JPH0261022B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0261022B2 JPH0261022B2 JP56036408A JP3640881A JPH0261022B2 JP H0261022 B2 JPH0261022 B2 JP H0261022B2 JP 56036408 A JP56036408 A JP 56036408A JP 3640881 A JP3640881 A JP 3640881A JP H0261022 B2 JPH0261022 B2 JP H0261022B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- film unit
- transfer film
- diffusion transfer
- diffusion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03C—PHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
- G03C8/00—Diffusion transfer processes or agents therefor; Photosensitive materials for such processes
- G03C8/42—Structural details
- G03C8/52—Bases or auxiliary layers; Substances therefor
- G03C8/54—Timing layers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Architecture (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Pyrrole Compounds (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
- Materials For Photolithography (AREA)
Description
本発明は写真、特に拡散転写写真像の形成に使
用するに適する製品に関する。特に、本発明は新
規な重合体を拡散転写フイルム単位の拡散コント
ロール層に使用することに関する。 本発明によれば拡散転写写真フイルム単位に有
用な新規な重合体が見い出された。この重合体は
アルカリ性環境下でβ−脱離反応を受けて、1種
またはそれ以上の当該重合体を含む層をアルカリ
または水性アルカリ性処理組成物に可溶であるか
または当該組成物により可溶化される物質に対し
不透過性状態から実質的にこれらに対し透過性の
状態に変わることのできる繰返し単位を有する。
さらにまた、これらの新規重合体を含む層が拡散
転写フイルム単位の感光性要素およびネガ成分の
拡散コントロール中間層またはオーバーコートと
しておよび拡散転写フイルム単位の受像要素およ
びポジ成分のタイミング層またはオーバーコート
として使用できることが見出された。 従つて、本発明の目的はアルカリの存在下にβ
離脱を受ける繰返し単位を含む新規重合体を含有
する少なくとも1つの拡散コントロール層を含む
新規な拡散転写写真フイルム単位を提供すること
にある。 本発明のさらにもう1つの目的は拡散転写法で
使用するための、新規重合体を含む新規な拡散コ
ントロール層を提供することにある。 本発明のもう1つの目的は拡散転写フイルム単
位で使用するのに適した、予め定められた透過特
性を有しそして新規重合体を含む拡散コントロー
ル層を含む新規な受像要素を提供することにあ
る。 本発明のもう1つの目的は新規重合体を含む少
なくとも1つの拡散コントロール中間層、タイミ
ング層またはオーバーコート層を含む新規な1体
化ネガ−ポジ拡散転写フイルム単位を提供するこ
とにある。 本発明のさらにもう1つの目的は予め定められ
た透過特性を有しそして新規重合体を含む拡散コ
ントロール中間層またはオーバーコートを含む、
拡散転写法で使用するための新規な感光性要素を
提供することにある。 本発明のその他の目的は以下の説明から明白に
なるであろう。 本発明の性質および目的をさらに十分に理解す
るためには、次の詳細な説明を添付図面と関連さ
せて参考にすべきである。 第1図は本発明の拡散コントロール層を含む写
真フイルム単位の横断面をす; 第2図は本発明の拡散コントロールタイミング
層を含む受像要素の横断面を示す;そして 第3図は本発明の中間層の「保有時間」を測定
するためのモデル配置を示す。 第4図は本発明の中間層を含む系における染料
濃度を時間の函数としてグラフに示すものであ
る。本発明の中間層の評価方法を説明するもので
ある。 前記したように、新規重合体はアルカリ性環境
下にβ−脱雄反応を受けることにより、1種また
はそれ以上の当該重合体を含む層をアルカリまた
は水性アルカリ性処理組成物に可溶であるか、ま
たはこの組成物により可溶化される物質に対して
不透過性状態から、これらに対し実質的透過性状
態に変化しうることが発見された。さらにまた、
これらの重合体を含む層が拡散転写フイルム単位
における拡散コントロール層として使用できるこ
とが発見された。これらの拡散コントロール層は
拡散転写フイルム単位の感光性要素およびネガ成
分のオーバーコートまたは中間層として、または
拡散転写フイルム単位の受像要素およびポジ成分
のタイミング層またはオーバーコートとして有用
であることが見出された。この拡散コントロール
層はフイルム単位の処理中に予め定められた長さ
の時間、アルカリまたは水性アルカリ性処理組成
物に可溶であるかまたはこれによつて可溶化され
る物のどちらかがこれを通つて通過または拡散す
るのを防止する不透過性「障壁」層を形成し、次
いでその中の重合体がβ脱離を受けた結果とし
て、比較的短時間の間、これらの物質に対し実質
的に透過性の状態を変化するように動作する。従
つて、これらの拡散コントロール層はこの層によ
つてその拡散をコントロールしようとする物質が
予め定められた時間、その場に「保有」され、次
いで比較的短時間にわたつて実質的な量で「放
出」される、すなわちこの層を通つて迅速に拡散
されるようにする「保有−放出」層である。この
望ましい「保有−放出」挙動は透過性における性
急な変化を受けることができず、むしろ初めから
或る程度まで透過性であつて、処理の開始時から
物質のゆつくりした漏れが生じ、そして処理期間
中に次第より透過性になる従来技術の拡散コント
ロール層の拡散コントロール作用と区別できる。 本発明に使用する新規重合体はβ脱離を受ける
ことができ、そして式() 〔式中Rは水素または低級アルキルであり;R1
は水素または低級アルキルであり;R2およびR3
はそれぞれ別々に水素、低級アルキル、(たとえ
ば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル)、
置換低級アルキル(たとえば、ヒドロキシメチ
ル、ヒドロキシエチル、メチルチオエチル)、ア
リール(たとえばフエニル、ナフチル)、アルカ
リール(たとえばトリル)、アルアルキル(たと
えばベンジル)またはシクロアルキル(たとえば
シクロヘキシル)であるか、またはR2およびR3
はこれらが結合する炭素原子と一緒に炭素環式ま
たはヘテロ環式環(たとえば )を構成でき;またはR3は式()に示されて
いる窒素原子に隣接するメチレン炭素原子に置換
されている場合に、R1と一緒になつて置換また
は非置換N−含有環(たとえば
用するに適する製品に関する。特に、本発明は新
規な重合体を拡散転写フイルム単位の拡散コント
ロール層に使用することに関する。 本発明によれば拡散転写写真フイルム単位に有
用な新規な重合体が見い出された。この重合体は
アルカリ性環境下でβ−脱離反応を受けて、1種
またはそれ以上の当該重合体を含む層をアルカリ
または水性アルカリ性処理組成物に可溶であるか
または当該組成物により可溶化される物質に対し
不透過性状態から実質的にこれらに対し透過性の
状態に変わることのできる繰返し単位を有する。
さらにまた、これらの新規重合体を含む層が拡散
転写フイルム単位の感光性要素およびネガ成分の
拡散コントロール中間層またはオーバーコートと
しておよび拡散転写フイルム単位の受像要素およ
びポジ成分のタイミング層またはオーバーコート
として使用できることが見出された。 従つて、本発明の目的はアルカリの存在下にβ
離脱を受ける繰返し単位を含む新規重合体を含有
する少なくとも1つの拡散コントロール層を含む
新規な拡散転写写真フイルム単位を提供すること
にある。 本発明のさらにもう1つの目的は拡散転写法で
使用するための、新規重合体を含む新規な拡散コ
ントロール層を提供することにある。 本発明のもう1つの目的は拡散転写フイルム単
位で使用するのに適した、予め定められた透過特
性を有しそして新規重合体を含む拡散コントロー
ル層を含む新規な受像要素を提供することにあ
る。 本発明のもう1つの目的は新規重合体を含む少
なくとも1つの拡散コントロール中間層、タイミ
ング層またはオーバーコート層を含む新規な1体
化ネガ−ポジ拡散転写フイルム単位を提供するこ
とにある。 本発明のさらにもう1つの目的は予め定められ
た透過特性を有しそして新規重合体を含む拡散コ
ントロール中間層またはオーバーコートを含む、
拡散転写法で使用するための新規な感光性要素を
提供することにある。 本発明のその他の目的は以下の説明から明白に
なるであろう。 本発明の性質および目的をさらに十分に理解す
るためには、次の詳細な説明を添付図面と関連さ
せて参考にすべきである。 第1図は本発明の拡散コントロール層を含む写
真フイルム単位の横断面をす; 第2図は本発明の拡散コントロールタイミング
層を含む受像要素の横断面を示す;そして 第3図は本発明の中間層の「保有時間」を測定
するためのモデル配置を示す。 第4図は本発明の中間層を含む系における染料
濃度を時間の函数としてグラフに示すものであ
る。本発明の中間層の評価方法を説明するもので
ある。 前記したように、新規重合体はアルカリ性環境
下にβ−脱雄反応を受けることにより、1種また
はそれ以上の当該重合体を含む層をアルカリまた
は水性アルカリ性処理組成物に可溶であるか、ま
たはこの組成物により可溶化される物質に対して
不透過性状態から、これらに対し実質的透過性状
態に変化しうることが発見された。さらにまた、
これらの重合体を含む層が拡散転写フイルム単位
における拡散コントロール層として使用できるこ
とが発見された。これらの拡散コントロール層は
拡散転写フイルム単位の感光性要素およびネガ成
分のオーバーコートまたは中間層として、または
拡散転写フイルム単位の受像要素およびポジ成分
のタイミング層またはオーバーコートとして有用
であることが見出された。この拡散コントロール
層はフイルム単位の処理中に予め定められた長さ
の時間、アルカリまたは水性アルカリ性処理組成
物に可溶であるかまたはこれによつて可溶化され
る物のどちらかがこれを通つて通過または拡散す
るのを防止する不透過性「障壁」層を形成し、次
いでその中の重合体がβ脱離を受けた結果とし
て、比較的短時間の間、これらの物質に対し実質
的に透過性の状態を変化するように動作する。従
つて、これらの拡散コントロール層はこの層によ
つてその拡散をコントロールしようとする物質が
予め定められた時間、その場に「保有」され、次
いで比較的短時間にわたつて実質的な量で「放
出」される、すなわちこの層を通つて迅速に拡散
されるようにする「保有−放出」層である。この
望ましい「保有−放出」挙動は透過性における性
急な変化を受けることができず、むしろ初めから
或る程度まで透過性であつて、処理の開始時から
物質のゆつくりした漏れが生じ、そして処理期間
中に次第より透過性になる従来技術の拡散コント
ロール層の拡散コントロール作用と区別できる。 本発明に使用する新規重合体はβ脱離を受ける
ことができ、そして式() 〔式中Rは水素または低級アルキルであり;R1
は水素または低級アルキルであり;R2およびR3
はそれぞれ別々に水素、低級アルキル、(たとえ
ば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル)、
置換低級アルキル(たとえば、ヒドロキシメチ
ル、ヒドロキシエチル、メチルチオエチル)、ア
リール(たとえばフエニル、ナフチル)、アルカ
リール(たとえばトリル)、アルアルキル(たと
えばベンジル)またはシクロアルキル(たとえば
シクロヘキシル)であるか、またはR2およびR3
はこれらが結合する炭素原子と一緒に炭素環式ま
たはヘテロ環式環(たとえば )を構成でき;またはR3は式()に示されて
いる窒素原子に隣接するメチレン炭素原子に置換
されている場合に、R1と一緒になつて置換また
は非置換N−含有環(たとえば
【式】または
【式】
)の1部を形成でき;A、DおよびEは水素、メ
チルおよびフエニルよりなる群から選ばれるが、
但しA、EまたはDの1個より多くない基がメチ
ルまたはフエニルであることができ;Yはβ−脱
離活性化基であり;そしてnは1〜6の正の整数
である〕を有する基本的繰返し単位を含有する。
n個の
チルおよびフエニルよりなる群から選ばれるが、
但しA、EまたはDの1個より多くない基がメチ
ルまたはフエニルであることができ;Yはβ−脱
離活性化基であり;そしてnは1〜6の正の整数
である〕を有する基本的繰返し単位を含有する。
n個の
【式】基の各々は同様にまたは異なつ
て置換できる。簡略化および便宜上の目的で、式
()の繰返し単位を以後、単純に「β脱離単位」
と称する。 本発明に使用する新規重合体は均質重合体また
はケラフトまたはブロツク共重合体を含む共重合
体でありうる。本発明の共重合体はアクリル酸ア
ルキル、メタアクリル酸アルキル、アクリルアミ
ドおよびメタアクリルアミドのような各種のエチ
レン状不飽和単量体との共重合により提供される
単位を含有できる。一般に、これらのコモノマー
系単位は重合体に補助安定性および粘度のような
特定の既定の性質、特に既定の透過特性を付与す
るのに使用される。 一般に、本発明に使用する重合体はβ脱離繰返
し単位を、拡散コントロール層にβ脱離によつて
比較的不透過性状態から比較的透過性状態に適当
に変化する能力を付与し、拡散コントロール層に
本明細書に記載されているような機能を付与する
に十分な量で含有する。本発明に使用する共重合
体では、総重合体単位に対するβ脱離単位割合は
使用された特定のβ脱離単位の性質、そこに使用
されたコモノマー系および重合体系物質の性質の
よび所望の特定で予定められた透過性より変化す
る。 本発明の好適態様では、重合体が式()を有
し、R1が水素でありそしてnが1であるβ脱離
単位を含有する。これらの好適なβ脱離単位は特
に次式()で示すことができる: (式中R、R2、R3、A、D、EおよびYは前記
定義のとおりである)。これらの好適β脱離単位
を含む重合体は容易に製造でき、拡散転写処理組
成物により提供されるようなアルカリ性環境にお
いて、拡散転写法で効果的に使用される速度で、
層を不透過性状態から透過性状態に迅速に変えう
ることが見出された。 一般に、β−脱離反応は隣接する原子上に置換
されている、すなわち相互にβである2個の基が
排除または脱離されることにより、より不飽和の
結合、通常は隣接原子間の二重結合の形成をもた
らす、2個の基の親分子からの排除または脱離を
包含する。式()の単位を含む重合体の場合
に、本発明に使用する重合体が受けるβ−脱離反
応は次式で示すことができる: (式中B-は陰イオン性塩基である)。上記反応式
はβ脱離より形成される陰イオン性重合体単位が
エチレン化合物 の二重結合の形成を行なわせるに有効な親分子
(出発重合体)から脱離される遊離の基であるこ
とを示している。 活性化基Yは写真的に無害であつて、陰イオン
性塩基による酸−不安定プロトンの奪取により形
成される炭素陰イオン性分子を安定化しうるいず
れかの基でありうる。このような活性化基の研究
はJ.CrosbuyおよびC.J.M.StirlingによりJ.Chem.
Soc.,B,1970、671頁に記載されている。本発
明で使用できる活性化基としては式−SO2W(式
中Wはアリール、アルアルキル、アルカリール、
アルアル、アルコキシ、アミノまたは置換アミノ
である)のスルホン;式
()の繰返し単位を以後、単純に「β脱離単位」
と称する。 本発明に使用する新規重合体は均質重合体また
はケラフトまたはブロツク共重合体を含む共重合
体でありうる。本発明の共重合体はアクリル酸ア
ルキル、メタアクリル酸アルキル、アクリルアミ
ドおよびメタアクリルアミドのような各種のエチ
レン状不飽和単量体との共重合により提供される
単位を含有できる。一般に、これらのコモノマー
系単位は重合体に補助安定性および粘度のような
特定の既定の性質、特に既定の透過特性を付与す
るのに使用される。 一般に、本発明に使用する重合体はβ脱離繰返
し単位を、拡散コントロール層にβ脱離によつて
比較的不透過性状態から比較的透過性状態に適当
に変化する能力を付与し、拡散コントロール層に
本明細書に記載されているような機能を付与する
に十分な量で含有する。本発明に使用する共重合
体では、総重合体単位に対するβ脱離単位割合は
使用された特定のβ脱離単位の性質、そこに使用
されたコモノマー系および重合体系物質の性質の
よび所望の特定で予定められた透過性より変化す
る。 本発明の好適態様では、重合体が式()を有
し、R1が水素でありそしてnが1であるβ脱離
単位を含有する。これらの好適なβ脱離単位は特
に次式()で示すことができる: (式中R、R2、R3、A、D、EおよびYは前記
定義のとおりである)。これらの好適β脱離単位
を含む重合体は容易に製造でき、拡散転写処理組
成物により提供されるようなアルカリ性環境にお
いて、拡散転写法で効果的に使用される速度で、
層を不透過性状態から透過性状態に迅速に変えう
ることが見出された。 一般に、β−脱離反応は隣接する原子上に置換
されている、すなわち相互にβである2個の基が
排除または脱離されることにより、より不飽和の
結合、通常は隣接原子間の二重結合の形成をもた
らす、2個の基の親分子からの排除または脱離を
包含する。式()の単位を含む重合体の場合
に、本発明に使用する重合体が受けるβ−脱離反
応は次式で示すことができる: (式中B-は陰イオン性塩基である)。上記反応式
はβ脱離より形成される陰イオン性重合体単位が
エチレン化合物 の二重結合の形成を行なわせるに有効な親分子
(出発重合体)から脱離される遊離の基であるこ
とを示している。 活性化基Yは写真的に無害であつて、陰イオン
性塩基による酸−不安定プロトンの奪取により形
成される炭素陰イオン性分子を安定化しうるいず
れかの基でありうる。このような活性化基の研究
はJ.CrosbuyおよびC.J.M.StirlingによりJ.Chem.
