JPH0257099B2 - - Google Patents
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- JPH0257099B2 JPH0257099B2 JP60033493A JP3349385A JPH0257099B2 JP H0257099 B2 JPH0257099 B2 JP H0257099B2 JP 60033493 A JP60033493 A JP 60033493A JP 3349385 A JP3349385 A JP 3349385A JP H0257099 B2 JPH0257099 B2 JP H0257099B2
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- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
- Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は新規な顔料組成物およびその製造法に
関するものであり、更に詳しくは、ポリエステル
鎖を含有するリン酸エステル化合物を分散助剤あ
るいはフラツシング助剤として使用した塗料、印
刷インキ、合成樹脂着色剤等の色材の優れた製造
法を提供するものであると共に、有用な顔料組成
物の提供を目的とする。 (従来の技術) 従来、塗料や印刷インキの製造において、顔料
を塗料ベヒクルや印刷インキワニス中に分散させ
たり、また、水性濾過ケーキから油性ベヒクルや
油性ワニス中へフラツシングしたりする際の分散
助剤、またはフラツシング助剤として、例えばリ
ン脂質であるレシチンが使用されてきた。 (発明が解決しようとする問題点) しかし、レシチンは天然品のリン脂質であるた
め、酸化、酸敗を受けやすく、変質したり腐敗し
たりするおそれがあり、安定で優れた性質を有す
る分散助剤またはフラツシング助剤として利用で
きる化合物が必要とされた。 本発明者らは、上記せる顔料の分散助剤または
フラツシング助剤の欠陥にかんがみ、各種のベヒ
クル、ワニス類に親和性を有し、かつ顔料に対し
ても親和性を有する化合物を種々研究した結果、
ヒドロキシル基を有するポリエステル鎖をリン酸
と反応させたかたちのトリエステルが優れた性
質、効果を発揮することを見出し、本発明を完成
したものである。 (問題点を解決するための手段) すなわち、本発明は、顔料および分散助剤を含
有する顔料組成物において、該分散助剤が下記一
般式で表わされるリン酸エステル化合物であるこ
とを特徴とする顔料組成物およびその製造法であ
る。 但し、式中の−Xは、−A−R(式中の−A−
は、炭素数4〜30の炭化水素鎖を含むヒドロキシ
カルボン酸の自己縮合からなるポリエステルの残
基であり、その末端Rは、カルボキシル基または
該カルボキシル基とアルコールとのエステル基で
ある)であり、−Yおよび−Zは、−Xと同一であ
るかまたは炭素数4〜30の炭化水素鎖を含むヒド
ロキシカルボン酸の残基または該カルボン酸とア
ルコールとのエステルの残基あるいは炭素数1〜
30のアルコールの残基である。 本発明を詳細に説明すると、本発明おいて使用
し、本発明を主として特徴づける分散助剤は、特
定のリン酸トリエステル化合物である。 本発明で使用するリン酸エステル化合物は、対
応する炭素数4〜30の炭化水素鎖を含むヒドロキ
シカルボン酸の自己縮合からなるポリエステルア
ルコール成分、アルコール成分を従来公知のリン
酸化剤と従来公知の反応方法に準じて反応させる
ことによつて得られる。 リン酸化剤としては従来公知のオキシ塩化リ
ン、五酸化リン、三塩化リン等が使用される。オ
キシ塩化リンが最も好ましいリン酸化剤である。 ハロゲン化系リン化合物が使用される場合、塩
基性触媒を使用することが好ましく、例えばトリ
エチルアミン等の第三級アミン類、ピリジン、
2,6−ルチジン、1,8−ジアザ−ビジクロ
(5,4,0)ウンデセン−7等の有機塩基、ア
ルカリ金属、アルカリ土類金属の酸化物、水酸化
物、炭酸塩、有機酸塩などの顕在、潜在の無機塩
基が使用され、反応後濾過、中和、水洗等により
ハロゲン化物、塩、塩基その他の不純物を除くこ
とが好ましい。 反応条件としては、オキシ塩化リンの場合、最
初のエステル化反応は、反応が激しいため低温で
滴下することが好ましく、トリエステルを完結す
るには加熱することが好ましい。 反応させるアルコール成分はその生成物の目的
によつて種々選択し使用される。 トリエステルは直接反応させて目的物を得るほ
か、あらかじめ、例えば、12−ヒドロキシステア
リン酸のメチルエステル等と反応させてトリエス
テルを合成し、次いで、それと12−ヒドロキシス
テアリン酸のポリエステルと脱メタノール反応で
縮合させて、該ポリエステルのリン酸トリエステ
ル化合物を合成する等の先駆体を利用した反応に
よつても得られる。 使用されるポリエステルアルコール成分の分子
量は特に規制されるものではないが、二量体〜平
均分子量10000以下、好ましくは500〜5000位であ
る。 たとえば下記の如きものが使用される。 (A) ヒドロキシカルボン酸の自己縮合ポリエステ
ル類であり、炭素数4〜30の炭化水素鎖を含む
ヒドロキシカルボン酸のポリエステルであり、
例えば、リシノレイン酸、12−ヒドロキシステ
アリン酸、ヒマシ油脂肪酸、水添ヒマシ油脂肪
酸、δ−ヒドロキシ吉草酸、ε−ヒドロキシカ
プロン酸、P−ヒドロキシエチルオキシ安息香
酸等のヒドロキシカルボン酸から選ばれた一種
または二種以上の自己縮合ポリエステルであ
る。 (B) 上記(A)で述べたポリエステルアルコール成分
の他端のエステル化物である。他端がカルボキ
シル基または水酸基であるかにより、アルコー
ルまたはカルボン酸のエステルである。これら
は炭素数1〜30の脂肪族、脂環族、芳香族のア
ルコールまたはカルボン酸であり、例えば、メ
チル−、エチル−、プロピル−、ブチル−、ヘ
キシル−、オクチル−、ドデシル−、ヘキサデ
シル−、オクタデシル−、シクロヘキシル−、
ベンジル−アルコール等であり、酢酸、プロピ
オン酸、酪酸、カプロン酸、ラウリン酸、パル
ミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノー
ル酸、リノレイン酸、ベヘン酸、トリシクロデ
カンカルボン酸、安息香酸等である。 本発明で使用するリン酸トリエステル化合物
は、上記で述べたポリエステルアルコール成分の
リン酸トリエステル化合物のほか、該ポリエステ
ルアルコール成分とリン酸化剤との反応をジエス
テルまたはモノエステルにとどめ、他のモノエス
テル分またはジエステル分を従来公知のヒドロキ
シカルボン酸、ヒドロキシカルボン酸のアルコー
ルエステルまたはアルコールを用いてエステル化
した非対称リン酸トリエステル化合物も含まれ、
従来公知の非対称リン酸トリエステル化合物の合
成の方法に準じて合成される。 これらのアルコール成分は従来公知のものが使
用されるが、例えば、ヒドロキシカルボン酸およ
びそのアルコールエステルとしては、リシノール
酸、12−ヒドロキシステアリン酸、γ−ヒドロキ
シ酪酸、δ−ヒドロキシ吉草酸、ε−ヒドロキシ
カプロン酸、P−ヒドロキシエチルオキシ安息香
酸等、およびそれらの炭素数1〜30のアルコール
のエステルであり、アルコールとしては炭素数1
〜30のアルコールであり、例えば、メチルアルコ
ール、エチルアルコール、プロピルアルコール、
ブチルアルコール、ヘキシルアルコール、オクチ
ルアルコール、デシルアルコール、ドデシルアル
コール、トリデシルアルコール、ヘキサデシルア
