JPH026055B2 - - Google Patents
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- JPH026055B2 JPH026055B2 JP59182169A JP18216984A JPH026055B2 JP H026055 B2 JPH026055 B2 JP H026055B2 JP 59182169 A JP59182169 A JP 59182169A JP 18216984 A JP18216984 A JP 18216984A JP H026055 B2 JPH026055 B2 JP H026055B2
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G9/00—Developers
- G03G9/08—Developers with toner particles
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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- G03G9/08—Developers with toner particles
- G03G9/097—Plasticisers; Charge controlling agents
- G03G9/09708—Inorganic compounds
- G03G9/09725—Silicon-oxides; Silicates
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Description
本発明は電子写真、静電記録、磁気記録等に用
いる新規なトナー及び画像形成方法に関する。 電子写真法においては、硫化カドミウム、ポリ
ビニルカルバゾール、セレン、酸化亜鉛等の光導
電体の性質を利用して、まず静電潜像を形成す
る。例えば光導電体層上に一様に電荷を付与し、
画像露光を施して静電潜像を形成し、ついで前記
静電潜像の電荷とは逆極性に荷電したトナー粉末
で現像し、さらに必要に応じて転写シートに転写
して定着する。このうち、転写工程を有する装置
の場合には、転写シートに転写されなかつた感光
体上の残余のトナーを除去し、感光体を繰り返し
使用するのが通常である。感光体上の残余のトナ
ーを除去する方法としては、ブレードクリーニン
グ方式、フアーブラシクリーニング方式、磁気ブ
ラシクリーニング方式など感光体にクリーニング
部材を接続させて行うのが一般的である。この場
合、クリーニング部材は適当な圧力で感光体に圧
接しているので、繰り返し使用している間に感光
体に傷がついたり、トナーが固着する現象が発生
する場合がある。例えば、特開昭48−47345にお
いて、このトナーが感光体に固着する現象を回避
するために、トナー中に摩擦減少物質と研摩物質
の双方を添加することが提案されている。この方
法は、確かにトナー固着現象を回避するには有効
であるが、次の問題点を有している。 すなわち、トナー固着現象を回避しうる程度に
摩擦減少物質を添加すると、繰り返しの使用によ
つて感光体表面に生成もしくは付着する紙粉、オ
ゾン付加物などの低電気抵抗物質の除去が行なわ
れにくくなり、特に高温高湿の環境下において感
光体上の潜像が低電気抵抗物質によつて著しく損
なわれるという問題点がある。また、摩擦減少物
質と研摩物質それぞれの添加量が微妙であり、安
定した特性を有するトナーを得るのが難しいとい
う問題点がある。 本発明は以上のような状況に鑑み鋭意研究した
結果達成されたものである。 本発明の目的は感光体に傷をつけにくいトナー
を提供することにある。 本発明の他の目的は、高温高湿環境下において
も潜像の乱れを生じないトナー及び画像形成方法
を提供することにある。 さらに、本発明の他の目的は感光体上の転写残
存トナーの清掃が容易で研摩能を有するトナー及
び画像形成方法を提供することにある。 また、本発明の目的は、感光体へのトナーの付
着および融着を防止し、複写画像へのスジ状また
は点状の汚染を生じないトナー及び画像形成方法
を提供することにある。 さらに、本発明の他の目的は、現像機スリーブ
の汚染を防止し、耐久時の画像濃度の低下を生じ
ないトナー及び画像形成方法を提供することにあ
る。 具体的には、本発明は、重量平均分子量が3000
〜80000であり、且つ、5〜60重量%の沸点n−
ヘキサン抽出分を含むポリアルキレンが樹脂成分
100重量部に対して1〜10重量部含有され、トナ
ーの動摩擦係数が0.20〜0.50であることを特徴と
する静電荷像現像用トナーに関する。 さらに、本発明は、積層型OPC感光体に静電
荷像を形成し、 形成された静電荷像を、重量平均分子量が3000
〜80000であり、且つ、5〜60重量%の沸点n−
ヘキサン抽出分を含むポリアルキレンが樹脂成分
100重量部に対して1〜10重量部含有され、トナ
ーの動摩擦係数が0.20〜0.50である静電荷像現像
用トナーで顕像化して顕画像を形成し、 形成された顕画像を転写し、 転写後の積層型OPC感光体表面をブレードク
リーニングする ことを特徴とする画像形成方法に関する。 本発明のトナーは、その動摩擦係数が示すよう
にトナー粒子自体が適度な研摩性を有しているの
で、それ自体の研摩能力により適度な表面硬度を
有する感光体に画像に影響をあたえる様な傷をつ
けることなく感光体上の転写後の残存トナー、低
抵抗物質及び紙粉等を除去することができる。 さらに、本発明に使用されるトナーの動摩擦係
数と感光体の表面硬度とを適切に組合せることに
より、感光体とトナーとの相互作用における適当
な非接着性が実現され、感光体に傷をつけずに転
写残存のトナーを十分に除去することが可能であ
り、したがつて感光体上への強固なトナー付着及
びトナー融着が防止されていると推察される。 さらに、この特定な表面硬度を有する感光体と
特定な動摩擦係数を有するトナーとの組合せは、
研摩性あるいは潤滑性を補助する為に添加される
添加剤の量を実質的にゼロないしは微少量にする
ことができ、また感光体上に生ずるトナーあるい
は添加物のフイルミング防止にも有効な効果をも
たらす。そして、本発明の研摩性を有するトナー
は現像スリーブとの接触においてスリーブ汚染を
防し、耐久画像濃度を安定化させる効果をも有す
る。 本発明のトナーは以下に示す測定方法で測定し
た場合0.20〜0.50、好ましくは0.20〜0.45の動摩
擦係数を有するのが良い。このような特定な摩擦
係数を有する本発明のトナーは感光体に損傷をあ
たえることなく、トナー粒子自体に賦与されてい
る研摩能力を十分に発揮する。したがつてクリー
ナーブレードにおいて感光体上の低抵抗物質や付
着トナーが容易に除去されるので汚染物質に起因
する潜像の乱れや、クリーニング不良を防止でき
る。摩擦係数が大きすぎる場合には、感光体表面
に傷をつけやすくなり、また感光体との接着性が
増加して十分なクリーニングが達成されない。一
方小さすぎる場合は研摩する効果が不充分であ
る。 トナーが上記の摩擦係数の場合、トナーと現像
機スリーブとの接触が適度であり、トナーによる
スリーブの汚染がおこらず、耐久時、特に高温高
湿環境下においても耐久画像濃度が安定化する。 本発明に係る摩擦係数は以下のような測定方法
によつて測定された値であると定義する。即ち、
例えば、HEIDON14型表面性測定機(新東化学
製)のサンプル台に、OPC感光体の表面層に相
当する硬度20gのスチレン−メチルメタクリレー
ト樹脂製の平膜を固定する。この平膜に45゜の角
度に保つたポリウレタンゴム製ブレード(厚さ2
mm×幅10mm×長さ50mm)に上方より100g荷重を
かけ、サンプル台を50mm/minの速度で動かし、
平膜上に置いた0.50gのトナーを平膜上に均一に
塗布する。 次いで、上記のトナー層に石英製の直径15mmの
円盤を介して、垂直荷重100gをかけ、サンプル
台を50mm/minの速度で動かして、この時に発生
する静・動摩擦抵抗力を測定し、静・動摩擦係数
を算出する。 上記の範囲の摩擦係数を与えるトナーの構成成
分として特に磁性粉とポリアルキレンが重要であ
る。 本発明者等は以下に述べるように特定の範囲の
重量平均分子量を持ち、且つ沸点n−ヘキサン抽
出分をある範囲で含有しているポリアルキレンが
好ましいことを知見した。特に、沸点n−ヘキサ
ン抽出分の値が本発明のトナーの摩擦係数と強い
相関があり、この沸点n−ヘキサン抽出分をコン
トロールすることによつてクリーニングにかかわ
る種々の問題点を排除し得ることを見出し、本発
明に到達したものである。 本発明のトナーに含有せしめるポリアルキレン
としては、重量平均分子量Mwが3000〜80000で、
且つ沸点n−ヘキサン抽出分を5〜60%含有して
いるものが好ましく、特に前述の効果をより発揮
せしめるためには、重量平均分子量Mwが5000〜
60000であり、且つ沸点n−ヘキサン抽出分が10
〜45%含有されているものが良い。 上記のポリアルキレンとしては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリブデン、ポリヘキセン
