JPH0252941B2 - - Google Patents
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- JPH0252941B2 JPH0252941B2 JP17747985A JP17747985A JPH0252941B2 JP H0252941 B2 JPH0252941 B2 JP H0252941B2 JP 17747985 A JP17747985 A JP 17747985A JP 17747985 A JP17747985 A JP 17747985A JP H0252941 B2 JPH0252941 B2 JP H0252941B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- parts
- group
- rubber
- organopolysiloxane
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Graft Or Block Polymers (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は新規にして有用なるゴム変性スチレン
系樹脂組成物に関し、さらに詳細には、ゴム変性
スチレン系樹脂に特定のオルガノポリシロキサン
と櫛形共重合体とを含有せしめて成る。各種弱電
機器ハウジングをはじめ、回転体、キーボード、
歯車、ないしは軸受などの成形品を得るために用
いられる表面滑性ならびに摺動摩耗特性(耐粉ふ
き性)のすぐれた耐衝撃性ゴム変性スチレン系樹
脂組成物に関する。 〔従来の技術〕 スチレン系重合体は広範な用途をもつた熱可塑
性樹脂の一つであるが、当該スチレン系重合樹脂
の最大の欠点は耐衝撃性に乏しいということであ
る。 そこで、こうした欠点を解消ないしは改善せし
めるべく、ゴム質重合体の存在下でスチレン系単
量体を重合させることが試みられ、このようにす
ることによつて高い衝撃強度をもつたスチレン系
樹脂が得られるということは既に古くから知られ
ており、この種のゴム変性スチレン系樹脂は高い
衝撃強度のゆえに、日用品、玩具、食品容器をは
じめ、各種弱電機器ハウジングあるいは乳酸飲料
容器などに幅広く利用されるに至つている。 ところで、近年、弱電機器分野あるいはエレク
トニクス分野における技術革新は目ざましく、オ
ーデイオ関連機器をはじめ、オフイスオートメー
シヨン関連機器においては、軽量化ないしはコン
パクト化、ならびにコストダウンを図るべく、各
種回転体、キーボード、歯車あるいは軸受などに
プラスチツクスを適用するという傾向が顕著にな
つてきている。 かかる分野においては、成形品がすぐれた表面
滑性、耐衝撃性ならびに耐摩耗性などの諸特性が
要求され、そのために現在は、ポリアセタールな
どのエンジニアリング・プラスチツクスが用いら
れている。 かくて、こうした分野においては需要の拡大に
伴い、将来的にさらにコストダウン化を図ること
が切に望まれている。 他方、ゴム変性スチレン系樹脂にオルガノポリ
シロキサンを含有させることによつて表面滑性な
らびに耐摩耗性のすぐれた耐衝撃性樹脂組成物を
得るという技術は既に知られており、たとえば、
特定のミクロ構造をもつたゴム質重合体を平均粒
子径が特定の範囲内になるように調整して用いる
と共に、オルガノポリシロキサンを配合せしめる
ことにより、こうした表面滑性ならび耐摩耗性が
一層向上させうることを見出して、既に出願する
に及んでいる(特願昭59−72884号公報)。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、この特願昭59−72884号公報に
記述されているような方法によつて得られる樹脂
は、或る特定の用途に用いられる場合、耐摩耗性
ならび耐久性の点で未だ満足すべきものではな
く、したがつて強く改善が望まれている。 すなわち、金属ないしは各種プラスチツクスと
連続接触する構造部品、たとえばVTRのカセツ
トリール、パソコン、プツシユホン、各種キート
ツプに用いられた場合、往復運動ないしは回転運
動が長期間に亘つて継続されると次第に耐摩耗性
の効果が低下し、その接触面には削られた樹脂が
粉として発生する現象(“粉ふき”)を起こし、か
かる粉ふきによつてVTRの画像やキートツプの
摺動性に重大なトラブルを生じ、機器の性能それ
自体に大きな支障を来たすことを屡々経験してい
る。 〔問題を解決するための手段〕 そこで、本発明者らは上述した如き従来技術に
おける種々の欠点の存在に鑑みてそうした欠点を
解消せしめるべく、かつ業界の要望に応えるべく
鋭意検討した結果、ゴム質重合体の存在下でスチ
レン系単量体をグラフト重合させて得られるゴム
変性スチレン系重合体樹脂中に特定のオルガノポ
リシロキサンおよび櫛形共重合体を含有せしめる
ことにより、前述したような樹脂の粉ふき現象が
抑えられ摺動摩耗特性が飛躍的に向上したゴム変
性スチレン系樹脂組成物が得られることを見出し
て、本発明を完成させるに到つた。 すなわち、本発明は必須の成分として、(a)97〜
85重量%のスチレン単量体に3〜15重量%のゴム
質重合体を溶解させた混合物を重合せしめて得ら
れるゴム変性スチレン系樹脂と、(b)25℃における
粘度が100〜30000センチストークスなる一般式 〔但し、式中のRはアルキル基、ハロアルキル
基、アリール基、ハロアリール基およびアラルキ