ルコール、オクタデシルアルコール、テトラコシ
ルアルコール、ヘキサコシルアルコール、シクロ
ヘキシルアルコール、ベンジルアルコール等であ
る。 上記で述べた本発明のポリエステルアルコール
を主成分とするアルコール成分のリン酸エステル
化反応にあたつては、これらの原料および生成物
に対して不活性であり、かつ、それらの原料等を
溶解する有機溶媒を使用することも好ましいこと
である。 例えば、オクタン、石油エーテル、リグロイ
ン、ミネラルスピリツト等の脂肪族飽和炭化水
素、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭
化水素、トリクロルエタン、テトラクロルエタン
等のハロゲン化脂肪族炭化水素、O−ジクロルベ
ンゼン、トリクロルベンゼン等の塩素化芳香族炭
化水素等の従来これらの反応で使用されている溶
媒が使用される。 次に本発明の顔料組成物を更に詳細に説明する
と、本発明において使用される顔料は従来公知の
有機顔料、無機顔料、体質顔料等すべて使用出来
るものである。 例えば、有機顔料系としては、フタロシアニン
系、アゾ系、縮合アゾ系、アンスラキノン系、ペ
リノン・ペリレン系、インジゴ・チオインジゴ
系、イソインドリノン系、アゾメチンアゾ系、ジ
オキサジン系、キナクリドン系、アニリンブラツ
ク系、トリフエニルメタン系、およびカーボンブ
ラツク等であり、無機顔料系としては、酸化チタ
ン系、酸化鉄系、水酸化鉄系、酸化クロム系、ス
ピンネル型焼成顔料、クロム酸鉛系、クロム酸バ
ーミリオン系、紺青系、アルミニウム粉末、ブロ
ンズ粉末等、体質顔料としては、炭酸カルシウム
系、硫酸バリウム系、酸化珪素系、水酸化アルミ
ニウム系等である。 本発明において、これらの顔料は乾燥微粉末状
のほか、水性濾過ケーキあるいは水性懸濁液の状
態でも使用される。 本発明で使用するリン酸トリエステル化合物
は、単独にか場合により各用途に合せて、従来公
知の適する有機溶剤、塗料用ベヒクル、印刷イン
キ用ワニス、コーデング剤用ベヒクル等の固着剤
樹脂、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、可塑剤、架
橋剤、触媒等から選ばれた材料と共に使用され
る。 本発明の顔料組成物は、顔料と分散助剤たるリ
ン酸トリエステル化合物、更には上記した材料と
共に各種の分散機を用いて製造される。 例えば、ボーミル、サンドミル、アトライタ
ー、横型連続媒体分散機、二本ロール、三本ロー
ル、加圧ニーダー、バンバリミキサー、エクスト
ルーダー等の従来公知の分散機により混合し混練
摩砕する方法が代表的な方法である。 また、顔料が水性濾過ケーキあるいは水性懸濁
液の状態で得られる場合には、本発明で使用する
分散助剤単独にか、疎水性溶媒あるいは更に前記
した固着剤樹脂等と共にニーダー、フラツシヤー
等にてフラツシング法により顔料を水相から油相
媒体に容易に効率よく移行さすことが出来る。 本発明におけるリン酸トリエステル化合物の使
用量は、顔料100重量部あたり約1〜300重量部、
好ましくは約3〜約150重量部である。 本発明の顔料組成物は、それ自体、塗料、印刷
インキ、着色コーテイング剤、樹脂着色剤等の各
用途に合せた着色剤として使用される組成物であ
る場合のほか、顔料を高濃度に含有する高顔料分
散体としても使用されるものである。 途料としては、従来公知の顔料が使用されてい
る塗料がすべて含まれるものがあり、例えば自動
車用塗料、建築用塗料、木材用塗料、車両・機器
用塗料、家庭塗料、プラスチツク用塗料、プレコ
ートメタル用塗料、缶用塗料、船舶用塗料、防食
塗料、光硬化塗料、電子線硬化塗料、静電粉体塗
料、ビニルゾル塗料等である。 また、印刷インキとしては従来公知の印刷イン
キがすべて含まれるものであり、例えば、凸版イ
ンキ、平板インキ、凹版のグラビアインキ、孔版
のスクリーンインキ、新聞インキ、フレキソイン
キ等である。 塗料、印刷インキ、着色コーテイング剤等の場
合の顔料分がおよそ0.1〜20重量%位であるに対
して、高顔料含有分散体の場合は、おおよそ20〜
70重量%、更に溶媒を使用して処理したのち乾燥
させた易分散性顔料の場合にはおおよそ60〜95重
量%位といつた範囲で製造され、使用されるもの
である。 これら本発明で使用するリン酸トリエステル化
合物を分散助剤として使用することは、顔料の合
成時、合成直後の段階、濾過等の後処理を行なつ
てのち、更には乾燥・粉砕を行つたのち、混練、
分散を行なう時に添加使用される。 また、使用量も上記の段階で全量使用してもよ
いし、製造工程例えば、合成直後と分散時の如く
各段階に分けて分割添加することも優れた方法で
ある。 前記した如く、各用途に応じて従来公知の材料
が併せて使用されるものであるが、有機溶媒とし
ては脂肪族系、脂環族系、芳香族系炭化水素、ハ
ロゲン化炭化水素、エステル系、ケトン系、グリ
コールエーテル系、アルコール系等が使用され、
特に規定されるものではない。 また、製造法用ビヒクル、印刷インキ用ワニ
ス、コーテイング剤用ビヒクル等としては各用途
に応じて従来公知の材料が使用されるものであ
る。例えば、長油長、中油長、短油長のアルキツ
ド樹脂、フエノール変性、スチレン化アルキツド
等の変性アルキツド樹脂、アミノアルキツド樹
脂、オイルフリーアルキツド樹脂、焼付用アクリ
ル樹脂、アクリルラツカー樹脂、アクリルポリオ
ール樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ブ
チル化メラミン樹脂、メチル化メラミン樹脂、尿
素−メラミン樹脂、フエノール樹脂、ロジン変性
フエノール樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂、フ
エノール変性マレイン酸樹脂、ポリウレタン樹
脂、スチレン樹脂、スチレンアクリル樹脂、スチ
レン−ジエン共重合体、塩化ビニル系共重合体、
酢酸ビニル樹脂、酢酸ビニル系共重合体、エチレ
ン酢酸ビニル樹脂、ブチラール樹脂、石油樹脂、
ロジンエステル、マレイン化ロジンエステル等の
変性樹脂、乾性油、ボイル油等である。 熱可塑性樹脂としては、ポリ塩化ビニル樹脂、
スチレン樹脂、アクリロニトリル・スチレン樹
脂、アクリル樹脂、メタクリル−スチレン樹脂、
ポリエステル樹脂等である。 可塑剤としては、フタル酸エステル、アジピン
酸エステル、セバシン酸エステル、ポリエステル
可塑剤、エポキシ化大豆油等である。 また、必要に応じ、従来公知の顔料の分散助剤
あるいはフラツシング助剤等を添加して使用する
ことは本発明の達成を妨げるものではない。 例えば、高級脂肪族モノアミンや高級脂肪族ジ
アミンあるいは、それらの酢酸塩、高級脂肪族塩
等である。 (作用・効果) 本発明で使用するポリエステル鎖を結合したリ
ン酸トリエステル化合物は、顔料、塗料印刷イン
キ、プラスチツク着色剤等の色材分野において、
前記した天然リン脂質のレシチンに見られたが如
き酸化、酸敗による変質、腐敗のおそれのない、
安定性にすぐれ表面改質や媒体への分散等に優れ
た効果を有するものである。 本発明で使用するポリエステル鎖を結合したリ
ン酸トリエステル化合物は、その有するリン酸エ
ステル結合、エステル結合の電荷的吸引性、炭化
水素鎖の親媒性等の作用により顔料の表面に吸着
して媒体への湿潤性を向上させ、分散助剤として
媒体への分散性、流動性を良好にするものであ
り、水性濾過ケーキ等からのフラツシング助剤と
しても顔料の表面を親油性、疎水性に処理するも
のであり、容易に効率良く、フラツシングされる
ものである。 次に参考例(リン酸トリエステル化合物の製造
例)および実施例をあげて本発明を具体的に説明