などのホモポリマー、エチレン−プロピレン共重
合体、エチレン−ブデン共重合体などのコポリマ
ー、これらとヘキセンなどの三元共重合体、さら
にこれらの熱変成物等を例示し得る。特に、ポリ
プロピレンおよびその熱変成物が好ましい。これ
らのポリアルキレンを樹脂成分100重量部に対し
て、1〜20重量部、好ましくは1〜10重量部添加
するのが良い。何故ならば、このようなポリアル
キレンが含有されることによつて、トナー表面の
凹凸および硬度が適度になり、且つ、適度な研摩
性をトナーに保持せしめることができるからであ
る。その結果、本発明トナーは感光体に損傷を与
えることなく、先述のような潜像の乱れや、感光
体上の付着物による画像汚染を防止できるからで
ある。 重量平均分子量Mwの測定は種々の方法があ
り、それにより若干値の相異が生じる。従つて本
発明においては以下の測定法によつて測定した値
であると定義する。 即ち、ゲル・パーミエーシヨン・クロマトグラ
フイー(GPC)により、温度135℃、溶媒o−ジ
クロルベンゼン(0.1%アイオノール添加)、測定
流量1.0ml/minで濃度0.1wt%のものを400μ注
入する。試料の分子量測定にあたり、単分散ポリ
スチレン標準試料により作成した検量線を使用す
る。測定に際し、カラムはなんら限定するもので
はないが、例えばシヨーデツクス製A−80M等を
例示し得る。 また、本発明での沸点n−ヘキサン抽出分と
は、沸点n−ヘキサンに対して可溶なポリマー部
分の割合であり、以下のように測定する。 即ち、ポリマーの一定重量(W1g)を秤り取
り、ソツクスレー抽出器等の抽出手段を用いて、
そのポリマー中の沸点n−ヘキサン可溶性成分を
取り除き、次に抽出されずに残つた試料を乾燥
後、秤量する(W2g)。抽出分の量は、式W1−
W2/W1×100(%)を用いて計算される。 本発明に使用するトナーに、窒素吸着法による
BET比表面積が0.5〜500m2/g、特に50〜400
m2/gの非磁性無機微粉体を添加しても良い。何
故なら、このような微粉体の添加により、先述の
潜像の乱れが軽減されるからである。それはこの
ような微粉体は大きな比表面積を持つているため
に、前述のドラム上に付着する低抵抗物質をその
表面に吸着もしくは付着せしめて除去するためと
思われる。このような非磁性無機微粉体として
は、例えば、アルミナ、二酸化チタン、チタン酸
バリウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸カル
シウム、チタン酸ストロンチウム、酸化亜鉛、ケ
イ砂、クレー、雲母、ケイ灰石、ケイソウ土、炭
化ケイ素、各種無機酸化物顔料、酸化クロム、酸
化セリウム、ベンガラ、三酸化アンチモン、酸化
マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウ
ム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、シリカ微粉
体などの粉末乃至粒子が挙げられるが、チタン酸
金属塩、炭化ケイ素、酸化セリウムおよびシリカ
微粉体が特に好ましい。 ここで言うシリカ微粉体はSi−O−Si結合を有
する微粉体であつて、乾式法で製造されたもの及
び湿式法で製造されたもののいずれも含まれる。
シリカ微粉体を湿式法で製造する方法は、従来公
知である種々の方法が適用できる。たとえば、ケ
イ酸ナトリウムの酸による分解、一般反応式で示
せば、 Na2O・xSiO2+HCl+H2O →SiO2・nH2O+NaCl その他(以下反応式は略す)、ケイ酸ナトリウム
のアンモニア塩類またはアルカリ塩類による分
解、ケイ酸ナトリウムよりアルカリ土類金属ケイ
酸塩を生成せしめた後、酸で分解しケイ酸とする
方法、ケイ酸ナトリウム溶液をイオン交換樹脂に
よりケイ酸とする方法、天然ケイ酸またはケイ酸
塩を利用する方法などがある。 ここでいうシリカ微粉体には、無水二酸化ケイ
素(シリカ)、その他、ケイ酸アルミニウム、ケ
イ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、ケイ酸マグネ
シウム、ケイ酸亜鉛などのケイ酸塩をいずれも適
用できる。その粒径は平均の一次粒径として、
0.01〜2μの範囲内である事が好ましい。又、85重
量パーセント以上のSiO2を含むものが好ましい。 乾式法によるシリカ微粉体は、いわゆる乾式法
シリカ、又はヒユームドシリカと称されるもの
で、従来公知の技術によつて製造されるものであ
る。例えば、四塩化ケイ素ガスの酸水素焔中にお
ける熱分解酸化反応を利用する方法で、基礎とな
る反応式は次の様なものである。 SiCl4+2H2+O2→SiO2+4HCl 又、この製造工程において、例えば塩化アルミ
ニウム、又は塩化チタンなど他の金属ハロゲン化
合物をケイ素ハロゲン化合物と共に用いる事によ
つてシリカと他の金属酸化物の複合微粉体を得る
事も可能であり、本発明ではそれらも包含する。 その粒径は平均の一次粒径として、0.001〜2μ
の範囲内である事が好ましく、特に好ましくは
0.002〜0.2μの範囲内のシリカ微粉体を使用する
のが良い。 これらシリカ微粉体としては、具体的には、
種々の市販のシリカがあるが、表面に疎水基を有
するものが好ましく、例えばR−972(アエロジル
社製)、タラノツクス500(タルコ社製)、その他シ
ランカツプリング剤、チタンカツプリング剤、シ
リコーンオイル、側鎖にアミンを有するシリコー
ンオイル等で処理されたものなどが良い。特にト
ナーが正帯電性のトナーの場合には、正帯電性の
シリカ微粉体を用いることが好ましく、負帯電性
の場合には、負帯電性のシリカ微粉体を用いるこ
とが好ましい。さらに該正または負帯電性のシリ
カ微粉体は、そのトリボ電荷量の絶対値が下記の
測定により、|10|μc/g以上が好ましく、特に
|30|μc/g以上が良い。以下一例として正帯
電性シリカについて説明する。 ここで正帯電性のシリカ微粉体とは以下のよう
に定義される。即ち25℃50〜60%RHの環境下に
1晩放置されたシリカ微粉体2gと200〜300メツ
シユに主体粒度を持つ、樹脂で被覆されていない
キヤリアー鉄粉(例えば日本鉄粉社製EFV200/
300)98gとを前記環境下でおよそ200c.c.の容積を
持つアルミニウム製ポツト中で十分に(手に持つ
て上下におよそ50回振とうする)混合し、400メ
ツシユスクリーンを有するアルミニウム製のセル
を用いて通常のブローオフ法によるシリカ微粉体
のトリボ電荷量を測定する。この方法によつて測
られたトリボ電荷が正になるシリカ微粉体を正荷
電性のシリカ微粉体と定義する。 このような正帯電性のシリカ微粉体を得るため
には、アミンを含有するカツプリング剤ないしは
シリコーンオイルで処理するのが良い。そのよう
な処理剤としては、例えば、
いる新規なトナー及び画像形成方法に関する。 電子写真法においては、硫化カドミウム、ポリ
ビニルカルバゾール、セレン、酸化亜鉛等の光導
電体の性質を利用して、まず静電潜像を形成す
る。例えば光導電体層上に一様に電荷を付与し、
画像露光を施して静電潜像を形成し、ついで前記
静電潜像の電荷とは逆極性に荷電したトナー粉末
で現像し、さらに必要に応じて転写シートに転写
して定着する。このうち、転写工程を有する装置
の場合には、転写シートに転写されなかつた感光
体上の残余のトナーを除去し、感光体を繰り返し
使用するのが通常である。感光体上の残余のトナ
ーを除去する方法としては、ブレードクリーニン
グ方式、フアーブラシクリーニング方式、磁気ブ
ラシクリーニング方式など感光体にクリーニング
部材を接続させて行うのが一般的である。この場
合、クリーニング部材は適当な圧力で感光体に圧
接しているので、繰り返し使用している間に感光
体に傷がついたり、トナーが固着する現象が発生
する場合がある。例えば、特開昭48−47345にお
いて、このトナーが感光体に固着する現象を回避
するために、トナー中に摩擦減少物質と研摩物質
の双方を添加することが提案されている。この方
法は、確かにトナー固着現象を回避するには有効
であるが、次の問題点を有している。 すなわち、トナー固着現象を回避しうる程度に
摩擦減少物質を添加すると、繰り返しの使用によ
つて感光体表面に生成もしくは付着する紙粉、オ
ゾン付加物などの低電気抵抗物質の除去が行なわ
れにくくなり、特に高温高湿の環境下において感
光体上の潜像が低電気抵抗物質によつて著しく損
なわれるという問題点がある。また、摩擦減少物
質と研摩物質それぞれの添加量が微妙であり、安
定した特性を有するトナーを得るのが難しいとい
う問題点がある。 本発明は以上のような状況に鑑み鋭意研究した
結果達成されたものである。 本発明の目的は感光体に傷をつけにくいトナー
を提供することにある。 本発明の他の目的は、高温高湿環境下において
も潜像の乱れを生じないトナー及び画像形成方法
を提供することにある。 さらに、本発明の他の目的は感光体上の転写残
存トナーの清掃が容易で研摩能を有するトナー及
