ルベンゼンとしく式中、x=2〜5であり; yと2はそれぞれゼロ又は1〜1
7示されている。著者らは、前述したヘンニオンらの報文及びミルズらの報文に
記載されている公知の方法によって芳香核臭素化物が合成できることを示してい
るが、臭素化アルキルベンゼンの合成については何ら開示されていない、しかし
ながら、前にも述べたように、これらの方法によって得られる生成物は臭素化第
一アルキルベンゼンのみである。
このように、従来技術のいずれも、高級第二もしくは第三アルキルベンゼン又は
これらの混合物をうまくポリ臭素化するための方法を開示していない。
本発明の主要な目的は、容易に入手しろる原料からポリ臭素化高級アルキルベン
ゼンを合成する方法を提供することにある。
本発明の関連した目的は、ポリ臭素化高級アルキルベンゼンを製造するのに特に
有用な特徴する方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、第二及び/又は第三アルキルベンゼンのポリ臭素化混合物
を製造するのに有用な特徴ある方法を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、液状ポリ臭素化第ニアルキルベンゼン混合物を製造
するための方法を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、塩化臭素を臭素化剤として、そしてハロゲン化アン
チモンを触媒として使用し、反応媒体としての過剰の臭素中にて、対応する炭化
水素物質からの高級アルキルベンゼンを臭素化するための方法を提供することに
ある。
主里坐翌り
本発明の上記の目的及び他の目的、利点、並びに特徴は、反応媒体としての過剰
の臭素中、ハロゲン化アンチモン触媒の存在下にて、高級Ch−r aモノ−又
はジ−アルキルベンゼンと塩化臭素とを反応させ、次いで得られた生成物を回収
することによって達成される。
しい ヒ゛の畳 なU
本発明の目的は、臭素化剤としての塩化臭素、反応媒体としての過剰の臭素、及
びハロゲン化アンチモン触媒を使用して、高級(すなわち、第二、第三、及びこ
れらの混合物)モノ−及びジ−アルキルベンゼンを核臭素化する方法において満
たされる。
本発明の方法に従うて得られるポリ臭素化高級アルキルベン(式中、Xは4又は
5であり;yは0又は1であり;Zは0又は1であり;−は2〜4であり;R3
とR4は水素又はメチルでありHRt、 Rs、 Rs、Rsはそれぞれ独立し
ていて1〜16個の炭素原子を有するアルキルであり; (R+、 Rx、及び
R,)並びに(R,、R3゜及びR&)のそれぞれにおける炭素原子のトータル
数が5〜エフである)で表される核ハロゲン化芳香族化合物である。このような
化合物の混合物が特に好ましい。
構造式(I)の化合物は、テトラ−ハロゲン及びペンタ−ハロゲン第二及び第三
アルキルベンゼンであり、このときアルキル基は6〜18個の炭素原子を存する
。構造式(n)の化合物は、トリーハロゲン及びテトラ−ハロゲン第二及び第三
ジアルキルベンゼンであり、このときアルキル基は6〜18個の炭素原子を有す
る。
本発明に従って得られる好ましい化合物は、ベンゼン核に4〜5個の臭素を存す
る、第二及び第三デシル、第二及び第三ウンデシル、第二及び第三ドデシル、第
二及び第三トリデシル、並びに第二及び第三テトラデシルベンゼンである0個々
の化合物の代わりに、これらの化合物の混合物を使用するのが特に好ましい、一
般に、高純度の臭素化第一アルキルベンゼンは固体である。しかしながら、臭素
化第ニアルキルベンゼンと臭素化第三アルキルベンゼンの混合物は液体であり、
従って液状であることから広範囲の用途を有する。本発明に従って得られるポリ
臭素化高級アルキルベンゼンは、一般に臭素含量が30〜70重量%、そして塩
素含量が0〜!0ffi量%である。
本発明に従って得られるポリ臭素化アルキルベンゼンは、多(の異なった樹脂系
において有用であることが見出された。
“難燃性ABS樹脂組成物”と題するファブストリツキー(Favstrits