する。 なお、文中、部または%とあるのは重量基準で
ある。 参考例 1 (1) 12−ヒドロキシステアリン酸の自己縮合ポリ
エステルの合成およびそのメチルエステル化反
応。 撹拌機、温度計、水分計つき逆流コンデンサ
ー、投入口のついた四ツ口のガラス製反応器お
よびオイルバスを準備した。 そこへ12−ヒドロキシステアリン酸100部お
よびトルエン100部を仕込み、撹拌して溶解さ
せた、溶解後昇温させ、縮合触媒として・P−
トルエンスルホン酸1.0部を添加した。反応液
を120℃に昇温し、12−ヒドロキシステアリン
酸の自己縮合ポリエステル化反応を進行させ
た。60分、120分、180分と溜出水分量および反
応物の赤外吸収スペクトルによつて反応の進行
を調べ、200分で冷却しポリエステル化反応を
終了した。 次いで63℃になつたところで、メタノール50
部、酢酸メチル100部およびP−トルエンスル
ホン酸0.5部加え、110℃に昇温し、溶媒を溜出
させながらメチルエステル化反応を進めた。
150部溜出したところで63℃に温度を下げメタ
ノール200部を加え、110℃に昇温し、溶媒を溜
去した。溜去量は245部であつた。 メチルエステル化反応については約5時間要
した。反応後、300部の水を加えて水溶分を抽
出し二層に分かれた油層分を取出した。脱水す
るため、油層分にトルエン150部およびメタノ
ール200部を加えて窒素ガスを吹込みながら130
℃まで昇温し溶媒を溜去した。溜出量は345部
であつた。 得られた反応生成物はこはく色の液状物であ
り、それが12−ヒドロキシステアリン酸の自己
縮合ポリエステルのメチルエステルであること
は、赤外吸収スペクトルおよびゲルパーミエー
シヨンクロマトグラフの分析データーにて確認
した。 反応生成物の酸価の測定からポリマーのメチ
ルエステル化反応はほぼ完結していることが確
認された。また、反応生成物のヒドロキシル価
の測定値は40.8であつた。このことからこの12
−ヒドロキシステアリン酸の自己縮合ポリエス
テルのメチルエステルの1グラム当量は1375で
あり、それからの平均縮合重合度はおおよそ5
である。 (2) 12−ヒドロキシステアリン酸の自己縮合ポリ
エステルのメチルエステルのリン酸トリエステ
ル化合物の合成反応。 撹拌機、温度計、滴下ロート、逆流コンデン
サーのついた四ツ口のガラス製反応器およびウ
オーターバスを準備した。 反応器に上記(1)で得た12−ヒドロキシステア
リン酸の自己縮合ポリエステルのメチルエステ
ル(1グラム当量は1375)188.2部、ベンゼン
188.2部およびトリエチルアミン16.6部を仕込
み混合溶解した。 別に7.0部のオキシ塩化リンを滴下ロートに
仕込んで反応器に装填した。 該水酸基を有するポリエステル、オキシ塩化
リンおよびトリエチルアミンの当量比は3:
3:3.6である。 反応液を撹拌しながら冷却し、反応液の温度
が10℃以上に上がらないように注意しながら、
滴下ロートよりオキシ塩化リンを30分かけて滴
下する。添加終了後、反応液を2時間撹拌反応
させ、次いで冷却した。 次いで、反応生成液から脱塩酸触媒のトリエ
チルアミンおよびその塩酸塩を除くために、分
液ロートを用いて、同量のイオン交換水、半量
の塩酸酸性水、半量のイオン交換水にて三回洗
浄した。洗浄したベンゼン層を硫酸ナトリウム
で乾燥したのち、ベンゼンを減圧下で溜去し、
茶色の液状の反応生成物を得た。 反応生成物は、赤外吸収スペクトルおよびゲ
ルパーミエーシヨンクロマトグラフの分析チヤ
ートによつて、12−ヒドロキシステアリン酸の
自己縮合ポリエステルのメチルエステルのリン
酸トリエステル化合物であることが確認され
た。 主成分のおおよその平均分子量は4200であつ
た(分散剤1と称す)。 参考例 2〜12 参考例1の(2)の資材に代えて、後記第1表に記
載の資材を使用し、参考例1の(2)と同様にして各
種のリン酸エステル化合物を得た。 参考例 13 参考例1の(2)で使用した撹拌機、温度計、滴下
ロウト、逆流コンデンサーのついた四つ口のガラ
ス製反応器に23.6部のオキシ塩化リンを仕込ん
だ。 別に参考例1の(1)と同様にして合成した12−ヒ
ドロキシステアリン酸のメチルエステル(平均分
子量は1440である。)147.7部をベンゼン147.7部
およびトリエチルアミン12.5部と混合溶解し滴下
ロウトに仕込み、5〜10℃にて2時間かけて徐々
に滴下添加し、10℃にて1時間顔料した。 更に、同様にして合成した12−ヒドロキシステ
アリン酸のメチルエステル(平均分子量は600で
ある。)30.8部をベンゼン30.8部およびトリエチ
ルアミン6.2部と混合溶解して滴下ロウトに仕込
み、引続いて10〜20℃にて1時間かけて滴下添加
し、20℃、40℃、60℃にて徐々に昇温しながら
各々1時間撹拌し、更に80℃にて2時間撹拌反応
させ、ついで冷却した。 上記において平均分子量1440のポリエステルア
ルコール、平均分子量600のポリエステルアルコ
ール、オキシ塩化リンおよびトリエチルアミンの
当量比は2:1:3:3.6である。 冷却した反応生成液を参考例1(2)と同様にし
て、洗浄、精製、乾燥、濃縮、脱溶剤して茶色の
液状の反応生成物を得た。 参考例1の(2)と同様に分析して、ポリ12−ヒド
ロキシステアリン酸のメチルエステルのトリエス
テルであり、その主成分の凡その平均分子量は約
3500である事が確認された(分散剤13と称す)。 参考例 14〜19 参考例13の資材に代えて後記第2表に記載の資
材を使用し、参考例13と同様にして各種のリン酸
エステル化合物を得た。 実施例 1 銅フタロシアニンブル−顔料(C.I.ピグメント
ブルー15−3)の水性濾過ケーキ(顔料含有率42
%)238部をフラツシヤーに仕込み、次いで参考
例1で得られた分散助剤1を20部添加し、常法に
従いながら混練し、フラツシングを行なつた。従
来公知のフラツシング助剤に比べ非常に容易にケ
ーキの水分が遊離し、銅フタロシアニンブル−顔
料は油性の該分散助剤相に移行した。 更に水分を完全に除去し、銅フタロシアニンブ
ルー顔料を含むフラツシドカラーが得られた。 上記で得られた銅フタロシアニンブルー顔料を
含むフラツシドカラーを用いて不刷り用オフセツ
ト平板印刷インキを調製した。 上記で得た銅フタロシアニンブルー顔料のフラ
ツシドカラー(純分83%) 23.5部 オフセツト平版インキ用調合ワニス 72.0部 5%コバルトドライヤー 0.2部 8%マンガンドライヤー 1.0部 インキソルベント 3.3部 合 計 100部 上記において、オフセツト平版インキ用調合ワ
ニスは下記の配合のものである。 ロジン変性フエノール樹脂 35部 乾油性 25部 乾油性変性イソフタル酸アルキツド 10部 イソキソルベント 29.5部 アルミニウムキレート 0.5部 合 計 100部 上記で得た銅フタロシアニンブルー顔料インキ
は藍色インキとして上質紙をオフセツト印刷機に
て印刷し、鮮明な藍色の印刷物を得た。 また、前記の銅フタロシアニンブルー顔料の水
性濾過ケーキに代えて、ジスアゾイエロー顔料
(C.I.ピグメントイエロー12)の水性濾過ケーキ
(顔料含有率27%)、ブリリアントカーミン6B顔
料(C.I.ピグメントレツド57−1)の水性濾過ケ
ーキ(顔料含有率25%)を用いて上記と同様に操
作してフラツシドカラーを作り、次いで各々黄色
および紅色のオフセツト平版インキを調製した。 同様にしてレーキツドC顔料(C.I.ピグメント
レツド53−1)に水性濾過ケーキからフラツシド
カラーを得、オフセツト平版用金赤インキを得
た。また、銅フタロシアニングリーン顔料(C.I.