び画像形成方法を提供することにある。 また、本発明の目的は、感光体へのトナーの付
着および融着を防止し、複写画像へのスジ状また
は点状の汚染を生じないトナー及び画像形成方法
を提供することにある。 さらに、本発明の他の目的は、現像機スリーブ
の汚染を防止し、耐久時の画像濃度の低下を生じ
ないトナー及び画像形成方法を提供することにあ
る。 具体的には、本発明は、重量平均分子量が3000
〜80000であり、且つ、5〜60重量%の沸点n−
ヘキサン抽出分を含むポリアルキレンが樹脂成分
100重量部に対して1〜10重量部含有され、トナ
ーの動摩擦係数が0.20〜0.50であることを特徴と
する静電荷像現像用トナーに関する。 さらに、本発明は、積層型OPC感光体に静電
荷像を形成し、 形成された静電荷像を、重量平均分子量が3000
〜80000であり、且つ、5〜60重量%の沸点n−
ヘキサン抽出分を含むポリアルキレンが樹脂成分
100重量部に対して1〜10重量部含有され、トナ
ーの動摩擦係数が0.20〜0.50である静電荷像現像
用トナーで顕像化して顕画像を形成し、 形成された顕画像を転写し、 転写後の積層型OPC感光体表面をブレードク
リーニングする ことを特徴とする画像形成方法に関する。 本発明のトナーは、その動摩擦係数が示すよう
にトナー粒子自体が適度な研摩性を有しているの
で、それ自体の研摩能力により適度な表面硬度を
有する感光体に画像に影響をあたえる様な傷をつ
けることなく感光体上の転写後の残存トナー、低
抵抗物質及び紙粉等を除去することができる。 さらに、本発明に使用されるトナーの動摩擦係
数と感光体の表面硬度とを適切に組合せることに
より、感光体とトナーとの相互作用における適当
な非接着性が実現され、感光体に傷をつけずに転
写残存のトナーを十分に除去することが可能であ
り、したがつて感光体上への強固なトナー付着及
びトナー融着が防止されていると推察される。 さらに、この特定な表面硬度を有する感光体と
特定な動摩擦係数を有するトナーとの組合せは、
研摩性あるいは潤滑性を補助する為に添加される
添加剤の量を実質的にゼロないしは微少量にする
ことができ、また感光体上に生ずるトナーあるい
は添加物のフイルミング防止にも有効な効果をも
たらす。そして、本発明の研摩性を有するトナー
は現像スリーブとの接触においてスリーブ汚染を
防し、耐久画像濃度を安定化させる効果をも有す
る。 本発明のトナーは以下に示す測定方法で測定し
た場合0.20〜0.50、好ましくは0.20〜0.45の動摩
擦係数を有するのが良い。このような特定な摩擦
係数を有する本発明のトナーは感光体に損傷をあ
たえることなく、トナー粒子自体に賦与されてい
る研摩能力を十分に発揮する。したがつてクリー
ナーブレードにおいて感光体上の低抵抗物質や付
着トナーが容易に除去されるので汚染物質に起因
する潜像の乱れや、クリーニング不良を防止でき
る。摩擦係数が大きすぎる場合には、感光体表面
に傷をつけやすくなり、また感光体との接着性が
増加して十分なクリーニングが達成されない。一
方小さすぎる場合は研摩する効果が不充分であ
る。 トナーが上記の摩擦係数の場合、トナーと現像
機スリーブとの接触が適度であり、トナーによる
スリーブの汚染がおこらず、耐久時、特に高温高
湿環境下においても耐久画像濃度が安定化する。 本発明に係る摩擦係数は以下のような測定方法
によつて測定された値であると定義する。即ち、
例えば、HEIDON14型表面性測定機(新東化学
製)のサンプル台に、OPC感光体の表面層に相
当する硬度20gのスチレン−メチルメタクリレー
ト樹脂製の平膜を固定する。この平膜に45゜の角
度に保つたポリウレタンゴム製ブレード(厚さ2
mm×幅10mm×長さ50mm)に上方より100g荷重を
かけ、サンプル台を50mm/minの速度で動かし、
平膜上に置いた0.50gのトナーを平膜上に均一に
塗布する。 次いで、上記のトナー層に石英製の直径15mmの
円盤を介して、垂直荷重100gをかけ、サンプル
台を50mm/minの速度で動かして、この時に発生
する静・動摩擦抵抗力を測定し、静・動摩擦係数
を算出する。 上記の範囲の摩擦係数を与えるトナーの構成成
分として特に磁性粉とポリアルキレンが重要であ
る。 本発明者等は以下に述べるように特定の範囲の
重量平均分子量を持ち、且つ沸点n−ヘキサン抽
出分をある範囲で含有しているポリアルキレンが
好ましいことを知見した。特に、沸点n−ヘキサ
ン抽出分の値が本発明のトナーの摩擦係数と強い
相関があり、この沸点n−ヘキサン抽出分をコン
トロールすることによつてクリーニングにかかわ
る種々の問題点を排除し得ることを見出し、本発
明に到達したものである。 本発明のトナーに含有せしめるポリアルキレン
としては、重量平均分子量Mwが3000〜80000で、
且つ沸点n−ヘキサン抽出分を5〜60%含有して
いるものが好ましく、特に前述の効果をより発揮
せしめるためには、重量平均分子量Mwが5000〜
60000であり、且つ沸点n−ヘキサン抽出分が10
〜45%含有されているものが良い。 上記のポリアルキレンとしては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリブデン、ポリヘキセン
などのホモポリマー、エチレン−プロピレン共重
合体、エチレン−ブデン共重合体などのコポリマ
ー、これらとヘキセンなどの三元共重合体、さら
にこれらの熱変成物等を例示し得る。特に、ポリ
プロピレンおよびその熱変成物が好ましい。これ
らのポリアルキレンを樹脂成分100重量部に対し
て、1〜20重量部、好ましくは1〜10重量部添加
するのが良い。何故ならば、このようなポリアル
キレンが含有されることによつて、トナー表面の
凹凸および硬度が適度になり、且つ、適度な研摩
性をトナーに保持せしめることができるからであ
る。その結果、本発明トナーは感光体に損傷を与
えることなく、先述のような潜像の乱れや、感光
体上の付着物による画像汚染を防止できるからで
ある。 重量平均分子量Mwの測定は種々の方法があ
り、それにより若干値の相異が生じる。従つて本
発明においては以下の測定法によつて測定した値
であると定義する。 即ち、ゲル・パーミエーシヨン・クロマトグラ
フイー(GPC)により、温度135℃、溶媒o−ジ
クロルベンゼン(0.1%アイオノール添加)、測定
流量1.0ml/minで濃度0.1wt%のものを400μ注
入する。試料の分子量測定にあたり、単分散ポリ
スチレン標準試料により作成した検量線を使用す
る。測定に際し、カラムはなんら限定するもので
はないが、例えばシヨーデツクス製A−80M等を
例示し得る。 また、本発明での沸点n−ヘキサン抽出分と
は、沸点n−ヘキサンに対して可溶なポリマー部
分の割合であり、以下のように測定する。 即ち、ポリマーの一定重量(W1g)を秤り取
り、ソツクスレー抽出器等の抽出手段を用いて、
そのポリマー中の沸点n−ヘキサン可溶性成分を
取り除き、次に抽出されずに残つた試料を乾燥
後、秤量する(W2g)。抽出分の量は、式W1−
W2/W1×100(%)を用いて計算される。 本発明に使用するトナーに、窒素吸着法による
BET比表面積が0.5〜500m2/g、特に50〜400
m2/gの非磁性無機微粉体を添加しても良い。何
故なら、このような微粉体の添加により、先述の
潜像の乱れが軽減されるからである。それはこの
ような微粉体は大きな比表面積を持つているため
に、前述のドラム上に付着する低抵抗物質をその
表面に吸着もしくは付着せしめて除去するためと
思われる。このような非磁性無機微粉体として
は、例えば、アルミナ、二酸化チタン、チタン酸
バリウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸カル
シウム、チタン酸ストロンチウム、酸化亜鉛、ケ
イ砂、クレー、雲母、ケイ灰石、ケイソウ土、炭
化ケイ素、各種無機酸化物顔料、酸化クロム、酸
化セリウム、ベンガラ、三酸化アンチモン、酸化
マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウ
ム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、シリカ微粉
体などの粉末乃至粒子が挙げられるが、チタン酸
金属塩、炭化ケイ素、酸化セリウムおよびシリカ
微粉体が特に好ましい。 ここで言うシリカ微粉体はSi−O−Si結合を有
する微粉体であつて、乾式法で製造されたもの及
び湿式法で製造されたもののいずれも含まれる。
シリカ微粉体を湿式法で製造する方法は、従来公
知である種々の方法が適用できる。たとえば、ケ
イ酸ナトリウムの酸による分解、一般反応式で示
せば、 Na2O・xSiO2+HCl+H2O →SiO2・nH2O+NaCl その他(以下反応式は略す)、ケイ酸ナトリウム
のアンモニア塩類またはアルカリ塩類による分
解、ケイ酸ナトリウムよりアルカリ土類金属ケイ
酸塩を生成せしめた後、酸で分解しケイ酸とする
方法、ケイ酸ナトリウム溶液をイオン交換樹脂に
よりケイ酸とする方法、天然ケイ酸またはケイ酸
塩を利用する方法などがある。 ここでいうシリカ微粉体には、無水二酸化ケイ
