JPH0260202B2 - - Google Patents

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JPH0260202B2
JPH0260202B2 JP20758786A JP20758786A JPH0260202B2 JP H0260202 B2 JPH0260202 B2 JP H0260202B2 JP 20758786 A JP20758786 A JP 20758786A JP 20758786 A JP20758786 A JP 20758786A JP H0260202 B2 JPH0260202 B2 JP H0260202B2
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JP20758786A
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Yukio Matsunaga
Masahiko Sato
Shoichi Nishi
Sumuto Iwai
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Mitsui High Tec Inc
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Mitsui High Tec Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は積層鉄心製造用順送り金型装置におけ
る自動積厚管理装置に関する。
〔従来の技術〕
第1図は積層鉄心製造用順送り金型装置の一例
を示す断面図である。この金型装置は、第1ステ
ーシヨンから第5ステーシヨンを有し、第1
ステーシヨンでは第2図に示すように、ストリ
ツプ1にスキユー用逃げ丸孔2とパイロツト孔3
を穿設し、第2ステーシヨンでは軸孔4とロー
タスロツト5を穿設する。第3ステーシヨンで
はスキユー用逃げ丸孔2に通じる切起し突起抜き
跡孔6と切起し突起7(第3図a,b参照)を形
成するとともに、第4図a,bに示すように、切
起し突起7を抜き落した切起し突起相当の孔6a
を所定の枚数ごとに形成する。第4ステーシヨン
では金型構造上、強度を保持するための遊びの
ステーシヨンで加工は行なわず、第5ステーシヨ
ンではダイ8内に積層鉄心片9の外形抜きとか
しめ及びスキユー加工を行なう。
第3ステーシヨンにおけるパンチ10は、第
5図に略示してあるように、下端刃先10aが切
起し突起7の形成に必要な形状に形成され、基部
となる上端部はパンチホルダ11内に臨むカム部
12に形成されている。このカム部12はテーパ
カムであつて、パンチホルダ11に取付けられた
ソレノイド13によつて進退駆動されるカム14
に常時接触状態にある。上下動するパンチホルダ
11が最下端まで下降したときパンチ10の刃先
10aがストリツプ1を押えているストリツパ1
5の下面から突出させられる量は、切起し突起7
と孔6の形成時には、切起し突起7がストリツプ
1の板厚を越えない突出量となるよう保たれてい
るが、孔6aの形成時にはストリツプ1の板厚の
2倍以上の突出量となる(第6図、第7図参照)。
この突出量の変更は、前記カム14の変位によ
つてパンチ10に与えられる。パンチ10の突出
量を増大する時期は、1個の積層鉄心に必要な積
層鉄心片9の枚数分だけプレスストロークしたと
きである。
第5ステーシヨンでは、プレスストロークごと
にパンチ16は上記切起し突起7のある積層鉄心
片9を、第2図に示す仮想線17で示す部分から
ダイ8内に打抜き、その際ダイ8はスキユー量相
当だけ回転させられる。なお、ここではその詳細
な説明は省略する。
一方、ダイ8内にはシリンダ18が設けられて
いる。このシリンダ18はパンチ16による打抜
きかしめ時における受け圧を発生し、かしめ毎に
積層鉄心片9の板厚相当量づつ降下し、また積層
鉄心片9が所定枚数積層されてなる製品を取り出
す際には、取出位置まで降下する。シリンダ18
