JPH0253439B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0253439B2 JPH0253439B2 JP58125314A JP12531483A JPH0253439B2 JP H0253439 B2 JPH0253439 B2 JP H0253439B2 JP 58125314 A JP58125314 A JP 58125314A JP 12531483 A JP12531483 A JP 12531483A JP H0253439 B2 JPH0253439 B2 JP H0253439B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- amine hydrochloride
- crude mixture
- amine
- hydrochloride
- silane
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ある種のアクリルオキシシランの重
合防止に関するものである。 アクリレートおよびメタクリレート、すなわち
アクリル酸およびメタクリル酸のエステルは容易
に重合する傾向があり、加熱するだけでそれらの
重合反応が起こり、比較的高分子量の重合体を生
じる。種々の公知のアクリレートおよびメタクリ
レートの中で、トリメトキシシリル基の如くエス
テル基に結合した加水分解可能なシリコン基を有
するアクリレートおよびメタクリレートエステル
式(1)は熱安定性、蒸留時の安定性が最も悪いもの
の一群と考えられている。 CH2=CRCOO(CH2)3Si(OCH3)3 …(1) このため、これらのアクリルオキシシランの製
造工程において、特にアクリルオキシシランを主
成分とする粗製混合物を精製単離する工程におい
て、該粗製混合物の不安定さのためにかなりの困
難を引起すことが見出された。 すなわちアクリレートおよびメタクリレートの
通常の重合防止剤と考えられているサリチル酸系
化合物、ヒンダードフエノール系化合物、アミン
系化合物などを式(1)に示されるようなシランまた
はこれらのシランを主成物とする粗製混合物に添
加しても、これらの問題は解決されず、精製工程
において該粗製混合物はゲル状となり、したがつ
て無価値となる。 本発明は、上記の最も安定化するのが困難であ
る式(1)の如きシランの蒸留時の安定性を塩酸アミ
ン類により改良するものである。 本発明は、通常の重合防止剤であるアミン類自
身ではなく塩酸アミン類を使用することを特徴と
するものであり、従来困難だつた式(1)の如きシラ
ンの熱安定性およびこれらを主成物とする粗製混
合物の熱安定性、蒸留時の安定性に寄与するもの
である。 ある種の芳香族アミンが通常のアクリルモノマ
ー用重合禁止剤として作用することは公知である
が、前記したように式(1)のシランに対しては効果
が小さく、その他のアミンについてはまつたく安
定化作用はみられない。しかし、これらアミンの
塩酸塩が式(1)のシランに対して顕著な安定化作用
を有することはこれ迄予想することはできなかつ
た。 この効果は、式(1)を含有する粗製物の通常の製
造および蒸留操作において行なわれる加熱、及び
長期にわたる保有時における変質を防止すること
ができる点で工業化上重要な意味を有している。 具体的には塩酸アミン類としては、アミンの部
分だけ挙げると1級、2級、3級アミンいずれで
もよく、n−オクチルアミン、n−デシルアミ
ン、ステアリルアミン、ジエチルアミン、ジ−n
−ブテルアミン、ジ−n−オクチルアミン、ジ−
ステアリルアミン、トリエチルアミン、トリ−n
−ブチルアミン、トリ−n−オクチルアミン、ピ
リジン、アニリン、ジフエニルアミン、キノリ
ン、イソキノリン等があげられる。なかでも第3
級アミンと芳香族アミンの塩酸塩がより望まし
い。 これら塩酸アミン類の添加方法は蒸留の前に添
加してもよく、また式(1)のシランに対応するクロ
ロシランとアルコールから合成するときにアミン
類を添加して合成後、塩酸アミン類が存在する方
法を使用してもよく、その他任意の方法が選択で
きる。用いる塩酸アミン類の量はシランの重量を
もととして0.1乃至1重量%が一般的であるが、
重合を阻止する限りその量に特に制限はない。 次に実施例において本発明方法を説明するが、
本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例 1 ガンマ−メタクリロキシプロピルトリクロロシ
ランおよびメタノールより合成されたガンマ−メ
タクリロキシプロピルトリメトキシシランを主成
物とする粗製混合物(ガンマ−メタクリロキシプ
ロピルトリメトキシシラン89重量%含有する粗製
混合物、ガスクロマトグラフイー分析による)
4.03gと塩酸アニリン40.3mg(1重量%)を20ml
の試験管に入れ、これに三方コツクの付いた冷却
管を取りつけ予備脱気(3mmHg、20分)後、
150゜の恒温に保つた油浴につけた。冷却管に水を
流してときどきふりまぜながら、2時間減圧下で
加熱をつづけたが、内容物は全く流動性を失なわ
ずゲルは全く生成しなかつた。試験後のガンマ−
メタクリロキシプロピルトリメトキシシランは内
容物中に89重量%含有されていて、試験前とかわ
りなかつた。 ところが、塩酸アミン類無添加の場合は、同じ
バツチの当該粗製混合物を同条件で試験したとこ
ろ、徐々に増粘し、1時間10分で半量がゲル化し
てしまつた。 実施例 2 実施例1で使用したものと同じバツチの当該粗
製混合物に種々に塩酸アミン類を添加して、実施
例1と同じ条件で試験した結果を以下に示した。 【表】
合防止に関するものである。 アクリレートおよびメタクリレート、すなわち
アクリル酸およびメタクリル酸のエステルは容易
に重合する傾向があり、加熱するだけでそれらの
重合反応が起こり、比較的高分子量の重合体を生
じる。種々の公知のアクリレートおよびメタクリ
レートの中で、トリメトキシシリル基の如くエス
テル基に結合した加水分解可能なシリコン基を有
するアクリレートおよびメタクリレートエステル
式(1)は熱安定性、蒸留時の安定性が最も悪いもの
の一群と考えられている。 CH2=CRCOO(CH2)3Si(OCH3)3 …(1) このため、これらのアクリルオキシシランの製
造工程において、特にアクリルオキシシランを主
成分とする粗製混合物を精製単離する工程におい
て、該粗製混合物の不安定さのためにかなりの困
難を引起すことが見出された。 すなわちアクリレートおよびメタクリレートの