ル基よりなる群から選ばれる一価の有機基を、
R′およびR″は同一であつても異なつてもよいフ
エニル基またはC1〜C6なるアルキル基を表わす
ものとし、mはこのオルガノポリシロキサンが常
温で液状を維持するべきポリシロキサン単位の数
を表わす自然数であるものとする。〕 で示されるオルガノポリシロキサンと、(c)主鎖部
分がスチレン単量体の重合体から構成され、側鎖
部分がアクリレート系単量体の重合体から構成さ
れる櫛形共重合体とを、ゴム変性スチレン系樹脂
(a)の100重量部に対してそれぞれ、オルガノポリ
シロキサン(b)が珪素分として0.25〜1.25重量部と
なる割合で、櫛形共重合体(c)が0.3〜5重量部と
なる割合で含有せしめて成る、とくに表面滑性な
らびに摺動摩耗特性のすぐれた耐衝撃性ゴム変性
スチレン系樹脂組成物を提供するものである。 ここにおいて、上記したスチレン系単量体とし
てはスチレンが好適であるが、そのほかにもα−
メチルスチレンもしくはp−メチルスチレンの如
き核アルキル化スチレン類;2,4,6−トリブ
ロモスチレンもしくは2,4,6−トリクロロス
チレンの如き核ハロゲン化スチレン類、またはこ
れらの各種混合物が代表例として挙げられる。 これらのスチレン系単量体に対してはその30重
量%程度、好ましくは10重量%までの範囲で、ア
クリル酸もしくはメタクリル酸またはそれらのア
ルキルエステル類、アクリロニトリルあるいはメ
タクリロニトリルの如き、当該スチレン系単量体
と共重合可能な単量体を一部併用することは一向
に差し支えない。 次に、前記したゴム質重合体としては、ブタジ
エン重合体(ポリブタジエン)をはじめ、ブタジ
エンと共重合可能な各種ビニル系単量体(スチレ
ン、アクリロニトリルなど)との共重合体、エチ
レン−プロピレン−ジエン系共重合体、ブタジエ
ンと各種芳香族ビニル化合物とのブロツク共重合
体またはアクリル酸エステルの重合体などが代表
的なものである。 そして、スチレン系単量体とゴム質重合体との
使用比率としては、これら両原料成分の総量を基
準として、それぞれ85〜97重量%、好ましくは88
〜95重量%をスチレン系単量体が、他方、15〜3
重量%、好ましくは12〜5重量%をゴム質重合体
が占めるという割合であるのが適当である。 ゴム質重合体の使用量が3重量%未満である場
合には、耐衝撃性および耐摩耗性が著しく低下す
るようになるし、逆に15重量%を超える場合には
耐摩耗性が低下するのみならず、得られるゴム変
性スチレン系樹脂の剛性をも著しく損うようにな
るので、いずれも好ましくない。 他方、前記したオルガノポリシロキサン(b)とは
前掲した如き一般式〔〕で示されるものである
が、そのうちでも代表的なものとしてはポリメチ
ルフエニルシロキサン、ポリジメチルシロキサ
ン、ポトリクロロプロピルメチルシロキサン、ポ
リトリクロロメチルシロキサンまたはメチルフエ
ニルジメチルシロキサンの如き各種共重合体など
が挙げられるが、これらは単独使用でも2種以上
の併用でもよい。 当該オルガノポリシロキサン(b)の25℃における
動粘度としては100〜30000センチストークス、好
ましくは300〜20000センチストークスなる範囲内
が適当である。 この粘度が100センチストークス末満である場
合には、本発明の目的とする効果が達せられなく
なるし、逆に30000センチストークスを超える場
合には、前記ゴム変性スチレン系樹脂(a)中への均
一分散化が極めて困難となるし、しかも現場での
作業性を損うようになるので、いずれも好ましく
ない。 そして、当該オルガノポリシロキサン(b)の使用
量としては、前記ゴム変性スチレン系樹脂(a)の
100重量部に対して、珪素分として0.25〜1.25重
量部、好ましくは0.4〜1.0重量部となる割合で用
いられるのが適当である。 この添加量が0.25重量部未満である場合には、
実質的な添加効果が期し得なくなるし、逆に1.25
重量部を超える場合には、得られる樹脂組成物の
成形物における白色化が著しくなつて外観を損ね
ることになるし、着色成形物を得ようとするさい
に大きな支障を来たすこととなるので、いずれも
好ましくない。 また、前記した櫛形共重合体(c)とは、その主鎖
部分が前掲された如きスチレン系単量体の重合体
から構成される一方、側鎖部分がメチルアクリレ
ート、エチルアクリレート、n−ブチルアクリレ
ートまたは2−エチルヘキシルアクリレートなど
のアクリル酸エステル(アクリレート系単量体)
の単独重合体または共重合体から構成されるもの
を指称し、当該櫛形共重合体(c)の使用量として
は、前記ゴム変性スチレン系樹脂(a)の100重量部
に対して0.3〜5重量部、好ましくは0.5〜3重量
部となる割合が適当である。 この添加量が0.3重量部未満である場合には、
本発明の目的の一つである摺動摩耗特性(耐粉ふ
き性)が十分とはなり得なく、逆に5重量部を超
える場合には耐熱性の低下を伴い、本発明組成物
の用途に供し得ないものとなるので、いずれも好
ましくない。 本発明の樹脂組成物は、以上に掲げられたゴム
変性スチレン系樹脂(a)、オルガノポリシロキサン
(b)および櫛形共重合体(c)を必須の成分として含有
せしめて成るものであつて、オルガノポリシロキ
サン(b)を含有するゴム変性スチレン系樹脂(a)に、
さらに櫛形共重合体(c)をも含有せしめることによ
る摺動摩耗特性の向上のメカニズムについては、
目下の処、定かではないけれども、以下のように