Soc.,B,1970、671頁に記載されている。本発
明で使用できる活性化基としては式−SO2W(式
中Wはアリール、アルアルキル、アルカリール、
アルアル、アルコキシ、アミノまたは置換アミノ
である)のスルホン;式
【式】(式中Tは水
素、アルキル、アルコキシ、アミノまたは置換ア
ミノである)のカルボニル基; 式
ミノである)のカルボニル基; 式
【式】(式中Gはアリール、アルキル、アル
カリールまたはアルアルキルである)のスルホキ
シド;およびシアノを包含する。 本発明に使用する好ましい重合体は次式の繰返
し単位を含む重合体を包含する:
シド;およびシアノを包含する。 本発明に使用する好ましい重合体は次式の繰返
し単位を含む重合体を包含する:
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】
前記したように、本発明に使用する重合体はβ
脱離単量体系単位および重合体に予め定められた
性質を付与するために重合体中に配合される各種
のコモノマー系単位を包含する共重合体でありう
る。たとえば、「保有時間」、すなわち拡散コント
ロール層を処理中に不透過性のままにする時間は
β脱離重合体中に一定のコモノマーまたはコモノ
マー混合物を配合することにより生成する層の相
対親水性により影響を受けうる。一般に、重合体
が疎水性であるほど、拡散コントロール層にアル
カリが透過してβ脱離反応を開始させる透過速度
が遅くなる、すなわち保有時間が長くなる。別法
として、適当なコモノマー系単位を包含させるこ
とにより重合体の疎水性/親水性バランスを調節
して、フイルム単位内の特定用途に適するような
選択的透過特性を拡散コントロール層に付与する
方法も使用できる。たとえば、以下に詳述するよ
うに、フイルム単位のネガ成分の拡散コントロー
ル中間層が初にアルカリ、水および処理組成物中
の各種のその他の成分に対し実質的に透過性であ
り、且つまた現像処理の予め定められた時点まで
このフイルム単位の像提供物質については実質的
に不透過性であること特に好ましい。このような
選択的透過性はβ脱離重合体中に適当な、一般に
比較的親水性のコモノマー系単位を包含させるこ
とにより、またはさらに特に、所望の透過性が得
られるように疎水性基と親水性基とのバランスを
とることにより、本発明で達成できる。 本発明で使用するのに適するコモノマーの例と
してはアクリル酸;メタアクリル酸;2−アリー
ルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸;N−
メチルアクリルアミド;メタアクリルアミド;ア
クリル酸エチル;アクリル酸ブチル;メタアクリ
ル酸メチル;メタアクリル酸N−メチル;N−エ
チルアクリルアミド;N−メチロールアクリルア
ミド;N,N−ジメチルアクリルアミド;N,N
−ジメチルメタアクリルアミド;N−(n−プロ
ピル)アクリルアミド;N−イソプロピルアクリ
ルアミド;N−(β−ヒドロキシエチル)アクリ
ルアミド;N−(β−ジメチルアミノ)アクリル
アミド;N−(t−ブチル)アクリルアミド;N
−〔β−(ジメチルアミノ)エチル〕メタアクリル
アミド;2−〔2′−(アクリルアミド)エトキシ〕
エタノール;N−(3′−メトキシプロピル)アク
リルアミド;2−アクリルアミド−3−メチルブ
チルアミド;アクリルアミドアセトアミド;メタ
アクリルアミドアセトアミド;2−〔2′−メタア
クリルアミド−3′−メチルブチルアミド〕アセト
アミド;およびジアセトンアクリルアミドを包含
する。 本発明に使用する有用な共重合体として次の例
を挙げることができる: (1) β−シアノエチル−N−アクリリル−2−メ
チルアラニン/アクリル酸:CEAMA/AA=
97/3(重量部)
脱離単量体系単位および重合体に予め定められた
性質を付与するために重合体中に配合される各種
のコモノマー系単位を包含する共重合体でありう
る。たとえば、「保有時間」、すなわち拡散コント
ロール層を処理中に不透過性のままにする時間は
β脱離重合体中に一定のコモノマーまたはコモノ
マー混合物を配合することにより生成する層の相
対親水性により影響を受けうる。一般に、重合体
が疎水性であるほど、拡散コントロール層にアル
カリが透過してβ脱離反応を開始させる透過速度
が遅くなる、すなわち保有時間が長くなる。別法
として、適当なコモノマー系単位を包含させるこ
とにより重合体の疎水性/親水性バランスを調節
して、フイルム単位内の特定用途に適するような
選択的透過特性を拡散コントロール層に付与する
方法も使用できる。たとえば、以下に詳述するよ
うに、フイルム単位のネガ成分の拡散コントロー
ル中間層が初にアルカリ、水および処理組成物中
の各種のその他の成分に対し実質的に透過性であ
り、且つまた現像処理の予め定められた時点まで
このフイルム単位の像提供物質については実質的
に不透過性であること特に好ましい。このような
選択的透過性はβ脱離重合体中に適当な、一般に
比較的親水性のコモノマー系単位を包含させるこ
とにより、またはさらに特に、所望の透過性が得
られるように疎水性基と親水性基とのバランスを
とることにより、本発明で達成できる。 本発明で使用するのに適するコモノマーの例と
してはアクリル酸;メタアクリル酸;2−アリー
ルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸;N−
メチルアクリルアミド;メタアクリルアミド;ア
クリル酸エチル;アクリル酸ブチル;メタアクリ
ル酸メチル;メタアクリル酸N−メチル;N−エ
チルアクリルアミド;N−メチロールアクリルア
ミド;N,N−ジメチルアクリルアミド;N,N
−ジメチルメタアクリルアミド;N−(n−プロ
ピル)アクリルアミド;N−イソプロピルアクリ
ルアミド;N−(β−ヒドロキシエチル)アクリ
ルアミド;N−(β−ジメチルアミノ)アクリル
アミド;N−(t−ブチル)アクリルアミド;N
−〔β−(ジメチルアミノ)エチル〕メタアクリル
アミド;2−〔2′−(アクリルアミド)エトキシ〕
エタノール;N−(3′−メトキシプロピル)アク
リルアミド;2−アクリルアミド−3−メチルブ
チルアミド;アクリルアミドアセトアミド;メタ
アクリルアミドアセトアミド;2−〔2′−メタア
クリルアミド−3′−メチルブチルアミド〕アセト
アミド;およびジアセトンアクリルアミドを包含
する。 本発明に使用する有用な共重合体として次の例
を挙げることができる: (1) β−シアノエチル−N−アクリリル−2−メ
チルアラニン/アクリル酸:CEAMA/AA=
97/3(重量部)
【式】
(2) β−シアノエチル−N−アクリリル−2−メ
チルアラニン/アクリル酸/2−アクリルアミ
ド−2−メチルプロパンスルホン酸:
CEAMA/AA/AMPS=96/3/1(重量部) (3) β−シアノエチル−N−アクリリル−2−メ
チルアラニン/ジアセトンアクリルアミド/2
−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホ
ン酸:CEAMA/DAA/AMPS=65/34/1
(重量部) (4) β−シアノエチル−N−アクリリル−2−メ
チルアラニン/アクリル酸ブチル:CEAMA/
BA=90/10(重量部) (5) β−シアノエチル−N−アクリリル−2−メ
チルアラニン/2−アクリルアミド−2−メチ
ルプロパンスルホン酸:CEAMA/AMPS=
99/1(重量部) (6) β−シアノエチル−N−アクリリル−2−メ
チルアラニン/ジアセトンアクリルアミド/メ
タアクリル酸:CEAMA/DAA/MAA=
50/48/2(重量部) (7) β−シアノエチル−N−アクリリル−2−メ
チルアラニン/アクリル酸ブチル/メタアクリ
ル酸/2−スルホエチルメタアクリレート:
CEAMA/BA/MAA/SEMA=10/85/
2/3。 本発明の拡散コントロール層のβ脱離重合体が
受けるβ脱離反応はこの拡散コントロール層によ
り拡散をコントロールしようとする物質を既定の
時間その場に保有し、ついで比較的短時間にわた
り放出させる。この際に重合体は比較的急速にそ
の親水性および水膨潤性を増し、かくしてβ脱離
反応の結果として透過性なる。予め定められた保
有時間は重合体中のβ脱離単位のモル比または割
合を調整する;拡散コントロール層の厚み変え
る;β脱離重合体中適当なコモノマー系単位を導
入してそこに望ましい疎水性/親水性バランスま
たは凝集度を付与する;異なる活性化基Yを使用
してβ脱離の速度を調節する;またはその他の物
質、特に重合体系物質を拡散コントロール層に使
用してアルカリまたは水性アルカリ性処理組成物
がそこを通過する透過度を調節し、実質的なβ脱
離の生起に要する時間を変更する;ような手段よ
り、指定写真法について適当に調節できる。この
層の保有時間を調節する最後に記述した手段は、
たとえばその疎水性/親水性バランスまたは凝集
度により測定して、アルカリまたは水性アルカリ
性処理組成物に対して既定の透過度を有するマト
リツクス重合体物質の利用を包含しうる。一般
に、マトリツクス重合体の親水性を増加するかま
たは凝集度を減少させることにより、アルカリま
たは水性アルカリ性処理組成物に対する増大した
透過度、すなわちより短かい保有時間を得ること
ができる。 本発明の拡散コントロール層の保有時間に対す
る作用に加えて、マトリツクス重合体はまたアル
カリまたは水性アルカリ性処理組成物に可溶であ
るかまたはこの組成物により可溶化される物質に
対する層の透過度を調節して、フイルム単位内の
層の機能に影響を与える目的にも使用できる。た
とえば、比較的高度の凝集度を有するマトリツク
ス重合体または比較的疎水性のマトリツクス重合
体はその拡散コントロール層をβ脱離が生じるま
でアルカリに対し実質的に不透過性にして、この
ような層に拡散転写フイルム単位の受像要素およ
びポジ成分におけるアルカリ中和タイミング層ま
たはオーバーコート層としての機能を付与する助
けをすることもできる。別の観点で、比較的低い
凝集度を有するマトリツクス重合体または比較的
親水性のマトリツクス重合体はその拡散コントロ
ール層を初期にはアルカリ透過性であるが水性ア
ルカリ性処理組成物中に可溶であるか、または組
成物により可溶化される物質、たとえば像染料提
供物質に対してはβ脱離が生起するまで不透過性
のままにして、このような層に拡散転写フイルム
単位の感光性要素またはネガ成分における中間層
またはオーバーコート層としての機能を付与する
助けとすることもできる。 従つて、マトリツクス重合体の使用は本発明の
拡散コントロール層の保有時間または機能を調節
する方法として、そのβ脱離共重合体における前
記の適当なコモノマーの使用に対する別の方法ま
たは補助方法を提供しうる。しかしながら、β脱
離反応はこの層の透過性を比較的急速に変化させ
るために必須であることは理解されるだろう。 拡散コントロール層で使用するに適するマトリ
ツクス/β脱離重合体系は各重合体の物理的混合
により、またβ脱離重合体の存在下におけるマト
リツクス重合体の製造により製造できる。1980年
3月14日付で出願されたCharles Sullivanの審査
中の米国特許出願ser.No.130532に記載されている
ように、好ましいマトリツクス/β脱離重合体は
β脱離重合体を予め形成されているマトリツクス
重合体の存在下に形成した系を含む。マトリツク
ス重合体として使用できる重合体は一般に、アク
リル酸;メタアクリ酸;メタアクリ酸メチル、2
−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン
酸;アクリルアミド;メタアクリルアミド;N,
N−ジメチルアクリルアミド;アクリル酸エチ
ル;アクリル酸ブチル;ジアセトンアクリルアミ
ド;アクリルアミドアセトアミド;およびメタア
クリルアミドアセトアミド;のようなコモノマー
系単位を含む共重合体である。このようなコモノ
マー系単位並びにその割合はマトリツクス重合体
およびこれが使用される拡散コントロール層に望
まれる物理的性質に基づき選択すべきである。た
とえば、マトリツクス重合体内の親水性コモノマ
ー(たとえばアクリル酸またはメタアクリル酸)
の相対割合を増すことによつて、より親水性の、
従つて一般により透過性の、マトリツクス物質を
得ることができる。 本発明で有用なマトリツクス重合体/β脱離重
合体系としては以下に列挙する系を包含する:こ
こでDAAはジアセトンアクリルアミドを表わし、
BAはアクリル酸ブチルを表わし、AAはアクリ
ル酸を表わし、AMPSは2−アクリルアミド−
2−メチルプロパンスルホン酸を表わし、そして
CEAMAはβ−シアノエチル−N−アクリリル−
2−メチルアラニンを表わす。下記のマトリツク
ス系は予め形成されたマトリツクス重合体の存在
下にβ脱離重合体を重合させることにより製造し
た。全て比率および割合は重量部による: マトリツクス系 マトリツクス重合体/β脱離重
合体 A DAA/AA/AMSの96/3/1のマトリツ
クス共重合体55.5部およびポリ(CEAMA)
45.5部。 B BA/DAA/AA/AMPSの50/45.5/3.5/
1マトリツクス共重合体55.5部およびポリ
(CEAMA)45.5部。 C BA/DAA/AA/AMPSの45/51/3/1
マトリツクス共重合体61部およびポリ
(CEAMA)39部。 D DAA/BA/AA/AMPSの51.5/44/4.0/
0.5マトリツクス共重合体70部およびポリ
(CEAMA)30部。 E DAA/BA/AA/AMPSの51.5/44.0/
4.25/0.25マトリツクス共重合体75部およびポ
リ(CEAMA)25部。 F DAA/BA/AA/AMPSの51.5/44.0/
4.25/0.25マトリツクス共重合体および
CEAMA/DAA/AMPSの65/34/1β脱離性
共重合体。 G DAA/BA/AA/AMPSの51.5/44.0/
4.0/0.5マトリツクス共重合体75部および
CEAMA/DAA/AMPSの64.5/34.0/1.5β脱
離性共重合体25部。 H DAA/BA/AA/AMPSの51.5/44/4.0/
0.5マトリツクス共重合体60部および
CEAMA/AMPSの99/1β脱離性共重合体40
部。 I DAA/BA/AA/AMPSの50.75/44/
4.75/0.5マトリツクス共重合体および
CEAMA/DAA/AMPSの64.5/34/1.5β脱
離性共重合体30部。 本発明に使用する新規重合体は、拡散性染料、
染料中間体または可溶性銀錯体のような拡散性の
像提供物質の像様転写に基づく多くの拡散転写製
品および方法に使用できる。本発明の拡散転写フ
イルム単位は基本的層として、支持体層;拡散転
写法像提供物質をそこに組合せて有する少なくと
も1つの感光性ハロゲン化銀乳剤層;アルカリ性
処理組成物透過性の受像層;および新規重合体を
含む少なくとも1つの拡散コントロール層を包含
する。露光についで、ハロゲン化銀乳剤を水性ア
ルカリ性処理組成物で現像し、現像の結果とし
て、形成される拡散性像提供物質の像様分布を積
重された受像層に少なくとも部分的に転写させ
る。このようなフイルム単位の拡散コントロール
層は本明細書の記載に従いアルカリまたは像提供
物質の拡散をコントロールするために使用でき
る。 本発明内のフイルム単位はハロゲン化銀乳剤層
および受像層が初期に別々の要素に含まれている
フイルム単位を包含する。従つて、このようなフ
イルム単位は(a)好ましくは不透明である支持体層
および拡散転写法像提供物質をそこに組合せて有
する少なくとも1つの感光性ハロゲン化銀乳剤層
を含むネガ成分を有する感光性要素;(b)指定方法
に応じて不透明または透明でありうる支持体層お
よび受像層を含むポジ成分を有する受像要素;お
よび(c)前記感光性要素または受像要素の少なくと
も1方に存在する本発明の重合体を含む拡散コン
トロール層;を包含できる。各要素は露光の後で
または露光前に積重することができる。露光に続
いて、水性アルカリ性処理組成物を積重された要
素間に分布させて現像を開始する。受像要素が不
透明な反射性背景を備えている場合には、形成さ
れた像は要素を分離すると反射プリントとして見
ることができる。透明な受像要素を使用すると、
生成する像は要素を分離したときに透明画として
見ることができる。別法として、感光性要素およ
び(または)処理組成物が光反射層、たとえば二
酸化チタンのような白色顔料を含有する場合に
は、像は要素を分離せずに、光反射層により提供
される背景を背景にして反射プリントとして見る
ことができる。感光性要素はまた中和層、たとえ
ば酸重合体層およびタイミング層を含むことがで
き、これらの層は支持体層とネガ成分との間にあ
つて、中和層は支持体に隣接して位置している。
中和層の酸反応性部位と処理組成物により提供さ
れるアルカリとの間の中和反応を生起させること
により、フイルム単位の周囲PHを低下させて、以
下に詳述する効果を得ることができる。タイミン
グ層は中和層に向つてアルカリがゆつくり拡散す
ることにより早過ぎるPHの減少を防止する作用を
する。 本発明の拡散コントロール層はまた感光性層と
受像層とが単一要素に存在する拡散転写フイルム
単位、すなわちネガ成分およびポジ成分が少なく
とも露光前には感光性積層体に含まれているか、
またはいずれかの方式で積重関経に一緒に保有さ