ky) らによる米国特許出願、′難燃性pvc樹脂組成物1と題するファブス
トリツキーらによる米国特許出願、“難燃性MPPE樹脂組成物”と題するファ
ブストリツキーらによる米国特許出願、及び“難燃性ポリウレタン樹脂組成物“
と題するファブストリツキーらによる米国特許出1ti(これらは全て本明細書
と共に提出されている)はそれぞれ、本発明の方法に従って得られたポリ臭素化
高級アルキルベンゼン難燃剤を配合した難燃性^BS組成物、難燃性pvc組成
物、難燃性MPPR組成物、及び難燃性ポリウレタン組成物を開示し特許請求し
ている。
本発明のポリ臭素化アルキルベンゼンは、過剰の臭素を反応媒体として、塩化臭
素を臭素化剤として、そしてハロゲン化アンチモンを触媒として使用し、相当す
る非臭素化物質を直接臭素化することによって得られる0反応媒体、臭素化剤、
及び触媒の組合せを、第二又は第三アルキル基の脱アルキルを引き起こすことな
く、所望の程度のポリ臭素化が達成される程度に十分に高活性となるよう選択す
ることが特に重要である。
臭素化剤である塩化臭素は、所望の臭素化レベルが得られるのに十分な量で使用
される。一般には、約O〜15%(好ましくり約2.55モルを越えてはならな
い、塩化臭素は、このようにしてアルキルベンゼン出発物質に加えられるか、あ
るいは反応媒体である臭素に塩素ガスを加えることによってその場で生成される
6、操作のし易さの点から、撹拌されている反応混合物の液面下に塩素ガスを加
えることによって反応媒体中にてその場で塩化臭素臭素化剤を生成させるのが好
ましい、臭素化剤として塩化臭素を使用すると、しばしば少量の塩素が組み込ま
れる(例えば、使用する原料と反応条件に応じて、1%未満〜多い場合には10
%)、塩素含量を最小限に抑えること、従って塩素含量が2%未満(典型的には
1%未満)の生成物を得るのが有用であると判明した。
液状臭素は反応媒体として使用される。高級アルキルベンゼンの混合物は液体で
あり、本発明の方法によって得られるポリ臭素化生成物も液体であるので、臭素
反応媒体は、未臭素化アルキルベンゼン、臭素化中間体、及び生成物が反応を温
和にしてしまうような影響を最小限に抑えるよう機能すると考えられる。一般に
、大過剰の臭素(その場で塩化臭素を発生させるのに必要な景に対して少なくと
も約100%、好ましくは約200%過剰の量)が使用される。
本発明の方法においては、ハロゲン化アンチモン触媒が使用される。R体的には
、三塩化アンチモン、五塩化アンチモン、三臭化アンチモン、又は金属アンチモ
ン(その場で生成されるハロゲン化アンチモン)等を使用することができ、この
中では三塩化アンチモンが好ましい、触媒は、触媒作用的にを効な量にて使用さ
れる。ハロゲン化アンチモンは、アルキルベンゼン原料に対して少なくとも1モ
ル%、好ましくはアルキルベンゼン原料に対して3〜5モル%使用される。触媒
は多量に使用するのが効果的であるが、無駄も多くなる。
反応温度及び他の反応条件はあまり重要な点ではない0反応は、約−5°C〜3
0°Cの範囲の温度(好ましくは約0−15°C)で行うのが好都合である0反
応は低温(例えば約10〜15℃又はこれ以下)で行うのが特に好ましく、また
臭素化剤を加えつつある間、反応混合物を冷却するのが特に好ましい0通常、反
応は大気圧にて行うが、必要であれば圧力をやや高めて行ってもよい。
先ず過剰の臭素反応媒体に触媒を加えてから、撹拌されている混合物に未臭素化
高級アルキルベンゼン原料と塩素ガス(又は塩化臭素)を同時に加え、このとき
反応が進行する。塩素ガスを加える場合、反応媒体の液面下にて加えるのが好ま
しい。
しかしながら、反応物、反応媒体、及び触媒を加える順序としては、上記以外の
順序を通用することもできる0例えば、未臭素化アルキルベンゼンをある時間を
かけて徐々に加えてから塩素ガスを加え、触媒を少しずつ分けて供給し、そして
反応時間にわたって過剰量分の臭素反応媒体をときどき補足する、という手順で
ある。
塩化臭素が導入されるか又は塩化臭素が発生されると、アルキルベンゼン原料は
塩化臭素と速やかに反応する。従って、塩化臭素をその場で発生させる場合、塩
