JPH025837B2 - - Google Patents
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- JPH025837B2 JPH025837B2 JP57087028A JP8702882A JPH025837B2 JP H025837 B2 JPH025837 B2 JP H025837B2 JP 57087028 A JP57087028 A JP 57087028A JP 8702882 A JP8702882 A JP 8702882A JP H025837 B2 JPH025837 B2 JP H025837B2
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C25—ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
- C25D—PROCESSES FOR THE ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PRODUCTION OF COATINGS; ELECTROFORMING; APPARATUS THEREFOR
- C25D11/00—Electrolytic coating by surface reaction, i.e. forming conversion layers
- C25D11/02—Anodisation
- C25D11/04—Anodisation of aluminium or alloys based thereon
- C25D11/18—After-treatment, e.g. pore-sealing
- C25D11/20—Electrolytic after-treatment
- C25D11/22—Electrolytic after-treatment for colouring layers
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Electrochemical Coating By Surface Reaction (AREA)
- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
Description
本発明はアルミニウム又はその合金(以下アル
ミニウム材という)上に任意模様の着色皮膜を形
成する方法に関し、さらに詳しくは一次電解処理
によつてアルミニウム材表面に形成された陽極酸
化皮膜上に、金属塩水溶液中において任意の模様
を任意の色調で電気的にプリントする方法に関す
るものである。 本発明のアルミニウム材に対する模様着色方法
は、常法による一次電解によつて先ずアルミニウ
ム材表面に陽極酸化皮膜を形成し、さらに金属塩
を含む水溶液中において、この一次電解処理後の
アルミニウム材と所望の模様状に形成した電極と
の間に交流電圧を印加する(二次電解処理)こと
によつてアルミニウム材表面に電極模様と同一の
模様転写部分とそれ以外の非模様転写部分を形成
することを基本工程とするものである。 本出願人はこのような基本工程を内容とするア
ルミニウム材に対する模様着色方法と、該基本工
程に続けてアルミニウム材に三次電解処理を施す
ことにより二次電解工程で発色形成された模様の
濃淡を逆転させることを内容とするアルミニウム
材に対する模様着色方法(以下逆転発色法とい
う)とについて既に特許出願している(特願昭55
−158411号)が、本発明者らはその後研究を重ね
た結果、前記基本工程後の三次電解処理におい
て、適切に通電条件を制御すれば模様の濃淡の逆
転のみに限らず、模様転写部分と非模様転写部分
の色調を広範囲に任意の濃淡差まで変化させるこ
とができるということを知見し、本発明に到達し
たものである。 即ち、本発明のアルミニウム材に対する模様着
色方法は上記基本工程に続いてさらに前記二次電
解処理後のアルミニウム材に金属塩を含む水溶液
中で三次電解処理を施して前記模様転写部分と非
模様転写部分のそれぞれの色調を任意の濃淡差ま
で変化させることを特徴とするものである。 続いて第1図に示す装置例を参照して本発明に
おける二次電解工程を説明すると、第1図におい
て符号1は電解槽、2は電解液、3は一次電解処
理によつて表面に陽極酸化皮膜を形成されたアル
ミニウム材、4は合成樹脂製のプリント基板4a
の上に電極用薄板金属4bを積層した版状電極部
材、5はアルミニウム材3と版状電極部材4間に
介装される透液性の薄膜状の絶縁体、6はアルミ