れている1体化ネガ−ポジフイルム単位に使用で
きる。たとえば、本発明の拡散コントロール層は
米国特許第3415644号に詳述されている形式の1
体化フイルム単位に使用でき、このフイルム単位
は特にカラー像の形成に適している。この特許の
記に従うと、本発明の範囲内のこの形式のフイル
ム単位は(a)順に、不透明支持体層、好ましくは活
性照射不透過性の可撓シート材料、像染料提供物
質をそこに組合せて有する少なくとも1つの感光
性ハロゲン化銀乳剤層を含むネガ成分、像染料提
供物質により染色できる受像層を含むポジ成分お
よび透明支持体層、好ましくは活性照射透過性の
可撓性シート材料を含む複合構造体を含み、そし
て新規重合体を含有する拡散コントロール層を含
む、感光性積層体;(b)処理組成物がネガ成分とポ
ジ成分との間に分布できるようにフイルム単位と
1体化した、水性アルカリ性処理組成物を保有す
る手段;を包含する。この形式のフイルム単位で
は、ネガ成分とポジ成分との間に処理組成物が分
布すると、これを背景にして受像層に形成された
染料像がこれらの成分を分離しなくても見ること
ができる光反射層が付与されるように、光反射顔
料が処理組成物により提供されると好ましい。 本発明の拡散コントロール層はまた米国特許第
3594165号に記されている形式の1体化ネガ−ポ
ジフイルム単位にも使用できる。この特許の記載
によると、この形式の本発明の範囲内のフイルム
単位は:(a)順に、透明支持体層、好ましくは活性
照射透過性の可撓性シート材料、受像層を含むポ
ジ成分、受像層に形成された染料像がこれを背景
にして見ることのできる処理組成物透過性の光反
射層、および像染料提供物質をそこに組合せて有
する少なくとも1つの感光性ハロゲン化銀乳剤層
を含むネガ成分を有する感光性積層体;(b)感光性
積層体の透明層の反対側の表面に実質的に同じ面
積で積重された透明シート;(c)処理組成物が感光
性積層体と透明シートとの間に分布できるように
フイルム単位と1体化されており、不透明化剤を
含有する水性アルカリ性処理組成物を保有する手
段;および(d)新規重合体を含む拡散コントロール
層、この層は透明シートの感光性積層体に隣接す
る側上のコーテイングまたは感光性積層体の部品
でありうる;を包含する。受像層内に形成された
カラー像は透明シートを感光性積層体から分離し
なくても、光反射層を背景にして見ることができ
る。 多色像はその組合されている乳剤の原色感性範
囲に対し実質的に補色のスペクトル吸収特性を有
する像染料を提供する像染料提供物質がそれぞれ
組合されている少くなくとも2種の選択的に増感
されたハロゲン化銀乳剤層を含む本発明のフイル
ム単位で生成できる。多色像の形成に最も慣用の
ネガ成分はトリパツク構造を有するもので、同一
または隣接層にそれぞれ黄、マゼンタおよびシア
ン像染料提供物質をそこに組合せて有する青、緑
および赤感性ハロゲン化銀層を有する。各ハロゲ
ン化銀乳剤層およびその組合された像染料提供物
質が残りの乳剤層およびそれに組合されている像
染料提供物質から、本発明により提供されるもの
のようなアルカリ性溶液透過性中間層により個別
に分離されていると好ましい。 米国特許第2983606号およびその他の多くの特
許に記載されているように、拡散転写によりカラ
ー像を形成するのに特に有用である像染料提供物
質は染料現像剤、すなわち同一分子内に染料の発
色団系とハロゲン化銀現性基との両方を含有する
化合物である。代表的な拡散転写システムでは、
各染料現像剤がハロゲン化銀乳剤層と分離して組
合されており、最も好ましくは、還元された形で
処理組成物により提供される最初のPHでだけ実質
的に可溶性であつて、露光または処理の後に、そ
の組合された乳剤の原色感性範囲に対し実質的に
補色のスペクトル吸収特性を有する。露光後に、
処理組成物を適用すると、乳剤層中に透過してそ
こに含まれている潜像の現像を開始する。染料現
像剤は潜像の現像の結果として露光領域に不動化
または沈殿する。乳剤の未露光および部分的に露
光した領域では、染料現像剤が未反応であつて、
拡散性であり、かくしてハロゲン化銀乳剤層の点
対点度合の露光の結果として、液体処理組成物中
に溶解した未酸化染料現像剤の像様分布が提供さ
れる。この未酸化染料現像剤の像様分布の少なく
とも1部分が積重された受像層にインビビシヨン
により転写される、この転写は酸された現像剤を
実質的に含まない。受像層はその像様分布を明白
に乱すことなく、現像された乳剤からの未酸化染
料現像剤の深い拡散を受容して、現像された像の
反転またはポジカラー像を提供する。受像層は拡
散された未酸化染料現像剤を媒染または別様に定
着させるに適した助剤を含有できる。実質的な転
写像形成後に、フイルム単位の周囲PHをネガ構造
体内に残存する残留染料現像剤がそれらの還元さ
れたまたは酸化された状態のどちらかで沈澱する
か非拡散性になる第2のPHに下げるように調節す
ると好ましい。このPH調節は一般に以下に詳述す
るような酸中和層、好ましくは重合体系酸層を用
いることにより達成される。 例示の目的で本発明を前記のとおり動作する染
料現像剤を使用する場合について以後説明する
が、本発明はこの例示する像染料提供物質の使用
に限定されるものではない。 添付図面に例示されているように、第1図は引
用した米国特許第3415644号に記載されている形
式の1体化フイルム単位の透視図を示すものであ
つて、ネガ成分とポジ成分との間に処理組成物2
6が分布している状態を示してある。フイルム単
位10は順に、不透明支持体層12;シアン染料
現像剤層13;赤感性ハロゲン化銀乳剤層14;
中間層15;マゼンタ染料現像剤層16;緑感性
ハロゲン化銀乳剤層17;中間層18;黄染料現
像剤層19;青感性ハロゲン化銀乳剤層20;オ
ーバーコート層21;受像層22;スペーサー層
23;中和層24;および透明支持体層25;を
含む感光性積層体11を有する。透明支持体層2
5を通して露光した後に、初期には破裂性容器
(図示されていない)に保有されている処理組成
物26がオーバーコート層21と受像層22との
間に分布し、ハロゲン化銀乳剤層の現像を開始す
る。処理組成物26は、処理組成物26がフイル
ム単位のカメラ外での処理中にフイルム単位の感
光性層がさらに露光するのを防ぐことができるよ
うに、たとえば米国特許第3647437号に記載の種
類の不透明化剤を含有すると好ましい。現像の結
果として、拡散性染料現像剤の像様分布が形成さ
れ、これが少なくとも部分的に受像層22に転写
される。処理組成物により提供される層が二酸化
チタンのような光反射性顔料を含有すると好まし
く、これを背景にして受像層22に形成されたカ
ラー像を見ることができる。実質的な転写像形成
の後に、処理組成物26により提供されるアルカ
リの十分な量が受像層22およびスペーサー層2
3を透過して、中和層24に達し、ここでアルカ
リの中和が生起して系のPHを染料現像剤が不溶性
で非拡散性であつて、かくして安定なカラー転写
像が提供されるPHレベルまで低下させる。 スペーサー層23および中和層24は受像層2
2と支持体層25との間に配置する以外に、支持
体層12とシアン染料現像剤13との中間に中和
層24を支持体層12に隣接して配置することも
できる。この態様では、処理組成物26により提
供されるアルカリが層13−21およびスペーサ
ー層23を透過して中和層24に達し、ここでア
ルカリの中和が前記したとおりに生起する。 前記した製品のような多色拡散転写製品の場合
に、望ましくないインターイメージ効果(重層効
果)が特定の染料現像剤またはその他の像染料提
供物質がフイルム単位に初めに組合されている乳
剤層以外のハロゲン化銀乳剤層と組合された結果
として生起する。この意図しない組合せ関係は一
般に像染料提供物質が初期に組合せられたもの以
外のハロゲン化銀層に、この「誤つた」乳剤層が
現像される前に、移動する結果として生じる。こ
の早過ぎる移動の結果、像染料提供物質がその意
図して制御されているハロゲン化銀層に留まつて
いた時に正常に有するものとは反対の拡散特性を
獲得することがある。たとえば、染料現像剤がそ
の初期に組合されていたハロゲン化銀層以外のハ
ロゲン化銀層に早まつて移動すると、この「誤つ
た」層の結果として酸化を受けて非拡散性になる
ことがあり、意図したとおりに受像層に転写でき
なくなる。そのために、転写像内の色再現および
色飽和における正確度が有害な作用を受ける。さ
らにまた、この「誤つた」層の現像の結果として
酸化を受けるべき第2の染料現像剤の1部分が還
元された拡散性状態で残り、転写されて生成した
カラー転写奪を汚すことがある。これらのインタ
ーイメージ効果は第1図を引用することによりさ
らに特別に例示できる。層16のマゼンタ染料現
像剤が赤感性ハロゲン化銀乳剤層にこの層が実質
的に現像され、層13のシアン染料現像剤の像様
分布の実質的な形成が生じる以前に逆拡散する
と、マゼンタ染料現像剤の1部分が赤感性乳剤層
の赤色露光および現像の結果として酸化され、非
拡散性になることがある。従つて、転写における
マゼンタ染料濃度の損失が生じる。さらにまた、
マゼンタ染料現像剤より先に酸化されるべきシア
ン染料現像剤の1部分が還元された形で残り、受
像層22に拡散して、転写像のシアン染料汚染を
生じさせることもある。従つて、被写体の正確な
色再現がこのようなインターイメージ効果により
妨害される。 インターイメージ効果を排除もしくは減ずるた
めに、本発明の拡散コントロール層を第1図の中
間層15および18のように、各ハロゲン化銀層
とそれらの組合された染料現像剤との間に配置す
る中間層として使用できる。これらの層内でβ脱
離重合体(1種または多種)が受けるβ脱離反応
がフイルム単位の初期の処理中においてこれらの
層が透過性になるのを確実に遅延させ、染料現像
剤を保有させ、これらの層の実質的な現像および
染料現像剤の意図された像様分の形成が少なくと
も行なわれるまで、組合されていないハロゲン化
銀層に拡散するのを実質的に防止する。拡散性染
料現像剤の「放出」は乳剤層の実質的なカブリが
最高に急速なカブリ速度で生じる前に生起すべき
である。本発明の中間層の「保有−放出」挙動が
処理期間の開始時点で染料現像剤をゆつくりした
漏れを許し、臨界的初期現像期間中は染料現像剤
をそれらの組合されている乳剤層に良好に限定滞
在させ、ついでカラー像形成物質の迅で実質的に
同時的な転写を可能にするように迅速に且つまた
実質的なで放出させるものであることは明白であ
ろう。 前記インターイメージ効果を最少にすることに
加えて、本発明重合を含む中間層は温度範囲にわ
たる正確な色再現について増加した能力を付与す
るためにも使用できる。一般に、処理が生起する
温度が低いほど現像速度および染料拡散速度の両
方が遅くなる。これらの速度がそれぞれ不適当に
遅くなると、すなわち現像速度の減低が拡散速度
の減低度よりも相対的に大きいと、色再現は染料
がその組合された乳剤層からこの層の実質的な現
像以前に分離して拡散するので有害な作用を受け
ることがある。この種の早過ぎる移動は高温、た
とえば24℃で観測される「保有」時間に比較して
低温、たとえば7℃での「保有」時間が著しく長
い性質が付与されることが見出された本発明の重
合体を含む中間層の使用により小さくすることが
できる。従つて、このような中間層は染料現像剤
をそのハロゲン化銀乳剤と組合された状態で低温
であるほど長い時間保有させてこの系をこれらの
温度でゆつくりした現像速度に適応させるととも
に、温度および現像速度の増加に従つて「放出」
を相対的に早めることができるように使用でき
る。 前記のような中間層材料として有用な本発明に
使用する重合体はまた第1図のオーバーコート層
21のように感光性要素のオーバーコート層また
はネガ成分オーバーコート層にも使用できる。た
とえば、このようなオーバーコート層を使用し
て、分布した処理組成物に最も近い染料現像剤の
早過ぎる移動を防止でき、または各種のカラー像
形成物質が受像層内の媒染部位に実質的に同時に
使用されうるようにする手段を提供できる。 本発明で意図する形式の拡散転写法で使用する
処理組成物は通常極めてアルカリ性であつて、12
より高い、多くの場合に14またはそれ以上の高い
PHを有する。一般に、この高いアルカリ性環境が
染料拡散の行為を促進し、満足すべき拡散速度お
よび像染料濃度を提供する。米国特許第3362819
号に記載されているように、フイルム単位の周囲
PHは実質的な転写像形成後に少なくとも11または
それ以下に下げて、染料像の改善された安定性を
得ることが極めて望ましい。米国特許第3415644
号はネガ成分およびポジ成分が実質的な転写像形
成後に積重した隣接関係のままである1体化フイ
ルム単位において、フイルム単位の周囲PHを転写
処理が行なわれるPHから実質的な転写像形成後に
染料転写が実施不能であるPHに進行調節すること
は像染分子の化学的および光に対する安定性の観
点で並びにネガ構造体内の残留像染料提供物質の
受像層への後処理転写を防止する観点により安定
な染料転写像を得るために極めて望ましい。 先に引用した米国特許第3362819号に記載され
ているように、フイルム単位の周囲PHの減少は処
理組成物により提供されるアルカリと不動化され
た酸反応性部位を有する層、すなわち中和層とを
中和反応させることにより達成すると好ましい。
好適な中和層はセルロースアセテート水素フタレ
ート;ポリビニル水素フタレート;ポリアクリル
酸;ポリスチレンスルホン酸;およびポリエチレ
ンの部分エステル/無水マレイン酸共重合体;の
ような重合体系酸を含むものである。 たとえば像染料濃度の減少により証明されるよ
うに、早過ぎるPH減少は中和層と分布する処理組
成物との間に、アルカリの中和層に対する拡散を
遅らせるスペーサーまたはタイミング層を配置す
ることにより防止できる。前記したように、本発
明の拡散コントロール層は既定の時間の間アルカ
リ不透過性障壁を形成し、β脱離が生起した時に
比較的アルカリ透過性状態に変化してアルカリが
迅速にして定量的に実質的な様相で中和層を横切
つて通りうるようにするタイミング層として使用
できる。 本発明に使用するβ脱離重合体を含むタイミン
グ層は米国特許第3362819号に記載の形式の受像
要素に、または前記で引用した米国特許第
3415644号および同第3594165号に記載の形式の1
体化ネガ−ポジフイルム単位の成分部品の1成分
としても使用できる。別様として、これらのタイ
ミング層および中和層は、たとえば米国特許第
3362821号および同第3573043号に記載されている
ように、ネガ成分と組合せることもできる。引用
した米国特許第3594165号に記載の形式の本発明
のフイルム単位では、これらの層をまた使用され
る透明シートに担持させて、処理組成物の適用を
促進できる。 第2図は本発明の受像要素を例示している。受
像要素27は順に、支持体層28、中和層29、
本発明のβ脱離重合体を含むスペーサーまたはタ
イミング層30、および受像層31を含む。処理
中に、受像層は処理組成物のに隣接して位置して
いる。処理組成物は受像層31を透過し、ここで
像形成が行なわれるに十分なPHを付与し、次いで
タイミング層30を通過し、そこに含有される拡
散コントロール重合体のβ脱離を生起させ、中和
層29に侵入することにより中和される。 前記したように、本発明の拡散コントロール層
のアルカリに対する透過性は重合体に適当な親水
性/疎水性バランスおよび(または)当な凝集度
を付与するコモノマー系単位の使用により、また
は必要な親水性または凝集度を付与するマトリツ
クス物質の使用より、既定の様式でコントロール
できる。一般に、疎水性および凝集度の増加はβ
脱離反応前の拡散コントロール層のアルカリおよ
び処理組成物透過性を減じる。 本発明のもう1つの態様では、新規重合体を含
むオーバーコート層をフイルム単位の受像要素ま
たはポジ成分に、受像層に隣接させて中和層の反
対側に付与することができる。フイルム単位内の
この位置にあるこの種オーバーコート層はアルカ
リまたは水性アルカリ性処理組成物に可溶である
かまたはこの組成物により可溶化される物質の拡
散をコントロールする働きをする。 タイミング層に使用される本発明に使用する重
合体の透過特性は、好ましくは初めから処理組成
物に含有されており、初期の高い処理組成物PHで
の着色形から既定の低いPHレベルでの無色の形に
色を変化する指示染料により証明されるように、
周囲PHを設定の低いレベルにまで下げるに要する
時間を測定することにより評価できる。この方式
の評価は順に、支持体、重合体系酸層、被験タイ
ミング層および受像層を含む試験構造体を使用し
て実施できる。この試験構造体の受像層に隣接し
て、同一面積で透明カバーシートを積み重ね、12
またはそれ以上のPHで高度に着色しており、約9
または10の既定の低いPHレベル以下では無色であ
る指示染料を含有するアルカリ性処理組成物をこ
のカバーシートと受像層との間に展延させる。指
示染料は、アルカリが被験タイミング層を通過
し、重合体系酸に侵入して、そこで存在するアル
カリの実質的部分の中和が起り、PHが指示染料が
無色であるレベルまで低下するまで、着色したま
まであつて、透明カバーシートを通して見ること
ができる。指示剤の実質的な「脱色」に要する時