が取出位置まで降下すると、別のシリンダ19に
よつてシリンダ18上の製品を押し出す。
上記構成の金型装置は、所定枚数ごとに積層鉄
心9に非結合用の孔6a(第4図)を形成するこ
とにより製品の積厚を管理しているため、ストリ
ツプ1の板厚偏差により製品の積厚にばらつきが
生じるといつた問題がある。因みに、電気機器用
に使用される電磁鋼板は、その板厚がJIS規格に
おいて±10%の公差が許容されているため、積層
鉄心の積厚に最大20%のばらつきが生じる。ま
た、通常の積層鉄心は50枚乃至100枚の鉄心片を
積み重ねて形成されるものであるから、板厚0.5
mmのストリツプを使用し、100枚重ねによる50mm
厚の製品を製造する場合、最大10mmのばらつきが
生じ、プラス誤差の製品であると1個の製品にお
いて10枚の余分な積層鉄心片を結合してしまうこ
とになる。この無駄は、単に経済的損失を招いて
いるだけではなく、製品の精度や特性が安定しな
いという悪影響を及ぼしている。
これに対し、ダイ8内に抜き込まれた積層鉄心
片9が所望の積厚となつたときのシリンダ18の
降下位置を近接スイツチにより検出し、これによ
つて積層鉄心片9に非結合用の孔6aを形成する
ことにより製品の積厚を管理するようにした装置
がある(特願昭59−70542)。
一般に、近接スイツチは高い精度で所望の位置
を検出するように取り付けることは困難である
が、上記装置は特にこの点を解決した点に特徴を
有するものである。
すなわち、所望の積厚となつたときのシリンダ
18の降下位置よりも近接スイツチの取付位置誤
差程度(1〜2mm)だけ上方の位置を検出するよ
うに近接スイツチを取り付け、この近接スイツチ
がオンになるとカツト信号を出力し、パンチ10
の突出量を増大させて非結合用の孔6aを形成す
る。なお、非結合用の孔6aを形成するステーシ
ヨンは第3ステーシヨンであり、積層鉄心片を
積層するステーシヨンは第5ステーシヨンであ
るため、上記カツト信号を出力してから非結合用
の孔6aを有する分離用の積層鉄心片を積層する
までに該分離用の積層鉄心片を含む3枚の積層鉄
心片が積層される。したがつて、前記所望の積厚
は、製品1個の積厚よりも3板の板厚分だけ小さ
い値をとるようにしている。
そして、上記のようにして積層された鉄心の積
厚を実測し、正常な製品1個の積厚との差を求
め、次回よりこの差に相当する枚数の積層鉄心片
を更に積層するようにする。すなわち、近接スイ
ツチがオンしてから上記枚数分のプレスストロー
ク後にカツト信号を出力するようにしている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来装置は、枚数管理のみによつて製品の
積厚を管理する装置よりも、管理する枚数を少な
くすることができるため、それだけ積厚の誤差を
小さくすることができるが、前記近接スイツチが
オンしてからカツト信号を出力するまでの枚数
と、カツト信号を出力してから分離用の積層鉄心
片が積層されるまでの枚数(第1図の金型装置の
場合は3枚)との合計の枚数に対してはその枚数
分の積厚は計測していないため、場合によつては
±1枚分の積厚誤差が発生する虞がある。
また、積厚の異なる製品を製造する場合、近接
スイツチの取付位置の変更および近接スイツチが
オンしてからカツト信号を出力するまでのプレス
ストローク数の算出を行なわなければならず、容
易に対応することができない。
本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、積
層鉄心の積厚の誤差を積層鉄心片1枚の板厚内に
収めることができる積層鉄心製造用順送り金型装
置における自動積厚管理装置を提供することを目
的とする。
〔問題点を解決するための手段および作用〕
本発明によれば、ダイ内に抜き込まれる積層鉄
心片に対して下から当接するロツドを設け、この
ロツドの位置をリニアスケールによつて連続的に
検出し、このリニアスケールの検出出力に基づい
て前記ロツドの位置が積層鉄心1個分の積層厚に