素(シリカ)、その他、ケイ酸アルミニウム、ケ
イ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、ケイ酸マグネ
シウム、ケイ酸亜鉛などのケイ酸塩をいずれも適
用できる。その粒径は平均の一次粒径として、
0.01〜2μの範囲内である事が好ましい。又、85重
量パーセント以上のSiO2を含むものが好ましい。 乾式法によるシリカ微粉体は、いわゆる乾式法
シリカ、又はヒユームドシリカと称されるもの
で、従来公知の技術によつて製造されるものであ
る。例えば、四塩化ケイ素ガスの酸水素焔中にお
ける熱分解酸化反応を利用する方法で、基礎とな
る反応式は次の様なものである。 SiCl4+2H2+O2→SiO2+4HCl 又、この製造工程において、例えば塩化アルミ
ニウム、又は塩化チタンなど他の金属ハロゲン化
合物をケイ素ハロゲン化合物と共に用いる事によ
つてシリカと他の金属酸化物の複合微粉体を得る
事も可能であり、本発明ではそれらも包含する。 その粒径は平均の一次粒径として、0.001〜2μ
の範囲内である事が好ましく、特に好ましくは
0.002〜0.2μの範囲内のシリカ微粉体を使用する
のが良い。 これらシリカ微粉体としては、具体的には、
種々の市販のシリカがあるが、表面に疎水基を有
するものが好ましく、例えばR−972(アエロジル
社製)、タラノツクス500(タルコ社製)、その他シ
ランカツプリング剤、チタンカツプリング剤、シ
リコーンオイル、側鎖にアミンを有するシリコー
ンオイル等で処理されたものなどが良い。特にト
ナーが正帯電性のトナーの場合には、正帯電性の
シリカ微粉体を用いることが好ましく、負帯電性
の場合には、負帯電性のシリカ微粉体を用いるこ
とが好ましい。さらに該正または負帯電性のシリ
カ微粉体は、そのトリボ電荷量の絶対値が下記の
測定により、|10|μc/g以上が好ましく、特に
|30|μc/g以上が良い。以下一例として正帯
電性シリカについて説明する。 ここで正帯電性のシリカ微粉体とは以下のよう
に定義される。即ち25℃50〜60%RHの環境下に
1晩放置されたシリカ微粉体2gと200〜300メツ
シユに主体粒度を持つ、樹脂で被覆されていない
キヤリアー鉄粉(例えば日本鉄粉社製EFV200/
300)98gとを前記環境下でおよそ200c.c.の容積を
持つアルミニウム製ポツト中で十分に(手に持つ
て上下におよそ50回振とうする)混合し、400メ
ツシユスクリーンを有するアルミニウム製のセル
を用いて通常のブローオフ法によるシリカ微粉体
のトリボ電荷量を測定する。この方法によつて測
られたトリボ電荷が正になるシリカ微粉体を正荷
電性のシリカ微粉体と定義する。 このような正帯電性のシリカ微粉体を得るため
には、アミンを含有するカツプリング剤ないしは
シリコーンオイルで処理するのが良い。そのよう
な処理剤としては、例えば、
【表】
【表】
などのアミノシランカツプリング剤、さらに一般
に次式の側鎖にアミンを有する変性シリコーンオ
イルなどが用いられる。 (式中、R1は水素、アルキル基、アリール基又
はアルコキシ基を表わし、R2はアルキレン基、
又はフエニレン基を表わし、R3、R4は水素、ア
ルキル基或いはアリール基を表わす。ただし、上
記アルキル基、アリール基、アルキレン基、フエ
ニレン基はアミンを含有していても良いし、また
帯電性を損ねない範囲でハロゲン等の置換基を有
していても良い。) そのようなシリコーンオイルとしては、例えば
以下のものがある。
に次式の側鎖にアミンを有する変性シリコーンオ
イルなどが用いられる。 (式中、R1は水素、アルキル基、アリール基又
はアルコキシ基を表わし、R2はアルキレン基、
又はフエニレン基を表わし、R3、R4は水素、ア
ルキル基或いはアリール基を表わす。ただし、上
記アルキル基、アリール基、アルキレン基、フエ
ニレン基はアミンを含有していても良いし、また
帯電性を損ねない範囲でハロゲン等の置換基を有
していても良い。) そのようなシリコーンオイルとしては、例えば
以下のものがある。
【表】
なお、本発明におけるアミン当量とは、アミン
1個あたりの当量(g/eqiv)で、分子量を1分
子あたりのアミンの数で割つた値である。 好ましい正帯電性あるいは負帯電性シリカ微粉
体は、メタノール滴定試験によつて測定された疎
水化度が30〜80の範囲の値を示すものが良いが、
この様に疎水化処理するには、従来公知の疎水化
方法が用いられ、シリカ微粉体と反応あるいは物
理吸着する有機ケイ素化合物などで処理すること
によつて付与される。好ましい方法としては、シ
リカ微粉体を前記したシランカツプリング剤等の
処理剤で処理した後、あるいはシランカツプリン
グ剤等の処理剤で処理すると同時に有機ケイ素化
合物で処理する。 その様な有機ケイ素化合物の例は、ヘキサメチ
ルジシラザン、トリメチルシラン、トリメチルク
ロルシラン、トリメチルエトキシシラン、ジメチ
ルジクロルシラン、メチルトリクロルシラン、ア
リルジメチルクロルシラン、アリルフエニルジク
ロルシラン、ベンジルジメチルクロルシラン、ブ
ロムメチルジメチルクロルシラン、α−クロルエ
チルトリクロルシラン、p−クロルエチルトリク
ロルシラン、クロルメチルジメチルクロルシラ
ン、トリオルガノシリルメルカプタン、トリメチ
ルシリルカプタン、トリオルガノシリルアクリレ
ート、ビニルジメチルアセトキシシラン、更に、
ジメチルエトキシシラン、ジメチルジメトキシシ
ラン、ジフエニルジエトキシシラン、ヘキサメチ
ルジシロキサン、1,3−ジビニルテトラメチル
ジシロキサン、1,3−ジフエニルテトラメチル
ジシロキサン、および1分子当り2乃至12個のシ
ロキサン単位を有し末端に位置する単位にそれぞ
れ1個宛のSiに結合した水酸基を含有するジメチ
ルポリシロキサン等がある。これらは1種あるい
は2種以上の混合物で用いられる。 なお、ここでメタノール滴定試験は疎水化され
た表面を有するシリカ微粉体の疎水化度の程度を
確認する実験的試験である。 処理されたシリカ微粉体に疎水化度を評価する
ために本明細書において規定される“メタノール
滴定試験”は次の如く行なう。供試シリカ微粉体
0.2gを容量250mlの三角フラスコ中の水50mlに添
加する。メタノールをビユーレツトからシリカの
全量が湿潤されるまで滴定する。この際、フラス
コ内の溶液はマグネチツクスターラーで常時撹拌
する。その終点はシリカ微粉体の全量が液体中に
懸濁されることによつて観察され、疎水化度は終
点に達した際のメタノールおよび水の液状混合物
中のメタノールの百分率として表わされる。 また、これらのシリカ微粉体の適用量は現像剤
重量に対して、0.01〜20%のときに効果を発揮
し、特にましくは0.1〜3%添加した際に優れた
安定性を有する正あるいは負の帯電性を示す。添
加形態について好ましい態様を述べれば、現像剤
重量に対して0.01〜3重量%の処理されたシリカ
微粉体がトナー粒子表面に付着している状態にあ
るのが良い。 本発明に使用するトナーの結着樹脂としては、
ポリスチレン、ポリp−クロルスチレン、ポリビ
ニルトルエンなどのスチレン及びその置換体の単
重合体;スチレン−p−クロルスチレン共重合
体、スチレン−プロピレン共重合体、スチレン−
ビニルトルエン共重合体、スチレン−ビニルナフ
タリン共重合体、スチレン−アクリル酸メチル共
重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、
スチレン−アクリル酸ブチル共重合体、スチレン
−アクリル酸オクチル共重合体、スチレン−メタ
アクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタアク
リル酸エチル共重合体、スチレン−メタアクリル
酸ブチル共重合体、スチレン−αクロルメタアク
リル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニト
リル共重合体、スチレン−ビニルメチルエーテル
共重合体、スチレン−ビニルエチルエーテル共重
合体、スチレン−ビニルメチルケトン共重合体、
スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソ
プレン共重合体、スチレン−アクルロニトリル−
インデン共重合体、スチレン−マレイン酸共重合
体、スチレン−マレイン酸エステル共重合体など
のスチレン系共重合体;ポリメチルメタクリレー
ト、ポリブチルメタクリレート、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアミ
ド、エポキシ樹脂、ポリビニルブチラール、ポリ
アマイド、ポリアクリル酸樹脂、ロジン、変性ロ
ジン、テルペン樹脂、フエノール樹脂、脂肪族又
は脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂、塩素
化パラフイン、パラフインワツクス、カルナバワ
ツクスなどが単独或いは混合して使用できる。 必要に応じて、本発明に使用するトナーに用い
る着色材料としては、従来公知のカーボンブラツ
ク、銅フタロシアニン鉄黒などが使用でき、従来