ニウム材3上に載置される重錘を示している。 上記装置例では電解液2として、NiSO4・
6H2OとH3BO2の水溶液(各濃度50g/)を常
温で使用し、さらに電極用金属4bとしてニツケ
ル、絶縁体5として厚さ0.1mmのシルク(絹布)
を使用し、アルミニウム材3と電極用金属4bと
の間に1A/dm2で交流電圧を印加するようにし
ている。 版状電極部材4は、所望の模様にエツチングし
たプリント基板4aにニツケルメツキ4bを施し
て形成されている。 重錘6はアルミニウム材3をできるだけ電極用
金属4bに近接させるためのもので第1図の装置
例ではこの重錘6によつて10Kg/dm2の圧力がア
ルミニウム材3に加えられるようにしている。 第1図の装置においてアルミニウム材3と電極
用金属4bの間に交流を通電したところ、電極用
金属4bの反転模様がアルミニウム材3の表面に
発色形成された。 第2図において符号Aは二次電解処理によつて
アルミニウム材3上に着色形成された模様転写部
分、Bは着色されなかつた非模様転写部分を示し
ている。 本発明ではこのように二次電解工程においてア
ルミニウム材3を版状電極部材4に強く押しつけ
ながら両者間に電圧を印加することが第1の要点
となつており、このようにすることによつてアル
ミニウム材3上に電極用金属4bの模様を鮮明に
転写することができるものである。 この場合、アルミニウム材3と電極用金属4b
間の絶縁体5は両者間の絶縁が破壊されない限り
薄い方がよく(厚さ0.1mm〜0.3mmが適当)、又重
錘6による押圧力も両者間の絶縁破壊が生じない
範囲で大きくする方がアルミニウム材3上に鮮明
な模様を形成することができる。 尚、本発明における二次電解処理は公知の電解
着色方法をそのまま利用して行うことができる。 本発明は上記の二次電解工程(基本工程)を経
たアルミニウム材3に適切な通電制御の下にさら
に三次電解処理を施して、二次電解工程において
アルミニウム材3上に着色された模様転写部分と
着色されなかつた非模様転写部分の色調を任意の
濃淡差まで変化させるものである。 第3図は陽極酸化皮膜を有するアルミニウム材
に交流によつて電解着色処理を施した場合におけ
る時間と着色濃度並びに印加電圧の関係を示すグ
ラフである。 第3図に示すようにアルミニウム材に電圧曲線
Xに沿つて電圧を印加すると当初は時間の経過と
ともに着色曲線Yに沿つて着色濃度Dが増加する
が時点Tmに至ると逆に着色濃度が低下する現象
が発生する。このような現象が発生する理由につ
いて本発明者らは次のように考える。 即ち、アルミニウム材3の表面に形成される陽
極酸化皮膜層には整流作用があり、印加電圧があ
る一定の電圧(逆転電圧)に達するまではアルミ
ニウム材3には一方向の電流のみが流れそれによ
つて金属粒子の析出が生じて着色されるのに対
し、印加電圧が逆耐電圧をこえるとアルミニウム
材3に逆方向の電流が流れてそれまでに析出して
いた金属粒子を再溶解の方向に作用する。この再
溶解の速度が金属粒子の析出速度をこえると脱色
が開始されるが、第3図において符号Vmはこの
脱色が開始されるときの電圧(以下、脱色電圧と
いう)を示している。 次に、本発明においてアルミニウム材3上に形
成されている模様転写部分Aと非模様転写部分B
の色調が変化する状況を次の2つの場合を例とし
て説明する。 第1例(第4図参照) この例では、二次電解時の電圧印加をVsから
Veまで単調に増加する電圧曲線Xに沿つて行い、
しかも二次電解時の脱色電圧Vmに達する前(時
点Te)に電圧Veにて二次電解を停止する。この
二次電解終了時の電圧Veを以下においては終点
電圧という。 このようにするとアルミニウム材3には着色曲
線Yに沿つて着色濃度Deまで着色された(点Pe)
模様転写部分Aと無着色の非模様転写部分Bが形
成される。 次にこの二次電解工程(模様転写工程)終了後
のアルミニウム材3に対して電圧曲線X′に沿つ
て電圧印加を行い三次電解処理を行う。この場
合、三次電解工程におけるスタート電圧Vs′は二
次電解工程での終点電圧Veよりも低電圧である
とする。 このような条件の下に三次電解処理が行われる
と、当初無着色状態であつた非模様転写部分Bは
三次電解の着色曲線Y′に沿つて電解着色が進行
するが、既に着色濃度Deまで着色されている模
様転写部分Aは印加電圧が二次電解工程での終点
電圧Veに達するまで(点Pbまで)は着色状態に
ほとんど変化がなく、印加電圧が該終点電圧Ve
に達した時点(Tb)から三次電解の着色曲線
Y′に近似した着色曲線Y″に沿つて点Pfまで着色