関連した所定量だけ下降したことを検出し、この
検出時に分離用の積層鉄心片(非結合用の孔)を
形成するためのカツト信号を出力するようにして
いる。
〔実施例〕
以下、本発明を添付図面を参照して詳細に説明
する。
第8図は本発明に係る金型装置の第5ステーシ
ヨンを示すもので、積層鉄心片がダイ8内に抜き
込まれていない初期状態に関して示している。
同図において、シリンダ20はパンチ16によ
つて位置8内に抜き込まれる積層鉄心片を下から
受け止める両ロツドシリンダであつて、かしめ時
の受け圧を発生するとともに、製品の取り出し時
に昇降動作を行なう。
シリンダ20の下側のロツドにはラツク21が
配設され、金型装置の所定位置にはラツク21と
噛合するピニオン22が固設されている。また、
このピニオン22の回転軸にはインクリメンタル
エンコーダ23が設けられている。したがつて、
インクリメンタルエンコーダ23から出力される
パルス信号を計数することにより、シリンダ20
の上下方向の移動量を連続的に検出することがで
きる。
なお、シリンダ20の受け台には、所定の押圧
力が加わつたことを検出する近接スイツチ24が
設けられている。
第9図は本発明に係る自動積厚管理装置の一実
施例を示すブロツク図である。同図において、位
相検出回路30は、プレスストローク信号(第1
0図a)を入力し、例えばプレスが上死点に達す
る毎にパルス信号をカウンタ31に出力する。カ
ウンタ31は初期状態では0リセツトされてお
り、その後入力するパルス信号を計数し、その計
数値を示す信号を一致検出回路32に出力する。
一致検出回路32の他の入力には、枚数設定器
33から所定枚数を示す信号が加えられており、
一致検出回路32は2入力信号が一致すると、一
致信号を切替スイツチ34の接点34aに出力す
る。なお、枚数設定器33には、製品1個分の積
厚に必要な積層鉄心片の積層枚数が予め設定され
ている。
いま、切替スイツチ34の可動接片34cが接
点34aに接続されている場合には、前記一致検
出回路32からの一致信号は切替スイツチ34を
介して出力回路35に加えられる。出力回路35
は上記一致信号を受入して積層鉄心片9に非結合
用の孔6aを形成するためのカツト信号を出力す
る。このカツト信号は、第5図に示すソレノイド
13を付勢し、パンチ10の突出量を変更させ
る。
このように、切替スイツチ34の可動接片34
cが接点34aに接続されている場合には、積層
鉄心の積厚を枚数管理によつて決定する従来の制
御方式と同様な制御が行なわれる。
一方、リニアスケール40は、前述したインク
リメンタルエンコーダ23とアツプダウンカウン
タ41とから構成されている。アツプダウンカウ
ンタ41はインクリメンタルエンコーダ23から
入力するパルス信号を計数し、その計数値を示す
信号を演算回路46に出力する。
なお、アツプダウンカウンタ41のリセツト入
力には遅延回路43からの信号が加えられるよう
になつている。この遅延回路43は切替スイツチ
34から出力される一致信号を受入し、これをプ
レスストロークの3ストローク相当の時間だけ遅
延させて出力する。上記3ストロークは、一致信
号(カツト信号)が出力されて積層鉄心片9に非
結合用の孔6aが第3ステーシヨンで形成さ
れ、この積層鉄心片が第5ステーシヨンで打ち
抜かれ積層されるまでのストローク数を意味し、
したがつてこのストローク数は、非結合用の孔6
aを形成するステーシヨンと積層鉄心片を打ち抜
くステーシヨンとのステーシヨン位置間が変化す
れば、これにともなつて変化する。
アツプダウンカウンタ41は上記のように遅延
回路43からの信号によつて0リセツトされるた
め、アツプダウンカウンタ41の計数値は、ダイ
内に非結合用の孔6aが形成された積層鉄心片が
積層されたときのシリンダ位置を基準とし、この
基準からのシリンダ20の昇降量を示す。
メモリ45には、前回取り出された製品の実測
値が記憶されるようになつており、演算回路46
の他の入力にはメモリ45からの実測値を示す信
号が加えられている。なお、メモリ45の詳細に