公知の正あるいは負の荷電制御剤全てが本発明に
使用可能である。 さらに発明のトナーには必要に応じて、潤滑
剤、導電性付与剤、定着助剤などの例えば、ポリ
テトラフルオロエチレン粉、ポリフツ化ビニリデ
ン粉、高級脂肪酸の金属塩、カーボンブラツク、
導電性酸化錫などが添加されても良い。 さらに本発明のトナーは体積固有抵抗が1010Ω
cm以上、特に1012Ωcm以上であるのが良い。ここ
で言う体積固有抵抗は、トナーを100Kg/cm2の圧
で成型し、これに100V/cmの電界を印加して、
印加後1分を経た後の電流値から換算した値とし
て定義される。 さらに本発明のトナーは、必要に応じて、鉄
粉、ガラスビーズ、ニツケル粉、フエライト粉な
どのキヤリヤー粒子と混合して用いる方式の電気
的潜像の現像剤として使用することも可能であ
る。 また本発明には必要に応じて磁性粉を含有して
も良い。その磁性粉としては、磁場の中に置かれ
て磁化される物質が用いられ、鉄、コバルト、ニ
ツケルなどの強磁性金属の粉末もしくはマグネタ
イト、γ−Fe2O3、フエライトなどの化合物やそ
れらの合金がある。特に前述のクリーニング効果
および良好な現像性を発揮せしめるためには好ま
しくは窒素吸着法によるBET比表面積が2〜20
m2/g、特に2.5〜12m2/g、さらにモース硬度
が5〜7の磁性粉であることが好ましい。この磁
性粉の含有量は、トナー重量に対して10〜70重量
%が良い。 トナーの製造にあたつては、熱ロール、ニーダ
ー、エクストルーダー等の熱混練機によつて構成
材料を良く混練した後、機械的な粉砕、分級によ
つて得る方法、あるいは結着樹脂溶液中に材料を
分散した後、噴霧乾燥することにより得る方法、
あるいは、結着樹脂を構成すべき単量体に所定材
料を混合して乳化懸濁液とした後に重合させてト
ナーを得る重合法トナー製造法等、それぞれの方
法が応用出来る。 本発明のトナーを使用する場合の感光体の表面
硬度は、以下に示す方法で測定して8g以上、好
ましくは10〜100gの範囲が良い。硬度が小さい
場合は感光体に傷がつきやすくなり、その傷の部
分から高湿時における潜像の乱れが発生したり、
クリーニングされないトナーが発現したりする。
また、硬度が大きすぎる場合は感光板表面に生成
する低抵抗物質を除去できなくなり、高湿時に潜
像の乱れを生ずる。 上記硬度は以下のようにして測定される。 一例としてOPC感光体を測定する場合につい
て述べる。 OPC感光体を、例えばHEIDON14型表面性測
定機(新東科学製)のサンプル台に固定し、
OPC感光体にダイヤモンド製針(円錐形で、円
錐角が90゜である。但し先端が直径0.01mmの半球
状になつている。)を介して、垂直荷重xgをか
け、サンプル台を50mm/minの速度で動かし、
OPC感光体表面に傷をつける。この傷の幅を、
例えば微少硬度計MVK−F(明石製作所製)付
属の顕微鏡を用いて測る。 上記の操作を、荷重xgを例えば10g、15g、
20g、25g、30g、35g、40g、……と換えてく
り返し行ない、傷幅と荷重との直線回帰の関係よ
り、50μの傷をつける荷重を算出し、OPC感光体
の硬度とする。ここでOPC感光体がドラムの場
合には、ドラムの軸方向に傷がつけられるよう
に、OPC感光体をサンプル上にセツトすること
が必要である。 本発明の現像剤は種々の現像方法に適用されう
る。例えば、磁気ブラシ現像方法、カスケード現
像方法、米国特許第3909258号明細書に記載され
た導電性磁性トナーを用いる方法、特開昭53−
31136号公報に記載された高抵抗磁性トナーを用
いる方法、特開昭54−42141号公報、同55−18656
号公報、同54−43027号公報などに記載された方
法、フアーブラシ現像方法、パウダークラウド
法、インプレツシヨン現像法などがある。 本発明のトナーを使用した場合、クリーニング
方法としてはブレードクリーニング方式、フアー
ブラシクリーニング方式、磁気ブラシクリーニン
グ方式等が用いられるが、本発明においては、本
発明のトナー及び感光体との優れた組合せを考慮
した場合、ブレードクリーニング方式が好まし
い。また、クリーニング工程に至る直前において
必要に応じてトナークリーニングを容易にするた
めに除電工程等を設けても良い。 添付図面の第1図および第2図にクリーニング
装置の一例を示す。 図面中、1は感光体を示し、この感光体は図中
に矢印で示す方向に回転されるようになつてい
る。装置の動作中、感光体1の上に周知の方法で
静電潜像が形成され、トナーを使用することによ
り該潜像は顕画化され、この顕画像は転写材に転
写される。転写後に感光体1上に残留するトナー
2を除去するために、クリーニング装置7が設け
られている。 第1図および第2図に示すクリーニング装置は
感光体1上のトナー2を擦り落とすように感光体
の表面に当接しているクリーニング部材8と、該
クリーニング部材8により感光体1から脱離した
トナーを捕集するための捕集部材9を備えてい
る。一般に、捕集部材9は感光体の表面に当接す
るように配置されていて、クリーニング部材8に
よつて擦り落とされたトナーがクリーニング装置
の外に飛散するのを防止する。 クリーニング部材8はウレタンゴムの如きJIS
−A硬度60゜〜80゜の弾性ゴムブレードが好まし
く、感光体1とは第1図および第2図に示される
如く角度をかえて当接することができる。この場
合の当接する圧力は第1図のような場合は5〜20
g/cmの線圧が好ましく、第2図のような場合は
30〜40g/cmの線圧が好ましい。 以上本発明の基本的な構成と特色について述べ
たが以下実施例にもとづいて具体的に本発明につ
いて説明する。しかしながら、これによつて本発
明の実施の態様がなんら限定されるものではな
い。実施例中の部数は重量部である。 実施例 1 スチレン−ブチルメタクリレート−ジメチルア
ミノエチルメタクリレート(重量比7:2.5:
0.5)共重合体100重量部、BET比表面積5m2/
gでモース硬度5.5のマグネタイト40重量部、お
よび重量平均分子量15000で沸点n−ヘキサン抽
出分20重量パーセントのポリプロピレン3重量部
を混合し、ロールミルにて160℃で溶融混練した。
冷却後ハンマーミルにて粗粉砕した後、ジエツト
粉砕機にて微粉砕した。次いで、風力分級機を用
いて分級し、体積平均粒径がおよそ13μmの黒色
微粉体を黒色磁性トナーとして得た。このトナー
の動摩擦係数は0.28であつた。 一方、DSCによつて測定したTgが80℃以上
のメタクリル酸メチル−スチレン(重量比9:
1)共重合体からなる電荷輸送層を有する積層型
OPC感光体を導電性シリンダー上に作成し感光
ドラムを得た。この感光体の硬度は21gであつ
た。 得られた感光ドラムと磁性トナーを市販のPC
−10(キヤノン(株)製)に適用した。この時、ドラ
ム上の転写残留のトナーは第1図に示すような装
置を用いてクリーニングをした。その際ブレード
はJIS−A硬度65゜のウレタンゴムを用い、感光ド
ラムとは線圧15g/cmの圧力で当接させた。 通常の環境下で1万枚のランニングテストを行
つたが画像濃度の安定した像乱れのない良好な画
像が得られた。また、ランニングテスト終了後感
光体をとり出し観察したところ損傷及びフイルミ
ングは実質的に認められず、転写後残存していた
であろうトナーが十分クリーニング除去されてい
た。 さらに同様な実験を30℃90%RHの環境下と15
℃10%RHの環境下で実施したところ、同様に良
好な結果を得た。 実施例 2 乾式法で合成されたシリカ微粉体(比表面積お
よそ130m2/g)100重量部を撹拌しながら側鎖に
アミンを有するシリコーンオイル(25℃における
粘度70cps、アミン当量830)12重量部を噴霧し、
温度をおよそ250℃に保持して60分間処理した。
生成した処理シリカのトリボ電荷量は+130μc/
gだつた。このシリカの硬度はモース硬度で6.0
であつた。 実施例1で得られた黒色微粉体100重量部に上
記の側鎖にアミンを有するシリコーンオイルで処
理したシリカ微粉体0.4重量部を添加しトナーと
した。このトナーの動摩擦係数は0.30であつた。 実施例1と同様にして複写実験を実施したとこ
ろ、鮮明な画像が得られた。さらに、1万枚のラ
ンニングテストを行なつたところ、画像濃度の安
定した、像乱れのない良好な画像が得られた。同
様な実験を30℃90%RH、15℃10%RHの環境下
で実施したがやはり同様に良好な結果を得た。テ
スト後の感光板は新品とほぼ同じように損傷のな
いきれいな状態であつた。 実施例 3 実施例1のトナー処方を変更し、スチレン−ブ
チルメタクリレート−ジメチルアミノエチルメタ
クリレート共重合体の代りに、スチレン−ブチル
メタクリレート共重合体を用い、ニグロシン3重
量部を加え、さらにマグネタイトの代りにカーボ
ンブラツクを5重量部加え、重量平均分子量
29000、沸点n−ヘキサン抽出分12%のポリプロ
ピレンを2重量部を添加して黒色トナーを得た。
このトナーの動摩擦係数を測定すると0.39であつ
た。このトナー10重量部と鉄粉(日本鉄粉製 商
品名ETV250〜400)90重量部を混合して現像剤
