JPH025372Y2 - - Google Patents

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JPH025372Y2
JPH025372Y2 JP1982165337U JP16533782U JPH025372Y2 JP H025372 Y2 JPH025372 Y2 JP H025372Y2 JP 1982165337 U JP1982165337 U JP 1982165337U JP 16533782 U JP16533782 U JP 16533782U JP H025372 Y2 JPH025372 Y2 JP H025372Y2
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pipe
noise
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は矩形波励磁電磁流量計及び残留磁気型
電磁流量計の発信器において、電極リード線に乗
る90゜ノイズによる零点狂いを調整する零調整装
置に関する。
従来、サイン波励磁の電磁流量計においては、
同相ノイズを含む、いわゆる90゜ノイズを除去す
るために電極リードの一部にコイルを挿入して
90゜ノイズを打ち消していた。矩形波励磁の電磁
流量計においては、第1図のタイミングチヤート
のごとく、矩形波の交番電流を励磁コイルに加
えると流体には磁界Φが加わる。流体が流量Fの
ごとく流れると電極には流量信号eという電圧が
表われる。この時電極には流量による電圧以外に
励磁電流を微分した電圧がひげ状に表われる。
これを90゜ノイズNという。この90゜ノイズNは励
磁コイルと電極リードとのトランス結合によつて
生じるもので、その値は結合係数、励磁電流の値
及び励磁電流の立上り速度で決まる。90゜ノイズ
Nは微分波形であるから時間とともに減衰するの
で減衰後の値が電磁流量計の流量レンジより充分
小さい、例えば0.1%になつたところで流量信号
eをサンプルタイミング信号sでサンプリングす
れば、サンプル後の信号esが得られる。このよう
にして得られたサンプル後の信号esには0.1%f.s
の零点誤差を含んでいる。この誤差の信号部分に
おける詳細を第2図に示す。
第2図において、実線は最大流量時において磁
界Φと流量により電極に発生した電圧波形であ
り、点線は90゜ノイズが重畳した電圧波形である。
一点鎖線は流量零の時に発生する90゜ノイズ分だ
けの波形である。90゜ノイズは微分波形であるか
らその減衰はエクスポーネンシヤルカープとなり
永久に零になることがない。サンプリング時間ts
内における実線部分の面積が流量を表わすが、実
際には減衰途上の90゜ノイズ分、すなわち点線と
実線の間の斜線部分の面積もサンプリングされ、
実線部分の面積と、点線と実線の斜線部分の面積
の比がフルスケール誤差率となる。90゜ノイズは
流量零の時も表われるから流量零の時に減衰途上
の90゜ノイズ分、すなわち1点鎖線と零線の間の
斜線部分の面積がサンプリングされて流量零にも
かゝわらず流量があるがごとく出力する。その絶
対量はフルスケール流量の時の誤差量とほぼ同じ
である。第2図の例ではプラス誤差であるが、流
れ方向が逆向きであつたり、90゜ノイズの位相が
反転したりするとマイナス誤差となる。この90゜
ノイズによる誤差は、励磁電流が一定である限り
一定の値であるから、電磁流量計の最大流速レン
ジを10m/secとした時に±0.1%f.s以下であつて
も最大流速レンジを1m/secとすると±1%f.sと
なり、0.1m/sec近辺の流速で使用すると±10%
R.Sの誤差となる。このことは電磁流量計をある
大きな一定レンジで使用すればあまり問題とはな
らないが、オートレンジ等に電磁流量計を用いて
高いレンジアビリテーを得ようとしたり微小な流
量に使用する場合には無視出来ない誤差となる。
一方、残留磁気型電磁流量計も前記の矩形波励
磁電磁流量計と同じ問題をもつが、90゜ノイズの
波形が異なる。そのタイミングチヤートを第3図
に、また90゜ノイズの波形の詳細を第4図に記す。
これらは前記の矩形波励磁とほとんど同じである
が、ある一定方向に励磁するため、スパイク状の
電流を流すので半周期の励磁の開始時に励磁電流
の立上り、立下りで正負両方向の90゜ノイズが発
生する点が異なる。したがつて第2図とは90゜ノ
イズの位相が異なる。しかし減衰時の波形は同じ
であるので誤差理由やその問題は全く同じであ
る。この誤差を軽減する方法として、励磁が切換
わる時より充分遅くサンプリングを始める方法、
すなわち励磁周期を長くする方法であるが、電磁
流量計として流量変化に対する応答が遅くなる欠
点がある。又、サイン波励磁の電磁流量計のごと
く電極リードの一方に補償コイルを設ける方法
は、電極、リード線、アンプ、リード線、補償コ
イル、電極、流体で1ターンを形成する90゜ノイ
ズ源と補償コイルとの両者のインピータンスを合
わせることができないため、90゜ノイズと補償コ