素の導入が停止されると、塩化水素の発生速度は15〜30分というレベルにま
で低下する。
反応が終了すると、反応混合物に水を加えて触媒を溶解させ、例えば蒸留などの
適当な方法で臭素を分離する。実施例に記載しであるような温水を利用した蒸留
の場合、過剰の臭素を蒸留除去した後、水相を分離すると、所望の第二アルキル
ベンゼン生成物が得られる。
所望のポリ臭素化高級アルキルベンゼンは、相当する炭化水素物質から製造する
ことができる。従って、以下の構造式(Iff)(式中、R,とR4は水素又は
メチルであり; Rz、 Rx、 Rs、及びR6はそれぞれ独立していて1〜
16個の炭素原子を有するアルキルであり: (R1,R1,及びR,)と(R
,、R,、及びR,)のそれぞれにおける炭素原子のトータル数は5〜17であ
る)で表される化合物をアルキルベンゼン出発物質として使用することができる
。
上記出発物質の混合物も得ることができ、こうした混合物を使用するのが特に好
ましい。
前述したように、本発明によれば個々のポリ臭素化アルキルベンゼンの混合物を
作製するのが好ましく、これらの混合物は相当するアルキルベンゼンの混合物を
使用することによって得ることができる0個々のポリ臭素化アルキルベンゼンの
混合物は、その相当する炭化水素混合物が洗剤工業において容易に入手しうる中
間体である、という点からも好ましい。
特に好ましいアルキルベンゼン出発物質としては、以下の構〔式中、R1とR1
はそれぞれ独立していて1〜12個の炭素原子を有するvL鎖アルキル基であっ
て、このときR7÷R1は9〜13個の炭素原子を含み(主として9〜11個の
炭素原子)、R?は約25〜35%メチルである〕で表される直鎖の第二アルキ
ルベンゼンがある。このタイプの直鎖第二アルキルベンゼンは“ドブイン5(D
ODANES)′の商標でモノサンドCo、から市販されており、第二モノアル
キルベンゼンの混合物であって、このときアルキルは主としてウンデシル及びド
デシルである。
本発明による他の好ましいアルキルベンゼン出発物質は式(V)の直鎖第二アル
キルベンゼンであり、このときRt+Rsは9〜11個の炭素原子を含み、R1
は約10〜15%メチルである。この種の好ましいアルキルベンゼンは“アルキ
レート(^LKYLATE215)″の商標でモノサンドCo、から市販されて
おり、′ドブインS“に類似した第二モノアルキルベンゼンの混合物である。
さらに他の好ましい出発物質は弐(VI)(式中、P、とR3゜はそれぞれ独立
していて1〜9個の炭素原子を有するアルキル基であり、このときR9÷R11
1は主として8〜11個の゛炭素原子を含む)で表される技分かれ鎖の第三アル
キルベンゼンである。この種の第三アルキルベンゼン(ReとR1゜は通常は非
直鎖のアルキル基である)は“ドブインH”の商標でモノサントCo、から市販
されており、技分かれ鎖第三モノアルキルベンゼンの混合物であって、このとき
アルキルは主としてドデシルである。
さらに他の好ましい出発物質は式(■)(式中、RII+ R2Zn R1Zn
及びR14はそれぞれ独立していて1〜10個の炭素原子を存する直鎖アルキル
基であり、このときR0÷R1!又はR13+R+4は主として11個の炭素原
子を含む)で表される直鎖第ニジアルキルベンゼンである。このような物質(バ
ラ置換が優先して起こり、最大10%のモノアルキルベンゼンを含む)は“アリ
ストールE (ARISTOL E) ”の商標でパイロットケミカル(Pil
ot Che騙1cal)Co、から市販されており、第ニジアルキルベンゼン
の混合物であって、このときアルキルは主としてドデシルである0本発明におい
て使用することのできるアルキルベンゼンについては他にも多くのメーカーがあ
る。上記したものは入手可能な製品のいくつかの例にすぎない。
前述したように、入手しやすさの点からアルキルベンゼンの混合物が好ましい。
しかしながら、このような混合物を臭素化するには特定の範囲に限定した反応条
件が必要とされる0本発明のブ、ロセスの反応条件と触媒は、所望する高レベル
の核臭素化が促進されるのに十分な程度に強力でなければならず、さらにベンゼ