ピグメントグリーン7)の水性濾過ケーキからフ
ラツシドカラーを得、オフセツト平版用草インキ
を得た。 それぞれフラツシングにおいては水の分離が容
易であり、優れた油相への移行を示し、オフセツ
ト平板印刷においては鮮明で優れた印刷物が得ら
れた。 また、上記において使用した分散助剤1に代え
て分散助剤2〜分散助剤19を使用し、上記と同様
優れた効果が得られた。 実施例 2 カーボンブラツク顔料 20部 参考例1で得られた分散助剤1 6部 オフセツト平版インキ用調合ワニス 69部 合 計 95部 の配合にて三本ロールでカーボンブラツク顔料を
混練・分散した。カーボンブブラツク顔料はワニ
ス中に非常に良く分散した。 上記で得たカーボンブラツク顔料のワニス分散
物 95部 5%コバルトドライヤー 0.2部 8%マンガンドライヤー 1.0部 イソキソルベント 3.8部 合 計 100部 にて充分均一に混合・混練し、カーボンブラツク
インキを得た。これを用いてオフセツト印刷機に
て印刷し、黒度の高い墨色の印刷物を得た。ま
た、上記において使用した分散助剤1に代えて分
散助剤2〜分散助剤19を使用し上記と同様優れた
効果が得られた。 また、実施例で得られた黄色インキ、紅色イン
キおよび藍色インキに、上記で得た墨インキを加
えて、オフセツト平版用プロセス黄インキ、プロ
セス紅インキ、プロセス藍インキ、プロセス墨イ
ンキとして四色プロセス印刷を行ない、鮮明で美
麗な多色刷り印刷物が得られた。 実施例 3 実施例1で得られた銅フタロシアニンブルー顔
料のフラツシドカラー(純分83%) 6.5部 ルチル型チタン白 2.0部 速乾性スチレン化アルキツド樹脂 72.6部 キシロール 6.6部 ミネラルスピリツト 11.9部 6%ナフテン酸コバルト 0.3部 皮張り防止剤 0.1部 合 計 100部 の処方にて充分均一に混合・分散し、機械・車輛
等の金属材料用の常温乾燥型の青色の速乾エナメ
ルを得た。塗布したところ鮮明で美麗な塗装が行
なわれた。 次に、実施例1の銅フタロシアニンブルー顔料
に代えて、ジスアゾイエロー(C.I.ビグメントイ
エロー14)、4ーアミノフタルイミドをジアゾ化
してアセトアセトアニライドとカツプリングした
フアーストイエロー系顔料、ウオツチングレツド
(C.I.ビグメントレツド48)、カーミンFB(C.I.ビ
グメントレツド3)の顔料の水性濾過ケーキを使
用して実施例1と同様にしてフラツシングを行な
い各々の顔料のフラツシドカラーを得た。 これらは上記塗料の組成において銅フタロシア
ニン顔料に代えて使用し、各々の色の塗料が得ら
れ、鮮明で美麗な塗布板が得られた。 実施例 4 銅フタロシアニンブルー顔料(C.I.ビグメント
ブルー15−3)の乾燥粉砕顔料 10部 参考例1で得られた分散助剤1 2部 キシロール 13部 ブタノール 5部 合 計 30部 にて連続式横型媒体分散機にて分散させ、銅フタ
ロシアニンブルー顔料のキシロールブタノール混
合溶媒の分散液が得られた。 次いで以下の処方で塗料を調製した。 上記で得た銅フタロシアニンブルーおよび分散
剤1を含む溶剤分散液 3部 ルチル型チタン白 14部 熱可塑性アクリル樹脂 70部 トルオール 6.8部 キシロール 3.2部 ブタノール 2.2部 セロソルブ 0.8部 合 計 100部 これを自動車用アクリルラツカーエナメルとし
て使用して塗布し、鮮明で美麗な塗装が得られ
た。 また、上記において使用した分散剤1に代えて
分散剤2〜19を使用し、上記と同様優れた塗料が
得られた。
関するものであり、更に詳しくは、ポリエステル
鎖を含有するリン酸エステル化合物を分散助剤あ
るいはフラツシング助剤として使用した塗料、印
刷インキ、合成樹脂着色剤等の色材の優れた製造
法を提供するものであると共に、有用な顔料組成
物の提供を目的とする。 (従来の技術) 従来、塗料や印刷インキの製造において、顔料
を塗料ベヒクルや印刷インキワニス中に分散させ
たり、また、水性濾過ケーキから油性ベヒクルや
油性ワニス中へフラツシングしたりする際の分散
助剤、またはフラツシング助剤として、例えばリ
ン脂質であるレシチンが使用されてきた。 (発明が解決しようとする問題点) しかし、レシチンは天然品のリン脂質であるた
め、酸化、酸敗を受けやすく、変質したり腐敗し
たりするおそれがあり、安定で優れた性質を有す
る分散助剤またはフラツシング助剤として利用で
きる化合物が必要とされた。 本発明者らは、上記せる顔料の分散助剤または
フラツシング助剤の欠陥にかんがみ、各種のベヒ
クル、ワニス類に親和性を有し、かつ顔料に対し
ても親和性を有する化合物を種々研究した結果、
ヒドロキシル基を有するポリエステル鎖をリン酸
と反応させたかたちのトリエステルが優れた性
質、効果を発揮することを見出し、本発明を完成
したものである。 (問題点を解決するための手段) すなわち、本発明は、顔料および分散助剤を含
有する顔料組成物において、該分散助剤が下記一
般式で表わされるリン酸エステル化合物であるこ
とを特徴とする顔料組成物およびその製造法であ
る。 但し、式中の−Xは、−A−R(式中の−A−
は、炭素数4〜30の炭化水素鎖を含むヒドロキシ
カルボン酸の自己縮合からなるポリエステルの残
基であり、その末端Rは、カルボキシル基または
該カルボキシル基とアルコールとのエステル基で
ある)であり、−Yおよび−Zは、−Xと同一であ
るかまたは炭素数4〜30の炭化水素鎖を含むヒド
ロキシカルボン酸の残基または該カルボン酸とア
ルコールとのエステルの残基あるいは炭素数1〜
30のアルコールの残基である。 本発明を詳細に説明すると、本発明おいて使用
し、本発明を主として特徴づける分散助剤は、特
定のリン酸トリエステル化合物である。 本発明で使用するリン酸エステル化合物は、対
応する炭素数4〜30の炭化水素鎖を含むヒドロキ
シカルボン酸の自己縮合からなるポリエステルア
ルコール成分、アルコール成分を従来公知のリン
酸化剤と従来公知の反応方法に準じて反応させる
ことによつて得られる。 リン酸化剤としては従来公知のオキシ塩化リ
ン、五酸化リン、三塩化リン等が使用される。オ
キシ塩化リンが最も好ましいリン酸化剤である。 ハロゲン化系リン化合物が使用される場合、塩
基性触媒を使用することが好ましく、例えばトリ
エチルアミン等の第三級アミン類、ピリジン、
2,6−ルチジン、1,8−ジアザ−ビジクロ
(5,4,0)ウンデセン−7等の有機塩基、ア
ルカリ金属、アルカリ土類金属の酸化物、水酸化
物、炭酸塩、有機酸塩などの顕在、潜在の無機塩
基が使用され、反応後濾過、中和、水洗等により
ハロゲン化物、塩、塩基その他の不純物を除くこ
とが好ましい。 反応条件としては、オキシ塩化リンの場合、最
初のエステル化反応は、反応が激しいため低温で
滴下することが好ましく、トリエステルを完結す
るには加熱することが好ましい。 反応させるアルコール成分はその生成物の目的
によつて種々選択し使用される。 トリエステルは直接反応させて目的物を得るほ
か、あらかじめ、例えば、12−ヒドロキシステア
リン酸のメチルエステル等と反応させてトリエス
テルを合成し、次いで、それと12−ヒドロキシス
テアリン酸のポリエステルと脱メタノール反応で
縮合させて、該ポリエステルのリン酸トリエステ
ル化合物を合成する等の先駆体を利用した反応に
よつても得られる。 使用されるポリエステルアルコール成分の分子
量は特に規制されるものではないが、二量体〜平
均分子量10000以下、好ましくは500〜5000位であ
る。 たとえば下記の如きものが使用される。 (A) ヒドロキシカルボン酸の自己縮合ポリエステ
ル類であり、炭素数4〜30の炭化水素鎖を含む
ヒドロキシカルボン酸のポリエステルであり、
例えば、リシノレイン酸、12−ヒドロキシステ
アリン酸、ヒマシ油脂肪酸、水添ヒマシ油脂肪
酸、δ−ヒドロキシ吉草酸、ε−ヒドロキシカ
プロン酸、P−ヒドロキシエチルオキシ安息香
酸等のヒドロキシカルボン酸から選ばれた一種
または二種以上の自己縮合ポリエステルであ
る。 (B) 上記(A)で述べたポリエステルアルコール成分
の他端のエステル化物である。他端がカルボキ
シル基または水酸基であるかにより、アルコー
ルまたはカルボン酸のエステルである。これら
は炭素数1〜30の脂肪族、脂環族、芳香族のア
ルコールまたはカルボン酸であり、例えば、メ
チル−、エチル−、プロピル−、ブチル−、ヘ
キシル−、オクチル−、ドデシル−、ヘキサデ
シル−、オクタデシル−、シクロヘキシル−、
ベンジル−アルコール等であり、酢酸、プロピ
オン酸、酪酸、カプロン酸、ラウリン酸、パル
ミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノー
ル酸、リノレイン酸、ベヘン酸、トリシクロデ
カンカルボン酸、安息香酸等である。 本発明で使用するリン酸トリエステル化合物
は、上記で述べたポリエステルアルコール成分の
リン酸トリエステル化合物のほか、該ポリエステ
ルアルコール成分とリン酸化剤との反応をジエス
テルまたはモノエステルにとどめ、他のモノエス
テル分またはジエステル分を従来公知のヒドロキ
シカルボン酸、ヒドロキシカルボン酸のアルコー
ルエステルまたはアルコールを用いてエステル化
した非対称リン酸トリエステル化合物も含まれ、
従来公知の非対称リン酸トリエステル化合物の合
成の方法に準じて合成される。 これらのアルコール成分は従来公知のものが使
用されるが、例えば、ヒドロキシカルボン酸およ
びそのアルコールエステルとしては、リシノール
酸、12−ヒドロキシステアリン酸、γ−ヒドロキ
シ酪酸、δ−ヒドロキシ吉草酸、ε−ヒドロキシ
カプロン酸、P−ヒドロキシエチルオキシ安息香
酸等、およびそれらの炭素数1〜30のアルコール
のエステルであり、アルコールとしては炭素数1
〜30のアルコールであり、例えば、メチルアルコ
ール、エチルアルコール、プロピルアルコール、
ブチルアルコール、ヘキシルアルコール、オクチ
ルアルコール、デシルアルコール、ドデシルアル
コール、トリデシルアルコール、ヘキサデシルア
ルコール、オクタデシルアルコール、テトラコシ
ルアルコール、ヘキサコシルアルコール、シクロ
ヘキシルアルコール、ベンジルアルコール等であ
る。 上記で述べた本発明のポリエステルアルコール
を主成分とするアルコール成分のリン酸エステル
化反応にあたつては、これらの原料および生成物
に対して不活性であり、かつ、それらの原料等を
溶解する有機溶媒を使用することも好ましいこと
である。 例えば、オクタン、石油エーテル、リグロイ
ン、ミネラルスピリツト等の脂肪族飽和炭化水
素、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭
化水素、トリクロルエタン、テトラクロルエタン
等のハロゲン化脂肪族炭化水素、O−ジクロルベ
ンゼン、トリクロルベンゼン等の塩素化芳香族炭
化水素等の従来これらの反応で使用されている溶
媒が使用される。 次に本発明の顔料組成物を更に詳細に説明する
と、本発明において使用される顔料は従来公知の
有機顔料、無機顔料、体質顔料等すべて使用出来
るものである。 例えば、有機顔料系としては、フタロシアニン
系、アゾ系、縮合アゾ系、アンスラキノン系、ペ
リノン・ペリレン系、インジゴ・チオインジゴ
系、イソインドリノン系、アゾメチンアゾ系、ジ
オキサジン系、キナクリドン系、アニリンブラツ
ク系、トリフエニルメタン系、およびカーボンブ
ラツク等であり、無機顔料系としては、酸化チタ
ン系、酸化鉄系、水酸化鉄系、酸化クロム系、ス
ピンネル型焼成顔料、クロム酸鉛系、クロム酸バ
ーミリオン系、紺青系、アルミニウム粉末、ブロ
ンズ粉末等、体質顔料としては、炭酸カルシウム
系、硫酸バリウム系、酸化珪素系、水酸化アルミ
ニウム系等である。 本発明において、これらの顔料は乾燥微粉末状
のほか、水性濾過ケーキあるいは水性懸濁液の状
態でも使用される。 本発明で使用するリン酸トリエステル化合物
は、単独にか場合により各用途に合せて、従来公
知の適する有機溶剤、塗料用ベヒクル、印刷イン
キ用ワニス、コーデング剤用ベヒクル等の固着剤
樹脂、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、可塑剤、架
橋剤、触媒等から選ばれた材料と共に使用され
る。 本発明の顔料組成物は、顔料と分散助剤たるリ
ン酸トリエステル化合物、更には上記した材料と
共に各種の分散機を用いて製造される。 例えば、ボーミル、サンドミル、アトライタ
ー、横型連続媒体分散機、二本ロール、三本ロー
ル、加圧ニーダー、バンバリミキサー、エクスト
ルーダー等の従来公知の分散機により混合し混練
摩砕する方法が代表的な方法である。 また、顔料が水性濾過ケーキあるいは水性懸濁
液の状態で得られる場合には、本発明で使用する
分散助剤単独にか、疎水性溶媒あるいは更に前記
した固着剤樹脂等と共にニーダー、フラツシヤー
等にてフラツシング法により顔料を水相から油相
媒体に容易に効率よく移行さすことが出来る。 本発明におけるリン酸トリエステル化合物の使
用量は、顔料100重量部あたり約1〜300重量部、
好ましくは約3〜約150重量部である。 本発明の顔料組成物は、それ自体、塗料、印刷
インキ、着色コーテイング剤、樹脂着色剤等の各
用途に合せた着色剤として使用される組成物であ
る場合のほか、顔料を高濃度に含有する高顔料分
散体としても使用されるものである。 途料としては、従来公知の顔料が使用されてい
る塗料がすべて含まれるものがあり、例えば自動
車用塗料、建築用塗料、木材用塗料、車両・機器
用塗料、家庭塗料、プラスチツク用塗料、プレコ
ートメタル用塗料、缶用塗料、船舶用塗料、防食
塗料、光硬化塗料、電子線硬化塗料、静電粉体塗
料、ビニルゾル塗料等である。 また、印刷インキとしては従来公知の印刷イン
キがすべて含まれるものであり、例えば、凸版イ
ンキ、平板インキ、凹版のグラビアインキ、孔版
のスクリーンインキ、新聞インキ、フレキソイン
キ等である。 塗料、印刷インキ、着色コーテイング剤等の場
合の顔料分がおよそ0.1〜20重量%位であるに対
して、高顔料含有分散体の場合は、おおよそ20〜
70重量%、更に溶媒を使用して処理したのち乾燥
させた易分散性顔料の場合にはおおよそ60〜95重
量%位といつた範囲で製造され、使用されるもの
である。 これら本発明で使用するリン酸トリエステル化
合物を分散助剤として使用することは、顔料の合
成時、合成直後の段階、濾過等の後処理を行なつ
てのち、更には乾燥・粉砕を行つたのち、混練、
分散を行なう時に添加使用される。 また、使用量も上記の段階で全量使用してもよ
いし、製造工程例えば、合成直後と分散時の如く
各段階に分けて分割添加することも優れた方法で
ある。 前記した如く、各用途に応じて従来公知の材料
が併せて使用されるものであるが、有機溶媒とし
ては脂肪族系、脂環族系、芳香族系炭化水素、ハ
ロゲン化炭化水素、エステル系、ケトン系、グリ
コールエーテル系、アルコール系等が使用され、
特に規定されるものではない。 また、製造法用ビヒクル、印刷インキ用ワニ
ス、コーテイング剤用ビヒクル等としては各用途
に応じて従来公知の材料が使用されるものであ
る。例えば、長油長、中油長、短油長のアルキツ
ド樹脂、フエノール変性、スチレン化アルキツド
等の変性アルキツド樹脂、アミノアルキツド樹
脂、オイルフリーアルキツド樹脂、焼付用アクリ
ル樹脂、アクリルラツカー樹脂、アクリルポリオ
ール樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ブ
チル化メラミン樹脂、メチル化メラミン樹脂、尿
素−メラミン樹脂、フエノール樹脂、ロジン変性
フエノール樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂、フ
エノール変性マレイン酸樹脂、ポリウレタン樹
脂、スチレン樹脂、スチレンアクリル樹脂、スチ
レン−ジエン共重合体、塩化ビニル系共重合体、
酢酸ビニル樹脂、酢酸ビニル系共重合体、エチレ
ン酢酸ビニル樹脂、ブチラール樹脂、石油樹脂、
ロジンエステル、マレイン化ロジンエステル等の
変性樹脂、乾性油、ボイル油等である。 熱可塑性樹脂としては、ポリ塩化ビニル樹脂、
スチレン樹脂、アクリロニトリル・スチレン樹
脂、アクリル樹脂、メタクリル−スチレン樹脂、
ポリエステル樹脂等である。 可塑剤としては、フタル酸エステル、アジピン
酸エステル、セバシン酸エステル、ポリエステル
可塑剤、エポキシ化大豆油等である。 また、必要に応じ、従来公知の顔料の分散助剤
あるいはフラツシング助剤等を添加して使用する
ことは本発明の達成を妨げるものではない。 例えば、高級脂肪族モノアミンや高級脂肪族ジ
アミンあるいは、それらの酢酸塩、高級脂肪族塩
等である。 (作用・効果) 本発明で使用するポリエステル鎖を結合したリ
ン酸トリエステル化合物は、顔料、塗料印刷イン
キ、プラスチツク着色剤等の色材分野において、
前記した天然リン脂質のレシチンに見られたが如
き酸化、酸敗による変質、腐敗のおそれのない、
安定性にすぐれ表面改質や媒体への分散等に優れ
た効果を有するものである。 本発明で使用するポリエステル鎖を結合したリ
ン酸トリエステル化合物は、その有するリン酸エ
ステル結合、エステル結合の電荷的吸引性、炭化
水素鎖の親媒性等の作用により顔料の表面に吸着
して媒体への湿潤性を向上させ、分散助剤として
媒体への分散性、流動性を良好にするものであ
り、水性濾過ケーキ等からのフラツシング助剤と
しても顔料の表面を親油性、疎水性に処理するも
のであり、容易に効率良く、フラツシングされる
ものである。 次に参考例(リン酸トリエステル化合物の製造
例)および実施例をあげて本発明を具体的に説明
する。 なお、文中、部または%とあるのは重量基準で
ある。 参考例 1 (1) 12−ヒドロキシステアリン酸の自己縮合ポリ
エステルの合成およびそのメチルエステル化反
応。 撹拌機、温度計、水分計つき逆流コンデンサ
ー、投入口のついた四ツ口のガラス製反応器お
よびオイルバスを準備した。 そこへ12−ヒドロキシステアリン酸100部お
よびトルエン100部を仕込み、撹拌して溶解さ
せた、溶解後昇温させ、縮合触媒として・P−
トルエンスルホン酸1.0部を添加した。反応液
を120℃に昇温し、12−ヒドロキシステアリン
酸の自己縮合ポリエステル化反応を進行させ
た。60分、120分、180分と溜出水分量および反
応物の赤外吸収スペクトルによつて反応の進行
を調べ、200分で冷却しポリエステル化反応を
終了した。 次いで63℃になつたところで、メタノール50
部、酢酸メチル100部およびP−トルエンスル
ホン酸0.5部加え、110℃に昇温し、溶媒を溜出
させながらメチルエステル化反応を進めた。
150部溜出したところで63℃に温度を下げメタ
ノール200部を加え、110℃に昇温し、溶媒を溜
去した。溜去量は245部であつた。 メチルエステル化反応については約5時間要
した。反応後、300部の水を加えて水溶分を抽