を作成し市販の2成分磁気ブラシ現像方式の複写
機に適用し、且つクリーニング装置は第2図のよ
うにブレードの当接角度を変え線圧を35g/cmと
し、その他は実施例1と同様にして複写を行なつ
たところ、鮮明な画像が得られた。さらに、1万
枚のランニングテストを行なつたところ、画像濃
度の安定した像乱れのない良好な画像が得られ
た。同様な実験を30℃90%RH、15℃10%RHの
環境下で実施したがやはり同様に良好な結果を得
た。テスト後のドラムは新品とほぼ同じように汚
れのないきれいな状態であつた。 実施例 4 実施例1における感光体中のメタクリル酸メチ
ル−スチレン共重合体の代わりに、Tgが80℃以
上のスチレン−アクリロニトリル共重合体を用い
ることを除いては実施例1と同様に行なつたとこ
ろ良好な結果が得られた。この感光体の硬度は15
gであつた。 実施例 5 実施例1で使用したポリプロピレンの代りに、
重量平均分子量48000で沸点n−ヘキサン抽出分
40重量パーセントのエチレン−プロピレン共重合
体の熱変成物を用いることを除いては実施例1と
同様に行なつたところ良好な結果が得られた。こ
のトナーの動摩擦係数は0.20であつた。 実施例 6 実施例1で使用したポリプロピレンを7重量部
添加することを除いては実施例2と同様に行なつ
たところ良好な結果であつた。このトナーの動摩
擦係数は0.45であつた。 実施例 7 実施例1のメタクリル酸メチル−スチレン共重
合体の代りに、ポリメタクリル酸メチルを用いた
感光体を使用し、実施例1と同様に実施したとこ
ろ各々の異なる環境下で良好な結果を得た。この
感光体の硬度は38gであつた。 実施例 8 実施例1で使用したポリプロピレンの代りに、
重量平均分子量7200沸点n−ヘキサン抽出分38%
のポリプロピレンを用いることを除いては実施例
1と同様に行なつたところ良好な結果が得られ
た。このトナーの動摩擦係数は0.21であつた。 比較例 1 実施例1で使用したポリプロピレンを加えずに
実施例1と同様にしてトナーを調製した。トナー
の動摩擦係数は0.12であつた。 高温高湿下でランニングテストを行なつたとこ
ろ著しい像の乱れが発生した。 比較例 2 重量平均分子量2800、沸点n−ヘキサン抽出分
60%のポリエチレンを用いることを除いて、実施
例2と同様に行なつた。 高温高湿下でランニングテストを行なつたとこ
ろ著しい像の乱れが発生した。このトナーの動摩
擦係数は0.14であつた。 比較例 3 重量平均分子量45000、沸点n−ヘキサン抽出
分3.0%のポリプロピレン8重量部を用いる事を
除いて、実施例2と同様に実験を行なつた。トナ
ーの動摩擦係数は0.67であつた。高温高湿下のラ
ンニングテストにおいて、感光体に多数傷が発生
し、画像に乱れを生じた。
1個あたりの当量(g/eqiv)で、分子量を1分
子あたりのアミンの数で割つた値である。 好ましい正帯電性あるいは負帯電性シリカ微粉
体は、メタノール滴定試験によつて測定された疎
水化度が30〜80の範囲の値を示すものが良いが、
この様に疎水化処理するには、従来公知の疎水化
方法が用いられ、シリカ微粉体と反応あるいは物
理吸着する有機ケイ素化合物などで処理すること
によつて付与される。好ましい方法としては、シ
リカ微粉体を前記したシランカツプリング剤等の
処理剤で処理した後、あるいはシランカツプリン
グ剤等の処理剤で処理すると同時に有機ケイ素化
合物で処理する。 その様な有機ケイ素化合物の例は、ヘキサメチ
ルジシラザン、トリメチルシラン、トリメチルク
ロルシラン、トリメチルエトキシシラン、ジメチ
ルジクロルシラン、メチルトリクロルシラン、ア
リルジメチルクロルシラン、アリルフエニルジク
ロルシラン、ベンジルジメチルクロルシラン、ブ
ロムメチルジメチルクロルシラン、α−クロルエ
チルトリクロルシラン、p−クロルエチルトリク
ロルシラン、クロルメチルジメチルクロルシラ
ン、トリオルガノシリルメルカプタン、トリメチ
ルシリルカプタン、トリオルガノシリルアクリレ
ート、ビニルジメチルアセトキシシラン、更に、
ジメチルエトキシシラン、ジメチルジメトキシシ
ラン、ジフエニルジエトキシシラン、ヘキサメチ
ルジシロキサン、1,3−ジビニルテトラメチル
ジシロキサン、1,3−ジフエニルテトラメチル
ジシロキサン、および1分子当り2乃至12個のシ
ロキサン単位を有し末端に位置する単位にそれぞ
れ1個宛のSiに結合した水酸基を含有するジメチ
ルポリシロキサン等がある。これらは1種あるい
は2種以上の混合物で用いられる。 なお、ここでメタノール滴定試験は疎水化され
た表面を有するシリカ微粉体の疎水化度の程度を
確認する実験的試験である。 処理されたシリカ微粉体に疎水化度を評価する
ために本明細書において規定される“メタノール
滴定試験”は次の如く行なう。供試シリカ微粉体
0.2gを容量250mlの三角フラスコ中の水50mlに添
加する。メタノールをビユーレツトからシリカの
全量が湿潤されるまで滴定する。この際、フラス
コ内の溶液はマグネチツクスターラーで常時撹拌
する。その終点はシリカ微粉体の全量が液体中に
懸濁されることによつて観察され、疎水化度は終
点に達した際のメタノールおよび水の液状混合物
中のメタノールの百分率として表わされる。 また、これらのシリカ微粉体の適用量は現像剤
重量に対して、0.01〜20%のときに効果を発揮
し、特にましくは0.1〜3%添加した際に優れた
安定性を有する正あるいは負の帯電性を示す。添
加形態について好ましい態様を述べれば、現像剤
重量に対して0.01〜3重量%の処理されたシリカ
微粉体がトナー粒子表面に付着している状態にあ
るのが良い。 本発明に使用するトナーの結着樹脂としては、
ポリスチレン、ポリp−クロルスチレン、ポリビ
ニルトルエンなどのスチレン及びその置換体の単
重合体;スチレン−p−クロルスチレン共重合
体、スチレン−プロピレン共重合体、スチレン−
ビニルトルエン共重合体、スチレン−ビニルナフ
タリン共重合体、スチレン−アクリル酸メチル共
重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、
スチレン−アクリル酸ブチル共重合体、スチレン
−アクリル酸オクチル共重合体、スチレン−メタ
アクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタアク
リル酸エチル共重合体、スチレン−メタアクリル
酸ブチル共重合体、スチレン−αクロルメタアク
リル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニト
リル共重合体、スチレン−ビニルメチルエーテル
共重合体、スチレン−ビニルエチルエーテル共重
合体、スチレン−ビニルメチルケトン共重合体、
スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソ
プレン共重合体、スチレン−アクルロニトリル−
インデン共重合体、スチレン−マレイン酸共重合
体、スチレン−マレイン酸エステル共重合体など
のスチレン系共重合体;ポリメチルメタクリレー
ト、ポリブチルメタクリレート、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアミ
ド、エポキシ樹脂、ポリビニルブチラール、ポリ
アマイド、ポリアクリル酸樹脂、ロジン、変性ロ
ジン、テルペン樹脂、フエノール樹脂、脂肪族又
は脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂、塩素
化パラフイン、パラフインワツクス、カルナバワ
ツクスなどが単独或いは混合して使用できる。 必要に応じて、本発明に使用するトナーに用い
る着色材料としては、従来公知のカーボンブラツ
ク、銅フタロシアニン鉄黒などが使用でき、従来
公知の正あるいは負の荷電制御剤全てが本発明に
使用可能である。 さらに発明のトナーには必要に応じて、潤滑
剤、導電性付与剤、定着助剤などの例えば、ポリ
テトラフルオロエチレン粉、ポリフツ化ビニリデ
ン粉、高級脂肪酸の金属塩、カーボンブラツク、
導電性酸化錫などが添加されても良い。 さらに本発明のトナーは体積固有抵抗が1010Ω
cm以上、特に1012Ωcm以上であるのが良い。ここ
で言う体積固有抵抗は、トナーを100Kg/cm2の圧
で成型し、これに100V/cmの電界を印加して、
印加後1分を経た後の電流値から換算した値とし
て定義される。 さらに本発明のトナーは、必要に応じて、鉄
粉、ガラスビーズ、ニツケル粉、フエライト粉な
どのキヤリヤー粒子と混合して用いる方式の電気
的潜像の現像剤として使用することも可能であ
る。 また本発明には必要に応じて磁性粉を含有して
も良い。その磁性粉としては、磁場の中に置かれ
て磁化される物質が用いられ、鉄、コバルト、ニ
ツケルなどの強磁性金属の粉末もしくはマグネタ
イト、γ−Fe2O3、フエライトなどの化合物やそ
れらの合金がある。特に前述のクリーニング効果
および良好な現像性を発揮せしめるためには好ま
しくは窒素吸着法によるBET比表面積が2〜20
m2/g、特に2.5〜12m2/g、さらにモース硬度