間の測定値は一般に「脱色時間」と称される。初
期にアルカリのゆつくりした漏れがあり、次第に
より透過性になるタイミング層を含む試験構造体
は色の性急な変化は見られず、次第に脱色するの
に対し、前記の本発明のタイミング層を含む構造
体は初期の遅延の後に色の性急な変化をし、これ
はβ脱離によりタイミング層が受けるアルカリ透
過性の迅な化を証明している。 本発明に使用する重合体を含む拡散コントロー
ル層の、β脱離により比較的染料透過性状態に変
わるまで染料像提供物質がそこを通過して透過す
るのを遅延させる能力は第3図に示されている試
験構造体を用いて評価できる。このような構造体
によると、被験拡散コントロール層を通る像染料
提供物質の転写を時間の経過に従つて追跡でき
る。被験β脱離重合体材料の「保有−放出」性質
はこの物質の機能の評価と同様に、たとえば感光
性要素の中間層で評価できる。このような試験構
造体および適当な評価方法は例8および9に詳細
に記載する。 本発明に使用する重合体は式 および (各式中Rは前記定義のとおりであり、そして
R4はアルキルまたはアリールである)のアクリ
リルクロリド、無水物またはエステルと式 (式中R1、R2、R3、A、D、E、Yおよびnは
前記定義のとおりである)の1級または2級アミ
ンとを反応させ、式() の重合性単量体を形成し、次いで重合により本発
明に使用する新規重合体を生成することにより製
造できる。アクリリルクロリド中間体を使用する
場合には、反応は酸受容体の存在により促進され
る。好ましい酸受容体は使用反応条件下にβ脱離
を実質的に促進できない弱塩基である。少量の重
合抑制剤、たとえばハイドロキノンの使用はまた
早過ぎる重合の防止に望ましい。式()の単量
体は重合して本発明に使用する重合体を形成でき
る新化合物である。 本発明に使用する重合体はまた式 のN−アクリリルアミドを混合無水物中間体を形
成するために既知の方法で反応させ;混合無水物
中間体を式 の置換エタノールと反応させて、前記式()の
単量体を生成し;次いでこの単量体を重合させる
ことにより製造できる。混合無水物中間体は、た
とえばN−アクリリルアミノ酸をジシクロヘキシ
ルカルボジイミドまたはN−エチル−N′−(γ−
ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩
のようなカルボジイミド;無水酢酸または無水三
フツ化酢酸のような無水物;塩化アセチルのよう
な酸ハライド;またはクロルギ酸エチルまたはク
ロルギ酸ベンジルのようなアルキルまたはベンジ
ルハロギ酸エステルと反応させることにより生成
できる。置換エタノールと混合無水物との反応は
4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジンまたは
4−ピロリジノピリジンのような4−ジアルキル
アミノピリジン触媒の存在により促進できる。 前記の方法により本発明に使用する好ましい重
合体、すなわち前記式()の重合体を製造する
場合に、N−アクリリルアミノは式 のN−アクリリル−α−アミノ酸である。混合無
水物中間体を生成する以外に、このようなα−ア
ミノ酸を前記特定の応剤の存在下に反応させて、
式 (式中R、R2およびR3は前記定義のとおりであ
る)の2−アルケニル−5−オキサザロンを生成
する方が好ましいこともある。たとえば、
Taylor等によりJ.Polym.Sci.B、7巻597(1969)
に記載されているように、N−アクリリル−α−
アミノ酸をクロルギ酸エチルのようなアルキルハ
ロギ酸エステルと反応させて2−アルケニル−5
−オキサザロンを生成することができる。ハロギ
酸ベンジルエステルも同様に使用できる。N−ア
クリリル−α−アミノ酸を、たとえばJ.W.Lynn
によりJ.Org.Chem.24、1030(1959)および英国
特許第1121418号に記載されているように、無水
酢酸および無水三フツ化酢酸のような無水物と反
応させて環化脱水反応せしめて、2−アルケニル
−5−オキサザロンを生成できる。このようなオ
キサザロンはまたN−アクリリル−α−アミノ酸
をジシクロヘキシルカルボジイミドまたはN−エ
チル−N′−(γ−ジメチルアミノプロピル)カル
ボジイミド塩酸塩のようなカルボジイミドと反応
させることによつても製造できる。この方法によ
る5−オキサザロンの生成はChen等により
Synthesis、No.3、230頁(1979)に記載されてい
る。 例1および3に詳述するように、2−アルケニ
ル−5−オキサザロンは式 の置換エタノールを用いて次の反応式(A)に従つて
誘導できる: 5−オキサザロン環のヒドロキシ基のような親
核性基に対する反応性は既知である。たとえば、
米国特許第3488327号および前記で引用した英国
特許第1121418号を参照できる。一般に、このよ
うな反応は容易にそして高収率で進行する。しか
しながら、例1に詳述されているように、この反
応が4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジンま
たは4−ピロリジノピリジンのような4−ジアル
キルアミノピリジン触媒の使用により促進させう
ることが見出された。 2−アルケニル−5−オキサザロン中間体の使
用による本発明に使用する重合体の製造におい
て、オキサザロンは置換エタノールとの反応前
に、単離し、必要に応じて精製すると好ましい。
しかしながら、このような処理が実施できない場
合、たとえばオキサザロンが高度に反応性である
場合に、不活性溶媒中で生成させ、その場で反応
させて、所望の単量体を生成できる。 オキサザロンの置換エタノールによる誘導体化
はテトラヒドロフラン、クロロホルム、ジクロル
メタン、ジメチルホルムアミド、ベンゼン、ジオ
キサン、トルエン、アセトン、メチルエチルケト
ンおよび酢酸エチルのような不活性溶媒中で実施
できる。反応は約0℃ないし約100℃、好ましく
は約15℃ないし約35℃の温度範囲にわたり実施で
きる。反応は前記4−ジアルキルアミノピリジン
触媒の存在下に約25℃の室温で容易に進行するこ
とが見出された。ハイドロキノンまたはt−ブチ
ルピロカテコールのような重合抑制剤が少量でこ
の誘導体化反応中に存在すると好ましい。 前記方法のいずれかにより生成した単量体は塊
状、溶液、懸濁または乳化重合のような異なる重
合技法に従い重合させうる。さらにまた、この重
合はその他の適当な重合体、すなわち重合体系マ
トリツクス物質の存在下に行ない、拡散コントロ
ール層として使用できるマトリツクス系を生成す
ることもできる。重合は、たとえば適当な遊離基
またはレドツクス開始剤により、または熱もしく
は入射輻射線のようなその他の手段により、化学
的に開始させうる。化学開始剤の例としては、ア
ゾビスイソブチロニトリル、過硫酸カリウム、重
硫酸ナトリウム、過酸化ベンゾイル、過酸化ジア
セチル、過酸化水素およびジアゾアミノベンゼン
を挙げることができる。選ばれた開始手段は反応
体または反応の生成物のどちらかを実質的に分解
できずまたはこれらと有害な反応を起しえないも
のであるべきことは明白であろう。使用する触媒
の量よび反応温度は特定の要件に応じて変化させ
うる。一般に、重合は反応を25℃ないし100℃の
温度で、重合性単量体(1種または多種)の出発
時重量に基づき5重量%より少ない量で開始剤を
使用して、実施することにより十分に進行すべき
である。 本発明に使用する好ましい重合体はまた次の反
応式(B)に従い、重合体系5−オキサザロンの誘導
体化により製造することもできる: 反応式(B)は独得な方法を提供し、この方法では
置換エタノールを存在する重合体幹鎖に直接結合
させうる。この結合方法は反応式(B)により形成さ
れる側鎖基の安定性またはβ脱離速度のどちらか
に有害に作用しうる近くにある反応性側鎖基のよ
うな有害な副生成物の形成が生じない付加反応で
ある。 反応式(B)で使用される重合体形5−オキサザロ
ンは反応式(A)で使用した2−アルケニル−5−オ
キサザロンの重合により生成できる。たとえば、
Taylor等によりJ.Polym.Sci.,B,9巻、187
(1971)に記載されているように、2−アルキケ
ニル−5−オキサザロンの重合による重合体系オ
キサザロンの製製造における望ましくない転位は
オキサザロン環の4位の置換基(ここではR2お
よびR3)が水素以外である場合に最少にされ、
より純粋でより安定な重合体を高収率で得ること
ができる。従つて、反応式(B)について、R2およ
びR3は水素以外であることが好ましい。好適な
置換基R2およびR3はアルキル基である。最も好
ましくは、R2およびR3はそれぞれメチルである。
代表的な重合技法は、たとえばTaylor等による
J.Polym.Sci.,A−1,6巻、2681(1968)並び
に前記で引用した米国特許第3488327号および英
国特許第1121418号に記載されている。 2−アルケニル−5−オキサザロンは均質重合
または既定の物理的性質を付与する目的でその他
のエチレン状不飽和単量体と共混合させて、最終
的に反応式(B)により生成されるβ脱離重合体を生
成できる。別法として、既定の物理的性質は重合
体系5−オキサザロンを重合体中に導入するとそ
こに所望の性質を付与する親核性物質で誘導体化
することにより、重合体に付与できる。たとえ
ば、重合体の疎水性は重合体中に比較的疎水性の
アルキル基、たとえばn−ブチル基を相当するア
ルキルアミンまたはアルコール、たとえばn−ブ
チルアミンまたはn−ブタノール、による誘導体
化により導入して、増加させることができる。こ
のような親核性化合物を用いる誘導体化は置換エ
タノールによる誘導体化により同時に行なうこと
ができ、または各誘導体化反応を後で行なつても
よい。 反応式(B)による重合体系オキサザロンの誘導体
化はテトラヒドロフラン、ベンゼン、トルエン、
ジオキサン、酢酸エチル、メチルエチルケトン、
クロロホルムおよびジクロルメタンのような適当
に不活性で実質的に無水の溶媒の存在下に行なう
と好ましい。反応式(A)と同様に、誘導体化反応は
4−ジアルキル−アミノピリジン触媒の存在によ
り促進できる。 次例で本発明に使用する重合体の製造、それに
使用する単量体の製造および本発明を例示する
が、これらは例示のためのものであつて、制限し
ようとするものではない。 例 1 β−シアノエチル−N−アクリリル−2−メチ
ルアラニンの製造: 乾燥テトラヒドロフラン400ml中の2−ビニル
−4,4−ジメチル−5−オキサザロン111.2gの
溶液を乾燥テトラヒドロフラン400ml中に2−シ
アノエタノール56.8gおよびt−ブチルピロカテ
コール40mgを入れた撹拌されている溶液に10℃で
加え、次いで4−(N,N−ジメチルアミノ)ピ
リジン960mgを加える。混合物を約25℃の室温で
3日間撹拌する。次に、氷酢酸約1mlを加え、混
合物を室温で回転蒸発させる。残留物をジクロル
メタン900mlに溶解し、溶液を飽和塩化ナトリウ
ム溶液500mlで抽出し、次いで硫酸ナトリウム上
で乾燥させる。ジクロルメタンを蒸発させると、
白色固体が得られる。固体生成物を乾燥ヘキサン
600mlに懸濁し、混合し、過し、乾燥ヘキサン
で洗い、次いで室温および減圧下に乾燥させて、
所望の生成物115.5gを70−72℃の融点を有する白
色固体として得る。構造は赤外線および核磁気共
鳴分析法により確認した。 例 2 別法によるβ−シアノエチル−N−アクリリル
−2−メチルアラニンの製造 乾燥塩化メチレン1中のジシクロヘキシルカ
ルボジイミド103gの氷冷却した溶液に、N−ア
クリリル−2−メチルアラニン78.5gを、次いで
乾燥塩化メチレン200mlを加える。混合物を乾燥
窒素雰囲気下に約0℃で30分間撹拌し、次いで約
25℃の室温まで1時間にわたり温まるままにお
く。混合物を減圧過し、液に2−シアノエタ
ノール35.5g、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピ
リジン610mgをおよびt−ブチルピロカテコール
30mgを加える。溶液を窒素雰囲気下に室温で3日
間撹拌し、次に硫酸ナトリウム上で乾燥させる。
溶液を次いでノライト(Norite)活性炭で処理
し、過し、次溶媒を回転蒸発器上で蒸発させ
る。残留物を酢酸エチル600ml中に溶解し、過
し、液を300mlに濃縮し、次いで乾燥ヘキサン
500mlを加える。結晶化した白色固体を採取し、
乾燥ヘキサンで洗い、室温および減圧で乾燥さ
せ、70〜72℃の融点を有する所望の生成物56gを
得る。 例 3 β−(メチルスルホニル)エチル−N−アクリ
リル−2−メチルアラニンの製造 4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン122mg
を乾燥テトラヒドロフラン100ml中の2−ビニル
−4,4−ジメチル−5−オキサザロン13.9gお
よび2−(メチルスルホニル)エタノール12.4gの
撹拌混合物に加え、混合物を約25℃の室温で2日
間撹拌する。次に、氷酢酸1滴を加え、溶媒を室
温で回転蒸発により除去する。残留物をジクロル
メタン150mlに溶解し、溶液を飽和塩化ナトリウ
ムで2回抽出し、次に硫酸ナトリウム上で乾燥さ
せる。ジクロルメタンを室温で回転蒸発により除
去し、残留物を乾燥ヘキサンでスラリー化し、
過し、次いで室温および減圧で乾燥させ、所望の
生成物12.8gを97〜99℃の融点を有する白色固体
として得る。構造は赤外線および核磁気共鳴分析
法により確認した。 例 4 β−シアノエチル−N−アクリリル−2−メチ
ルアラニン97重量部およびアクリル酸3重量部
よりなる共重合体の製造 β−シアノエチル−N−アクリリル−2−メチ
ルアラニン1.5g、アクリル酸46mg、16.4重量%の
透析したダウフアツクス(Dowfax)溶液(Dow
Chemical Co.Midland,Michiganから入手でき
るDowfax2A1溶液)64mgおよび水10mlの混合物
を窒素雰囲気下に80℃に加熱する。この混合物に
水1.7ml中のナトリウムハイドロサルフアイト2.1
mgの溶液を加え、次いで水2ml中の過硫酸カリウ
ム5.5mgを加える。反応混合物を80−85℃で2時
間保持し、室温に冷却させ、次に2重量%水酸化
カリウム溶液の添加によりPH7.0に中和する。
10.2重量%の固体濃度を有する重合体エマルジヨ
ン生成物15.2gが得られる。 例 5 β−シアノエチル−N−アクリリル−2−メチ
ルアラニン96重量部、アクリル酸3重量部およ
び2−アクリルアミド−2−メチルプロパンス
ルホン酸1重量部よりなる共重合体の製造 硫酸第1鉄・7水和物0.6mg、18.3重量%の透
析したダウフアツクス溶液0.5gおよび水72.5mlの
混合物を窒素雰囲気下に90℃に加熱し、この混合
物に1時間にわたり別々の流として、 (a) β−シアノエチル−N−アクリリル−2−メ
チルアラニン28.8g、アクリル酸0.9g、2−ア
クリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸
0.3g、18.3重量%の透析したダウフアツクス溶
液0.66gおよび水78mlの混合物; (b) 水10ml中の過硫酸カリウム0.11gの溶液;お
よび (c) 水10ml中の重亜硫酸ナトリウム0.041gの溶
液; を同時に加える。 15重量%の固体濃度を有する重合体エマルジヨ
ン生成物202gを得る。 例 6 ジアセトンアクリルアミド90重量部、β−(メ
チルスルホニル)エチル−N−アクリリル−2
−メチルアラニン9重量部および2−アクリル
アミド−2−メチルプロパンスルホン酸1重量
部よりなる共重合体の製造 硫酸第1鉄・7水和物0.8mg、18.3重量%の透
析したダウフアツクス溶液0.6gおよび水50mlの混
合物を窒素雰囲気下に90℃に加熱し、この混合物
に1.5時間にわたり、別々の流として、 (a) ジアセトンアクリルアミド32.6g、β−(メチ
ルスルホニル)エチル−N−アクリリル−2−
メチルアラニン3.26g、2−アクリルアミド−
2−メチルプロパンスルホン酸0.36g、18.3重
量%の透析したダウフアツクス溶液0.79g、ト
リエタノールアミンの1N溶液2.0gおよび水75.6
mlの混合物; (b) 水20ml中の過硫酸カリウム0.13gの溶液;お
よび (c) 水20ml中の重亜硫酸ナトリウム0.05gの溶
液; を同時に加える。 添加の完了後に、混合物を90℃で2時間保持す
る。18重量%の固体濃度を有する重合体エマルジ
ヨン生成物205gを得る。 例 7 ジアセトンアクリルアミド51.5重量部、アクリ
ル酸ブチル44.0重量部、アクリル酸4.0重量部
および2−アクリルアミド−2−メチルプロパ
ンスルホン酸0.5重量部よりなるマトリツクス
三元重合体およびβ−シアノエチル−N−アク
リリル−2−メチルアラニン99重量部および2
−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホ
ン酸1重量部よりなるβ脱離性共重合体を60:
40のマトリツクス重合体対β脱離性重合体の重
量比で含むマトリツクス系の製造 硫酸第1鉄・7水和物0.015g、20.6重量%の
透析したダウフアツクス溶液4.2g、トリトン
(Triton)X−100(Rohm and Haas Corp.