出し二層に分かれた油層分を取出した。脱水す
るため、油層分にトルエン150部およびメタノ
ール200部を加えて窒素ガスを吹込みながら130
℃まで昇温し溶媒を溜去した。溜出量は345部
であつた。 得られた反応生成物はこはく色の液状物であ
り、それが12−ヒドロキシステアリン酸の自己
縮合ポリエステルのメチルエステルであること
は、赤外吸収スペクトルおよびゲルパーミエー
シヨンクロマトグラフの分析データーにて確認
した。 反応生成物の酸価の測定からポリマーのメチ
ルエステル化反応はほぼ完結していることが確
認された。また、反応生成物のヒドロキシル価
の測定値は40.8であつた。このことからこの12
−ヒドロキシステアリン酸の自己縮合ポリエス
テルのメチルエステルの1グラム当量は1375で
あり、それからの平均縮合重合度はおおよそ5
である。 (2) 12−ヒドロキシステアリン酸の自己縮合ポリ
エステルのメチルエステルのリン酸トリエステ
ル化合物の合成反応。 撹拌機、温度計、滴下ロート、逆流コンデン
サーのついた四ツ口のガラス製反応器およびウ
オーターバスを準備した。 反応器に上記(1)で得た12−ヒドロキシステア
リン酸の自己縮合ポリエステルのメチルエステ
ル(1グラム当量は1375)188.2部、ベンゼン
188.2部およびトリエチルアミン16.6部を仕込
み混合溶解した。 別に7.0部のオキシ塩化リンを滴下ロートに
仕込んで反応器に装填した。 該水酸基を有するポリエステル、オキシ塩化
リンおよびトリエチルアミンの当量比は3:
3:3.6である。 反応液を撹拌しながら冷却し、反応液の温度
が10℃以上に上がらないように注意しながら、
滴下ロートよりオキシ塩化リンを30分かけて滴
下する。添加終了後、反応液を2時間撹拌反応
させ、次いで冷却した。 次いで、反応生成液から脱塩酸触媒のトリエ
チルアミンおよびその塩酸塩を除くために、分
液ロートを用いて、同量のイオン交換水、半量
の塩酸酸性水、半量のイオン交換水にて三回洗
浄した。洗浄したベンゼン層を硫酸ナトリウム
で乾燥したのち、ベンゼンを減圧下で溜去し、
茶色の液状の反応生成物を得た。 反応生成物は、赤外吸収スペクトルおよびゲ
ルパーミエーシヨンクロマトグラフの分析チヤ
ートによつて、12−ヒドロキシステアリン酸の
自己縮合ポリエステルのメチルエステルのリン
酸トリエステル化合物であることが確認され
た。 主成分のおおよその平均分子量は4200であつ
た(分散剤1と称す)。 参考例 2〜12 参考例1の(2)の資材に代えて、後記第1表に記
載の資材を使用し、参考例1の(2)と同様にして各
種のリン酸エステル化合物を得た。 参考例 13 参考例1の(2)で使用した撹拌機、温度計、滴下
ロウト、逆流コンデンサーのついた四つ口のガラ
ス製反応器に23.6部のオキシ塩化リンを仕込ん
だ。 別に参考例1の(1)と同様にして合成した12−ヒ
ドロキシステアリン酸のメチルエステル(平均分
子量は1440である。)147.7部をベンゼン147.7部
およびトリエチルアミン12.5部と混合溶解し滴下
ロウトに仕込み、5〜10℃にて2時間かけて徐々
に滴下添加し、10℃にて1時間顔料した。 更に、同様にして合成した12−ヒドロキシステ
アリン酸のメチルエステル(平均分子量は600で
ある。)30.8部をベンゼン30.8部およびトリエチ
ルアミン6.2部と混合溶解して滴下ロウトに仕込
み、引続いて10〜20℃にて1時間かけて滴下添加
し、20℃、40℃、60℃にて徐々に昇温しながら
各々1時間撹拌し、更に80℃にて2時間撹拌反応
させ、ついで冷却した。 上記において平均分子量1440のポリエステルア
ルコール、平均分子量600のポリエステルアルコ
ール、オキシ塩化リンおよびトリエチルアミンの
当量比は2:1:3:3.6である。 冷却した反応生成液を参考例1(2)と同様にし
て、洗浄、精製、乾燥、濃縮、脱溶剤して茶色の
液状の反応生成物を得た。 参考例1の(2)と同様に分析して、ポリ12−ヒド
ロキシステアリン酸のメチルエステルのトリエス
テルであり、その主成分の凡その平均分子量は約
3500である事が確認された(分散剤13と称す)。 参考例 14〜19 参考例13の資材に代えて後記第2表に記載の資
材を使用し、参考例13と同様にして各種のリン酸
エステル化合物を得た。 実施例 1 銅フタロシアニンブル−顔料(C.I.ピグメント
ブルー15−3)の水性濾過ケーキ(顔料含有率42
%)238部をフラツシヤーに仕込み、次いで参考
例1で得られた分散助剤1を20部添加し、常法に
従いながら混練し、フラツシングを行なつた。従
来公知のフラツシング助剤に比べ非常に容易にケ
ーキの水分が遊離し、銅フタロシアニンブル−顔
料は油性の該分散助剤相に移行した。 更に水分を完全に除去し、銅フタロシアニンブ
ルー顔料を含むフラツシドカラーが得られた。 上記で得られた銅フタロシアニンブルー顔料を
含むフラツシドカラーを用いて不刷り用オフセツ
ト平板印刷インキを調製した。 上記で得た銅フタロシアニンブルー顔料のフラ
ツシドカラー(純分83%) 23.5部 オフセツト平版インキ用調合ワニス 72.0部 5%コバルトドライヤー 0.2部 8%マンガンドライヤー 1.0部 インキソルベント 3.3部 合 計 100部 上記において、オフセツト平版インキ用調合ワ
ニスは下記の配合のものである。 ロジン変性フエノール樹脂 35部 乾油性 25部 乾油性変性イソフタル酸アルキツド 10部 イソキソルベント 29.5部 アルミニウムキレート 0.5部 合 計 100部 上記で得た銅フタロシアニンブルー顔料インキ
は藍色インキとして上質紙をオフセツト印刷機に
て印刷し、鮮明な藍色の印刷物を得た。 また、前記の銅フタロシアニンブルー顔料の水
性濾過ケーキに代えて、ジスアゾイエロー顔料
(C.I.ピグメントイエロー12)の水性濾過ケーキ
(顔料含有率27%)、ブリリアントカーミン6B顔
料(C.I.ピグメントレツド57−1)の水性濾過ケ
ーキ(顔料含有率25%)を用いて上記と同様に操
作してフラツシドカラーを作り、次いで各々黄色
および紅色のオフセツト平版インキを調製した。 同様にしてレーキツドC顔料(C.I.ピグメント
レツド53−1)に水性濾過ケーキからフラツシド
カラーを得、オフセツト平版用金赤インキを得
た。また、銅フタロシアニングリーン顔料(C.I.