イルの出力との減衰時間を一致させることができ
ないため不可能である。
本考案は、前記90゜ノイズが磁気回路の発生す
る磁界の中心軸と、電極、リード線、アンプ、リ
ード線、電極、流体で形成される1ターンのコイ
ルの内、電極、リード線、リード線、電極、流体
で形成される面が一致していないことが原因で発
生する点に鑑み、磁気回路と電極リードを同時に
動かして磁界の中心軸と1ターンコイルの面を合
致せしめて90゜ノイズの発生を抑えるようにした
ものである。
次に本考案の実施例を第5図以下に示す図によ
り説明する。
第5図は本考案の概念図を示すもので、これに
ついて説明する。流体Fが流速で流れる絶縁を施
こしたパイプPに一対の電極G1,G2を、パイプ
Pの中心軸に直角の径軸上に配置し、電極からく
るリード線R1,R2を流体Fの上下流方向に各々
ずらして配置し、図示されない磁気回路の機械的
中心でまとめる。磁界Φは第5図上において、紙
面の表から裏へ直角にかかつている。点線を流体
内の電流通路とみなすと、磁界が小から大へ変化
した時、リード線R1には左巻きの電流N1が流れ、
リード線R2にも左巻きの電流N2が流れる。この
電流N1,N2はアンプAの入力抵抗Zに対して逆
向きに流れ込むから、N1=N2ならば入力抵抗Z
の両端には何ら電圧は発生しない。しかし、電極
G1,G2が工作上の誤差により紙面において下側
に片寄つて取り付いていると、リード線R1の形
成する面積は大きく、リード線R2の形成する面
積は小さくなる。同時に磁界の強さHは磁気回路
中心よりパイプPの上下流方向に行くにしたがつ
て第6図のごとく小さくなるので、リード線R1
の形成する面をさ交する磁界は強く、リード線
R2の方は小さくなるので、N1>N2となる。よつ
て入力抵抗Zの両端には、Z×(N1−N2)=Nの
90゜ノイズ電圧が発生する。そこで磁気回路全体
を下方へ動かして磁界Φの中心をずらすと同時に
磁気回路の機械的中心についているリード線R1,
R2のまとめ点もずらす。すると、リード線R1の
形成する面積は小さくなり、リード線R2の形成
する面積は大きくなり、同時に磁界の強さもリー
ド線R1の形成する面にさ交する方は弱くなり、
リード線R2の形成する面にさ交する方は強くな
る。よつて電流N1は小さく、電流N2は大きくな
るので、N1=N2となる距離だけ磁気回路を動か
せばよい。ここで、今の説明では磁気回路の紙面
上の上下中心線をパイプPの流れ方向軸線に直角
を保つたまま平行移動させて図面上で下方につい
た電極G1,G2を結ぶ線と合致させた。しかし片
一方の電極G1のみが下方に片寄つてついている
場合に、磁気回路を平行に動かすと、リード線
R1,R2の各々の面積を同一にすることはできる
が電極G1,G2を結ぶ線と磁気回路の上下中心線
は合致せず、いくらかの90゜ノイズNが残るとと
もに流速と検出する電極G1,G2の重み関数分布
と磁束密度分布が合致せず、流速と信号eとの直
線関数が流速計測条件、例えば直管部の長さなど
によりくずれる場合がある。よつて、このような
場合は第5図の紙面上において磁気回路の右側の
みを下方に移動せしめ、電極G1,G2間を結ぶ線
と磁気回路の上下中心線と合致せしめればよい。
以上の原理に基いて作成した具体的構造を第7
図乃至第9図により説明する。流体を流通させる
パイプPの内周面に絶縁性のライニングを設ける
と共に、該パイプPのラジアル軸上に一対の電極
G1,G2を設ける。更に該パイプPの両側外面に
は、軸方向に対して適宜間隔をもつた一対の舌片
1,1を夫々固設し、夫々の一方(下流側)の舌
片に、上方が開口したU状取付溝1aが形成され
ている。パイプPの外周には、上下に2分割され
たブラケツト2,2が、パイプPをだきこむよう
にして組み合わされて備えられていると共にパイ
プPに対して、もし後述するアジヤスタ9がない
とすれば、パイプPの軸方向に対して、電極G1,
G1に当るまで自由に動き、また、回転方向に対
しても自由に動くように備えられている。更に該
上下のブラケツト2,2は、夫々の両側に設けた
ラツチ機構3,3によつて固定されている。尚、
該ブラケツト2,2の材質は、磁性金属以外のも
のであればよい。ブラケツト2,2内には、軟質
磁性材よりなるヨーク4と励磁コイル5及びコア
6が固着されており、これらにより磁気回路を構
成している。尚、コア6の材質が軟質磁性材なら
ば矩形波励磁電磁流量計であり、半硬質磁性材料
なら残留磁気型電磁流量計となる。上部ブラケツ
ト2の上流側壁の左側と、下流側壁の右側には
各々1個のリード線挿通穴7が形成されており、
両電極G1,G2の2本のリード線R1,R2が、1本
づつ1個のリード線挿通穴7を通じてブラケツト
の外部に取り出され、上部ブラケツト2の上面中
央部に設けた部材8を通してねじられてまとめら
れている。9はアジヤスタで、その片側半分に雄
ねじ9aが刻設されていると共に該雄ねじ9aを
刻設した側の端部に、前記舌片1が嵌る間隙を有
する一対のフランジ10が固設されている。該ア
ジヤスタ9を、上下両ブラケツト2,2に対し、