Philadelphia,Pennsylvaniaから入手できる)の
100%溶液5.6gおよび水4.2の混合物を窒素雰囲
気下に90℃に加熱し、この混合物に2時間にわた
り、別々の流として、 (a) ジアセトンアクリルアミド21g、アクリル酸
56g、2−アクリルアミド−2−メチルプロパ
ンスルホン酸7g、20.6重量%の透析し混合物; (b) アクリル酸ブチル616g; (c) 水300ml中の過硫酸カリウム5.1gの溶液;お
よび (d) 水300ml中の重亜硫酸ナトリウム1.9gの溶
液; を同時に加える。 添加の完了後に、混合物を90℃で1時間保持す
る。次に温度を80℃に下げ、2Nトリエタノール
アミン91gを30分間にわたり加える。生成する混
合物に1時間にわたり、別々の流として、 (e) β−シアノエチル−N−アクリリル−2−メ
チルアラニン905g、2−アクリルアミド−2
−メチルプロパンスルホン酸9.0g、20.6%の透
析したダウフアツクス溶液5.9g、1Nトリエタ
ノールアミン34gおよび水20mlの混合物; (f) 水225ml中の過硫酸カリウム1.98gおよびトリ
トンX−100 3.0gの溶液; および (g) 水225ml中の重亜硫酸ナトリウム1.21gの溶
液; を同時に加える。 これらの添加の完了後に、混合物の温度を3時
間85℃に保持する。26重量%の固体濃度を有する
マトリツクス系8935gを得る。 例 8 透明支持体33;次式のシアン染料現像剤約
215mg/m2、 ゼラチン約430mg/m2およびサクシンアルデヒド
約16mg/m2を含む層34;および重合体系物質
2150mg/m2を含有する層35;を含む試験構造
体、第3図の32、を使用して、β脱離重合体を
評価した。層34および35は慣用のループ塗布
器を用いて支持体33上に順に塗布した。 ポリエステル清明フイルムベースを含む透明シ
ート37を試験構造体32と積層し、次いで次の
成分を含む不透明アルカリ性処理組成物を重合体
系被験物質層35と透明シート37との間に
0.071mmの間隙で導入した: 水酸化カリウム(45%水溶液) 23.94g ベンゾトリアゾール 1.33g 6−メチルウラシル 0.73g ビス−(β−アミノエチル)−スルフイド 0.06g コロイド状シリカ、水性分散液(30%SiO2)
4.48g 二酸化チタン 92.12g N−フエネチルα−ピコリニウムブロミド(50
%水溶液) 6.18g N−2−ヒドロキシエチル−N,N′,N′−ト
リスカルボキシメチルエチレンジアミン 1.82g 4−アミノピラゾロ(3,4d)ピリミジン
0.61g カルボキシメチルヒドロキシエチルセルロース
4.82g 水 100g 処理組成物を導入した直後に、試料の赤色光に
対する光学反射濃度を透明支持体33を通して、
帯記録紙を備えたマツクベス クアンタ−ログ
(MacBeth Quanta−Log)濃度計を用いて時間
の函数として記録した。時間の函数として測定さ
れた濃度は元の染料含有層34中のシアン染料現
像剤および重合体被験層35中のシアン染料現像
の濃度である。被験層35を通つて処理組成物中
に拡散した染料現像剤はそこに含有されている二
酸化チタンによりマスクされ、従つて赤色吸収に
関与しない。このやり方で、被験層を通り処理組
成物中に拡散する染料現像剤を追跡できる。時間
の函数としての赤吸収濃度の典型的曲線を第4図
に示す;この図においてt1はシアン染料現像剤が
処理組成物により湿潤した状態になるまでの時間
であり、t2はシアン染料現像剤が重合体中間層に
より引戻される総時間であり、Dpは染料現像剤
の溶解後の吸収濃度であり、そしてDfは染料拡
散後に層34および35に残存する残留シアン現
像剤の最終吸収濃度である。AとBとの間の線区
分のスロープを計算する。これは被験層が染料透
過度の変化を受ける迅速度の指標としての役目を
はたす。 この例では、前記例4および5に記載のとおり
に生成された重合体エマルジヨン生成物を前記試
験構造体に被験層35として塗布し、評価した。
表1に、t1およびt2の数値を秒単位で示し、そし
てスロープを示す。本例および次例の重合体組成
物は前記で使用したコモノマー記号で示し、全て
の部および割合は重量による。
チルアラニン/アクリル酸/2−アクリルアミ
ド−2−メチルプロパンスルホン酸:
CEAMA/AA/AMPS=96/3/1(重量部) (3) β−シアノエチル−N−アクリリル−2−メ
チルアラニン/ジアセトンアクリルアミド/2
−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホ
ン酸:CEAMA/DAA/AMPS=65/34/1
(重量部) (4) β−シアノエチル−N−アクリリル−2−メ
チルアラニン/アクリル酸ブチル:CEAMA/
BA=90/10(重量部) (5) β−シアノエチル−N−アクリリル−2−メ
チルアラニン/2−アクリルアミド−2−メチ
ルプロパンスルホン酸:CEAMA/AMPS=
99/1(重量部) (6) β−シアノエチル−N−アクリリル−2−メ
チルアラニン/ジアセトンアクリルアミド/メ
タアクリル酸:CEAMA/DAA/MAA=
50/48/2(重量部) (7) β−シアノエチル−N−アクリリル−2−メ
チルアラニン/アクリル酸ブチル/メタアクリ
ル酸/2−スルホエチルメタアクリレート:
CEAMA/BA/MAA/SEMA=10/85/
2/3。 本発明の拡散コントロール層のβ脱離重合体が
受けるβ脱離反応はこの拡散コントロール層によ
り拡散をコントロールしようとする物質を既定の
時間その場に保有し、ついで比較的短時間にわた
り放出させる。この際に重合体は比較的急速にそ
の親水性および水膨潤性を増し、かくしてβ脱離
反応の結果として透過性なる。予め定められた保
有時間は重合体中のβ脱離単位のモル比または割
合を調整する;拡散コントロール層の厚み変え
る;β脱離重合体中適当なコモノマー系単位を導
入してそこに望ましい疎水性/親水性バランスま
たは凝集度を付与する;異なる活性化基Yを使用
してβ脱離の速度を調節する;またはその他の物
質、特に重合体系物質を拡散コントロール層に使
用してアルカリまたは水性アルカリ性処理組成物
がそこを通過する透過度を調節し、実質的なβ脱
離の生起に要する時間を変更する;ような手段よ
り、指定写真法について適当に調節できる。この
層の保有時間を調節する最後に記述した手段は、
たとえばその疎水性/親水性バランスまたは凝集
度により測定して、アルカリまたは水性アルカリ
性処理組成物に対して既定の透過度を有するマト
リツクス重合体物質の利用を包含しうる。一般
に、マトリツクス重合体の親水性を増加するかま
たは凝集度を減少させることにより、アルカリま
たは水性アルカリ性処理組成物に対する増大した
透過度、すなわちより短かい保有時間を得ること
ができる。 本発明の拡散コントロール層の保有時間に対す
る作用に加えて、マトリツクス重合体はまたアル
カリまたは水性アルカリ性処理組成物に可溶であ
るかまたはこの組成物により可溶化される物質に
対する層の透過度を調節して、フイルム単位内の
層の機能に影響を与える目的にも使用できる。た
とえば、比較的高度の凝集度を有するマトリツク
ス重合体または比較的疎水性のマトリツクス重合
体はその拡散コントロール層をβ脱離が生じるま
でアルカリに対し実質的に不透過性にして、この
ような層に拡散転写フイルム単位の受像要素およ
びポジ成分におけるアルカリ中和タイミング層ま
たはオーバーコート層としての機能を付与する助
けをすることもできる。別の観点で、比較的低い
凝集度を有するマトリツクス重合体または比較的
親水性のマトリツクス重合体はその拡散コントロ
ール層を初期にはアルカリ透過性であるが水性ア
ルカリ性処理組成物中に可溶であるか、または組
成物により可溶化される物質、たとえば像染料提
供物質に対してはβ脱離が生起するまで不透過性
のままにして、このような層に拡散転写フイルム
単位の感光性要素またはネガ成分における中間層
またはオーバーコート層としての機能を付与する
助けとすることもできる。 従つて、マトリツクス重合体の使用は本発明の
拡散コントロール層の保有時間または機能を調節
する方法として、そのβ脱離共重合体における前
記の適当なコモノマーの使用に対する別の方法ま
たは補助方法を提供しうる。しかしながら、β脱
離反応はこの層の透過性を比較的急速に変化させ
るために必須であることは理解されるだろう。 拡散コントロール層で使用するに適するマトリ
ツクス/β脱離重合体系は各重合体の物理的混合
により、またβ脱離重合体の存在下におけるマト
リツクス重合体の製造により製造できる。1980年
3月14日付で出願されたCharles Sullivanの審査
中の米国特許出願ser.No.130532に記載されている
ように、好ましいマトリツクス/β脱離重合体は
β脱離重合体を予め形成されているマトリツクス
重合体の存在下に形成した系を含む。マトリツク
ス重合体として使用できる重合体は一般に、アク
リル酸;メタアクリ酸;メタアクリ酸メチル、2
−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン
酸;アクリルアミド;メタアクリルアミド;N,
N−ジメチルアクリルアミド;アクリル酸エチ
ル;アクリル酸ブチル;ジアセトンアクリルアミ
ド;アクリルアミドアセトアミド;およびメタア
クリルアミドアセトアミド;のようなコモノマー
系単位を含む共重合体である。このようなコモノ
マー系単位並びにその割合はマトリツクス重合体
およびこれが使用される拡散コントロール層に望
まれる物理的性質に基づき選択すべきである。た
とえば、マトリツクス重合体内の親水性コモノマ
ー(たとえばアクリル酸またはメタアクリル酸)
の相対割合を増すことによつて、より親水性の、
従つて一般により透過性の、マトリツクス物質を
得ることができる。 本発明で有用なマトリツクス重合体/β脱離重
合体系としては以下に列挙する系を包含する:こ
こでDAAはジアセトンアクリルアミドを表わし、
BAはアクリル酸ブチルを表わし、AAはアクリ
ル酸を表わし、AMPSは2−アクリルアミド−
2−メチルプロパンスルホン酸を表わし、そして
CEAMAはβ−シアノエチル−N−アクリリル−
2−メチルアラニンを表わす。下記のマトリツク
ス系は予め形成されたマトリツクス重合体の存在
下にβ脱離重合体を重合させることにより製造し
た。全て比率および割合は重量部による: マトリツクス系 マトリツクス重合体/β脱離重
合体 A DAA/AA/AMSの96/3/1のマトリツ
クス共重合体55.5部およびポリ(CEAMA)
45.5部。 B BA/DAA/AA/AMPSの50/45.5/3.5/
1マトリツクス共重合体55.5部およびポリ
(CEAMA)45.5部。 C BA/DAA/AA/AMPSの45/51/3/1
マトリツクス共重合体61部およびポリ
(CEAMA)39部。 D DAA/BA/AA/AMPSの51.5/44/4.0/
0.5マトリツクス共重合体70部およびポリ
(CEAMA)30部。 E DAA/BA/AA/AMPSの51.5/44.0/
4.25/0.25マトリツクス共重合体75部およびポ
リ(CEAMA)25部。 F DAA/BA/AA/AMPSの51.5/44.0/
4.25/0.25マトリツクス共重合体および
CEAMA/DAA/AMPSの65/34/1β脱離性
共重合体。 G DAA/BA/AA/AMPSの51.5/44.0/
4.0/0.5マトリツクス共重合体75部および
CEAMA/DAA/AMPSの64.5/34.0/1.5β脱
離性共重合体25部。 H DAA/BA/AA/AMPSの51.5/44/4.0/
0.5マトリツクス共重合体60部および
CEAMA/AMPSの99/1β脱離性共重合体40
部。 I DAA/BA/AA/AMPSの50.75/44/
4.75/0.5マトリツクス共重合体および
CEAMA/DAA/AMPSの64.5/34/1.5β脱
離性共重合体30部。 本発明に使用する新規重合体は、拡散性染料、
染料中間体または可溶性銀錯体のような拡散性の
像提供物質の像様転写に基づく多くの拡散転写製
品および方法に使用できる。本発明の拡散転写フ
イルム単位は基本的層として、支持体層;拡散転
写法像提供物質をそこに組合せて有する少なくと
も1つの感光性ハロゲン化銀乳剤層;アルカリ性
処理組成物透過性の受像層;および新規重合体を
含む少なくとも1つの拡散コントロール層を包含
する。露光についで、ハロゲン化銀乳剤を水性ア
ルカリ性処理組成物で現像し、現像の結果とし
て、形成される拡散性像提供物質の像様分布を積
重された受像層に少なくとも部分的に転写させ
る。このようなフイルム単位の拡散コントロール
層は本明細書の記載に従いアルカリまたは像提供
物質の拡散をコントロールするために使用でき
る。 本発明内のフイルム単位はハロゲン化銀乳剤層
および受像層が初期に別々の要素に含まれている
フイルム単位を包含する。従つて、このようなフ
イルム単位は(a)好ましくは不透明である支持体層
および拡散転写法像提供物質をそこに組合せて有
する少なくとも1つの感光性ハロゲン化銀乳剤層
を含むネガ成分を有する感光性要素;(b)指定方法
に応じて不透明または透明でありうる支持体層お
よび受像層を含むポジ成分を有する受像要素;お
よび(c)前記感光性要素または受像要素の少なくと
も1方に存在する本発明の重合体を含む拡散コン
トロール層;を包含できる。各要素は露光の後で
または露光前に積重することができる。露光に続
いて、水性アルカリ性処理組成物を積重された要
素間に分布させて現像を開始する。受像要素が不
透明な反射性背景を備えている場合には、形成さ
れた像は要素を分離すると反射プリントとして見
ることができる。透明な受像要素を使用すると、
生成する像は要素を分離したときに透明画として
見ることができる。別法として、感光性要素およ
び(または)処理組成物が光反射層、たとえば二
酸化チタンのような白色顔料を含有する場合に
は、像は要素を分離せずに、光反射層により提供
される背景を背景にして反射プリントとして見る
ことができる。感光性要素はまた中和層、たとえ
ば酸重合体層およびタイミング層を含むことがで
き、これらの層は支持体層とネガ成分との間にあ
つて、中和層は支持体に隣接して位置している。
中和層の酸反応性部位と処理組成物により提供さ
れるアルカリとの間の中和反応を生起させること
により、フイルム単位の周囲PHを低下させて、以
下に詳述する効果を得ることができる。タイミン
グ層は中和層に向つてアルカリがゆつくり拡散す
ることにより早過ぎるPHの減少を防止する作用を
する。 本発明の拡散コントロール層はまた感光性層と
受像層とが単一要素に存在する拡散転写フイルム
単位、すなわちネガ成分およびポジ成分が少なく
とも露光前には感光性積層体に含まれているか、
またはいずれかの方式で積重関経に一緒に保有さ
れている1体化ネガ−ポジフイルム単位に使用で
きる。たとえば、本発明の拡散コントロール層は
米国特許第3415644号に詳述されている形式の1
体化フイルム単位に使用でき、このフイルム単位
は特にカラー像の形成に適している。この特許の
記に従うと、本発明の範囲内のこの形式のフイル
ム単位は(a)順に、不透明支持体層、好ましくは活
性照射不透過性の可撓シート材料、像染料提供物
質をそこに組合せて有する少なくとも1つの感光
性ハロゲン化銀乳剤層を含むネガ成分、像染料提
供物質により染色できる受像層を含むポジ成分お
よび透明支持体層、好ましくは活性照射透過性の
可撓性シート材料を含む複合構造体を含み、そし
て新規重合体を含有する拡散コントロール層を含
む、感光性積層体;(b)処理組成物がネガ成分とポ
ジ成分との間に分布できるようにフイルム単位と
1体化した、水性アルカリ性処理組成物を保有す
る手段;を包含する。この形式のフイルム単位で
は、ネガ成分とポジ成分との間に処理組成物が分
布すると、これを背景にして受像層に形成された
染料像がこれらの成分を分離しなくても見ること
ができる光反射層が付与されるように、光反射顔
料が処理組成物により提供されると好ましい。 本発明の拡散コントロール層はまた米国特許第
3594165号に記されている形式の1体化ネガ−ポ
ジフイルム単位にも使用できる。この特許の記載
によると、この形式の本発明の範囲内のフイルム
単位は:(a)順に、透明支持体層、好ましくは活性
照射透過性の可撓性シート材料、受像層を含むポ
ジ成分、受像層に形成された染料像がこれを背景
にして見ることのできる処理組成物透過性の光反
射層、および像染料提供物質をそこに組合せて有
する少なくとも1つの感光性ハロゲン化銀乳剤層
を含むネガ成分を有する感光性積層体;(b)感光性
積層体の透明層の反対側の表面に実質的に同じ面
積で積重された透明シート;(c)処理組成物が感光
性積層体と透明シートとの間に分布できるように
フイルム単位と1体化されており、不透明化剤を
含有する水性アルカリ性処理組成物を保有する手
段;および(d)新規重合体を含む拡散コントロール
層、この層は透明シートの感光性積層体に隣接す
る側上のコーテイングまたは感光性積層体の部品
でありうる;を包含する。受像層内に形成された
カラー像は透明シートを感光性積層体から分離し
なくても、光反射層を背景にして見ることができ
る。 多色像はその組合されている乳剤の原色感性範
囲に対し実質的に補色のスペクトル吸収特性を有
する像染料を提供する像染料提供物質がそれぞれ
組合されている少くなくとも2種の選択的に増感
されたハロゲン化銀乳剤層を含む本発明のフイル
ム単位で生成できる。多色像の形成に最も慣用の
ネガ成分はトリパツク構造を有するもので、同一
または隣接層にそれぞれ黄、マゼンタおよびシア
ン像染料提供物質をそこに組合せて有する青、緑
および赤感性ハロゲン化銀層を有する。各ハロゲ
ン化銀乳剤層およびその組合された像染料提供物
質が残りの乳剤層およびそれに組合されている像
染料提供物質から、本発明により提供されるもの
のようなアルカリ性溶液透過性中間層により個別
に分離されていると好ましい。 米国特許第2983606号およびその他の多くの特
許に記載されているように、拡散転写によりカラ
ー像を形成するのに特に有用である像染料提供物
質は染料現像剤、すなわち同一分子内に染料の発
色団系とハロゲン化銀現性基との両方を含有する
化合物である。代表的な拡散転写システムでは、
各染料現像剤がハロゲン化銀乳剤層と分離して組
合されており、最も好ましくは、還元された形で
処理組成物により提供される最初のPHでだけ実質
的に可溶性であつて、露光または処理の後に、そ
の組合された乳剤の原色感性範囲に対し実質的に
補色のスペクトル吸収特性を有する。露光後に、
処理組成物を適用すると、乳剤層中に透過してそ
こに含まれている潜像の現像を開始する。染料現
像剤は潜像の現像の結果として露光領域に不動化
または沈殿する。乳剤の未露光および部分的に露
光した領域では、染料現像剤が未反応であつて、
拡散性であり、かくしてハロゲン化銀乳剤層の点
対点度合の露光の結果として、液体処理組成物中
に溶解した未酸化染料現像剤の像様分布が提供さ
れる。この未酸化染料現像剤の像様分布の少なく
とも1部分が積重された受像層にインビビシヨン
により転写される、この転写は酸された現像剤を
実質的に含まない。受像層はその像様分布を明白
に乱すことなく、現像された乳剤からの未酸化染
料現像剤の深い拡散を受容して、現像された像の
反転またはポジカラー像を提供する。受像層は拡
散された未酸化染料現像剤を媒染または別様に定
着させるに適した助剤を含有できる。実質的な転
写像形成後に、フイルム単位の周囲PHをネガ構造
体内に残存する残留染料現像剤がそれらの還元さ
れたまたは酸化された状態のどちらかで沈澱する
か非拡散性になる第2のPHに下げるように調節す
ると好ましい。このPH調節は一般に以下に詳述す
るような酸中和層、好ましくは重合体系酸層を用
いることにより達成される。 例示の目的で本発明を前記のとおり動作する染
料現像剤を使用する場合について以後説明する
が、本発明はこの例示する像染料提供物質の使用
に限定されるものではない。 添付図面に例示されているように、第1図は引
用した米国特許第3415644号に記載されている形
式の1体化フイルム単位の透視図を示すものであ
つて、ネガ成分とポジ成分との間に処理組成物2
6が分布している状態を示してある。フイルム単
位10は順に、不透明支持体層12;シアン染料
現像剤層13;赤感性ハロゲン化銀乳剤層14;
中間層15;マゼンタ染料現像剤層16;緑感性
ハロゲン化銀乳剤層17;中間層18;黄染料現
像剤層19;青感性ハロゲン化銀乳剤層20;オ
ーバーコート層21;受像層22;スペーサー層
23;中和層24;および透明支持体層25;を
含む感光性積層体11を有する。透明支持体層2
5を通して露光した後に、初期には破裂性容器
(図示されていない)に保有されている処理組成
物26がオーバーコート層21と受像層22との
間に分布し、ハロゲン化銀乳剤層の現像を開始す
る。処理組成物26は、処理組成物26がフイル
ム単位のカメラ外での処理中にフイルム単位の感
光性層がさらに露光するのを防ぐことができるよ
うに、たとえば米国特許第3647437号に記載の種
類の不透明化剤を含有すると好ましい。現像の結
果として、拡散性染料現像剤の像様分布が形成さ
れ、これが少なくとも部分的に受像層22に転写
される。処理組成物により提供される層が二酸化
チタンのような光反射性顔料を含有すると好まし
く、これを背景にして受像層22に形成されたカ
ラー像を見ることができる。実質的な転写像形成
の後に、処理組成物26により提供されるアルカ
リの十分な量が受像層22およびスペーサー層2
3を透過して、中和層24に達し、ここでアルカ
リの中和が生起して系のPHを染料現像剤が不溶性
で非拡散性であつて、かくして安定なカラー転写
像が提供されるPHレベルまで低下させる。 スペーサー層23および中和層24は受像層2
2と支持体層25との間に配置する以外に、支持
体層12とシアン染料現像剤13との中間に中和
層24を支持体層12に隣接して配置することも
できる。この態様では、処理組成物26により提
供されるアルカリが層13−21およびスペーサ
ー層23を透過して中和層24に達し、ここでア
ルカリの中和が前記したとおりに生起する。 前記した製品のような多色拡散転写製品の場合
に、望ましくないインターイメージ効果(重層効
果)が特定の染料現像剤またはその他の像染料提
供物質がフイルム単位に初めに組合されている乳
剤層以外のハロゲン化銀乳剤層と組合された結果
として生起する。この意図しない組合せ関係は一
般に像染料提供物質が初期に組合せられたもの以
外のハロゲン化銀層に、この「誤つた」乳剤層が
現像される前に、移動する結果として生じる。こ
の早過ぎる移動の結果、像染料提供物質がその意
図して制御されているハロゲン化銀層に留まつて
いた時に正常に有するものとは反対の拡散特性を
獲得することがある。たとえば、染料現像剤がそ
の初期に組合されていたハロゲン化銀層以外のハ
ロゲン化銀層に早まつて移動すると、この「誤つ
た」層の結果として酸化を受けて非拡散性になる
ことがあり、意図したとおりに受像層に転写でき
なくなる。そのために、転写像内の色再現および
色飽和における正確度が有害な作用を受ける。さ
らにまた、この「誤つた」層の現像の結果として
酸化を受けるべき第2の染料現像剤の1部分が還
元された拡散性状態で残り、転写されて生成した
カラー転写奪を汚すことがある。これらのインタ
ーイメージ効果は第1図を引用することによりさ
らに特別に例示できる。層16のマゼンタ染料現
像剤が赤感性ハロゲン化銀乳剤層にこの層が実質
的に現像され、層13のシアン染料現像剤の像様
分布の実質的な形成が生じる以前に逆拡散する
と、マゼンタ染料現像剤の1部分が赤感性乳剤層
の赤色露光および現像の結果として酸化され、非
拡散性になることがある。従つて、転写における
マゼンタ染料濃度の損失が生じる。さらにまた、
マゼンタ染料現像剤より先に酸化されるべきシア
ン染料現像剤の1部分が還元された形で残り、受
像層22に拡散して、転写像のシアン染料汚染を
生じさせることもある。従つて、被写体の正確な
色再現がこのようなインターイメージ効果により
妨害される。 インターイメージ効果を排除もしくは減ずるた
めに、本発明の拡散コントロール層を第1図の中
間層15および18のように、各ハロゲン化銀層
とそれらの組合された染料現像剤との間に配置す
る中間層として使用できる。これらの層内でβ脱
離重合体(1種または多種)が受けるβ脱離反応
がフイルム単位の初期の処理中においてこれらの
層が透過性になるのを確実に遅延させ、染料現像
剤を保有させ、これらの層の実質的な現像および
染料現像剤の意図された像様分の形成が少なくと
も行なわれるまで、組合されていないハロゲン化
銀層に拡散するのを実質的に防止する。拡散性染
料現像剤の「放出」は乳剤層の実質的なカブリが
最高に急速なカブリ速度で生じる前に生起すべき
である。本発明の中間層の「保有−放出」挙動が
処理期間の開始時点で染料現像剤をゆつくりした
漏れを許し、臨界的初期現像期間中は染料現像剤
をそれらの組合されている乳剤層に良好に限定滞
在させ、ついでカラー像形成物質の迅で実質的に
同時的な転写を可能にするように迅速に且つまた
実質的なで放出させるものであることは明白であ
ろう。 前記インターイメージ効果を最少にすることに
加えて、本発明重合を含む中間層は温度範囲にわ
たる正確な色再現について増加した能力を付与す
るためにも使用できる。一般に、処理が生起する
温度が低いほど現像速度および染料拡散速度の両
方が遅くなる。これらの速度がそれぞれ不適当に
遅くなると、すなわち現像速度の減低が拡散速度
の減低度よりも相対的に大きいと、色再現は染料
がその組合された乳剤層からこの層の実質的な現
像以前に分離して拡散するので有害な作用を受け
ることがある。この種の早過ぎる移動は高温、た
とえば24℃で観測される「保有」時間に比較して
低温、たとえば7℃での「保有」時間が著しく長
い性質が付与されることが見出された本発明の重
合体を含む中間層の使用により小さくすることが
できる。従つて、このような中間層は染料現像剤
をそのハロゲン化銀乳剤と組合された状態で低温
であるほど長い時間保有させてこの系をこれらの
温度でゆつくりした現像速度に適応させるととも
に、温度および現像速度の増加に従つて「放出」
を相対的に早めることができるように使用でき
る。 前記のような中間層材料として有用な本発明に
使用する重合体はまた第1図のオーバーコート層
21のように感光性要素のオーバーコート層また
はネガ成分オーバーコート層にも使用できる。た
とえば、このようなオーバーコート層を使用し
て、分布した処理組成物に最も近い染料現像剤の
早過ぎる移動を防止でき、または各種のカラー像
形成物質が受像層内の媒染部位に実質的に同時に
使用されうるようにする手段を提供できる。 本発明で意図する形式の拡散転写法で使用する
処理組成物は通常極めてアルカリ性であつて、12
より高い、多くの場合に14またはそれ以上の高い
PHを有する。一般に、この高いアルカリ性環境が
染料拡散の行為を促進し、満足すべき拡散速度お
よび像染料濃度を提供する。米国特許第3362819
号に記載されているように、フイルム単位の周囲
PHは実質的な転写像形成後に少なくとも11または
それ以下に下げて、染料像の改善された安定性を
得ることが極めて望ましい。米国特許第3415644
号はネガ成分およびポジ成分が実質的な転写像形
成後に積重した隣接関係のままである1体化フイ
ルム単位において、フイルム単位の周囲PHを転写
処理が行なわれるPHから実質的な転写像形成後に
染料転写が実施不能であるPHに進行調節すること
は像染分子の化学的および光に対する安定性の観
点で並びにネガ構造体内の残留像染料提供物質の
受像層への後処理転写を防止する観点により安定
な染料転写像を得るために極めて望ましい。 先に引用した米国特許第3362819号に記載され
ているように、フイルム単位の周囲PHの減少は処
理組成物により提供されるアルカリと不動化され
た酸反応性部位を有する層、すなわち中和層とを
中和反応させることにより達成すると好ましい。
好適な中和層はセルロースアセテート水素フタレ
ート;ポリビニル水素フタレート;ポリアクリル
酸;ポリスチレンスルホン酸;およびポリエチレ
ンの部分エステル/無水マレイン酸共重合体;の
ような重合体系酸を含むものである。 たとえば像染料濃度の減少により証明されるよ
うに、早過ぎるPH減少は中和層と分布する処理組
成物との間に、アルカリの中和層に対する拡散を
遅らせるスペーサーまたはタイミング層を配置す
ることにより防止できる。前記したように、本発
明の拡散コントロール層は既定の時間の間アルカ
リ不透過性障壁を形成し、β脱離が生起した時に
比較的アルカリ透過性状態に変化してアルカリが
迅速にして定量的に実質的な様相で中和層を横切
つて通りうるようにするタイミング層として使用
できる。 本発明に使用するβ脱離重合体を含むタイミン
グ層は米国特許第3362819号に記載の形式の受像
要素に、または前記で引用した米国特許第
3415644号および同第3594165号に記載の形式の1
体化ネガ−ポジフイルム単位の成分部品の1成分
としても使用できる。別様として、これらのタイ
ミング層および中和層は、たとえば米国特許第
3362821号および同第3573043号に記載されている
ように、ネガ成分と組合せることもできる。引用
した米国特許第3594165号に記載の形式の本発明
のフイルム単位では、これらの層をまた使用され
る透明シートに担持させて、処理組成物の適用を
促進できる。 第2図は本発明の受像要素を例示している。受
像要素27は順に、支持体層28、中和層29、
本発明のβ脱離重合体を含むスペーサーまたはタ
イミング層30、および受像層31を含む。処理
中に、受像層は処理組成物のに隣接して位置して
いる。処理組成物は受像層31を透過し、ここで
像形成が行なわれるに十分なPHを付与し、次いで
タイミング層30を通過し、そこに含有される拡
散コントロール重合体のβ脱離を生起させ、中和
層29に侵入することにより中和される。 前記したように、本発明の拡散コントロール層
のアルカリに対する透過性は重合体に適当な親水
性/疎水性バランスおよび(または)当な凝集度
を付与するコモノマー系単位の使用により、また
は必要な親水性または凝集度を付与するマトリツ
クス物質の使用より、既定の様式でコントロール
できる。一般に、疎水性および凝集度の増加はβ
脱離反応前の拡散コントロール層のアルカリおよ
び処理組成物透過性を減じる。 本発明のもう1つの態様では、新規重合体を含
むオーバーコート層をフイルム単位の受像要素ま
たはポジ成分に、受像層に隣接させて中和層の反
対側に付与することができる。フイルム単位内の
この位置にあるこの種オーバーコート層はアルカ
リまたは水性アルカリ性処理組成物に可溶である
かまたはこの組成物により可溶化される物質の拡
散をコントロールする働きをする。 タイミング層に使用される本発明に使用する重
合体の透過特性は、好ましくは初めから処理組成
物に含有されており、初期の高い処理組成物PHで
の着色形から既定の低いPHレベルでの無色の形に
色を変化する指示染料により証明されるように、
周囲PHを設定の低いレベルにまで下げるに要する
時間を測定することにより評価できる。この方式
の評価は順に、支持体、重合体系酸層、被験タイ
ミング層および受像層を含む試験構造体を使用し
て実施できる。この試験構造体の受像層に隣接し
て、同一面積で透明カバーシートを積み重ね、12
またはそれ以上のPHで高度に着色しており、約9
または10の既定の低いPHレベル以下では無色であ
る指示染料を含有するアルカリ性処理組成物をこ
のカバーシートと受像層との間に展延させる。指
示染料は、アルカリが被験タイミング層を通過
し、重合体系酸に侵入して、そこで存在するアル
カリの実質的部分の中和が起り、PHが指示染料が
無色であるレベルまで低下するまで、着色したま
まであつて、透明カバーシートを通して見ること
ができる。指示剤の実質的な「脱色」に要する時
間の測定値は一般に「脱色時間」と称される。初
期にアルカリのゆつくりした漏れがあり、次第に
より透過性になるタイミング層を含む試験構造体
は色の性急な変化は見られず、次第に脱色するの
に対し、前記の本発明のタイミング層を含む構造
体は初期の遅延の後に色の性急な変化をし、これ
はβ脱離によりタイミング層が受けるアルカリ透
過性の迅な化を証明している。 本発明に使用する重合体を含む拡散コントロー
ル層の、β脱離により比較的染料透過性状態に変
わるまで染料像提供物質がそこを通過して透過す
るのを遅延させる能力は第3図に示されている試
験構造体を用いて評価できる。このような構造体
によると、被験拡散コントロール層を通る像染料
提供物質の転写を時間の経過に従つて追跡でき
る。被験β脱離重合体材料の「保有−放出」性質