ピグメントグリーン7)の水性濾過ケーキからフ
ラツシドカラーを得、オフセツト平版用草インキ
を得た。 それぞれフラツシングにおいては水の分離が容
易であり、優れた油相への移行を示し、オフセツ
ト平板印刷においては鮮明で優れた印刷物が得ら
れた。 また、上記において使用した分散助剤1に代え
て分散助剤2〜分散助剤19を使用し、上記と同様
優れた効果が得られた。 実施例 2 カーボンブラツク顔料 20部 参考例1で得られた分散助剤1 6部 オフセツト平版インキ用調合ワニス 69部 合 計 95部 の配合にて三本ロールでカーボンブラツク顔料を
混練・分散した。カーボンブブラツク顔料はワニ
ス中に非常に良く分散した。 上記で得たカーボンブラツク顔料のワニス分散
物 95部 5%コバルトドライヤー 0.2部 8%マンガンドライヤー 1.0部 イソキソルベント 3.8部 合 計 100部 にて充分均一に混合・混練し、カーボンブラツク
インキを得た。これを用いてオフセツト印刷機に
て印刷し、黒度の高い墨色の印刷物を得た。ま
た、上記において使用した分散助剤1に代えて分
散助剤2〜分散助剤19を使用し上記と同様優れた
効果が得られた。 また、実施例で得られた黄色インキ、紅色イン
キおよび藍色インキに、上記で得た墨インキを加
えて、オフセツト平版用プロセス黄インキ、プロ
セス紅インキ、プロセス藍インキ、プロセス墨イ
ンキとして四色プロセス印刷を行ない、鮮明で美
麗な多色刷り印刷物が得られた。 実施例 3 実施例1で得られた銅フタロシアニンブルー顔
料のフラツシドカラー(純分83%) 6.5部 ルチル型チタン白 2.0部 速乾性スチレン化アルキツド樹脂 72.6部 キシロール 6.6部 ミネラルスピリツト 11.9部 6%ナフテン酸コバルト 0.3部 皮張り防止剤 0.1部 合 計 100部 の処方にて充分均一に混合・分散し、機械・車輛
等の金属材料用の常温乾燥型の青色の速乾エナメ
ルを得た。塗布したところ鮮明で美麗な塗装が行
なわれた。 次に、実施例1の銅フタロシアニンブルー顔料
に代えて、ジスアゾイエロー(C.I.ビグメントイ
エロー14)、4ーアミノフタルイミドをジアゾ化
してアセトアセトアニライドとカツプリングした
フアーストイエロー系顔料、ウオツチングレツド
(C.I.ビグメントレツド48)、カーミンFB(C.I.ビ
グメントレツド3)の顔料の水性濾過ケーキを使
用して実施例1と同様にしてフラツシングを行な
い各々の顔料のフラツシドカラーを得た。 これらは上記塗料の組成において銅フタロシア
ニン顔料に代えて使用し、各々の色の塗料が得ら
れ、鮮明で美麗な塗布板が得られた。 実施例 4 銅フタロシアニンブルー顔料(C.I.ビグメント
ブルー15−3)の乾燥粉砕顔料 10部 参考例1で得られた分散助剤1 2部 キシロール 13部 ブタノール 5部 合 計 30部 にて連続式横型媒体分散機にて分散させ、銅フタ
ロシアニンブルー顔料のキシロールブタノール混
合溶媒の分散液が得られた。 次いで以下の処方で塗料を調製した。 上記で得た銅フタロシアニンブルーおよび分散
剤1を含む溶剤分散液 3部 ルチル型チタン白 14部 熱可塑性アクリル樹脂 70部 トルオール 6.8部 キシロール 3.2部 ブタノール 2.2部 セロソルブ 0.8部 合 計 100部 これを自動車用アクリルラツカーエナメルとし
て使用して塗布し、鮮明で美麗な塗装が得られ
た。 また、上記において使用した分散剤1に代えて
分散剤2〜19を使用し、上記と同様優れた塗料が
得られた。
【表】
オキシ塩化リン 3
【表】
分の凡その平均分子量
【表】
オキシ塩化リン 3
【表】
ール
オキシ塩化リン 3
オキシ塩化リン 3
【表】
ール
オキシ塩化リン 3
* ()…使用資材の使用量(当量比)
()…生成したリン酸トリエステル主成
分の凡その平均分子量
これらは実施例1のリン酸トリエステルと同様
に顔料分散助剤、フラツシング助剤等として有用
に使用された。
オキシ塩化リン 3
* ()…使用資材の使用量(当量比)
()…生成したリン酸トリエステル主成
分の凡その平均分子量
これらは実施例1のリン酸トリエステルと同様
に顔料分散助剤、フラツシング助剤等として有用
に使用された。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 顔料および分散助剤を含有する顔料組成物に
おいて、該分散助剤が、下記一般式で表されるリ
ン酸エステル化合物であることを特徴とする顔料
組成物。 (但し、式中の−Xは、−A−R(式中の−A−
は、炭素数4〜30の炭化水素鎖を含むヒドロキシ
カルボン酸の自己縮合からなるポリエステルの残
基であり、その末端Rは、カルボキシル基または
該カルボキシル基とアルコールとのエステル基で
ある)であり、−Yおよび−Zは、−Xと同一であ
るかまたは炭素数4〜30の炭化水素鎖を含むヒド
ロキシカルボン酸の残基または該カルボン酸とア
ルコールとのエステルの残基あるいは炭素数1〜
30のアルコールの残基である。) 2 顔料を下記一般式で表されるリン酸エステル
化合物に、必要に応じ更に有機溶剤、固着剤樹
脂、合成樹脂、可塑剤を添加して処理することを
特徴とする顔料組成物の製造方法。 (但し、式中の−Xは、−A−R(式中の−A−
は、炭素数4〜30の炭化水素鎖を含むヒドロキシ
カルボン酸からなるポリエステルの残基であり、
その末端Rは、カルボキシル基または該カルボキ
シル基とアルコールとのエステル基である)であ
り、−Yおよび−Zは、−Xと同一であるかまたは
炭素数4〜30の炭化水素鎖を含むヒドロキシカル
ボン酸の残基または該カルボン酸とアルコールと
のエステルの残基あるいは炭素数1〜30のアルコ
ールの残基である。)
Priority Applications (11)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60033493A JPS61192727A (ja) | 1985-02-21 | 1985-02-21 | 顔料組成物およびその製造法 |
| JP60033492A JPS61194091A (ja) | 1985-02-21 | 1985-02-21 | リン酸エステル系顔料分散剤 |
| JP60106982A JPS61266472A (ja) | 1985-02-21 | 1985-05-21 | 顔料組成物およびその製造方法 |
| US06/824,576 US4698099A (en) | 1985-02-21 | 1986-01-23 | Pigment composition |
| CA000501035A CA1279140C (en) | 1985-02-21 | 1986-02-04 | Pigment composition |
| EP86101686A EP0192160B1 (en) | 1985-02-21 | 1986-02-10 | Pigment composition |
| DE86101686T DE3688401T2 (de) | 1985-02-21 | 1986-02-10 | Pigmentzusammensetzung. |
| AT86101686T ATE89301T1 (de) | 1985-02-21 | 1986-02-10 | Pigmentzusammensetzung. |
| AU65898/86A AU583963B2 (en) | 1985-02-21 | 1986-12-02 | Phosphoric ester compound |
| AU65899/86A AU591735B2 (en) | 1985-02-21 | 1986-12-02 | Pigment composition |
| AU65896/86A AU587660B2 (en) | 1985-02-21 | 1986-12-02 | Pigment composition |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60033493A JPS61192727A (ja) | 1985-02-21 | 1985-02-21 | 顔料組成物およびその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61192727A JPS61192727A (ja) | 1986-08-27 |
| JPH0257099B2 true JPH0257099B2 (ja) | 1990-12-04 |
Family
ID=12388079
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60033493A Granted JPS61192727A (ja) | 1985-02-21 | 1985-02-21 | 顔料組成物およびその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61192727A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP5092102B2 (ja) * | 2008-02-14 | 2012-12-05 | 名古屋市 | 共重合体及びその製造方法 |
| JP5127651B2 (ja) * | 2008-09-30 | 2013-01-23 | 富士フイルム株式会社 | 着色硬化性組成物、カラーフィルタ及びその製造方法、並びに固体撮像素子 |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5813209B2 (ja) * | 1978-06-19 | 1983-03-12 | 日本化学工業株式会社 | 粉粒体嵩密度調整剤 |
| US4183843A (en) * | 1978-09-20 | 1980-01-15 | Aluminum Company Of America | Phosphate ester coating on inorganic fillers for polyester resins |
| JPS608057B2 (ja) * | 1979-05-28 | 1985-02-28 | 旭化成株式会社 | 水分散性金属粉組成物 |
| JPS5857216B2 (ja) * | 1980-12-28 | 1983-12-19 | 互応化学工業株式会社 | 顔料分散剤 |
| JPS5910750B2 (ja) * | 1981-04-11 | 1984-03-10 | 岡山県 | 有機リン酸系化合物による改質無機粉体 |
| JPS57200428A (en) * | 1981-06-02 | 1982-12-08 | Kawaken Fine Chem Co Ltd | Surface modifier for powdered material having hydrophilic surface |
-
1985
- 1985-02-21 JP JP60033493A patent/JPS61192727A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61192727A (ja) | 1986-08-27 |
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