通常の重合防止剤と考えられているサリチル酸系
化合物、ヒンダードフエノール系化合物、アミン
系化合物などを式(1)に示されるようなシランまた
はこれらのシランを主成物とする粗製混合物に添
加しても、これらの問題は解決されず、精製工程
において該粗製混合物はゲル状となり、したがつ
て無価値となる。 本発明は、上記の最も安定化するのが困難であ
る式(1)の如きシランの蒸留時の安定性を塩酸アミ
ン類により改良するものである。 本発明は、通常の重合防止剤であるアミン類自
身ではなく塩酸アミン類を使用することを特徴と
するものであり、従来困難だつた式(1)の如きシラ
ンの熱安定性およびこれらを主成物とする粗製混
合物の熱安定性、蒸留時の安定性に寄与するもの
である。 ある種の芳香族アミンが通常のアクリルモノマ
ー用重合禁止剤として作用することは公知である
が、前記したように式(1)のシランに対しては効果
が小さく、その他のアミンについてはまつたく安
定化作用はみられない。しかし、これらアミンの
塩酸塩が式(1)のシランに対して顕著な安定化作用
を有することはこれ迄予想することはできなかつ
た。 この効果は、式(1)を含有する粗製物の通常の製
造および蒸留操作において行なわれる加熱、及び
長期にわたる保有時における変質を防止すること
ができる点で工業化上重要な意味を有している。 具体的には塩酸アミン類としては、アミンの部
分だけ挙げると1級、2級、3級アミンいずれで
もよく、n−オクチルアミン、n−デシルアミ
ン、ステアリルアミン、ジエチルアミン、ジ−n
−ブテルアミン、ジ−n−オクチルアミン、ジ−
ステアリルアミン、トリエチルアミン、トリ−n
−ブチルアミン、トリ−n−オクチルアミン、ピ
リジン、アニリン、ジフエニルアミン、キノリ
ン、イソキノリン等があげられる。なかでも第3
級アミンと芳香族アミンの塩酸塩がより望まし
い。 これら塩酸アミン類の添加方法は蒸留の前に添
加してもよく、また式(1)のシランに対応するクロ
ロシランとアルコールから合成するときにアミン
類を添加して合成後、塩酸アミン類が存在する方
法を使用してもよく、その他任意の方法が選択で
きる。用いる塩酸アミン類の量はシランの重量を
もととして0.1乃至1重量%が一般的であるが、
重合を阻止する限りその量に特に制限はない。 次に実施例において本発明方法を説明するが、
本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例 1 ガンマ−メタクリロキシプロピルトリクロロシ
ランおよびメタノールより合成されたガンマ−メ
タクリロキシプロピルトリメトキシシランを主成
物とする粗製混合物(ガンマ−メタクリロキシプ
ロピルトリメトキシシラン89重量%含有する粗製
混合物、ガスクロマトグラフイー分析による)
4.03gと塩酸アニリン40.3mg(1重量%)を20ml
の試験管に入れ、これに三方コツクの付いた冷却
管を取りつけ予備脱気(3mmHg、20分)後、
150゜の恒温に保つた油浴につけた。冷却管に水を
流してときどきふりまぜながら、2時間減圧下で
加熱をつづけたが、内容物は全く流動性を失なわ
ずゲルは全く生成しなかつた。試験後のガンマ−
メタクリロキシプロピルトリメトキシシランは内
容物中に89重量%含有されていて、試験前とかわ
りなかつた。 ところが、塩酸アミン類無添加の場合は、同じ
バツチの当該粗製混合物を同条件で試験したとこ
ろ、徐々に増粘し、1時間10分で半量がゲル化し
てしまつた。 実施例 2 実施例1で使用したものと同じバツチの当該粗
製混合物に種々に塩酸アミン類を添加して、実施
例1と同じ条件で試験した結果を以下に示した。 【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下記の式(1)で表わされるシランを含有する粗
製混合物から該シランを蒸留するに当り、粗製混
合物中に安定化量の塩酸アミン類を存在させるこ
とを特徴とするアクリルオキシシラン又はメタク
リルオキシシランの蒸留法。 CH2=CRCOO(CH2)3Si(OCH3)3 …(1) 2 塩酸アミン類が第3級アミンの塩酸塩である
特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 塩酸アミン類が芳香族アミンの塩酸塩である
特許請求の範囲第1項記載の方法。 4 塩酸アミン類が第2級アミンの塩酸塩である
特許請求の範囲第1項記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58125314A JPS6016996A (ja) | 1983-07-08 | 1983-07-08 | アクリルオキシシラン又はメタクリルオキシシランの蒸留法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58125314A JPS6016996A (ja) | 1983-07-08 | 1983-07-08 | アクリルオキシシラン又はメタクリルオキシシランの蒸留法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6016996A JPS6016996A (ja) | 1985-01-28 |
| JPH0253439B2 true JPH0253439B2 (ja) | 1990-11-16 |
Family
ID=14907036
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58125314A Granted JPS6016996A (ja) | 1983-07-08 | 1983-07-08 | アクリルオキシシラン又はメタクリルオキシシランの蒸留法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6016996A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2552950B2 (ja) * | 1990-11-13 | 1996-11-13 | 信越化学工業株式会社 | アルコキシシランの製造方法 |
-
1983
- 1983-07-08 JP JP58125314A patent/JPS6016996A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6016996A (ja) | 1985-01-28 |
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