はこの物質の機能の評価と同様に、たとえば感光
性要素の中間層で評価できる。このような試験構
造体および適当な評価方法は例8および9に詳細
に記載する。 本発明に使用する重合体は式 および (各式中Rは前記定義のとおりであり、そして
R4はアルキルまたはアリールである)のアクリ
リルクロリド、無水物またはエステルと式 (式中R1、R2、R3、A、D、E、Yおよびnは
前記定義のとおりである)の1級または2級アミ
ンとを反応させ、式() の重合性単量体を形成し、次いで重合により本発
明に使用する新規重合体を生成することにより製
造できる。アクリリルクロリド中間体を使用する
場合には、反応は酸受容体の存在により促進され
る。好ましい酸受容体は使用反応条件下にβ脱離
を実質的に促進できない弱塩基である。少量の重
合抑制剤、たとえばハイドロキノンの使用はまた
早過ぎる重合の防止に望ましい。式()の単量
体は重合して本発明に使用する重合体を形成でき
る新化合物である。 本発明に使用する重合体はまた式 のN−アクリリルアミドを混合無水物中間体を形
成するために既知の方法で反応させ;混合無水物
中間体を式 の置換エタノールと反応させて、前記式()の
単量体を生成し;次いでこの単量体を重合させる
ことにより製造できる。混合無水物中間体は、た
とえばN−アクリリルアミノ酸をジシクロヘキシ
ルカルボジイミドまたはN−エチル−N′−(γ−
ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩
のようなカルボジイミド;無水酢酸または無水三
フツ化酢酸のような無水物;塩化アセチルのよう
な酸ハライド;またはクロルギ酸エチルまたはク
ロルギ酸ベンジルのようなアルキルまたはベンジ
ルハロギ酸エステルと反応させることにより生成
できる。置換エタノールと混合無水物との反応は
4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジンまたは
4−ピロリジノピリジンのような4−ジアルキル
アミノピリジン触媒の存在により促進できる。 前記の方法により本発明に使用する好ましい重
合体、すなわち前記式()の重合体を製造する
場合に、N−アクリリルアミノは式 のN−アクリリル−α−アミノ酸である。混合無
水物中間体を生成する以外に、このようなα−ア
ミノ酸を前記特定の応剤の存在下に反応させて、
式 (式中R、R2およびR3は前記定義のとおりであ
る)の2−アルケニル−5−オキサザロンを生成
する方が好ましいこともある。たとえば、
Taylor等によりJ.Polym.Sci.B、7巻597(1969)
に記載されているように、N−アクリリル−α−
アミノ酸をクロルギ酸エチルのようなアルキルハ
ロギ酸エステルと反応させて2−アルケニル−5
−オキサザロンを生成することができる。ハロギ
酸ベンジルエステルも同様に使用できる。N−ア
クリリル−α−アミノ酸を、たとえばJ.W.Lynn
によりJ.Org.Chem.24、1030(1959)および英国
特許第1121418号に記載されているように、無水
酢酸および無水三フツ化酢酸のような無水物と反
応させて環化脱水反応せしめて、2−アルケニル
−5−オキサザロンを生成できる。このようなオ
キサザロンはまたN−アクリリル−α−アミノ酸
をジシクロヘキシルカルボジイミドまたはN−エ
チル−N′−(γ−ジメチルアミノプロピル)カル
ボジイミド塩酸塩のようなカルボジイミドと反応
させることによつても製造できる。この方法によ
る5−オキサザロンの生成はChen等により
Synthesis、No.3、230頁(1979)に記載されてい
る。 例1および3に詳述するように、2−アルケニ
ル−5−オキサザロンは式 の置換エタノールを用いて次の反応式(A)に従つて
誘導できる: 5−オキサザロン環のヒドロキシ基のような親
核性基に対する反応性は既知である。たとえば、
米国特許第3488327号および前記で引用した英国
特許第1121418号を参照できる。一般に、このよ
うな反応は容易にそして高収率で進行する。しか
しながら、例1に詳述されているように、この反
応が4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジンま
たは4−ピロリジノピリジンのような4−ジアル
キルアミノピリジン触媒の使用により促進させう
ることが見出された。 2−アルケニル−5−オキサザロン中間体の使
用による本発明に使用する重合体の製造におい
て、オキサザロンは置換エタノールとの反応前
に、単離し、必要に応じて精製すると好ましい。
しかしながら、このような処理が実施できない場
合、たとえばオキサザロンが高度に反応性である
場合に、不活性溶媒中で生成させ、その場で反応
させて、所望の単量体を生成できる。 オキサザロンの置換エタノールによる誘導体化
はテトラヒドロフラン、クロロホルム、ジクロル
メタン、ジメチルホルムアミド、ベンゼン、ジオ
キサン、トルエン、アセトン、メチルエチルケト
ンおよび酢酸エチルのような不活性溶媒中で実施
できる。反応は約0℃ないし約100℃、好ましく
は約15℃ないし約35℃の温度範囲にわたり実施で
きる。反応は前記4−ジアルキルアミノピリジン
触媒の存在下に約25℃の室温で容易に進行するこ
とが見出された。ハイドロキノンまたはt−ブチ
ルピロカテコールのような重合抑制剤が少量でこ
の誘導体化反応中に存在すると好ましい。 前記方法のいずれかにより生成した単量体は塊
状、溶液、懸濁または乳化重合のような異なる重
合技法に従い重合させうる。さらにまた、この重
合はその他の適当な重合体、すなわち重合体系マ
トリツクス物質の存在下に行ない、拡散コントロ
ール層として使用できるマトリツクス系を生成す
ることもできる。重合は、たとえば適当な遊離基
またはレドツクス開始剤により、または熱もしく
は入射輻射線のようなその他の手段により、化学
的に開始させうる。化学開始剤の例としては、ア
ゾビスイソブチロニトリル、過硫酸カリウム、重
硫酸ナトリウム、過酸化ベンゾイル、過酸化ジア
セチル、過酸化水素およびジアゾアミノベンゼン
を挙げることができる。選ばれた開始手段は反応
体または反応の生成物のどちらかを実質的に分解
できずまたはこれらと有害な反応を起しえないも
のであるべきことは明白であろう。使用する触媒
の量よび反応温度は特定の要件に応じて変化させ
うる。一般に、重合は反応を25℃ないし100℃の
温度で、重合性単量体(1種または多種)の出発
時重量に基づき5重量%より少ない量で開始剤を
使用して、実施することにより十分に進行すべき
である。 本発明に使用する好ましい重合体はまた次の反
応式(B)に従い、重合体系5−オキサザロンの誘導
体化により製造することもできる: 反応式(B)は独得な方法を提供し、この方法では
置換エタノールを存在する重合体幹鎖に直接結合
させうる。この結合方法は反応式(B)により形成さ
れる側鎖基の安定性またはβ脱離速度のどちらか
に有害に作用しうる近くにある反応性側鎖基のよ
うな有害な副生成物の形成が生じない付加反応で
ある。 反応式(B)で使用される重合体形5−オキサザロ
ンは反応式(A)で使用した2−アルケニル−5−オ
キサザロンの重合により生成できる。たとえば、
Taylor等によりJ.Polym.Sci.,B,9巻、187
(1971)に記載されているように、2−アルキケ
ニル−5−オキサザロンの重合による重合体系オ
キサザロンの製製造における望ましくない転位は
オキサザロン環の4位の置換基(ここではR2お
よびR3)が水素以外である場合に最少にされ、
より純粋でより安定な重合体を高収率で得ること
ができる。従つて、反応式(B)について、R2およ
びR3は水素以外であることが好ましい。好適な
置換基R2およびR3はアルキル基である。最も好
ましくは、R2およびR3はそれぞれメチルである。
代表的な重合技法は、たとえばTaylor等による
J.Polym.Sci.,A−1,6巻、2681(1968)並び
に前記で引用した米国特許第3488327号および英
国特許第1121418号に記載されている。 2−アルケニル−5−オキサザロンは均質重合
または既定の物理的性質を付与する目的でその他
のエチレン状不飽和単量体と共混合させて、最終
的に反応式(B)により生成されるβ脱離重合体を生
成できる。別法として、既定の物理的性質は重合
体系5−オキサザロンを重合体中に導入するとそ
こに所望の性質を付与する親核性物質で誘導体化
することにより、重合体に付与できる。たとえ
ば、重合体の疎水性は重合体中に比較的疎水性の
アルキル基、たとえばn−ブチル基を相当するア
ルキルアミンまたはアルコール、たとえばn−ブ
チルアミンまたはn−ブタノール、による誘導体
化により導入して、増加させることができる。こ
のような親核性化合物を用いる誘導体化は置換エ
タノールによる誘導体化により同時に行なうこと
ができ、または各誘導体化反応を後で行なつても
よい。 反応式(B)による重合体系オキサザロンの誘導体
化はテトラヒドロフラン、ベンゼン、トルエン、
ジオキサン、酢酸エチル、メチルエチルケトン、
クロロホルムおよびジクロルメタンのような適当
に不活性で実質的に無水の溶媒の存在下に行なう
と好ましい。反応式(A)と同様に、誘導体化反応は
4−ジアルキル−アミノピリジン触媒の存在によ
り促進できる。 次例で本発明に使用する重合体の製造、それに
使用する単量体の製造および本発明を例示する
が、これらは例示のためのものであつて、制限し
ようとするものではない。 例 1 β−シアノエチル−N−アクリリル−2−メチ
ルアラニンの製造: 乾燥テトラヒドロフラン400ml中の2−ビニル
−4,4−ジメチル−5−オキサザロン111.2gの
溶液を乾燥テトラヒドロフラン400ml中に2−シ
アノエタノール56.8gおよびt−ブチルピロカテ
コール40mgを入れた撹拌されている溶液に10℃で
加え、次いで4−(N,N−ジメチルアミノ)ピ
リジン960mgを加える。混合物を約25℃の室温で
3日間撹拌する。次に、氷酢酸約1mlを加え、混
合物を室温で回転蒸発させる。残留物をジクロル
メタン900mlに溶解し、溶液を飽和塩化ナトリウ
ム溶液500mlで抽出し、次いで硫酸ナトリウム上
で乾燥させる。ジクロルメタンを蒸発させると、
白色固体が得られる。固体生成物を乾燥ヘキサン
600mlに懸濁し、混合し、過し、乾燥ヘキサン
で洗い、次いで室温および減圧下に乾燥させて、
所望の生成物115.5gを70−72℃の融点を有する白
色固体として得る。構造は赤外線および核磁気共
鳴分析法により確認した。 例 2 別法によるβ−シアノエチル−N−アクリリル
−2−メチルアラニンの製造 乾燥塩化メチレン1中のジシクロヘキシルカ
ルボジイミド103gの氷冷却した溶液に、N−ア
クリリル−2−メチルアラニン78.5gを、次いで
乾燥塩化メチレン200mlを加える。混合物を乾燥
窒素雰囲気下に約0℃で30分間撹拌し、次いで約
25℃の室温まで1時間にわたり温まるままにお
く。混合物を減圧過し、液に2−シアノエタ
ノール35.5g、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピ
リジン610mgをおよびt−ブチルピロカテコール
30mgを加える。溶液を窒素雰囲気下に室温で3日
間撹拌し、次に硫酸ナトリウム上で乾燥させる。
溶液を次いでノライト(Norite)活性炭で処理
し、過し、次溶媒を回転蒸発器上で蒸発させ
る。残留物を酢酸エチル600ml中に溶解し、過
し、液を300mlに濃縮し、次いで乾燥ヘキサン
500mlを加える。結晶化した白色固体を採取し、
乾燥ヘキサンで洗い、室温および減圧で乾燥さ
せ、70〜72℃の融点を有する所望の生成物56gを
得る。 例 3 β−(メチルスルホニル)エチル−N−アクリ
リル−2−メチルアラニンの製造 4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン122mg
を乾燥テトラヒドロフラン100ml中の2−ビニル
−4,4−ジメチル−5−オキサザロン13.9gお
よび2−(メチルスルホニル)エタノール12.4gの
撹拌混合物に加え、混合物を約25℃の室温で2日
間撹拌する。次に、氷酢酸1滴を加え、溶媒を室
温で回転蒸発により除去する。残留物をジクロル
メタン150mlに溶解し、溶液を飽和塩化ナトリウ
ムで2回抽出し、次に硫酸ナトリウム上で乾燥さ
せる。ジクロルメタンを室温で回転蒸発により除
去し、残留物を乾燥ヘキサンでスラリー化し、
過し、次いで室温および減圧で乾燥させ、所望の
生成物12.8gを97〜99℃の融点を有する白色固体
として得る。構造は赤外線および核磁気共鳴分析
法により確認した。 例 4 β−シアノエチル−N−アクリリル−2−メチ
ルアラニン97重量部およびアクリル酸3重量部
よりなる共重合体の製造 β−シアノエチル−N−アクリリル−2−メチ
ルアラニン1.5g、アクリル酸46mg、16.4重量%の
透析したダウフアツクス(Dowfax)溶液(Dow
Chemical Co.Midland,Michiganから入手でき
るDowfax2A1溶液)64mgおよび水10mlの混合物
を窒素雰囲気下に80℃に加熱する。この混合物に
水1.7ml中のナトリウムハイドロサルフアイト2.1
mgの溶液を加え、次いで水2ml中の過硫酸カリウ
ム5.5mgを加える。反応混合物を80−85℃で2時
間保持し、室温に冷却させ、次に2重量%水酸化
カリウム溶液の添加によりPH7.0に中和する。
10.2重量%の固体濃度を有する重合体エマルジヨ
ン生成物15.2gが得られる。 例 5 β−シアノエチル−N−アクリリル−2−メチ
ルアラニン96重量部、アクリル酸3重量部およ
び2−アクリルアミド−2−メチルプロパンス
ルホン酸1重量部よりなる共重合体の製造 硫酸第1鉄・7水和物0.6mg、18.3重量%の透
析したダウフアツクス溶液0.5gおよび水72.5mlの
混合物を窒素雰囲気下に90℃に加熱し、この混合
物に1時間にわたり別々の流として、 (a) β−シアノエチル−N−アクリリル−2−メ
チルアラニン28.8g、アクリル酸0.9g、2−ア
クリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸
0.3g、18.3重量%の透析したダウフアツクス溶
液0.66gおよび水78mlの混合物; (b) 水10ml中の過硫酸カリウム0.11gの溶液;お
よび (c) 水10ml中の重亜硫酸ナトリウム0.041gの溶
液; を同時に加える。 15重量%の固体濃度を有する重合体エマルジヨ
ン生成物202gを得る。 例 6 ジアセトンアクリルアミド90重量部、β−(メ
チルスルホニル)エチル−N−アクリリル−2
−メチルアラニン9重量部および2−アクリル
アミド−2−メチルプロパンスルホン酸1重量
部よりなる共重合体の製造 硫酸第1鉄・7水和物0.8mg、18.3重量%の透
析したダウフアツクス溶液0.6gおよび水50mlの混
合物を窒素雰囲気下に90℃に加熱し、この混合物
に1.5時間にわたり、別々の流として、 (a) ジアセトンアクリルアミド32.6g、β−(メチ
ルスルホニル)エチル−N−アクリリル−2−
メチルアラニン3.26g、2−アクリルアミド−
2−メチルプロパンスルホン酸0.36g、18.3重
量%の透析したダウフアツクス溶液0.79g、ト
リエタノールアミンの1N溶液2.0gおよび水75.6
mlの混合物; (b) 水20ml中の過硫酸カリウム0.13gの溶液;お
よび (c) 水20ml中の重亜硫酸ナトリウム0.05gの溶
液; を同時に加える。 添加の完了後に、混合物を90℃で2時間保持す
る。18重量%の固体濃度を有する重合体エマルジ
ヨン生成物205gを得る。 例 7 ジアセトンアクリルアミド51.5重量部、アクリ
ル酸ブチル44.0重量部、アクリル酸4.0重量部
および2−アクリルアミド−2−メチルプロパ
ンスルホン酸0.5重量部よりなるマトリツクス
三元重合体およびβ−シアノエチル−N−アク
リリル−2−メチルアラニン99重量部および2
−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホ
ン酸1重量部よりなるβ脱離性共重合体を60:
40のマトリツクス重合体対β脱離性重合体の重
量比で含むマトリツクス系の製造 硫酸第1鉄・7水和物0.015g、20.6重量%の
透析したダウフアツクス溶液4.2g、トリトン
(Triton)X−100(Rohm and Haas Corp.