ついては後述する。
演算回路46は上記2入力信号に基づいて抜き
かけの製品の高さを算出し、この高さを示す信号
を一致検出回路42に出力する。
すなわち、第13図aはダイ内に非結合用の孔
6aが形成された積層鉄心片が積層されたときの
状態を示し、第13図bは製品を取り出したの
ち、再びシリンダを上昇させた状態を示す。これ
らの図からも明らかなように、シリンダ20の基
準からの昇降量eはアツプダウンカウンタ41の
計数値によつて示される。そして、抜きかけの製
品の高さhは、前記昇降量e及び取り出された製
品の実測値c(メモリ45に記憶されている)と
に基づいて、 h=c−e …(1) によつて表わされる。前記演算回路46は上記第
(1)式の演算を行なうものである。
一致検出回路42の他の入力には、積厚設定器
44から所定積厚を示す信号が加えられ、またそ
のイネーブル端子ENには近接スイツチ24から
の信号が加えられている。一致検出回路42は近
接スイツチ24がオンしているとき(第10図
b)のみ動作可能となり、このとき2入力信号が
一致すると、一致信号を切替スイツチ34の接点
34bに出力する。なお、積層設定器44に設定
される所定に積厚は、製品1個分の積厚よりも積
層鉄心片3枚分の積厚だけ小さい値である。これ
は、前述したようにカツト信号が出力されたの
ち、非結合用の孔6aが形成された積層鉄心片が
積層されるまで、この積層鉄心片を含む3枚の積
層鉄心片が更に積層されるからである。
ここで、上記一致検出回路42は、説明を簡単
にするために演算回路46によつて算出された値
と積厚設定器44の設定積厚とが一致したとき一
致信号を出力するようにしたが、積厚設定器44
によつて設定される積厚には所定の許容範囲があ
り、演算回路46の算出値がこの許容範囲内に入
ると一致信号を出力する。
すなわち、カツト信号を出力したのち、3枚の
積層鉄心片が積層されて1個の製品が完成される
ので、積層鉄心片の板厚をtとし、その公差を±
10%とし、またカツト信号を出力した時の積厚を
Xmmとすると、製品1個の積厚H′は、次式、 X+2.7t≦H′≦X+3.3t …(2) の範囲内に入る。ここで、この積厚H′が所望の
積厚Hに対して±tの範囲内に入るための条件
は、上記第(2)式より、 H−t≦X+2.7t、かつX+3.3t≦H+t …(3) となる。上記第(3)式を整理すると、 H−3.7t≦X≦H−2.3t …(4) となる。したがつて、Xが上記(4)式の範囲内に入
つたときにカツト信号を出力すればよい。いま、
H=30mm、t=0.5mmとし、これを第(4)式に代入
すると、次式、 28.15mm≦X≦28.85mm …(5) となる。これは、t±10%の範囲を十分含んでお
り、この期間にカツト信号を出力することは可能
である。逆に、所望の積厚Hに対し実際の積厚
H′が±tの範囲内に入るようにその積厚を管理
することができる。
なお、積層鉄心片の板厚tは、前述したリニア
スケール40の出力に基づいて以下のようにして
求めることができる。
すなわち、第15図に示すように所定のプレス
ストローク数毎の積厚h1、h2、h3をリニアスケー
ル40で測定し、これらの積厚h1、h2、h3を上記
プレスストローク数で除算することによりそれぞ
れ平均板厚1、2、3を求める。
これらの平均板厚1、2、3及びその平均
板厚を求めた製品中の高さとに基づいて平均板厚
の製品高さに関する関数(例えば2次関数)を求
め(第16図参照)、この関数から所望の製品高
さ近傍における平均板厚を予測する。このよう
にして求めた平均板厚を前記積層鉄心片の板厚
tとする。
また、メモリ45は遅延回路43の出力信号に
よつてアツプダウンカウンタ41がリセツトされ
る直前の演算回路46の演算値、すなわち製品1
個の積厚の実測値を記憶する。
次に、本発明装置の作用について説明する。
第8図に示すように、ダイ8内に積層鉄心が打
ち抜かれていない状態から例えば積厚30mm(スト
リツプ1の板厚0.5mm)の積層鉄心を製造する場