が5〜7の磁性粉であることが好ましい。この磁
性粉の含有量は、トナー重量に対して10〜70重量
%が良い。 トナーの製造にあたつては、熱ロール、ニーダ
ー、エクストルーダー等の熱混練機によつて構成
材料を良く混練した後、機械的な粉砕、分級によ
つて得る方法、あるいは結着樹脂溶液中に材料を
分散した後、噴霧乾燥することにより得る方法、
あるいは、結着樹脂を構成すべき単量体に所定材
料を混合して乳化懸濁液とした後に重合させてト
ナーを得る重合法トナー製造法等、それぞれの方
法が応用出来る。 本発明のトナーを使用する場合の感光体の表面
硬度は、以下に示す方法で測定して8g以上、好
ましくは10〜100gの範囲が良い。硬度が小さい
場合は感光体に傷がつきやすくなり、その傷の部
分から高湿時における潜像の乱れが発生したり、
クリーニングされないトナーが発現したりする。
また、硬度が大きすぎる場合は感光板表面に生成
する低抵抗物質を除去できなくなり、高湿時に潜
像の乱れを生ずる。 上記硬度は以下のようにして測定される。 一例としてOPC感光体を測定する場合につい
て述べる。 OPC感光体を、例えばHEIDON14型表面性測
定機(新東科学製)のサンプル台に固定し、
OPC感光体にダイヤモンド製針(円錐形で、円
錐角が90゜である。但し先端が直径0.01mmの半球
状になつている。)を介して、垂直荷重xgをか
け、サンプル台を50mm/minの速度で動かし、
OPC感光体表面に傷をつける。この傷の幅を、
例えば微少硬度計MVK−F(明石製作所製)付
属の顕微鏡を用いて測る。 上記の操作を、荷重xgを例えば10g、15g、
20g、25g、30g、35g、40g、……と換えてく
り返し行ない、傷幅と荷重との直線回帰の関係よ
り、50μの傷をつける荷重を算出し、OPC感光体
の硬度とする。ここでOPC感光体がドラムの場
合には、ドラムの軸方向に傷がつけられるよう
に、OPC感光体をサンプル上にセツトすること
が必要である。 本発明の現像剤は種々の現像方法に適用されう
る。例えば、磁気ブラシ現像方法、カスケード現
像方法、米国特許第3909258号明細書に記載され
た導電性磁性トナーを用いる方法、特開昭53−
31136号公報に記載された高抵抗磁性トナーを用
いる方法、特開昭54−42141号公報、同55−18656
号公報、同54−43027号公報などに記載された方
法、フアーブラシ現像方法、パウダークラウド
法、インプレツシヨン現像法などがある。 本発明のトナーを使用した場合、クリーニング
方法としてはブレードクリーニング方式、フアー
ブラシクリーニング方式、磁気ブラシクリーニン
グ方式等が用いられるが、本発明においては、本
発明のトナー及び感光体との優れた組合せを考慮
した場合、ブレードクリーニング方式が好まし
い。また、クリーニング工程に至る直前において
必要に応じてトナークリーニングを容易にするた
めに除電工程等を設けても良い。 添付図面の第1図および第2図にクリーニング
装置の一例を示す。 図面中、1は感光体を示し、この感光体は図中
に矢印で示す方向に回転されるようになつてい
る。装置の動作中、感光体1の上に周知の方法で
静電潜像が形成され、トナーを使用することによ
り該潜像は顕画化され、この顕画像は転写材に転
写される。転写後に感光体1上に残留するトナー
2を除去するために、クリーニング装置7が設け
られている。 第1図および第2図に示すクリーニング装置は
感光体1上のトナー2を擦り落とすように感光体
の表面に当接しているクリーニング部材8と、該
クリーニング部材8により感光体1から脱離した
トナーを捕集するための捕集部材9を備えてい
る。一般に、捕集部材9は感光体の表面に当接す
るように配置されていて、クリーニング部材8に
よつて擦り落とされたトナーがクリーニング装置
の外に飛散するのを防止する。 クリーニング部材8はウレタンゴムの如きJIS
−A硬度60゜〜80゜の弾性ゴムブレードが好まし
く、感光体1とは第1図および第2図に示される
如く角度をかえて当接することができる。この場
合の当接する圧力は第1図のような場合は5〜20
g/cmの線圧が好ましく、第2図のような場合は
30〜40g/cmの線圧が好ましい。 以上本発明の基本的な構成と特色について述べ
たが以下実施例にもとづいて具体的に本発明につ
いて説明する。しかしながら、これによつて本発
明の実施の態様がなんら限定されるものではな
い。実施例中の部数は重量部である。 実施例 1 スチレン−ブチルメタクリレート−ジメチルア
ミノエチルメタクリレート(重量比7:2.5:
0.5)共重合体100重量部、BET比表面積5m2/
gでモース硬度5.5のマグネタイト40重量部、お
よび重量平均分子量15000で沸点n−ヘキサン抽
出分20重量パーセントのポリプロピレン3重量部
を混合し、ロールミルにて160℃で溶融混練した。
冷却後ハンマーミルにて粗粉砕した後、ジエツト
粉砕機にて微粉砕した。次いで、風力分級機を用
いて分級し、体積平均粒径がおよそ13μmの黒色
微粉体を黒色磁性トナーとして得た。このトナー
の動摩擦係数は0.28であつた。 一方、DSCによつて測定したTgが80℃以上
のメタクリル酸メチル−スチレン(重量比9:
1)共重合体からなる電荷輸送層を有する積層型
OPC感光体を導電性シリンダー上に作成し感光
ドラムを得た。この感光体の硬度は21gであつ
た。 得られた感光ドラムと磁性トナーを市販のPC
−10(キヤノン(株)製)に適用した。この時、ドラ
ム上の転写残留のトナーは第1図に示すような装
置を用いてクリーニングをした。その際ブレード
はJIS−A硬度65゜のウレタンゴムを用い、感光ド
ラムとは線圧15g/cmの圧力で当接させた。 通常の環境下で1万枚のランニングテストを行
つたが画像濃度の安定した像乱れのない良好な画
像が得られた。また、ランニングテスト終了後感
光体をとり出し観察したところ損傷及びフイルミ
ングは実質的に認められず、転写後残存していた
であろうトナーが十分クリーニング除去されてい
た。 さらに同様な実験を30℃90%RHの環境下と15
℃10%RHの環境下で実施したところ、同様に良
好な結果を得た。 実施例 2 乾式法で合成されたシリカ微粉体(比表面積お
よそ130m2/g)100重量部を撹拌しながら側鎖に
アミンを有するシリコーンオイル(25℃における
粘度70cps、アミン当量830)12重量部を噴霧し、
温度をおよそ250℃に保持して60分間処理した。
生成した処理シリカのトリボ電荷量は+130μc/
gだつた。このシリカの硬度はモース硬度で6.0
であつた。 実施例1で得られた黒色微粉体100重量部に上
記の側鎖にアミンを有するシリコーンオイルで処
理したシリカ微粉体0.4重量部を添加しトナーと
した。このトナーの動摩擦係数は0.30であつた。 実施例1と同様にして複写実験を実施したとこ
ろ、鮮明な画像が得られた。さらに、1万枚のラ
ンニングテストを行なつたところ、画像濃度の安
定した、像乱れのない良好な画像が得られた。同
様な実験を30℃90%RH、15℃10%RHの環境下
で実施したがやはり同様に良好な結果を得た。テ
スト後の感光板は新品とほぼ同じように損傷のな
いきれいな状態であつた。 実施例 3 実施例1のトナー処方を変更し、スチレン−ブ
チルメタクリレート−ジメチルアミノエチルメタ
クリレート共重合体の代りに、スチレン−ブチル
メタクリレート共重合体を用い、ニグロシン3重
量部を加え、さらにマグネタイトの代りにカーボ
ンブラツクを5重量部加え、重量平均分子量
29000、沸点n−ヘキサン抽出分12%のポリプロ
ピレンを2重量部を添加して黒色トナーを得た。
このトナーの動摩擦係数を測定すると0.39であつ
た。このトナー10重量部と鉄粉(日本鉄粉製 商
品名ETV250〜400)90重量部を混合して現像剤
を作成し市販の2成分磁気ブラシ現像方式の複写
機に適用し、且つクリーニング装置は第2図のよ
うにブレードの当接角度を変え線圧を35g/cmと
し、その他は実施例1と同様にして複写を行なつ
たところ、鮮明な画像が得られた。さらに、1万
枚のランニングテストを行なつたところ、画像濃
度の安定した像乱れのない良好な画像が得られ
た。同様な実験を30℃90%RH、15℃10%RHの
環境下で実施したがやはり同様に良好な結果を得
た。テスト後のドラムは新品とほぼ同じように汚
れのないきれいな状態であつた。 実施例 4 実施例1における感光体中のメタクリル酸メチ
ル−スチレン共重合体の代わりに、Tgが80℃以
上のスチレン−アクリロニトリル共重合体を用い
ることを除いては実施例1と同様に行なつたとこ
ろ良好な結果が得られた。この感光体の硬度は15
gであつた。 実施例 5 実施例1で使用したポリプロピレンの代りに、
重量平均分子量48000で沸点n−ヘキサン抽出分
40重量パーセントのエチレン−プロピレン共重合
体の熱変成物を用いることを除いては実施例1と
同様に行なつたところ良好な結果が得られた。こ
のトナーの動摩擦係数は0.20であつた。 実施例 6 実施例1で使用したポリプロピレンを7重量部
添加することを除いては実施例2と同様に行なつ