推測することができよう。 本来、オルガノポリシロキサンなる物質はゴム
質重合体相およびポリスチレン相のいずれに対し
ても溶解性(相溶性)が乏しい処から、成形品の
表面にブリードして該オルガノポリシロキサンの
潤滑性が付与されることになる。 ところが、金属と前記ゴム変性スチレン系樹脂
(a)とが接触した摺動部分では、当該オルガノポリ
シロキサンが樹脂表面から次第に剥離して樹脂(a)
の摩耗粉と一緒に外部へと移行するために、当該
オルガノポリシロキサンの効力が失われるものと
考えられる。 その解決策の一つとしてオルガノポリシロキサ
ン(b)の添加量を増大させても、それほど粉ふきの
発生を抑えることはできなく、いたずらにゴム変
性スチレン系樹脂(a)の機械的強度を低下させるだ
けである。 ところで、これらの系に櫛形共重合体(c)が共存
することによつてオルガノポリシロキサン(b)の樹
脂(a)からの剥離が押えられる結果、問題の摺動摩
耗特性が保持されるようになるのであろう。 本発明の樹脂組成物を得るに当つて、まず前記
ゴム変性スチレン系樹脂(a)の調製方法としては、
連続塊状重合法または塊状−懸濁二段重合法など
の如き従来より慣用されている方法がそのまま適
用できる。 次いで、前記オルガノポリシロキサン(b)の添加
方法は特に制限されるものではなく、前記ゴム変
性スチレン系樹脂を調製するさいの重合工程また
は押出工程のいずれの工程において添加されても
よいが、前記ゴム変性スチレン系樹脂(a)を調製す
る工程中で、重合反応の進行と共にゴム質重合体
が連続相から分散相へ移行するという、いわゆる
相転位現象が起こつている途中で添加されるのが
よく、耐摩耗性の発現化にとつては特に望ましい
方法である。 また、前記した櫛形共重合体(c)をゴム変性スチ
レン系樹脂(a)に含有せしめる方法も特に限定され
るものではないが、好ましくは、ゴム質重合体の
存在下でスチレン系単量体をグラフト共重合せし
めるさいに、アクリレート系マクロモノマーをも
添加して同時に櫛形共重合体(c)を形成させて含有
せしめるという方法があるし、あるいはアクリレ
ート系マクロモノマーとスチレン系単量体とから
既知の合成法により櫛形共重合体(c)を予め得てお
き、その櫛形共重合体を樹脂(a)に含有せしめると
いう方法があつて、いずれの方法によつてもよ
く、当該櫛形共重合体(c)を含有せしめるには、オ
ルガノポリシロキサン(b)の添加の場合と同様、重
合工程または押出工程のいずれの工程においてで
もよいし、特に望ましくは相転移現象が起こつて
いる途中で行なわれるのが適当である。 かくして得られるゴム変性スチレン系樹脂組成
物は極めてすぐれた表面滑性ならびに摺動摩耗特
性(耐粉ふき性)を併せ有するものである処か
ら、その適用範囲は広く、カセツトテープないし
はVTRにおけるカセツトリール、VTRのアンダ
ーガイドないしはパソコンにおけるキーボードも
しくはキートツプ、パソコンデイスプレイなどの
回転置台、建材用レールまたは玩具用歯車などの
多岐に亘る。 〔実施例〕 次に、本発明を実施例および比較例により一層
具体的に説明するが、以下において部および%は
特に断りのない限り、すべて重量基準であるもの
とする。 また、樹脂組成物についての各種物性試験は次
のような要領で行なつたものである。 (1) メルトフローレート:JIS K−7210に準拠し
た。 (2) アイゾツト衝撃値:JIS K−7110に準拠し
た。 (3) ビカツト軟化点:JIS K−7206に準拠した。 (4) 耐摩耗性(共材):テーバ摩耗試験機を用い
て荷重が1Kgで、かつ回転速度が15000mm/分
なる条件で60分間、共材による摩耗試験を行な
つて、そのさいの摩耗量(mm3)を以て表示し
た。 (5) 摺動摩耗特性 (a) 回転による耐摩耗性 回転台に試験片を載置固定させ、その上に荷重
が200gとなるようにステンレス板を取り付け、
回転台を750rpmなる条件で2時間回転運動させ
て、そのさいの粉ふき状態をピボツト部の摩耗割
合(%)で以て表示した。 (b) 振盪法による耐摩耗性 振盪機に試験片を固定し、荷重が200gとなる
ようにステンレスの錘を載せ、15rpmなる条件で
往復運動を2時間行なつて、そのさいの粉ふき状
態を摩耗量(mm3)で以て表示した。 (6) 摩耗係数:「テンシロン」引張試験機を用い
て鋼板を使用したり滑り面に置かれた試験
片を、クロスヘツド・スピードが800mm/
分で、かつ荷重が400gなる条件下に水平
に引き取つて測定した。 実施例 1 内容積が120なる撹拌機付き重合槽に、 「BR−02K」〔日本合成ゴム(株)製のポリブタジ
エン〕 4.2Kg スチレン 60Kg tert−ドデシルメルカプタン 48g を仕込んで撹拌下に65℃に加温し、6時間かけて
均一なる溶液となした。 次いで、110℃に昇温して7時間に亘り重合反
応を行なつて予備重合物を得た。 しかるのち、この予備重合物の100部に対して
「SH−200オイル」〔ト−レシリコーン(株)製のポリ
ジメチルシロキサン;10000センチストクス〕を
珪素分として0.75部、さらに「マクロモノマー
MM−5(H)」〔東亜合成化学工業(株)製のアクリ
ル系マクロモノマー〕とスチレン系単量体とから
合成した櫛形共重合体を2部となるように加えて
均一に混合せしめ、次いでかくして得られた混合
物を内容積200の撹拌機付き重合槽に、予め用
意された下記組成物の水性相中に加えて粒子状に