が進行し、三次電解終了時点(Tf)では模様転
写部分Aは点Pfまで着色が進行して着色濃度Df
に、又非模様転写部分Bは点Pf′まで着色が進行
して着色濃度Df′に着色される。 この第1例の場合は、二次電解及び三次電解を
いづれも脱色電圧(Vm,Vm′)以下の電圧で電
解処理しているが、このような場合は、模様転写
部分Aと非模様転写部分Bの着色濃度(Df,
Df′)の近似した色調が得られる。 第2例(第5図参照) この例は、二次電解工程において電圧曲線Xに
沿つて脱色電圧Vmより高い終点電圧Veまで電
圧印加を行い、着色曲線Y上の点Peまで模様転
写部分Aに電解着色を施すものである。この場合
は模様転写部分Aは既に脱色を開始している(着
色濃度De)。 このあと、三次電解工程において電圧曲線
X′に沿つて電圧を印加すると、二次電解工程に
おいて着色されなかつた非模様転写部分Bは着色
曲線Y′に沿つて着色されるが、二次電解工程に
おいて既に着色濃度Deまで着色されている模様
転写部分Aは印加電圧が二次電解工程での終点電
圧Veをこえた時点(Tb)から点Pe,Pb,Pfで
示すように着色曲線Y″に沿つて着色状態が変化
(脱色)する。 三次電解工程の終了時点Tfでは非模様転写部
分Bは着色曲線Y′上の点Pf′にあつて着色濃度
Df′に着色されているが、模様転写部分Aは着色
曲線Y″の点Pbから点Pfまで脱色が進行して最終
着色濃度Dfの状態となつている。即ち、この第
2例の場合は二次電解時における模様転写部分A
と非模様転写部分Bの着色濃度が逆転した状態と
なつている。 尚、本発明における三次電解処理は二次電解槽
と異なる他の電解槽で行つても、又そのまま二次
電解槽においてアルミニウム材3から版状電極部
材4を離間させる方法で行つてもよい。 以上の2例に示すように本発明では二次電解処
理によつて版状電極部材の模様を転写されたアル
ミニウム材にさらに適宜の通電条件の下に三次電
解処理を施すことにより模様転写部分と非模様転
写部分の色調を任意の濃淡差まで変化させること
ができるものであり、それによつて1種類の版状
電極部材でもつて多種多様な色調をもつ装飾アル
ミニウム材を製造し得るものである。 次に本発明における二次電解工程を実施するた
めの他の装置例について説明すると、第1図の装
置例ではアルミニウム材3と電極用金属4bとの
間には1種類の電圧しか印加されていないが、本
発明では第6図に示すように二次電解工程におい
て電極用金属4bの模様を複数のブロツク(第6
図では2つのブロツクM,N)に分割し、各ブロ
ツクごとに異なる電源(第6図では2つの電源
Em,En)から電圧を印加するようにすることも
できる。この場合、各電源Em,Enごとに電圧を
異ならしめてもよく、あるいは通電時間を異なら
しめてもよい。 このように、各模様ブロツクごとに印加する電
源の条件を異ならしめてやるとそれぞれの模様ブ
ロツクM,Nが異なる色調でアルミニウム材3側
に転写されさらに一層意匠感の向上した製品を得
ることができる。 次に本発明の具体的実施例を記載する。 実施例 使用アルミニウム材 A1050アルミニウム板 一次電解処理 (1) 電解液 10%リン酸液(35℃→42℃) (2) 対極板 A1100アルミニウム板 (3) 通電条件 1A/dm2×40分 二次電解処理 (1) 電解液 NiSO4・6H2O 50g/+H3BO3
50g/の水溶液(25℃) (2) 版電極 エツチングプリント基板に模様状に
ニツケルメツキを施したもの (3) 絶縁体 シルク (4) 通電条件
ミニウム材という)上に任意模様の着色皮膜を形
成する方法に関し、さらに詳しくは一次電解処理
によつてアルミニウム材表面に形成された陽極酸
化皮膜上に、金属塩水溶液中において任意の模様
を任意の色調で電気的にプリントする方法に関す
るものである。 本発明のアルミニウム材に対する模様着色方法
は、常法による一次電解によつて先ずアルミニウ
ム材表面に陽極酸化皮膜を形成し、さらに金属塩
を含む水溶液中において、この一次電解処理後の
アルミニウム材と所望の模様状に形成した電極と
の間に交流電圧を印加する(二次電解処理)こと
によつてアルミニウム材表面に電極模様と同一の
模様転写部分とそれ以外の非模様転写部分を形成
することを基本工程とするものである。 本出願人はこのような基本工程を内容とするア
ルミニウム材に対する模様着色方法と、該基本工
程に続けてアルミニウム材に三次電解処理を施す
ことにより二次電解工程で発色形成された模様の
濃淡を逆転させることを内容とするアルミニウム
材に対する模様着色方法(以下逆転発色法とい
う)とについて既に特許出願している(特願昭55
−158411号)が、本発明者らはその後研究を重ね
た結果、前記基本工程後の三次電解処理におい
て、適切に通電条件を制御すれば模様の濃淡の逆
転のみに限らず、模様転写部分と非模様転写部分
の色調を広範囲に任意の濃淡差まで変化させるこ
とができるということを知見し、本発明に到達し
たものである。 即ち、本発明のアルミニウム材に対する模様着
色方法は上記基本工程に続いてさらに前記二次電
解処理後のアルミニウム材に金属塩を含む水溶液
中で三次電解処理を施して前記模様転写部分と非
模様転写部分のそれぞれの色調を任意の濃淡差ま
で変化させることを特徴とするものである。 続いて第1図に示す装置例を参照して本発明に
おける二次電解工程を説明すると、第1図におい
て符号1は電解槽、2は電解液、3は一次電解処
理によつて表面に陽極酸化皮膜を形成されたアル
ミニウム材、4は合成樹脂製のプリント基板4a
の上に電極用薄板金属4bを積層した版状電極部
材、5はアルミニウム材3と版状電極部材4間に
介装される透液性の薄膜状の絶縁体、6はアルミ
ニウム材3上に載置される重錘を示している。 上記装置例では電解液2として、NiSO4・
6H2OとH3BO2の水溶液(各濃度50g/)を常
温で使用し、さらに電極用金属4bとしてニツケ
ル、絶縁体5として厚さ0.1mmのシルク(絹布)
を使用し、アルミニウム材3と電極用金属4bと
の間に1A/dm2で交流電圧を印加するようにし
ている。 版状電極部材4は、所望の模様にエツチングし
たプリント基板4aにニツケルメツキ4bを施し
て形成されている。 重錘6はアルミニウム材3をできるだけ電極用
金属4bに近接させるためのもので第1図の装置
例ではこの重錘6によつて10Kg/dm2の圧力がア
ルミニウム材3に加えられるようにしている。 第1図の装置においてアルミニウム材3と電極
用金属4bの間に交流を通電したところ、電極用
金属4bの反転模様がアルミニウム材3の表面に
発色形成された。 第2図において符号Aは二次電解処理によつて
アルミニウム材3上に着色形成された模様転写部
分、Bは着色されなかつた非模様転写部分を示し
ている。 本発明ではこのように二次電解工程においてア
ルミニウム材3を版状電極部材4に強く押しつけ
ながら両者間に電圧を印加することが第1の要点
となつており、このようにすることによつてアル
ミニウム材3上に電極用金属4bの模様を鮮明に
転写することができるものである。 この場合、アルミニウム材3と電極用金属4b
間の絶縁体5は両者間の絶縁が破壊されない限り
薄い方がよく(厚さ0.1mm〜0.3mmが適当)、又重
錘6による押圧力も両者間の絶縁破壊が生じない
範囲で大きくする方がアルミニウム材3上に鮮明
な模様を形成することができる。 尚、本発明における二次電解処理は公知の電解
着色方法をそのまま利用して行うことができる。 本発明は上記の二次電解工程(基本工程)を経
たアルミニウム材3に適切な通電制御の下にさら
に三次電解処理を施して、二次電解工程において
アルミニウム材3上に着色された模様転写部分と
着色されなかつた非模様転写部分の色調を任意の
濃淡差まで変化させるものである。 第3図は陽極酸化皮膜を有するアルミニウム材
に交流によつて電解着色処理を施した場合におけ
る時間と着色濃度並びに印加電圧の関係を示すグ
ラフである。 第3図に示すようにアルミニウム材に電圧曲線
Xに沿つて電圧を印加すると当初は時間の経過と
ともに着色曲線Yに沿つて着色濃度Dが増加する
が時点Tmに至ると逆に着色濃度が低下する現象
が発生する。このような現象が発生する理由につ
いて本発明者らは次のように考える。 即ち、アルミニウム材3の表面に形成される陽
極酸化皮膜層には整流作用があり、印加電圧があ
る一定の電圧(逆転電圧)に達するまではアルミ
ニウム材3には一方向の電流のみが流れそれによ
つて金属粒子の析出が生じて着色されるのに対
し、印加電圧が逆耐電圧をこえるとアルミニウム
材3に逆方向の電流が流れてそれまでに析出して
いた金属粒子を再溶解の方向に作用する。この再
溶解の速度が金属粒子の析出速度をこえると脱色
が開始されるが、第3図において符号Vmはこの
脱色が開始されるときの電圧(以下、脱色電圧と
いう)を示している。 次に、本発明においてアルミニウム材3上に形
成されている模様転写部分Aと非模様転写部分B
の色調が変化する状況を次の2つの場合を例とし
て説明する。 第1例(第4図参照) この例では、二次電解時の電圧印加をVsから
Veまで単調に増加する電圧曲線Xに沿つて行い、
しかも二次電解時の脱色電圧Vmに達する前(時
点Te)に電圧Veにて二次電解を停止する。この
二次電解終了時の電圧Veを以下においては終点
電圧という。 このようにするとアルミニウム材3には着色曲
線Yに沿つて着色濃度Deまで着色された(点Pe)
模様転写部分Aと無着色の非模様転写部分Bが形
成される。 次にこの二次電解工程(模様転写工程)終了後
のアルミニウム材3に対して電圧曲線X′に沿つ
て電圧印加を行い三次電解処理を行う。この場
合、三次電解工程におけるスタート電圧Vs′は二
次電解工程での終点電圧Veよりも低電圧である
とする。 このような条件の下に三次電解処理が行われる
と、当初無着色状態であつた非模様転写部分Bは
三次電解の着色曲線Y′に沿つて電解着色が進行
するが、既に着色濃度Deまで着色されている模
様転写部分Aは印加電圧が二次電解工程での終点
電圧Veに達するまで(点Pbまで)は着色状態に
ほとんど変化がなく、印加電圧が該終点電圧Ve
に達した時点(Tb)から三次電解の着色曲線
Y′に近似した着色曲線Y″に沿つて点Pfまで着色
が進行し、三次電解終了時点(Tf)では模様転
写部分Aは点Pfまで着色が進行して着色濃度Df
に、又非模様転写部分Bは点Pf′まで着色が進行
して着色濃度Df′に着色される。 この第1例の場合は、二次電解及び三次電解を
いづれも脱色電圧(Vm,Vm′)以下の電圧で電
解処理しているが、このような場合は、模様転写
部分Aと非模様転写部分Bの着色濃度(Df,
Df′)の近似した色調が得られる。 第2例(第5図参照) この例は、二次電解工程において電圧曲線Xに
沿つて脱色電圧Vmより高い終点電圧Veまで電
圧印加を行い、着色曲線Y上の点Peまで模様転
写部分Aに電解着色を施すものである。この場合
は模様転写部分Aは既に脱色を開始している(着
色濃度De)。 このあと、三次電解工程において電圧曲線
X′に沿つて電圧を印加すると、二次電解工程に
おいて着色されなかつた非模様転写部分Bは着色
曲線Y′に沿つて着色されるが、二次電解工程に
おいて既に着色濃度Deまで着色されている模様
転写部分Aは印加電圧が二次電解工程での終点電
圧Veをこえた時点(Tb)から点Pe,Pb,Pfで
示すように着色曲線Y″に沿つて着色状態が変化
(脱色)する。 三次電解工程の終了時点Tfでは非模様転写部
分Bは着色曲線Y′上の点Pf′にあつて着色濃度
Df′に着色されているが、模様転写部分Aは着色
曲線Y″の点Pbから点Pfまで脱色が進行して最終
着色濃度Dfの状態となつている。即ち、この第
2例の場合は二次電解時における模様転写部分A
と非模様転写部分Bの着色濃度が逆転した状態と
なつている。 尚、本発明における三次電解処理は二次電解槽
と異なる他の電解槽で行つても、又そのまま二次
電解槽においてアルミニウム材3から版状電極部
材4を離間させる方法で行つてもよい。 以上の2例に示すように本発明では二次電解処
理によつて版状電極部材の模様を転写されたアル
ミニウム材にさらに適宜の通電条件の下に三次電
解処理を施すことにより模様転写部分と非模様転
写部分の色調を任意の濃淡差まで変化させること
ができるものであり、それによつて1種類の版状
電極部材でもつて多種多様な色調をもつ装飾アル
ミニウム材を製造し得るものである。 次に本発明における二次電解工程を実施するた
めの他の装置例について説明すると、第1図の装
置例ではアルミニウム材3と電極用金属4bとの
間には1種類の電圧しか印加されていないが、本
発明では第6図に示すように二次電解工程におい
て電極用金属4bの模様を複数のブロツク(第6
図では2つのブロツクM,N)に分割し、各ブロ
ツクごとに異なる電源(第6図では2つの電源
Em,En)から電圧を印加するようにすることも
できる。この場合、各電源Em,Enごとに電圧を
異ならしめてもよく、あるいは通電時間を異なら
しめてもよい。 このように、各模様ブロツクごとに印加する電
源の条件を異ならしめてやるとそれぞれの模様ブ
ロツクM,Nが異なる色調でアルミニウム材3側
に転写されさらに一層意匠感の向上した製品を得
ることができる。 次に本発明の具体的実施例を記載する。 実施例 使用アルミニウム材 A1050アルミニウム板 一次電解処理 (1) 電解液 10%リン酸液(35℃→42℃) (2) 対極板 A1100アルミニウム板 (3) 通電条件 1A/dm2×40分 二次電解処理 (1) 電解液 NiSO4・6H2O 50g/+H3BO3
50g/の水溶液(25℃) (2) 版電極 エツチングプリント基板に模様状に
ニツケルメツキを施したもの (3) 絶縁体 シルク (4) 通電条件
【表】
※ 尚、電圧印加方法はいづれもソフトスター
ト方法による。 三次電解処理 (1) 電解液 二次電解液と同じ (2) 対極板 グラフアイト板 (3) 通電条件 No.1ないしNo.4の各試料とも、電圧0→50V、
通電時間=20秒、ソフトスタート方式で逆耐電圧
以上とした。 所 見 No.1ないしNo.4の各試料は三次電解処理によつ
ていづれも模様転写部分と非模様転写部分の色調
の濃淡がそれぞれ異なる濃淡差で変化した。その
うち、二次電解工程での終点電圧が逆耐電圧以下
であつた試料No.1は模様転写部分と非模様転写部
分の色調の濃淡が逆転するに至らなかつたが、そ
の他の試料No.2,No.3,No.4は三次電解工程にお
いて模様転写部分に脱色がみられ、結果的に模様
転写部分と非模様転写部分に色調の濃淡の逆転が
みられた。
ト方法による。 三次電解処理 (1) 電解液 二次電解液と同じ (2) 対極板 グラフアイト板 (3) 通電条件 No.1ないしNo.4の各試料とも、電圧0→50V、
通電時間=20秒、ソフトスタート方式で逆耐電圧
以上とした。 所 見 No.1ないしNo.4の各試料は三次電解処理によつ
ていづれも模様転写部分と非模様転写部分の色調
の濃淡がそれぞれ異なる濃淡差で変化した。その
うち、二次電解工程での終点電圧が逆耐電圧以下
であつた試料No.1は模様転写部分と非模様転写部
分の色調の濃淡が逆転するに至らなかつたが、そ
の他の試料No.2,No.3,No.4は三次電解工程にお
いて模様転写部分に脱色がみられ、結果的に模様
転写部分と非模様転写部分に色調の濃淡の逆転が
みられた。
第1図は本発明の実施に際して使用される二次
電解処理用装置例の説明図、第2図は第1図の装
置によつて模様転写されたアルミニウム材の平面
図、第3図は交流による電解着色時における通電
時間と着色濃度、電圧の関係を示すグラフ、第4
図及び第5図は本発明の方法にしたがつて行われ
た二次電解処理及び三次電解処理によつて着色濃
度が変化することを説明するためのグラフ、第6
図は本発明の他の実施例において使用される二次
電解処理用装置の説明図である。 1……電解槽、2……電解液、3……アルミニ
ウム材、4……版状電極部材、5……絶縁体、6
……重錘、A……模様転写部分、B……非模様転
写部分。
電解処理用装置例の説明図、第2図は第1図の装
置によつて模様転写されたアルミニウム材の平面
図、第3図は交流による電解着色時における通電
時間と着色濃度、電圧の関係を示すグラフ、第4
図及び第5図は本発明の方法にしたがつて行われ
た二次電解処理及び三次電解処理によつて着色濃
度が変化することを説明するためのグラフ、第6
図は本発明の他の実施例において使用される二次
電解処理用装置の説明図である。 1……電解槽、2……電解液、3……アルミニ
ウム材、4……版状電極部材、5……絶縁体、6
……重錘、A……模様転写部分、B……非模様転
写部分。
Claims (1)
- 1 アルミニウム又はアルミニウム合金に常法に
よる一次電解処理を施して陽極酸化皮膜を形成し
た後、金属塩を含む水溶液中で前記アルミニウム
又はアルミニウム合金と模様状電極とを近接対置
させ且つ該アルミニウム又はアルミニウム合金に
二次電解処理を施して該アルミニウム又はアルミ
ニウム合金の表面に前記模様状電極の模様転写部
分とそれ以外の非模様転写部分を形成するととも
に、さらに前記二次電解処理後のアルミニウム又
はアルミニウム合金に金属塩を含む水溶液中で三
次電解処理を施して前記模様転写部分と非模様転
写部分のそれぞれの色調を任意の濃淡差まで変化
させることを特徴とするアルミニウム又はアルミ
ニウム合金に対する模様着色方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57087028A JPS58204200A (ja) | 1982-05-20 | 1982-05-20 | アルミニウム又はアルミニウム合金に対する模様着色方法 |
| US06/445,633 US4445981A (en) | 1982-05-20 | 1982-11-30 | Method of forming colored pattern on the surface of aluminum or aluminum alloy |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57087028A JPS58204200A (ja) | 1982-05-20 | 1982-05-20 | アルミニウム又はアルミニウム合金に対する模様着色方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58204200A JPS58204200A (ja) | 1983-11-28 |
| JPH025837B2 true JPH025837B2 (ja) | 1990-02-06 |
Family
ID=13903494
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57087028A Granted JPS58204200A (ja) | 1982-05-20 | 1982-05-20 | アルミニウム又はアルミニウム合金に対する模様着色方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4445981A (ja) |
| JP (1) | JPS58204200A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3917183A1 (de) * | 1989-05-26 | 1990-11-29 | Happich Gmbh Gebr | Verfahren zum herstellen von farbigen oberflaechen auf teilen aus aluminium oder aluminiumlegierungen sowie teile aus aluminium oder einer aluminiumlegierung |
| IL120866A0 (en) * | 1997-05-20 | 1997-09-30 | Micro Components Systems Ltd | Process for producing an aluminum substrate |
| IL127256A (en) | 1998-11-25 | 2002-09-12 | Micro Components Ltd | Device for electronic packaging, a process for manufacturing thereof, and a pin jig fixture for use in the process |
| TWI449812B (zh) * | 2011-08-10 | 2014-08-21 | Chenming Mold Ind Corp | 漸層陽極表面處理方法 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US2306082A (en) * | 1940-04-27 | 1942-12-22 | Clarence O Prest | Method for line or design reproduction by electrolysis |
| US3654117A (en) * | 1966-11-14 | 1972-04-04 | Mallory & Co Inc P R | Electrode stencil for anodic printing |
| US3619385A (en) * | 1968-02-05 | 1971-11-09 | Nadezhda Vasilievna Rjumshina | Process for manufacturing an article with a polychrome picture imposed on the surface thereof |
| CA1106795A (en) * | 1975-06-27 | 1981-08-11 | Toshihiko Sato | Coloured pattern on anodized aluminium article with shade differences |
-
1982
- 1982-05-20 JP JP57087028A patent/JPS58204200A/ja active Granted
- 1982-11-30 US US06/445,633 patent/US4445981A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US4445981A (en) | 1984-05-01 |
| JPS58204200A (ja) | 1983-11-28 |
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