合について説明する。
シリンダ20の受け台の最上位置は、第8図に
示すようにパンチ16との干渉を回避するために
パンチ16の最下位置よりも下方に位置してい
る。したがつて、積層鉄心片の抜き始めはシリン
ダ20の受け台上に積層鉄心片が載らず、シリン
ダ20のピストンロツドは降下しない。
この場合には、シリンダ20のピストンロツド
の降下量によつて製品の積厚管理ができないた
め、積層枚数を管理することによつて積厚を管理
する。
すなわち、第9図において、カウンタ31を0
リセツトし、切替スイツチ34の可動接片34c
を接点34aに接続する。また、枚数設定器33
には、60(=30mm÷0.5mm)を設定する。そして、
積層鉄心片が順次打ち抜かれ、60枚の積層鉄心片
が積層されると、切替スイツチ34の可動接片3
4cを接点34bに接続する。なお、60枚目の積
層鉄心片には、一致検出回路32の一致信号に関
連して発生するカツト信号に基づいて非結合用の
孔6aが形成されていることはいうまでもない。
また、積層鉄心片が一定積厚まで積層されると、
最下位置の積層鉄心片はシリンダ20の受け台に
当接し、シリンダ20はその後の打ち抜き時にパ
ンチ16からの出力が加わるごとに積層鉄心片の
板厚相当量づつ徐々に降下していく。第11図a
は積厚が枚数管理された1個の製品がダイ8内
に積層された状態を示す。
カツト信号に基づいて非結合用の孔6aが形成
された積層鉄心片が積層されると、前述したよう
にリニアスケール40のアツプダウンカウンタ4
1の計数値はリセツトされる。そして、積層鉄心
片が順次打ち抜かれ、カウンタ41の計数値、す
なわちリニアスケール40に基づいて実測した積
厚が積厚設定器44で設定された所定の範囲(第
(5)式参照)に入ると、一致検出回路42は一致信
号を切替スイツチ34を介して出力し、出力回路
35はこの一致信号を受入してカツト信号を出力
する。その後、3プレスストローク後(3枚の積
層鉄心片が積層された後)に製品(第11図
b)が完成し、この完成時における製品の実測
値がメモリ45に格納されるとともに、アツプダ
ウンカウンタ41の計数値はリセツトされる。
次に、製品の取出動作について説明する。
まず、第1図cを参照して製品の取出時期につ
いて説明する。いま、第11図cに示す各パラメ
ータを以下のように定義する。
D:金型厚−パンチかみ込み長 H:排出されていない製品の高さ(H1〜HN) h:抜きかけの製品高 l:金型から出た製品長 N:排出されていない完成された製品の個数 また、ストリツプの最大板厚をtmax、最小板
厚をtmin、製品の最大積厚をHmax、最小積厚
をHminとする。
ここで、製品の取出しは、シリンダ20を製品
とともに下降させ(第11図d)、受け台上の製
品を別のシリンダ19(第1図)によつて押し出
すことによつて行なう(第11図e)。したがつ
て、シリンダ20を下降させるための第1の条件
は、1個分の製品が確実に金型から出ており、シ
リンダ20を再上昇した時でも次の製品が金型か
ら落ちないことであり、次式の条件を満足する必
要がある。
H2−11tmax≧l−H1≧2 …(6) シリンダ20により取出時間は1.5秒かかるた
め、プレスを400spmで運転すると、その取出時
間内におけるプレスストローク数は、10ストロー
クである。上記第(6)式において、H2−11tmax
は、シリンダ20が再上昇してきた時に次の製品
H2が板厚1枚分は金型内に存在し、製品H2が落
ちないための条件を意味する。また、2は製品
H1の上面が金型から2mm(一例であるが)以上
出ていれば、金型から完全に離れることを意味す
る。
シリンダ20を下降させるための第2の条件
は、製品取出期間中には積厚を測定することがで
きないため、この期間中にカツト信号を出力する
時期が来ないことがある。すなわち、抜きかけの
製品が例えば20ストローク以上積厚されないと完
成されないことである。
上記20ストロークは以下の理由に基づく。
すなわち、第12図に示すようにシリンダ20