ン核の脱アルキルが防止されるのに十分な程度に温和でなければならない。
さらに詳細には、本発明のプロセスにおいて具体化される重要な本質は、
(1) 溶媒として過剰の臭素。(アルキルベンゼン原料自体が溶媒として作用
し、大過剰の臭素と作用するものと考えられる。臭素以外の溶媒は反応混合物の
臭素化の強さを弱める。);
(2) 触媒としてハロゲン化アンチモン、(鉄触媒とアルミニウム触媒は反応
を促進するが、望ましくない脱アルキルと塩素化を起こす、);
(3) 臭素化剤として塩化臭素、(臭素/ハロゲン化アンチモン組合せ物は芳
香環を完全に臭素化するほど強力ではないが、塩化臭素/ハロゲン化アンチモン
組合せ物を使用すると、溶媒が存在していなくても芳香環の完全な臭素化が達成
される。)
を使用することにある。
以下に記載する実施例によって本発明のプロセスを説明するが、本発明の範囲は
これらの実施例によつt限定されるものではない。
夫旌■上
外部から湿気が入らないよう保護された11容量の反応器に、臭素(1550g
、 9.7モル)と三塩化アンチモン(10g、 0.044モル)を加えた0
木理合物を10°C以下に冷却した。ドブインS (350g。
1.45モル)を、4〜5時間かけて徐々にかつ連続的に加えた。
この同じ時間中に、臭素の温度を10℃以下に保持しながら、255g(3,6
モル)の塩素ガスを臭素の液面下へ徐々にかつ連続的に加えた。添加完了後、水
(50d)を加えて三塩化アンチモンを溶解した0次いで、〉90℃の高温水を
2j2含有した31容量の撹拌しつつある反応器中に、臭素化されたアルキルベ
ンゼン(臭素中に溶解)を徐々に加えた。混合物を高温水に加えて臭素を蒸留し
、別の容器に凝縮させて回収した。臭素を除去した後、水相を分離すると、約6
0重量%の臭素を含有した約880gの物質が得られた。塩素の含量は通常1重
量%以下であった。
裏施孤l
“ドブインS”の代わりに“アルキレート215″を使用した以外は、実施例1
に記載の手順を繰り返した。得られた生成物の重量は約870gであり、約61
重量%の臭素と約1重量%の塩素を含有した。
!施■主
(比較)
“ドブインS”の代わりに“ドブインH”を使用した以外は、実施例1に記載の
手順を繰り返した。得られた生成物の重量は約860gであった0本生成物の臭
素含量は約52重量%、塩素含量は約7.5重量%の塩素であった。
1旌■土
(比較)
臭素の量を680g (4,25モル)に減らした以外は、実施例1に記載の手
順を繰り返した。得られた生成物の重量は約800gであった0本生成物の臭素
含量は約54重量%、塩素含量は約3重量11容量の反応器に臭素(760g、
4.75モル)と三塩化アンチモン(log、 0.044モル)°を加え、
本混合物を10℃以下に冷却した。温度を10°C以下に保ちながら、2時間か
けてドブインS(350g、 1.45モル)を徐々にかつ連続的に加えた。1
時間保持した後、温度を10°C以下に保ちながら、105gの塩素ガスを臭素
の液面下へ徐々にかつ連続的に加えた。塩素は約1.5時間かけて加えた。塩素
の添加完了後、50m1の水を加えて三塩化アンチモンを溶解した。実施例1に
記載の手順に従って生成物を単離した。得られた生成物の重量は約705gであ
った。本生成物の臭素含量は約47重量%、塩素含量は1重量%以下であった。
臭素の量を2゜200g(13,75モル)に増やしかつ塩素を使用しなかった
以外は、実施例1に記載の手順を繰り返した。従って、臭素化剤としては塩化臭
素ではなく臭素を使用した。得られた生成物の重量は約570gであり、臭素含
量は約42fE量%であった。
1施勇1
(比較)
外部から湿気が入らないよう保護した1j!容量の反応器に、臭素(1600g
、 10モル)と鉄粉(2,8g、 0.05モル)を加え、本混合物を10°
C以下に冷却した0木理合物に2時間かけて、“ドブインS”(350g、 1
.45モル)を徐々にかつ連続的に加えた。″ドブインS”の添加開始と同時に
、反応温度を15℃以下に保ちな続的に加えた0次いで、590°Cの高温水を