分散せしめた。 水 100部 ポリビニルアルコール 0.2部 第三燐酸カルシウム 3部 2−エチルヘキシルサルフエート 0.02部 この懸濁分散液に、さらにtert−ブチルパーオ
キシベンゾエートの0.1部およびジ−tert−ブチル
パーオキサイドの0.1部を加えて115℃で3時間、
次いで130℃で3時間重合反応を行なつた。 かくして得られた本発明樹脂組成物たる懸濁粒
子物を水で洗浄し、乾燥し、次いで押出機でペレ
ツト化せしめた。 続いて、このペレツトを射出成形機にかけて試
験片を作製し、耐摩耗性(共材摩耗量)、摺動摩
耗特性(耐粉ふき性)、摩擦係数、アイゾツト衝
撃値およびビカツト軟化点について評価すると共
に、ペレツトのメルトフローレートについても測
定した処を、まとめて第1表に示す。 尚、上記櫛形共重合体としては、「マクロモノ
マーMM−5(H)」25部、スチレン25部、トルエ
ン50部およびアゾビスシクロヘキサンカルボニト
リル1.0部を反応槽に仕込み、窒素ガス雰囲気下
で90℃で5時間反応させた後、得られた反応液を
10倍量のメタノール中に投入して沈殿させ、80℃
で減圧乾燥させて得られたスチレン−ブチルアク
リレート櫛形共重合体(GPCによる数平均分子
量13000、重量平均分子量71000)を用いた。 比較例 1 櫛形共重合体の使用を一切欠如するように変更
した以外は、実施例1と同様にして対照用の樹脂
組成物を得、次いで物性評価を行なつた。それら
の結果はまとめて第1表に示す。 実施例2〜4および比較例2,3 各成分の配合割合を第1表に示されるように変
更した以外は、つまり実施例2および比較例2の
場合はそれぞれ、櫛形共重合体(c)の使用量を変更
した以外は、実施例3および4の場合はそれぞ
れ、オルガノポリシロキサン(b)と櫛形共重合体(c)
との使用量を共に変更した以外は、比較例3の場
合には、オルガノポリシロキサン(b)の使用量を変
更した以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物
を得、次いで物性評価を行なつた。それらの結果
はまとめて同表に示す。 実施例 5 「SH−200オイル」および櫛形共重合体の添加
を省略した以外は実施例1と同様にしてゴム変性
スチレン系樹脂を得た。 このゴム変性スチレン系樹脂100部、「SH−200
オイル」2.0部(珪素分として0.75部)および実
施例1と同様の櫛形共重合体2.0部を二軸押出機
で溶融混練し、ペレツト化せしめ、重量部1と同
様にして物性評価を行つた。それらの結果をまと
めて第1表に示す。 実施例 6 櫛形共重合体の添加を省略した以外は実施例3
と同様にして「SH−200オイル」含有のゴム変性
スチレン系樹脂組成物を得た。 このゴム変性スチレン系樹脂組成物102.6部
(珪素分の含有量1.0部)および実施例1と同様の
櫛形共重合体3.0部を二軸押出機で溶融混練し、
ペレツト化せしめ、実施例1と同様にして物性評
価を行つた。それらの結果をまとめて第1表に示
す。 比較例4および5 比較例4の場合は汎用の市販耐熱性HIPSを、
比較例5の場合はVTRリール用の市販ABGを用
いるように変更した以外は、実施例1と同様にし
て物性評価を行なつた。それらの結果は第1表に
まとめて示す。
系樹脂組成物に関し、さらに詳細には、ゴム変性
スチレン系樹脂に特定のオルガノポリシロキサン
と櫛形共重合体とを含有せしめて成る。各種弱電
機器ハウジングをはじめ、回転体、キーボード、
歯車、ないしは軸受などの成形品を得るために用
いられる表面滑性ならびに摺動摩耗特性(耐粉ふ
き性)のすぐれた耐衝撃性ゴム変性スチレン系樹
脂組成物に関する。 〔従来の技術〕 スチレン系重合体は広範な用途をもつた熱可塑
性樹脂の一つであるが、当該スチレン系重合樹脂
の最大の欠点は耐衝撃性に乏しいということであ
る。 そこで、こうした欠点を解消ないしは改善せし
めるべく、ゴム質重合体の存在下でスチレン系単
量体を重合させることが試みられ、このようにす
ることによつて高い衝撃強度をもつたスチレン系
樹脂が得られるということは既に古くから知られ
ており、この種のゴム変性スチレン系樹脂は高い
衝撃強度のゆえに、日用品、玩具、食品容器をは
じめ、各種弱電機器ハウジングあるいは乳酸飲料
容器などに幅広く利用されるに至つている。 ところで、近年、弱電機器分野あるいはエレク
トニクス分野における技術革新は目ざましく、オ
ーデイオ関連機器をはじめ、オフイスオートメー
シヨン関連機器においては、軽量化ないしはコン
パクト化、ならびにコストダウンを図るべく、各
種回転体、キーボード、歯車あるいは軸受などに
プラスチツクスを適用するという傾向が顕著にな
つてきている。 かかる分野においては、成形品がすぐれた表面
滑性、耐衝撃性ならびに耐摩耗性などの諸特性が
要求され、そのために現在は、ポリアセタールな
どのエンジニアリング・プラスチツクスが用いら
れている。 かくて、こうした分野においては需要の拡大に
伴い、将来的にさらにコストダウン化を図ること
が切に望まれている。 他方、ゴム変性スチレン系樹脂にオルガノポリ
シロキサンを含有させることによつて表面滑性な
らびに耐摩耗性のすぐれた耐衝撃性樹脂組成物を
得るという技術は既に知られており、たとえば、
特定のミクロ構造をもつたゴム質重合体を平均粒
子径が特定の範囲内になるように調整して用いる
と共に、オルガノポリシロキサンを配合せしめる
ことにより、こうした表面滑性ならび耐摩耗性が
一層向上させうることを見出して、既に出願する