パイプPの軸方向に図示の如く螺合設置し、両ブ
ラケツト2,2をパイプPにだきこませる時に、
夫々アジヤスタ9,9の無ねじ部側を上流側の舌
片1に形成した支持孔に挿通し、一対のフランジ
10間の軸部を下流側の舌片1に形成したU状取
付溝1aに嵌合する。これにより、両アジヤスタ
9,9は、両ブラケツト2,2のパイプPに対す
る回転を規制すると共に、該アジヤスタ9,9の
正逆回転により両ブラケツト2,2をパイプPの
軸方向に進退移動して、前記の第5図及び第6図
で説明した磁気回路の移動とリード線R1,R2の
まとめ点の移動を行ない90゜ノイズを調整するこ
とができる。尚、アジヤスタ9,9は、両方同時
でも片一方づつでも動かすことができるようにな
つている。また、前記のような磁気回路とリード
線のまとめ点の移動量は、わずか0.1mm〜0.3mm程
度であるので、ブラケツト2とパイプP及びアジ
ヤスタ9の遊び分でブラケツト2の片側のみを移
動できる。
尚、前記実施例の他に、例えば励磁コイル5を
パイプPをだきこむように形成し、その回りをヨ
ーク4が環状にカバーするようにして磁気回路を
形成した場合には、励磁コイル5、ヨーク4をパ
イプPから独立させてブラケツト2,2に収納
し、そのブラケツトをパイプPに対して移動可能
にすれば、前記と同様な90゜ノイズの調整が可能
である。
以上のように本考案によれば、矩形波励磁電磁
流量計及び残留磁気型電磁流量計において、従来
不可能であつた90゜ノイズの除去、すなわち発信
器側での零点調整を簡単な操作で実現でできる特
長がある。又、一方の電極が片寄つているときで
も、90゜ノイズを除去するように零点調整を行な
うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は矩形波励磁におけるタイミングチヤー
ト、第2図は同電圧波形図、第3図は残留磁気型
励磁におけるタイミングチヤート、第4図は同電
圧波形図、第5図は本考案の概念図、第6図は磁
界の強さを説明する図、第7図は本考案を具体化
した実施例を示す側面図、第8図は同一部切開し
た平面図、第9図は同横断面図である。 P……パイプ、G1,G2……電極、R1,R2……
リード線、1,1……舌片、2,2……ブラケツ
ト、4……ヨーク、5……励磁コイル、6……コ
ア、9……アジヤスタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流体を流通させるパイプPに、その軸方向に直
    交する線上に位置して一対の電極G1,G2を設け
    ると共に該電極G1,G2の外部に磁気回路を設け
    たものにおいて、パイプPをだきこむように配置
    した上下2分割されたブラケツト2と、パイプP
    の両側外面に固定した舌片1,1と、前記ブラケ
    ツト2と舌片1,1に係合しパイプPの軸方向
    に、2分割されたブラケツト2の各々を移動させ
    るためのねじ9aを有するアジヤスタ9,9とを
    設け、前記磁気回路をブラケツト2に固着すると
    ともに、前記一対の電極G1,G2のリード線R1,
    R2のまとめ点をブラケツト2の上面中央部にお
    ける磁気回路の機械的中心に取り付けたことを特
    徴とする電磁流量計の零調整装置。
JP16533782U 1982-10-29 1982-10-29 電磁流量計の零調整装置 Granted JPS5968222U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16533782U JPS5968222U (ja) 1982-10-29 1982-10-29 電磁流量計の零調整装置

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JP16533782U JPS5968222U (ja) 1982-10-29 1982-10-29 電磁流量計の零調整装置

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Publication Number Publication Date
JPS5968222U JPS5968222U (ja) 1984-05-09
JPH025372Y2 true JPH025372Y2 (ja) 1990-02-08

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ID=30362257

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JP16533782U Granted JPS5968222U (ja) 1982-10-29 1982-10-29 電磁流量計の零調整装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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