8001111含有した22容量の反応器中に、臭素中に溶解している生成物を
徐々に加えた。蒸留によって臭素を除去した後、50%水酸化ナトリウム水溶液
を30g加えて触媒を沈澱させた。沈澱物を濾別してから水相を除去することに
より生成物を回収した。得られた生成物の重量は約790gであり、臭素含量は
54重量%、塩素含量は3.4重量%であった。
皇施五主
(比較)
塩素を255gから285g(4,0モル)に増やした以外は、実施例1に記載
の手順を繰り返した。得られた生成物の重量は約915gであった。冷却すると
、生成物から固体物質が析出した。この固体の30gを濾過により単離し、ヘキ
サブロモベンゼンであることを確認した。濾別した生成物の臭素含量は約60重
量%、塩素含量は約1重量%であった。
1去11史
(比較)
11容1の反応器に“アリストールE”(350g、 0.85モル)を加え、
これを10°C以下に冷却した0次いで5 g (0,022モル)の三塩化ア
ンチモンを加えた。別の反応フラスコにて二塩化エチレンに元素状臭素を加え、
5°C以下に冷却し、そしてこれに塩素ガスを加えることによって予め塩化臭素
の溶液を作製した。
この塩化臭素溶液は、440gの二塩化エチレン、250gの臭素、及び110
gの塩素を含んでいる0次いで冷却しておいたジアルキルベンゼン溶液に、塩化
臭素の低温溶液を3時間かけて徐々にかつ連続的に加えた。塩化臭素溶液の添加
完了後、さらに2時間10°C以下の温度で反応を継続した0次に50dの水を
加えて三塩化アンチモンを溶解した。生成物相の残留塩化臭素を5%重亜硫酸ナ
トリウムで注意深く中和した。二塩化エチレンを蒸留除去すると、545gの生
成物が得られた。本生成物の臭素含量は約32重量%、塩素含量は約4重量%で
あった。
外部から湿気が入らないよう保護した2j2容量の撹拌されている反応器に、臭
素(2400g、 15モル)と鉄粉(3,8g、 0.068モル)を加えた
。反応温度を15°Cに保ちながら、本混合物に1−フェニルオクタン(190
g、 1.0モル)(アルドリッチケミカルCo、から販売)を8時間かけて連
続的に加えた。25°Cで18時間、反応を継続した。次いで25°Cにて減圧
で過剰の臭素を蒸留除去した。
本生成物をメタノール中に溶解して触媒と残留臭素を除去した。
粗生成物の重量は642gであった。アセトンから再結晶すると、白色生成物が
得られ、臭素含量は約69%であった0本生成物はガスクロマトグラフにおいて
単一のピークを示した。
実施±U
(比較)
l−フェニルオクタンの代わりに“ドブインS” (246g、 1.0モル)
を使用した以外は、実施例10に記載の手順を繰り返した。
実施例7に記載の手順を使用して、生成物から臭素を除去した。
こうして得られた生成物は処理しにくいタール状物質であった。
実施例1〜11において説明した臭素化を第1表に要約する。
第1表かられかるように、実施例1と2は、本発明に従ってポリ臭素化第三アル
キルベンゼンを製造するための最適化された又はほぼ最適化された条件を表して
いる。引き続いて列挙しである実施例は、原料の変更、化学量論、及び反応条件
等の影響を示しており、本発明による方法が特異的に優れていることがわかる。
実施例3は第三アルキルベンゼンを使用したときの影響を示している。第三アル
キル基による立体障害があることから、置換反応を起こしてベンゼン環へと入り
込むことのできる臭素の数が少なくなる。臭素化が最高限度レベルに達すると、
ベンゼン環に対する塩素化が起こる。さらに、塩素の最適使用量を越えると、分
子は脱アルキルや側鎖のハロゲン化をより一層受は素は、第三アルキルベンゼン
に対して使用される量より少なくする必要がある。また第三アルキルベンゼンの
場合にも、最適塩素量又は最適塩化臭素量を越えたときには、これと同じ問題が
生じる。実施例4は、臭素量を減らしたときには反応があまり進行しないことを
示している。臭素の過剰分を完全に除いた場合、この影響はさらに顕著となる。
従って、反応媒体としての臭素をかなり過剰に使用することが本発明の必須要件
であることがわかる。
実施例5は、原料自体を溶媒として作用させることによって、原料自体を反応の
程度を弱めるよう使用できること、従って臭素置換の程度が望ましくない程度に
低下することを示している。
実施例6は、高レベルの臭素化を達成するには塩化臭素の使用が重要であること
、そして本発明によれば臭素自体は満足できるような臭素化剤ではないことを示
している。
実施例7は、非ハロゲン化アンチモン触媒を使用すると、臭素化のレベルが低下
して環基素化の程度が増大することを示している。
実施例8は、塩素の使用量を増やすことによって反応条件が実施例1及び2の条
件からはずれると、脱アルキルとかなりの収率低下が引き起こされることを示し
ている。
実施例9は、二塩化エチレン溶媒中にて塩化臭素を使用してジアルキルベンゼン
の臭素化を行うと、不十分なレベルの環臭素化と環基素化の増大が観察されると
いう点で所望の結果が得られないことを示している。
実施例10は、第一アルキルベンゼンが当技術者に公知の激しい臭素化条件下に
てよく耐えることができることを示している。
実施例11は、本発明が目的としているタイプの第三アルキルベンゼンがこうし
た激しい臭素化条件によって分解されることを示している。
上記のデータは、本発明に従った条件、触媒、反応媒・体、及び臭素化剤を通用
すれば、第二及び第三アルキルベンゼンを臭素化できることを示している。実質
的に塩素を含まない形で、脱アルキルを起こしすぎることなく、高収率で所望す
る高レベルの臭素化を達成するには、溶媒として大過剰の臭素を、臭素化剤とし
て塩化臭素を、そして触媒としてハロゲン化アンチモンを使用しなければならな
い。
補正書の翻訳文提出書
(特許法第184条の7第シ0 1人。
平成元年 6月)日り釦
Claims (10)
- 1.(a)アルキル基が6〜18個の炭素原子を含んでいる高級アルキルベンゼ ンと塩化臭素とを、反応媒体としての過剰の臭素中で、ハロゲン化アンチモン触 媒を存在させて、臭素化が少なくとも三臭素化レベルに達するのに十分な時間及 び温度にて反応させる工程;及び (b)工程(a)によって得られた生成物を回収する工程;の各工程を含む、ポ リ臭素化高級アルキルベンゼンの製造法。
- 2.前記高級アルキルベンゼンが構造式▲数式、化学式、表等があります▼ 又は▲数式、化学式、表等があります▼(式中、xは4又は5、yは0又は1、 zは0又は1、そしてwは2〜4であり;R1とR4は水素又はメチル、R2, R3R5及びR6はそれぞれ独立していて1〜16個の炭素原子を有するアルキ ルであって、このとき(R1,R2及びR3)と(R4,R5及びR6)のそれ ぞれにおける炭素原子のトータル数が5〜17の範囲である)で表される化合物 である、請求の範囲第1項に記載の製造法。
- 3.前記ポリ臭素化高級アルキルベンゼンがテトラブロモ又はベンタプロモ第二 C6−C18アルキルベンゼンである、請求の範囲第2項に記載の製造法。
- 4.前記ポリ臭素化高級アルキルベンゼンがトリプロモもしくはテトラブロモ第 二又は第三ジ−C6−10アルキルベンゼンである、請求の範囲第2項に記載の 製造法。
- 5.前記ポリ臭素化高級アルキルベンゼンがC10−12アルキル基の混合物を 含む、請求の範囲第3項又は4項に記載の製造法。
- 6.前記ポリ臭素化生成物がC10−12テトラブロモアルキルベンゼンとC1 0−12ペンタプロモアルキルベンゼンとの液状混合物である、請求の範囲第3 項又は4項に記載の製造法。
- 7.少なくとも約100%過剰の臭素が反応媒体として使用される、請求の範囲 第1項に記載の製造法。
- 8.前記ハロゲン化アンチモンが三塩化アンチモンである、請求の範囲第1項に 記載の製造法。
- 9.臭素反応媒体に塩素ガスを加えることによって前記塩化臭素がその場で生成 される、請求の範囲第1項に記載の製造法。
- 10.前記ポリ臭素化高級アルキルベンゼンが約30〜70重量%の臭素を含む 、請求の範囲第1項に記載の製造法。
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