に及んでいる(特願昭59−72884号公報)。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、この特願昭59−72884号公報に
記述されているような方法によつて得られる樹脂
は、或る特定の用途に用いられる場合、耐摩耗性
ならび耐久性の点で未だ満足すべきものではな
く、したがつて強く改善が望まれている。 すなわち、金属ないしは各種プラスチツクスと
連続接触する構造部品、たとえばVTRのカセツ
トリール、パソコン、プツシユホン、各種キート
ツプに用いられた場合、往復運動ないしは回転運
動が長期間に亘つて継続されると次第に耐摩耗性
の効果が低下し、その接触面には削られた樹脂が
粉として発生する現象(“粉ふき”)を起こし、か
かる粉ふきによつてVTRの画像やキートツプの
摺動性に重大なトラブルを生じ、機器の性能それ
自体に大きな支障を来たすことを屡々経験してい
る。 〔問題を解決するための手段〕 そこで、本発明者らは上述した如き従来技術に
おける種々の欠点の存在に鑑みてそうした欠点を
解消せしめるべく、かつ業界の要望に応えるべく
鋭意検討した結果、ゴム質重合体の存在下でスチ
レン系単量体をグラフト重合させて得られるゴム
変性スチレン系重合体樹脂中に特定のオルガノポ
リシロキサンおよび櫛形共重合体を含有せしめる
ことにより、前述したような樹脂の粉ふき現象が
抑えられ摺動摩耗特性が飛躍的に向上したゴム変
性スチレン系樹脂組成物が得られることを見出し
て、本発明を完成させるに到つた。 すなわち、本発明は必須の成分として、(a)97〜
85重量%のスチレン単量体に3〜15重量%のゴム
質重合体を溶解させた混合物を重合せしめて得ら
れるゴム変性スチレン系樹脂と、(b)25℃における
粘度が100〜30000センチストークスなる一般式 〔但し、式中のRはアルキル基、ハロアルキル
基、アリール基、ハロアリール基およびアラルキ
ル基よりなる群から選ばれる一価の有機基を、
R′およびR″は同一であつても異なつてもよいフ
エニル基またはC1〜C6なるアルキル基を表わす
ものとし、mはこのオルガノポリシロキサンが常
温で液状を維持するべきポリシロキサン単位の数
を表わす自然数であるものとする。〕 で示されるオルガノポリシロキサンと、(c)主鎖部
分がスチレン単量体の重合体から構成され、側鎖
部分がアクリレート系単量体の重合体から構成さ
れる櫛形共重合体とを、ゴム変性スチレン系樹脂
(a)の100重量部に対してそれぞれ、オルガノポリ
シロキサン(b)が珪素分として0.25〜1.25重量部と
なる割合で、櫛形共重合体(c)が0.3〜5重量部と
なる割合で含有せしめて成る、とくに表面滑性な
らびに摺動摩耗特性のすぐれた耐衝撃性ゴム変性
スチレン系樹脂組成物を提供するものである。 ここにおいて、上記したスチレン系単量体とし
てはスチレンが好適であるが、そのほかにもα−
メチルスチレンもしくはp−メチルスチレンの如
き核アルキル化スチレン類;2,4,6−トリブ
ロモスチレンもしくは2,4,6−トリクロロス
チレンの如き核ハロゲン化スチレン類、またはこ
れらの各種混合物が代表例として挙げられる。 これらのスチレン系単量体に対してはその30重
量%程度、好ましくは10重量%までの範囲で、ア
クリル酸もしくはメタクリル酸またはそれらのア
ルキルエステル類、アクリロニトリルあるいはメ
タクリロニトリルの如き、当該スチレン系単量体
と共重合可能な単量体を一部併用することは一向
に差し支えない。 次に、前記したゴム質重合体としては、ブタジ
エン重合体(ポリブタジエン)をはじめ、ブタジ
エンと共重合可能な各種ビニル系単量体(スチレ
ン、アクリロニトリルなど)との共重合体、エチ
レン−プロピレン−ジエン系共重合体、ブタジエ
ンと各種芳香族ビニル化合物とのブロツク共重合
体またはアクリル酸エステルの重合体などが代表
的なものである。 そして、スチレン系単量体とゴム質重合体との
使用比率としては、これら両原料成分の総量を基
準として、それぞれ85〜97重量%、好ましくは88
〜95重量%をスチレン系単量体が、他方、15〜3
重量%、好ましくは12〜5重量%をゴム質重合体
が占めるという割合であるのが適当である。 ゴム質重合体の使用量が3重量%未満である場
合には、耐衝撃性および耐摩耗性が著しく低下す
るようになるし、逆に15重量%を超える場合には
耐摩耗性が低下するのみならず、得られるゴム変
性スチレン系樹脂の剛性をも著しく損うようにな
るので、いずれも好ましくない。 他方、前記したオルガノポリシロキサン(b)とは
前掲した如き一般式〔〕で示されるものである
が、そのうちでも代表的なものとしてはポリメチ
ルフエニルシロキサン、ポリジメチルシロキサ
ン、ポトリクロロプロピルメチルシロキサン、ポ
リトリクロロメチルシロキサンまたはメチルフエ
ニルジメチルシロキサンの如き各種共重合体など
が挙げられるが、これらは単独使用でも2種以上
の併用でもよい。 当該オルガノポリシロキサン(b)の25℃における
動粘度としては100〜30000センチストークス、好
ましくは300〜20000センチストークスなる範囲内
が適当である。 この粘度が100センチストークス末満である場
合には、本発明の目的とする効果が達せられなく
なるし、逆に30000センチストークスを超える場
合には、前記ゴム変性スチレン系樹脂(a)中への均
一分散化が極めて困難となるし、しかも現場での
作業性を損うようになるので、いずれも好ましく
ない。 そして、当該オルガノポリシロキサン(b)の使用
量としては、前記ゴム変性スチレン系樹脂(a)の
100重量部に対して、珪素分として0.25〜1.25重
量部、好ましくは0.4〜1.0重量部となる割合で用
いられるのが適当である。 この添加量が0.25重量部未満である場合には、
実質的な添加効果が期し得なくなるし、逆に1.25
重量部を超える場合には、得られる樹脂組成物の
成形物における白色化が著しくなつて外観を損ね
ることになるし、着色成形物を得ようとするさい
に大きな支障を来たすこととなるので、いずれも
好ましくない。 また、前記した櫛形共重合体(c)とは、その主鎖
部分が前掲された如きスチレン系単量体の重合体
から構成される一方、側鎖部分がメチルアクリレ
ート、エチルアクリレート、n−ブチルアクリレ
ートまたは2−エチルヘキシルアクリレートなど
のアクリル酸エステル(アクリレート系単量体)
の単独重合体または共重合体から構成されるもの
を指称し、当該櫛形共重合体(c)の使用量として
は、前記ゴム変性スチレン系樹脂(a)の100重量部
に対して0.3〜5重量部、好ましくは0.5〜3重量
部となる割合が適当である。 この添加量が0.3重量部未満である場合には、
本発明の目的の一つである摺動摩耗特性(耐粉ふ
き性)が十分とはなり得なく、逆に5重量部を超
える場合には耐熱性の低下を伴い、本発明組成物
の用途に供し得ないものとなるので、いずれも好
ましくない。 本発明の樹脂組成物は、以上に掲げられたゴム
変性スチレン系樹脂(a)、オルガノポリシロキサン
(b)および櫛形共重合体(c)を必須の成分として含有
せしめて成るものであつて、オルガノポリシロキ
サン(b)を含有するゴム変性スチレン系樹脂(a)に、
さらに櫛形共重合体(c)をも含有せしめることによ
る摺動摩耗特性の向上のメカニズムについては、
目下の処、定かではないけれども、以下のように
推測することができよう。 本来、オルガノポリシロキサンなる物質はゴム
質重合体相およびポリスチレン相のいずれに対し
ても溶解性(相溶性)が乏しい処から、成形品の
表面にブリードして該オルガノポリシロキサンの
潤滑性が付与されることになる。 ところが、金属と前記ゴム変性スチレン系樹脂
(a)とが接触した摺動部分では、当該オルガノポリ
シロキサンが樹脂表面から次第に剥離して樹脂(a)
の摩耗粉と一緒に外部へと移行するために、当該
オルガノポリシロキサンの効力が失われるものと
考えられる。 その解決策の一つとしてオルガノポリシロキサ
ン(b)の添加量を増大させても、それほど粉ふきの
発生を抑えることはできなく、いたずらにゴム変
性スチレン系樹脂(a)の機械的強度を低下させるだ
けである。 ところで、これらの系に櫛形共重合体(c)が共存
することによつてオルガノポリシロキサン(b)の樹
脂(a)からの剥離が押えられる結果、問題の摺動摩
耗特性が保持されるようになるのであろう。 本発明の樹脂組成物を得るに当つて、まず前記
ゴム変性スチレン系樹脂(a)の調製方法としては、
連続塊状重合法または塊状−懸濁二段重合法など
の如き従来より慣用されている方法がそのまま適
用できる。 次いで、前記オルガノポリシロキサン(b)の添加
方法は特に制限されるものではなく、前記ゴム変
性スチレン系樹脂を調製するさいの重合工程また
は押出工程のいずれの工程において添加されても
よいが、前記ゴム変性スチレン系樹脂(a)を調製す
る工程中で、重合反応の進行と共にゴム質重合体
が連続相から分散相へ移行するという、いわゆる
相転位現象が起こつている途中で添加されるのが
よく、耐摩耗性の発現化にとつては特に望ましい
方法である。 また、前記した櫛形共重合体(c)をゴム変性スチ
レン系樹脂(a)に含有せしめる方法も特に限定され
るものではないが、好ましくは、ゴム質重合体の
存在下でスチレン系単量体をグラフト共重合せし
めるさいに、アクリレート系マクロモノマーをも
添加して同時に櫛形共重合体(c)を形成させて含有
せしめるという方法があるし、あるいはアクリレ
ート系マクロモノマーとスチレン系単量体とから
既知の合成法により櫛形共重合体(c)を予め得てお
き、その櫛形共重合体を樹脂(a)に含有せしめると
いう方法があつて、いずれの方法によつてもよ
く、当該櫛形共重合体(c)を含有せしめるには、オ
ルガノポリシロキサン(b)の添加の場合と同様、重
合工程または押出工程のいずれの工程においてで
もよいし、特に望ましくは相転移現象が起こつて
いる途中で行なわれるのが適当である。 かくして得られるゴム変性スチレン系樹脂組成
物は極めてすぐれた表面滑性ならびに摺動摩耗特
性(耐粉ふき性)を併せ有するものである処か
ら、その適用範囲は広く、カセツトテープないし
はVTRにおけるカセツトリール、VTRのアンダ
ーガイドないしはパソコンにおけるキーボードも
しくはキートツプ、パソコンデイスプレイなどの
回転置台、建材用レールまたは玩具用歯車などの
多岐に亘る。 〔実施例〕 次に、本発明を実施例および比較例により一層
具体的に説明するが、以下において部および%は
特に断りのない限り、すべて重量基準であるもの
とする。 また、樹脂組成物についての各種物性試験は次
のような要領で行なつたものである。 (1) メルトフローレート:JIS K−7210に準拠し
た。 (2) アイゾツト衝撃値:JIS K−7110に準拠し
た。 (3) ビカツト軟化点:JIS K−7206に準拠した。 (4) 耐摩耗性(共材):テーバ摩耗試験機を用い
て荷重が1Kgで、かつ回転速度が15000mm/分
なる条件で60分間、共材による摩耗試験を行な
つて、そのさいの摩耗量(mm3)を以て表示し
た。 (5) 摺動摩耗特性 (a) 回転による耐摩耗性 回転台に試験片を載置固定させ、その上に荷重
が200gとなるようにステンレス板を取り付け、
回転台を750rpmなる条件で2時間回転運動させ
て、そのさいの粉ふき状態をピボツト部の摩耗割
合(%)で以て表示した。 (b) 振盪法による耐摩耗性 振盪機に試験片を固定し、荷重が200gとなる
ようにステンレスの錘を載せ、15rpmなる条件で
往復運動を2時間行なつて、そのさいの粉ふき状
態を摩耗量(mm3)で以て表示した。 (6) 摩耗係数:「テンシロン」引張試験機を用い
て鋼板を使用したり滑り面に置かれた試験
片を、クロスヘツド・スピードが800mm/
分で、かつ荷重が400gなる条件下に水平
に引き取つて測定した。 実施例 1 内容積が120なる撹拌機付き重合槽に、 「BR−02K」〔日本合成ゴム(株)製のポリブタジ
エン〕 4.2Kg スチレン 60Kg tert−ドデシルメルカプタン 48g を仕込んで撹拌下に65℃に加温し、6時間かけて
均一なる溶液となした。 次いで、110℃に昇温して7時間に亘り重合反
応を行なつて予備重合物を得た。 しかるのち、この予備重合物の100部に対して
「SH−200オイル」〔ト−レシリコーン(株)製のポリ
ジメチルシロキサン;10000センチストクス〕を
珪素分として0.75部、さらに「マクロモノマー
MM−5(H)」〔東亜合成化学工業(株)製のアクリ
ル系マクロモノマー〕とスチレン系単量体とから
合成した櫛形共重合体を2部となるように加えて
均一に混合せしめ、次いでかくして得られた混合
物を内容積200の撹拌機付き重合槽に、予め用
意された下記組成物の水性相中に加えて粒子状に
分散せしめた。 水 100部 ポリビニルアルコール 0.2部 第三燐酸カルシウム 3部 2−エチルヘキシルサルフエート 0.02部 この懸濁分散液に、さらにtert−ブチルパーオ
キシベンゾエートの0.1部およびジ−tert−ブチル
パーオキサイドの0.1部を加えて115℃で3時間、
次いで130℃で3時間重合反応を行なつた。 かくして得られた本発明樹脂組成物たる懸濁粒
子物を水で洗浄し、乾燥し、次いで押出機でペレ
ツト化せしめた。 続いて、このペレツトを射出成形機にかけて試
験片を作製し、耐摩耗性(共材摩耗量)、摺動摩
耗特性(耐粉ふき性)、摩擦係数、アイゾツト衝
撃値およびビカツト軟化点について評価すると共
に、ペレツトのメルトフローレートについても測
定した処を、まとめて第1表に示す。 尚、上記櫛形共重合体としては、「マクロモノ
マーMM−5(H)」25部、スチレン25部、トルエ
ン50部およびアゾビスシクロヘキサンカルボニト
リル1.0部を反応槽に仕込み、窒素ガス雰囲気下
で90℃で5時間反応させた後、得られた反応液を
10倍量のメタノール中に投入して沈殿させ、80℃
で減圧乾燥させて得られたスチレン−ブチルアク
リレート櫛形共重合体(GPCによる数平均分子
量13000、重量平均分子量71000)を用いた。 比較例 1 櫛形共重合体の使用を一切欠如するように変更
した以外は、実施例1と同様にして対照用の樹脂
組成物を得、次いで物性評価を行なつた。それら
の結果はまとめて第1表に示す。 実施例2〜4および比較例2,3 各成分の配合割合を第1表に示されるように変
更した以外は、つまり実施例2および比較例2の
場合はそれぞれ、櫛形共重合体(c)の使用量を変更
した以外は、実施例3および4の場合はそれぞ
れ、オルガノポリシロキサン(b)と櫛形共重合体(c)
との使用量を共に変更した以外は、比較例3の場
合には、オルガノポリシロキサン(b)の使用量を変
更した以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物
を得、次いで物性評価を行なつた。それらの結果
はまとめて同表に示す。 実施例 5 「SH−200オイル」および櫛形共重合体の添加
を省略した以外は実施例1と同様にしてゴム変性
スチレン系樹脂を得た。 このゴム変性スチレン系樹脂100部、「SH−200
オイル」2.0部(珪素分として0.75部)および実
施例1と同様の櫛形共重合体2.0部を二軸押出機
で溶融混練し、ペレツト化せしめ、重量部1と同
様にして物性評価を行つた。それらの結果をまと
めて第1表に示す。 実施例 6 櫛形共重合体の添加を省略した以外は実施例3
と同様にして「SH−200オイル」含有のゴム変性
スチレン系樹脂組成物を得た。 このゴム変性スチレン系樹脂組成物102.6部
(珪素分の含有量1.0部)および実施例1と同様の
櫛形共重合体3.0部を二軸押出機で溶融混練し、
ペレツト化せしめ、実施例1と同様にして物性評
価を行つた。それらの結果をまとめて第1表に示
す。 比較例4および5 比較例4の場合は汎用の市販耐熱性HIPSを、
比較例5の場合はVTRリール用の市販ABGを用
いるように変更した以外は、実施例1と同様にし
て物性評価を行なつた。それらの結果は第1表に
まとめて示す。
第1表に示された結果からも明らかなように、
本発明の樹脂組成物は表面滑性および摺動摩耗特
性にすぐれた。しかも耐衝撃性にすぐれたもので
ある。
本発明の樹脂組成物は表面滑性および摺動摩耗特
性にすぐれた。しかも耐衝撃性にすぐれたもので
ある。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 97〜85重量%のスチレン系単量体に3〜15重
量%のゴム質重合体を溶解させた混合物を重合せ
しめて得られるゴム変性スチレン系樹脂(a)の100
重量部に対して、25℃で100〜30000センチストー
クスなる粘度を有する一般式 〔但し、式中のRはアルキル基、ハロアルキル
基、アリール基、ハロアリール基およびアラルキ
ル基よりなる群から選ばれる一価の有機基を、
R′およびR″は同一であつても異なつてもよいフ
エニル基またはC1〜C6なるアルキル基を表わす
ものとし、mはこのオルガノポリシロキサンが常
温で液状を維持するべきポリシロキサン単位の数
を表わす自然数であるものとする。〕 で示されるオルガノポリシロキサン(b)を珪素分と
して0.25〜1.25重量部となる割合で、および主鎖
部分がスチレン系単量体の重合体から構成され、
側鎖部分がアクリレート系単量体の重合体から構
成される櫛形共重合体(c)を0.3〜5重量部となる
割合で含有せしめて成る、表面滑性ならびに摺動
摩耗特性のすぐれた耐衝撃性ゴム変性スチレン系
樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17747985A JPS6239610A (ja) | 1985-08-14 | 1985-08-14 | 表面滑性ならびに摺動摩耗特性のすぐれたゴム変性スチレン系樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17747985A JPS6239610A (ja) | 1985-08-14 | 1985-08-14 | 表面滑性ならびに摺動摩耗特性のすぐれたゴム変性スチレン系樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6239610A JPS6239610A (ja) | 1987-02-20 |
| JPH0252941B2 true JPH0252941B2 (ja) | 1990-11-15 |
Family
ID=16031631
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17747985A Granted JPS6239610A (ja) | 1985-08-14 | 1985-08-14 | 表面滑性ならびに摺動摩耗特性のすぐれたゴム変性スチレン系樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6239610A (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2622164B2 (ja) * | 1988-09-13 | 1997-06-18 | 三井東圧化学株式会社 | 摺動特性に優れるスチレン系樹脂組成物 |
| JPH02145637A (ja) * | 1988-11-29 | 1990-06-05 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 改良されたゴム変性スチレン系樹脂組成物よりなる摺動性物品 |
| JPH0399507U (ja) * | 1989-11-30 | 1991-10-17 | ||
| TW381109B (en) * | 1996-05-17 | 2000-02-01 | Nippon Steel Chemical Co | Rubber-modified styrenic resin compositions |
| CN111148792B (zh) | 2017-07-26 | 2023-08-01 | 英力士苯领集团股份公司 | 含有耐磨性能改善的聚硅氧烷添加剂的抗冲改性的苯乙烯共聚物组合物 |
| ES2895445T3 (es) | 2017-07-26 | 2022-02-21 | Ineos Styrolution Group Gmbh | Composición de copolímero de estireno resistente a los arañazos, que contiene compuestos de organopolisiloxano modificado |
| WO2019020688A1 (en) | 2017-07-26 | 2019-01-31 | Ineos Styrolution Group Gmbh | STYRENE COPOLYMER COMPOSITION HAVING ENHANCED RESIDUAL GLOSS |
| EP3658623A1 (en) | 2017-07-26 | 2020-06-03 | INEOS Styrolution Group GmbH | Impact modified styrene copolymer composition comprising polysiloxane additive having improved abrasion characteristics |
-
1985
- 1985-08-14 JP JP17747985A patent/JPS6239610A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6239610A (ja) | 1987-02-20 |
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