の上下時間に10ストロークかかり、シリンダ20
が上昇してから完全にシリンダ20が押し付けら
れるまで安全のために3ストローク分の余裕をと
る。更に、カツト信号,の出力時期に図示の
ようなバラツキがあるとすれば、その1ストロー
ク前から測定しなくてはならず、また完成品の積
厚を測定するためにはカツト信号の出力後、3ス
トローク必要となり、結局、測定のためには最低
7ストローク必要となる。これらのストローク数
を加算すると、10+3+7=20ストロークとな
る。
上記第2の条件を式で表わすと、 Hmin/tmax−h/tmin>20 …(7) となる。なお、Hmin/tmaxは完成された製品
の最小枚数であり、h/tminは抜きかけの製品
の最大枚数である。
上記第(7)式において、hは第11図cに示す関
係から、 h=l+D−N 〓k=1 Hk …(8) と表わすことができ、これを第(7)式に代入し、l
について整理すると、 Hmin・tmin/tmax−20tmin−D+N 〓k=1 Hk>l …(9) となる。
したがつて、上記第(6)式および第(9)式を満足す
るlのときシリンダ20を下降させればよい。な
お、本実施例で、第10図dに示すようにカツト
信号(第6図c)を出力してから7ストローク
目、最上段の製品が完成されてから4ストローク
目にシリンダ20の昇降動作を開始させるための
シリンダスタート信号を出力するようにしてい
る。このシリンダスタート信号出力時のlは上記
第6式および第9式を満足していることはいうま
でもない。
また、シリンダ20は、第10図eに示すよう
に上記シリンダスタート信号によつて下降動作を
開始して第11図dに示す製品取出位置で停止
し、製品が押し出しされたのち再上昇し、シリン
ダ20の受け台が次の製品に当接し、近接スイツ
チ24がオン(第10図b参照)すると、その上
昇が停止させられる。
なお、シリンダ20の上昇中に、リニアスケー
ル40のアツプダウンカウンタ41の計数値が積
厚設定器44で設定された値と一致する時点があ
るが、このシリンダ20の昇降動作中は近接スイ
ツチ24がオフとなり、一致検出回路42の動作
を不動作にするため、一致検出回路42から一致
信号が出力されることはない。
また、抜きかけの製品の高さhの求め方は前述
した実施例に限らず、以下のようにしてもよい。
すなわち、第14図aに示すようにシリンダ5
0の受け台51が金型の下面に当接するように
し、このときリニアスケールの測定値を0にセツ
トす。なお、受け台51はダイ8の孔よりも十分
大きいものとする。
ここで、第14図bに示すようにリニアスケー
ルによつて測定されるシリンダの降下量をeとす
ると、抜きかけの製品の高さhは、次式、 h=H′−(A+B)=D+e−(A+B) …(10) D:金型厚−パンチかみ込み長 で表わされる。なお、A、Bはそれぞれ排出され
ていない製品の高さで、この高さは、メモリ45
に記憶された実測値を利用する。
更にまた、本実施例では受け圧発生用のシリン
ダのロツド位置をリニアスケールで測定するよう
にしているが、受け圧発生用のシリンダを用いな
いタイプの金型装置では、ダイ内に抜き込まれる
積層鉄心片に当接し、該積層鉄心片とともに下降
するロツドを設け、このロツドの位置をリニアス
ケールで測定するようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、リニアス
ケールによつてダイ内に積層される積層鉄心片の
積厚を直接測定するようにしたため、積層鉄心の
積厚を決定するためのカツト信号を、積厚誤差を
1枚の積層鉄心片の厚さ以内にする適切な時期に
出力することができる。また、積層鉄心の積厚の
変更も、積厚設定値を変更するだけで容易に対応
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施に使用する順送り金型装
置の一例を示す断面図、第2図はストリツプの平
面図、第3図aは切起し突起部分を示す拡大平面
図、第3図bは第3図aのA−A断面図、第4図
aは非結合用の孔部分を示す拡大平面図、第4図
bは第4図aのB−B断面図、第5図は切起し突
起成形用パンチ機構の略示拡大縦断面図、第6図
は切起し突起形成状態の拡大縦断面図、第7図は
非結合用の孔成形状態の拡大縦断面図、第8図は
本発明に係る金型装置の一部断面図、第9図は本
発明に係る自動積厚管理装置の一実施例を示すブ
ロツク図、第10図a〜eは第9図の各部の信号
及びシリンダの制御態様を示すタイミングチヤー
ト、第11図a〜eは本発明に係るシリンダの動
作等を説明するために用いた図、第12図は製品
の取出時期の条件を説明するために用いた図、第
13図a,b及び第14図a及びbはそれぞれ抜
きかけの製品の高さの求め方を説明するために用
いた図、第15図及び第16図はそれぞれ積層鉄
心片の板厚の求め方を説明するために用いた図で
ある。 1……ストリツプ、6,6a……孔、7……切
起し突起、8……ダイ、9……積層鉄心片、1
0,16……パンチ、12……カム部、13……
ソレノイド、14……カム、18,19,20…
…シリンダ、21……ラツク、22……ピニオ
ン、23……インクリメンタルエンコーダ、24
……近接スイツチ、30……位相検出回路、31
……カウンタ、32,42……一致検出回路、3
3……枚数設定器、34……切替スイツチ、35
……出力回路、40……リニアソレノイド、41
……アツプダウンカウンタ、43……遅延回路、
44……積厚設定器、45……メモリ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 プレスストロークごとにストリツプに該スト
    リツプの板厚を越えない突出量を有するかしめ用
    突起を形成するとともに、カツト信号を入力する
    ことにより前記かしめ用突起が形成される部分を
    打ち抜くステーシヨンと、プレスストロークごと
    に押下するパンチにより前記ストリツプから積層
    鉄心片をダイ内に抜き込むステーシヨンとを有す
    る積層鉄心製造用順送り金型装置において、 前記ダイ内に抜き込まれる積層鉄心片に当接
    し、該積層鉄心片とともに下降するロツドと、前
    記ロツドの位置を連続的に検出するリニアスケー
    ルと、前記リニアスケールの検出出力に基づいて
    前記ロツドの位置が積層鉄心1個分の積層厚に関
    連した所定量だけ下降したことを検出する検出手
    段と、前記検出手段の検出時に前記カツト信号を
    出力する手段とを具えた積層鉄心製造用順送り金
    型装置における自動積厚管理装置。 2 前記検出手段は、前記2つのステーシヨンの
    数を含むこれらのステーシヨン間のステーシヨン
    数をn、目標とする積層厚をH、前記ストリツプ
    の板厚をtとすると、前記かしめ用突起が形成さ
    れる部分が打ち抜かれた積層鉄心が積層されたと
    きの前記ロツドの位置から、次式に示す前記所定
    量、 (H−n×t)±α; α:許容量 だけ下降したことを検出する特許請求の範囲第1
    項記載の積層鉄心製造用順送り金型装置における
    自動積厚管理装置。 3 前記ストリツプの板厚tは、所定のプレスス
    トローク数と、このプレスストローク数だけ積層
    したときの前記ロツドの下降量とに基づいて算出
    した平均板厚とする特許請求の範囲第2項記載の
    積層鉄心製造用順送り金型装置における自動積厚
    管理装置。 4 前記ストリツプの板厚tは、前記平均板厚を
    1個の製品中の複数箇所で測定し、これらの複数
    の平均板厚及びこれらの平均板厚を測定した1個
    の製品中の各高さに基づいて前記n枚の積層鉄心
    片が積層される所望の製品高さ近傍の平均板厚を
    予測し、この予測した平均板厚とする特許請求の
    範囲第3項記載の積層鉄心製造用順送り金型装置
    における自動積厚管理装置。
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