Philadelphia,Pennsylvaniaから入手できる)の
100%溶液5.6gおよび水4.2の混合物を窒素雰囲
気下に90℃に加熱し、この混合物に2時間にわた
り、別々の流として、 (a) ジアセトンアクリルアミド21g、アクリル酸
56g、2−アクリルアミド−2−メチルプロパ
ンスルホン酸7g、20.6重量%の透析し混合物; (b) アクリル酸ブチル616g; (c) 水300ml中の過硫酸カリウム5.1gの溶液;お
よび (d) 水300ml中の重亜硫酸ナトリウム1.9gの溶
液; を同時に加える。 添加の完了後に、混合物を90℃で1時間保持す
る。次に温度を80℃に下げ、2Nトリエタノール
アミン91gを30分間にわたり加える。生成する混
合物に1時間にわたり、別々の流として、 (e) β−シアノエチル−N−アクリリル−2−メ
チルアラニン905g、2−アクリルアミド−2
−メチルプロパンスルホン酸9.0g、20.6%の透
析したダウフアツクス溶液5.9g、1Nトリエタ
ノールアミン34gおよび水20mlの混合物; (f) 水225ml中の過硫酸カリウム1.98gおよびトリ
トンX−100 3.0gの溶液; および (g) 水225ml中の重亜硫酸ナトリウム1.21gの溶
液; を同時に加える。 これらの添加の完了後に、混合物の温度を3時
間85℃に保持する。26重量%の固体濃度を有する
マトリツクス系8935gを得る。 例 8 透明支持体33;次式のシアン染料現像剤約
215mg/m2、 ゼラチン約430mg/m2およびサクシンアルデヒド
約16mg/m2を含む層34;および重合体系物質
2150mg/m2を含有する層35;を含む試験構造
体、第3図の32、を使用して、β脱離重合体を
評価した。層34および35は慣用のループ塗布
器を用いて支持体33上に順に塗布した。 ポリエステル清明フイルムベースを含む透明シ
ート37を試験構造体32と積層し、次いで次の
成分を含む不透明アルカリ性処理組成物を重合体
系被験物質層35と透明シート37との間に
0.071mmの間隙で導入した: 水酸化カリウム(45%水溶液) 23.94g ベンゾトリアゾール 1.33g 6−メチルウラシル 0.73g ビス−(β−アミノエチル)−スルフイド 0.06g コロイド状シリカ、水性分散液(30%SiO2)
4.48g 二酸化チタン 92.12g N−フエネチルα−ピコリニウムブロミド(50
%水溶液) 6.18g N−2−ヒドロキシエチル−N,N′,N′−ト
リスカルボキシメチルエチレンジアミン 1.82g 4−アミノピラゾロ(3,4d)ピリミジン
0.61g カルボキシメチルヒドロキシエチルセルロース
4.82g 水 100g 処理組成物を導入した直後に、試料の赤色光に
対する光学反射濃度を透明支持体33を通して、
帯記録紙を備えたマツクベス クアンタ−ログ
(MacBeth Quanta−Log)濃度計を用いて時間
の函数として記録した。時間の函数として測定さ
れた濃度は元の染料含有層34中のシアン染料現
像剤および重合体被験層35中のシアン染料現像
の濃度である。被験層35を通つて処理組成物中
に拡散した染料現像剤はそこに含有されている二
酸化チタンによりマスクされ、従つて赤色吸収に
関与しない。このやり方で、被験層を通り処理組
成物中に拡散する染料現像剤を追跡できる。時間
の函数としての赤吸収濃度の典型的曲線を第4図
に示す;この図においてt1はシアン染料現像剤が
処理組成物により湿潤した状態になるまでの時間
であり、t2はシアン染料現像剤が重合体中間層に
より引戻される総時間であり、Dpは染料現像剤
の溶解後の吸収濃度であり、そしてDfは染料拡
散後に層34および35に残存する残留シアン現
像剤の最終吸収濃度である。AとBとの間の線区
分のスロープを計算する。これは被験層が染料透
過度の変化を受ける迅速度の指標としての役目を
はたす。 この例では、前記例4および5に記載のとおり
に生成された重合体エマルジヨン生成物を前記試
験構造体に被験層35として塗布し、評価した。
表1に、t1およびt2の数値を秒単位で示し、そし
てスロープを示す。本例および次例の重合体組成
物は前記で使用したコモノマー記号で示し、全て
の部および割合は重量による。
【表】
例 9
例8に記載の試験構造体を使用して、前記マト
リツクス系AないしIを評価した。t1,t2および
スロープの数値を表2に示す。
リツクス系AないしIを評価した。t1,t2および
スロープの数値を表2に示す。
【表】
【表】
上記系の保有時間t2は処理温度が減少するほど
増加し、現像時間に比例する。たとえば、7℃で
上記系D、E、GおよびIはそれぞれ30、18、54
および36秒の保有時間とそれぞれ93、87、110お
よび64のスロープとを有する。
増加し、現像時間に比例する。たとえば、7℃で
上記系D、E、GおよびIはそれぞれ30、18、54
および36秒の保有時間とそれぞれ93、87、110お
よび64のスロープとを有する。
第1図および第2図は本発明の拡散コントロー
ル層を含む写真フイルム単位および受像要素をそ
れぞれ示す横断面図であり;第3図は本発明の中
間層を含む模範的配置図であり;第4図は本発明
の中間層の染料濃度/時間グラフである。
ル層を含む写真フイルム単位および受像要素をそ
れぞれ示す横断面図であり;第3図は本発明の中
間層を含む模範的配置図であり;第4図は本発明
の中間層の染料濃度/時間グラフである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 少なくとも一つの支持体層; 拡散転写法像提供物質をそこに組合せて有する
少なくとも一つの感光性ハロゲン化銀乳剤層; アルカリ性処理組成物透過性受像層;および式 (式中Rは水素または低級アルキルであり;R1
は水素または低級アルキルであり;R2およびR3
はそれぞれ別々に水素、低級アルキル、置換低級
アルキル、アリール、アルカリール、アルアルキ
ルまたはシクロアルキルであるか、またはR2お
よびR3はこれらが結合する炭素原子と一緒に炭
素環式またはヘテロ環式環を構成でき、または
R3は窒素原子に隣接するメチレン炭素原子に置
換されている場合に、R1と一緒になつて、置換
または非置換N−含有環の1部を形成でき;A、
DおよびEは水素、メチルおよびフエニルよりな
る群から選ばれるが、但しA、DまたはEの1個
より多くない基がメチルまたはフエニルでありう
る;Yはβ−脱離活性化基であり;そしてnは1
〜6の正の整数である)の繰返し単位を有する重
合体を含む少なくとも1つの拡散コントロール
層; を包含する拡散転写写真フイルム単位。 2 活性化基Yが式−SO2W(式中Wはアリール、
アルアルキル、アリカリール、アルキル、アルコ
キシ、アミノまたは置換アミノである)のスルホ
ン;式【式】(式中Tは水素、アルキル、アル コキシ、アミノまたは置換アミノである)のカル
ボニル基; 式【式】(式中Gはアリール、アルキル、ア ルカリールまたはアルアルキルである)のスルホ
キシド基;およびシアノよりなる群から選ばれ
る、特許請求の範囲第1項の拡散転写フイルム単
位。 3 R1が水素であり、そしてnが1である、特
許請求の範囲第1項の拡散転写フイルム単位。 4 Rが水素であり、そしてR2およびR3がメチ
ルである、特許請求の範囲第3項の拡散転写フイ
ルム単位。 5 Yがシアノである、特許請求の範囲第4項の
拡散転写フイルム単位。 6 Yがメチルスルホニルである、特許請求の範
囲第4項の拡散転写フイルム単位。 7 拡散コントロール層がマトリツクス重合体を
さらに含有する、特許請求の範囲第1項の拡散転
写フイルム単位。 8 マトリツクス重合体がアクリル酸;メタアク
リル酸;メタアクリル酸メチル、2−アクリルア
ミド−2−メチルプロパンスルホン酸;アクリル
アミド;メタアクリルアミド;N,N−ジメチル
アクリルアミド;アクリル酸エチル;アクリル酸
ブチル;ジアセトンアクリルアミド;アクリルア
ミドアセトアミド;およびメタアクリルアミドア
セトアミドよりなる群から選ばれるコモノマー系
繰返し単位を有する共重合体である、特許請求の
範囲第7項の拡散転写フイルム単位。 9 像提供物質が染料現像剤である、特許請求の
範囲第1項の拡散転写フイルム単位。 10 その組合された乳剤の原色感度範囲に対し
実質的に補色関係にあるスペクトル吸収特性を有
する像染料を提供する像染料提供物質がそこにそ
れぞれ組合されている少なくとも2つの選択的に
増感されたハロゲン化銀乳剤層を有し、拡散コン
トロール層が前記ハロゲン化銀乳剤層とそれらと
組合されている像染料提供物質との間に位置して
いる中間層である、特許請求の範囲第1項の拡散
転写フイルム単位。 11 拡散コントロール層がアルカリ中和タイミ
ング層を含む、特許請求の範囲第1項の拡散転写
フイルム単位。 12 拡散コントロール層がネガ成分オーバーコ
ート層を含む、特許請求の範囲第1項の拡散転写
フイルム単位。 13 拡散コントロール層がポジ成分オーバーコ
ート層を含む、特許請求の範囲第1項の拡散転写
フイルム単位。 14 支持体層; 拡散転写法像提供物質を組合せて有する少なく
とも1つの感光性ハロゲン化銀乳剤層を含むネガ
成分;および 特許請求の範囲第1項において定義したとおり
重合体を含む少なくとも1つの拡散コントロール
層; を感光性要素として含む特許請求の範囲第1項に
記載の拡散転写フイルム単位。 15 活性化基Yが式−SO2W(式中Wはアリー
ル、アルアルキル、アルキル、アルコキシ、アミ
ノまたは置換アミノである)のスルホン; 式【式】(式中Tは水素、アルキル、アルコ キシ、アミノまたは置換アミノである)のカルボ
ニル基; 式【式】(式中Gはアリール、アルキル、ア ルカリールまたはアルアルキルである)のスルホ
キシド基;およびシアノよりなる群から選ばれ
る、特許請求の範囲第14項の拡散転写フイルム
単位。 16 R1が水素であり、そしてnが1である、
特許請求の範囲第14項の拡散転写フイルム単
位。 17 Rが水素であり、そしてがR2およびR3が
メチルである、特許請求の範囲第14項の拡散転
写フイルム単位。 18 Yがシアノである、特許請求の範囲第14
項の拡散転写フイルム単位。 19 Yがメチルスルホニルである、特許請求の
範囲第14項の拡散転写フイルム単位。 20 拡散コントロール層がマトリツクス重合体
をさらに有する、特許請求の範囲第14項の拡散
転写フイルム単位。 21 マトリツクス重合体がアクリル酸;メタア
クリル酸;メタアクリル酸メチル;2−アクリル
アミド−2−メチル−プロパンスルホン酸;アク
リルアミド;メタアクリルアミド;N,N−ジメ
チルアクリルアミド;アクリル酸エチル;アクリ
ル酸ブチル;ジアセトンアクリルアミド;アクリ
ルアミドアセトアミド;およびメタアクリルアミ
ドアセトアミド;よりなる群から選ばれるコモノ
マー系繰返し単位を含む共重合体である、特許請
求の範囲第20項の拡散転写フイルム単位。 22 像提供物質が染料現像剤である、特許請求
の範囲第14項の拡散転写フイルム単位。 23 その組合された乳剤の原色感度範囲に対し
実質的に補色関係にあるスペクトル吸収特性を有
する像染料を提供する像染料提供物質がそれぞれ
組合されている少なくとも2つの選択的に増感さ
れたハロゲン化銀乳剤層を有し、拡散コントロー
ル層が前記ハロゲン化銀乳剤層とそれらに組合さ
れている像染料提供物質との間に位置する中間層
である、特許請求の範囲第14項の拡散転写フイ
ルム単位。 24 支持体層とネガ成分との間に位置している
中和層およびタイミング層をさらに含み、中和層
が支持体層に隣接して位置している、特許請求の
範囲第23項の拡散転写フイルム単位。 25 拡散コントロール層がオーバーコート層を
含む、特許請求の範囲第14項の拡散転写フイル
ム単位。 26 支持体層; 中和層; 特許請求の範囲第1項に定義されたとおりの重
合体を含有する拡散コントロール層;および 受像層; を受像要素として含む特許請求の範囲第1項に記
載の拡散転写フイルム単位。 27 活性化基Yが式−SO2W(式中Wはアリー
ル、アルアルキル、アルキル、アルコキシ、アミ
ノまたは置換アミノである)のスルホン; 式【式】(式中Tは水素、アルキル、アルコ キシ、アミノまたは置換アミノである)のカルボ
ニル基; 式【式】(式中Gはアリール、アルキル、ア ルカリールまたはアルアルキルである)のスルホ
キシド基;およびシアノよりなる群から選ばれ
る、特許請求の範囲第26項の拡散転写フイルム
単位。 28 R1が水素であり、そしてnが1である、
特許請求の範囲第26項の拡散転写フイルム単
位。 29 Rが水素であり、そしてがR2およびR3が
メチルである、特許請求の範囲第26項の拡散転
写フイルム単位。 30 Yがシアノである、特許請求の範囲第29
項の拡散転写フイルム単位。 31 Yがメチルスルホニルである、特許請求の
範囲第29項の拡散転写フイルム単位。 32 拡散コントロール層がマトリツクス重合体
をさらに含む、特許請求の範囲第26項の拡散転
写フイルム単位。 33 マトリツクス重合体がアクリル酸;メタア
クリル酸;メタアクリル酸メチル;2−アクリル
アミド−2−メチル−プロパンスルホン酸;アク
リルアミド;メタアクリルアミド;N,N−ジメ
チルアクリルアミド;アクリル酸エチル;アクリ
ル酸ブチル;ジアセトンアクリルアミド;アクリ
ルアミドアセトアミド;およびメタアクリルアミ
ドアセトアミド;よりなる群から選ばれるコモノ
マー系繰返し単位を含む共重合体である、特許請
求の範囲第32項の拡散転写フイルム単位。 34 拡散コントロール層がアルカリ中和タイミ
ング層を含む、特許請求の範囲第26項の拡散転
写フイルム単位。 35 拡散コントロール層がオーバーコート層を
含む、特許請求の範囲第26項の拡散転写フイル
ム単位。 36 順に、不透明支持体層、像染料提供物質を
組合せて有する少なくとも1つの感光性ハロゲン
化銀乳剤層を含むネガ成分、像染料提供物質によ
り染色できる受像層を含むポジ成分および透明支
持体層を有する複合構造体を含み、特許請求の範
囲第1項に定義したとおりの重合体を含有する拡
散コントロール層をさらに含む複合構造体を含む
感光性積層体;および 処理組成物がネガ成分とポジ成分との間に分布
されるように、フイルム単位と1体化された水性
アルカリ性処理組成物を保有する手段; を含む一体化ネガ−ポジ拡散転写フイルム単位で
ある特許請求の範囲第1項に記載の拡散転写フイ
ルム単位。 37 処理組成物が光反射性顔料を含有し、かく
して処理組成物がネガ成分とポジ成分との間に分
布されると、受像層中に形成された染料像がこれ
を背景にして見ることのできる光反射性層が提供
される、特許請求の範囲第36項の拡散転写フイ
ルム単位。 38 不透明支持体とネガ成分との間に位置する
中和層およびタイミング層をさらに含み、中和層
が不透明支持体層に隣接して位置している、特許
請求の範囲第36項の拡散転写フイルム単位。 39 順に、透明支持体、受像層に形成された染
料像がこれを背景にして見ることができる処理組
成物透過性光反射性層および像染料提供物質を組
合せて有する少なくとも1つの感光性ハロゲン化
銀乳剤層を含むネガ成分を含む感光性積層体; 感光性積層体の、透明層とは反対側に実質的に
同一の広がりで積重された透明シート; 不透明化剤を含有し、処理組成物が感光性積層
体と透明シートとの間に分布できるようにフイル
ム単位と1体化されている水性アルカリ性処理組
成物保有手段;および 特許請求の範囲第1項に定義したとおりの重合
体を含有する拡張コントロール層; を含み、この拡張コントロール層が感光性積層体
の成分または感光性積層体に隣接する前記透明シ
ートの側上のコーテイングのどちらかとして、フ
イルム単位内に包含されている、一体化ネガ−ポ
ジフイルム単位である特許請求の範囲第1項に記
載の拡散転写フイルム単位。
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