たところ良好な結果であつた。このトナーの動摩
擦係数は0.45であつた。 実施例 7 実施例1のメタクリル酸メチル−スチレン共重
合体の代りに、ポリメタクリル酸メチルを用いた
感光体を使用し、実施例1と同様に実施したとこ
ろ各々の異なる環境下で良好な結果を得た。この
感光体の硬度は38gであつた。 実施例 8 実施例1で使用したポリプロピレンの代りに、
重量平均分子量7200沸点n−ヘキサン抽出分38%
のポリプロピレンを用いることを除いては実施例
1と同様に行なつたところ良好な結果が得られ
た。このトナーの動摩擦係数は0.21であつた。 比較例 1 実施例1で使用したポリプロピレンを加えずに
実施例1と同様にしてトナーを調製した。トナー
の動摩擦係数は0.12であつた。 高温高湿下でランニングテストを行なつたとこ
ろ著しい像の乱れが発生した。 比較例 2 重量平均分子量2800、沸点n−ヘキサン抽出分
60%のポリエチレンを用いることを除いて、実施
例2と同様に行なつた。 高温高湿下でランニングテストを行なつたとこ
ろ著しい像の乱れが発生した。このトナーの動摩
擦係数は0.14であつた。 比較例 3 重量平均分子量45000、沸点n−ヘキサン抽出
分3.0%のポリプロピレン8重量部を用いる事を
除いて、実施例2と同様に実験を行なつた。トナ
ーの動摩擦係数は0.67であつた。高温高湿下のラ
ンニングテストにおいて、感光体に多数傷が発生
し、画像に乱れを生じた。
添付図面中、第1図および第2図は本発明に用
いるクリーニング装置の一例を説明するための概
略的な部分断面図を示す図である。 1……感光体、2……トナー、8……クリーニ
ング部材、9……捕集部材。
いるクリーニング装置の一例を説明するための概
略的な部分断面図を示す図である。 1……感光体、2……トナー、8……クリーニ
ング部材、9……捕集部材。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 重量平均分子量が3000〜80000であり、且つ、
5〜60重量%の沸点n−ヘキサン抽出分を含むポ
リアルキレンが樹脂成分100重量部に対して1〜
10重量部含有され、トナーの動摩擦係数が0.20〜
0.50であることを特徴とする静電荷像現像用トナ
ー。 2 積層型OPC感光体に形成された静電荷像の
現像用トナーである特許請求の範囲第1項の静電
荷像現像用トナー。 3 積層型OPC感光体に静電荷像を形成し、 形成された静電荷像を、重量平均分子量が3000
〜80000であり、且つ、5〜60重量%の沸点n−
ヘキサン抽出分を含むポリアルキレンが樹脂成分
100重量部に対して1〜10重量部含有され、トナ
ーの動摩擦係数が0.20〜0.50である静電荷像現像
用トナーで顕像化して顕画像を形成し、 形成された顕画像を転写し、 転写後の積層型OPC感光体表面をブレードク
リーニングする ことを特徴とする画像形成方法。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59182169A JPS6159454A (ja) | 1984-08-31 | 1984-08-31 | 静電荷像現像用トナー及び画像形成方法 |
| US06/769,951 US4702986A (en) | 1984-08-30 | 1985-08-27 | Electrophotographic method uses toner of polyalkylene and non-magnetic inorganic fine powder |
| DE3546904A DE3546904C2 (de) | 1984-08-30 | 1985-08-29 | Verfahren zur elektrofotografischen Erzeugung von Bildern unter Verwendung von Trockenentwickler |
| FR858512886A FR2569874B1 (fr) | 1984-08-30 | 1985-08-29 | Revelateur sec pour developper des images electrostatiques et procede de formation d'images |
| DE3530909A DE3530909C2 (de) | 1984-08-30 | 1985-08-29 | Trockenentwickler zur Entwicklung elektrostatischer Bilder |
| US07/614,679 US5112714A (en) | 1984-08-30 | 1990-11-19 | Dry magnetic electrostatic developer |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59182169A JPS6159454A (ja) | 1984-08-31 | 1984-08-31 | 静電荷像現像用トナー及び画像形成方法 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6057298A Division JP2675974B2 (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | 静電荷像現像用磁性トナー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6159454A JPS6159454A (ja) | 1986-03-26 |
| JPH026055B2 true JPH026055B2 (ja) | 1990-02-07 |
Family
ID=16113549
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59182169A Granted JPS6159454A (ja) | 1984-08-30 | 1984-08-31 | 静電荷像現像用トナー及び画像形成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6159454A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0542184A (ja) * | 1991-08-12 | 1993-02-23 | Koji Sato | 使用済注射器の収納箱、および使用済注射針の収納箱 |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2583754B2 (ja) * | 1986-02-24 | 1997-02-19 | 三井東圧化学株式会社 | 電子写真用トナ− |
| JPH0786703B2 (ja) * | 1988-12-29 | 1995-09-20 | キヤノン株式会社 | トナー |
| JP2750605B2 (ja) * | 1989-05-17 | 1998-05-13 | スズキ株式会社 | 粒子凝集パターン判定方法 |
| JPH08152741A (ja) * | 1994-11-29 | 1996-06-11 | Sharp Corp | 静電荷像現像用トナー |
| JP2003280264A (ja) * | 2002-03-20 | 2003-10-02 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5627156A (en) * | 1979-08-10 | 1981-03-16 | Canon Inc | Developing powder |
| JPS5616144A (en) * | 1979-07-17 | 1981-02-16 | Canon Inc | Developing powder |
| JPS587644A (ja) * | 1981-07-07 | 1983-01-17 | Ricoh Co Ltd | 電子写真感光体 |
| JPS587643A (ja) * | 1981-07-07 | 1983-01-17 | Mitsubishi Chem Ind Ltd | 電子写真感光体 |
| JPS58189646A (ja) * | 1982-04-01 | 1983-11-05 | Canon Inc | 磁性トナ− |
-
1984
- 1984-08-31 JP JP59182169A patent/JPS6159454A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0542184A (ja) * | 1991-08-12 | 1993-02-23 | Koji Sato | 使用済注射器の収納箱、および使用済注射針の収納箱 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6159454A (ja) | 1986-03-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |