JPH0252031B2 - - Google Patents

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JPH0252031B2
JPH0252031B2 JP56103016A JP10301681A JPH0252031B2 JP H0252031 B2 JPH0252031 B2 JP H0252031B2 JP 56103016 A JP56103016 A JP 56103016A JP 10301681 A JP10301681 A JP 10301681A JP H0252031 B2 JPH0252031 B2 JP H0252031B2
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dyeing
foaming
foam composition
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fatty acid
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Mototsugu Tokunaga
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Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は繊維の染色方法特に捺染方法に関する
ものであり、更に詳しくは微細空間構造を有する
改良した泡沫組成物を用いて、品質の良い捺染及
びしごき染色をする方法を提供するものである。 従来、捺染液の増粘方法としては、ミネラルタ
ーペン等の炭化水素類をエマルジヨン化して用い
る方法及び天然高分子糊剤を使用する方法が利用
されてきた。 一方、少量の糊剤でわずか増粘した染色液及び
染料の固着剤を含む染色液を非イオン界面活性剤
及びアニオン界面活性剤を起泡剤として泡沫化組
成物を得る方法が特公昭47―38474号公報及び特
開昭52―5383号公報で提案されている。 特公昭47―38474号公報では、フエルト、カー
ペツト、毛布の如き厚手の布地の染色の際には起
泡剤を含み糊剤により粘度100〜900cpsに調製し
た染色液を見掛体積が2〜5倍となるよう起泡せ
しめる方法が提案されている。この方法を詳細に
検討した結果、アルギン酸ソーダ、カルボキシメ
チルセルローズ等の天然高分子糊剤の使用量が少
ないことから再現性のある起泡染液を得ることが
困難であり、また、使用時に染色の体積変化及び
粘度変化を生じ易く、一般衣料用など厳密な染色
性を要求される捺染への適用は困難であつた。泡
沫組成物が高粘度を有しておれば、印捺時の体積
変化は少ないが、粘度変化が大きく、安定した印
捺量を供給することが困難であり、実用性ある加
工は望めなかつた。 他方、これを解決するために、顔料バインダー
として用いられる天然又は合成樹脂の水性分散液
を併用し、染液をほとんど増粘することなく、起
泡剤の働きで、直径200μ以下の球状気泡を含み、
染液と空気との体積比率が1:1.5〜4となるよ
うな泡沫組成物を調製することが特開昭52―5383
号公報に提案されている。 しかし、使用できる着色料は顔料に限られ、分
散染料、塩基性染料、反応染料、直接染料などの
染料では、固着剤が存在するため、発色性が不十
分であつたり、堅牢度の低下が著しく、また風合
が非常に粗剛になるなどの欠点があつた。 本発明は、これら2種の染色方法の欠点をいず
れも克服しうる方法を開発すべく、鋭意研究の結
果、達成されたものである。 本発明者は、種々の増粘化物を検討の結果、天
然高分子系糊剤を多量に含むものは、乾燥後の脱
糊性、発色性、堅牢度に問題を生じ易く、粘度変
化も大きく、また逆に糊剤の量を減じ、低粘度液
にすると、泡沫化物の粘度も低く、放置により離
水しやすく、発泡倍率も低下するなどの欠点を有
し、いずれにしても天然高分子系糊剤によつては
安定した染色加工が困難であることがわかつた。
更に、この種の加工は、綿及び綿の混紡品など吸
水性繊維の捺染には適するものの、吸水性の少な
いポリエステル繊維、ナイロン繊維、アクリル繊
維などの捺染は印捺部がブリードしやすく、印捺
中の泡沫安定性にも問題があり、実用化には問題
があることも見出した。 そこで、本発明では、水溶性合成高分子増粘剤
を用いて、高粘度を有し、粘度及び発泡倍率の安
定した泡沫組成物を調製し、被染色物の種類にか
かわらず、安定して品質の良い染色を可能とす
る。 本発明は、被染色物に、水溶性合成高分子増粘
剤、起泡剤及び染料を含む水性染色液を見掛け体
積で1.5〜10倍に起泡した泡沫組成物を塗着し、
発色させることを特徴とする。 ここに、水溶性合成高分子増粘剤としては、そ
の種類を限定されないが、ポリエチレンオキシド
誘導体の使用が好ましく、特に一般式(1) R1O(C2H4O)oR2 (ただし、R1とR2はそれぞれ水素原子、炭素数
4〜24のアルキル基、アルケニル基、飽和脂肪酸
残基又は不飽和脂肪酸残基を示し、nが50〜500
の整数である)で表わされる化合物の1種又は2
種以上で、エーテル化率及び/又はエステル化率
が40%以上であるもの、及び一般式(2) (ただし、R3とR4はそれぞれ水素原子、炭素
数4〜24のアルキル基、アルケニル基、飽和脂肪
酸残基又は不飽和脂肪酸残基を示し、x+yが50
〜500の整数であり、Xが炭素数2〜8のアルキ
レン基又は炭素数6〜20の芳香族環を有するウレ
タン残基である)で表わされる化合物の1種又は
2種以上で、エーテル化率及び/又はエステル化
率が60%以上であるものから選ばれるのが好まし
い。 上記化合物において、R1〜R4の炭素数が4よ
り小さい場合には、水溶性が高すぎて増粘効果が
得難く、泡沫時の粘度安定性に乏しく、発泡倍率
も一定し難い欠点があり、また炭素数が24より大
きい場合には、水溶性が低いため、使用時に加熱
する必要があり、作業性が悪く、利用し難い。本
発明における増粘剤として最も適した化合物は
R1〜R4が炭素数8〜18のアルキル基、アルケニ
ル基、飽和脂肪酸残基又は不飽和脂肪酸残基であ
るポリエチレンオキサイドのジエステル化物、ジ
エーテル化物及びモノエーテルモノエステル化
物、並びにポリエチレンオキサイドのモノエステ
ル化物及び/又はモノエーテル化物のジイソシア
ネート化合物による架橋物(架橋率は40%以上で
あるのが好ましい)である。 上記化合物におけるエチレンオキサイド付加モ
ル数は50〜500モルであるのが好ましいが、更に
80〜200モルであるのが好適である。エチレンオ
キサイド付加モル数が少ないと十分な水溶性が得
られず、ゲル化しやすく、泡沫化が困難となり、
またエチレンオキサイド付加モル数が大きすぎる
と、装置面においてその製造が困難となる。 これら増粘剤の使用量は染色液中0.1〜10.0重
量%、特に0.5〜3.0重量%であるのが好ましい。
本発明では、常温で1000cps以下の粘度に染色液
を調製し、起泡することで、安定した泡沫組成物
を得ることができるが、かかる増粘剤の使用では
100cps以下ほとんど粘度を感知させない染色液で
あつても、泡沫化によつて、非常に高い粘度を有
し、流動性ある、捺染に適した組成物が得られ
る。 また、起泡剤としては、染料と相溶性の良い界
面活性剤がいずれも使用でき、2種以上の併用も
可能である。その使用量は、染色液中0.1〜2.0重
量%、特に0.2〜1.0重量%であるのが好ましく、
それ以下であれば染料の発色に必要な染色助剤に
より起泡性が阻害され、安定な泡沫化が得られ
ず、またそれ以上では染料との相溶性が問題とな
り、発色性が害され易く、また染色後のソーピン
グ時に大量の泡立ちを生じ作業性が悪いなどの欠
点が生じ易い。 特に本発明の起泡剤に適した高起泡性の界面活
性剤としては、ラウリン酸ジエタノールアミド、
ステアリン酸ジエタノールアミド、ノニルフエニ
ルペンタデカグリコールエーテル、ステアリルジ
メチルアミンオキサイド、ラウリルデカグリコー
ルエーテル等の非イオン活性剤;ドデシルベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム、ラウリン酸ナトリウ
ム、ラウリルサルフエートナトリウム塩、α―ス
ルホラウリン酸ナトリウム、ドデカンスルホン酸
ナトリウム、N―ラウロイル―L―グルタミン酸
モノナトリウム塩、ラウロイルザルコシンナトリ
ウム、N―ラウロイル―N―メチル―β―アラン
ンナトリウム、ノニルフエニルデカグリコールエ
ーテルサルフエートナトリウム塩、パーフルオロ
オクチルスルホン酸ナトリウム、パーフルオロオ
クチルカルボン酸ナトリウム塩、等のアニオン活
性剤;ラウリルメチルベタイン、ラウリルジメチ
ルベタイン、2―ラウリル―N―カルボキシルメ
チル―N―ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベ
タイン、N―ラウリル―β―アミノプロピオン酸
ナトリウム、等の両性活性剤;β―ヒドロキシラ
ウリルトリメチルアミンクロライド、β―ヒドロ
キシラウリルN,N、ジヒドロキシエチルベンジ
ルアンモニウムクロライド、ミリスチルN,N、
ジヒドロキシエチルベンジルアンモニウムクロラ
イド、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、N―ラウリルピリジニウムクロライド、N―
〔3―(パーフルオロオクタンスルホンアミド)
プロピル〕N,N,N、トリメチルアンモニウム
ヨーダイド、ミリスチルジメチルベンジルアンモ
ニウムクロライド、ステアリルピコリニウムクロ
ライド等のカチオン活性剤が挙げられる。 なお、本発明においては分散染料、酸性染料、
塩基性染料、反応染料、直接染料、など一般的な
染料がいずれも効果的に使用でき、染色液に通常
の染色助剤が添加されてもよいのは勿論である。 染色液の調製は、被染色物の材質によつて適当
な染料及び染色助剤を選び、水に溶解又は分散さ
せ、次いで予め水に溶解した起泡剤及び増粘剤を
添加すればよい。染色液は、オークスミキサー、
バイキングミキサーなど適当な起泡装置で見掛け
体積が1.5〜10倍となるように泡沫化して使用さ
れるが、更に安定な泡沫化を達成するためにコロ
イドミル、ホモミキサー、又は高速ミキシング等
により直径200μ以下の微細な気泡を含有させて
もよい。気泡形成には空気、窒素ガスなど不活性
ガスの混入が可能である。 本発明では、このようにして得た泡沫組成物を
被染色物、例えば衣料用布地などに塗着し、発色
させるのであるが、この塗着手段としては通常の
捺染法及びしごき染め法などがいずれも効果的に
使用できる。発色工程もスチーミング、乾熱処
理、フイツクス処理など染料に応じて公知の方法
が使用でき、その後、ソーピング、水洗、乾燥な
どの仕上げ工程がとられるのも常法通りである。 本発明では、増粘剤としてアルギン酸ソーダ、
カルボキシメチルセルロース、グアガムなどの天
然高分子糊剤を用いた染色液では得ることのでき
ない、非常に安定した泡沫組成物を得ることがで
き、再現性よく品質のよい染色が可能となる。 例えば、本発明で染色された製品は、水溶性天
然高分子糊剤を含む染色液を同一発泡倍率に起泡
した泡沫組成物で染色したものに比較して、均染
性が著しく良好で、ソーピング時の脱糊性も良
く、染色摩擦堅牢度も優れた結果を示す。 本発明では増粘剤にイオン性がなく、従来の天
然糊剤のように染料の種類によつて使いわける必
要もなく、吸水性の少ない合成繊維の染色、特に
捺染においても良好な粘度と流動性を有し、原糸
油剤が付着した未精練合成繊維布帛の染色におい
ても優れた濡れ効果を示す。このため、泡沫染色
にありがちな濡れ不足からくる不均染、イライラ
染色が大幅に改善され、実用的な染色が可能とな
る。 一般的な水溶性増粘剤であるアルギン酸ソー
ダ、グアーガムなどに比して、本発明の増粘剤で
良い結果を得ることができるのは、その界面張力
低下能が低いためと考えられ、それだけ空気など
不活性ガス体を内包し、微細空間構造を呈しやす
く、染色時に最適流動性を付与できるためと考え
られる。このため、泡沫組成物の粘度安定性が得
られ、同時に合成繊維及び羊毛等の撥水性繊維を
湿潤しやすく、浸透性の勝つた均染性が達成でき
る。更に、本発明の効果には、水溶性合成高分子
(増粘剤)を界面活性剤(起泡剤)と配合するこ
とにより、増粘作用が幾分得られることも大きく
影響しているものと考えられる。 なお、本発明では、前述の如き染色液で安定し
た泡沫組成物が調製でき、目的が達成されるが、
該染色液に更にジメチルシリコン又は変性メチル
シリコン系消泡剤を起泡剤の10重量%以下、好ま
しくは1〜0.01重量%添加してもよく、その結
果、安定して低発泡倍率の泡沫組成物を調製で
き、より再現性ある染色が可能となる。 次に、本発明の実施例を示す。各実施例におい
て%は特にことわらない限り重量%を示す。 実施例1〜13及び比較例1〜7 増粘剤 x % ジメチルラウリルベンジルクロリド 0.5% 酢酸(98%) 1.0% アストラゾンブルーFRD(バイエル社製塩基
性染料) 1.0% 水 残 部 100% からなる染色液を調製し、家庭用ハンドミキサー
(松下電器株式会社製 MK―1000型)で、最初
の1分間は目盛1にてゆるやかに撹拌し、次いで
目盛2にて1分間、最後に目盛3にて3分間高速
撹拌して、所定の発泡倍率の泡沫染液を得た。該
泡沫染液の放置粘度安定性を調べた。その結果を
表1に示す。
【表】
【表】 実施例 14 増粘剤 x % ホスタプール SAS―60(ヘキストジヤパン
社製の第2アルカンスルフオネート・ナトリ
ウム塩60%) 1 % アストラゾンブルーFRD(バイエル社製の塩
基性染料) 1.0% 水 残 部 100.0% からなる染色液を調製し、家庭用ハンドミキサー
(松下電器株式会社製のMK―1000型)のミキサ
ー部を長くした改良機で、目盛2にて撹拌を続
け、染色液の発泡倍率と時間の関係を調べた。そ
の結果を第1図のグラフに示す。 Aは、増粘剤にフアインガムG―5を2.0%用
いたものであり、 Bは、増粘剤にPEG―6000のジステアレート
(ジエステル化率98%)を2.0%用いたものであ
り、 Cは、Bの染色液にアンチフオーム(ダウコー
ニング社製の変性ジメチルシリコン100%)を
0.01%添加したものである。 比較例 8 比較例2の染色液を、オークスミキサーを用い
て空気による発泡倍率4.5倍の泡沫染液に調製し、
該染液をアクリル生地に120メツシユスクリーン
で印捺し、102℃×20分の高圧スチム染色を行な
つた。 その結果、得られた製品はスキージ方向にカス
レが生じ均一に染色されてはおらず、商品価値の
乏しいものであつた。この原因は泡沫品が網目で
ドクターにかかれることで発泡倍率に変化を生じ
ているためと思われる。さらに連続して同一泡沫
組成物で捺染する場合、最初の塗布量が大きくそ
れだけ濃色に上がり、放置された泡沫組成物によ
る連続捺染は不可能であつた。 実施例 15 実施例9の染色液を改良した大型高速ミキサー
で5分間撹拌し、染色液と空気の体積比率が1:
4.5である直径30μ以下の安定した微細空間構造を
有する泡沫組成物を得た。この泡沫組成物をアク
リル生地に120メツシユスクリーンで印捺し、102
℃×20分の高温スチーム発色を適用した。 その結果、型際の尖鋭な鮮やかな捺染物が得ら
れた。非常に均染性に優れ、同一泡沫組成物でく
り返し捺染しても、常にほぼ同一の塗布量を示
し、再現性のある捺染が実施できた。この捺染物
は、特にソーピングしなくても耐えられる染色堅
牢度を示し、充分商品価値あるものとなる。 実施例 16 PEG―10000のジセチルエーテル(ジエーテ
ル化率90%) 3.2 % ダイアクリルレツド CS―N(三菱化成工業
株式会社製の塩基性染料) 1.5 % 酢 酸 1.5 % 酒石酸 0.5 % ラウリルジエタノールアマイド 0.50% ミリスチン―N,N―ジヒドロキシエチルベ
ンジルアンモニウムクロライド 0.30% 水 残 部 100% からなる染色液(粘度100cps)を調製し、これを
高速ミキサーで5分間撹拌し、染色液と空気の体
積比率が1:40である直径30μ以下の安定した微
細空間構造を有する泡沫組成物を得た。この泡沫
組成物は4500〜4000cpsの粘度を有し、ミネラル
ターペンエマルジヨン糊と同様の流動性を示し
た。 この泡沫組成物を、アクリル系繊維(旭化成株
式会社製のカシミロン)起毛布に、60メツシユス
クリーンで印捺し、高圧スチーマにて102℃×2
分間発色させ、その後ソーピング乾燥した。製品
は基部まで染色され、比較例の染色液では得るこ
とのできない、浸透性ある堅牢な商品価値ある捺
染物となつた。 実施例 17 セチルステアリルアルコールのエチレンオキ
サイド100モル付加物のTDI架橋物(架橋率
70%) 2.5% ダイアクリル ブリリアントブルーH2R―
N(三菱化成工業株式会社製の塩基性染料)
0.4% 酢 酸 0.5% 乳 酸 0.5% ポリエチレングリコールノニルフエノールエ
ーテル(=9.5) 0.3% オクチルトリメチルアンモニウムクロライド
0.7% 水 残 部 100% からなる染色液(粘度25cps)を調製し、これを
ハンドミキサーで高速にて5分間撹拌し、染色液
と空気の体積比率が1:3.5である直径30μ以下の
安定した微細空間構造を有する泡沫組成物を得
た。この泡沫組成物は4600cpsの粘度を有し、ロ
ータリー捺染法による後しごきに最適の粘度と流
動性を示した。 この泡沫組成物を60メツシユスクリーンを用い
たロータリースクリーンで、毎分12mの速度で送
られる目付150g/m2のアクリル系繊維布帛(日
本エクスラン工業株式会社製のエクスラン)に、
後しごき法による印捺をし、その後シリンダー乾
燥し、高圧スチーマにて105℃×10分間の発色を
させた。 製品は、型際の尖鋭な鮮やかな捺染物であり、
上記泡沫組成物が均染性及び浸透性に非常に優
れ、塗布量においても経時的な変化はほとんどな
く、ロータリー捺染に耐えるものであることが確
認された。なお、捺染物の摩擦堅牢度及び洗濯堅
牢度はいずれも3級以上であり、風合もよかつ
た。 実施例 18 ミリスチルアルコールのエチレンオキサイド
120モル付加物のステアレート(エステル化
率95%) 0.5% カヤアクリルブルーGRL(日本化薬株式会社
製の塩基性染料) 1.5% ラウリルトリメチルアンモニウムクロライド
0.2% ポリエチレングリコールラウリルエーテル
(=13) 0.1% 酢 酸 1.0% 酒石酸アンモン 1.0% 水 残 部 100% からなる捺色液(粘度はほとんど感知されない)
を調製し、これをハンドミキサーで25分間高速撹
拌し、染色液と空気の体積比率が1:8である直
径50μ以下の安定した微細空間構造を有する泡沫
組成物を得た。この泡沫組成物の粘度は2200cps
であつた。該組成物をフオームコータによつて、
アクリルパイルのカーペツト生地表面に均一な厚
みに、200g/m2の割合で、塗布し、その後裏面
より軽く吸引して染液を生地に浸透させ、100℃
20分間スチーミング処理して、鮮明な青色のカー
ペツトを得た。 このカーペツトは堅牢度3級以上で、特にソー
ピングしなくても商品価値が充分あり、ソーピン
グ時の大量の水及び乾燥時の熱エネルギーの大巾
な節約ができた。 なお、堅牢度を更に改良するには、カーペツト
を泡沫組成物の塗布前に予備湿潤させておくのが
よいことがわかつた。 実施例19〜26及び比較例9〜16 増粘剤 x % ラウリルサルフエートナトリウム 1 % 酢 酸(98%) 1 % ダイアニツクス スカーレツト 3G―FS
(三菱化成工業株式会社製の分散染料)
2 % 水 残 部 100% からなる染色液を調製し、実施例1と同様に撹拌
し、所定の発泡倍率の泡沫染液を得た。該泡沫染
液の放置粘度安定性を調べた結果を表2に示す。
【表】
【表】 ロースである。
*2 スノーアルギンは富士化学工業株式会社製のア
ルギン酸ナトリウムである。
実施例 27 PEG―6000のジステアレート(エステル化
率90%) 2.0% カヤロンポリエステルライトレツドBLF(日
本化薬株式会社製の分散染料) 2.5% 酢 酸 1.0% ホスタプールSAS―60(第2級アルカンスル
フオネートナトリウム塩、ヘキストジヤパン
社製のアニオン活性剤 60%品) 2.0% 水 残 部 水 100% からなる染色液(粘度10cps)を調製し、これを
高速ミキサーで5分間撹拌し、染色液と空気の体
積比率が1:5.0である直径30μ以下の安定した微
細空間構造を有する泡沫組成物を得た。この泡沫
組成物の粘度は約8000cpsであつた。該組成物を
120メツシユのスクリーンでポリエステル生地に
印捺し、高圧スチーマで125℃×30分の発色処理
をし、ソーピング後乾燥した。染色物の型際は尖
鋭に仕上がり、通常の染捺物と比較して非常に糊
落ちが良好であつた。また、捺染用糊剤として最
も一般的なアルギン酸ソーダ、カルボキシメチル
セルローズ等を配合した同一粘度の泡沫組成物を
用いた場合と比較しても、はるかに均染性に優
れ、カスレ現象を起さなかつた。なお、本実施例
の泡沫組成物も他の実施例と同様に、放置安定性
に優れ、くり返し利用した場合にも、粘度及び発
泡倍率にほとんど変化は認められず、一般的な組
成物にありがちな紗離れの悪さやブリード現象も
示さなかつた。 実施例 28 PEG8000のジセチルエーテル化物(ジエー
テル化率 85%) 2.5% ダイアシツト フアーストレツド6B(三菱化
成工業株式会社製の酸性染料) 2.0% 酢 酸(98%) 1.0% 酒石酸アンモン 2.0% ラウロイルザルコシンナトリウム 1.0% ラウリルアミンポリエチレングリコールエー
テル(30) 0.2% 尿 素 5.0% 水 残 部 100% からなる染色液(粘度100cps)を調製し、これを
高速ミキサーで5分間撹拌し、染色液と空気の体
積比率が1:3.5である直径50μ以下の安定した微
細空間構造を有する泡沫組成物を得た。粘度
8000cpsであるこの泡沫組成物を、80メツシユス
クリーンで、羊毛モスリン生地に捺染し、高圧ス
チーマで105℃×40分の発色処理をした。次いで
ソーピング後、乾燥した。 得られた捺染物は、尖鋭な型際を有する均染性
に優れた製品であり、天然高分子糊であるグアガ
ム、カルボキシメチル化セルローズ、ヒドロキシ
エチル化セルローズ等を配合した泡沫組成物の撥
水によるイラツキが見られず、堅牢度にも優れ、
一般衣料用として商品価値あるものであつた。 実施例 29 PEG8000のジステアレート(エステル化率
98%) 2.0% レマゾール ブラツクB(ヘキスト ジヤパ
ン社製の反応染料) 2.0% 尿 素 2.0% ソーダ灰 1.0% ステアリン酸ナトリウム 0.2% ラウリルスルオネートナトリウム塩 0.5% 水 残 部 100% からなる染色液(粘度2000cps)を調製し、これ
をハンドミキサーで10分間撹拌して、染色液と空
気の体積比率が1:5.0である直径100μ以下の安
定した微細空間構造を呈する泡沫組成物を得た。
この泡沫組成物の粘度は約4500cpsであつた。該
組成物を、100メツシユのスクリーンで綿ブロー
ド60番手の生地に捺染し、高圧スチーマで100℃
で10分間熱処理した。次いで60℃で20分間ソーピ
ング後乾燥した。製品は濃紺色に均染性よく染着
された。堅牢度は通常の捺染物と比較してはるか
に良好で、風合もよく、商品価値の高いものとな
つた。 これに対して、PEG8000のジセチルエーテル
化物の代りに一般的な天然高分子糊材を用いて増
粘した泡沫組成物では、1〜2%の糊材を含むこ
とでブリードは防止できるものの均染性に乏し
く、再現性ある染色濃度に染色できない欠点があ
つた。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例における泡沫組成物調製
時の発泡倍率と撹拌時間の関係を示すグラフであ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 水溶性高分子増粘剤、起泡剤および染料を含
    む水性染色液を見掛け体積で1.5〜10倍に起泡し
    たて得た泡沫組成物を、被染色物に塗着し、発色
    させるものであつて、上記増粘剤が下記一般式 R1O(C2H4O)oR2 (1) (ただし、R1とR2はそれぞれ水素原子、炭素
    数3〜24のアルキル基、アルケニル基、飽和脂肪
    酸残基又は不飽和脂肪酸残基であり、nが5〜
    500の整数である)で表される化合物の1種又は
    2種以上でエーテル化率及び/又はエステル化率
    が40%以上であるもの、及び一般式 (ただし、R3とR4はそれぞれ水素原子、炭素
    数3〜24のアルキル基、アルケニル基、飽和脂肪
    酸残基又は不飽和脂肪酸残基であり、x+yが50
    〜500の整数であり、Xが炭素数2〜8のアルキ
    レン基又は炭素数6〜20の芳香族環を有するウレ
    タン残基である)で表される化合物の1種又は2
    種以上で、エーテル化率及び/又はエステル化率
    が60%以上であるものから選ばれるポリエチレン
    オキサイド誘導体であること、及び上記染色液が
    上記増粘剤を0.1〜10.0重量%、上記起泡剤を0.1
    〜2.0重量%の割合で含むことを特徴とする染色
    方法。 2 上記泡沫組成物が直径200μの微細な気泡を
    含むことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の方法。 3 上記水性染色液の粘度が常温で1000cps以下
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項又
    は第2項記載の方法。 4 上記起泡剤が高起泡性を有する界面活性剤か
    ら選ばれることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項〜第3項いずれか1項記載の方法。 5 上記染色液が、起泡剤に対して10重量%以下
    の割合で、ジメチルシリコン系又は変成メチルシ
    リコン系消泡剤を含むことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項〜第4項いずれか1項記載の方法。
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